195  祝!紅白

 11月29日は「いい肉の日」でした。ふじみ野駅近くのSOYOCAのクイーンズ伊勢丹の後に新しい肉スーパー「ロピア」がこの日に合わせて開店しました。我が家の隣の安楽亭でも、もちろんフェアをやっていました。この日はウェスタ川越に福田こうへいコンサートを観に行きました。11月30日は秋葉原の「敦煌」で高校の同窓会の幹事会、総会じゃなく幹事会で60名集まるのですから恐れ入ります。その後タクシーで人形町に行き、高校後輩の綺麗な女性が勤めている某スナックで9千円のウィスキーをキープして、アメリカ橋や南部蝉しぐれなど歌い、帰宅したら午前1時をとっくに過ぎていました。

■ 1ヶ月半振りの岩手へ
 12月2日ははやぶさで盛岡に向かい、義兄を見舞いました。さすがに空気の冷たさが違います。義母の亡くなった大病院です。名誉院長が高校の同級生、役職定年したわけですね。今でも週4日外科の外来診察していると表示されていました。その後岩手大学で事務局長とミーティング、終わってMIUというセンターで関係者に挨拶、歩いて大学坂下の妹の家に寄り、それから盛岡市内を車で南下して義弟の家に行って、隣家の叔父さんの命日なので焼香し、その後兄弟姉妹のカラオケ宴会でした。12月3日は大事な少年野球の準決勝があるのですが、申し訳ないけれど皆さんに託して(主役は小学生ですから)、結果はスマホで頂きました。盛岡→大宮→越後湯沢と東北新幹線、上越新幹線を乗り継いで越後湯沢駅へ、車内で弁当、ビール、お酒、車では出来ない旅です。越後湯沢駅には「ぽんしゅ館」という利き酒の店があります。また駅の中にお風呂があるのです。もちろん温泉です。以前入浴して、美味しいお酒を飲んだ思い出があります。ところがただ今休業中、レジオネラ菌が検出されて、11月16日から休んでいるのです。越後湯沢に着いたら寒くない!盛岡の空気の冷たさとは違います。露天風呂の有名な宿ですが雪見酒はなりませんでした。夕食は素晴らしい!フレンチレストランの気分でした。ただ温泉宿だからか、WiFiが各部屋には届いていません。温泉宿でシコシコパソコンという人は珍しいのでしょう。しょうがないのでスマホでもらった結果をもとに、ロビー脇の喫茶コーナーで、少年野球の準決勝の結果を埼玉新聞社へメール送信、ホームページ作成、FTP転送・・・・

■ 大人の休日倶楽部パス
 12月4日は越後湯沢→東京→伊豆の稲取と、上越新幹線〜伊豆急行を乗り継ぎます。東京駅で弁当とお酒を買って踊り子号の中で海を見ながら愉しむのが至福のときです。稲取と言えば、昔銀水荘に会社の旅行で行ったことがありますが、朝から夕食バリのお刺身のついた豪華な食事でビックリしました。あの頃は高度成長期で、今から考えるとバブってましたね。その後社員旅行というもの自体が無くなりました。気心の知れた人だけでの温泉旅行に変わりました。それと、女だけの温泉旅行などのスタイルが現れ、大型バスで温泉宿に乗り付けるのは老人会とかクラブツーリズムなどの募集型ツアーになりました。したがって一泊三万円の団体さんなどと言うお客さんが激減し、大きな温泉宿は次第に経営が苦しくなり、あるところは伊藤園に、あるところは大江戸温泉物語に、またあるところは星野リゾートに身売りして必死の生き残り、ソレもできないところは、壊すカネも無く荒れ果てて見るも無残です。今回は海辺の露天風呂で有名な宿、食事が超高評価のホテルに泊まります。12月5日は伊豆急稲取からスーパービュー踊り子号で東京→軽井沢→大宮→川越→帰宅です。何やってんでしょうね?軽井沢はお茶とお買い物です。
 実はいろいろな所用をこなすのに合わせて、温泉を楽しむわけです。それというのも、JR東日本の「大人の休日倶楽部ジパング」の会員になっており、年会費を払っているので、折角のチャンスを生かそうというわけです。JR東日本全線(新幹線を含む)に加え、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線およびえちごトキめき鉄道線(直江津〜新井間)の特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席およびBRTが4日間乗り降り自由の会員限定フリーキップ¥15,000を使っての旅です。新幹線含め指定券が6回まで含まれます。
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■ 福田こうへい紅白歌合戦出場

福田こうへい
 盛岡市ふるさと大使、雫石町観光大使の福田こうへいさんの1年振りの紅白歌合戦出場が11月24日決定しました。一昨年末、事務所移籍問題勃発、紅白歌合戦には出ましたが、その後裁判沙汰になり、新曲も出せない状況が続きました。「チョット売れたぐらいで生意気だ」とか「お世話になった事務所に恩を仇で返すなんてとんでもない奴だ」などと、心無いバッシングが続きました。岩手の田舎者には辛い日々だったでしょう。筆者も心配になり、知り合いの某有名音楽出版会社社長に聞いてみたら「大丈夫ですよ。結局最後はファンです。いろいろゴタゴタがあっても、彼には根強いファンがついていますから、これはどんなに強力な逆風に遭っても、ファンが守ってくれる、そういうものです」とおっしゃいます。なるほど、「こうへい、頑張れ!」とファンの後押し凄まじく、それに応えてNHKがいち早く歌番組に再度出演させ、その後7月10日〜31日まで大阪・新歌舞伎座で初座長公演するなど、人気振りは誰もが認める不動のものとなりました。
 裁判が7月に和解となり、待望の新曲『北の出世船」(カップリング曲「男道」)も発売以来異例の売れ行きです。いかにファンが新曲を待ちわびていたかがわかります。DAMやJOYSOUNDのカラオケ人気曲でもずっと上位をキープしています。
 近年ジリ貧の紅白歌合戦の中でも特に演歌の凋落が際立ちますが、男性演歌歌手では五木ひろし、氷川きよし、福田こうへい、三山ひろし、山内恵介の5人だけです。

■ ウェスタ川越でのコンサート
 11月29日(火)ウェスタ川越「福田こうへいコンサートツアー2016〜うた魂(ごころ)〜」(ベルワールドミュージック)が「紅白出場祝い」の初舞台となりました。もちろん筆者も夜の部に駆けつけました。本人曰く「紅白出場は東北では一人だけ」だそうです。昼の部と2回公演、1,700席の大ホールを満員にする、それもソロ・コンサート、S席6,500円、たいしたものです。バックにバンドを引っ提げての舞台です。石井実とサウンドウェーブ、バンドマスター:石井さんがドラムスで、ベース、ギター、ピアノ、ヴァイオリン、サックス、シンセサイザで構成されるバンドです。民謡があるため、尺八:福田大輔さん、津軽三味線:矢吹和之さん(日本一3回)、太鼓とお囃子は民謡歌手の福士あきみさん、お馴染み“チームこうへい” の皆さんです。この日は津軽三味線昨年の日本一:澤田成十朗さんも加わりました。

■ 母孝行のゲスト出演
 実は11月26日(土)には千葉市民会館に福田こうへいのお母さんが来て踊る「増田流三周年記念公演・津軽を舞う」がありました。増田流の舞踊家元・増田龍鳳さんが主催する会で入場料5千円、三味線は津軽三味線の大物がズラリ、歌手も21名、舞踊も岩手から岩月福田会のほか、10以上の団体が出場します。そして福田こうへいがスペシャルゲスト、母孝行でしょう。在京雫石町友会の皆さんも応援に出掛けました。

■ 明治座特別公演
 2月10日(金)〜27日(月)には明治座特別公演も決まりました・・・S席(1、2階)11,000円 A席(3階)5,500円です。実は明治座での公演というのは、歌手としては大変なことなのです。1月13日(金)〜 2月5日(日)は由紀さおり特別公演、その後が福田こうへい、3月は美しくも儚い四姉妹の物語「細雪」、賀来千香子、水野真紀、紫吹淳、壮一帆が出演します。6月は氷川きよし特別公演、ここまで決まっています。昔は歌手の座長公演と言えば新宿コマ劇場が有名でしたが、廃止されて今や明治座なのです。「お客さまの要望で座長公演が実現しました。団体客のお問い合わせが多く、全公演完売、3万人動員を見込んでいます」(明治座宣伝担当)と主催者側もホクホク顔、実は今や福田こうへいの集客力は演歌界ナンバーワンで、あの氷川きよしさえも上回っているのです。福田こうへいのキャッチフレーズは、「野球は大谷翔平、民謡、演歌は福田こうへい」と同じ岩手出身の野球界のスーパースターを引き合いに、“歌の二刀流”を続けていくと宣言しています。

■ 商業演劇の主な劇場
 商業演劇が上演されることの多い主な劇場としては、帝国劇場(東宝直営)、シアタークリエ(東宝直営)、新橋演舞場(松竹系)、明治座(歌手の歌謡ショー付きの公演…「歌手芝居」が多い)、サンシャイン劇場、名古屋の御園座、中日劇場(中日新聞社グループ)、京都南座(松竹直営)、大阪松竹座(松竹直営)、新歌舞伎座、博多座(第三セクター)があります。主役には、確実な集客が見込める著名な俳優や、演歌歌手、人気アイドルなどが選ばれます。主役は「座長」と呼ばれ、観客の多くは、主役タレント目当てに劇場を訪れます。かつての歌手は、演歌歌手でもポップスやジャズを歌ったので、演歌ファンだけでなく、ポップスファンやジャズファンも集客できましたし、そうした歌手がミュージカルも演じたのでミュージカルファン以外も動員できたのですが、現在の役者は時代劇・現代劇・ミュージカル、歌手も演歌・ポップスとジャンル分けされたので、観劇人口が少ない地方都市では、各ジャンルのファンしか集客できず、地方劇場は集客に苦戦しているのが現状です。出演者から見ると、昼の部と夜の部の2部構成、芝居と歌と両方ある、しかも長期休み無しの公演は、体力的には大変きついものがあります。

■ 観客が圧倒的にお年寄り
 福田こうへいのコンサートには特徴があります。観客が圧倒的にお年寄り、それもおばあちゃんが多いのです。ウェスタ川越のコンサートも、車椅子のお客さんも何人か居ました。「おもしぇが〜」と、本人曰く「正当な日本語」で話すとお客さんがどっと笑います。老人が笑い転げる有様は、そう、綾小路きみまろのステージみたいです。お年寄りにとって、三橋美智也、春日八郎、村田英雄、田端義夫などの歌を、昔流に歌ってくれる歌手に久し振りに出会えたというのが、曲がった腰を押してでもコンサートに駆け付ける理由なのです。最後に「皆さんにお願いがあります.....また来てね」と言うとまた大爆笑、先が無さそうな人も結構来ていたからです。
 座長公演できる歌手と言えば三波春夫、美空ひばり亡き後は北島三郎が一番集客できるスター歌手でしたが、2015年1月29日、博多座で足かけ48年にわたり継続してきた1ヶ月単位の座長公演に幕を引きました。78歳となったこの日まで、回数にして4578回、スゴイですね。それだけ続けられたのは、最初と最後以外は口パクだったからというのは、知る人ぞ知るところです。その北島三郎が、「演歌界の宝だ」と言ったのですからその歌唱力はお墨付きです。水前寺清子が「これからの日本の演歌を背負って立つオトコ、大切にしなくちゃ」と言いました。由紀さおりや五木ひろしにも可愛がられています。演歌歌手では島津亜矢、コロッケ、前川清、天童よしみ、吉幾三、藤あや子、舟木一夫、五木ひろし、坂本冬美、HKT48の指原莉乃、氷川きよし、最近では福田こうへい、三山ひろし、山内恵介が座長公演デビューです。

■ 長良グループや夢グループ
 芸能界というところも、いろいろ言うに言えない、書くに書けないところがある世界です。最近ではSMAP騒動が話題になりましたネ。芸能事務所と言えば、ホリプロやジャニーズ、吉本興業、オスカープロモーション、アミューズ、エイベックス、スターダストプロモーション、ワタナベ、など、いろいろあります。演歌では長良グループが有名ですね。山川豊・田川寿美・水森かおり・氷川きよし・岩佐美咲(AKB48)・はやぶさなどが所属しています。毎年「演歌まつり」というコンサートを行っていますが、2016年はグループ外から市川由紀乃と椎名佐千子が呼ばれました。昔の人ばかり集めた夢グループも・・・・小林旭、松方弘樹、千昌夫、黒沢年雄、チェリッシュ、三善英史、狩人、保科有里などが所属しています。もともとは、2003年に狩人のマネジメントを担当するため「有限会社あずさ2号」として設立され、2006年4月に現在の名称になりました。主な事業としてはアーティストのマネジメント、夢コンサートの開催などのコンサートプロモーターの業務、カラオケマシン「カラオケ1番」を中心とした家電などの通信販売事業が中心です。炊飯器やフライパンなども売ってますよ。我が家も炊飯器買いました。また、少年野球教室を2006年6月から埼玉県三郷市/川越市で開校しており、講師の松永浩美さん(元福岡ダイエーホークスほか)や森博幸さん(元西武ライオンズ)を中心に数名の元プロ野球選手が小学生/中学生に指導を行っています。「第三回夢グループ杯 少年少女野球大会」が2016年1月に参加17チームを迎え、埼玉県・川越市民グランド他で行われました。【優勝】初雁フェローズ、【準優勝】霞ヶ関イーグルス、【第三位】竹間沢イーグルス、【第四位】上福岡第五クラブ、皆馴染みのチームです。少年野球にとっては夢グループは有難い存在です。
 ひと頃はバーニングプロが有名でしたね、あの周防さんですよ。ここらからヤバクなるのでやめときます。

■ 70歳以上医療費、自己負担増へ
 朝日新聞によりますと、厚生労働省は70歳以上の医療費の自己負担上限(月額)について、住民税を払っているすべての人を対象に引き上げる方針を固めたそうです。すでに引き上げ方針を決めている現役世代並みの所得がある人に加え、年収約370万円未満の約1,200万人も対象になります。2017年8月から順次、見直して行くそうです。医療費は「高額療養費制度」により収入に応じて毎月の自己負担額の上限が定められています。上限を超えた分は公的な医療保険などが負担する仕組みで、医療費の負担が重くなりがちな70歳以上は70歳未満より上限が低く設定されています。今回の見直しは、一定の収入がある高齢者に負担増を求める狙いがあり、年収約370万円以上の現役世代並みの所得層のほか、年収約370万円未満で住民税を払っている所得層(東京23区で単身なら年金収入が年155万円以上)も引き上げ対象に追加します。この所得層は約1,243万人と対象者が多く、財政の削減効果が大きいためとのこと。年収約370万円未満の場合、現在の4万4,400円の上限が2017年8月から5万7,600円になります。引き上げは2018年8月から実施され、例えば年収約1,160万円以上の人が月100万円の医療費を使えば、8万7,430円の上限は25万4,180円と大幅な引き上げになります。一方、高齢者は外来受診の回数が多いため、70歳以上には個人ごとに使った外来医療費の月額上限を下げる「外来特例」がありますが、年収約370万円以上の人は特例を廃止、年収約370万円未満では1万2千円の上限をいったん2017年8月に2万4,600円に倍増し、翌2018年8月には特例の廃止も検討するそうです。政府は来年度の社会保障費の自然増を1,400億円程度抑えることをめざしており、今回の見直しを実現すると、年650億円以上の予算削減効果があるとしています。
朝日新聞より
(2016年12月4日)


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