一昨週末は産業人会や高校同窓会、ふるさと会の役員会で多忙でした。そこで昨週末は那須の温泉に行ってゆったりと湯治して来ました。今週はいよいよ埼玉県西部地区少年野球夏季大会が始まります。来週末はまた同窓会と県人会があります。6月はこれらイベントで超多忙です。岩手にも二度行って来ます。 今週もしかすると梅雨入りするかもしれません。我が家の庭は、植物の爆発的成長期に入ってきました。アジサイが4種ありますがいずれも美しく咲いています。青いものも、薄赤いものも、白い大輪のアジサイも綺麗です。キュウリが伸びて実を付けてきました。プチトマトがグイグイと天高く伸びていますが、植えてもいないのにあちこちから芽が出ています。昨年の落ちた実からでしょうか。青紫蘇も茗荷もゴーヤも朝顔もどんどん生長しています。棕櫚や銀杏、みかん、枇杷の勢いはすさまじいですね。 ■ 米朝首脳会談で駆け引き続く ジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が、北朝鮮の非核化で「リビア方式」の適用に言及したことに、北朝鮮は激しく反発しました。ペンス副大統領は5月21日に放送された米フォックス・ニュースとのインタビューで、「トランプ大統領を手玉に取るような行動は、大きな過ちになる」と語り、トランプ氏が会談の席を途中で立つ可能性は「間違いなく」あると述べました。これに対し、北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官は5月24日、ペンス米副大統領の言動を「愚か」と非難し、外交が失敗した場合には「核による最終決戦」の可能性を警告しました。崔氏は、北朝鮮政府は米国に対話してほしいとお願いなどしないし、会談に出席するよう説得もしないと述べました。これに対し、トランプ米大統領は直ちに、北朝鮮の「強烈な怒りとあからさまな敵対心」を理由に、6月12日にシンガポールで予定されていた米朝首脳会談を中止すると宣言しました。慌てた北朝鮮側は直ちに金桂寛(キムゲグァン)第1外務次官がトランプ大統領を持ち上げた上で対話継続の考えを明らかにし、中止の決定を再考するよう促す談話を発表、これに対しトランプ大統領は「とても良い声明だ。彼らは(会談を)したいし、我々もそうだ」と語り、首脳会談を復活させる可能性に触れました。金正恩朝鮮労働党委員長は韓国の文在寅大統領に要請して5月26日二人が急遽、軍事境界線がある板門店で秘密裡に首脳会談を行いました。この流れだと米朝首脳会談復活の可能性もありますね。 北朝鮮の崔善姫外務次官は従来通りの手口で声明したのでしょうが、トランプ大統領には通じませんでした。この人はディール(取引)を基本に物事を考えるので、強硬姿勢には同じような形で応えます。どっちが損か得か、が基準ですから、そっちがこうならこれではどうだ、と押し返すのです。金正恩朝鮮労働党委員長は焦ったでしょう。百戦錬磨の金桂寛第1外務次官に自らの気持ちを表現させました。崔善姫外務次官の今後が心配ですね。なにしろおじさんを処刑し、異母兄を暗殺するようなヒトですから。 ■ 兎の眼・・・教育とは何か 『兎の眼』(うさぎのめ)という映画を見ました。日本の小説家灰谷健次郎氏による長編小説を、1979年に中山節夫監督、檀ふみ主演、共同映画配給で映画化したものです。ゴミ焼却場のある町の小学校を舞台に、大学を卒業したばかりの若い女性教師が直面する出来事や出逢いを通して、児童たちと共に成長する姿を描いた作品です。 22歳の新任教師である小谷芙美先生(檀ふみ)が受け持った1年生のクラスには、押し黙ってしゃべらない「処理所の子」1年生の鉄三がいました。小谷先生はどうしたら鉄三の心を開けるかと腐心します。同僚の足立先生(新克利)は、小谷先生に鉄三のタカラモノを見落としていませんかと示唆します。鉄三はハエを飼っていました。小谷先生は鉄三と暮らしているバク爺さん(下條正巳)を訪ね、どうして鉄三がハエを飼っているのか聞きます。バク爺さんには仲の良かった朝鮮人に対する当局の拷問、連れて自分に対する不当な虐待などの壮絶な過去がありました。ハエの生態に詳しい鉄三の気持ちに入り込むためにはまずハエを知らなければと考えた小谷先生は、図鑑を買い求め、鉄三の家に図鑑を置いて帰ります。
■ 京都大学の立て看板騒動 京都大学の立て看板撤去騒動がマスコミを賑わしています。1970年前後、大学は荒れました。工事も無いのにヘルメット、タオル、鉄パイプの学生がキャンパスを闊歩していました。筆者は一歩身を引いていました。京都大学の本部がある吉田キャンパス(京都市左京区)周囲の立て看板規制は、屋外広告に関する京都市条例を根拠としたものです。近年京都観光は異常なまでのヒートアップで、町中にガイジンが溢れていて泊まるところもままなりません。美観の上で立て看板は好ましくないのでしょう。これまでに大学は2回の強制撤去を実施しました。京大の立て看板規制を巡っては、卒業生の弁護士有志や市民団体が京大や京都市に規制や条例の見直しを求めるなど、反対の動きが学外にも広がっており、規制反対を訴える学生らと大学当局の攻防は持久戦に入っています。 ■ 日大アメフット部騒動 アメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学の2018年5月6日定期戦で、日大の守備選手が悪質な反則行為をしたことが大問題となりました。2018年5月23日になって、内田正人前監督と井上奨コーチがやっと記者会見し、「反則は監督からの指示だった」と言う当該選手の会見での発言を否定しました。内田正人前監督は「信じてもらえないかもしれませんが...」と言いつつ否定したのですが、確かに口が裂けても「反則してもいいから相手を壊せと言った」などとは言えないのです。それを言ったらアメリカンフットボールという競技そのものが猛批判を受けかねません。しかしこの記者会見を世論調査では8割以上が「ウソだ」と言っているそうです。スゴイですね。これでは入院したくもなろうというものです。 ■ 記者会見のブチ切れ司会者 2018年5月23日の内田正人前監督と井上奨コーチの会見で司会を務めた同大広報部顧問の米倉久邦氏の司会振りが大炎上しました。米倉氏は記者会見冒頭に名前を名乗らず、会見を1時間半を越えたという理由で打ち切ろうとし、報道陣から不満が噴出、「さっきからアナタしつこいけど」「ちょっとやめてください」「そういう仮定の質問はやめてください」「もう午後9時半過ぎましたんで」「もう同じ質問なんで打ち切ります」「(会見を)見ていても見てなくてもいいんです」などのワンマン振り、内田正人前監督が見かねて口を開こうとすると「監督、話さないでください」と制止、記者が「あなたのそういう言動が日大のブランドを傷つけると思わないんですか」と言うと、「そんなことありません」・・・強制的に会見を終了させてしまった“逆ギレ司会者”として一躍有名になりました。当の米倉氏は、共同通信社で論説委員室長を務めた元記者で、2002年に同社を定年退職した古いタイプのマスコミ人とのこと。共同通信ではワシントン特派員、経済部長、ニュースセンター長などを務めたという報道一筋の経歴を持つ“御大”ですから、同じテレビ局の別番組の担当者が同じような質問をすることに対して、イライラ、カリカリしたのでしょう。こういう記者会見はいわゆるワイドショーのネタになっていますから、モーニング、イブニング、ナイトそれぞれのワイドショーキャスターが同じような質問をするのです。米倉さんにしてみれば、「いい加減にしろ!」とブチ切れたわけです。 ■ 日大学長記者会見 2018年5月25日に行われた日大の大塚吉兵衛学長(74)の緊急会見は、那須のホテルに到着して部屋のテレビで見ていました。司会は広報部の米倉久邦氏ではなく、企画広報部の酒井誠吾次長が務めました。アメリカンフットボール部の選手が悪質な反則を犯した問題で約3百人の取材陣の前に現れた大塚学長は一連の騒動について謝罪、後手後手に回った同大の対応についても頭を下げました。この記者会見に対してもワイドショーは批判していますが、筆者はさすがに学長だけのことはあるとうなずきながら聞いていました。やはり学長の立場として言えること、言えないことはあり、それはきちんと切り分けていました。しつこく食い下がる記者に対しても慌てず臆せず、堂々と答えました。こういう学長なら早く出てきて欲しかったですが、当事者のアメリカンフットボール部指導者や田中理事長が追い掛け回されながら逃げているので出るに出られず、しかしワイドショーに吊られて世論が沸騰したものですから、もう黙ってはおられないということだったのでしょう。 ■ サブウェイの栄枯盛衰
■ コッペパン・・・福田パンがブームに火付け それでは長楕円形のパンは日本人には好まれないのでしょうか?そんなことはありません。いわゆる「コッペパン」は、潜水艦形で片手で持てる大きさの底の平たいパンです。形状はフランスの自動車のクーペと同語源のクッペパンや、アメリカ合衆国などで見られるホットドッグバンズと似ています。昔は学校給食と言えば「コッペパン」でした。それがやがて四角の食パンにとって代わられました。ところがいまやスーパーのパン売り場でもコッペパンが大ブームです。このブームに火を付けたのは盛岡市の福田パンです。福田パンは昔、昼食時に盛岡第一高等学校や岩手大学で出張販売していました。盛岡駅から徒歩で盛岡第一高等学校や岩手大学に通学する学生たちが途中で長田町の福田パンに寄って「コッペパン」を買いました。この「コッペパン」は、注文を受けてから店員が具材を挟み込むというスタイル、いわゆる自分の好きな具材でパンをアレンジできるのです。これが福田パンスタイルです。
(2018年5月28日) |