大井ウエスト試合結果  

第23回ふじみ野市秋季大会

1回戦免除2回戦】 11月18日(日) 13時00分〜14時27分 上野台小学校A-2

チーム 1 2 3 4 5 6 7
上福岡JFG 0 0 1 0 0 2 0 3
大井ウエスト 2 0 0 1 0 1 × 4

勝利投手:横山将吾  本塁打:無し

戦況: 将吾と枝並投手の互角の投げ合いでした。

投球回数 投球数 打者数 安 打 本塁打 三 振 四 球 死 球 暴 投 ボーク 失 点 自責点 勝 敗
大井ウエスト 横山投手 7 116 28 2 0 9 2 0 0 0 3 0 勝利
上福岡JFG 枝並投手 6 92 24 2 0 7 2 0 0 0 4 2 敗戦

1回表将吾は先頭打者に粘られて四球を与えましたが、見逃し三振、ピッチャーフライ、空振り三振で切り抜けました。一方ウエストも枝並投手から洸が四球選び、コスモへの2球目に2盗、3球目ストライクをキャッチャー横に逸らしたのを見て3塁へ、コスモ空振り三振で1死3塁、打席には期待の将吾、2ボール1ストライクからの4球目、打って強烈ライナーがセカンドのグラブを弾いて、外野へ抜けます、強襲ヒットで、まず1点、蓮の打席で2盗、3盗、2ボール2ストライクから蓮が打って、打球はセカンド後方、センターとライトの間にポトリ、シ、シブイけれどもタイムリーヒット、この後大稀ショートゴロ、颯大キャッチャーゴロで追加点ならず。この2点が後々大きな意味を持ちました。
2回表1死から6番打者の当たりは1塁側ファウルゾーンから渦を巻いてシュルシュルと1塁方向へ、ウエストベンチの目の前、「入るぞ、捕れ」と絶叫、将吾が駆け寄ったときにはインフィールド、普通に捕りに行って弾いてしまいました。これはエラーになります。こういう打球はバッタ捕り、バッタを捕まえるときのようにグローブで上から押さえつけて回転を止め、手で拾って1塁送球しないと、普通に捕りに行くと弾かれてしまうのです。しかし7番打者の2球目に走って蓮の餌食になりました。西部秋季選抜大会から蓮は絶好調、バッタバッタと盗塁を刺しています。2死ランナー居なくなったのに四球、しかしもうランナー走りません、8番にもボール3でオイオイ、と思いましたが、ここから空振り三振に仕留めました。2回裏ウエスト7番からショートゴロ、ショートゴロ、空振り三振で三者凡退。
3回表JFG9番ファウル2本で粘った末にショートライナー、これをエラー、ヤバイヤバイ、無死のエラーは概ね失点に繋がります。1番に還ってピッチャーゴロ、1塁悪送球、2番打者のときにパスボールがあって無死2、3塁、2番打者はショートゴロ、ランナー見て1塁送球、1死2、3塁、ここで3番柳川主将スクイズ、3塁ランナーホームイン、2塁ランナー3塁回ったところで将吾が3塁送球、ランナー挟んで本塁送球、蓮がタッチしてアウト、この間に打者走者2塁へ、2死ですから果敢に3盗狙いましたがまたしても蓮の餌食となりました。その裏ウエストは1番から3連続三振、将吾が見逃し三振、手が出なかったくらいですから、枝並投手エンジンがかかってきました。
4回表JFG4番から三者凡退、将吾のピッチングが冴えます。ウエストも4番から、蓮センターフライ1アウト、大稀フルカウントから選んで出塁、2盗して颯大のセカンドゴロで3塁へ、和哉への2球目パスボールでホームイン、これはラッキー、和哉ピッチャーゴロでチェンジ。
5回表JFG7番から、セカンドゴロエラー、無死のエラー出塁ヤバイ、3回はコレで1点取られています。盗塁と送りバントで3塁まで進められましたが、二者空振り三振で事無きを得ました。ウエストは2死からこれまたセカンドゴロエラーで洸が出塁しましたがコスモファーストフライでチェンジ。
6回表JFGは2番からの好打順、セカンドフライ、オッケー、ポロリ、いやはや本日もう5個目のエラーですが、監督は「オッケー、オッケー、いつものことだから」と泰然自若、いいのかなぁ、それで....3番柳川主将レフトへクリーンヒット、4番でっかい知久選手サードゴロ、自ら3塁ベース踏んで1死1、2塁、5番打者は枝並選手、ここでランナー走った、蓮が3塁送球タッチアウト、知久選手は2塁へ、1ヒット1エラーで2死2塁、ウエストとしては上々、ところが空振り三振の球をパスボールしてこれがボールデッド、すぐ2盗して2死2、3塁、イケマセンなぁ、6番伊藤選手ストライク、ストライク、ボール、ボール、ファウル、ファウル、粘った末にレフト前ヒット、3塁ランナーもちろんですが、2塁ランナー枝並選手俊足ホームイン、同点です!この後抑えたものの試合は振り出しに戻ってしまいました。その裏、将吾から、1ボール1ストライクから打って強烈な打球がセカンドを襲う、あまりの打球の速さにグラブを合わせられない、セカンドを打球が抜けたら上野台小学校、1塁、2塁、3塁蹴って「ゆっくり、ゆっくり」と言われながら流してホームイン、これは残念ながらホームランにはなりません。セカンドの手の届く範囲なのでエラーです。しかしこれは気の毒でした。あの打球の強さでは捕れなくてもしょうがない、それほどの打球でした。枝並投手めげずに立ち向かいます。ウエスト4番からショートゴロ、空振り三振、空振り三振。
7回表JFG8番から、ピンチヒッターです。空振り三振、9番見逃し三振、1番に還って空振り三振、三者三振で締めて、終わってみればこの試合も将吾のワンマンショー。
しかしキャプテン蓮が肩でピッチャーを助けたのが大きかったですね。

準決勝】 11月24日(土) 西原小学校A-2 12時5分〜13時20分

チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井ウエスト 0 0 0 0 1 0 0 1
上福岡第五クラブ 0 1 0 1 0 0 × 2

敗戦投手:横山将吾  本塁打:無し

戦況: 将吾と山根投手の互角の投げ合いでした。

投球回数 投球数 打者数 安 打 本塁打 三 振 四 球 死 球 暴 投 ボーク 失 点 自責点 勝 敗
第五クラブ  山根投手 7 88 26 4 0 8 0 0 0 0 1 1 勝利
大井ウエスト 横山投手 6 105 21 2 0 10 1 0 1 0 2 1 敗戦

結果的にはふじみ野市春季大会に続き山根投手に抑え込まれましたが、ウエスト残塁4、第五クラブ1、すなわちチャンスをものに出来なかった結果負けましたが、将吾のピッチングは西部選抜での大井少年ファイターズ戦や昨週の上福岡JFG戦同様ズバズバ三振を奪う豪快なピッチング、少年ファイターズ戦では5回コールドの完封勝ちだったので、5イニング、被安打2、与四球1、奪三振6、上福岡JFG戦では7イニング、被安打2、与四球0、奪三振9、今回は6イニング、被安打2、与四球1、奪三振10、すなわち最近の将吾はピッチャーとしてはこれ以上無いような素晴らしい投球をしています。では何故負けたか?
実は先に先制のチャンスを迎えたのはウエスト、2回表4番蓮がサードゴロエラーで出塁して2盗、大稀サードゴロ1塁送球をファーストがポロリ、直ちに2盗して無死2、3塁、願っても無いチャンス、ここで颯大、ストライク、ファウルで瞬く間に2ナッシング、打ち手を考えつつ機会喪失、ボール、ファウル、見逃し三振、シマッタ〜、後悔先に立たず、好投手の山根攻略のためには先取点が大事、分かっていながら機会喪失してしまいました。それなら、迷うことなく和哉に初球スクイズを命じましたが、これが芯に当たって、山根投手捕って捕手送球、タッチアウト。蓮の足なら普通楽々成功ですが、フィールディングの良い山根投手に阻まれました。大河ファーストフライでチェンジ、無得点。スクイズは相手との腹の探り合いですから、実に難しいのです。初球から行くと、大抵は様子見のために外してくることが考えられ、逆にやれるものならやってみろと速い球でストライクを取りに来て、次の球は外してくるなども考えられます。上手いバッテリーになるとユックリと足を上げて、バッターがスクイズの構えをすると咄嗟に外すピッチャーも居ます。特に右投手の場合は3塁ランナーの動きが分かるので、ストライクを投げるのをやめて外す投手が居ます。キャッチャーは外した球に飛びついて逸らさぬようにするなど、バッテリーの呼吸が合わないとこういうことは出来ません。その裏第五クラブも先頭4番相場選手がファーストゴロエラーで出て、2盗、5番空振り三振、6番打者のときに3盗試み、蓮送球、これはショートバウンド、サードが捕れず、レフトに転がりましたが、詰めておらずランナーホームイン。このところ蓮は3盗をほぼ阻止しています。少年ファイターズ戦でも上福岡JFG戦でも、塁上バタバタ刺殺して、むしろ走ってもらって相手のチャンスの芽をつんで来ました。このときもタイミング的には楽々アウトでした。確かにストライク送球でなかったので捕手が悪いと言いたくなりますが、ショートバウンド送球をキャッチすればそのままグラブをベース前に置けばよいわけです。また、後ろへ逸れても、キャッチャーが送球動作に入ると共にレフトが思い切って突っ込んでサードのカバーに走ればコーチャーが止めるか、よしんば本塁突入してもレフトから本塁送球タッチアウトが出来て、こうなったら相手から流れをコチラに向けさせられます。そういう意味で、この回の先取点は二重のミスで相手に流れを与える結果になりました。
3回表はウエストの攻撃9番から、連続見逃し三振、ここまでの三振はすべて追い込まれてふわっと抜かれた球です。打者の打ち気を逸らす実に見事なピッチング。コスモは打ち気満々で、ファウル2本の後センター前ヒット、2盗して期待のバッター将吾、しかしやはりタイミング狂わされてセカンドゴロ、チェンジ。3回裏第五クラブ8番から、見逃し三振、空振り三振、見逃し三振の三者連続三振。将吾の場合の見逃し三振はズバッと手が出ません。
4回表ウエストは4番蓮から、追い込まれ、ふわっと見逃し三振。大稀空振り三振。颯大が2塁後方テキサスヒットで出ましたが和哉サードゴロ。第五クラブは1アウトから3番笹尾、初球狙い打ちレフト線ライナーで破って三塁打、4番相場選手レフトへヒットして2点目。相場選手2盗して5番岩澤選手散々粘ってフルカウントからの8球目、空振り三振、ランナーは投球と同時に3盗狙い、今度は蓮の餌食になって三振ゲッツー、柳の下にどぜうは2匹居ません。
5回表ウエストは8番大河がショートゴロ、いいコースへ飛んで内野安打、里紅が送って、洸の打席でパスボールがあって三進、洸は空振り三振に倒れましたが、先ほどセンター前ヒットのコスモがまたしてもセンター前にライナーで運び、1点返しました。続くバッターは将吾ですからワッショイ!ウエストパターンに入ってきます。まずは2盗、はやる気持ちを山根投手に見透かされけん制タッチアウト!痛い!痛過ぎる...これで一気に波が打ち消されました。5回裏第五クラブ三者凡退。
6回表ウエスト反撃はもうここしかないという3番から、将吾センターフライ、蓮ライトフライ、大稀空振り三振、6年生3人で三者凡退。その裏第五クラブは山根粘って四球で出ましたが空振り三振2個で残塁。将吾は6回で10奪三振、ヒットは4回の2本だけ。
7回表ウエスト最後の攻撃、颯大キャッチャーファウルフライ、和哉見逃し三振、最後に粘るべき場面で見逃し三振と言うのが目立ちます。大河ショートゴロでゲームセット。6年3人のクリーンアップが無安打では勝てません。


決勝】 11月25日(日) 亀久保小学校 10時〜12時過ぎ

チーム 1 2 3 4 5 6 7 TB1 TB2 TB3
大井少年ファイターズ 0 0 0 0 3 0 0 3 1 1 1 6
上福岡第五クラブ 0 0 1 0 0 0 2 3 1 1 2X 7
すごい試合でした。この両チームは以前から「死闘」を繰り広げてきました。2016年の第18回ふじみ野市春季大会の決勝戦、上福岡第五クラブが8-4でリードして2アウトになり、あと1アウトで優勝と言う場面から大井少年ファイターズが大逆転、裏の攻撃を抑えて優勝と言う試合がありました。どう考えても信じられないという試合でした。今回は逆に少年ファイターズ優勢から第五クラブが追いついて優勝と言う試合ですが、タイブレイク3回の手に汗握る試合でした。
第五クラブは山根ー松本のバッテリー、少年ファイターズは仲野−松岡のバッテリー、両エースの投げ合いです。7回裏に第五クラブが同点に追いついてタイブレイクに入ると、第五クラブはバッテリーを替えます。室賀(勇)ー笹尾です。腕を痛めて遠投できない笹尾選手を外野に置いてはヤバイとの判断でしょうか。本来のキャッチャーに戻しました。少年ファイターズは1点しか取れません。タイブレイク表で1点では負け覚悟です。後攻めはスクイズで同点に追いついて、1死2、3塁からあらゆる手を駆使してサヨナラに繋げれば良い、タイブレイクでは後攻は絶対的に有利です。ところが第五クラブ1点しかとれません。2回目も同じでした。全く何やってるんだと両チームに対して思いました。しかも2回目は第五クラブ1点とって1死1、3塁から投球モーションに入るや1塁ランナースルスルと走ってピッチャー投げた、バッター打つ前にランナー2塁到達、打ってセンター前へ上がった打球、センター突っ込む、地面に落ちる前にキャッチ、「1塁に投げろ〜」とファイターズベンチ叫ぶ、1塁手ボールを受けて、1塁審判は「アウト」宣告。「オイオイちょっと待って」と第五クラブ抗議しますが、これはしょうがありません。前の回には同じ場面でバッターがファウルを打ってランナーが1塁に戻されました。打者が打つ前に2塁に到達していても、投手が投球動作に入り、打者が打つか捕手がボールを捕る動作が完結するまでは一連のプレイが終わっていないので、ファウルならば走者は前の塁に戻されるし、打ってその打球が地面に落ちる前にキャッチされた場合も走者は前の塁に戻らなければなりません。したがってこの場合は併殺になります。規定ではここで抽選です。しかし柏木会長が審判団と両チームを呼んで、シーズン最後の試合で、しかもこんな好ゲームを抽選で終わらせるには忍びないので、特例でもう1回だけやりたいけれどどうかと提案し、一同納得したのでタイブレイク3回目、少年ファイターズスクイズで1点、この後強攻して1点止まり、第五クラブは最も頼りになる打者笹尾選手から、将吾も強烈に引っ張られてレフト線三塁打打たれてる打者、これはもう第五クラブ絶対有利、普通こういう場面では気負って凡打ということが多いのですが、さすが笹尾選手、引っ張らず右中間におっつけてライナー、3塁走者に続いて2塁走者もホームイン、第五クラブバンザイ、バンザイ、少年ファイターズクヤシイ、クヤシイ、なんとも言えない幕切れでした。特に大井少年ファイターズは選手も指導者も脱力感極まりなかったでしょう。しかしこの戦い、アッパレでした。


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