10  山寺から作並

 山形と言えば、山寺の通称で知られる宝珠山立石寺、今年は50年に一度の山寺の御開帳です。山寺の御開帳期間は2013年4月27日(土)〜5月31日(金)。平安時代に創建された立石寺根本中堂に祀(まつ)られた、薬師如来坐像の姿を観ることができます。仙山線の山寺駅から仰ぎ見るその雄大な姿・・・・・ 詳しくは「山寺観光協会」のホームページをご覧下さい。


■天童温泉
 筆者はよく天童に行きます。将棋をしに行くわけではありません。グループの主力事業所があるのです。天童はなので、宿泊したら温泉を楽しみます。またそばも楽しみのひとつです。堅いけれど(^_^) 天童からつばさで帰ってくることもありますが、仙山線で仙台駅に向かうこともよくあります。天童から山形へ向かう途中で羽前千歳で仙山線に乗り換えます。

 今は新緑の山寺駅に到着。山全体にいくつものお堂が点在する山寺。山門から奥の院までは、1015段の石段を登ることで有名です。登る前に山寺名物の「力こんにゃく」を食べると、登る力が湧くとのこと。しょうゆ出し汁で煮た玉こんにゃくは、お好みでカラシをつけていただきます。
 新緑を楽しみながら石段を登り始めると、松尾芭蕉が山寺に立ち寄った際に詠んだ「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の記念碑がある「せみ塚」があります。奥の院でお参りをし、山寺随一の見晴らしの良い展望台「五大堂」に到着!1015段の石段を登った達成感を味わった後は、山形名物の木箱に盛り付けられた「板そば」を、参道にあるお店で堪能しましょう♪


立石寺五大堂から見た仙山線

 さてここからはJR東日本のPRに一役!! ≫≫50年に一度の山寺の御開帳に合わせ「新緑山寺御開帳号」が、懐かしの特急電車485系で運行します。
 運転日:5月18日(土)、19日(日)
 区 間:仙台〜山形を1日一往復。6両編成で4〜6号車が指定席
 時 刻:仙台(10:19発)⇒山寺(11:26発)⇒山形(11:42着)   山形(15:22発)⇒山寺(15:44発)⇒仙台(17:10着)

■作並温泉

 山寺駅から仙山線沿線の風景を楽しみながら作並駅へ、奈良時代に発見されたと伝わる、山峡の名湯、作並温泉。山を縫うように流れる広瀬川沿いに温泉宿が点在しています。
 筆者はのまち、雫石で育ったのでオタクです。のんびりと温泉でリフレッシュ♪ するのが何よりの楽しみです。一の坊倶楽部の会員なので、作並ではもちろん「ゆづくしSalon一の坊」に宿泊します。長い廊下を渡って「広瀬川源流露天風呂」へ。キラキラと光る新緑を眺め、広瀬川のせせらぎを聞きながらの温泉…。まさに身も心もゆるゆるとほどけます。内湯(右写真)も絶妙な湯加減、浴槽によって温度を変えています。サウナもあります。作並温泉は無色透明・無味・無臭で、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉、低張性アルカリ性高温泉で、「美女づくりの湯」と言われているとか。
 再び仙山線で仙台へ、広瀬川にかかる熊ヶ根鉄橋で電車は一時停止、眺めをお楽しみ下さい。

広瀬川源流露天風呂 鹿覗きの寝湯露天風呂 露天風呂「自然風呂」


■2002年からの金相場上昇トレンド

 長嶋茂雄氏と松井秀喜氏に国民栄誉賞が贈られ、記念品として銀のバットを金でコーティングしたものが贈られるそうです。筆者の会社では永年勤続賞として5年毎に年数×金1gを贈呈して来ましたが、下記の通り、金価格の急騰により、13年で5倍になりました。このような会社の事業と関係ない市場性/変動相場性の賞はとりやめて、今年から商品券贈呈としました。オイルショックの1973年には平均97円/gだったのが、今や55倍まで跳ね上がったのです。これを考えると、金本位制というのもあやしいものですね。
 今を遡ること15年の金価格の変動をご覧下さい。

1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013
円/g 1,069 1,014 1,105 1,296 1,399 1,472 1,619 2,287 2,659 2,937 2,951 3,477 4,060 4,321 5,107

 実は日本の金価格はアベノミクスによる円安のため、グングン上がってきましたが、4月10日の5,338円/gを最高に急落し、4月16日には一気に4,408円/gまで急落しました。金価格については田中貴金属工業鰍フページをご覧下さい。


■金が安くなっています

 米国のニューヨーク市場における金の直近限月先物価格は、長らく死守してきた1,500ドル台中盤の下値抵抗ラインを一気に下抜け、4月19日には一時1オンス1,400ドルを下抜けしました。最高値から20%を超える下げ幅は下降トレンド領域に入った事を示します。今回の下抜けで長期的な下落トレンドにあると認識すべきです。
 ここから下値模索が始まり、次の安値ラインである1,400ドル近辺、さらに下の1,200ドル台まで下げトレンドが進む可能性もあると考えられます。
 ただし、今の10年を超える金価格の上昇には、最終バブルらしい異常な上昇がまだ起こっていません。これだけの長期的大相場がこのまま静かに終わるとは思えない気がします。下げた反動で一転急上昇も?


金価格の推移

■富士山大噴火?
 4月19日TBSの「みのもんたの朝ズバッ」で三宅島の地震と富士山の噴火の関係について、過去の事例から説明していました。先日はNHKでも同じような特集をしており、その記憶があったので注目しました。ネットでも、最近起きた3つの大きな地震、4月17日の三宅島の震度5強、宮城県の震度5弱、13日の淡路島の震度6弱の発生地×印を結んだ三角形の中央が富士山であり、これはもしかすると大噴火の予兆ではないか、との説が流されています。


 3月に河口湖温泉に宿泊しました。湖畔をドライブしながら、そうだ、以前大増水でホテルの1階が浸水したことがあったと思い出した。ところが今年は3月に一気に水位が6mも低下し、湖に浮かぶ六角堂が湖畔と陸続きになって、歩いて行けるようになりました。これらについて専門家は火山活動の症状はなく、噴火の可能性は無いとしていますが、地震と重ね合わせるともうすぐ噴火するのではないかとネット上では不安を煽る書き込みがあります。

■南海トラフ巨大地震との関連性は?
 今回の淡路島の地震と、近い将来に発生が想定されている南海トラフ巨大地震との関連性は?阪神淡路大震災から18年が経ちました。国の有識者会議は南海トラフ巨大地震が発生した場合、死者32万人、220兆円以上の経済被害を想定しています。これは東日本大震災の10倍以上の被害です。南海トラフを震源とする海溝型地震が発生する場合、その40〜50年前から内陸部で地震が頻発するということが歴史的に指摘されています。南海トラフとは、静岡県駿河湾から九州東方沖に延びる深い海溝で、100年から150年単位でM8クラスの地震を周期的に発生させるとされます。江戸時代には3つの巨大地震が発生しました。どうやら南海トラフが活動期に入ったのでは?と思えてなりません。
(2013年4月20日)


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