大井ウエスト試合結果  

東入間学童野球連盟大会

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 ■50回東入間春季大会
2013年4月27日(土) 開会式:富士見市第2運動公園 富士見市主管 集合7時〜7時半、開式8時
1回戦は4月28日(日)から、 組合せ表  1回戦  2回戦  準々決勝
 【1回戦】4月28日(日) 富士見第1運動公園C面 C-2 10:48〜12:19

チーム 1 2 3 4
富士見ファイヤーズ 1 0 1 2 4
大井ウエスト 6 1 4 0X 11
勝利投手:川井田流碧 本塁打:川井田流碧

[戦況] ウエストはエース川井田が先発、しかし昨日上福岡イーグルスとのふじみ野市春季大会決勝戦で7回105球投げて完封した疲れが残っていたと見えて、防御率1点未満の投手が3回で2点取られた。3番打者左の杉本は素晴らしい打者ということは分かっていたが、それでもなお、3塁打と2塁打を打たれた。いやはや脱帽だ。4回表は矢野壮真をマウンドに送ったらボカスカ打たれて2点献上、しかし前回もそうだったが、左対決の杉本は抑えた。1回表1点先行されたウエストはその裏、先頭柿沼が得意のセフティ、ピッチャー捕ったがこれはどう見てもヒット、しかし1塁送球した、これが悪送球、ピッチャーが1塁へ投げているからボールデッドにならない、「走れ〜〜〜、大翔、走れ〜〜〜!」とベンチ絶叫、応えて柿沼、2塁を蹴って、3塁も蹴って一挙ホームイン、ファイヤーズが3塁打と2塁打で取った1点を、たった一人で取り返してしまった。イヤな打者(>_<) 先発左腕杉本はとにかくストライクが入らない、6個の四球を頂いて、間にエラーが絡んで一挙6点GET。後は省略する。なにしろウエストは28打席で打数は15、その差13はなんなの?四球12個、死球1個です。これでは野球にならないよ、という感じ。4回裏ウエストの攻撃、湊と柿沼が出塁して無死1、2塁となったところで時間切れ終了。4回しか無かったので、3回投げた川井田が勝ち投手(ウエストローカルルール)
。特筆は川井田のホームラン、ファインプレーをして上手いレフトだったが、そんなのものともせずにライナーの打球がきれいにレフト線を抜けて行った。内藤は3打席3四球、全く打たせてもらえなかった。やはりこのバッターの怖さは知れ渡っているので、まともに勝負してもらえないのだ。だが3打席とも本塁へ帰ってきた、とにかく得点が多いのがこの選手の特長である。


 【2回戦】4月29日(月) 富士見第1運動公園D面 C-4 14:52〜

チーム 1 2 3 4 5
上福岡第五クラブ 3 0 0 0 0 3
大井ウエスト 3 4 4 0 × 11
勝利投手:川井田流碧 本塁打:内藤匠之介

[戦況] ウエストは一人でも欠けるとダメの崖っぷちチームである。何しろ選手が少ない。恐れていたことが起きてしまった。キャッチャーで斬り込み隊長の柿沼大翔が寝違えて首が回らない大ピンチ、無理に動かそうとすると痛みが走る、多分大人であれば誰しも経験したことがあるだろう。首が回らないということはまず第一にバッティングは無理、ということだ。打撃は体を回転させるものだから。本来は患部を冷やしながら安静にしているしかないのだが、この選手が居ないウエストなんて、○○の無い□□みたいなものだ。どうしよう?とにかく富士見第一運動公園に行こう、ということでやってきた。キャッチャーは最も守備機会が多く、フライが上がったらすぐマスクを取って上を見るポジションなので、首が回らないと絶対無理だから、今シーズン初めて内藤がマスクをかぶることになった。監督、助監督、ヘッドコーチで相談し、本人の意向も聞いた。休ませたいのはヤマヤマだが、出るというので、ヨシ、それなら不動の1番は無理だから9番に置いて、古巣のレフトにしようということでスタートした。
 ウエストは矢野壮真が先発、先頭打者をサードゴロに仕留め、ヨシヨシ、2番センター右へヒット、打たれるのは仕方ない、3番打者は関野、お兄ちゃんは素晴らしいバッターだった、なにしろ右打者なのに西原小のライトのネットを越すホームランを打たれた。左ではネット越えを見たことが有るが、右は過去この選手だけである。さて弟は?やはり血は争えない、センター右へすごいライナーが飛び、抜かれた、3塁打となって1点取られたが、本塁へ帰ってきたボールを内藤が捕って、3塁を見たら関野は大きく3塁を回っている、ボールを握って内藤追いかける、これはイタダキだ、と思ったら、サードへ投げたはずが悪送球でレフトへ抜けてホームイン、もったいない、1点損した上にアウトも損した。しかし今シーズン初めてのキャッチャーだから仕方ないか・・・。ランナーいなくなって、4番打者はセンターフライ、これはイタダキだ、と思ったら、ポロリ、アリエナイ(>_<) ランナーは2塁まで到達。5番サードゴロで2死となったが、ランナーはこの間に3塁へ。6番はライトフライ、ヨシイタダキだ、と思ったら、ポロリ、ゼッタイアリエナイ(>_<) この回3点目。太陽の位置から見てまぶしかったかもしれないが、センターとライトのポロリエラーは、グローブに打球が入っている・・・。これが富士見親善大会優勝のチームか?と目を疑うばかりの有様だった。周りには、「
富士見親善大会優勝で、開幕以来負け無しの大井ウエストはどれだけ強いのだろう?」と偵察に来ているチームもあったから、正直恥ずかしかった。ピッチャーかわいそうだったが、矢野は7番打者を見逃し三振に仕留めてチェンジ、ドンマイ、ドンマイ。矢野は前日同様ボカスカ打たれたが、自責点は1点だ。コントロールが良く、緩急付けずに投げ込むから、打撃の良いチームだとバッティング投手みたいになってしまう。伝統的に上福岡第五クラブは打撃が良い。戦前監督同士で話していて、相場監督が、「今日のテーマはウエストさんに対していかに善戦するかですから」なんて殊勝なことをおっしゃっていたが、どうして、いきなり3点取られてしまった。その裏ウエストの攻撃は、不動の1番柿沼を下げたので繰り上がった矢野が強烈に引っ張ってライトへ、しかし俊足左打者の矢野でさえライトゴロになる、ライトの上手い守備、これはもう褒めるしかない。ライトは東入間学童野球連盟の事務局次長山口さんの息子、まだ4年生なのに、強烈なゴロをしっかり捕って、素早く1塁送球。そう言えばお兄ちゃんもすごい選手だったな〜と思い出した。エースで4番、投打に大活躍して上福岡第五クラブを強豪として認知させた立役者だった。2試合連投へっちゃらのすごいスタミナを持つ選手だった。大井ウエストの柿沼助監督も東入間学童野球連盟の事務局なので、お互い役員での対決となった。2番は伊藤、右中間ポトリのテキサスヒット、俊足生かして2盗、ここで内藤がライトオーバーの2ランホームラン、これで今シーズン早くも7本目。4番川井田はレフトへ打ち上げた、あ〜〜〜ダメだ、と思ったらこれをポロリ、アリエナイ。こうなったら2盗、3盗、5番巽に期待したが、ファウルで粘った末に7球目空振り三振、2アウトとなった。続く渡辺はレフトオーバーの3塁打、これで瞬く間に同点となった。さらに逆転かと思ったが小甲ピッチャーゴロで同点止まり。
2回表矢野は2死から1番打者にセンター右へ2塁打を打たれたが、2番ファーストゴロで抑えた。2回裏湊サードゴロで1アウト、さあ9番柿沼だ、どうなることやら、と心配したが、四球で出塁、そしたら矢野の初球でいきなり2盗、首が回らなくても足は回る。1塁空いたら矢野がやることは何でしょう?そうです、サードの前にコツンと転がして悠々安打、伊藤への初球が暴投で柿沼ホームイン、矢野は一気に3塁へ、伊藤のスクイズで矢野ホームイン、ランナー居なくなったが野球は2アウトから、内藤ライトへヒットして2盗、しかし4番川井田センターフライ、あ〜〜〜ダメだ、と思ったらこれをポロリ、アリエナイ、2打席連続エラー出塁、
エラーを呼ぶ男か?打球にバックスピンでもかけてるのか?内藤一挙ホームイン、川井田も2塁へ、巽右中間にヒットして川井田ホームイン、巽2盗、渡辺も出塁したが小甲ピッチャーゴロで2者残塁。
3回表、守備位置変更、昨年レフトを守って守備の上手さは抜群の柿沼だが、打球が右中間方面にばかり飛ぶので、センターとレフトを入れ替えた。更にライトを井上に替えた。打てなくても代えることは無いが、エラーすると厳しいチームならこうなる。それでもこの回先頭打者の3番関野に矢野はセンター右へライナーのヒットを打たれた。だがセンターは柿沼だから、シングルで止めた。全く素晴らしいバッティング、褒めるしかない。しかし矢野は4番以下を抑えてエンジンがかかってきた。3回裏湊セカンドフライで1死後、打席には柿沼、首が回らないから打てない、それなら、とセカンド前の芸術的なプッシュバントを成功させた。これは12年前の主将、新井祐司が得意だった、久し振りに見た。強めのバントなのでピッチャーは捕れない、前進守備でないときのセカンドが突っ込んできて、ボールを掴んだ頃には打者走者はもう塁間中央を過ぎている、捕って投げても間に合わない確率が高いのだ。続く矢野もライトへ打って出て、伊藤がバントヒットで満塁、ここで内藤がガツーンとレフト線をライナーで破る、走者一掃、内藤は3塁でコーチャーが止めた。川井田の打席でパスボールがあって内藤ホームイン、以下省略。
4回表からエース川井田をマウンドに送った冨士川監督、せっかく偵察に来てくれている方たちに、ウエストのエースのピッチングを見せたかったのかどうか定かではないが、8点差あって矢野でそのまま押し切れるけれど・・・多分4回表川井田で抑え、その裏2点とってサヨナラの腹積もりだったのだろう。矢野がファーストへ入り、渡辺がファーストからサードへ、サードの伊藤がショートへ回った。ところが川井田は7番山口をストレートの四球で出し、8番打者には初球ぶつけてしまった。準備不足だったか、川井田どうした、ゆっくり、慌てるな、自分のペースで投げろ、いろんな声がベンチからかかる。9番打者の打席で内藤がポロリ、ボールを後ろへ逸らした、これを見て1塁ランナー走った、しかし2塁ランナーは自重している、それもそのはず、2塁ランナーから本塁は良く見える、内藤がすぐ球を拾ったのを見て走らなかったのだ。「追え、追え〜〜〜」とウエストベンチ絶叫、球を握って内藤が2塁へ向かって走る、あれ?どこかで見たゾ、コレ?そうだ、WBCのときのランダウンプレイの場面だ。井端2塁、内川1塁の場面だ→ウエスト戦績のページに載せてます。しかし内藤とモリーナの違いが出た、1塁ランナーに逃げられて、1-2塁間タッチアウトにしたが、2塁ランナー山口の3塁進塁を許した。メジャーの捕手で、WBCの大会ではナンバー1捕手と言われていたモリーナは、1塁ランナーが戻れないようにランナーの右へダッシュした。そして2塁ベース前で内川を追い詰めてタッチアウトにした。まだ匠之介はメジャーは無理だな。この後9番をピッチャーゴロ、1番をサードゴロで抑えた。4回裏渡辺がヒットで出て3塁まで行ったが、後続倒れて残塁無得点。
5回表1アウトから、バッターはまた関野、ライトへ打って、井上捕って1塁送球したが関野の足が上回った、足も速い。1死1塁で4番の打球がセンター前へライナーで飛んだ、柿沼センター配転がズバリと当り、判断良く突っ込んで捕球するや、1塁へ矢のような送球、ランナー戻れず併殺、ゲームセット!やはり格が違う。富士見親善大会優勝のチームらしい守備だった。しかも首が回らなくても柿沼2得点、スゴイ。5回終了のコールドゲームなので、3回投げた矢野ではなく川井田が勝ち投手。前日は3打席3四球の内藤だったが、この日は初対戦の第五クラブ、まともに勝負してくれたので、3打席3打数3安打5打点3得点、3塁打と本塁打が含まれる、伊藤は2打数2安打で打率を4割に上げてきた。矢野も3打数2安打、5年生ながら打率は5割に迫る。打順が上がった渡辺が3打数3安打の活躍で、打率を3割後半に上げてきた。ウエストは守りのチームでありたいのだが、攻撃も上述の通り、チーム打率が3割後半と猛威を振るっている。


 【準々決勝】5月18日(土) 南畑小学校 C-4 15時8分〜17時2分

チーム 1 2 3 4 5 6 サドン
富士見エンゼルス 2 2 0 3 0 0 7 3
大井ウエスト 0 1 0 2 0 4 7 0
敗戦投手:川井田流碧 本塁打:川井田流碧、巽 竜

[戦況] 戦前書いたこと・・・・・ウエストは昨年強かったが、どういうわけか富士見エンゼルスとは対戦が無く、最後の最後に川合ランバー杯決勝戦でやっと当たった。念願の川端理紗子との対戦、しなやかに投げる川端理紗子から2点とるのがやっと、ダブル連戦のウエストエース小河原はさすがに体に疲れが溜まって下半身が痛いということでマウンドには吉田が上がったが、魔の3回裏、ぬかるみのグラウンドに目を付けて1死からバント攻勢のエンゼルス、ウエストの十八番(オハコ)を取られてしまい一挙4点、これがエンゼルスの1チャンスだった。3番田村が4番細貝のサードゴロ→1塁送球の間に2塁から一気にホームインしたのには驚いた。昨年対戦した中ではナンバー1捕手の田村、あの大きな体で足もあった。ウエストは、直前1ヶ月絶不調の打線、夏までのチーム打率4割近い頃の勢いが影を潜め、2点がやっとの貧打線となり、それ以上は相手のミスでしか点を取れなくなってしまったので、バイオリズム最低のときだった。魔の3回裏の4点は当時のウエストには致命傷だった。6回裏に坂本のレフトへの大飛球を柿沼が背走して、手を伸ばしてバックハンドキャッチしたファインプレイがせめてもの意地だった。対戦したかった最後のチームである赤い軍団の栄誉を讃えたい。おめでとう、アベック優勝、富士見エンゼルス!と昨年ホームページに書いた。
さあ、今年は早くもエンゼルスとの対戦が実現した。ウエストは昨年青葉台球場でエンゼルスに敗れたときのレギュラーが5人、今年のチームに残っている。エンゼルスは第12回池山隆寛杯、5月11日(土)9時つつじが丘公園グラウンド(さいたま市北区吉野町の国道17号の西、大宮卸売り市場の西)での決勝戦で優勝した。このGW中に4大会で8勝1敗、次々と投手を繰り出せるから連戦でも勝てる。ダブルダブルの池山杯を4戦でわずか1失点、決勝加えて5戦で3失点で切り抜けたというのは、やはり並外れた強さである。新小少年野球スポ少(狭山市)を7-0、坂戸ロイヤルズを2-0、昨年ジュニアランバー杯決勝と同対決の朝霞フレンズを6-1、準決勝では霞ファイヤーズに次いで川越市2位の初雁フェローズを6-0、決勝は笹目東イーグルスを5-2で下した。野球は得点ではない、失点がいかに少ないかである。だがどんなに強いチームでも、かき回されたり強打で先制されて、追い着かなければという焦りが出ると、不思議と打線がつながらなくなるものだ。WBCの侍ジャパンの敗戦がそうだったし、富士見親善大会決勝での霞ファイヤーズがそうだった。わっしょい、ウエスト春祭り中の勢いをぶつけて、ドドンと得点しよう。幸い今は攻撃のバイオリズムが高い時期で、5月11日(土)は全員揃っていて絶好調だったので試合をやりたかったが、小雨がぱらついている中、10時8分に早々と中止連絡が入った。最近の天気予報はスーパーコンピュータを用いて、外れが少なくなったから、こうした早期の決断ができる。だが、折角乗ってるチームがこれで3週間試合無しとなって、リズムが狂うのでは?と心配だ。ウエストは一人でも欠けるとダメの崖っぷちチームだから、当日まで病気や事故が無いことを毎回♪私祈ってます♪(敏いとうとハッピー&ブルー、ワカルカナ〜、わかんねえだろうな〜)

−−−>ここから結果です。その恐れていたことが起きてしまった。西原小学校での練習から抜け出して、戸田の会社に行って、南畑小学校に到着したら、監督以下ベンチスタッフが何やら集まって、メンバー表を書いては捨て、悩んでいる。ナント!キャッチャーで斬り込み隊長の柿沼大翔が朝から具合が悪くてとても試合どころではないという。口から泡吹いて車の中で寝ているそうだ。エース川井田も同じような症状だったが、回復してなんとか投げれそうだとのこと。この日は午前中三角小学校の土曜参観だったので、西原小学校の選手しか練習には居なかったから気付かなかった。上で書いたように、先週は全員揃っていて、皆攻守共に絶好調だったが、残念ながら雨で順延。池山杯で力を使い果たして、ウエストに当たるとは気の毒に、と思っていたら、さすが、天はエンゼルスに味方した。「ウエストは一人でも欠けるとダメの崖っぷちチームだから、当日まで病気や事故が無いことを祈っていた」私だが、
仕方無い、先週の全軟連ふじみ野クラブで大活躍した柿沼を諦めよう、ということになった。上の2回戦のときは寝違えて首が回らなかったが、それでも試合に出て2得点の活躍をしたが、外科ならともかく、内科ではいかんともし難い。そこで打順を繰り上げて、1番5年生の矢野、2番伊藤、3番内藤、4番川井田、5番巽、6番5年生の渡辺ということにして、以下は目を瞑り(何故?どうして?それはヒミツです)、4年生まで出さなければ試合が出来ない悲しい現実。「柿沼が居ないから負けた、と言われないよう頑張ろうぜ!」と言う、ふじみ野クラブ助監督のNコーチの声にも選手達の顔は引きつるばかり。とにかく前3戦のようにコールド負けしないよう頑張ろう!と、悲壮感漂うスタートとなった。というのは、BEST8の対戦なのに第1試合から16-0、20-1、17-1というラグビースコアを受けての第4試合、しかもすべて先攻チームが勝っている、ウエスト後攻、いや〜な感じ。
 エンゼルスとは2月15日西原小で練習試合をして4-5で逆転負けしている。寒くて手がかじかんで、お互いエラーが多く、あまり参考にならない試合だった。エース川井田も不調で、逆転された次の回に矢野にマウンドを譲った。ところが矢野はヒットと四球で満塁として、1アウトも取れずに伊藤に交代、伊藤がピシャリと締めて得点を許さないという試合だった。先攻ウエストは1回2点、3回も1番から始まり2点、とにかく6番までで得点しないといけない打線なのである。4-0で迎えた3回裏、エンゼルスも1番から、デッドボール、盗塁、キャッチャー内藤の送球がセンターへ抜け、ランナー一挙にホームイン、何度かあったこのパターン。続いてサードのエラー、ショートのエラー、ライトのエラー、レフト前ライナーのヒット、四球、7、8番空振り三振でやっと2アウト、しかしまたもサードのエラー、打者一巡して四球押し出し、2番サードゴロでやっとチェンジ、打者11人で一挙5点取られて逆転された。翌週の勝瀬キッズとの練習試合は12-0でコールド負け。いろいろ守備位置を試して、このキッズ戦の8点取られたあたりからキャッチャー柿沼、ショート内藤という現在の形に変えた。このエンゼルスとの練習試合で得たデータは、高橋龍之介、舘祐作、女部田玲、木藤大翔、榎本奎太の5人が俊足で塁に出したくない選手。特に舘と木藤は全打席出塁、舘はライトとセンターへのヒットとショート伊藤のエラー、すなわちどんな方向へも打てる、木藤は2四球とレフトライナーのヒット、この二人は特に要注意、そして4番女部田玲は全軟連富士見クラブで5番を打ち、ライトへ犠牲フライの決勝点をたたき出した打者、今日はライトが忙しいぞ〜と言っていた。
 さて試合前のシートノックの時に、顔面蒼白の柿沼大翔がやってきた。父母会長のお母さんが叱咤激励して連れて来たのだろう。とにかくメンバー表には入れておいたから、メンバー確認の時には居なくてはならない。先攻のエンゼルス1番榎本奎太から5人は上で掲げた要注意選手、特に舘は強打者だから、打たれて当たり前、その前にランナーを出すな、という指示を投手の川井田とキャッチャーの内藤に出していた。ところがやはり病み上がりの川井田は球が上ずる。3ボール2ストライクから四球を与えた。さあ、強肩内藤の見せ処だ、イヤ待てよ、投手川井田、捕手内藤、ショート伊藤・・・、これってどうよ、2月15日の練習試合のときの隊形じゃないか!エラー頻発、想い出ボロボロ(歌:内藤やす子 作詞:阿木耀子 作曲宇崎竜童)、
♪言い訳 繕うその前に ♪やさしさ 装うその前に ♪聞いておきたいことがある...だけど ♪想い出ボロボロ くずれるから ♪瞳こらして闇ん中 相当ヤバイ。そして2球目榎本走ってやす子送球、違った、匠之介だった、1バウンドで2塁セーフ、強肩過ぎてセンターへ大暴投というのが過去あったので、そ〜〜っと投げたのだろう、これには冨士川監督頭に来た、「ノーバウンドで投げろ!」と一喝。こうなったら強いチームのやることは決まっている、アレだ、ソレに備えて1塁矢野を前進させ、2塁巽を1-2塁間に置き、サード渡辺は3塁ベース近くに置いて、矢野が打球を捕って3塁送球アウトを獲る体制、過去成功してきたウエスト鉄壁の対バント守備態勢、しかし榎本がランエンドバントの良いスタートを切ったのと高橋龍之介がナイスバントをしたので犠打となってしまった。恐れていた舘の前に3塁ランナー、これは1点覚悟だ、とベンチでは話していたが、どっこい、3球目をズドーンと右中間のネット越え、田植えしたばかりの田圃に放り込んだ。あまりの見事なバッティングに、敵ながらアッパレとウエストベンチ、思わず拍手、笑うしか無いよ、こんな凄いホームラン。4番女部田玲は空振り三振、5番木藤大翔は良い当りだったがショート真正面のライナー。1回裏エンゼルスのマウンドには予想通り舘祐作が上がった、速球投手なので高めは捨てろ、粘って粘って、ウエスト得意のネバネバ野球、ネバー、ネバー、ネバーギブアップの野球をしようと、本日は納豆とオクラを持ってきた。もしサバサバした選手が居たら、印籠のようにかざして、「これが目に入らぬか!」とやろうと思ったのだ。選手の緊張を解いて、リラックスさせるには、小道具も必要、まことにベンチワークとは大変なのだよ。もし、ベンチで本当に納豆かき回して、「クサイ球カット〜〜〜!」などと絶叫していたら、審判に怒られるだろうから、橋下市長のような余計なことはしない。舘投手とは初めての対戦だったが、予想以上の好投手だった。不調の川井田と対照的にコチラは絶好調、矢野空振り三振、伊藤キャッチャーファウルフライ、内藤サードゴロで三者凡退、球が伸びて来ている結果だ。
 2回表エンゼルスの攻撃となるところで、顔面蒼白の柿沼大翔が「出して下さい」と監督に直訴、しかしいくらなんでも、見た目にも病人、だがオヤジも「行きましょう」というので、キャッチャーはムリだから昨年までの定位置レフトへ入れて、レフトをライトに回し、ライトの4年生を引っ込めた。最初の6番打者は空振り三振、7番打者はレフト前ヒット、コレを柿沼捕って1塁へ矢のような送球、タイミングはアウト、しかしやや1塁側逸れて1塁手捕れずボールデッドでランナー2塁へ、これにはベンチもビックリ、こんな渾身のプレーができるのならば、行けるじゃないか!ただウエストのファーストは恐らく東入間1の名手だから捕って欲しかった、いくら矢のような球でも矢野なんだから。この後は8、9番だから川井田ならあっさりチェンジになるだろうと思ったら、ドッコイ、ワイルドピッチでランナー3塁へ、川井田の暴投なんて見たこと無いというくらいだが、やはり久々のバッテリーで呼吸が合わないか?バッターは空振り三振で、9番打者を簡単に追い込んで、コレも三振で行けるな、と思ったらナント、ぶつけてしまった、ゴメンナサイ。いかに本日の川井田が不調か?ということを象徴する場面だった。打者走者そのまま走って2死2、3塁、バッター1番に還り、ここから怖い打線、しかしショートゴロ、ヤレヤレと胸をなでおろしたら、ナント1塁送球が高く、2者生還、こんなタイムリーエラーやってては勝ってちょうだいと言ってるようなもの、やはりこれまでの守備隊形と違うので、選手に心の余裕が無いのだと思った。それでもドンマイ川井田は気を取り直して2番打者を見逃し三振に仕留めた。2回裏打席はその川井田から、初球引張ってレフト越えホームラン、しかし舘も気を取り直して空振り三振、キャッチャーファウルフライ、見逃し三振でこの回1点取られたがわずか10球、ウーム、この投手から大量点は難しそう、粘りはどうした?納豆出しかけたが、まだ2順目ではないのでやめた。
 3回表、先程のプレーを見て、本来のキャッチャーも行けるか?と顔面蒼白の柿沼大翔に聞いたら「やります」と言う。そこで内藤をショートへ、伊藤をサードへ、渡辺をレフトへ入れて、コレでやっと15連勝の守備隊形に戻った。打席には3番舘、打たれても仕方無いから頭を使って投げろと送り出した川井田のピッチング、初球打ち上げてセカンドフライ、ホームランの後はポップフライが多いのは力が入っているから。4番女部田も左中間に打ち上げた、ヤバイ、ポテンか?と思ったが、そこは守備範囲の広い内藤、ふじみ野クラブのショートだ、バックして難なくキャッチ、ファインプレイに見せないのが真の名手である。5番木藤、ここまでが怖い打線、サードゴロ、コレを伊藤がエラー、先程のタイムリーエラーを引き摺っているか?こんなにエラーが出る試合はフツー勝てない。6番にも四球を与えたが、このとき木藤は3盗狙って柿沼の餌食になった。先程までと違い、ウエスト本来の隊形になっているのだ。その裏ウエストは8番から、いつもであればこの回は諦めるのだが、打席には4割打者柿沼が・・・途中交代なのでここに居る。いつもながらのバッティングでセンターへのヒット、そしてすかさず2盗、得意の機動力、しかし9番見逃し三振、ウエストベンチの選手たちから3塁コーチャーと2塁ランナーに声がかかる、「ピッチャー牽制上手いゾ〜、セカンドリードでいいゾ〜」、このあたりが感心だ、いろいろなチームから情報を得て、相手チームのことを研究し、選手同士で話し合っている、ベンチスタッフの指示を待つまでも無く、選手たちで考えて指示を出し合う、近年に無い自主的なチームだ。ところが言われているのにまんまと引っかかった柿沼、ランダウンプレーでタッチアウト。霞ファイヤーズ戦のときはうまく逃げ切ったが、さすがエンゼルスはこういうところが鍛えられていて隙が無い。矢野サードゴロでチェンジ。
 さて4回表は7番打者から、ここは簡単に三者凡退に抑えて、好打順の4回裏に一気に逆転しよう、と思った。いつものウエストなら絵に描いたように思惑通り進むのだが、3回までで63球、フツウなら1試合70球ぐらいで完投する川井田が、もう9割ぐらい投げている勘定だ。病み上がりの調子悪さが出て、7番レフトフライ1死の後8番打者にこの日4個目の四球、9番打者の送りバントを川井田が1塁へ送球したがこれが高く、矢野がジャンプして捕ってベースを踏んだがランナーの足のほうが速く、更に盗塁で1死2、3塁、ここでバッター1番に還り、警戒すべき打者が続くという最悪の展開になった。恐れていた通り榎本は2-2からセンター前にライナーのヒットで2者生還、さらに2盗、2番高橋はキャッチャーフライで2死となって怖い舘、1塁空いているので、「外せ」と指示、女部田勝負、しかしさすがキャプテンライト前にヒットして、この回一挙3点、女部田2盗してなおも2死2、3塁、木藤ピッチャーフライでなんとか切り抜けたが、ここで一発ヒットを打たれたらもうトドメだっただろう。コールドゲームの心配が現実になった。4回で91球、もうピッチャー限界だし、失点の仕方が悪過ぎる。しかしウエストはその裏2番からの好打順、なんとか食らいついて、みっともないコールドはやめようぜ、しかし伊藤はサードゴロ、シュン。打席にはキャプテン内藤、「ダイジョウブダ〜、オレが打ってヤルゼ、ナ〜、イトウ」と前打者に呼び掛けたが、連続ストライクで追い込まれる、しかしここから内藤本領発揮、ウエスト三冠王の上に四球も最多、選球眼が良く、ボールを見極める、ふじみ野市ナンバー1の打者、ストライクはビシッ、バシッ、とファウルして、好球必打というバッター、霞ファイヤーズもこの打者に根負けした。ネバネバ野球の大井ウエストを代表して7球目、ズドーンと打ったのならまだしも、高々とセンターへ打ち上げた、ダメダこりゃ〜、というイージーフライ、ところが、アレ?アレ?センターバンザイ、風も無いのにどうしたことか?触ってないから2塁打にするしかないが、どう見ても気が引ける、だがこのランナー、絶対出してはいけないランナーなのだ。塁に出たら、守備者を脅かして、イライラさせる、俊足だし、リードがでかい、かといって、戻るのも速い、頭に来るランナーなのだ。十中八九ならまだしも、出塁したらほとんどすべてホームインする実績を持つ、昔「嵐を呼ぶオトコ」ってぇのがおりましてな、これが塁に出ますってぇと、風雲にわかに怪しくなって、ぴゅ〜〜、ぴゅ〜〜と風が吹いてまいります、そのうちグルグルグルと風が回って、ナントナント竜巻になって、みんな驚き慌ててるうちに、スルスルするとホームイン、その途端に何事も無かったように荒天おさまって、結果は1点GETなり〜てぇのがおりました。しかし牽制上手い舘投手、そうはさせじと2塁牽制、ランナー追い出され、得意のタッチアウトかと誰しも思う今日この頃、このランナーはそんなこと、ガッテンしょうのすけ、「嵐を呼ぶオトコ」ではなく、「ホームを呼ぶオトコ」なので、3塁送球がボールデッドとなって、スキップスキップランランラン♪、いつもこんな調子なのである。守っているほうからすると、アッタマ来る、気分悪いナ〜、こんな失点。オレが返してヤルと意気込んでいた4番川井田、前の打席は文句無しのレフト線ライナー、引張ってホームラン、打つまでも無く内藤ホームインして、打点を損した。ここで並みのバッターならホームランの後はポップフライ、力が入るものなのだが、そこはウエストの4番、並みではなく、大盛り、イヤ、特盛り、牛丼なら吉野家ダゼ。イヤそういう話ではなくて、引っ張った後は流して、相手の意表を突く、押してもだめなら引いてみな、というのはニュートンの法則、ではないが、いわゆるムダな力を使わずに、スパゲッティミートソースなのだ。きれいにライトへ流し打ったが、菊地に上手く処理されてライトゴロ、ウ〜ムウチと比べて・・・・・言うまい。2死で打席にはビュンビュン丸タツミリュウ、末はランボーか、シュワちゃんか、みたいなバッターで、先程は三振だったが、これほどデータが参考にならない打者は世界広しと言えど、そういない、ここぞというときにぶっ飛ばすバッターなのだが、その通り、やってくれました、ズッド〜〜〜ンと左中間を破ってホームラン。アフガニスタンが似合いそうだぜ。先程はキャッチャーファウルフライだった5年生渡辺、実は6番でも3割後半の打率を残している。ウエストでは4割、5割は当たり前なのだ、5番までは。渡辺は力が入った前打席の反省から、今度はスパゲッティミートソース、きれいにセンター右へおっつけた、センターがもたつくのを見て2塁へ、エンゼルスはセンター榎本を引っ込めた。榎本は1番打者として3打席とも出塁して2得点の活躍だったが、さすがにセンターで立て続けにああいう守備をしては仕方無いだろう。厳しいチームでは当然の采配だが、ここで関係ないけれど一言加えると、上福岡イーグルスの東海林監督の場合、一味違うのだ。東海林さんは、エラーした選手が攻撃に無くてはならない選手の場合、ポジションを別のところに移して、ベンチには引っ込めない、という采配をすることがある。エラーした選手はモチロン自分が悪いのは分かっている、反省している、だから別のポジションに回して、考える機会を与えるのだ。何もしなければチームを引き締められないし、引っ込めたら攻撃力が落ちる。冷静になった選手は気合が入る。そこで元のポジションに戻す、選手は二度とエラーをやるもんか、と気迫を出して頑張る、こういう選手の気持ちを上手く引き出す采配は素晴らしい。だから上福岡イーグルスはいつも強いのだ。さて、話を戻して、さあ、まだまだこれからだ、と思えないのがウエストなので・・・以下省略。
なんとか7-3とひとまずコールドを遠ざけて、5回表は川井田続投、三者凡退、10球で片付けて、アレ、まだ行けるじゃないかと思わせるも、投球数は100球超えた。その裏ウエストは8番柿沼から、全方位打てるがここではスパゲッティミートソース、右を狙った、行った〜〜〜と思ったら、セカンドが飛びついて捕ってしまった、ウ、ウマイ!ファインプレーだ、川端だった。結局ウエストも三者凡退。
6回表9番菊地見逃し三振、1番武井見逃し三振、2番高橋にぶつけてしまい、またもや舘の前にランナーが、痛烈に引張って、ヤラレタ〜〜〜と思ったら、ライトがスッポリキャッチしてチェンジ。それなのに、必死になって1塁送球、ライナーつかんでアウトなのに、アウトカウントがわかっていない。さあ、時間的に最終回になるだろう、7-3、4点差、好調の舘投手から4点取るのはいかにウエスト打線とは言えキツイ、キツ過ぎる。しかし打順は2番から、4回裏と同じ入りだ、さっきは2点取った、しかし4点はキツイな〜〜〜。だが4割、5割は当たり前のウエスト打線、伊藤がレフト左へヒット、パスボールで2塁へ、内藤がまたしてもネバネバ粘った末にライト左へおっつけて、2盗して無死2、3塁、川井田もネバネバ本領発揮、7球目選んで満塁、イヤラシイ打線、4点リードしていてもランナー貯められるのが一番いやなもの。さあランボー巽、ビュンビュン丸だがスクイズも上手い、しかし球の速い舘投手からスクイズは難しい、その上差が2点なら絶対だが、4点では一瞬でチャンスを失う確率も高いスクイズは危険だ。ここは打撃に期待しよう、ファウル、ヨシ打ち気満々だ、ボール、冷静に見ている、ファウル、頑張れ、ボール、来るぞ、勝負だ、空振り!三振、しょうがない、ピッチャーが上だった。さて5年生渡辺の打席、ここで出た、ピッチャー前、伊藤は猛然と本塁へ、舘→女部田、セーフ、Fielder's Choiceで1点、なお満塁、ここでピッチャーは抑えのエース荒井に交代、前2打席見逃し三振の湊だが、舘から荒井に代れば今度は打てるだろう、「体ごとぶつかって行け、絶対打て!」と気合を入れた監督の期待に応えて、サードゴロ、サードランナーは内藤だから絶対ホームインする、それを知らないサードは本塁送球、これまた野選でこの回2点目、さあ、打席には柿沼、いつもならココマデ、ということで打ち止めなのだが、願っても無い強打者の登場だ。1打同点、もしかするとサヨナラも?と期待した。2球目にこのイニング2個目のパスボール、3塁ランナー川井田が見逃すはずはない、さあ1点差、信じられない展開、やはり浮き足立つとこうなるもの。1死2、3塁、ここでいつもの柿沼なら左中間またはレフトオーバーでサヨナラとなるのだが、やはり重要な場面でスパゲッティミートソースに徹して右狙い、ところがセカンドの守備範囲で1塁アウト、この間に渡辺ホームインしてついに同点、こうなったら後攻め選択大成功、2死3塁で1本出ればサヨナラだ。駒のあるチームなら代打だが、それが居ないのがウエストの悲しさ、3球三振でサドンデス。

2012年箭弓稲荷神社で必勝祈願

サドンデスはエンゼルス4番から、ウエスト1番から、これは勝った、と思った。表に4、5番で何点か獲られるだろうが、こういうときのウエストの1〜6番は恐怖の打線、大技小技で大量点を奪ってサヨナラになるはずだ。選手がお互い声掛け合って、三社祭りのオイサ、ヨイサ、の掛け声ヨロシク、ワッショイウエスト神輿が練り歩く、目にも止まらぬ速攻だ。ところがそうは問屋が卸さなかった。そうだ、しまった、箭弓稲荷神社に行っていない!原宿竹下通りの東郷神社には行ったが、きゃりーぱみゅぱみゅみたいな女の子に目が奪われて祈りがおろそかだった。いつもの神憑りが出ず・・・・
余談ですが東松山の箭弓稲荷はその名にちなんで野球選手が祈願に行くところ、東郷神社は祀られているのが日露戦争で旗艦三笠艦上に「皇国の興廃此の一戦に在り、各員一層奮励努力せよ」とのZ旗を掲げ、ロシアのバルチック艦隊を撃破した東郷平八郎、必勝祈願のメッカです。


聯合艦隊司令長官東郷平八郎元帥
さてエンゼルス4番女部田はファウル3本で粘り6球目、足にデッドボールで1点、5番木藤はセンターにヒットして2者還ったがここまで、想定された最悪3点、好調時の川井田ならサドンデスでも点を与えないが、投球数が多くて握力が落ちているから仕方無い、まあこの点数なら大丈夫だろう。ウエストは1番矢野から、左打者で足が速い、強打、巧打何でもできる、ボール、ストライク、ボール、ストライク、ボールで3ボール2ストライク、これはピッチャー苦しい、しかし6球目打ち上げてキャッチャーフライ、いろいろな攻め方があったが、ウエスト得意の速攻で、相手に考える暇を与えず、ワッショイのパターンが理想だったが、逆に満塁だと一瞬でホームゲッツー2アウトもある、5年生なのにチーム2位の高打率を誇る矢野、この日はここまで3打席凡退、しかし転がしているから何とかしてくれると思ったが、打ち上げてはダメだ。バッテリーを褒めるべきだろう。続くバッターは伊藤、ガーンと打ってライナー、行った〜〜〜と思ったが、センターは代っている、思い切って突っ込んで、ダイレクトキャッチ、更に2塁に送球して離塁大きかった柿沼戻れず併殺、ゲームセット。これはセンターの好判断を褒めよう。2塁ランナーの走塁はまだ勉強が必要だ。負けたら定番タラレバだが、もし併殺でなけレバ、伊藤の打球がもしヒットになっていタラ、次の内藤、川井田の強力バッターが控えていただけに、見たかったな〜
しかし序盤の展開からすれば負けて当然のゲーム、追い着いたこと自体スゴイこと、こういう展開からすると、十中八九追い上げたチームが勝つのだが、どうも今年のエンゼルスには神がついているようだ。いや、エンジェル、天使かな?この勢いで恐らくエンゼルスが優勝するだろうと確信した。
この試合で感じたことだが、顔面蒼白の柿沼大翔が出た後、やっとエンジンがかかり始めた。やはり、チームというのは選手間の仲間意識だな、ということ。そして、仲間のピンチを見て、気力を奮い立たせると、火事場の底力みたいなものが出てくるのだということ。試合が終ったらまたダウンした。やはりスポーツは気力だ。スゴイもんだ。ウエスト万全の状態でもう一度エンゼルスと対戦したいもの、まず一つリベンジ対象ができた。
ウエストの課題は選手集めだが、神様、仏様、川井田様というパターンからの脱皮も必要、エンゼルスのようにピッチャーをたくさん作らなくても良いが、135球も一人のピッチャーに投げさせないようにしたい。昨年のキンニクマン小河原も最後はバテたが、リリーフピッチャーが必要だ。昨年最後の大会は吉田が素晴らしい投球をして優勝できた。やはり信頼すれば応えてくれるもの、「
自律と信頼と連帯」を今年の大井ウエストのキャッチフレーズとしよう。伊藤がマウンドに立てば、サード川井田、ショート内藤、セカンド巽、ファースト矢野、東入間地区では見たことも無いような強力な内野陣となる。矢野がマウンドに上がれば伊藤がファースト、川井田がマウンドに上がれば伊藤がサード、内藤がマウンドに上がれば伊藤がサード、川井田がショート、少々打たれても守ってくれる。強力なバックに支えられたピッチャーは勇気を持てるものだ。




 ■51回東入間秋季大会
2013年9月8日(日) 開会式:上野台小学校 ふじみ野市主管

 組合せ表  2回戦  準々決勝  準決勝  決勝


















1回戦シード
2回戦】 9月14日(土) 上野台小学校 C-2 10時56分〜

チーム 1 2 3 4 5 6
大井ウエスト 1 0 4 1 0 13 19
富士見ジュニアサンデー 0 1 2 0 0 0 3
勝利投手:川井田流碧 本塁打:柿沼大翔、内藤匠之介、矢野壮真、川井田流碧

[戦況] 上野台小学校はホームランバッターにとってはおいしい場所、先週は西原小学校で試合があったが、低学年が大井亀少クラブ、大井少年ファイターズと合同練習していたため、ネットを張ったので、内藤と渡辺はエンタイトル2ベース、ホームランを損した。さあ、行くぞ、ところがこれはお互い様だった。
ウエストキャプテンナイトウは先週3打数2安打で首位打者返り咲き、毛呂山町長杯では天下の絶不調男だったが、その決勝:上福岡イーグルス戦でキャプテンの本領発揮、絶体絶命のピンチにも動ぜず、投走打に大活躍で勝利の立役者になった。「上野台小学校、この会場は稼ぎ時だなぁ〜」と言ったら、「そんなこと言わないで下さい」と殊勝なことを言う、さすが主将だ。さあ、ジャンケンだ、あの順番で行け、と指示したら、「また負けた、16連敗だぁ〜〜〜」とガニ股スキップでベンチへ帰ってきた。オカシイ、そんなはずない、じゃんけんは確率的に、アレ、ソレ、コレの順番が一番確率高いのは学問的に証明されている。最初はソレ、ジャンケンポン、アレで負けるということは、態度か顔に、アレが顕れているのではないだろうか。そもそも最初にコレを出すのはじゃんけんのプロだ。さあ、ここで問題です、アレ、ソレ、コレは、それぞれ何でしょう?
待てよ、問題出している場面ではない。富士見ジュニアサンデーのマウンドには友光、一時期ウエストに居ましたが、すぐ出て行きました。西原小学校の生徒である。どういうわけか富士見ジュニアサンデーのピッチャーになっているが、ふじみ野市は学校とチームが固定化されているものの、富士見市は自由なので、それも良い。ウワサでは今や富士見市ナンバー1のピッチャーらしいので、対戦を楽しみにしていた。冨士川監督は、「良く見て行け、絶対高い球は振るな、ボール球振ったら調子付かせるゾ」とバッターに指示した。しかし、柿沼、矢野、連続空振り三振、ストライクで追い込まれて、ファウルするも速球で仕留められた。なるほど、これはスゴイ。ところが、同級生の内藤はやはり違う。いきなりズッドーンと右中間への3塁打、4番川井田引っ張ってショートへ、内藤はホームイン、1塁送球できず内野安打となり、川井田はすぐ2盗、すぐまたチャンス、ウエスト得意の連続攻撃、そしてチャンスに強い伊藤がセンターへ運んだが、川井田が一挙ホームインを狙ってセンターからの好返球で本塁タッチアウト!オ〜〜〜ジュニアサンデーやるじゃないか。その裏マウンドにはウエストエース川井田、1番友光との対決は空振り三振、負けるもんか!という川井田の負けん気がギラギラ、2死から3番、先ほど好返球で川井田を刺した池田が、ガツーンとライナーでレフトへ、ヤラレタ〜〜〜、渡辺の頭上を越えた打球は体育館横の茂みに入る、普通ならエンタイトル2ベースだが、オールフリー、これはどうしたってホームランだ、と思ったら、ウエストレフト渡辺は俊足だ、追って追って茂みの中からボールを内藤へ、内藤は強肩だ、サードの伊藤へ、伊藤から柿沼へ、見事な連携でランナー本塁タッチアウト!これは見事、見事、見事、見たか、これが大井ウエストだ!誰か一人でもミスしたらホームインだった。
この後のことは解説しない。この1回表裏でこの試合の結果は見えた。ピッチャーは孤独だ。川井田はバックに助けられた。友光もバックに助けられたが、その前に1点取られた。この差が以降の展開につながる。とは言え、ジュニアサンデーの1、3、4番は強力だった。1番友光にはセンターオーバーのホームランと左中間の3塁打、ただし渡辺がセンター後方まで追いかけて返球したからホームランにはならなかった。4番松下も左中間にホームラン、コレは最深部を破って、体育館の渡り廊下を越えて奥の奥まで行ったので、楽々ホームランになった。オールフリーと言っても、茂みに入ったり、渡り廊下を越えたら、いくらなんでもフリーはないのではないか?まあ、ローカルルールだから仕方ない。ウエストはこの後打ちまくった。四死球連発でもなく、エラーでボロボロでもない、必死になって守っても、それを打ち砕くウエスト打線、6回途中で友光は降板、血も涙も無いウエストの攻撃はさらに続く、書くに忍びない。



 【準々決勝】9月22日(日) 亀久保小学校C-1 9時00分〜 大井亀少クラブと今期初対戦

チーム 1 2 3 4 5 6
大井ウエスト 0 0 1 0 0 7 8
大井亀少クラブ 1 0 2 0 0 0 3
勝利投手:川井田流碧
[戦況] ご存知ウエスト主題歌は「♪負けて泣くより ♪勝って泣け ♪時節は来ると ♪風が言う」 福田こうへいの「南部蝉しぐれ」です。9月17日NHK歌謡コンサートに出演して、大井ウエストのために歌いました。野本コーチが見て、感動したそうです。ところが、この日のウエストは「負けそう♪、負けそう♪、私ピンクのサウスポー♪」ご存知ピンクレディーの歌のような展開、しかし ♪時節は来ると ♪風が言いました。1点を追う3回表、カッキーンと右中間狙い打ち2塁打の大翔、ここでバッターボックスには左打者矢野壮真5年生が入り、バシーンと引張って同点に追い着きました。しかし3回裏出してはいけない石森キャプテンに3球続けてファウルされたエース川井田、いくら外角攻めてもファウルできるテクニックを持っていることは先刻ご承知、決め球はインコース膝元へズバッと行くだろう、ウン、行くよ、行くに違いない、と思っていたら、おちょくるような緩い球、しかし、それは先刻ご承知石森クン、待ってましたとネライウチ、レフトへライナーのヒット、そして盗塁、1死後迎えたバッターは3番三浦、デカイ、2-2から打った〜〜〜、センターへ、捕れるかな、かな?かな?捕れない、強打者迎えて「左中間詰めろ、深く守って後ろから前に来い」と指示していた冨士川監督でしたが、どういうわけかこのときは浅かった。しかも何やら後から聞いたら足を痛めているらしい、結局2ランホームランになりました。2点を追う羽目になったウエスト、しかし亀少クラブの守備は素晴らしい、何処へ打とうとエラーは考えられません。ふじみ野クラブのキャッチャー高木は強肩ですからウエストの足を持ってしてもおいそれと盗塁はできません。3、4番のときなどセンター中川の守備位置は深い、これはホームランは難しい、この選手は実にセンスが良いと冨士川監督感心しています。守備の良い亀少クラブに2点ビハインドで、時間的に最終回となった6回表、ここで逆転しない限り勝利はありません。亀少クラブからエラーは期待できないし、羽渕投手から四球もそれほど期待できないし・・・。5回まで両投手同じ80球でガップリ四つですが、ウエストは3安打2四球で1点、亀少クラブは6安打1死球で3点、20勝3敗のウエストエース川井田を打つ亀少クラブの打線はやはりスゴイ。1回戦で血も涙も無く打ちまくったウエスト打線も羽渕投手の好投の前にサブマリン。負けそう♪、負けそう♪、私ピンクのサウスポー♪」なのです。ところが、選手たち、ぜんぜんめげてません、「さあ、大きな声で応援しようぜ!」と頼もしいことを言ってます。ウエストの打順は1番から、「ちょうどピッチャーは握力が落ちてくる球数だから、ストライクは甘くなる、ボールになる確率も高くなる、よく見て打って行け」と柿沼を送り出しました。口を真一文字に結んで打席に入った柿沼の背に選手たちの大声援、これに応えてカッキーンと今度は引っ張って左中間の2塁打、頼もしい、実に頼もしい! ここでバッターボックスには左打者矢野壮真5年生、この大会当りに当たっています。「引っ張れ、思い切って振れ!」とおじいちゃんが大声、その期待に応えて右中間にライナーをバッシーン、柿沼ホームイン、こうなったらワッショイウエスト秋祭り、なんとこの回9安打を集中して一挙7点、リニューアルして美しくなった亀久保小学校に轟き渡るウエスト主題唄「南部蝉しぐれ」。
さあ、準決勝は勝瀬キッズ、今期公式戦では初対戦、押しも押されもしない富士見市のチャンピオン、しかし今期大井ウエストはまだ3敗、レギュラーが2人出られなくて3年生を出して負けたランバー杯新倉フェニックス戦はともかく、富士見エンゼルス戦はコールド負けしそうな展開から追い着いてサドンデスで負け、西部大会の毛呂山オリオンズ戦は押しに押してチャンスに1本が出ず、逆に相手はわずかなチャンスにホームランが出て、1点差を追い着けず実に口惜しい負け方でした。すなわちレギュラーが揃ったら、完敗という負け方は今期しておりません。勝瀬キッズの林投手は富士見クラブのエースですが、ふじみ野クラブが1-0で惜しくも負けた試合(クリック)では、柿沼、内藤、川井田が林投手を打ちまくりました。しかし、チャンスに1本が出ず、押しに押して負けましたが、ウエスト打線には林投手への苦手意識は無いはずです。


 【準決勝】9月23日(月) 駒西小学校1 8時56分〜

チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井ウエスト 1 1 1 0 2 0 0 5
勝瀬キッズ 0 0 0 0 0 0 3 3
勝利投手:川井田流碧

[戦況] ウエストは今期勝瀬キッズとは公式戦初対戦ですが、シーズン前2月の練習試合では0-12で手も足も出ず大敗しています。林−本多のバッテリーは4年生の頃からとても有名な選手です。最も対戦したい相手でした。体のデカイチームと大井ウエストでは、弁慶と牛若丸みたいな対戦です。しかしどんな強打のチームでも、好投手はそうそう打てません。押しも押されもしないウエスト大エース川井田が普段の調子なら、勝瀬キッズと言えど、そう打てないはずと読んでいました。対してウエスト打線は上記のようにここぞというときに猛打爆発、連続攻撃でワッショイウエスト秋祭り中です。これは負けるはず無いと自信満々で試合に臨みました。さあ、駒西小に轟け、ウエスト主題歌「♪負けて泣くより ♪勝って泣け ♪時節は来ると ♪風が言う」、続きは・・・
大井ウエストは今年まだ3敗しかしていません。最初の敗戦は東入間春季大会準々決勝で富士見エンゼルスに負けたもので、開幕15連勝がここで途切れました。大井ウエストのキャッチャーで斬り込み隊長の柿沼が体調不良で先発できず、富士見エンゼルスがドドンと得点して4回表終わって7-1、コールドゲームか?という展開になりました。ところがチームのピンチを見て、いたたまれず出場すると言い出した顔面蒼白の柿沼が出て、やっとエンジンがかかったウエストが同点に追い着いて、さあウエストのサヨナラか?という場面まで行きましたが、7-7サドンデスとなり、最後はエンゼルスが逃げ切るという壮絶な試合となりました。この逃げ切りで、波に乗ったエンゼルスが優勝しました。一方の勝瀬キッズは1回戦でいきなり上福岡イーグルスと当たりましたがこれを破って、準決勝で大井亀少クラブと大接戦で負けて第3位となりました。春の富士見市リーグ戦大会では富士見エンゼルスを押さえて優勝しました。ただし今期富士見クラブとふじみ野クラブの試合では、ウエスト柿沼、内藤、川井田がキッズの林投手を打ちまくっています。
先攻大井ウエストは1番打率4割台後半の柿沼がいきなりレフト右へライナーヒット、1死後3番内藤のサードゴロでランナー入れ替わり、4番川井田がセンター左へライナーの2塁打で1点先取。ウエストのマウンドはエース川井田、キッズ1番からサードゴロ、セカンドゴロ、ショートフライ、7球で三者凡退。2回表先頭打者ウエスト5番伊藤がレフトオーバーのホームランで2-0.。3回表にはウエスト2番5年生矢野がライトオーバーの3塁打、内藤がセンター前にヒットして3点目、川井田もライトへヒットして続きましたが、前の打席で本塁打を打っている伊藤が今度は力んでショートフライ。4回表にも巽が安打、送りバントで3塁まで行きましたが残塁無得点。5回表にはまた1番柿沼が先頭打者、今度は力んでサードフライ、しかし2番矢野がまたしてもライトへヒットして俊足飛ばし2盗、キャプテン内藤は打ち損ねましたが、強打者を迎えて深く守っていたライトの前にテキサスヒット、この間に矢野がホームインして4点目、4番川井田はショートゴロで2死、5番伊藤は四球で出て、走る、しかしこれはトリックプレー、わざと挟まれてサードランナー内藤が本塁を狙う作戦、まんまと成功して5点目、伊藤も2盗、6番5年生渡辺も強打、しかしレフトライナーでチェンジ。キッズの攻撃を書かなかったのは、ウエスト川井田に抑えられてチャンスらしいチャンスが無かったためです。やっと6回裏、1死から1番松元がセンターへヒット、2番阿部が三遊間深いところへ打って、これはヒットだ、しかし強肩内藤が1塁送球、それてボールデッド、1死2、3塁、3番本多がライトフライ、2死となりましたが3塁ランナータッチアップ、キャッチャーへ返って来た送球を受けてタッチアウト!しかし主審は「セーフ!」と手を拡げ、「オブストラクション!」とコール、カッコイイ!しかしピッチャーが捕手に3塁送球を指示、サード伊藤がベースを踏んでボールの入ったグラブを掲げて3塁塁審へアピール、審判は手を上げて「アウト!」のコール。タッチアップが早かったということです。目がクルクル回るような展開ですが、準決勝なので審判は全員連盟審判、だからしっかり見ているんですね。7回表もウエストは満塁のチャンスを作りましたが無得点。7回まで打者33人の猛攻ながら5点というのは、さすがキッズエースの林投手、ここぞというときに踏ん張っている証拠です。キッズは6回まで打者21人、残塁3で無得点、7回裏一矢報いたいキッズは4番長谷川から、しかしサードゴロで1アウト、5番中部はライトへゴロ、これを後逸してランナー一気に3塁へ、これで動揺したかピッチャー6番林にストライクが入らず、ストレートの四球、この4球目が暴投で1点、7番藤田もライトへヒットして、またもやエラーして1塁走者は2塁、3塁回ってホームイン2点目、打者走者も一気に3塁へ、ウエストたまらずライト5年生をベンチへ引っ込めて4年生に交代、「ランナー居ないと思え、打者をアウトにしろ」と監督が指示し、サードゴロの間に3点目が入りましたが2アウト、最後は空振り三振でゲームセット。一方的な展開の試合が、エラーでガタガタッと来る典型的なパターンでした。


 【決勝】9月23日(月) 駒西小学校 11時33分〜

チーム 1 2 3 4 5 6 7
上福岡イーグルス 0 0 0 0 2 0 0 2
大井ウエスト 1 0 7 0 0 0 × 8
勝利投手:内藤匠之介

[戦況] ウエストは上福岡イーグルスと今期3回目の決勝戦、待ちに待ったエース浜崎 康との対決です。浜崎は上福岡イーグルスのキャプテンですが、ウエストのキャプテン内藤が並んで肩までしかないという巨人で、その投打にわたる活躍で王者上福岡イーグルスを引張って来ました。


これは毛呂山町長杯の表彰式で整列したとき

親しみを込めて、浜ちゃんと呼ばせていただきます。昨年の東入間学童野球連盟新人戦では浜ちゃんの好投の前に強打ウエストが2点しか取れませんでしたが、川井田流碧が130球苦心の投球で完封して勝ちました。春のふじみ野市大会のときは浜ちゃん不在で勝ち、優勝しました。毛呂山町長杯大会では浜ちゃんが準決勝で投げたのでマウンドには上がらず、浜ちゃんに打たれて絶対絶命の場面をキャプテン内藤の頑張りでサドンデスに持ち込んで勝ちました。今回は昨年東入間新人戦準決勝以来の川井田対浜崎のエース対決でゲームスタート、さあどうなる?
1回表上福岡イーグルス1番は左の強打者天野、毛呂山町長杯大会では強烈な右中間タイムリーで優秀選手になっています。思い切って振り遅れてサード後方へ打球はフラフラ上がって、レフト前にポトリ、この打球で、川井田連投ですが、投球に勢い有りと感じました。2番繻エショートゴロで1塁走者2封、3番浜崎サードゴロで1塁走者2封、快調にアウトをとるウエスト内野陣。4番栫を四球で出し、5番大脇はショートゴロで0点。その裏マウンドには浜ちゃん、実にデカイ。しかしこの体で思い切って振り下ろして投げてきたら阪神・藤浪ですが、ひじをたたんで担いでヒョイという感じの投球で、かつての剛速球はありません。恐らくコントロール重視で打たせてとる投球に変えたのでしょう。ウエストトップバッターは恐怖の斬り込み隊長柿沼、いつもの粘りで球数投げさせて四球、相手から見たら実にイヤラシイ、コチラから見たら実に頼もしい。そしてこの大会バカ当り(表現が悪いネ)の矢野、1-1からの3球目、柿沼走って盗塁成功、追い込まれたが矢野はライト左へヒットして2盗、ウエスト得意の無死2、3塁、ここで登場、期待のバッター内藤、相手から見たらイヤな場面、しかしサードゴロでランナー動けず、これもよくある匠之介主題歌 
♪恋はあやしい夢芝居というわけで、せっかく柿沼と矢野が花舞台を作ってくれたのに、打ちたい思いが先にたち、♪心はらはら舞う夢芝居となってしまったわけでありました。♪けいこ不足を幕は待たない わけでしょうか?♪こなしきれない涙と笑い そう、こうなったら笑っちゃうしかありません、ハ、ハ、ハ、(>_<) 気を取り直してここは4番川井田に期待しましょう。♪対のあげはの誘い誘われ おっといけない、匠之介主題歌は断ち切ろう。絶好のチャンスに不動の4番、押しも押されもしない名監督の東海林さんを向こうに回して、こちらも監督暦8年、腹の太さなら誰にも負けない冨士川監督がここで取る作戦は? ? ? そう、スクイズです。セコイと言ってはいけません。スクイズは「オマエは死ね」と言う作戦ですから、身を切ってチームに奉仕する、これがオトコの生きる道、みたいな浪花節オトコじゃないと成功しないのです。しかも見破られたときの悲惨さ、みじめさ、そのときは手で顔を覆って、人差し指と中指の間からグラウンドを見る破目に陥るので、外された球でも飛びついてファウルにするぐらいのココロ意気、運動神経を持った選手でないとなかなか出せないサインです。どうしても先取点が欲しい場面、絶好のチャンスにキャプテンが空回りして夢芝居を演じたその次に、チャンスに打たない4番打者()なら迷うことはありません。2球目バッチリ成功!ただ上福岡イーグルスの守備ですから2ランは狙わず、2死3塁となって、伊藤は四球から2盗、イトウはニトウ、これ、とてもよくアルパターン、そう只今四球トップで盗塁王です。2死2、3塁、打席には渡辺、ひところのゼッコーチョーが影を潜め、引っ掛けるバッティングになってきています。ヤッパリサードゴロ。しかしまあ、1点取って、最低限ヨシとしましょう。
1回表裏でコレでは夜が明けますなぁ。そこで2回表川井田6球三者凡退、急ぎましょう、その裏ウエストも7、8、9番コッチは15球で三者凡退、見たか、同じ3人でもこの違い!上福岡イーグルスはじっくり球を見極めて、簡単にポンポンとは打って来ない伝統がありますが、川井田のことはよく知っているので、追い込まれる前に、ストライクを取りに来た球を狙い打てという指示でしょう。
3回表2死から繻エにレフト前ヒットを打たれましたが、浜ちゃんをピッチャーフライに仕留めて、満面の笑みでマウンドを下りて来る川井田、絶好調!さあ、3回裏夢芝居はもうやめて、
ワッショイ!ウエスト秋祭りの始まりです。柿沼ライトへライナーヒットして盗塁、矢野サード前に転がして内野安打から2盗、1回表に続く無死2、3塁の花舞台、もう夢芝居はやめましょう、内藤ガツーンと引張ってライナーがセンター左へ、柿沼、矢野が相次いでホームインする2点適時打、見たかオトコナイトウ晴れ舞台、すぐ走って無死2塁、行け行けドンドン、チャンスだ、川井田、ン?ランナーがいる、2-2からの6球目、空振り!ヤッパリ!しかしキャッチャー落としている、走る、1塁へ、松本捕手1塁送球、これが打者走者の背中に当たり、ボールデッドゾーンに転がって内藤ホームイン、川井田も2塁へ、まさしく怒涛の攻撃と言って良いのでしょうか?東海林さんカリカリ、そりゃそうだ。伊藤がレフトへライナーで引張り、イトウはニトウ、これ最近使い飽きてきてるんですけど。さあゼツフチョウの渡辺だ、今度は何か考えてるか?何も考えないところがこの選手の良いところ、「そこに山があるから登るのです」、とは、ある登山家の名言ですが、巧真は「球が来たから打つのです」という感じ、ただしボールは振らない、これが5年生ながら高学年に混じって3割を維持している理由です。バシーンと引張ってライナーがセンター左へ、川井田、伊藤が相次いでホームインする2点適時打、見たかオトコワタナベ晴れ舞台、なんかどこからかコピー&ペーストしてきたような感じだねぇ、打席には巽、終わらないのヨ、この秋祭り、ガツーンとレフトへライナーヒット、タツミもニトウ、これは使えないなぁ、まだ無死2、3塁、もうタオル投げたいでしょうがここはこらえて、小甲がスクイズ、湊もスクイズ、なんという血も涙も無い攻撃、打者9人で7点奪って、打者一巡、柿沼がセンターへヒットして2盗、矢野は力んでセカンドフライに倒れやっとチェンジ、この回の攻撃、腹の太さがキャッチフレーズの冨士川監督ですが、相手から見たら腹黒いと見えたのではないでしょうか。ここぞというときの大井ウエストの集中攻撃の凄まじさ、これはもう戦意喪失するでしょう。
こうなるとマウンドには当然内藤が上がり、4回表2四球のピンチは切り抜けましたが、5回表1死から1番天野がセカンドゴロかと思ったら、センターへ抜けて盗塁、2番打者のサードゴロで天野挟んでアウトにし、さあ、迎えるは浜ちゃんだ、ガーンと打った球はサードベース際を抜ける、渡辺が俊足飛ばして追いましたが打球が速い、浜ちゃんの足も速い、2ランホームランで意地の2点を奪われました。これで勢い付いた上福岡イーグルス打線、4番、5番がセンター、レフトへ連続ライナーヒット、しかし6番サードゴロで2者残塁。5回裏ウエストは三者凡退。
6回表上福岡イーグルスは1四球得ましたが無得点。その裏ウエストは1死から1番柿沼がサードのエラーを誘って出塁、ボールデッド2進、矢野が引張ってライトへヒット、3塁回った柿沼、ライトから良い球がキャッチャーへ返ってきてタッチアウト!これは暴走か?この点差でこのイニングならいいんじゃないの。この間に2塁へ進んだ矢野、打席には3番内藤、センターへライナーのヒット、矢野3塁蹴る、これは暴走か?いいんじゃないの。センターから良い球がキャッチャーへ返ってきてタッチアウト!さすがは上福岡イーグルス、ここぞという場面で好守備を見せる、常に優勝に絡むチームの強さを見ました。
最終回7回表、2番、繻エショートゴロ、3番浜崎レフトフライ、4番栫センターフライ、湊ガッチリ、ゲームセット!

 念のため、ウエスト4番の名誉のために付け加えておきますと、毛呂山町長杯大会の頃まではランナーが居ないときはよく打つ打者でしたが、その後は走者が居ても打つように進歩して打率も4割に迫ってきました。




 ■第24回東入間新人戦大会
2013年10月6日(日) 開会式:三芳町総合グラウンド 三芳町主管



開会式では準優勝のカップ返還・・・渡辺巧真と矢野壮真

1回戦シード
【2回戦】 10月12日(土) 唐沢小学校 B-3 13時00分〜 三芳スカイヤーズと対戦

チーム 1 2 3 4 5 6
三芳スカイヤーズ 0 0 1 2 7 5 15
大井ウエスト 1 3 0 0 1 0 5
敗戦投手:矢野壮真


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