組合せと結果 | 1回戦 | 準決勝 | 決勝 | 閉会式 |
一昨年(2014年)は1回戦で上福岡JFGの前身である上福岡ジュピターズと対戦し、本来ならコールドで勝ってもおかしくない試合を4-6で落としました→クリック 大井ウエスト2年連続1回戦敗退でしたが今年は勝ちました 1回戦は大井少年ファイターズと上福岡イーグルスの試合、互いに塁上賑わしましたが、体力差で大井少年ファイターズの勝ち、しかし上福岡イーグルスは体力向上する後半戦はかなり強いチームになるだろうと予感させる戦いでした。次の2回戦は大井少年ファイターズと大井ブルーウイングスの対戦ですが、一足先に4月10日(日)東原小で埼玉南部春季大会準々決勝でぶつかりました。大井ブルーウイングスは富士見市親善大会で新所沢ライノーズに16-1と大敗しましたが、埼玉南部春季大会で大会四連覇を狙った若松ブルーウィングスに完封勝ち、続いて富士見市ナンバー1の水谷フェニックスを攻略して波に乗っています。福崎−柴崎がバッテリーを組めば、まだ新5年生で若い(^_^)ですが、強力です。ふじみ野クラブ5年生のバッテリー間違いなしでしょう。南部春季大会では大井少年ファイターズの投壊で6-5大井ブルーウィングス勝利、しかし4月17日の2回戦は逆の結果となりました。無理もありません。大井ブルーウィングスは体力差で大井少年ファイターズにかなわないだけではなく、東原小で南部春季大会準決勝後移動してダブルですからきつ過ぎました。1回戦免除2回戦の3試合はいずれも差がつきましたが、大井亀少クラブはどうしても体力的に厳しいので負けてしまいました。過去大型チームだった時代は手がつけられない強さを発揮したこともありましたが、今年は低学年も入れての戦いで、苦しいけれど、最後に2点返して、意地を見せました。指導者が熱心なので、段々に強くなってくるでしょう。4月17日の準決勝は上福岡第五クラブが常に先行して、追いすがるパワーズを振り切って一足お先に決勝進出です。山根−斉木のバッテリーが安定し、昨年からレギュラーで試合経験豊富な選手たちが期待通りに活躍すれば強いに決まっています。南部春季大会では東野小レッズに5回コールド負けしましたが、その後は連戦連勝、それも大勝、関団連朝日旗3回戦では富士見エンゼルスを11-0、4回コールドで一蹴したというのですからハンパじゃありません。
勝利投手:田口 成 本塁打:倭 祐茉 戦況:ウエストは2年連続1回戦敗退、今年こそは何とかしてチョウダイと臨みました。JFGとは先日練習試合してるし、よく知っている選手たちですから、身構えることもないのですが、アレ?龍斗がいないなぁと首をひねりました。守備は上手いしバッティングも良い、ニコリともしないニヒルさが何とも言えない魅力なのですがどうしたんだろう?ジャンケンで勝って先攻を選択したキャプテンジョー、先制パンチで戦意喪失を狙う作戦か?こうしたところは選手の自主性に任せています。マウンドには枝並投手、これまたかつて4年生時、スクラム組んで戦った選手です。コントロールが良いことはわかっていますから積極的な打撃を期待しましょう。ウエスト斬り込み隊長は康平、富士見親善大会準々決勝の強敵東野小レッズ戦でいきなりキョウレツレフト線ライナーの2塁打をぶっ飛ばして先取点のホームを踏みました。試合は寛太のサイクルヒットなど投打にわたる活躍で、強い相手にコールド勝ちという予想以上の勝利となりましたが、勝因は康平の先制パンチで相手の出鼻をくじき、味方の選手たちを鼓舞したこの打撃にあったと見ます。最初の打席は相手投手の投球を見極めて後続打者に見せるためにジックリ行こうというのがウエストの教えですが、枝並投手はわかっているのでそんな必要はありません。1番打者の役割は打っても選んでもとにかく出塁することですが、康平はかつて「早撃ちマック」と呼ばれたほど積極的な打撃をして、出塁したら走る選手です。この試合でもやはりセンター前に痛烈に打って出ました、さあウエストビッグショーの始まりです。斗空への1球目走りません、斗空はボールだと思ってバントの構えからバットを引きましたがストライク。2球目今度は走りました、2盗成功、こうなるとサードは3盗警戒してベース近くへ下がります、2ボール1ストライクから斗空がコツンと転がす、芸術的です、ピッチャーが捕って素早く1塁送球するも斗空はとっくに1塁駆け抜けていて康平3塁へ、寛太の初球に斗空2盗して無死2、3塁、寛太の打撃は先刻ご承知、外野はバックして深い守り、打って、アレ?打ち上げて、普通ならセンターフライですが前進、前進、捕れません。続いて期待のジョー、1-1から詰まったファウルフライ、「ダメだ、違うだろう、転がせ」、「ミートだ、スパゲッティだ」とうるさいウエストベンチ、これで肩の力が抜けたか、バシッと打って三遊間、ショートが良く追いついたものの投げられない、内野安打で、斗空ホームイン、寛太は目の前を打球が通り、ショートが捕ったのを見て2塁へ戻ります、これはいい判断でした。さあ5番の聖、6番柚と巨体コンビが続きます。聖への初球にダブルスチール!無死2、3塁が続きます。聖はナント、ファーストフライ1アウト、柚は引っ張ってセカンドゴロ、これは良く打った、2死となりましたが寛太ホームインして3点目、6番幸也はサードゴロでジョー残塁。1回裏マウンドにはジョー、4月9日(土)は朝一番、富士見親善大会準決勝、勝てば続いて決勝なので、ピッチャー1枚では足りません。坂戸ロイヤルズとの練習試合でも寛太が自責点ゼロ、11個の奪三振ショーながらバックのエラーで逆転サヨナラ負けした後、続く2試合目でジョーが投げて、相手エースに投げ勝って勝利、投球のテンポが良いのが特長です。なおこの練習試合の結果を受け、サードを祐茉から、本来レフトだった康平に練習させるようにしました。埼玉南部春季大会の北原ウィングス戦では、サード祐茉、レフト康平で先発させましたが、途中でサード康平に替え、以来ずっとこの形が続いています。ジョーは持ち前のテンポでズバズバストライクを投げ込み、1番、2番連続空振り三振、3番強打者高荷は高く打ち上げて、バックしていた幸也ガッチリ、三者凡退、わずか9球。
敗戦投手:松原寛太 本塁打:古寺祐也(大井少年ファイターズ) 戦況:この2試合連続でタイブレーク負けのウエスト、負け癖が着いたか、やはり勝てませんでした。「勝ちに不思議な勝ち有り、負けに不思議な負け無し」と言われます。この負けはいったいナント表現すれば良いのでしょう?大敗:ひどく負けること、大差で敗れること。完敗:どうしようもなく徹底的に負けること。惨敗:さんざんに負けること。惜敗:惜しくも負けること。どれにも当てはまりません。あえて新名称を付けるならば「空敗」、どういう意味かと言うと、次々チャンスを作りながら、ここ一番のチャンスを逸する、闘志が空回りして負けてしまったということ、自分が打たなければという責任感の余り余分な力が入って打てなかった6年生、負けて口惜しいのは相手に対してではなく、ふがいない自分に対して、ということでしょう。選手が普段通りの力を発揮すれば負けるはずの無い相手と思っていました。大井少年ファイターズで要注意は1番渡邊蒼大主将、3番古寺祐也選手、4番岩本大瑚選手です。特に1番、3番は出したら足があるのでヤバイ、もっとも1番とクリーンアップをマークするのはどんな相手でも同じです。そして3失点のベースを踏んだのは1番渡邊1点(打点は3番古寺)、3番古寺2点(打点は4番岩本と古寺自身の本塁打、計2打点)でした。ウエストの得点は1番康平の1点(打点は4番ジョー)のみ、3番寛太が2安打して3塁で2残塁、すなわち寛太を返せればお互いに同じだったのです。大井少年ファイターズの選手たちが素晴らしかったと誉めるべきなのは、取れるときにキッチリ得点し、岩本投手が粘り強く投げたということです。後半4回以降は完全にウエストに流れが来て、勝利の女神は一生懸命にウエストに微笑みかけたのに、振ってしまった6年生たち、この女神の名前は順子だったのでしょうか?このホームページで歌が出る時はあまり良くない場面が多いのですが、特に長渕剛はやめて欲しかったなぁ〜。♪離れない 離さない 離したくない君、1979年の歌ですよ。♪終りさ みんな終りさ 僕のひとりよがり、というほど一人相撲ではなかったけれど、♪君へつないだ心の糸は 今 プツリと切れた・・・打線がねぇ〜、♪オー順子 君の名を呼べば僕はせつないよ、ベンチスタッフも応援する家族たちも切ないのだよ、♪やさしさはいつも僕の前で カラカラ から回り、♪オー 順子 君の名を呼べば僕は悲しいよ ♪だから 心のドアを ♪ノックしないで
♪ノックしないで ♪ノックしないで、順子はやめて欲しい、だって、カラカラ、空回りしちゃうから、そんでもって「空敗」なのです。
残塁のところを見て下さい。ウエストが「空敗」したことが分かります。チャンスに凡退した6年生の場面は、1回裏2死2、3塁(斗空とジョー)で聖キャッチャーファウルフライ。2回裏2死2塁(柚)で祐茉ショートフライ。3回裏無死2塁(康平)で斗空ショートフライ、2死2、3塁(寛太、聖)で柚ファーストボテゴロ、1塁ベースカバーの投手にトス、4回裏2死2塁(蓮)で康平ショートフライ、5回裏1死3塁(寛太)でジョーセカンドフライ、聖空振り三振。6回裏1死1、2塁(柚、柊哉)のサヨナラの場面で祐茉ピッチャーフライ、康平ピッチャーゴロ、もう分かりますね、なんと、毎回ですよ、毎回!それも寛太以外の6年生が枕を並べて・・・ダメダコリャ。力がある選手たち、ノビノビとプレーしていれば6回のうち2回くらいは結果が出て勝っていたでしょう。ここまでダメなのは力があるのに真面目過ぎて、「打ってやる〜〜」と力が入ったためと思います。試合終了後選手たちに話しました。昨年の埼玉南部春季大会準々決勝和光リバーツインズ戦タイブレークで陽太が顔面に自打球当てて「喝!」を入れた後サヨナラ打、準決勝の東野小レッズ戦タイブレークで寛太、祐茉凡退して2死、3点差なので康平、聖に監督がジックリ作戦指令、3点差勝利目前の投手心理をくすぐって連続押し出しで1点差に詰め寄ったところで陽太がフルカウント、ランナー一斉スタートの場面で際どいボールを見極めて押し出し同点、ジョーのサヨナラヒットを呼び込んだ場面、力めばフルカウントまで持ち込めないし、ましてや際どいボールを見逃すなんて芸当は出来ません。陽太に余裕があるからできたんだ、ということを話したのです。今年の6年生に今足りないものはその余裕だよ、ということです。吉本興業でもなんでも良いから、お笑いのつもりぐらいでやってれば、もともと力があるんだから結果はついてくるということでした。陽太と侑宏がこの日も練習手伝いそして応援に来てくれていました。陽太の前で前年のエピソードを話したのです。今の6年生のうち5人はこの試合に出ていましたから記憶は鮮明のはずです。次からはこれを思い出して、また気を取り直して頑張ろうとも言いました。ここまで寛太の打撃不振で勝てる試合を落として来ましたが、今度は寛太が打って出たのに後続が返してくれません。ただ、これまで懸案だった5年生、4年生との落差についても、この試合で4年生蓮にレフト前ゴロヒット、柊哉にサードの頭をライナーで越すクリーンヒットが出て、守備も無難にこなして、成長の跡が見られたので、後は6年生が本来の力を発揮すれば向かうところ敵無しだと思います。負けはしましたが、次に繋がる要素が出て収穫も有りました。
勝利投手:渡邊蒼大 戦況:この試合後の閉会式に出るために東原小学校に行ってずっと見ていました。上福岡第五クラブのバッテリーは山根-斉木、5月8日の全軟連入間東地区予選でふじみ野クラブの投手として富士見クラブ戦セーブ、三芳クラブ戦勝利投手と大活躍した山根投手ですから、投手力では第五クラブが勝ります。しかし打力は大井少年ファイターズが勝るだろうと思っていたら、トンデモナイ、第五クラブはものすごいバッティングで、1回裏先頭打者川畑がいきなりレフト線の大ファウル、フェアなら明らかに本塁打という当たり、大井少年ファイターズのエース岩本は肝を冷やしたでしょう。この回山根がライトの倉庫屋根に載せる2ランホームランで先制、2回には川畑の走者一掃三塁打、3回には長井のソロホームラン、4回には川畑が2ランホームランと、まるで打撃投手のように岩本を打ち込みます。大井少年ファイターズのサードのまずい守備もあって、途中サードとセカンドを入れ替えました。
大井少年ファイターズは5回表に2点返してその裏からキャプテン渡邊蒼大が登板、第五クラブが長い攻撃をすれば時間切れ終了です。ウエストならばここは待球作戦、ジックリ攻めて、追い込まれたらクサイ球カット作戦です。しかし第五クラブは当たりに当たっていますから積極的に打ちに行って、結局やっとスコアボードに「0」が入りました。渡邊投手ナイスピッチングです。そして時間的には最終回になる6回表、山根投手から4点は無理だろうと思いました。案の定2アウトランナー無し、決まったなと思いました。しかし野球は最後まで何が起こるか分からないもの、最後まで諦めない気持ちが大切です。代打の切り札、5年生山田がヒット出塁!ドラマはここから始まりました。代走三田村5年生が起用され、第五クラブのまずい内野守備の間に好走塁でホームイン、しかし、とにかくあと1アウトで試合終了ですから、第五クラブベンチは「落ち着け、ランナーなんか関係ない、バッターを打ち取れ」と指示します。山根投手、心臓に毛の生えてる選手ですから、大きく深呼吸してバッターに対します。ここでキャプテン渡邊もヒット、3点差で塁上2人ランナーが居ます。強打者岩本がもし本塁打を打てば同点ですが、まさかそんなことは起きないだろうと思いました。ところが値千金の同点ホームラン。最後は4番星野の強烈な打球が外野に抜けて、見事逆転!ただ、3番古寺が気負わず右におっつけてヒットした出塁がポイントでした。打ちたいという気持ちが空回りしたらこういうヒットは出ません。上の準決勝大井ウエストの6年生たちは「打ってやる〜〜」と力が入って凡打で「空敗」、その点、古寺は余裕を持ってチームバッティング、右狙いでポーンとバットをボールにぶつけてジャストミート、ホームランがポンポン出る中で、「よ〜し、オレも」と考えるのがフツウです。素晴らしいセンスを持った選手です。6回裏第五クラブもなんとか反撃を試みますが、野球は流れ、大井少年ファイターズの好守備が出ます。最後は渡邊が0点に抑えて見事な大逆転勝利。こういう勝利は10年に一度ぐらいしかないでしょう。上の準決勝のところで書いた昨年の埼玉南部春季大会準決勝の大井ウエスト対東野小レッズ戦タイブレークで2死となり、あと1アウトで負けるという場面、3点差なので康平、聖に監督がジックリ作戦指令、3点差勝利目前の投手心理をくすぐって連続押し出しで1点差に詰め寄ったところで陽太がフルカウント、ランナー一斉スタートの場面で際どいボールを見極めて押し出し同点、ジョーのサヨナラヒットを呼び込みましたが、このときはタイブレークですから満塁で3点差です。同じ絶体絶命でもこの試合は2アウトランナー無しで4点差です。9分9厘勝ったと第五クラブは思ったでしょう。野球は怖い、と思いました。
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