7  セブンイレブン

 今年の桜は先週東京では満開ということでしたが、花冷えや雨で散らずにこの週末もまだ楽しめそうです。
 さて我が家の3軒隣にセブンイレブンが3月29日開店しました。すぐ近くにローソンがあるというのに・・・。コンビニ競争は大変ですね。これでクロネコメール便を出すのに便利になります。この前はふじみ野駅とショッピングモール「そよか」の間にファミリーマートが開店し、開店記念セールは大盛況でしたが、このセブンイレブンは大して混んでいません。人口の違いでしょう。
 セブン&アイ・ホールディングスは2013年2月27日、グループのコンビニエンスストア、セブンイレブンの国内店舗が2月28日に1万5千店を突破すると発表しました。1号店出店は1974年5月でした。今年3月1日に初めて出店した四国を含め、2014年2月期は1500店舗(2013年2月期は1350店)の出店を計画しているそうです。世界では、現在16ヶ国・地域で展開していますが、3月末には5万店に達する見通しだそうです。
 参考・・・ 日本のコンビニ勢力図


■ストレス
 企業のメンタルヘルス問題は年々深刻化しているようです。うつ症状を訴えるビジネスマンが増えていて、職場のストレスに悩んでいる人は少なくないと思います。ところが同じ職場で同じプレッシャを受けていても、あまりストレスを感じていない人もいて、このメンタルタフネスの個人差はどこで生まれるのだろう?と疑問に思っていたら、どうやら脳の中の扁桃体という部位の感受性によるそうです。そこで感じる不安が強くなると自律神経の中枢を刺激し、発汗やふるえなどの身体症状を引き起こすそうです。メンタルタフネスやストレス耐性の個人差は、扁桃体の感受性の差だということです。
 扁桃体の感受性は遺伝や成長期の環境における経験である程度は決まると考えられています。現実生活で注意できることは、睡眠不足やカフェイン、アルコールの摂り過ぎなど、扁桃体を刺激する行為に気をつけることくらいだそうです。受けるストレスを減らそうと努力するより、受けたストレスをどのように発散するかが大事なのだそうで、それには“自分のための時間”を定期的に作ること、短い時間でも良いので、自分の趣味やスポーツなど、100%自分のために費やせる時間を確保することだそうです。自分が楽しめることに没頭する時間を意識的に作ることによって、その長さに関わらず、“自分のために時間を使えた”という実感が重要とのこと。筆者は少年野球ですね。

■海底資源
 日本の排他的経済水域の海底で、メタンハイドレートやらレアアースやら、日本ではこれまでほとんど産出されない貴重な資源の発見が相次いでいます。独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)と東京大学大学院工学系研究科附属エネルギー・資源フロンティアセンターは共同で、深海調査研究船「かいれい」により、南鳥島周辺の水深5,600m〜5,800mの海底から採取された泥から、最高6,500ppm(0.65%)を超える超高濃度のレアアースを含む堆積物が存在することを発見しました。詳しくはコチラ頑張れ、JAMSTEC!
 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、愛知県・渥美半島の南南東沖合の海底下約330メートルの地層にある「メタンハイドレート」を分解して天然ガスを取り出す、海洋産出試験に成功しました。海底からのガス採取は世界で初めてです。メタンハイドレートとは、メタンと水が低温・高圧の状態で結晶化した物質で、「燃える氷」と呼ばれます。日本の周辺海域には多量のメタンハイドレートが存在しているとみられ、将来の天然ガス資源として期待されています。日本周辺には、太平洋側にも日本海側にもその存在が確認されています。例えば「東部南海トラフ海域」(静岡県から和歌山県の沖合にかけた海域)をモデル海域として地震探査・試掘などの調査を実施し、約1.1兆立方メートル(日本のLNG輸入量〈2011年〉の約11年分)のメタンガスに相当する多量のメタンハイドレートが存在していることを確認していました。海から資源を取り出せれば、陸より海の方が広い日本にとって、朗報です。問題は実用化のコストです。期待しています、
頑張れ、JOGMEC!

■キプロスの預金封鎖
 キプロスの経済危機でまたもや日本の株式市場が揺れています。地中海の小さな島国で、何を大げさな、と思われるかもしれませんが、問題はEUが支援の条件に銀行預金への課税を求めたことで、明日は我が身か?と考えた投資家などに動揺が拡がったのではと思います。現預金に最大約10%の税金を課すということで、その前に預金をおろそうという人が窓口に殺到し、大混乱、この資産税ともいうべきEUの救済条件に国会は猛反発、事実上、金融機関は止まった状態のまま、いわゆる預金封鎖状態に陥りました。キプロスはギリシャ系住民とトルコ系住民の間の対立で、南北に分かれています。ギリシャ系の銀行は、ギリシャの国債を大量に保有していて、ギリシャ危機に伴い、その資産を大きく毀損することになったために銀行危機となって、今回の経済危機の引き金となりました。
 キプロスは、ユーロ圏で最も税金が低いことを売りにしていた金融立国です。一時期アイスランドもそうでした。したがってお金持ちはキプロスの銀行に預金するわけです。特にユダヤ系ロシア人と言われています。「資産に一律の税をかけて没収する」なんて理不尽なことが、平然と行なわれる可能性が極めて高い、と言うことを投資家たちは知りました。実は第二次世界大戦後、世界で唯一預金封鎖を混乱を来たさず成功させた国家は日本です。昔の話ではないのです。キプロス危機に注目し、理解しなくてはいけない理由がここにあります。

■リチウムイオン電池のトラブル
 三菱自動車のプラグインハイブリッド車(PHV)に使われるリチウムイオン電池で発熱トラブルが見つかり、同社は人気車を原因が判明するまで生産・出荷を停止すると発表しました。早く原因を究明して、販売再開して欲しいものです。
 リチウムイオン電池は、積層膜に不純物が入っていたりすると、ショートして燃えるというものだけに、製造工程では厳重なクリーンエア環境が必要です。
日本の技術の粋を結集して製造されたボーイング787が、やはりリチウムイオン電池の問題で運行停止中で、ANAやJAL、及び製造に携わっている多くの日本企業は困っています。省エネ飛行機だけに、これまた早く運行再開して欲しいものです。
(2013年3月30日)


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