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 本日は防災訓練の地域も多いのでは?災害はいつやってくるか分からないということは、2011.3.11でみんな身に沁みたのではないでしょうか。自分自身が東大の災害事例研究会で地震、雷、火事、風水害の怖さを研究していながら、あの震度5強には本当にビビリました。恐ろしい揺れの後、帰宅してまたまたビックリしました。何事もなかったかのような有様、何なの?この違い。当時勤務していた事業所は埼玉県戸田市、荒川沿いです。過去うるさいように大震災の後の「帰宅困難者」問題が言われていました。荒川の東の戸田市、西のふじみ野市、距離の20kmはゆっくり歩いても5時間、しかし、荒川を渡るのが問題でした。自転車で北戸田から会社まで通っていた筆者は、自転車で3時間以内に帰れると踏んでいました。現実は車で1時間もかからずスイスイ帰りました。全く帰宅困難ではありません。ところが都内勤務の人などは会社で夜を明かした人も多かったようです。恐れていたことが現実に起きても、場所によってまるで影響は違うことが分かりました。見直したのは、我が家の地盤の強固さ、東大地震研の裏付けで証明されました。引っ越そうかと思っていた気持ちがぐらつきました。


酸ヶ湯温泉から見た「八甲田大岳」
筆者の友人對馬省次君のあずましの里通信より転載

■情報システム部門の指示
 災害ではありませんが、今人為的攻撃の中で最も怖いのがインターネットを通じてのサイバー攻撃です。わが社の情報システム部門からの指示・・・@WindowsXpの人は、Internet Explorer 8にUpdateしてくださいAWindows8を搭載することは社内検証が済むまで禁止しますBWindows7用Internet Explorer 10はインストールしないで下さいC不審なメールは絶対に開かない、添付ファイルは実行しないでください。最新のウィルスメールはウィルスチェックを通過しますDメール、USB、CD-R等を使用した許可を得ない社内データの外部への持ち出しは、原則禁止されています。会社にとっての大きなリスクになります。パソコン等を販促用で社外に持ち出す場合は取扱に十分注意してください・・・・こんな感じです。やはり、慎重に検証していることがわかります。

■モバイルPC
 モバイル用に使っているDynaBook SS S20というノートPCは薄くて軽くて高速で重宝しています。定価30万円以上のものをずいぶん前に秋葉原で中古1万円で買いました。デスクトップも含めて、基本的に1万円以上のパソコンは買いません。そしてOSやアプリはHDD(ハードディスク)ではなくSSD(ソリッドステートディスク)に入れます。中古パソコン本体より高いSSDを入れると、新品パソコンよりはるかに高速なパソコンに変身します。シュワッチ!
 さてDynaBook SS S20のプリインストールOSがWindows Xp Professional SP2でしたから、SP3が2008年に出たことからしてそれ以前の製造ですね。ノートPCと言えば、元祖東芝、その後Panasonic Let's Noteが人気をさらいました。
 さて次回はこのノートPCがAntivirus Security Proウイルスに入り込まれた話をご紹介する予定です。


奥入瀬渓流の「阿修羅の流れ」(あずましの里通信より)
■WiFi選び
 モバイルPCと言えば無線LANです。無線LANはIEEE 802.11規格に基づいたものですが、そのなかでWiFi(ワイファイ、Wireless Fidelity)と呼ばれているのは、Wi-Fi Alliance(米国に本拠を置く業界団体)によって、国際標準規格であるIEEE 802.11規格を使用したデバイス間の相互接続が認められたことを示す名称です。たとえば、FON端末がWi-Fi認証を受けたのは2008年(平成20年)11月であり、それ以前のFONはWi-Fiとは名乗れませんでした。
 無線サービスプロバイダの月額料金は3,880円でほぼ一律となっています。唯一「docomo」だけが基本的に3,980円。また、「docomo」と「Soft Bank」は、自社の携帯電話を利用するのがその条件です。契約は、「WiMAX」を除く各社とも2年契約(更新)、いわゆる2年縛りが原則です。当然、途中解約は一定の違約金がかかります。なお、「EMOBILE」の複雑なプラン設定とあまりにも高額な違約金は大きなマイナス点です。今後は各社から様々な新規格プランの登場が予想されるので、特別な条件なしで1年更新の「WiMAX」が人気のようです。各社の「下り最大○○Mbps!」などといった宣伝競争にあおられて、通信速度というのがどうしても気になりますが、WEBサイトやYouTubeの閲覧がメインといった使い方なら実測で5Mbps程度のスピードがあれば十分なので、実は多くのユーザーにとって通信速度はそれほど重要なポイントではありません。

■公衆無線LAN
 最近、誰でも無料で利用できる公衆無線LANスポット(Wi−Fiスポット)が増えてきました。無線LANスポットは、無線LAN(Wi−Fi)を利用できる場所のことを指します。そこに「公衆」が加わると、不特定多数のユーザが無線LANを利用できる場所という意味になります。公衆無線LANスポットには、いくつか種類があります。
 1.各携帯会社提供の無線LANスポット
  契約している携帯会社の条件を満たすことでWi-Fiを原則無料で利用できる場所のことです。
  NTTドコモでは「docomo Wi-Fi」
  KDDIは「au Wi-Fi spot」
  ソフトバンクモバイルは「ソフトバンクWi-Fiスポット」
  という名前で提供されています。
 2.有料契約の公衆無線LANスポット
  Yahoo! BBなどインターネット・プロバイダーとの契約、または月額400円前後で利用できる無線LANスポット提供会社と契約を結ぶことで利用できます。
  これらのスポットでは、携帯会社は問いませんが、原則別途契約を結ぶ必要があります。
 3.無料の公衆無線LANスポット
  無料で利用できる公衆無線LANスポットです。携帯会社も選ばず、有料契約する必要もありません。
   セブンスポット:セブン・イレブンやデニーズで利用できるセブン&アイグループの公衆無線LAN
     1回最大60分のサービスを1日に3回受けられます
     また、携帯ゲーム機向けのコンテンツも配信しています
   at_STARBUCKS_Wi2:スターバックス・コーヒーで利用できる公衆無線LAN
     メールアドレスの登録だけで利用できます。ちょっとした息抜きに使えます
   LAWSON Wi-Fi:コンビニエンスストアのローソンで利用できます。Ponta会員向けのクーポンが配布されるのが特徴です
   FREESPOT:全国展開する無料公衆無線LANスポット。様々な店舗が加盟しています
   MANTA:東京メトロの駅構内で利用できる公衆無線LANスポット。駅構内図などの案内も受けられます
  セキュリティに問題がありますから、公衆無線LANでインターネットバンキングなど絶対にやらないこと、と言われています。

■FON
 FONは世界150カ国で400万スポット以上のWi-Fiアクセスポイントを有する世界最大のグローバルWi-Fiコミュニティです→クリック
筆者はBuffaloの無線LANルータを使っていますが、別にFONルータも設置して、FONメンバーすなわちFonero(フォネロ)になっています。しかもLinus(ライナス)であり、自宅をFONスポットとしてFONコミュニティメンバーに無料で提供しているので、自分も外出先でFONスポットを無料で使用できます。実際、都内などFONスポットはウジャウジャあります。
 本来はKDDIに毎月スマホで¥3,880払っているのですから、「au Wi-Fi spot」を利用すれば良いのですが、面白そうなのでFonero(フォネロ):Linus(ライナス)にもなったのです。我が家は3人3様、KDDI-au、NTT-docomo、SoftBankです。

■はだしのゲン
 島根県松江市立の小中学校の図書館で漫画はだしのゲン』に閲覧制限がかかっていた問題で、2013年8月26日に同市教育委員会が各校への制限指示を撤回する決定を下しました。歴史認識、表現の自由などのテーマで物議をかもしたこの騒動は一区切りとなりましたが、そもそもこういう決定自体ナンセンスでした。
 一方、『はだしのゲン』全10巻を刊行している汐文社はこの7〜8月の2ヶ月弱で、例年の同時期の約3倍にあたる各巻約7千冊を出荷。中央公論新社の文庫版全7巻は、例年の2.5倍程度出ているそうです。これまでも思想、教育、表現の自由など、多くのテーマのなかで議論されてきた作品ですが、これを機会に読んでみよう、読み直してみようと考える人が多い様子で、原爆の悲惨さを認識する上で、良いことです。
 右図は『はだしのゲン 1』(中央公論新社/中沢啓治)

■藤圭子
 亡くなりました。小学校の同級生の弟が熱狂的なファンでした。残念です。
(2013年9月1日)


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