152  フレーバーストーン

 やっと立春を過ぎ、太陽高度角も高くなり、日照時間も長くなってきました。夜明けが早くなり、日没が遅くなりました。2月は雪の心配はまだ残りますが、水仙や梅も咲いて春らしくなってきました。2月6日はPAC3が配備された市ヶ谷で高校の同期新年会があり、北朝鮮はこれに配慮して、ミサイルの打ち上げを2月7日以降にすると発表しました。そしたら本当に2月7日、ぶっ放しました。

■ テレビショッピングで買ってしまった
 テレビショッピングで有名なのは何と言ってもジャパネットタカタですね。あの甲高い声、しかし筆者の心は動きません。掃除機のダイソン?魅力的なので以前勤務していた会社の工場用に買いました。
 個人的には買ったことのないテレビショッピングでついに買ってしまったのが、このフレーバーストーンです。気に入らなかったら返品していいよという、自信満々の姿勢、中国・浙江省で作っているみたいだから、品質大丈夫かなぁ?と不安でしたが、ダメなら返せば良いし・・・。何よりも購入動機となったのが、科学的に説明していたことと、サラダ油やキャノーラ油消費減って健康にもお財布にも良い、こういうのには弱いんだよね。
 これまで使っていたのはテフロン加工のフライパンでしたが、「スルッ」と快適!熱効率が良く、料理がくっつきにくいフライパン…「フレーバーストーン」というテレビショッピングの宣伝を何度か見ているうちに、ヨシ!買ってみようと思いました。

フレーバーストーン グランド4点セット 14,940円
 これまで使っていたテフロン加工のフライパンは、1〜2年で焦げつくようになってしまいました。表面がこすれて剥げてきたためでしょう。そのまま何年も使っていましたが、いい加減買い替えたい!と思っていました。

■ グランド4点セット購入
 「科学的に説明」ということの内容ですが、フレーバーストーンは独自の「スパーストーンコーティング」という特別な6層構造で、料理がくっつくのを防ぎ、分厚いステーキもムラなくきれいに作ることができるということらしいです。耐摩耗性テストでも50万回をクリアしているようなので、普通のテフロンよりずいぶん長持ちしそうです。ヨシ!というので、グランド4点セットを注文しました。14,940円です。赤色と青色が選択できるのですが、赤色のほうが料理がおいしく見えそうだったので、赤色にしました。ガスだけではなく、IHにも対応してるそうです。
 さてグランド4点セットの内訳は・・・・
 @ソテーパン…目玉焼き、ホットケーキ、餃子、焼き魚、ステーキなど、くっつきやすいお料理におすすめ(写真右上)
 Aディープパン…チャーハン、酢豚、オムレツ、パスタ、パエリアなど、ボリュームのあるお料理におすすめ(写真左下)
 Bキャセロールパン…焼く・炒めると煮るが同時にでき、カレー、シチュー、煮物、ローストチキンなど、ひと手間をかけるお料理におすすめ(写真右下)
 Cガラス蓋…3つのフライパンすべて直径24センチなので、どれにも使えます

■ 使用上の注意点
 使用する前の準備は→食器用洗剤で洗い、ぬるま湯ですすぐ→すすいだ後は、水分を拭き取って乾燥させる→フライパンの内側表面に調理用植物油を軽く塗り広げて、表面全体をコーティングする→軽く調理用植物油をしみ込ませたペーパータオルで余分な油分を拭き取る、ということと取説にかいてありました。
 また、使用上の注意点は次の3つです。
 @中火か弱火で使う
 A料理道具は、金属製は使わず、木製かプラスチックを使う
 B洗浄の際は、フライパンが冷めてから、研磨剤や強い化学薬品を使わず、食器用洗剤でスポンジでやさしく洗い、布やペーパータオルでふき取る

■ 実際に使ってみて
 なるほど卵焼きはふっくらと美味しくできて、油を使わずに焼けるし、くっつきません。ステーキ肉も焦げ目がつくように焼けます。シチューの肉はとても良い具合に火が通り、もつの煮込みも美味しくできました。満足です。

■ 日銀のマイナス金利導入はバズーカ不発?
 日銀は2016年1月29日の金融政策決定会合で、民間銀行が日銀に預けている一部の資金に0.1%の手数料を課す「マイナス金利」を導入することを決めました。このニュースで一気に日経平均株価が上がり、円安になり、日本国債が買われて長期金利が下がりました。バズーカ第3弾?この決定は、5-4の多数決ということですが、賛成は安倍内閣になって任命された人、反対はそれ以前からの人という構図で、大変分かり易いのです。
 これを受けて長期金利は下がり、国債の償還利率も史上最低になって、日銀が買い進める日本国債の利息を考えると、実はこれが狙い目ではと勘繰る人もいるぐらいです。大手行は一斉に金利を下げました。1週間後、再び円高と株安が進み、いずれも、日本銀行がマイナス金利の導入を決める前の水準に戻りました。マイナス金利の導入決定による効果は1週間で、ほぼ打ち消された格好です。
 バズーカは不発だった形ですが、冷静に考えて、銀行金利がマイナスというのは、どう考えても銀行本来の役割を逸脱しています。まるで貸金庫のように、預けたら手数料を取られるということです。借りたほうが得?と考える人が出てくるでしょう。

■ 鴻海精密工業とシャープの問題
 シャープの経営再建をめぐり、政府系ファンドの産業革新機構が3千億円規模、台湾の鴻海精密工業が7千億円を出資する支援案をそれぞれ提示していましたが、当初は産業革新機構が有利と見られていたものの、鴻海の郭台銘会長(65)が来日して経営陣に直接説明し、現経営陣を続投させ、事業売却はせずに「シャープ」ブランドを温存し、雇用も守る考えを示したことで、再建の実現可能性や経済合理性などを総合的に判断した結果、シャープ経営陣は方針を変更して鴻海を選びました。産業革新機構は主力取引銀行に債権放棄を求めていましたので、陰でこれら銀行の意思も働いたと思われます。日本の液晶技術を守るためとか、いろいろ言われていましたが、今や企業はグローバル化しており、こうした国の境界論は非現実的です。IBMだってパソコン部門を中国のレノボに売りましたし、GEは家電部門をハイアールに売りました。米国と中国の企業間のこうした関係が、日本にも波及しているということです。
 鴻海はなぜシャープを買収したいのでしょう?鴻海は受託製造業務の大半を子会社の富士康科技(フォックスコン)を通じ中国で展開し、主たるお客様はアップルです。しかし、あくまで下請けで、美味しいところはコスト削減を目指す大手企業のお客様に持って行かれます。受託して安く大量生産する同社のビジネスモデルは、中国の人件費高騰で限界に来ており、開発力抜群のシャープを傘下に加えることは、ブランドの入手とともに、メーカーとして表舞台に躍り出ることを意味しますので、喉から手が出るほど欲しいのです。

■ 芸能界とバッシング
 このところの芸能界でのニュース・・・・SMAP騒動、ベッキーの不倫騒動、テレビ東京の「開運!なんでも鑑定団」のしゃべらない司会者・石坂浩二さんの引退など、いろいろあります。前回書いた通り、「失われた20年」の結果、コミュニケーション力が非常に重視されるようになり、「仲良し」を重視する社会になって、「空気を乱さない」、「波風を立てない」ことが芸能界でも過剰に求められるようになった、ということに関連があると思います。週刊誌やスポーツ紙がワイワイ書き立てることで火が付きます。最近ではスポーツニッポン(スポニチ)や週刊文春が活躍しています。
 近年では小林幸子さんが、どぎついバッシングを受けましたね。週刊誌やスポーツ紙があることないこと書き立てて、仕事は干され、悲惨でした。ただファンは見捨てませんでした。新人時代のように、まずは地道な活動に回帰しました。そんな中でニコニコ動画に動画投稿したら話題になり、「ラスボス」としてネットで大人気になりました。昨年末の紅白歌合戦には特別出場ながらやっと復帰できました。

■ いじめの芸能界
 歌謡曲や演歌の歌手は、芸能界のドンというボスの意向で仕事が左右されるようです。一時期福田こうへいがプロダクションとの騒動でテレビから姿を消しましたが、これもボスの意向が噂されました。小林幸子も同様でした。NHK総合・火曜日の「歌謡コンサート」や「紅白歌合戦」に出れるかどうかでギャラが決まるという歌謡曲や演歌の世界ですが、NHKにもこのボスの意向が色濃く反映されてきたようです。もう一つの問題は、地方興行などでの「反社会的勢力」との絡みですね。しかし筆者の見るところ、最近のNHKはこうしたボスの意向にとらわれず、独自の判断で出演歌手を決めるようになってきました。小林幸子の復帰劇は、幸子らしいネアカの活動に、旧来ファンに加えて、新しい若者のネットファンが増えて、結局ファンの支援を無視できなくなった現れでしょう。どうも芸能界にはいじめが横行しているように見えますが、それを跳ね返せるかどうかで、残る人、消失する人が分かれるようです。

■ ベッキー頑張れ!
 ベッキーはかわいそうだというのが筆者の見解です。ゲスの極み乙女のボーカル・川谷絵音と交際し、LINEのやりとりが暴露されて、それまで清純イメージだったベッキーが、主婦層や、CM提供企業の反発を食らいました。しかし、年下の川谷絵音が妻帯者だったことを隠して仲良くなったわけで、悪いのは男です。人を好きになる感情は自然なもので、ベッキーの”略奪愛”が驚きを持って受け止められたものの、結婚しない若者の現実を考えると、むしろ略奪するぐらいの愛の形こそ現代日本に不足しているものです。略奪婚の先輩は、篠原涼子、松田聖子、永作博美、安達祐実・・・、いっぱいいます。みんな活躍してるじゃありませんか。24歳も年下の篠原涼子の気を引いた市村正親(67)はスゴイし、篠原涼子はステキだと思いますが、世間様は妻から夫を奪った女と言うように見るんですね。動物の世界ではオスがメスの気を引くために必死になるわけで、選択権はメスにあります。略奪婚だらけ、オスが他のオスからメスを略奪するのであって、メスを基準に略奪婚と言う人間の世界は現実には間違っています。よってたかってベッキーをいじめる日本社会こそおかしいのではありませんか?

■ 清原は・・・
 ただ清原はねぇ・・・。覚醒剤はイケマセン。依存症と言うなら煙草も同じですが、昔禁煙外来の医師だった高校の同期生にやめなさいと言われても吸っていましたが、やめた今では煙草のけむりがいやになりました。人間変わるものです。変われるからこそ人間だとも言えます。清原も桑田も、少年野球をやっている自分たちの息子たちが大好きでした。桑田の息子たちとは一緒に少年野球をやりました。何がこの二人の違いとなったか?そんなこと論じてもしょうがないけれど、清原のサインを欲しがっていた我が息子とともに西武球場へ行った思い出・・・、西武大好き、清原大好きの筆者は、桑田の言った言葉、「人生の逆転満塁ホームラン」を信じています。

■ インフルエンザ対策
 筆者は長年空調を生業(なりわい)としてきました。エアコンディショニングです。セントラル空調ではエアハンドリングとも言います。冬場のこの時期、暖房のポイントは湿度です。湿度を50%以上に保っていれば、インフルエンザウイルスは増殖できません。加湿器で室内を加湿することは省エネに反すると思っている人は大きな誤解をしています。湿度と言うのは空気の中に漂う水分の比率です。ウェットとドライと言うように、水分量は温度によって同じ絶対的な水分量でも相対湿度は変わります。温度を1℃上げると3%湿度が下がります。エアコンでガンガン温めるということは湿度を下げる、乾燥させることです。石油ストーブは燃やすと同時に水分も出しますが、一般的エアコンは湿度を下げます。人間の感覚は肌に触れる水分量で快適、不快を感じます。夏場のジメジメ、冬場のカサカサ、肌に不快な要素です。したがって冷房時期は除湿、暖房時期は加湿がポイントです。冬場湿度を65%にした部屋は18℃という本来寒いはずの気温でも不快に感じません。40%だったら23℃ぐらいにしなければ寒いです。すなわち、加湿すればエアコンを弱くしても良いのでトータル省エネになり、お肌にも喉にも良く、インフルエンザ対策にもなる一石〇鳥なのです。知らない人が多いんですよ。ただし加湿する水の質もポイントですが。
(2016年2月7日)


次回へ    前回へ    最新ページへ つぶやき最終回