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 ギラギラ暑い日が続きます。九州のほか、梅雨明け間近の時期の、局地的集中豪雨が各地で起きていますが、我が家では全く雨の兆候がありません。ギラギラの日照、空の色、どう考えても梅雨明けの気がします。7月半ば、海の日、この時期は戸倉上山田温泉夏祭りです。過去何度も紹介しました。勇壮な冠着太鼓、あでやかな民踊流し、大好きなのです。行ってまいります。

■ 盛岡デー・イン・東京でさんさ踊り楽しみ、抽選で当たって・・・
 「板橋の夏は盛岡から始まる」・・・今年で12回目を迎える盛岡デー・イン・東京は東武東上線東武練馬駅北口のイオン板橋店で今年も行われました。ここで行われた抽選会で、連れ合いが二百人に3人の当たりGET!右のようにいろいろ頂きました。ラッキー!下記盛岡さんさ踊り

盛岡のいろいろな特産品が当たりました

■ トンカツの老舗:煉瓦亭
 トンカツの元祖はどこでしょう?東京都中央区銀座3丁目5-16の煉瓦亭ではないかという話があります。1895年(明治28年)創業の老舗洋食屋です。現在の豚カツ、オムライス、カキフライ、エビフライ、ハヤシライス、これら代表的洋食メニューのほか、食事の提供の仕方「皿にライスを盛る」着想を考案したとされています。キャベツの千切りをトンカツ(当時は「カツレツ」と呼んだ)と盛り合わせたのもこの店の考案とされています。豚カツにドミグラスソースではなくウスターソースをかけることにしたところ好評で、これがその後定番となったのだそうです。
 カツレツを考案したのは煉瓦亭二代目木田元次郎さんだと言われます。はじめはポークソテイのように焼いていましたが、これは手間と時間ばかりかかってまちの小さな洋食屋ではとても手が足りません。だったら油で揚げれば、一度に2人前でも3人前でもできる、こうした発想がヒントになって生まれたのがポークカツレツなのだそうです。天ぷら文化のニッポンならではの着想ですね。一方そのカツレツの肉を、油で火の通りが可能な限界まで厚く切り、フライ衣をつけてトンカツに仕立てたのは島田信二郎さんという方で、元は宮内省の料理人でしたが、煉瓦亭同様いまも健在な上野御徒町の「本家ぽん多」がその元祖とされています。
 オムライスは元々は賄い料理であり、手早く作れる料理として溶き卵、ミンチ、玉ねぎ、ライスを混ぜ合わせてフライパンでふっくら焼き上げた料理でしたが、客からの要望によりメニューに取り入れたそうです。1901年、煉瓦亭の従業員が食べていた賄い料理を見た利用者から食べたいと、問い合わせを受けたことがきっかけで、オムライス、ハッシュドビーフアンドライスがメニューに登場したとのこと。ハッシュドビーフアンドライスも、ハッシュドビーフアンドライス→ハッシュドライス→ハヤシライスへと名称を変更しながら受け継がれている代表的な人気メニューの一つです。
煉瓦亭外観

煉瓦亭ポークカツレツ

■ とんかつの有名店
 とんかつの名店は数多くあります。小川町ポンチ軒もその一つです。2016年11月に、キャベツの価格高騰により、ランチタイムでのキャベツのおかわりサービスを中止しました。価格が安定したら、またおかわりサービスを再開するそうですが、今はキャベツ安いけれど、再開のお知らせはありません。頻繁にテレビで紹介されるお店です。
 カツ丼鈴新も有名です。ここもテレビによく出ます。「カツ丼三兄弟」が有名です。今までの東京風カツ丼を「煮カツ丼」、大根おろしで食べる「そうすカツ丼」、タレを上からかけるから「かけカツ丼」があり、ホームページにはかけカツ丼誕生秘話が載っています。こういうお客さんがいたら有難いですね。
 我が家から歩いてすぐのとんかつとんQもいつも混んでいます。茨城県つくば市を中心に、茨城、千葉、埼玉へ店舗を展開しているとんかつ専門店で、埼玉県には春日部市とふじみ野市の2店舗しかないそうです。先日「本日定休日」という見慣れない看板を見ました。「弊社では労務改善に全力で取り組んでおり、長時間労働を是正し、月8日の休日を確保する為に定休日を実施することになりました。お客様にはご理解・ご協力いただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます」とのこと、ご時世ですね。 

とんQのとんかつ御膳 キャベツ、ライス、お新香お代わり自由

■ かつ丼戦争勃発
 揚げ物系の食材であるため、牛丼などに比べればオペレーションが複雑で多店舗化が難しいとされるかつ丼・トンカツ業界。その中で店舗数では首位に立ったかつ丼・トンカツ専門店「かつや」が好調です。ナント!埼玉県だけで39店舗もあります。トンカツ業界のライバルとの比較では、いまやとんかつ店では当たり前となったご飯・キャベツ・味噌汁のおかわり自由サービスを全国に広めたとされるとんかつ専門店「和幸」、リンガーハットの「浜勝」、「新宿さぼてん」などに差をつけて店舗数ではトップです。猛追しているのが牛丼チェーン「松屋」の低価格とんかつチェーン店「松のや(松乃家)」です。牛丼同様、同じ価格で「味噌汁付き」が売りです。低価格かつ丼業界は、すかいらーくグループが「とんから亭」、サガミチェーンが「かつたに」、ダスキンがファミリーでの利用を唱えるとんかつレストラン「かつアンドかつ」で参入するなど、活発な状況です。
 安いかつ丼では「富士そば」が火を付けたのではないでしょうか。490円かつ丼ですね。

かつ庵のロースカツ定食
 我が家の近くに新しくできた「かつ庵」はどうも「すき家」のゼンショーみたいですね。まだゼンショーグループのブランドには入っていません。おそらく実験的段階なのでしょう。1軒隣がはま寿司です。群雄割拠のとんかつ・かつ丼業界、はたして「勝つ」のは、どこなのか?

■ 「プレ金」効果あり?
 毎月末の金曜日の仕事を早く切り上げるプレミアムフライデーは果たして定着するのでしょうか?この官民挙げた取り組みは2017年2月に始まったばかりです。朝日新聞社の全国世論調査によれば、期待された個人消費の盛り上がりについて尋ねると、「効果をあげていない」が76%で、「あげている」はわずか11%だったそうです。今後について聞くと、「やめた方がよい」が49%で、「続けた方がよい」32%より多かったとのこと。年代別では18〜29歳だけは「続けた方がよい」が53%と多数派でしたが、30代以上のすべての年代で「やめた方がよい」の方が多かったそうです。長年身に染みた日本人の労働慣行ですからね。

■ 松居一代の「ブログ」、動画、いい加減にして下さい
 女優・松居一代(60)による俳優・船越英一郎(57)に対してのブログ≠ニ動画≠使った宣戦布告が大騒動を巻き起こしています。今回、松居一代から仕掛けられた、常軌を逸した愛憎劇≠ヘ、松居一代が新しい発表をするほどに彼女に対する批判が高まります。テレビも取り上げないほうがいいですね。それにしてもSNSをこのように使うのは一種の犯罪ではないでしょうか?
(2017年7月15日)


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