34  もはやHDDの時代ではない

 3連休は東北でした。在京盛岡広域産業人会の旅行です。「食の視察旅行」で、盛岡広域のおいしいものをたんと味わおうと言う旅が終わりました。楽しい旅でした。
 今回のタイトルはちょっと長いですが、HDDとはHard Disk Drive、すなわちコンピュータの記憶媒体としての、HDDの時代が終わりつつあるという話です。右図で分かるように、CPUの性能が飛躍的に向上しているのに比べHDDの回転数は、全く向上していません。HDDは、高速回転する磁気ディスクをアームに取り付けられた磁気ヘッドが読み取るという仕組みです。磁気ディスクを超高速で回転させるのは限界があり、衝撃によるデータ消失リスクも高くなるので、HDDの性能向上には限界があるということです。
 それに置き換わるものとして今注目を集めているのが「フラッシュストレージ装置」です。フラッシュストレージとは、その名の通りフラッシュメモリを搭載した記憶装置です。フラッシュメモリは半導体で、通電が切れてもデータを保持できます。


■日立がHAFを世に問う
 フラッシュメモリとそのコントローラを搭載したフラッシュドライブSSDは、今ではPCなどにも搭載されるなど、高速な記憶媒体として一般的になりつつあります。筆者もデスクトップPCをSSDにして、大変快適です。HDDは日立が有名ですが、フラッシュメモリは東芝が有名です。しかしコンピュータメーカーでもある日立では、フラッシュドライブを独自に開発しました。ストレージに搭載した際に高いパフォーマンスを発揮するように、コントローラも含め日立が独自に設計・開発したフラッシュドライブが「Hitachi Accelerated Flash(以下、HAF)」です。HDDを基準に、「Solid State Drive(以下、SSD)」とHAFの違いを見てみましょう。
  HAF SSD HDD
READ 173 61
WRITE 88 60
この速度の差は歴然です。HAFはSSDを超える高いスループット性能を持っています。また、フォーマット処理を行う場合に注目すると、22.4TBをフォーマットするのに、HAF:60分、SSD:168分と、HAFはSSDよりも更に高速です。日立製作所のホームページ参照

■日本航空がエアバスA350導入
 日本航空(JAL)は欧州の航空機大手エアバスから旅客機を最大で56機調達すると発表しました。まず、中型機のA350を31機発注し、同型機25機を追加発注できる契約も締結しました。米国ボーイング社製の777の後継機として導入します。日本の航空機市場でボーイングが圧倒的なシェアを占めているのは、日本の出超の見返りでした。エアバスはANAも少し導入しており、LCCはエアバスが多いことから、ボーイングより安いのでしょう。日本でのボーイングの牙城が切り崩されることになります。 
 JALの現在の中長距離路線の主力機はボーイング777。国際線を中心に46機を保有していますが、2019年から6年間でエアバス社のA350に変更される予定です。ボーイング777は順次、姿を消していく予定で、国際線の主力機はエアバスに変わることになるようです。
 A350は燃費の良い最新エンジンに加え、炭素繊維強化プラスチックを機体に使うことで軽量化を図り、燃費性能はボーイング777よりも25%向上するそうです。導入理由については「安全性、品質、経済性、既存機の更新時期などを総合的に勘案した」と説明し、A350のライバルであるボーイング社の最新中型機787のトラブルが相次いでいたことは、今回の機種決定とは別の話だ」と説明しています。
 発注が決まったA350は31機で総額9500億円規模に達する見通しです。公的支援で再生したJALを巡っては全日空(ANA)や自民党が批判を強めているほか、国交省もJALの新規投資には「公的支援で競争環境がゆがめられていないか確認していく」との見解を示しています。米国との関係や、ボーイング社の機体製作に日本企業が大きく関係していることから、日本政府としてはJALの決定を苦々しく思っていることは間違いありません。
     
この姿は順次見られなくなるようです。

9月21日生まれの弟が泣いたのでガラガラであやすお兄ちゃん2歳5ヶ月

■三鷹ストーカー殺人
 10月8日夕方、東京都三鷹市井の頭1丁目の路上で、「女の人が刺されている」と110番通報があり、三鷹署員が駆けつけると、近くの私立高3年の鈴木沙彩(さあや)さん(18)が、首から血を流して倒れており、首や腹を刺され、約2時間後に死亡したそうです。警視庁は同日夜、日本国籍で住所不詳、職業不詳池永チャールストーマス容疑者(21)を緊急逮捕しました。現場は京王井の頭線の三鷹台駅の南東約200メートルの住宅街で、鈴木さんはつきまといに遭い、母親らがストーカー対策を警察に相談していたそうです。警視庁は守ろうとしながら守れなかったことに、改めてストーカー対策の見直しが必要と検討しているようです。

■桶川ストーカー殺人事件
 これで思い出すのは桶川ストーカー殺人事件・・・。平成11(1999)年10月26日昼過ぎ、埼玉県上尾市の女子大生・猪野詩織さん(当時21歳)が、大学に行くためJR桶川駅西口前の路上で自宅から乗ってきた自転車に鍵をかけようとしていたところを突然男に背中と胸部の2ヵ所を鋭利な刃物で刺され、即死状態でした。今回の事件のように殺すと決めて実行した単独犯よりも、このときのほうが恐ろしい。当人の周りで在りもしない中傷ビラを配ったり、父親の会社へ押しかけてねじ込んで、父親から毅然としてはねのけられると、当人を殺すと決めて、複数で襲撃計画を作り、金を払って殺させると言う代理殺人でした。これだけ露骨に嫌がらせをしていたのですから、当然本人も家族も危険を感じ、埼玉県警上尾署に告訴したにもかかわらず、正当に取り扱わないというとんでもない事件でした。依頼した小松和人(当時26歳)は北海道の湖で入水自殺し、実行犯に仲介した消防士の兄は無期懲役、実行犯や見張り役は有期刑です。「警察に殺された」という言葉が出る状況で、警察官3名が懲戒免職になりました。この事件からストーカーに対する対策が強化されました。警察は基本的に事件が起きてからでないと動けないのですが、ストーカーから市民を守ることに関してはそんなこと言ってられないので、警察が警告したり、説得したり、当人の希望によってシェルターに保護する等、様々な対策がとられて来ました。にもかかわらず、九州でおばあちゃんと母親が殺されるなど、事件はあとを絶ちません。

■オバマケア
 オバマケアとは米国での医療保険制度改革の話で、米国を今揺るがしている債務上限引き上げと政府機関閉鎖等の問題は、民主党と共和党の対立で、その原因がオバマケアと言われています。共和党の強硬姿勢の影には、ティーパーティーがオバマケアに猛反対していることがあります。共和党に対する国民の批判が高まり、オバマ大統領も強気を崩しません。世界経済の不安定要因になっており、米国政治の劣化には困ったものです。
 日本は逆で、公明党が高額医療費の収入ランク引き下げを要求、自民党はしぶしぶ妥協して、患者負担を軽減する高額療養費制度の見直しが進みます。ただし、負担増を求められる健保側は反対しています。借金してもますます借りようとする日本は、別の意味で異常です。借金すれば福祉は手厚くなるでしょうが、将来世代にツケ回す無責任発想を国民がいさめないところに、日本国の深刻な病巣があります。

■ETCカード有効期限切れ
 実は今回ETCカードが有効期限切れだったのに気付かず、バーが開かなくて、通行券を受け取って、ETC割引が効かなかったため、東北自動車道久喜ICから入り、盛岡南ICで降りて、深夜走行でしたが、¥9,750の料金でした。ETCなら¥4,900です。イタタタ・・・・
NEXCO東日本のホームページには下記説明が・・・

有効期限切れのETCカードをご利用された場合にはETCレーンの発進制御バーが開きませんので、ご走行前に必ずカードの有効期限のご確認をお願いします。また、有効期限切れのカードを使用した車両がETCレーンで停車する可能性もありますので、ETCレーンへの進入は安全確保のため20km/h以下まで減速し、徐行して通行していただきますようお願いします

 ETCカードの有効期限切れに気付かなかった自分が悪いのですが、ETCカードセンターに電話したら、自宅に送っているはずだと言います。何故気付かなかったのだろう?書留だから気付かないはずがない!帰宅して分かりました。膨大なDMの中に、ゆうメールの簡易書留がありました。印鑑を押さなくても受け取れる、あちゃ〜〜〜
(2013年10月14日)


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