大井ウエスト試合結果  

東入間学童野球連盟大会

 春季大会   秋季大会   新人戦大会 

 ■56回東入間春季大会
2016年4月29日(金・祝) 開会式:富士見市第2運動公園B面 富士見市主管 受付7時〜7時半、開式8時

 2回戦   準々決勝 

東入間学童野球連盟春季大会のページ

対戦表

開会式
開会式の模様は、2016年5月3日(火)の毎日新聞朝刊に掲載されます、ご覧下さい

入場行進 揃ってないね

整列するウエスト前回第三位、右優勝第五クラブ、準優勝勝瀬キッズ

秋葉会長への連盟杯返還は倭 祐茉


毎日新聞社前田様への同社杯返還は水上康平

居並ぶ東入間学童野球連盟事務局の皆様の中に水上事務局次長の姿が

ウエストは1回戦山上がり
 【2回戦】4月30日(土) 富士見第2運動公園B面B-2 11時8分〜12時46分

チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井ウエスト 1 2 2 0 0 0 2 7
大井ブルーウィングス 0 0 0 2 0 0 0 2

勝利投手:松原寛太 本塁打:松原寛太

戦況: 大井ブルーウィングスは第74回埼玉南部春季大会でメダルをGETしています。ウエスト同様4年生まで出さなければならない苦しいチーム事情ですが、6年生が7人のウエストのほうが体力的には勝っています。ただ、伝統的に試合運びが上手く、選手がベンチの指令に従ってきびきびと動くので、油断したらやられます。5年生バッテリーは優秀だし、相当気合を入れて臨まないといけないチームです。試合前に「余裕を持て」とか「100%の力を出さずマージンを」とか、バッテリーには「八分で投げろ」とか、「ボールを投げる練習をしてきちんとボールが投げられればストライクは自然と着いてくる」とかいろいろ言いましたが、監督は「そんなこと言っても分からないんじゃないの?そもそも八分ってなんだ?って言うんじゃないの?」と言います。まあ雰囲気は分かってるんじゃないかと思いました。ヘッドコーチは、「徹底的に打撃練習をしたから絶対打つはず、そうでなければ投げた自分が報われない」と言います。結果は上記の通りですが、まあこの日の夜は大抵の家はパーティじゃないですか?それくらいのびのびと結果を出しました。
先攻ウエストは斬り込み隊長康平が1-1からガツンとレフトオーバー2塁打、この選手が打てば続く選手たちは勇気凛々、♪勝って来るぞと勇ましく ♪誓って西原出たからにゃ ♪手柄立てずに帰らりょか・・・ウエストの勝ちパターンになります。斗空が送って寛太がセンター犠牲フライ、9球で1点、ヨシヨシ。ジョーもフルカウントからセンターへヒットして続き、打席には5番聖、打撃不調で自ら左打席に替えました。右だと力が入ってポップフライが多いからというのですが、右打席のパワフルな打球も魅力です。しかしチャンスが多いクリーンアップで結果を残したいと言う本人の希望、いろいろやってみたいと考えることはアッパレです。この打席はファウル2本、フルカウントまで粘って7球目レフトフライチェンジ。その裏寛太は見逃し三振、空振り三振、ショートゴロで三者凡退に仕留める上々スタート。
2回表ウエストは1死後5年生幸也が空振り三振、しかしボールが捕手の横に転がっています、「走れ〜〜〜!」と言われて慌てて走り出しました。打者走者の背後から1塁送球、当てないように投げようとすると得てして・・・となるわけで1塁後方へ、1死2塁の頂き物のチャンス、こうなったら4年生蓮のやることは一つですがあくまでストライク狙い、ボール、ボール、ストライク、やり易い球でなければ見逃して良いのです、4球目コツンと転がしました、猛然と突っ込んできたファーストが捕って3塁送球、しかしサードが捕球してタッチしない、封殺と思ったのでしょうか?野選となってしまいました。当然祐茉の初球に蓮2盗、捕手は2塁送球の振りをしてピッチャー後方でセカンドが捕って3塁ランナーが飛び出したら送球アウトを狙うトリックですが、ウエストはそんな罠にはまるチームではありません。1ストライク後の2球目祐茉はコツンと転がしてスクイズ成功、なお2死3塁、打順は1番に還って康平、1-1からまたしてもレフトへガツン、蓮ホームイン、レフトは余りにも打球が強烈だったので後方へこぼしてしまい康平2塁へ、2番斗空はファウル、ボール、ファウル、ファウルの後セカンドゴロで康平残塁。しかしウエストの誇る1番打者、打撃が良く足が有り、守備が良く肩もある、だけど、も少し背が欲しいという面はありますが、そんな康平がふじみ野クラブに選ばれなかったのは不思議でなりません。昨年など6年生4人全員が選ばれましたが、例年のウエストから選ばれる選手たちと比べたら絶対当確だと思っていたので、余程セレクション当日不調だったのでしょうか?しかし4年生の時上野台ファイターズと連合して「上野台ウエスト」としてライオンズ杯で優勝した時のキャプテン、大活躍でした。また、昨年の第72回埼玉南部春季大会で5年生ながらウエストから唯一優秀選手に選ばれた選手ですから、以前からふじみ野市内にはその名前が轟いていたはずなのですが...♪くもりガラスを ♪手で拭いて ♪あなた明日が見えますか...さざんかの宿を歌ってしまいたくなる今日この頃。おっと歌っていてはいけません、続きです、2回裏寛太は4番空振り三振、5番サードフライ、6番歩かせましたが、7番空振り三振と好調です。
3回表ウエストの攻撃は3番から、これはもう点が入らないほうがおかしいという打順、3番寛太がフルカウントから綺麗にレフト線に流しました、そして長い足を生かしたストライドで一気に2塁を陥れました。ピッチャーは2塁けん制しましたがセンターへ抜けたのを見て3塁へ、無死3塁で4番ジョーがこういうチャンスを逃すわけが有りません・・・と書きたいのですが、しばしば力んでショートフライ、なんてことがあるので、「力むな」、「転がせ」、「力を抜け」、「ミートだ」とやかましいウエストベンチ、追い込まれながら1球見送って4球目強いゴロがショート横へ、ここは石川良く捕って1塁送球、しかしセーフとなる間に寛太ホームインして4点目、ところがジョーはピッチャーのけん制で1塁へ戻れず、1−2塁間タッチアウト!「どうしてそうなるんだ!」と怒られました。5番聖はガツーンとセンターオーバー、他の選手ならホームランですが3塁打止まり、キャプテンはまた怒られました。「ホラ見ろ、塁に残っていれば1点じゃないか」...続く6番柚もレフトへ流して2塁打、聖ホームインして5点目、ところが今度は柚がピッチャーのけん制で2塁タッチアウト!しょんぼりベンチへ帰って来たら「何をしたいんだ、お前は!」と怒られました。幸也は1−2塁間へ内野安打、柚はまた怒られました。「ホラ見ろ、塁に残っていればチャンスが続いたじゃないか」...タイムリーを打っても怒られる、悲しい選手ですが全然メゲナイから怒られても多分落ち込まないでしょう。蓮ピッチャーゴロでチェンジ。今年のウエストは塁上アウトが異常に多いので、ずいぶん損しています。3回裏寛太は8番から三者連続三振、3回で早くも7三振です。ここまで見ると、ああこれはコールドゲームだなとフツウの人は思うでしょうが、今年のウエストはそうは行かないのです。安心するのか、気が抜けるのか、はたまたもっと野球をやっていたいのか、
ダメ押しが無いのです。
4回表9番からの攻撃のウエストは三者凡退、ホラ始まった。「マズイ、流れがアッチ行ってしまう」つぶやきがウエストベンチから漏れます。その裏寛太は2番打者に粘られ、9球目根負けして歩かせました。「ヤバイ」ウエストベンチの声、3番石川主将の打球はライトへ、「イカン、ヤバイ、ヤバイ」ウエストベンチの声、ライトの頭を越して打球がテンテン...センターの斗空が俊足飛ばして必死に追います、幸也も追います、なんとか3塁打で止めましたが1点返されました。4番は空振り三振で1アウト、5番サードゴロ、康平捕って本塁送球しようとしましたが、ウエストベンチからの「1塁でイイ!」と言う声に応え2アウトとしました。監督は「今のはホームでも良かったな」とつぶやきました。確かに点差があるので安全を見て1点やっても良いですが、康平が捕ったときの走者の位置と康平の肩を考えればその通りです。選手を信じて、余りにも安全パイを追う消極的な守りから、攻めの守りをしたほうが相手から見たらいやなチームとの印象になります。本塁送球してセーフ、野選となっても、「殺してやる〜」という気迫は相手に伝わります。流れを持って来るのは打撃ではなく、多くは好守備や好走塁です。投手にとっても自責点が少なくなりますからそのほうが有難いのです。塁上ランナー居なくなってここでスパッと抑えて次の回と行きたいところですが歩かせてしまいました。しかし2盗図った走者を聖が刺してチェンジ。捕手としての聖は昨年の大和のようにキャッチャーフライへの反応が素晴らしいわけではありませんが、寛太の速くてどこへ来るか分からない球に対してパスボールをしません。これは素晴らしいことです。ピッチャーが安心して投げられるキャッチャーというのが一番良いのです。
5回表ウエストの攻撃寛太はセカンドゴロ、この志賀兄弟の弟4年生は実に上手い、堅実な守備をします。まあブルーウィングスの内野陣は皆上手いので容易には抜けません。続く4番ジョーはいつもなら引っ張るのですが、それならとばかりに強烈におっつけてセカンド強襲のヒット、2盗しましたが後続倒れ2塁残塁。その裏三者凡退。
6回表ウエストも三者凡退、ブルーウィングスも三者凡退、と簡単に書きましたが、ブルーウィングスは1番からの好打順でした。ファーストゴロは柚が自らベースを踏み、2番、3番はいずれもセカンドライナー、ウエストの蓮も4年生ですが、グングン上手くなって、最近では安心して見ていられます。さあ、いよいよ最終回へ、7回まで行けるリズム感というのが冨士川監督が大事にしていることです、ヨカッタ、ヨカッタ。
ウエストは1番康平からの好打順、1-1から打ってイイ当たり〜〜!しかしショート飛びついてライナーキャッチ、上手い!さすが石川主将、アッパレ。ヒットを損しちゃった。2番斗空も2-2から吸い込まれるようにショートフライ、2アウトになってしまいました。打席には3番寛太、ストライク、ここで新井監督がタイムを掛けてマウンドへ、2死無走者で1球投げた場面です、ピンチでもないのに...何か感じたんですね、内野陣が集まって何やら話しています。「マトモに行くな、ボールでいいから」ということでしょう。これは当然、ここまで追加点を阻んできたのですから、ここで打たれたら致命的です、当然の指示であり、逆だったらウエストも同じ指示をします。2-2から打って打球がスゴイスピードでライトを襲います、抜けた〜〜〜〜、富士見第2運動公園で寛太の足ですからこれはもう悠々ホームラン。ヤッパリピッチャー5年生、良く抑えてきましたが、歩かせるわけには行かなかったか。続く4番ジョー負けじとレフトオーバー、しかしこちらはサッカー場のネットがあり2塁打、もうダメ、ピッチャー交代、石川主将がマウンドに向かいます。打席には5番聖、センターへヒットしてジョーホームイン、左打席へ転換して2安打とはスゴイ。6番柚に「続け〜、打て〜」と言うウエストベンチですが、ピッチャーフライでチェンジ。その裏ブルーウィングスは4番から、サードゴロ、これは康平ですから難なくアウト、5番ライト線へ打ち上げ、追って追ってポトリ、これくらい捕ってよ、という当たり、2塁打になってしまいました。6番ファーストゴロは進塁打となって2死3塁、ここで代打ですがいきなり出てきて寛太の球ではキツイ、フルカウントから空振り三振、ゲームセット。この富士見第2運動公園B面での富士見市親善大会準決勝で新所沢ライノーズと戦って、負けるはずの無い相手だな、と感じながらタイブレークで自爆轟沈して以来3週間、練習試合を含め5戦連続勝ち無しの長いトンネルをやっと抜けました、ヤレヤレ

 【準々決勝5月3日(火・憲法記念日) 11時〜 富士見第2運動公園B面C-2

チーム 1 2 3 4 5 6 TB 総計
大井ウエスト 0 1 1 2 0 0 4 0 4
勝瀬キッズ 0 2 0 0 2 0 4 1X 5

敗戦投手:田口 成 本塁打:熊倉 柚

戦況: ウエストは上記の如くやっと長いトンネルを抜けて、エンジンがかかってきましたが、まだまだ理想の「無敵の強さ」に達しておらず、悪い癖が抜け切れません。5月1日には朝霞第五小学校へ行って川合ランバー旗Aグループ予選第2戦、若松ブルーウィングスと対戦し、17-6と圧勝しました。若松ブルーウィングスは朝霞市の春季大会でガッツナインとの決勝戦を控えて、ウエストに勝って弾みをつけようと思って試合を申し込んできたのだと思いますが、チョット前なら良かったけれど、東入間春季大会が始まって火が点いたウエストの勢いの前に、怒涛のように押し流されました。余りのウエスト打線の猛打に、ホームグラウンドに詰め掛けた若松ブルーウィングス応援団も息を呑み、ボー然。トンネル抜けて、シュッポー♪、シュッポー♪のウエスト列車、とどまるところを知りません。さあ、勝瀬キッズとの対戦、ここ数年度々対戦して、昨年は2勝0敗、一昨年は4勝1敗、2013年は2勝0敗、2012年と2011年、2009年は1勝0敗、2010年、2008年は対戦無し、すなわちこの8年で11勝1敗です。負ける気がしないチームなのですが負けました。何故か?自滅です。得点はすべて打点、打って取りました。タイブレークになったら負けるという今期、気持ちが弱いのです。注意すべき選手は1番林(大)と3番丹羽と考えていました。
 2回表に先頭打者4番ジョーがサードのエラーで生きました。強い当たりでレフトがカバーしましたが、強襲ヒットと言うよりこれぐらい捕ってよという当たりです。聖がフルカウントから四球を選びましたが、これを捕手の岡野がパスボール、ジョーは3塁へ、キッズは前進守備を敷きます、そこで投球前に聖は誰も居ない2塁へ走りました。こういうところは野球が分かっているということ、例年のウエストなら当たり前ですが、今年はコレが当たり前でない選手も...無死2、3塁で柚、フルカウントから空振り三振、幸也には1ボールからの2球目スクイズを命じ、しっかりバットでとらえて強い当たりでしたが成功、1点先行しました。ウエストの勝ちパターンです。2回裏の2失点は、5番打者のレフトフライ、上がった瞬間「ヨシ!」と思いました。ところが追い方がまずく、センター方向へ蟹走り、頭を越されてヒットにしてしまい、6番打者のファーストファウルフライ、「ヨシ!」と思いましたが、これまたすぐ下がって前に出て捕る基本ができず後ろへポロリ、助かった打者は四球を選び、7番打者はサードゴロ、1塁へ投げるかと思ったら2塁送球、野選となりました。すなわち普通なら三者凡退のところ無死満塁となって、ここで8番レフト前タイムリーで1点、1死後1番林(大)選手のライト犠牲フライで逆転されました。
 ウエストはすぐさま3回表2死から斗空の叩き付けた打球がセカンドの頭を越してヒット、2盗して寛太の当たりは高く舞い上がる、ライトフライだなと思ったら、予めものすごく深く守っていたセンターとライトが打球を追って、アレアレ、落ちた、思いのほか大きい打球、3塁打で同点に追い着きました。ジョーは1ボール後の2球目打ってショートゴロでチェンジ。3回裏クリーンアップをセンターフライ、空振り三振、ファーストゴロの三者凡退、こうなったら流れはウエストに来ます。
 4回表には5番聖がレフト線流して2塁打、6番柚の打球は強烈、ライトを破る2ランホームランで突き放しました。勢いは幸也のバットにも乗り移ります。2-2から3本連続ファウルで粘ります。そして8球目死球、流れは完全にウエストへ、こうなったら行け行け、代走柊哉、蓮1球目は見送ってストライク、2球目ファウルで柊哉は1塁へ戻ります、3球目ヒットエンドラン敢行、センター返しの良い当たり、しかし1塁走者の動きを見てショート林(大)選手が2塁方向へ走ったところに打球が来て、捕ったところは2塁を越えていましたが、ちょうど柊哉が走って来てランナーにタッチ、1塁送球アウトのダブルプレー、しまった、先に柊哉に走らせておくんだったと後悔しましたが先に立たず。祐茉ピッチャーゴロでチェンジ。その裏勝瀬キッズは6番打者がセンター前にヒットして、足のある走者なので2盗狙いましたが聖が刺しました。7番は四球で出て、寛太の暴投で2進、更に3盗狙いましたが聖が3塁送球、タッチアウト。せっかくのチャンスを逃すちぐはぐな攻撃、ここがウエストにいつも最後はやられる要因か?
 しかしウエストも丹羽投手の力投の前にダメ押しできません。5回裏ボールが多く球数の多い松原投手に対し9番打者に代打を出した勝瀬キッズ、狙い通り歩いて1番林(大)選手に回ってきました。結果論ですがピッチャーの替え時を間違いました。4回79球とアップアップの寛太、4-2とリードして5回からスパッとジョーで行くべきでした。もしくは打ち気の無い代打を歩かせた時点も替え時でした。マークしていた林(大)選手にレフトオーバーの2塁打を打たれ無死2、3塁、2番ショートゴロ、1点はあげますと1塁送球アウト、3塁ランナーホームインに続いて2塁ランナー林(大)選手が3塁回って加速、本塁めがけてまっしぐら、ボンヤリしていた柚が気付いた時既に遅し、同点となりました。3番丹羽も歩かせて、もう限界、ピッチャー交代してマウンドにはジョー、4番、5番連続三振の見事なリリーフ。
6回表、ウエストは4番ジョーから、ストライク、ファウルで追い込まれ、3球目高い球、見送って、一瞬間が抜けて「アウト!」のコール、クサイ球カットと言うけれど、ジョーから見たら自信を持って見送った球、これはしょうがなし。投球に勢いが有るとこういうこともあります。聖空振り三振、柚サードファウルフライ、丹羽投手の球に力がある証拠です。その裏ジョーは6番からピッチャーゴロ、セカンドゴロ、ショートライナーで三者凡退に切ってとる見事なピッチングでタイブレークへ。
表のウエストの打席は7番から、スクイズのサインでバットを引き3塁走者ジョータッチアウト、空振り三振であっというまに2アウト、蓮ショートゴロで無得点、ウエストがタイブレークで無得点というのはいつ以来か?幸也は2回裏スクイズを決め、4回裏粘って死球出塁して乗っていただけに、ここが幸也だったら?言ってもしょうがありません。ジョーはその裏先頭打者9番、5回裏代打の選手に替わり6回表からセンターに入った林(大)選手の弟4年生に対し、連続ボールから1球ストライク、そしてボール、更に次の球押し出し四球でサヨナラ。ジョーは責められません。スクイズのサイン見逃しではなく、バットを引いて、挟まれて、自らタッチアウトされました。これが送りバントならボールだから引きますが、スクイズです。何なのコレ?ウエストは何を教えてるの?と言われそうで、穴があったら入りたい。そんなわけでウエストベンチとしては恥ずかしくて声も無し。ナイスリリーフのジョーも自らタッチアウトされては気落ちするのも当然です。ベンチとしてはその時点で、これは負けたと思いました。ジョーは自責点ゼロの敗戦投手となりました。
4失点のうち3点が取られなくて済んだ失点ですからこれは負けます。ショートゴロで2塁ランナーが還るなんて恥ずかしくて穴があったら入りたい。例年のウエストなら楽に勝っていました。もうこれで4大会終わってしまいました。開幕15連勝の2013年と何が違うんだろう?6年生は1人多いのです。やはり守りです。レフト、ライトとファーストを鍛えないと、またはポジション変更・・・そして選手同士の声掛け、ピンチでの励まし、やはり2013年とはここが根本的に違います。一瞬の緊張とリラックス、この呼吸法からして教え直さないといけないようです。
勝瀬キッズは林(大)選手の2回裏の犠牲フライと4回表の併殺をとった守備、5回裏の好打後の好走塁と、攻守にわたる活躍が勝因ですが、勝利を呼び込んだのは丹羽投手の力投です。丹羽投手には(シャレではありません)7三振奪われました。すなわち投球に力がある良い投手です。4回裏の走者連続刺殺で流れを手放したキッズを、5回裏ウエストの守備のボーンヘッドで生き返らせました。まあ、そうは言っても負けたのはベンチが悪いということです。折角相手ベンチが流れを放棄してくれたのですから、スパッと勝つべきでした。野球は投手です。試合終了後、ふじみ野市の柏木会長に慰められました。「残念だったねぇ。途中までは勝つと思ったけれど。若松に大勝したって聞いたよ。それにしてもキャプテンは球速くなったねぇ」と...これがすべてですね。野球はストライクが入らないと、守っているバックのリズムが生まれません。

結局、みずほ台ヤンガースが優勝

詳細は東入間学童野球連盟のホームページをご覧下さい。連盟事務局次長の水上さんや事務局の斉木さん(上福岡第五クラブ)、鈴木さん(上福岡イーグルス)と共に準決勝、決勝をずっと見ていました。決勝が終わった後、連盟の役員の人たちが話しているのが聞こえました。「今回の大会はもしかするとBEST4が総入れ替えでもおかしくないような大会だったね」・・・と。確かにみずほ台ヤンガースだって楽勝だったわけではありません。初戦は上福岡JFGにあわや負けそうでした。その上福岡JFGも竹間沢イーグルスとのタイブレークを制しての2回戦でした。三芳ドリームズは昨年の東入間新人戦の準優勝チームですからメダルGETは順当とも言えますが、それも1回戦水谷フェニックスとの激戦に辛勝したからこそです。第3位の大井少年ファイターズも上福岡パワーズにあわやのところまで追い詰められましたが、相手のボーンヘッドに助けられました。同じく勝瀬キッズも大井ウエストのボーンヘッドに助けられてタイブレークに持ち込んで勝ち上がりました。確かに絶対的本命が居たわけではありませんが、結果的にはみずほ台ヤンガースが優勝したのは当然と思いました。ウエストの今年度初戦の練習試合の相手はみずほ台ヤンガースで、9-1でウエストが勝っていますが、練習試合は所詮練習、野球に勝つのはこうするんだよと渡辺監督に教えてもらったような大会でした。こういう守りが良くて強打もあるチームに勝つのは、相手がお手上げになるような強烈な破壊力の攻撃ができるチームです。シーズン当初のウエストはそういうチームだったということですが、自滅するようでは勝ち上がれません。秋葉会長は大会が4日間、足掛け6日間で終わったスピード振りに、大変喜んでいました。
ところで5月1日(日)ランバー旗予選リーグ第2戦若松ブルーウィングスに17-6で勝ったウエストですが、5月3日(火・憲法記念日)に行われた全日本学童軟式野球大会朝霞市予選会兼朝霞ライオンズ旗争奪野球大会で若松ブルーウィングスはガッツナインと7回フルに戦って1-0で勝ちました。今期両チームと戦って圧勝しているウエストが、埼玉南部春季大会で1回戦負けしたり、市内春季大会で2回戦負けしたり、東入間の大会でメダルを逃したのは、攻撃力があるのに守りで自滅するからです。勝ちを取りこぼしているのです。練習試合でも最後の最後に自滅するパターンが多くありました。「中押し」と「最後の守り」が課題ということは、何が足りないからか、若松ブルーウィングス戦にその答えがあります。若松ブルーウィングスのような試合巧者を相手にしたら、四球やエラーはすぐ点に結びつきます。四死球無く、ガッチリ守って失点しない、もしくは相手がシコシコ得点するなら、それでは追い着けないほどドバドバ得点して勝つ、いずれかです。
[追伸]
その後の話です。5月3日全軟連朝霞予選会に惜敗したガッツナインは、翌日朝霞市民総体予選で4-0と若松ブルーウィングスを下し、7日の決勝では7-0とコールドで勝って優勝しました。3試合いずれも完封ゲーム、ウエストから見たらどちらのチームの投手も、点を取れないはずはないのですが・・・?

 ■57回東入間秋季大会  ふじみ野市主管
2016年9月4日(日) 開会式:ふじみ野市多目的グラウンド 開式9時15分(受付8:30〜9:00) 組合せは東入間学童野球連盟のHP参照

 1回戦   2回戦   準々決勝   準決勝   決勝 

東入間学童野球連盟秋季大会のページ

対戦表

開会式
9月4日(日) 9時15分〜

ふじみ野市多目的グラウンドの人工芝を踏みしめて、伊藤勉審判の号令でウエスト10名の入場行進スタート


心配された雨も降らず、しかし曇り空の下での入場行進・・・まあまあ揃ってますね(リツいないし...)


整列 誘導の樋口審判員 今大会は珍しくカップ返還がありません...手持ち無沙汰です

 【1回戦9月4日(日)10時31分〜 ふじみ野市多目的グラウンドB-1

チーム 1 2 3 4
竹間沢イーグルス 0 0 0 0 0
大井ウエスト 3 5 3 × 11

勝利投手:田口 成 本塁打:無し

戦況: ウエストは今期竹間沢イーグルスとは初対戦です。竹間沢イーグルスは4月29日の東入間春季大会1回戦で上福岡JFGとタイブレークの末敗れましたが、その前の埼玉南部春季大会では勝瀬キッズを破り準決勝進出、4月17日優勝したファイヤーナインズに敗れましたが、堂々の第三位でした。大型バッテリーの活躍が光りました。南部春季大会BEST8には東入間勢5チーム、新座勢3チームが残り、BEST4には竹間沢イーグルスと大井ブルーウィングスが残りました。東入間春季大会BEST4はみずほ台ヤンガース、三芳ドリームズ、大井少年ファイターズ、勝瀬キッズで、南部と東入間の春季大会は直近にもかかわらず、どちらのBEST4にも残ったチームは無し、これが意味するものは、今期絶対的に強いチームは居なかったということです。なにしろ東入間春季大会1回戦で竹間沢イーグルスを破った上福岡JFGは南部春季大会で1回戦敗退、大井ウエストやみずほ台ヤンガースも1回戦敗退です。勝瀬キッズと大井少年ファイターズは南部春季大会BEST8まで進みました。三芳ドリームズは2回戦で栗原ビーバーズに1−9大敗しました。竹間沢イーグルスと共に光ったのは大井ブルーウィングスの快進撃です。2回戦で、あの若松ブルーウィングスを5−0シャットアウト、水谷フェニックスを4−1撃破、準々決勝では大井少年ファイターズを6−5破りました。しかし2週間後の東入間春季大会2回戦で大井ウエスト松原寛太の力投の前に2−7敗れました。大井少年ファイターズは埼玉西部夏季大会3回戦で大井ウエスト松原寛太に0−8完封負け、こうしてみると大井ウエストが絶対的に強いはずなのですが、その前にいつも立ちはだかったのが勝瀬キッズ丹羽投手です。今期3連敗、タイブレーク負けの後は2戦連続シャットアウトです。7月10日の松本旗準々決勝では押しに押して10残塁、1点が取れませんでした。
 夏休みに入り、ウエストの6年生たちは、夏休み中、田口助監督や平山コーチ他の支援の下、毎日朝練に励みました。勝瀬キッズに負けて以降、練習試合、公式戦で、新所沢ライノーズ、富士見エンゼルス、柏原アローズ、武蔵コンドル、霞ファイヤーズ、ニュー長瀬ドラゴンズ、上福岡第五クラブ、大井少年ファイターズと対戦し、負けがありません。毎日欠かさず朝練に励んだことで、連帯感が高まり、こんなに頑張ったんだから、これで負けたらしょうがないという境地まで達したのでしょうか、特に合宿明け、雨だったりお盆休みでも自主的に練習して、見違えるようなたくましさになりました。ちょうど6年前、今の高3が6年生だったころ、優秀な選手が揃っていながら前半戦絶不調、夏休み中、毎日朝練に励み、合宿の途中観音様にお祈りした結果、南部秋季大会で1回戦からすべてコールドゲームで優勝しました。今年も同じように努力して、これならもう今どこにも敵は居ないという自信満々で臨んだ毛呂山町長杯大会で、5戦で失点2、得点28で優勝した翌日、東入間秋季大会を迎えました。竹間沢イーグルスは8月28日に若松ブルーウィングスと練習試合をして、7回フルで0−11敗れたようです。ウエスト今期最多失点は若松ブルーウィングス戦の6点です。しかしこの試合では17点奪って11点差付けて勝っています。したがって竹間沢イーグルスがどんなに強かろうと今は負けないと思っていました。


埼玉南部少年野球連盟のホームページより

 前日毛呂山町長杯大会準決勝、決勝、連投で完投勝利した松原寛太、ウエストはダブルエースなので、寛太〜ジョーで勝とうと思っていたら、寛太が投げたいと言うので投げさせました。本来はこんなところで無理して肩やひじを壊してはまずいのですが…。そんなわけでこの試合はジョーしか居ません。しかし防御率1点台ですから全く心配していませんでした。この日は不動のオーダーを初めて変えました。1番祐茉、9番康平です。3割打者の祐茉をトップバッターに持ってきて少しでも得点チャンスを増やせるかどうか試したわけです。ウエスト歴代優秀記録をご覧になればわかりますが、ダブルエースがウエスト史上エースでは最も良い防御率、捕手が史上最高の盗塁刺殺率、最少逸球数でバッテリーが安定していますから、あまり得点を意識することもないのですが、今後の大会で勝瀬キッズの丹羽投手のような好投手と相対して1点を取ることが重要になったとき、先制パンチは重要な分岐点となるからです。1、2番が出てクリーンナップでドドンと返す、このパターンが実現すれば、今のバッテリーなら勝ったも同然です。オーダーをいじることには超保守的な冨士川監督ですが、失点を心配することが少ない今だからこそ試してみようかという気になったのでしょう。1番祐茉、9番康平は「大当たり」でした。いえ、バッティングではありません、死球が・・・
 ということで、「続きは後で...」の続きです。ウエストは後攻、このところジョーはすべてジャンケンで勝って後攻を取ります。もしかすると必勝ジャンケン特訓したのかもしれません。1回表竹間沢イーグルス1番打者は投手の東原選手背番号1、ファウル、ボール、ファウルの後ポーンとバットをボールにぶつけるバッティング、力があります、打球がグングン伸びてライトの頭越え、2塁打です。2番見逃し三振、3番四球で1死1、2塁、4番ファウル、ボール、ファウルの後サードゴロ、康平2塁送球、アウト、併殺はならず、2死1、3塁、走るかなと思いましたが、さすがに2死、そんな冒険はしません。5番打者空振り三振で2者残塁、さすがジョー。その裏新打順で斬り込み隊長を委ねられた祐茉、ニンベン付ければ倭です。ピッチャーは大柄な東原投手、かつてはファイヤーナインズのエースと並ぶ速球投手でした。しかし投球練習の時から力を抜いたピッチング、加減して投げてるなという印象でした。祐茉に3ボール1ストライクから四球与え、斗空への2球目に祐茉2盗、斗空はコツンと転がす送りバント、捕手の1塁送球逸れて、無死1、3塁、すぐ2盗して無死2、3塁でクリーンナップ、願ってもない理想的パターン、寛太打ってセンター右を襲う特大飛球、ホームランか?エンタイトル2ベースで2者生還、上野台小学校ならなぁ〜、2点先取、ジョーへの初球3盗、超特急寛太の足は止められません。ウエスト首位打者ジョーはこのところチャンスはほとんどものにします、2ボール1ストライクからバシッとセンターにライナーで運び3点目、聖への1球目にジョー2盗、聖はピッチャーゴロで1アウト、さあ柚だ、行け70mラインオーバー、しかしデッドボール、イテテテ、1死1、2塁、当然送りバント、ファウル、しっかりヤレ!ファウル、2ストライクとなっても送りバント、必殺1球で決める練習をさんざんやっていますから、2球ファウルなんて本来アリエナイ、しかし3バントファウルでアウト、監督怒り心頭、ツカエナイ、即交代。8番空振り三振、これはしょうがない、4年生で6年生のボールを打てというほうが酷、しっかり守ってくれれば良い。いきなり3点先制、ヨシヨシ。
 2回表ジョーはピッチャーフライ、見逃し三振、空振り三振、11球で三者凡退。その裏9番新打順康平から、ウエストの場合9番には足が速くて出塁率も高い打者を置きます。1番に繋げる意味で、8番で終わっても9番が1番打者と同じ意味を持つ狙いです。確率的にクリーンアップの後大体7、8番で打線が切れるので、9番は重要な意味を持つ打順なのです。ボール、ボール、ストライク、ファウル、選球眼の良い康平は簡単には打たず、2球目のストライクを狙っていました。5球目東原投手の手元が狂ったか、ボールがヘルメットのひさしを直撃、頭部死球なので臨時代走は前の打者蓮、打席には1番祐茉、ボール1からの2球目脇腹デッドボール、コントロールがおかしくなっています。斗空への1球目ワイルドピッチで無死2、3塁、これはダメだ、矢谷監督タイムをかけてピッチャー交代、ファーストと入れ替えで大里投手登板、ここで斗空がコツンと転がします、スクイズです、蓮ホームイン、2塁から祐茉が2ラン狙って俊足飛ばします、ピッチャーは捕って1塁送球、しかし斗空は超俊足、内野安打となりました。早くも5−0、寛太への初球ストライク、斗空走ってもはやキャッチャーも投げません、投げても無駄です。次の球寛太の打球は目の覚めるような強烈なライナーが代わったばかりの背の高い東原1塁手の頭上を越えて3塁打、6−0、打席には4番ジョー、またもや矢谷監督出てきて、たった3球でピッチャー交代、川口主将がマウンドへ、林選手がショートから捕手へ、大里選手がショートへ回りました。時間は刻々と過ぎて行きます。ウエストが目指す「7回までキビキビ野球」がまったく不本意ながら出来ません。7球の投球練習終えてジョーへの初球はボール、2球目カキーンとレフト前、7−0、ジョー2盗、5番聖もレフトへヒットして2盗、無死2、3塁、この回7人目の打者柚はレフトへ打ち上げてアウトになりましたが飛距離は十分、ジョータッチアップからホームイン、8−0、幸也四球、蓮に3バント命じたら小フライ、ピッチャーダッシュしてキャッチ、これは上手い、康平にこの回2打席目が回ってきてサードゴロ、チェンジ。
 3回表ジョーはまた1番東原選手にレフト前ヒットを許しましたが後続抑えました。その裏1番祐茉から、ピッチャー代わったのにまた背中へデッドボール、ね、本日「大当たり」とはこういうわけです。3打席とも四死球出塁で3得点、康平も死球出塁で1得点、打順変更が当たったかどうかは別にして、当たりに当たって計4得点、なんも言えねえ。この後寛太がまたセンターオーバーのエンタイトル2ベース、祐茉ホームイン9−0、上野台小学校ならなぁ〜、ジョーのファーストフライエラー、聖のセカンドゴロで寛太ホームイン10−0、柚がセンターオーバーのエンタイトル2ベース、ジョーホームイン11−0、上野台小学校ならなぁ〜、幸也ファーストファウルフライでチェンジ。
 4回表4番川口主将レフト前ヒット、5番サードゴロで進塁、6番レフト前ヒットで1死1、3塁、ここで2点以上取らなければ4回コールドです。1アウトですから1塁ランナー走りました。本日初めての盗塁狙い、普通のチームならここは投げませんがウエストのキャッチャーはフツウではありません。2塁タッチアウト、最近情報が知れ渡ってあまり走ってくれなくなっているので、イタダキ!思い切って投げました。ここで3塁ランナー本塁へ突っ込んだら、本塁送球併殺、ゲームセットでしたが、さすがに11−0ですからランナー自重。7番打者良い当たり、しかしセカンドライナーゲームセット。
 1番から4番で10得点、9番1得点、3イニングで11点、何もこんなに取らなくても良いのに。珍しくバックネット(これは和製英語です)裏で試合を見ていた神山佐市さんも、あまりの大井ウエストの打棒と走塁のすさまじさに、驚きを通り越して呆れ返ったのではないでしょうか。それよりも無失点完封のほうがずっと素晴らしいですネ。

弁慶対牛若丸」戦法、京都五条大橋の戦い

 この後の試合で、勝瀬キッズと大井ブルーウィングスが対戦しました。先攻キッズは大井ブルーウィングスの福崎ー柴崎の5年生バッテリーに対しヒットでランナー出しましたが1塁牽制アウト、内野ゴロは好守備でアウト、それでもまたヒットは出ましたが後続絶たれ、大井ブルーウィングスの守備が光りました。1回裏1番5年生柴崎から連続バント攻勢、大井ブルーウィングスは足があり走塁も上手いチームです。バントがヒットになり、出塁するとすぐ2盗、バッテリーが完全にかき回されます。2番のバントで2塁走者柴崎が果敢に2ラン狙いましたが本塁送球タッチアウト!しかしこういう攻めの走塁は素晴らしい。たまたまアウトになりましたが、少しでも乱れれば点につながります。3番石川主将は小柄ながら強打者、これまたバント、生きてまた盗塁で1死2、3塁、もうイケイケ、4番で1点取って、なお2、3塁の場面が続きます。5番福崎、粘りに粘ります。キッズ丹羽投手との我慢比べ、投げるも投げたり、打ちも打ったり、ファウル、ファウルが続きましたが、最後は丹羽投手の勝ち、真上に打ち上げて岡野捕手ガッチリ、2アウトとなりました。しかし6番金子、バシーンとライナー、良い当たり、左中間破って2者生還、初回で3点奪いました。天敵丹羽投手から3試合で4点しか取っていないウエストですが、ウエストも幽霊ではないので足はありますから、こういう攻め方があるんだ、こうすれば良いのだと教えられました。キッズの重量級バッテリーに対して、「弁慶対牛若丸」戦法、京都五条大橋ですよ。この後、2回、4回に1点ずつ取られて3−2と追いすがったキッズを、6回裏福崎の2塁打などで3点加えて打ち勝った大井ブルーウィングス、南部春季大会メダルの実力を見せつけました。
 ウエストは攻守に磨きがかかって、次に勝瀬キッズと対戦したら「3倍返しだ!」と張り切っていたのですが、この大会では機会が無くなりました。

 【2回戦】9月10日(土) 駒西小学校A-2 11時2分〜12時32分

チーム 1 2 3 4 5 6
大井ウエスト 2 0 1 1 1 0 5
富士見ファイヤーズ 0 1 0 1 0 0 2

勝利投手:松原寛太   本塁打:松原寛太

戦況: 寛太が投げて打って、一人大活躍の試合、3打数3安打2打点、3回表のホームランはライトの柵越えどころか、道路を越えて施設の中に消えました。駒西小学校で初めて見た特大の当たりでした。1番に起用した祐茉が2安打1打点の活躍、他に安打は聖のエンタイトル2塁打のみ、単打3、2塁打2、本塁打1はちょっと少ない、ポンポン打ち上げて打線がつながりません。富士見ファイヤーズはキャプテン4番捕手だけが6年生のチームなのに、好投手で、打撃も霞ファイヤーズをノーヒットノーラン完封した寛太の速球に6安打は素晴らしい。まあちょっとストライクが入らず苦労はしてましたが、6回113球は投げ過ぎでした。それでも与四球2、奪三振8です。つまり富士見ファイヤーズの打者が、良く打ち、ファウルで粘ったということです。富士見市では低学年大会でもダントツでしたから、東入間新人戦ではかなり良い線行くのではと感じました。森川投手の投打は素晴らしいセンスを感じました。ウエストの守りでは1回裏3番打者のライトへのライナー性の当たりキャッチしてチェンジ、ヨシヨシと思ったら、2回裏先頭4番打者のライト線のフライ、上がった瞬間、ああライトフライだな、余裕のバック、頭越されて3塁打というのが恥ずかしかった(>_<) いくら5年生とは言え、アンマリ...結局これが1点につながりました。もちろん次の回からライト交代。


 【準々決勝9月11日(日) 西原小学校A-1 8時50分〜10時21分

チーム 1 2 3 4 5 6
みずほ台ヤンガース 1 0 0 0 0 2 3
大井ウエスト 5 0 0 1 0 0 6

勝利投手:松原寛太   本塁打:無し

戦況: ウエストは今年ヤンガースとは練習試合ひとつだけ、シーズン前の2月6日、9-1で勝ちました。このときのヤンガースはまだピッチャーが出来ていませんでした。しかし東入間春季大会では背番号1、2、10の三人で回し、ちょっとストライクが入らなくなったり、打たれたりするとパッと投手交代する熊本・秀岳館高校鍛冶舎監督みたいな采配で相手の目先をかわし、わざと速い球を封印して打たせて、堅い守りでアウトを積み重ねる、打ってはシャープな振りで、草田審判部長に打線が光ったと言わしめた打撃で、終わってみれば勝っているという試合巧者振りを発揮して優勝しました。例年そうですが、ウエストOBの渡辺代表・監督の采配は相手にすると非常に厄介です。気を引き締めて当たらないといけません
と書いていましたが、結果はご覧の通りでした。1回表、ヤンガース1番内藤主将は素晴らしいセンスを持った打者です。立ち上がり、まず後続打者に投手の投球を見せるため簡単には振って来ません。1球有れば大丈夫だという自信があるのでしょう。しかしフルカウントからの速球に手が出ませんでした。続く2番渡部選手はストライク1からショートゴロ、ジョー捕って1塁送球、チョット低い球、ポロリ、これはどちらのエラー?ショートバウンドではないので、思い切って伸びてキャッチ!すればカッコイイのに、と言うことでファーストのエラー、しかしジョーがもっと捕り易い球を投げれば良いのに、と考えると、両手・前交差・クルクル・指差して教育的指導!(柔道ならネ)、1死1塁で迎えるは3番小高選手、捕手でヤンガース1の強打者です。ストライク、ファウル、ボール、ファウル、5球目打ってセンター前、斗空が慎重にひざ着いて捕球しようとしましたが、強烈打球を横に弾いてしまいました。左中間にボールがテンテンする間に渡部選手は一気に2塁、3塁回ってホームイン、打った小高選手も3塁へ、1死1、2塁のはずが、1点入って1死3塁、1イニング2エラーで先取点献上はイケマセン、いや〜な予感。打席には4番池上選手、先発投手です。まずボール、2球目寛太はゆっくり足を上げました、すると3塁ランナースタート、打者はサッとバントの構え、スクイズだ!気付いた寛太は外角へ外した、聖は立ち上がって外へ身体を移動して捕球、打者は飛び付いたのですがバットに当てられない、スタートが良かったので3塁ランナーはもう三−本間の真ん中を過ぎて本塁の手前まで来ている、聖がランナーのほうへ踏み出す、ランナークルッときびす返して「サヨ〜ナラ〜」と帰ろうとしますが、本塁直前から身体反転ですから、急ブレーキをかけて反転ダッシュより追う聖のほうが勢いがある、タッチアウト!このプレーは今シーズン何度か見ています。キャッチャーのサインで外してアウトにすることもありますが、この場合のように咄嗟(とっさ)の判断で外して走者をアウトにする、これを「オーイウエスト」と言います。バッテリーの呼吸が合わないと暴投になってランナーホームインにつながることが多いプレーですが、このバッテリーの「オーイウエスト」は良く決まります。左投手なので見えないだろうと三塁ランナーが猛ダッシュ、ゆっくり足を上げますから横目でランナーが走ったのが見える、打者のスクイズの構えが見える、ヨシ、外角へ外そう、キャッチャーは「外すゾ」と察知して咄嗟に身体を外へ移動する、大したものです。平山コーチが応援席からヤンヤの喝采です。守備側から見るとスクイズ外して三走アウトほど快哉(カイサイ)のプレーはありません。攻撃側から見ると逆にガックリショックです。2死ランナー無し、次の球ファウルで1ボール2ストライク、そしてズバッと空振り三振、ヤッタ、ヤッタ。1点取られたけれど、その後が良かった。こういう守りの後はチャンスが来るのが野球の「流れ」というものです。1回裏先頭打者祐茉、この大会から1番に抜擢したら大活躍、打順を変えることでここまで大変身した事例はあまり記憶がありません。監督から見てこんな嬉しいことはありません。いきなりセンター左へライナーの3塁打、斗空はショートゴロ、毛呂山町長杯で大活躍したのに、逆にこの大会になって不調、康平の後でないとダメなんでしょうか。祐茉動けず1死3塁、しかしここからウエスト打線大爆発、打率鯉のぼり(今はもう鰻:ウナギの季節は過ぎました。秋だけど今シュンなのは鯉なのです)の寛太が強烈に引っ張ってライトオーバー、ネット直撃のシングルヒット、上野台小学校ならなぁ〜、しかしまず同点、2盗、4番ジョー、3球目センター右へライナーで運んで逆転、ワイルドピッチでジョー2塁進塁、5番聖が引っ張ってセンター右ネット直撃のシングルヒット、上野台小学校ならなぁ〜、ジョーホームインして3-1、柚デッドボールで1死1、2塁、幸也フルカウントから3バント成功して2死2、3塁、蓮が2-2からレフトへ引っ張ってタイムリー、聖ホームインして4-1、レフトからのバックホームがボールデッドとなって柚ホームインして5-1、康平が引っ張ってイイ当たり、しかしサードライナー、チェンジ、惜しかった〜〜。
2回表ヤンガース5番サードゴロ、康平捕って余裕で1塁送球、コレが高く、柚が伸び上がって腕を伸ばしましたがグラブからポロリ、どうしたことか?ドンマイ寛太はピッチャーフライ、空振り三振で1塁ランナー動けず、8番センターフライでチェンジ。その裏1番祐茉がレフト右へライナーで運びます、9番打者の時とは見違えるような当たり、ポンポン打ち上げたり引っ掛けたりしてたのに、シュワッチ!大変身、斗空への2球目に盗塁、斗空キャッチャーフライ、こちらは絶不調、寛太ボール1後の2球目セカンドゴロ、ジョーはボール、ストライク、ファウル、そしてセカンドフライでチェンジ、祐茉残塁。この試合好調時のジョーの打撃ではなく、何かポイントが微妙にずれています。右方向に打ち上げるときや、早打ちするときはあまり調子が良くありません、一番ウエストで四球を選んでいるのは、好球を待って打っているからで、こういうときのほうが打率が上がるのです。
3回表2死から2番打者にぶつけて、3番打者にボール2からの3球目1塁ランナースタート、本日初めての2盗狙いですが、聖送球して余裕のタッチアウト、コレを見たらもはや走れないでしょう。その裏聖ライトライナー良い当たりでしたが真正面、柚は高々と打ち上げて、センターとライトが追う、センター右中間ネット際で追い着いたのですがグラブからポロリ、これはエラーですね。幸也フルカウントから四球、蓮は2球送りバントファウル、2-2からやっと決めました。2死2、3塁で康平に期待しましたがファーストフライ、1打席目のサードライナーで打撃復活か?と期待したのですがやっぱりまだダメです。
4回表3番センターフライ、4番初球から3連続ファウル、4球目ズバッと内角突いて見逃し三振、ヤンガースも練習試合で対戦していますから分かっているでしょうが打てません。5番ライトフライ、ところがこれを捕れません、ダメダコリャ、次の打席で交代だ。6番セカンドフライでチェンジ。その裏この回も祐茉から、強烈なライナーがセンターを襲います、グラブを弾いて、これはヒットです、2盗して斗空の内野ゴロで三進、寛太は引っ張って、ファースト左へ、1塁手捕ってトスしようとしましたが、寛太が長いストライドで猛然と1塁へ走ってくる、ダメだ、間に合わない、こうなったら競争だ、しかし寛太がぴゅ〜〜と1塁駆け抜けて、内野安打、もちろん祐茉はホームイン。25年スコアラーをやってますが、1塁すぐ横の内野安打なんて記憶にありません。ジョーへの初球に寛太2盗、これはストライク、2球有れば寛太は3塁へ到達します。四球でも三塁打同然の選手です。ピッチャーは2塁と3塁では心理的ストレスが格段に違います。ましてや寛太がサードランナーだったら、ピッチャーゴロでもホームインします。よく「暴走してくれたのに適切な連携が出来ずにホームインされたのはまずい守備だった」などと言う人がいます。多くの場合、これは誤りです。アリエナイような思い切った走塁は守備を乱すのです。もちろん相手が用心深く、隙が少ない場合は、こちらもそれなりに慎重になります。暴走と好走塁は紙一重と言われますが、2塁ランナーが思い切って3塁回って本塁突入、これを冷静に本塁送球、タッチアウトを取れる守備はスゴイのです。連携のどこかにほころびや慌てたプレーが出たらセーフになります。2球目投球と同時に寛太はスタートしました、これは絶対打ってはいけません、それなのに何を焦ったか、ジョーが打って、ドン詰まり、浅いライトフライ、もう3塁近くまで行っていた寛太は慌てて2塁へ戻りますが間に合いません、併殺です。これはどうしたんでしょう?何を焦ったのでしょう?他のバッターならともかく4割半ばの打率を誇るジョーならば、追い込まれたって心配ありません。2回の打席もそうでしたが、悪い時は早打ちになって、右方向へ打ち上げてしまうのです。もう少し余裕が有れば、バッターとランナーの呼吸合わせ、アイタッチができたのに。横森代表の口癖「思いやり」に欠けていた気がします。
5回表ヤンガース三者凡退、どうしようもありません。ウエストは聖ファーストゴロ、柚はドッカーンと打ってセンター右、ネット直撃のシングルヒット、上野台小学校ならなぁ〜、柊哉は空振り三振、捕手がこぼしたのを見て一目散に1塁に走ります。条件反射でしょうか。これはムダです。柚は2塁へ向かい、2盗の形になりました。しかし柊哉はアウトです。振り逃げができるのは無死または1死で1塁にランナーが居ない場合または2死ならランナー関係なく可能です。この場合は1塁に柚が居ます。柚が2塁へ走ったから振り逃げ出来るなんてことはありません。蓮はライトファウルフライでチェンジ。
6回表、冨士川監督はピッチャー交代を告げました。ダブルエースのウエストとしては寛太が5回投げて勝利投手の権利を得ましたからジョーにも投げさせておこうということです。試合前のピッチング練習ではビンビン球が来ていて、打たれないだろうと思ったのです。1番内藤主将ファーストゴロ、これをポロリ、このエラーで調子が狂いました。2番打者のファーストファウルフライは1アウトにしましたが、3番小高選手ストライク1後3本連続ファウル、そしてレフト前ヒット、素晴らしいバッターです。4番池上選手に2-2から暴投で1死2、3塁、この場面でワイルドピッチするのは肩に力が入っている証拠です。そしてセンターへライナーヒットで2者生還、さすが4番打者、キッチリ仕事します。5番打者も1塁線破って、ヤバイ、しかし柊哉が素早く追い着いて1塁送球、ライトゴロで2アウト、これは助かりました。柊哉でなかったら、抜けてさらに1点でした。6番サードゴロ、康平ズバッと1塁送球チェンジ。やはりヤンガースのクリーンアップは強打だと認識させられました。そして改めて、寛太の球はスゴイんだなぁ、と思った次第です。あれほど打てなかったのにピッチャーが代わると目覚めるのですから。その裏康平四球、祐茉はイイ当たり、しかしレフトライナー、斗空ファーストゴロ、ベースカバーのセカンドに送球しましたがエラー、1、2塁となって、さあ寛太、しかしもう時間は過ぎていました。本部席から声がかかって試合終了。残念ながら目標の7回まで行きませんでしたが、2回、3回、4回とランナーを3塁へ進め、5回も2塁まで進みながら1点だけ、今年のウエストの特徴であるダメ押しできない展開、もっともっと点が取れました。するとジョーが出る前にコールド勝ち、もしくはジョーのピッチングは違って、無失点で抑えたでしょう。野球と言うのはそういうものです。メンタルスポーツ、気分で結果が変わるのです。


 【準決勝9月18日(日) 上野台小学校A面9時53分〜11時44分(中断20分)

チーム 1 2 3 4 5 6
大井ブルーウィングス 0 0 0 0 0 0 0
大井ウエスト 0 3 0 0 1 × 4

勝利投手:田口 成  本塁打:熊倉 柚

戦況 ウエストは今年大井ブルーウィングスとは東入間春季大会2回戦(上記参照)で7−2勝って以来2戦目です。埼玉南部春季大会でメダルGETしたチームを相手にのびのびと結果を出しました。寛太がナイスピッチング、7回119球(かなり多いね、絶好調なら90球です)2安打与四球3奪三振11失点2自責点2でした。この頃は1番康平も絶好調、4打数2安打(二塁打1本)でした。寛太は3打数2安打(二塁打と本塁打)1犠牲フライ、ジョーが4打数4安打(二塁打1本)、聖4打数2安打(三塁打1本)、柚4打数1安打(二塁打1本)、幸也3打数1安打でした。祐茉はヒットは有りませんでしたがスクイズを決めました。得点が無かったのが斗空と柚と祐茉、打点が無かったのが斗空と幸也、蓮だけ、まさに全員野球でした。7回2死まで5年生の福崎投手を引っ張り、最後は石川主将がリリーフしましたが、聖がガツンと打ってジョーを迎え入れました。コールド勝ちしてもおかしくない流れでしたが、ダメ押しが出来ないウエストの悪い癖が出てしまいました。福崎投手は牽制が上手いのです。寛太への2塁牽制は逸れて3塁へ進みましたが、良い走者とそうでない走者では結果が異なります。ジョーはタイムリー内野安打の後、1塁けん制で追い出され、1−2塁間タッチアウト!そしたら5番聖が3塁打、続く6番柚もレフトへ流してタイムリー2塁打、ところが今度は柚がピッチャーのけん制で2塁タッチアウト!今年のウエストは塁上アウトが異常に多いので、ダメ押しが出来ず、流れを持って来れなくて、ずいぶん損しています。大井ブルーウィングスが1回戦で勝瀬キッズに勝った試合も、初回安打出塁の1塁ランナーを牽制で刺したのが大きかった!この2年生バッテリーは実にセンスがあります。塁上走者を出すと柴崎捕手はホームベース前に進み出て、内野手に守備のサインを出します。なかなか出来るものではありません。しかも走者となったときの柴崎選手の走塁、惚れ惚れします。スタートが実に良い、塁上アウトになるような走者は見習って勉強して欲しいものです。ということは、このランナーを出さないことがポイントと言えます。大井少年ファイターズの渡邊主将や上福岡第五クラブの那須選手を出すとヤバイというのと同じです。
選手一人ひとりには良い時もあれば悪い時もあります。康平や斗空はこのところちょっと調子狂っていますが、大井ウエストのバイオリズムは全体的に上り調子です。1週間経つとガラッと変わることは良くあります。みんなが助け合って、カバーし合って、広島カープのように、共に頂点を目指しましょう!やればできる、きっとできる、信じる者は救われる、苦しい練習を乗り越えて来た者にだけ女神(観音様?)は微笑んでくれるのです。5年生以下ではブルーウエストとして連合する仲ですが、勝負は勝負、紅白戦のつもりで戦いましょう。

と書いていましたが、結果は寛太3回、ジョー3回の完封リレーで勝利、先発投手は5回投げ終わった時点でリードしていれば勝ち投手の権利が得られます。これは学童野球からプロ野球まで同じです。東入間学童野球連盟のホームページ『知っ得2』の中に「勝利投手の権利は?」という項目がありますのでご覧下さい。5回コールドの場合は4回以上投げていれば勝ち投手の権利が得られます。大井ウエストでは投手の責任回数を5回ではなく4回としています。これは7回までしかない学童野球では一般に5回または60分で試合成立ですが、9回制で投手の責任回数が5回ならば、7回制では過半数の4回投げれば勝ち投手の権利を与えるべきだと考えるからです。したがって3回では権利がありません。寛太のピッチングならそのまま行けましたが、柚の3ランホームランで勝てると確信したので、決勝戦に備えてジョーに後を託したのでしょう。ジョーのピッチングも素晴らしかったですね。続きは東入間学童野球連盟のホームページをご覧下さい。この中に寛太のショートゴロ・トンネルで一気にホームインの記述がありますが、強烈な打球がショートの股間を抜けたら、左中間真っ二つです。脇を抜けたらホームランですが、トンネルはどんな場合でもエラー、強襲ヒットにはなりません。お中元、お歳暮次第では...なんてこともありません。

 【決勝9月18日(日) 上野台小学校A面

チーム 1 2 3 4 5 6
大井ウエスト 1 0 3 1 1 4 10
上福岡第五クラブ 0 0 0 1 0 0 1
勝利投手:松原寛太  本塁打:松原寛太

 審判長講評では「大会を通じて、大井ウエストが頭一つ抜けていた」とのことでしたが、大会5試合で36得点6失点、すべて3点差以上で勝ったのですからさもありなんという結果でした。失点が少ない=投手力の結果でした。河角会長が「松原君が」と個人名を挙げて賞賛した挨拶が印象的でした。
 ウエストにしては珍しい先攻、しかしチーム状態が良くて、相手を良く知っているだけに問題ありません。第五クラブ先発はエース山根でしたが、祐茉がフルカウントから四球を選びすぐ2盗、斗空がバントで送り、1死3塁で寛太という願っても無いチャンス、しかしボール2からキャッチャーフライ、続く4番ジョーには警戒してボール3つからストライク1つ、外角しか来ないと見て5球目右へおっつけてライトオーバーの2塁打で先制、寛太が打てなくてもジョーが打つ、これがただ今ウエスト好調の理由です。5番聖セカンドゴロでチェンジ。その裏ウエストはエース寛太がマウンドへ、1番からファーストゴロ、サードフライ、ショートフライで三者凡退に仕留めました。
 2回表第五クラブは早くも斉木を登板させ、山根をサードへ、準決勝で4回投げているためか?ウエストは準決勝で3ランとセンター前ヒット、当たっている柚、ファウル、ボール、ファウルの後、バットではなく体にボールが当たりました。死球出塁〜2盗して7番柊哉1塁線へバント、俊足、ベースカバー間に合わず無死1、3塁と、またしても願っても無いチャンス、2盗して無死2、3塁、ここで1ボール2ストライクから蓮に命じた3バントスクイズ、意表を突いたつもりが、空振り!3塁ランナーは三本間でタッチアウト!一挙に2死3塁になりました。このランダウンプレーのときに捕手の寺島がどこか痛めたか、2分間の中断の後、山根がキャッチャー、寺島がサードと入れ替えました。9番康平レフトフライでチェンジ。無死2、3塁から0点と言うのは流れが変わる展開です。ところが寛太は第五クラブ4番からファーストゴロ、ピッチャーゴロ、サードゴロ、三者凡退に切ってとります。
 3回表ウエストは1番祐茉からまたしても四球から2盗、2球目で3盗、2番斗空も四球から2盗、無死2、3塁から3番寛太、前打席力んでキャッチャーフライだったので反省したでしょう、甘い球は打たれると考えたか、斉木暴投で3塁ランナー祐茉ホームイン、タナボタの2点目です。寛太はやはり考えたようです、外角に照準を合わせてポーンとレフト線へライナー流し打ちの3塁打、3点目です。これにはウエスト応援団大喜び、やれといっても出来ない素晴らしいバッティングでした。4番ジョーは狙っていました、寛太だけに美味しい思いさせてたまるか、初球からガツーンと打って、強烈なライナーが左中間か、しかしショート長井ナイスキャッチ、ファインプレイ!ウーム、仕方ない。寛太が打ったからジョーが続かないのか?5番聖はサードゴロ、寛太の足ではこれで十分4-0、6番柚は大きな当りでしたがライトファウルフライ、倉田ガッチリ。第五クラブは7番寺島ライトへ打ち上げてヒット、8番センターフライ1死、9番ピッチャーゴロで2死2塁、1番那須がセンター前にライナーで運び2盗して2死2、3塁、しかし2番サードフライで無得点
 4回表ウエストは7番柊哉から、キャッチャーフライ、だめだこりゃ、交代か?8番蓮ストレートの四球、2盗します。出塁したらガンガン走ります。9番康平はセンター右へバシーンとライナーを運んで、蓮3塁蹴ってホームイン、5点目です。康平も1番祐茉への初球で2盗します。つぎの球ボークで康平3進。斉木は深呼吸して、改めて気合を入れてキャッチャーファウルフライに仕留めます。2番斗空センターフライで康平3塁残塁。第五クラブは3番川畑ドデカイセンターフライ、予め斗空が深く守っていてアウト。4番倉田はレフトフライ、祐茉が左中間寄りに走ってきてグローブに入れてポロリ、これはエラー、5番斉木は空振り三振、これがこの日唯一の三振ということは、寛太がこの日力を抜いて打たせて取るピッチングに徹していたことが分かります。2死1塁から6番長井の打球はライト左への二塁打で倉田ホームインして1点返されました。ただこの回からライトには柊哉に代わり幸也が入っていました。記録上は二塁打ですが、これまでのウエストの守りではこれくらい捕ってよという当りでした。寺島はショートゴロ。ただ寛太は失点1ですが自責点はゼロです。
 5回表第五クラブは川畑をマウンドへ、キャッチャー斉木、センター山根とします。ウエストは3番寛太から、ボール3、ここからストライク、ストライク、ファウル、ファウル、そしてサードフライで川畑の勝ち。寛太が打たなかったらジョーが打つ、4番の貫禄、強烈にレフト線ライナーで抜いて3塁打、5番聖セカンドゴロで本日2打点目、しっかりポイント稼ぎます。取られても取り返すので流れが変わりません。6番柚は粘って6球目の当りはショートを襲います、抜けてこれはエラーです。2死1塁、幸也がストライク1からバントの構え、えっ、冗談でしょう、ピッチャー牽制の構え?そんな余裕有り?ホントにバントしてチェンジ。冨士川監督こめかみピクピク。第五クラブは8番斉藤から、このチームは何処からでもヒットが出ます。センター左を破る三塁打、9番小嶋四球から2盗して無死2、3塁、バッターは1番に還って那須、ここで冨士川監督マウンドへ、ピッチャー交代か?しかしそのまま、すると明らかに寛太スイッチオン、サードファウルフライ、セカンドフライ、ショートフライで無得点、二者残塁。
 6回表ウエストは8番から、空振り三振。9番康平ライトオーバーの三塁打、1番に還って祐茉レフト前ヒットで康平ホームイン、2番斗空もレフトへヒット、3番寛太はセンターオーバーの3ランホームランで10-1、寛太が打ったからジョーはいい?ヨ〜シ、と力が入った4番はファーストフライで2死、5番聖はサードにランナーが居ないのでセンター前ヒット、6番柚ファーストゴロでチェンジ。第五クラブは4番倉田からレフトフライ、5番斉木ショートゴロ、6番長井ファーストゴロでゲームセット


ウエスト歓喜の帽子投げ

閉会式
9月18日(日) 14時40分〜

新調の優勝カップを頂きました


メダル授与


優勝記念写真 ビシッと決まってませんね


 ■第27回東入間新人戦大会  三芳町主管、事務局:芝本広幸事務局次長
代表者会議(抽選会):9月17日(日)18時、三芳町中央公民館、登録名簿2部、参加費3000円
開会式:10月2日(日)三芳町総合グラウンド 受付7:30〜8:00 開式8:30、会期:10月2日(日)〜23日(日)

大井ウエストとしては選手不足で出場しません。大井ブルーウィングスの中に5年生2人入れて頂いて、大井ブルーウィングスのユニフォームで出場します

ワワワワ〜♪わたし祈ってます〜♪ルルルル〜♪時間が必ず解決するのよ♪どんなに苦しい出来事だって♪あなたは男でしょ強く生きなきゃだめなの♪ウエストのことなど心配しないで♪幸せになってねわたし祈ってます〜♪ 敏いとうとハッピー&ブルーです、ワカル?


東入間学童野球連盟新人戦大会のページ

対戦表

開会式


第三位カップを抱えて入場行進する5年生二人

第三位カップを返還してレプリカをいただきました

 【1回戦】10月2日(日)10時半から三芳町自然の森グラウンドでA-1みずほ台ヤンガースと対戦

チーム 1 2 3 4 5 6
大井ブルーウィングス 1 0 0 5 1 0 7
みずほ台ヤンガース 5 0 0 2 0 1X 8X


戦況: 大井ブルーウィングスはキャプテン柴崎ゆうりベンチスタート、三遊間がウエストの二人、サードしゅうや、ショートこうやです。先攻ブルーウィングスは1回表1番四球出塁、盗塁で3塁に進み、2番しゅうやが空振り三振、1バウンドキャッチなので振り逃げ、走ったのでキャッチャーが1塁送球アウトの間に3塁ランナーホームインしてノーヒット1点先制、抜け目ない走塁でした。3番こうやは見逃し三振、これは高いと見て振らなかったのでしょう。追い込まれたら多少ボール気味でも「クサイ球カット」が基本です。4番も倒れて1点止まり。その裏みずほ台ヤンガース打って逆転、出塁しては走者に走られ放題のため、流れが悪過ぎ、一挙5点です。しゅうやも強いサードゴロが飛んで来て、グローブにかすりもせずレフトへ抜けるタイムリーエラー、これはイケマセン。
1-5になって、これはもうだめ、柴崎ゆうりが捕手に入り、しゅうやはセカンドに配転、ガラリと守備を入れ替えたら雰囲気が一転しました。これまでエラー続きのバックが引き締まります。しかしヤンガースのピッチャーは良い投手、しゅうやは3回表2死からの2打席目も空振り三振、ダメだこりゃ。3回裏キャッチャーフライをゆうりナイスキャッチ、2回、3回ともに無得点、膠着状態に入りました。
4回表この回先頭3番こうやのデッドボールから始まって、ピッチャーの動揺を見透かしてジックリ作戦、塁を埋めます。こうやホームインで2-5としてゆうりの走者一掃の三塁打で一挙同点、ピッチャー交代してワイルドピッチで逆転、6-5、流れは完全に大井ブルーウィングスにスイッチしました。しかし4回裏しゅうやに代わった三塁手もエラーして、力投の福崎ゆうたの足を引っ張り、こうやのタイムリーエラーで6-7と再逆転されました
5回表しゅうやセフティバントを試みましたが強い当たり、素早くダッシュしたサード正面、1塁送球、しゅうやの足でもこれはムリ。こうやはセンター前ヒットから2盗、ショート後ろへのヒットで3塁オーバーランして振り向いたらサードへ返球が来ました、戻れません、三本間に挟まれランダウンプレー、送球がレフトへ抜ける間にホームインして同点、結果オーライだけど、ウーム、恥ずかしい走塁。その裏ゆうたはバッタバッタと三振奪い同点で最終回へ。
6回表ここで得点しなければサヨナラ負けもしくはタイブレーク突入、残念ながら三者凡退に打ち取られました。その裏みずほ台ヤンガースの小柄な先頭打者ストレートの四球、次打者は大柄な選手、強いショートゴロ、併殺コース、こうや捕って何故か1塁送球、ややライト寄り、ファーストポロッとこぼして後ろへテン、テン、無死2、3塁、次打者ライトフライ、これをポロリ、無死のままサヨナラで試合終了。流れが途中大井ブルーウィングスに傾きましたが、バックのエラーが逆に流れを再び相手に渡す結果となりました。
最後の場面について、西原小学校に戻った二人と話しました。こうやは何故1塁に投げたのか?自ら2塁ベースを踏んでも間に合ったように見えたし、普通はこの場面なら2塁へ投げます、こうやが1塁へ投げようとする瞬間2塁ベースは空いているように見えました。しかししゅうやは2塁へ入ったがこうやが無視して1塁へ投げたと言います。しゅうやには、打球がショート正面だから素早く2塁に走って「来い!」と大きな声で呼ばないといけないよと言いました。こうやはショートゴロは1塁へ投げれば良いと言われていたと言います。新人戦ですからもう来年最終学年です。この二人には今更言うのもなんだけど、いつも冨士川監督が口を酸っぱく言うように、また横森代表も常々おっしゃるように、「今この場面、自分は何をすべきか?何をしてはいけないか?自分のところに打球が飛んで来たらどうする?他の選手のところへの打球にはどう動く?1球、1球、頭の中でめまぐるしく考えて対処するのが野球なんだよ」と言いました。こういう思いやり、連携ができなければ強いチームにならないどころか、そもそも野球になりません。野球は定型よりも場面に応じて対処を変えることがはるかに多いスポーツ、だから頭を使う、言葉は悪いけどバカではできないのです。失敗しながら一つずつ体得する、ものすごく多種のパターンがあるので、これはもう練習、練習、試合、試合、できるだけ場数を踏まないと、「アレ?どうするんだっけ?」なんて考えている間に球は通り抜けて行きます。一瞬の間に自然に体が動くようにならないと「上手い」とは言われません。最初から上手い選手はいません。みんな失敗しながら、怒られながら徐々に上手くなっていきます。失敗したら、次は同じことを繰り返さないようにしようとする素直さが上達のポイントです。
この二人に言いました、「言い訳したり、他の人のせいにしているうちはダメだよ、最後の場面、無死で1塁に走者がいる、この走者がホームインしたら負ける、打球が飛んできた、さあどうする?」、分かったかなぁ。泣いても笑っても来年はこの二人が中心なのです。



優勝…上福岡イーグルス
投打に圧倒的な優位を誇る富士見ファイヤーズを上福岡イーグルスがいかにして攻略したか、東入間学童野球連盟のホームページをご覧下さい

 ウエスト6年生との試合で好投した森川ジョー投手、寛太の球を打った1番蔀(しどみ)ダイスケ選手や3番永瀬コウヘイ選手、康平のセンターオーバーか?という当たりを難なくキャッチした4番竹内アユム選手がどのように活躍したか、また体力的に勝る富士見ファイヤーズに対し5年生5人(1〜5番)、4年生3人、3年生1人の上福岡イーグルスがどういう戦略を持って臨んだか、決勝戦前に横森代表が「分からないよ、上福岡イーグルスの采配は素晴らしいからね」と言っていました。「まさか」と思いましたが、その通りでした。やはり○十年も学童野球に携わってきたヒトは見る眼が違います。体力的に劣る選手を如何に鍛えて、磨いて相手に勝つか、「弁慶対牛若丸戦法、京都五条大橋の戦い」を秋季大会1回戦勝瀬キッズ対大井ブルーウィングス戦で見ましたが、決勝戦の上福岡イーグルスはまさにこれでした。体力的に対抗できる5年生のところで点を取る、というだけでなく、4年生、3年生のチビッコたちがしっかりベンチの采配に応えて結果を出すのです。感動的とさえ言える打線のつながりでした。


ページ先頭へ