大井ウエスト試合結果  
埼玉県西部秋季選抜大会

 組合せ   1回戦   2回戦   3回戦   準々決勝   東入間西部大会のページ 

夏季大会の結果で大井亀少クラブはシードされています。ふじみ野市からの選抜枠は5チーム
選抜要件の勝利数

チーム 亀少クラブ 大井BW 大井少年F イーグルス 第五クラブ パワーズ JFG 鶴少クラブ ウエスト
ふじみ野市春季
東入間春季
埼玉西部夏季
松本旗
東入間秋季
合計勝利数 20 10
選抜順 選抜   1:選抜   4:選抜   2:選抜 5:選抜  3:選抜

勝ち数が大井少年ファイターズ=10、上福岡JFGと大井ウエスト=9、上福岡第五クラブが8で確定
鶴ヶ岡少年野球クラブが東入間秋季大会勝ち抜いて選抜確定

第44回埼玉県西部地区少年野球秋季選抜大会
代表者会議(抽選会)…10月14日(日)17時坂戸市民総合運動公園・勝呂公民館2F視聴覚室、参加費5千円、選手登録名簿3部持参
開会式…11月3日(土)坂戸市民総合運動公園軟式野球場、3日(土)、4日(日)、11日(日)、17日(土)、予備日18日(日)
ウィナーズカップの関係でAブロック2試合(4チーム)は10月27日(土)、予備日28日(日)に試合を実施

試合会場…坂戸市民総合運動公園軟式野球場、第二多目的運動場、嵐山町花見台工業団地グラウンド、鳩山町梅沢運動場


西部秋季選抜大会の結果は東入間学童野球連盟『西部大会』のページをご覧下さい



ページトップへ  1回戦 2018年11月3日(土)坂戸市民総合運動公園第二多目的運動場B面 9時17分〜10時53分
チーム 1 2 3 4 5 6
八和田野球スポーツ少年団 0 1 0 2 2 1 6
大井ウエスト 4 2 0 3 0 × 9
勝利投手:横山将吾  本塁打:横山将吾×2本、門倉悠生、鈴木天馬(八和田野球スポーツ少年団)

戦況:将吾は南部秋季大会同様素晴らしいピッチング、6回102球無四球9奪三振、ただ大柄な選手が揃った相手チームは、打力があり2本塁打、6安打と良く打たれました。加えてバックが足を引っ張り思いも寄らぬ6失点(自責点3)、投げて打って将吾のワンマンショーのような試合、3打席2ホームラン、1ヒットの10割、5打点、コスモがタイムリー二塁打、和哉はテキサスヒットと四球で出塁率10割なるも2残塁、ナント!ウエストの残塁はコレだけ、蓮がサード強襲のタイムリーで出ながら、1塁けん制タッチアウト。4番にライト頭上をライナーで越えるホームラン、6番にセンター右を襲うライナーを打たれ、コスモがダイビングキャッチを試みて飛びつきましたが及ばず、里紅も必死に追いましたがホームランとなりました。将吾は公式戦通算12本塁打、これは松原寛太と並ぶウエスト第二位の記録、13本の内藤匠之介まであと1本です。


ページトップへ  2回戦 2018年11月4日(日)坂戸市民総合運動公園第二多目的運動場A面12時半
チーム 1 2 3 4 5
大井ウエスト 1 0 1 0 4 6
高階キングス 0 1 2 2 0 5
勝利投手:横山将吾  本塁打:無し

戦況:ウエストは今年初めての練習試合を2月10日高階キングスと行いました。伝統的に大柄でスタイルの良い選手を揃える点で、大井少年ファイターズみたいな感じの強豪です。6年生が15人以上で、5年以下不要の単独チームを組めるうらやましい相手とガップリ四つの戦いでした。4安打に抑えながら5四死球で点を与え、4-7で負けました。
公式試合では2018年6月3日笠幡グラウンドで行われた埼玉西部夏季大会2回戦で、1週間前にPOPアスリートカップで若松ブルーウィングスを破っている梅園ベアーズと対戦、3-3でタイブレーク2-1でやっと勝ち、続いて3回戦で高階キングスとダブルでした。西部大会ではピッチャーの投球制限があるので、将吾は投げさせず大稀と里紅に投げさせて6-11負けました。しかしながらこの経験で、将吾が投げれば勝てるかも知れないと思いました。
 今回は朝一番で志木二小で新座リトルクロメーズと3回戦、3回終わって0-5、相手投手の女の子の出来からして勝てそうも無いと考えて3回で将吾を引っ込めたので、当然エースの先発です。練習試合の経験、西部夏季大会の経験からウエストが頑張れば勝てるのではと思っていましたが、なにせ夏のシードチームです。きつい戦いになるだろうと思いつつ、第二多目的運動場に着いたら真っ赤なユニフォームのチームの試合が始まりました。B-2で霞ファイヤーズが鶴ヶ島イーストと対戦しているのです。昨年選抜大会優勝の霞ファイヤーズと大井ウエストは過去何度と無く対戦していますが、常に厳しい戦いを強いられる超強豪チームです。川越市夏季大会の優勝チームだし、西部夏季大会でもBEST8でシードチームです。ところがなんと2回に一挙10点取られて4回コールド負け、信じられません。ウエストは2018年8月19日大類ソフトボールパークでの毛呂山町長杯大会1回戦で鶴ヶ島イーストと対戦し、3-1で勝っています。どうしてこんなことになるんだろうと不思議でした。霞ファイヤーズは控選手も含めて大柄選手揃いです。見るからに強そうですが、この日朝一番の南部でウエストが新座リトルクロメーズに自らのミスもあってドドンと点を取られて反撃意欲を失ったのと同じようなことが起きたみたいでした。少年野球ではこうしたことがままあります。昨年の選抜大会準々決勝で6年生が3人しか居ない大井ブルーウィングスが、6年生揃いで当時ものすごく強かった大東スポーツクラブ少年団相手にぶん殴りあいのような試合をして、8-7で勝った試合も、福崎から柴崎へのリレーがはまった結果で、大井ブルーウィングスの采配が見事に的中した結果でした。決勝戦はダブルだったので、霞ファイヤーズに体力差で負けましたが、優秀なバッテリーが居れば強豪にも立ち向かえることを見事に示してくれました。
 この日のB-1の試合では、上福岡JFGが西部夏季大会第3位のシードチーム;川越スラッガーズを5-2で破ったそうなのです。既に西部夏季大会優勝の大東スポーツクラブ少年団が棄権していますから、川越勢はこの日最後の試合の西部夏季大会準優勝;寺尾パワーズしか残っていません。後で聞いたら寺尾パワーズも最初に3点先制したのに三芳スカイヤーズに追い上げられ3-2でやっと勝ったとのこと、どうやら夏の成績でシードされたチームも、夏を越して秋季選抜となると、チーム力がアップした相手に足元をすくわれるみたいですね。
 さて前置きが長くなりましたが、試合はウエスト先攻、高階キングスは埼玉西部夏季大会2回戦で最後2アウトからリリーフした浅野投手(背番号5)です。そのときのピッチングはバックの2連続エラー、2連続四球、5人目の和哉が空振り三振で試合終了、一つのアウトを取るのに5人を要したことから見て、ジックリ攻めたい投手です。1番洸はストライク、ファウル、ファウル、ボール、ボール、レフト前にミートしたライナーヒット、コスモが2ボール1ストライクから送りバント成功して1死2塁、将吾は2ボール2ストライクの次パスボールで洸が3塁に進み、フルカウントから打って強烈な打球がセカンドを襲う、余りの速さに二塁手はグラブを合わせられずライトへ抜けて先取点、強襲ヒットです。蓮はサードゴロ、これで2死となりましたが、将吾は一気に2塁蹴って3塁へ、素晴らしい走塁、大稀はフルカウントから四球選び2盗して2死2、3塁、打席には4年生ながら強打者の颯大、甲子園出場のお父さんも遠い単身赴任地から帰って来て応援しています。これで力が入ったか見逃せば四球となるボールを振ってフルカウント、1球ファウル後、またしてもボールを振って空振り三振、2者残塁、一気にたたみこめる場面でしたが1点止まり、浅野投手は1イニングで35球も投げました。その裏将吾はショートゴロ、空振り三振、空振り三振で三者凡退に切って取り、こちらは15球、ピッチャーの出来が違いました。
 2回表ウエストは和哉が良い当たりでしたがファースト正面のライナー、大河空振り三振〜振り逃げ(捕手の1塁悪送球)、里紅が上手くレフトへ流し打ってヒット、洸空振り三振、コスモはショートゴロエラーで満塁、迎えるは将吾、相手の四死球やエラーでランナーを出して将吾がドッカーンと返すウエスト野球にはこれ以上の場面は有りません。一身に期待を背負って空振り三振!すると引きずったか将吾はその裏、4番二郷選手にセンターへヒットされ、それでも上手くけん制で誘い出し、ファーストは颯大ですから2塁への送球素早く、大稀がランナータッチアウト。やれやれと思ったのも束の間、5番浅野選手のセカンドゴロをエラー、これはいかん、イヤな予感、2盗され、6番太斉選手に散々粘られ9球目投ゴロで三進、2死3塁で7番高橋選手の当たりは高く上がった内野フライ、大河が突っ込んで突っ込んで前にポトリ、落ちてみたらマウンドのすぐ後ろ、この光景は今期1塁、2塁、遊撃、3塁、すべてで見たことがあるなぁ〜、何故ピッチャーが捕らないのか?投手も野手の一人なのに...これで同点となりました。
 3回表ウエストは蓮、大稀が簡単に倒れて6球で2アウト、2回まで59球と苦しんでいる投手に対して4番、5番の6年生がどうしてこうなるの?積極的にストライクを打ちに行かなければヒットは生まれませんが、野球は頭脳スポーツであり、時と場合を常に考えて最適な選択をしないと流れを持って来れません。まあ、そうは言いながら打てないものは仕方ないのですが、ここからガラッと局面が変わりました。颯大がストレートの四球、「ピッチャー、どうしたんだろう?」とウエストベンチも首をひねります。颯大のバッターボックスでの構えはピッチャーから見ると最もドッシリした構えで、「往年の落合や山崎を彷彿とさせます」と前にも書きましたが、これはピッチャーから見るといかにも打ちそうで、怖いのです。実際にバットを振ると前の打席のようにそうでもないのですが...和哉も四球、大河も四球で満塁、こうなったら里紅のやることは一つ、そう、見極めることです。苦しんでいる投手を早撃ちマックで助けることはありません。ボール3から1球ストライクの後、見送って押し出し、打点を稼ぎ1点勝ち越しです。それならボクもと洸は思ったのでしょうが、ボール、ストライク、ファウル、そして見逃し三振。何が違うのでしょう?洸に対してだけ良い球が来ました。ウエストは3イニングで8残塁、ヒット3本、5個も四球を頂いて、振り逃げとエラー含めて10人出塁してわずか2得点です。三振は5、こんな野球をやっていたら勝てません。その裏先頭の9番打者空振り三振1アウト、1番に還って怖い成田選手のショートゴロをエラー、ヤバイ、接戦でのエラーは失点に繋がりやすいのです。2番ライトへヒット、3番空振り三振、2アウト、あと一人、4番二郷選手に初球ぶつけて満塁、5番浅野選手はフルカウントからライトへ打って二者生還して逆転されました。この回のライトの守りは課題が残りました。一つはライトライナー、突っ込めば捕れたかもしれません。しかし後ろへ逸らしたらホームランになります。安全策で下がって1バウンドキャッチしました。味方がリードしている場面なら、思い切って突っ込むほうが良いでしょう。ファインプレイで味方の士気はグンと上がります。場面によって守り方が違います。もう一つはライトゴロ、ヨシ、イタダキ!と思ったら捕球後の送球が遅く1塁セーフになりました。ライトゴロなんて少年野球でしかないとは言え、余程足の速いバッターランナーでなければアウトにしてあげたらピッチャーは助かります。高階キングスは全員6年生ですから体が大きくなって足は速くなっていますから、余程素早い送球をして、1塁手も思い切りライト方向へ伸びてキャッチしないとアウトになりません。大井ウエストの野球は守って守って少ないチャンスをGETして勝つ野球ですから、もっともっと練習しましょう。
 4回表1死から将吾は例によってT岡田スタイルに構え、思い切り振って高く上がった打球、ライトフライかな?と思いましたが、深く守っていたライトが見上げてから、一呼吸置いて慌ててバック、バック、頭を越して三塁打、しかし蓮キャッチャーファウルフライ、大稀ショートフライで無得点、残塁9個目、どうした6年生、勝つ気あるのか?その裏7番高橋選手にセンターにヒットを打たれ、バントで送られ、サードゴロ2アウトの間に三進、1番に還って怖い成田選手、前打席はショートゴロエラー、今度はセカンドゴロエラー、2アウトですからここでアウトにしていればチェンジなのに1点与え、更に2盗、そして思い切って3盗を狙ってきてキャッチャー3塁送球がレフトへ抜けてホームイン、5-2とリードを拡げられました。ふじみ野市春季大会で大井少年ファイターズと対戦して、まずい守りで大量失点したときと同じような流れです。
 5回表ウエストは6番颯大から、この打席もストレートの四球、浅野投手はどうも颯大が苦手みたいです。1打席目も颯大が2個ボールを振って空振り三振でしたが、この打席も普通は四球でした。ここまで99球、限界と見てピッチャー交替です。マウンドには二郷投手、埼玉西部夏季大会2回戦で先発し、3回3分の2で5失点、蓮に3ラン打たれ、将吾をキャッチャーファウルフライに仕留めて2死としながら、何故か浅野投手に代えられました。4回裏、時間は残り少々、大稀には四球とヒットで2打席2出塁でイヤだったのか?時計を眺めての交替だったかもしれません。今回はちょうど逆の継投です。3点差、時間も押している、打席には和哉、ここはジックリ行くべきところ、シッカリ選んで歩きました。このあたりがウエスト野球、大河に代打涼碧、これは何狙いか、分かりますね。1球目ストライク、2球目ボール、3球目、高い球をバント、監督が大声を出す「ボールじゃないか!」、ファーストはピッチャーから1塁に代わったばかりの浅野選手、突っ込んで打球を一旦ポロリしましたが拾い直してくるりと回りました、1塁送球すれば楽々アウトですが1塁ベースカバーが居ない!ヒットとなって無死満塁、1塁ランナー涼碧に代えて代走舜、9番里紅はここまで2打席とも出塁しています。3点差、ホームゲッツー狙って前進守備態勢を敷き、レフトもぐっと前に守ります。1-1からバットを短く持ってコツーンとミート、三塁手の頭越え、第1打席と同様のバッティングが今度はタイムリーとなって2点差、なおも無死満塁、こうなったらワッショイウエスト、ベンチの声も応援も一段とヒートアップ、洸は2ボール1ストライクからデッドボール、押し出しで1点差、キングスたまらずピッチャー交替、ショートから成田主将がマウンドへ、無死満塁1点差での登板はキツイでしょうね。ここで打席にはコスモ、成田投手が3塁に牽制球、舜戻れずタッチアウト、これには監督も切れました。大事な場面、1点差に迫って無死満塁が続き、相手はアップアップ、セカンドリードはとっても、間違ってもアウトにならない走塁が必要なのがここでの3塁ランナーの役目です。しかもピッチャーは右投手、対面していますからその動きはお互いによく見えます。牽制タッチアウトでは代走の意味がありません。流れが一気にス〜〜ッと退いていく感がありました。ヤッパリ、コスモがきれいにセンター返しして、通常ならばナイスヒットですが、前に詰めていたセンターが捕球して素早く2塁送球、洸は封殺、当たりも良いので、これは仕方ありません。

2死となり、将吾への1球目にコスモ盗塁して2死2、3塁、ここまで将吾は3打数2安打(単打と三塁打)、1塁を空かさないように走らせないかと思いました。しかし同点狙いではなく一気に逆転するゾという盗塁です。こういうときのベンチワークというのは、お互いの化かし合いです。打ち手一つで勝つか負けるかの瀬戸際です。しかも手を打ったからと言ってそれが期待通りになるかどうか分かりません。どちらかと言えば思うようにならないほうが多いでしょう。ここまで2安打の将吾を歩かせて、3打席凡退の4番と勝負するか、キングスベンチの打ち手は「勝負」でした。前回の対戦で蓮に3ランホームランを打たれていることもあったでしょうし、ピッチャーも代わり、主将の意地もあったかもしれません。2ボール1ストライクからの4球目、将吾の1グリップ余したバットが一閃、上がった瞬間、ナンダコリャ、という打球が、雲ひとつ無い青空に向かって、入間基地のブルーインパルスのように弧を描いて舞い上がっていきます。ライトはひたすらバック、バック、しかしボールは見えなくなってしまいました。どうやら1バウンドでネット越えのようです。将吾は既に2塁を回っていて、「来い、来い!」とウエストベンチが呼びます。里紅、コスモに続いて将吾ホームイン、かと思いきや、本部席からエンタイトル3ベースの声、1バウンドネット越えなのでホームランには出来ないということのようです。これは仕方ありません。将吾は本塁打を損してしまいました。市民Aならなぁ...高く上がった大飛球、西原小学校ならライトのネットを軽く越えて関越の手前までぶっ飛ばしたような打球でした。大井小学校では3階ベランダ手摺りにぶつけていますが、この打球は屋上に乗っけただろうと思われる、見たことも無い打球で、審判団も開いた口が塞がらないといった様子でした。続く蓮はサードゴロでチェンジ、試合時間は既にオーバー、キングスベンチは後悔したでしょう。その裏キングスはクリーンアップ、空振り三振、サードゴロ、サードゴロで試合終了。
 キングスは浅野投手を引っ張って6個目の四球で遂に代えましたが、その後の2投手が抑えられませんでした。ウエストはこの試合、エラーや走塁ミスなど、相手に勝って下さいというような展開でしたが勝ちました。

 この試合も投げて打って将吾のワンマンショーのような試合でした。バックが足を引っ張っても、めげずに取り返して見せました。ナント!5失点ですが自責点0です。里紅のバッティングも光りました。3打席すべて出塁、2打数2安打1四球打点2です。「スパゲッティミートソース」は美味しいのです。ちなみにミートソースとナポリタンの違い分かりますか?簡単に言えばひき肉をトマトソースで煮込んだのがミートソース、ケチャップを絡めるだけなのがナポリタンです。ミートソースは、ひき肉と玉ねぎ、トマト(缶詰めトマトやホールトマト)でソースを作り、スパゲッティにかけるもの。ナポリタンは スパゲッティにケチャップを和えてウインナー・ピーマン・玉ねぎなどと炒めて作るもの。ちなみに、スパゲッティミートソースはイタリアでも食べられますが、ナポリタンは、日本で考えられた食べ物で、イタリアには無いスパゲッティ料理です。間違っても、イタリアのナポリに行って「ナポリタン」などと注文しないで下さい。ナポリ人を馬鹿にしていると思われますよ・・・・おっと、脱線しました。ミートソースのミートはmeat=肉、野球のミートはmeet=会う、合わせること、ボールをバットの芯で捉えることを言います。力の無いバッターでもミートすれば打球は内野を越えます。この日の洸の第1打席、里紅の2安打がこれでした。ただし飛んでくる球をミートするのは難しいのです。しかしブンブン振るよりは短く持ってバットの軌道を小さくして当てたほうがミート出来る確率は上がります。ティーバッティングはこの練習をしているのです。ミートがシッカリ出来るようになれば、体力が上がってくるにつれ、打球も遠くに飛ぶようになります。ミートの最たるものはバントです。バントが上手いということは芯で捉えられる、すなわちミートしているということです。里紅のバッティングはこのところ振り回しては引っ掛けてピッチャーゴロ、セカンドゴロ、ファーストゴロでした。この試合での特に5回のタイムリーは、「行けるゾ!」という気持ちをみんなに与え、流れをぐっと引き寄せて勇気を貰いました。蓮や大稀も、このところ打率が下がる一方なのは、短く持ってミートすることを忘れているからでしょう。思い切って振ることは大事ですが、ここぞという場面で監督が「大きいのは要らないぞ」と言うのは「ミートしろ」と言っているのです。「スパゲッティミートソース」と言ったらコレですよ(^-^)
 両チームの打撃成績を比較してみましょう。同じ5イニングですが、ハッキリ差が見えます。ウエストは残塁多過ぎ、タイムリーが出れば楽に勝てるのに...

打席数 得点 安打 本塁打 塁打数 打点 盗塁 犠打飛 四球 死球 三振 残塁
大井ウエスト 31 6 7 0 11 6 2 1 7 1 6 10
高階キングス 23 5 5 0 5 4 5 1 0 1 6 3

打撃成績から逆にピッチャーの差が見えます


ページトップへ  3回戦 2018年11月11日(日)鳩山町梅沢運動場B面B-1 9時25分〜10時34分 5回コールド勝ち
チーム 1 2 3 4 5
大井ウエスト 0 0 2 5 0 7
大井少年ファイターズ 0 0 0 0 0 0
勝利投手:横山将吾  本塁打:無し

戦況:大井少年ファイターズは前日埼玉南部秋季大会の準々決勝に続き、西部選抜3回戦に臨みます。前日の結果次第では意気軒昂かな?学校行事でぶっつけ本番のウエストは不利かもしれません。しかし今回の西部選抜は強いはずのチームがバタバタ倒れて下克上の様相です。そうでなくても少年野球は分かりません。埼玉南部秋季大会で鶴小ニュースカイヤーズに7-0と圧倒された鶴ヶ岡少年野球クラブが、西部選抜大会3回戦では6-5と惜敗しましたが、勝てたかもしれません。勝負というのはもつれ込んだら、ベンチワークがモノを言います。左のヤマは順当ですが、右のヤマは波瀾万丈です。大井少年ファイターズには今期、ふじみ野市春季大会で9-1で負けています リベンジです

・・・と書いていましたが、結果は予想もしないコールド勝ち。大井少年ファイターズは前夜朝霞市の青葉台球場で行われた第79回埼玉南部秋季大会準々決勝で、鶴小ニュースカイヤーズにタイブレークで敗れており、一夜明けての早朝移動でした。鳩山町梅沢運動場は暑いくらいの陽気、周りは紅葉(茶葉?)していて、この時期とは思えない気温です。大井少年ファイターズには大敗しているとはいえ、それは8ヶ月前の3月11日、当時6年生三人、5年生四人、4年生二人のウエストは初動したばかりで、6年生九人の大井少年ファイターズには体力差が有り過ぎて勝負になりませんでした。そんな状態でもウエストはふじみ野市春季大会で優勝した上福岡JFGに唯一黒星を付け、第二位上福岡第五クラブ、第三位大井亀少クラブに次ぐ第四位に入り、第五位の大井少年ファイターズを上回ったのですから大したものです。これはなんと言っても将吾のピッチングによるものでした。迎えて立冬過ぎた西部秋季選抜、6年生揃いのチームを立て続けに破ったのですから大井少年ファイターズにも勝てないわけではないはずです。しかしコントロールの良い仲野投手はウエストの最も苦手とするタイプの投手だし、選手たちはスラッと背が高くてカッコイイ選手が揃っていて、5年生、4年生の小さい選手が大半のウエストとは大違いだし、とにかく将吾−蓮のバッテリーに抑えてもらって、少ない点で逃げ切るしかないと考えていました。ところがナント、事件です。そんなバカな・・・続きは後で(スミマセン、大変いま多忙で、週明けは岩手に行かなければならず更新遅れます。東入間学童野球連盟の西部大会のページは更新しました)
・・・さて続きです。東北新幹線車中です。何が事件かと言いますと、キャプテンが骨折したというのです。いやしかし、ピンピンしてるじゃないの、と思いましたが、足の甲を骨折してるというのです。参ったな〜、これで今シーズンも終わりだと覚悟しました。朝早く集まって、わざわざ鳩山まで来て、そして終わりか、人生って、はかないなぁ、♪茜色のシルエット、♪あ〜あなたに・・・♪もっとロマンス・・・♪私に仕掛けてきて→→→グラウンドに着いて、「メンバー表どうする」と聞いたら監督はいつになく沈んだ声で、「待って下さい」と言うのです。二日酔いかなぁ、仕事疲れかなぁと思いました。体に似合わない、頭を使う仕事で、いえ、ヘッディングではありません、アイティなんです、「どうして?」と言うと、「様子見て」というわけです。そりゃあ、見ましたよ、ようす→→→キャプテン、キャッチボールしてます。ありありと足をかばっているけれど、なるべく何気なく、見ているうちに、なんだか込み上げてきました。痛いだろうに、周りに気付かせないように、さりげなく、頑張っている、こういうときに人間の美しさが出ます。そうこうしているうち、監督がキャッチャーして、将吾の球を受けています。バシン、バシンと小気味良い音が聞こえます。大会の役員たちが「すげぇ」と驚いています。「いったい何キロぐらいだろう」と、球の速さに感心しているのです。しかも監督が構えたミットにズバッと収まります。どう見ても強そうに見えないウエストが、どうしてここまで来れたのかが、これで納得できたようです。やがて蓮がやってきて、監督がミットを渡しました。監督が捕手を譲り、ベンチへドスドスと歩いてきて、「いつもどおりで」と言いました。分かった、メンバー表書かなくちゃ、でも大丈夫だろうか、骨折してる選手に無理させて、でも間違ってもパワハラではありません、やれと言ってるわけではなし、本人が静かにいつもどおりキャッチャーやってるし、ヨシ、頑張ってくれと思いました。そして今日は勝てるかも?と思いました。キャプテンの闘志に選手たちは絶対応えるだろうと考えたからです。
 試合が始まりました。先攻ウエストは1、2回、2安打3四球ながら無得点。ン、仲野投手、いつものピッチングじゃないなと思いました。2回で3四球、将吾と和哉がヒットで5出塁ながら、コスモが2盗失敗、松岡捕手の強肩に刺されました。スタートが悪かった、仲野投手はけん制が上手いので警戒してリードも小さかったので尚更です。和哉は大河が送り、2塁へのピッチャーけん制球を見て思い切り3塁へ走って盗塁成功、ここまでは良かった。ショートが3塁へ投げるとランナーの背中に当たったり、暴投して1点ということがよくあるので、思い切って走れと言われているのです。しかし松岡キャノンの3塁けん制で戻れずタッチアウト。3塁ランナーはセカンドリードしているとは言え、戻れないなんてアリエナイ。1、2回、共に3塁までランナーを進めながら、5出塁、2塁上死、3残塁、しかも3三振。3回表1番から、洸フルカウントから歩いて、コスモが送り、ピッチャーの2塁けん制でスタートして三進、将吾はフルカウントから四球、この球をキャッチャーパスボールして洸ホームインして先取点、将吾盗塁、蓮サードゴロの間に三進、大稀の4-6-8間テキサスヒットでホームイン、2点目、颯大もセカンドゴロエラーで出ましたが和哉ショートフライで2者残塁。3回までウエストは9出塁で2点、5残塁、大井少年ファイターズは3人ずつで終わり、と言ってもヒットで出た選手は将吾の1塁けん制でおびき出され、1−2塁間タッチアウト、四球の選手は2盗試みて蓮の送球タッチアウト!共に塁上死2個ずつですが、拙攻ながらもなんとか2点GETのウエストに対し、どうにも歯がゆいファイターズ、4回表に大きな山が来ました。大河ファーストファウルフライ1アウト、里紅フルカウントから四球、洸の打席で2盗、洸は粘りながらも空振り三振、しかしキャッチャー落としている、振り逃げ狙うも1塁送球2アウト、この間に里紅3塁へ、さて2アウトまでは簡単に来ましたがここからが長い、コスモがセンターへタイムリーヒット3点目、将吾の打席で2盗、3盗、将吾は5球ファウルしてフルカウントから歩きます、さすがの仲野投手も根負け、長い守り、これではバックも緊張続きません、蓮が打ち上げたライトフライ、ポロリ、コスモホームインして4点目、大稀ショートゴロ、上手い選手なのにエラーして将吾ホームインして5点目、ここで颯大がバッシーンと左中間タイムリー2塁打、蓮、大稀相次いでホームイン7点目、たまらずピッチャー交代〜星野投手へ、和哉のピッチャーゴロでチェンジ。4回裏ファイターズ1番星野、6年生を押しのけて5年生ながら斬り込み隊長、センターフライ、しかしコスモやや躊躇してヒットにしました。2番サードファウルフライ、3番ピッチャーライナー、将吾ガッチリ捕って1塁送球、ランナー戻れず併殺。ここまで大井少年ファイターズ3人出塁してすべて塁上死、4回まで残塁ゼロ、5回表ウエストは大河、里紅ともにセカンドゴロ、洸見逃し三振で三者凡退、ファイターズは4番空振り三振、5番サードゴロエラー出塁、3回に洸は三遊間の当たりを飛びついてキャッチするファインプレーをしていますが、見逃し三振のショックを引きずっているか?ランナーは前打席ヒットで出て、将吾のけん制で追い出されてタッチアウトになっているし、蓮が2盗刺殺する肩を見ているのでファイターズベンチは走らせません。次打者ピッチャーフライ、7番打者は5回表から捕手に入っていて、これが初打席、5年生に今の将吾の球を打てというのは酷、空振り三振でゲームセット、残塁1、5回7−0コールドゲーム。いくらなんでも、まさかウエスト相手に2塁も踏めない完敗なんて想像もしていなかったであろう大井少年ファイターズ、口惜しいでしょう。しかししょうがありません、しょうごあるんです。将吾のピッチングが良過ぎて...、1年の中にはこういうこともあります。というよりも今の将吾の球は並みの6年生では打てません。しょうがないんです。
 なお大井少年ファイターズは川合ランバー旗決勝トーナメントに進んでいます。A組2位で、準々決勝にあたる決勝トーナメント1回戦は、D組1位の星宮城西少年野球が相手です。


ページトップへ  準々決勝 2018年11月11日(日)鳩山町梅沢運動場B面B-3 13時31分〜14時57分

チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井ウエスト 1 0 0 1 3 0 0 5
坂戸ロイヤルズ 1 0 3 0 2 0 × 6

敗戦投手:斉藤星空  本塁打:無し

戦況:お昼を食べながら、スタンドで赤いアンダーに緑のユニフォームの寺尾パワーズ対スカイブルーのユニフォームの坂戸ロイヤルズの試合を見ていました。シードチーム寺尾パワーズは川越市夏季大会の優勝チームであり、西部夏季大会の準優勝チームです。1回表寺尾パワーズは出塁した1番キャプテンが2盗刺殺されました。俊足の1番を殺したのは坂戸ロイヤルズのキャッチャー森田主将です。このキャッチャーは10月14日のウエスト練習試合で、強肩でしかもいい球を投げるので、容易に盗塁は出来ないし、1塁でも3塁でもバシバシ投げてくるスゴイキャッチャーだということは分かっていました。寺尾パワーズもビックリしたのではないでしょうか。その後坂戸ロイヤルズは守備の乱れもあって満塁とされ、2アウトまでこぎつけましたが、寺尾パワーズは走者一掃の2塁打で、3点先制しました。しかも寺尾パワーズの好投手がナイスピッチング、坂戸ロイヤルズはなかなか走者を出せません。一方の寺尾パワーズはチャンスが続きながら中押し・ダメ押しができません。4回裏に坂戸ロイヤルズは1点返しましたが、このまま終わるかと思われた土壇場7回裏、寺尾パワーズは勝っているのに何を緊張したのか、守備の乱れが出て満塁としてしまいます。ここで坂戸ロイヤルズのバッターは3番かな?背の高い選手、カキーンと強打でランナーを返してサヨナラ勝ち。坂戸ロイヤルズ応援団は大フィーバーでした。なお寺尾パワーズは川合ランバー旗決勝トーナメントに進んでいます。C組1位で、準々決勝にあたる決勝トーナメント1回戦は11月17日(土)14時半、B組2位の大井亀少クラブと亀久保小学校で対戦します。さらに18日(日)は飯能信金杯1回戦で坂戸ロイヤルズと10時から阿須野球場で対戦します。リベンジですね。
 
後日談・・・川合ランバー旗準々決勝;寺尾パワーズ4-1大井亀少クラブ、飯能信金杯;寺尾パワーズ2-1坂戸ロイヤルズ、リベンジ果たしました
 さてウエストは10月14日の練習試合で坂戸ロイヤルズに22-2で負けています。わざわざ坂戸から来たので10回までやらせてくれと言われ、7回まで将吾が投げて10-2、更に続く3回はコスモが投げて12点取られて合計22-2の記録的大敗でした。6年生11人、の相手とは言え、余りにも大差で、参りました。しかも大井少年ファイターズとの試合とは違って1ヶ月も経っていませんから、この実力差は本物でしょう。ピッチャーができる選手は何人もいますが、特に警戒すべきはキャッチャー森田主将です。大変素晴らしい選手です。寺尾パワーズとの死闘を制した坂戸ロイヤルズは意気軒昂のはずです。ダブルヘッダーでは、勝ってすぐ連戦のチームのほうが、疲れていても士気が勝る分強いものです。投球回数制限で将吾は2回までしか投げられません。100球ぐらいから調子が上がるタイプなので残念。
 ウエストは先攻、相手は及川投手です。エースの斎藤凰大(コウダイ)選手は寺尾パワーズ戦で7回投げたので投げられません。洸がストレートの四球で出て、パスボールで二進、コスモはフルカウントから空振り三振、さあ将吾だ、イイ当たり!これを二塁手の中村選手飛びついてキャッチ、洸は三進しましたが、将吾はヒットを損しました。抜けていれば長打だったかもしれません。蓮の当たりはピッチャーゴロ、しかし必死に走って内野安打として洸ホームインして先取点、大稀ショートゴロ、2塁送球、蓮封殺でチェンジ。その裏2回まで投げられる将吾は先頭打者、先ほどファインプレイの中村選手を歩かせてしまいました。無死の四球走者やエラー走者は大体失点に繋がります。しかしけん制でうまく追い出した、颯大の送球は安定しています、素早く2塁送球、大稀が捕ってランナーを追い戻して1塁へ投げましたが低い!颯大捕れずボールデッドでランナー二進、これは痛いエラーです、初回の無死2塁と1死ランナー無しでは天国と地獄ほど違います。案の定2番小林選手ライト左へヒットして同点。小林選手は2盗謀りましたが、蓮が素晴らしい送球で2塁タッチアウト!先ほどの内野安打と言い、この2盗刺殺と言い、骨折しているとは思えない素晴らしい活躍です。3番センターフライ、ここはコスモですから安心、4番も吸い込まれるようにセンターフライ。この回の得点走者はエラー進塁のランナーであり、もし潜り抜けて1塁に戻っていたとしても、2番打者のシングルヒットでは本塁に帰れず、その後二者凡退なのでピッチャーの自責点にはなりません。
2回表颯大投ゴロ1死、和哉四球、大河送って2死2塁、このところ好調の里紅に期待です。3ボール1ストライクから低い球見送って歩きかけたら球審ストライクコール、「エッ」とビックリ顔の里紅、次の球、これも低い、見送ったらストライクコール、「クサイ球カット」と言いますが、これは手を出したら怒られるような球でした。ベンチへ帰ってきた選手たちに監督は「1バウンドしなけりゃストライクだから、そのつもりで行け」と訓示しました。2回裏5番ピッチャーゴロ、6番セカンドゴロであっさり2アウト、7番ショートゴロ、イタダキ、ところが1塁セーフ、アウトにしてよ、お願い、ただしコレはエラーには出来ません、内野安打です。ですが、コレぐらいアウトにしてもらわないと困ります。8番ピッチャーゴロで将吾のお役目終了。
3回表ウエストは将吾がセンターへ痛烈ヒットしましたが残塁。3回裏からコスモが登板、練習試合では3回で12点も取られています。先頭9番サードゴロ1アウト、1番に還ってショートゴロ、これをエラーして1塁に生かし、2番打ち上げてショートのすぐ後ろ、チョット下がれば悠々キャッチのフライですが、ショートが捕りそうもないのでこの回からセンターに入っていた将吾が前進、前進、間に合わないか、最後の一伸びで地面スレスレキャッチ、これはナイスプレイ、だけど捕ってよ、遊撃手...2死1塁です。3番ファーストゴロ、落としてエラー、2死1、2塁、4番打者の2球目にダブルスチール、これはコスモの投球タイミングを見計らっての良いスタートでまんまと成功、またもやショートゴロ、エラー、3塁ランナーホームイン、2塁ランナーも3塁蹴る、ショート拾って本塁送球、これは間に合わない、打者走者は2塁へ向かう、キャッチャー2塁送球しますがこれがセンターへ抜ける送球エラーで、将吾がボールを追っているうちに打者走者までホームインするという一挙3点のエラーショウ、本来は2番打者までで三者凡退だったはずなのに3点入ってしまいました。ピッチャーが打ち取っているのにバックが足を引っ張るのではコスモがかわいそうです。ベンチも余りのことに怒る気力も消え失せて、と言うか、エラーは怒ってはいけないのです。エラーに一番ショックを受けているのは本人ですから、畳み掛けて怒られるとますますめげちゃいます。エラーにはドンマイと言うしかありません。けれど、ドンマイはせめて一度きりぐらいにして欲しい、ドンマイ、ドンマイ言っていると、マイマイマイマイ、フォークダンスのマイムマイムというのがあったよね、マイマイ・・・かたつむりを見ているように眼がクルクル回って卒倒しそう・・・♪もっと勝手に恋したり...♪忘れそうな想い出を ♪そっと抱いているより ♪忘れてしまえば...忘れてしまいたいイニングでした。ワインレッドと言うよりもブルーな心になりました。
4回表大稀が三遊間ヒット出塁、颯大四球、和哉がバントで送り、大河の2ボール1ストライクからボークで大稀ホームイン、ボールカウント2ボール1ストライク、ピッチャー動揺している、ならばスクイズだ、上手く転がした、ところが颯大が来ない、慌てて本塁へ向かうもピッチャーからキャッチャーへトスしてタッチアウト、ここでのサイン見逃しは痛い。里紅はセカンド抜けるヒットで2死1、2塁、洸への初球ワイルドピッチで2死2、3塁、次の球ストライク、そして・・・あれほど注意したのに森田キャノンに引っ掛かって3塁タッチアウト。なおキャノンというのは幕末以降に活躍した大砲で、本来はカノン砲と呼ばれますが、日本シリーズでMVPとなったソフトバンクの甲斐捕手が盗塁をことごとく阻止、その送球がまるでキャノン砲のようだということで甲斐キャノンと呼ばれたことにあやかったものです。その裏2死から8、9番に連打されながらなんとかコスモが抑えました。
5回表洸四球、コスモファウル後の2球目打ってサードゴロ、2塁送球するも洸の足のほうが早く野選となって迎えるは怖いバッター将吾、これは重々承知の坂戸ロイヤルズバッテリー、甘い球は投げられません、2ボール1ストライクとなったところでタイム、ライトを替えました。何か予感がしたか、打たれた場合に備えてライトの守りを固める狙いのようです。次の球ボール、そしてやはり勝負できません、四球で無死満塁です。ここで4番蓮、打ってそのライトへフライが上がる、ヒットだ、洸ホームイン、なおも無死満塁、さあ大稀6年の意地、ここで打たなきゃオトコがすたる、前打席のようにバシッと引っ張ってくれ・・・ストライク、エッ、見送り?弱気だね、こういう場面は親の仇を討ってやる、とばかりに初球からストライクなら引っぱたく場面です。2球目ストライク、シマッタ〜という顔で首を傾げます、監督が「外しか来ないんだ、狙って打て」と檄を飛ばします。次は低いボール球、振って空振り三振、押せ押せのチャンスには1球目ないし2球目のストライクを狙わないと、追い込まれたらまともなストライクは来ないのでこうなります。打席には颯大、ボール、ストライク、監督が「引っ張っていい、タイミング早く取って打て」と檄を飛ばします。バシッと打って三遊間強い打球、サード間に合いません、ショートが回り込んで捕ったけれど、これはムリ、諦めました。コスモホームインしてこの回2点目、同点です。和哉1ストライク後の2球目打ってショートゴロ、本塁送球将吾封殺2アウト、ゲッツー狙いですが1塁はセーフ、この間に2塁から蓮一挙ホームインして逆転、足の痛さなど感じさせない気迫の走塁でした。大河セカンドゴロでチェンジ。その裏坂戸ロイヤルズ2番から、セカンドゴロ、これをエラー、痛い、この緊迫した試合で無死でエラー走者を出せばどうなるか...ヤバイ、3番セカンドゴロ、これは1塁送球アウト、1死2塁、4番打者の初球に3盗、これは強気の攻めですが、蓮が阻止しました。これは大きい、味方のエラーを帳消しにしてくれる見事な送球。しかし4番斎藤凰大(コウダイ)、本来エースで、この大会敢闘賞を受賞した選手、強い打球がサード右を襲い、捕れなくてレフトへ抜けました。これはヒットです。続く5番もサードゴロ、これはポロリ、エラーです。更に6番、7番とサードゴロ、みなエラーです、どうしたんだろう?上手いはずなのに、集中攻撃のように4連打、恐らく斎藤凰大の打球を捕れなかったのが尾を引いて立ち直れないでいるうちにこれでもか、これでもかと攻められたのでパニックになったのかもしれません。4年生三塁手、打者はオール6年生、低学年の打球とはワケが違います。2点取られて逆転されました。
6回表ウエストは9番里紅からの攻撃ですがピッチャー代わりました。ピッチャーがサードへ、サードがショートへ、ショートを守っていた小林選手がマウンドへ、里紅はフルカウントからショートゴロ、斎藤凰大1塁送球1アウト、選球眼の良い里紅に四球出塁を期待したのですが、このピッチャーは先発及川投手と違いコントロールが良いのです。洸はボール2からストライク続き、ここから4連続ファウルで粘りますが、ピッチャーもストライクを続けます、9球目レフトフライで2アウト。ウーム大したピッチャーだ。コスモは3球目ショートゴロ、これをエラーしてくれて、将吾の前に待望のランナーが出ました。6-5、差は1点、足のあるコスモなので、まずは得点圏にランナーを置いて将吾に期待しよう、ここは強気で仕掛けましたが、けん制でリードが小さくなったため森田キャノンの餌食になりました。その裏坂戸ロイヤルズ9番から、フルカウントからセンター前ヒット、1番に還って初球レフト前ライナーヒット、2番送りバント成功、1死2、3塁、3番ボール1からスクイズ、コレが上がった、ファウルゾーンで蓮キャッチ、3塁送球して併殺、スクイズは強気の作戦ではありますが、ここは3番打者、1点リードで、「犠牲フライでも良い、思い切り振って来い」という場面ではなかったでしょうか。
7回表ウエストは将吾から、ここは一発狙ってよい場面、しかし力が入り過ぎた、ショートフライ1アウト、4番蓮、今日は骨折なんのその攻走守に大活躍、ここでもセンター前ヒット、5番大稀頼むぞ今度こそ、打ってサードゴロ、2塁送球セーフ、野選となって1死1、2塁、先ほどタイムリーの颯大に期待します、初球打ってサードゴロ、この間にランナー進んで2死2、3塁、和哉に期待、ファウル、ファウル、そして外角ズバッと見逃し三振、試合終了。積極的な打撃をする選手なのでボールと見たのでしょう。実際そうだったかもしれませんが、この場面はクサイ球カットで粘る場面でした。
 練習試合で22-2で負けている坂戸ロイヤルズに、あわやという試合、慌てさせたのは大したものです。エースの斎藤凰大が寺尾パワーズ戦で7回投げたため登板できず、ウエストも将吾が2回しか投げられないという、お互いベストでない条件とは言え、良く頑張ったと言えるでしょう。しかしファースト1個、セカンド1個、サード3個、ショート3個、キャッチャー1個、計9個のエラーで勝てというほうがムリ、失点6自責点ゼロなんて試合は滅多にありません。本来ウエストのチームカラーは、守りに守って、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、少ないチャンスにあの手この手を打って勝つというものです。逆転また逆転の緊迫した試合ができたのは、相手と同じ7安打を放って頑張ったからです。守りはダメでしたが、攻めの気迫はアッパレでした。


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