82  侍ジャパン

 只今盛岡に居ります。日中は南関東と同じ気温ですが、朝晩はさすがに冷えます。朝の冷気にたたずめば、向かいの増田寛也さんのお母さんの実家の広大な屋敷に巨大な栗の木が何本もあって、ボタッ、ボタッと栗が落ちる音が聞こえます。大きな栗が一面に落ちて散乱しています。山の稜線がくっきりと青空と境界を成し、山の上の木が見えるほど・・・まるで眼が良くなったみたいです。それだけきれいな空気なのですね。

■ 侍ジャパン女子:IBAF女子野球ワールドカップ」4連覇!
 先週は全日本クラブ野球選手権で、「欽ちゃん球団」、茨城ゴールデンゴールズ(北関東地区・片岡安祐美監督)が、2008年以来6年ぶり3度目の日本一に輝いたことを紹介しました。野球好きの筆者ですから、今回は侍ジャパンを紹介します。侍ジャパンと言っても8チームあるんですよ。
 「トップチーム」、「社会人代表」、「21U」、「大学代表」、「18U」、「15U」、「12U」、「女子代表」です。2014年9月7日「ENEOS Presents第6回IBAF女子野球ワールドカップ2014宮崎大会」7日目。侍ジャパン女子代表は、サンマリンスタジアム宮崎でアメリカと決勝戦を戦い、3対0で勝利、同大会4連覇を達成しました。両者無得点で序盤は進み、試合が動いたのは3回裏。日本は一死から1番六角彩子(侍)が三遊間を破るヒットで出塁し、相手ショートがエラーし処理に手間取る間に、六角が判断よくホームを陥れました。日本は里投手の7安打4奪三振の力投と、二塁手・出口彩香(尚美学園大4年)の再三に渡るファインプレーなどで守り抜き、14,000人の観衆が見守る中、6戦全勝で大会4連覇を成し遂げました。


■ 六角彩子、頑張れ!
 茨城ゴールデンゴールズの片岡安祐美監督(27)が顧問をしているチームがあります。NPO法人 女子硬式野球サムライ(埼玉県富士見市針ヶ谷1-13-15)です。サムライは埼玉栄高校の卒業生達の手で創部されました。この法人は、女子硬式野球普及活動を通じ、女子硬式野球の発展に寄与することを目的としています。現在、女子硬式野球は日本各地で新チームが誕生し、女子プロリーグの発足、高校や大学、クラブチームの創部が相次いでいます。今後、女子硬式野球の競技人口はますます増えていきます。その中、2002年に創部したクラブチーム・サムライは伝統あるチームで、中学生から成人まで幅広い年代を受け入れ、活動しています。
 サムライからは日本女子代表に多くの選手を出しています。中でも茨城県日立市出身の六角彩子(ロッカク アヤコ)選手は、2010年の国際野球連盟年間最優秀女子選手(MVP)に、日本人として初めて選ばれました。男女を通じても初めてです。富士見市では先日もワールドカップ4連覇で常に活躍している六角彩子選手を星野市長が表彰しました。日本女子野球のアイドルでもあります。かわいいのにパワフルなバッティングをします。

六角彩子

■ 「18U」は高校野球
 「18U」は高校野球、甲子園で活躍した選手たち、今年は決勝戦で惜敗しました。アジア選手権は準優勝に終わりました。決勝では失策で負けました。高いレベルで凌ぎを削る韓国や台湾との戦いでは、技術や体力だけでなく、極限に近い状態で当たり前のように日頃の実力を発揮するチームが勝ちます。投手は期待どおりのピッチングでした。予選リーグ3試合で許したヒットはたった2本。継投による完全試合が2試合もありました。決勝でも森田駿哉(富山商業)が韓国打線を8回1/3を散発2安打に封じるなど、「これぞ、日本の投手力」をアジアに誇示した大会でした。

■ 「12U」は少年野球
 「12U」は少年野球ですね。仁志敏久氏が監督です。常総学院高等学校〜早稲田大学〜日本生命、読売ジャイアンツ(1996年〜2006年)、横浜ベイスターズ(2007年〜2009年)、ランカスター・バーンストーマーズ(2010年)、侍ジャパントップチーム内野守備・走塁コーチ(2013年)を務めました。侍ジャパン12U代表を目指す小学生は、自らのプレー動画をスマートフォン等で撮影し、侍ジャパン公式サイト内の特設ページから投稿することで、代表選手選考にエントリーする形で選ばれました。一般公募に、公益財団法人全日本軟式野球連盟(JSBB)各都道府県支部の推薦を加えた代表候補選手の中から、選考委員会等を経て最終的に15名の選手を選出し「第8回BFA 12Uアジア選手権」に送り出しました。埼玉県の加須ドリームから2選手が選ばれています。第8回BFA12Uベースボール選手権は8月27〜31日、フィリピンにて開催され、日本は6チーム中2位という結果に終わりました。

■ ふじみの国際交流センター
 2014年9月25日、フジテレビのスーパーニュースで「外国人の駆け込み寺」という特集を見ていたら、「ふじみの国際交流センター」の活動の様子が紹介されました。ふじみの国際交流センター(FICEC=ファイセック)は、埼玉県ふじみ野市、富士見市、三芳町を中心に、地域の外国籍の方々への生活支援、日本語指導など、多文化共生の街づくりを目的に活動しているNPOです。ふじみ野市上福岡5-4-25にあります。現在、日本人、外国人合わせた会員数が180名。また、スタッフは基本的に無報酬のボランティアです。 そんな中でもセンターの仕事に意義と楽しさを感じて、スタッフとして仕事にたずさわっている方が、日本人、外国人合わせて数十名おられます。ふじみの国際交流センターはすべてボランティアによって運営されています。 ボランティア一人ひとりの個性や特技、関心、興味に基づいて、 みんなで力を合わせてセンターを運営しています。素晴らしい!外国籍の人たちと交流したい人、外国人の生活を支援したい人、外国から来た子どもたちが日本に適応できるよう協力したい人、パソコンなどの技能を一緒に向上させたい人等々 ・・・自分の興味と志向性に合わせて協力して外国人のために奉仕しています。こういう活動が、日本の評価を高めるのだと思います。
(2014年9月27日)


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