大井ウエスト試合結果  

富士見親善学童野球大会


第17回富士見親善学童野球大会
3月3日(日)抽選会:14時半 (受付14時)富士見市市民総合体育館3階会議室、参加費3,000円+登録名簿2部、水上コーチが行ってくれました
開会式:3月17日(日)…富士見高校8時半。ウエストはBブロック。ブロック優勝すればメダルだ、まずそれが第一目標、頑張ろう!
結果 → 富士見市少年野球連盟ホームページ   トーナメント表(EXCEL)

 開会式   1回戦   2回戦   3回戦   準々決勝   準決勝   決勝   トーナメント表   表彰の模様   毎日新聞掲載記事 

ウエストはこの大会で初のメダル!

それも、今季開幕ロケットスタート

最初の大会で



優勝したんだから無傷に決まってるでしょ、とおっしゃるかもしれませんが、そういう意味ではありません。
今季開幕以来、負け無しのまま優勝してしまった、という意味です


こんなメンバーでよく優勝できたもんだネ
「こんな」というのは大変失礼な言い方ですが、一人ひとりをとってみると、他のチームに引けをとるメンバーがテン、テンテン・・・・・
ところが、イザ試合になると、見違えるように強い!あるコーチは「オレのせいだ」と言いますが、そうなんです、コーチの指導を
忠実に守って日々進歩している、ピンチでもドンマイ、横森代表が理想とする、選手自身で考えるチームが出来てきました。



いきなり優勝旗を手に(^_^)

さあ、今年はどこまで行くか

 トーナメント表最終結果

富士見市少年野球連盟のホームページ「お知らせ2013年4月8日版」によりますと、ふじみ野市のチームが優勝したのは、第2回大会で、当時まだ大井町の大井亀少クラブが優勝して以来15年振りのことだそうです。

 毎日新聞掲載記事


志木ニュータウンズは鶴小ニュースカイヤーズに勝ちましたが、同じ日に南部大会で同一カード対戦、コチラは負けました。南部で鶴ヶ岡少年野球クラブを下した直後の勝瀬キッズは霞ファイヤーズ(川越)に完封負けしました。どんなに攻撃力のあるチームでも、良いピッチャーは打てないということでしょうか。そんなわけで南部大会と富士見親善大会の両方勝ち抜いているのは大井ウエストのみでした。BEST4は鶴ヶ岡少年野球クラブ、大井ウエスト、精明スワローズ(飯能)、霞ファイヤーズで、準決勝、決勝は4/7(日)行われ、南部大会との選択を迫られました。南部大会は、次の準々決勝で新座リトルクロメーズに勝てばメダルでしたが、富士見親善大会の決勝と重複し、涙の棄権となりました。実は強豪揃いの富士見親善大会よりも埼玉南部春季大会のほうが優勝確率が高いので、富士見親善大会を棄権する選択肢もありましたが、富士見親善大会は朝一番の試合で、南部は午後の試合、戦わないうちから棄権するわけにも行きません。富士見親善大会の準決勝で負けたら南部へ行こうと思っていたら7-0コールド勝ち、決勝は、ちょうど新座リトルクロメーズとの南部大会準々決勝と重複し、南部大会事務局に棄権の電話を入れました。こうなったら富士見親善大会は負けるわけには行きません、しかし相手は昨年西部ジュニア大会優勝の強豪中の強豪霞ファイヤーズ、体の大きさからして、まともにぶつかったら勝ち目が無い、そこでウエストはどうしたか?続きは下をご覧下さい

Bブロック組合せ

【準々決勝】4月6日(土)
A:  鶴ヶ岡少年野球クラブ(ふじみ野市) 5-0 毛呂山イーグルス(入間郡毛呂山町)
B: 大井ウエスト(ふじみ野市) 9-1 狭山ライオンズ(狭山市)
C: 精明スワローズ(飯能市) 11-1 志木ニュータウンズ(志木市)
D: 霞ファイヤーズ(川越市) 5-0 嵐山ライナーズ(比企郡嵐山町)

【準決勝】4月7日(日)
大井ウエスト(ふじみ野市) 7X-0 鶴ヶ岡少年野球クラブ(ふじみ野市)
霞ファイヤーズ(川越市) 5X-4 精明スワローズ(飯能市)

【決勝】4月7日(日)
大井ウエスト(ふじみ野市) 5-2 霞ファイヤーズ(川越市)


[大会要項] 7回1時間30分、試合成立は5回終了または試合開始より60分経過時、コールドゲームは大会第1日目は4回以降15点差・5回以降7点差、大会第2日目からは5回以降7点差、1時間前集合して本部へメンバー表を提出、延長無く直ちにサドンデス…無死満塁継続打順、2回行って同点の場合抽選


 開会式の模様

始球式のボールを投下する毎日新聞社のヘリコプター 大空に舞い上がる風船


第16回大会での入場行進


 1回戦]3月17日(日) 11時46分〜13時16分  富士見高校B面B-2

チーム 1 2 3 4 5 6
大井ウエスト 1 3 0 0 1 0 5
川越フェニックス 0 0 0 0 0 0 0
勝利投手:川井田 流碧  本塁打:内藤 匠之介、伊藤 優

戦況試合前に和光四小ベアーズの阪本会長から「今年の大井ウエストはずいぶん小粒だなぁ」と言われた。まあ、例年言われているから慣れているが、「山椒みたいなチームですよ」と返した。川越フェニックスは1月27日練習試合で5-0で勝っているチームだが、そのときは練習試合なので、先発した控えの投手が四球連発、1回に5点頂いたものの、その後は若林→白水(最終回のみ)と川井田の投手戦、互いに点を取れなかった。「強いチームなので要注意、岩間のバッティングは右方向、他は全部左方向だから、サード、ショートは忙しいぞ」と指示した。この日は若林ではなくキャプテン岩間が先発、1番柿沼が打ち上げてサード白水がオーライと手をあげたが、後ろからショート若林も打球を追ってきたため、2人でお見合いして間にポトリ、しかし柿沼1塁牽制でアウト、盗塁のサインは出ていなかった。2番矢野がストレートの四球で出塁したが、これまた1塁牽制でアウト。いやなムードを3番キャプテン内藤が2ナッシングからガツーンとセンター越えのホームランで吹き飛ばした。なおも4番川井田がセンター右へ3塁打したが伊藤サードゴロで1点どまり。その裏ウエストエース川井田は1番キャプテン岩間を空振り三振、2番ショートゴロで2アウト、3番若林には粘られて四球、4番白水はデカイ、レフト、センターを思い切りバックさせたが、投球の上手い川井田の前に3球三振、ビミョーに抜いているからタイミングが合わないのだ。
2回表ウエストは巽と湊が四球を選び、柿沼がレフトへヒットして2死満塁、ここで矢野がバシッとライナーでセンター右へ走者一掃の2塁打、塁上で井端並みのガッツポーズ、なおも内藤が初球ガツーンとレフトへ打って盗塁し2死2、3塁、川井田バシッと打ったライナーはショート頭上を襲ったが、守備の上手い若林がジャンプ一番捕ってしまった。これはファインプレイ、川井田はホームランと打点を損したという当たりだった。2回裏フェニックス5番打者打って本塁前で跳ねて変に回転しているボール、川井田が捕球、「落ち着いて投げろ」と監督が大声、1塁送球は山なり、矢野捕球したとき走者は1塁寸前、しかし1塁審判「セーフ!」と腕を広げた。捕球時ジャンプして足がベースから離れたという判定か?「落ち着いて投げろ」と監督が言ったが、普通の球だったら完璧アウト。6番打者はレフトへヒットして無死1、2塁、川井田が送球準備に入り、2塁牽制しようとしたら2塁ランナーが3塁へ向かって走り出した、川井田がボールを握り締めてランナーを追う、ここが百戦錬磨の川井田の上手いところ、2塁方向へ戻すように追い詰めてショートへトスして内藤がタッチしてアウト、すでに1塁走者は2塁上に居た。この2塁走者もビデオテープを見ているように川井田に誘い出され、今度は3塁伊藤がタッチしてアウト、反省点・・・追う方向が逆だった。
3回表川越フェニックスは投手交替、まるで打撃投手のように打ち込まれた岩間から若林へ、練習試合ではほぼ完璧に押さえ込まれた相手だが、この日のウエスト打線は違っていた。暖かかったこともあるだろう。5番伊藤が痛烈に打ってサードの横を抜けて打球はレフト線へ、抜ければホームランだったが、あらかじめ寄っていたのか?レフトが追い着いてシングルヒット。伊藤は盗塁し、渡辺が叩き付けて打球は高く跳ね上がる、ピッチャー捕って1塁送球して1アウトになったが、3塁へランナー進める見事なバッティングだった。巽はスクイズしたが、よりにもよってバットの芯で捕らえた投前の良い当り、守備の上手いピッチャー若林から捕手へトスして伊藤本塁憤死、本塁前1mで捕手が線上構えていたから、伊藤は股下へ足を入れてもベースに届かなかった。こういうケースは捕手に体当たりしてぶっ飛ばすしかないので、危険である。プロ野球、特に大リーグなどではこういうケースは体力のある走者がキャッチャーを弾き飛ばす光景を良く見る。タイミング的には捕球してからタッチしたというよりも、3−本間線上にあらかじめ構えていたので、オブストラクション(走塁妨害)ではないかと思ったのだが・・・。小甲三振で無得点。3回裏フェニックス8番打者打ち上げてセカンド巽オーライ、ところがその直後太陽が目に入り、首をすくめて、打球はポトリ、9番打者は粘って6球目、レフトへ大きな当り、渡辺バックハンドキャッチ、打順は1番岩間に還り、ライトへゴロ、これをアウトに出来ず、1死1、2塁、2番打者はガツーンと引っ張ったがサードライナー、伊藤が捕って2塁送球、ランナー戻れず併殺、チェンジ。
4回表柿沼のこの日3本目のヒットがこれまでと違って引っ張らず、右へ流した。こういうバッティングが出来ればグングン打率が上がるだろう。4割キープなんて、夢でもなんでもないぜ!ところがこの回ほかの選手が凡退してチェンジ。4回裏怖い3番若林から、ショートの頭にライナーが飛んだ、さっきのお返しとばかり内藤ジャンプしたが、実は飛ばなくても捕れたよ
(^_^) 4番白水は気迫十分、しかし川井田まともな球は投げない、ボール、ボール、打ちたい白水、来た!と思ったがふっと抜いてるからセカンドフライ、今度は巽太陽をものともせずに捕った。2死から5番造田にレフト線に2塁打されたが、6番三浦ショートゴロ、ここへ打ったらオシマイだ〜。
5回表川井田サードゴロ1死、伊藤はレフトオーバーのホームラン!!!なんか、ホームランの出るバットを買ってもらったらしいぞ。5回裏先頭の7番奥積にセンター前ライナーのヒットを打たれた、湊が落ち着いて捕り2塁へ返球、この走者俊足だ、2盗、3盗、しかし8、9番続いてセカンドフライ、巽が捕って、1番に還り、キャプテン岩間空振り三振。
6回表、フェニックスの投手は白水に代わった。球が速い。小甲が3ボール1ストライクからの7球目、バシッと打ってセカンドゴロ、1塁悪送球で2進、湊は2ストライクからボールを空振り、キャッチャーこぼしたのを見て1塁へ走ったが、1塁送球アウトで振り逃げにはならず三振、この間に小甲3進。1番に還り柿沼ショートゴロ、この回から好守備の若林が戻っている、小甲が本塁へ走り6→2タッチアウト、ランナーの目の前で強いゴロ、ここは突っ込むべきでなく、足に自信のあるランナーならば6→3送球と同時に本塁を狙うもの、これは暴走だった、次は同じことをしないように学習だ。柿沼は2盗後、すぐ3盗狙って2→5タッチアウト、これまた調子に乗り過ぎて暴走だった。3盗はスタート抜群でないと成功しない。しかも打席は左打ちの矢野だから捕手は投げ易い、こういう場面に応じた走塁をしないと、走れば良いというものではない、これまた学習だな。6回裏2番からの怖い打順、ところが好調川井田、いつものピッチングで大城ピッチャーフライ、若林サードゴロ、白水空振り三振で完封、いつも書くが「野球は失点しなければ負けることは無い」、昨年秋の新人戦の頃のピッチングを彷彿とさせて、絶好調!


 1回戦の完封ゲームは他に鶴ヶ岡少年野球クラブ8-0富士見ジュニアサンデーだけ。上富シャークス9-8みずほ台ヤンガースや狭山ライオンズ11-10富士見エンゼルス、西堀ファルコンズ5-4水谷フェニックスなど、地元富士見勢が惜敗しています。昨年西部ジュニア準優勝の富士見エンゼルスが負けるとは予想外。強豪勝瀬キッズは3-1で入間川ベアーズを下しましたが、次はこれまた強豪の大井少年ファイターズとぶつかります。朝志ヶ丘ジャガーズ17-2高階キングスなんてビックリですが、野球は大量点でスゴイと言うことはありません。点を取られないことがスゴイのです。1-0のようなシビレルゲームを勝ち上がるのが本当に強いチームです。霞ファイヤーズも1回戦大宮アローズに8-5勝利したものの、昨年のような断トツの強さではないようです

 2回戦]3月23日(土) 13時〜14時半 諏訪小学校B-2

チーム 1 2 3 4 5
大井ウエスト 2 0 2 2 1 7
富士見ファイヤーズ 2 0 0 0 0 2
勝利投手:川井田 流碧  本塁打:柿沼大翔

戦況富士見ファイヤーズ本拠地での対戦、広いグラウンドなので、強打者には稼ぎ時、逆にピッチャーにとっては怖い。ウエストは元来守りのチームなので、気を引き締めなければ、という場所だ。富士見ファイヤーズとは過去何度も激戦を展開してきた、富士見市の伝統的な強豪である。桜咲くグラウンドは緑土で硬い、打球が跳ね上がる。前の試合は川越スラッガーズと鶴ヶ岡少年野球クラブの対戦だった。鶴ヶ岡少年野球クラブにウエストは昨年のふじみ野市5年生大会で負けている。この日もボカスカ打っていた。お互いにホームランが出る乱打戦、10-5で鶴ヶ岡少年野球クラブが勝った。スラッガーズはエースのキャプテンが指骨折で出られないのが痛かったが、体力のある鶴ヶ岡少年野球クラブの強打が光った。
さてウエストは先攻、柿沼が3ボール2ストライクからカキーンと打って、ピッチャーのグラブを弾く持ち前の強烈な打球、ショートが捕ったときにはもう1塁へ投げるのを諦めるヒット、盗塁して矢野コツンと転がして内野安打、柿沼3塁へ、矢野もすぐ盗塁して無死2、3塁、いきなりビンビン、ウエスト野球、打席には8割打者のキャプテン内藤、ストライク、ファウル、力が入っている、3球目がサードゴロ、柿沼突っ込む、3塁手捕ってキャッチャーへ送球、しかしこれは間に合わない、野選(Fielders Choice)になった。ウエスト先取点、そのときウエストベンチの前を矢野が猛然と本塁めがけて走って行く、本塁を注目していたベンチスタッフは思わず目を疑った、アレ?アレ?どうした?何故走る?と言っているうちに、球を掴んだ捕手の前でタッチアウト!おそらく5→2→3とホームゲッツー(Home get 2out)を狙うはずと深読みしたのだろう、そんなチーム、そうそうないよ、大井ウエストじゃないんだから。この間に2塁へ進んでいた内藤は川井田への4球目で3盗し、5球目の暴投の間にホームイン、2点目(内藤はホームイン後ベンチに返ってきて監督に怒られた。「すかさず3盗しろ!その前のランナーに対する動作でわかるだろう?お前なら」と・・・足が速くても怒られる、オトコは辛いよ、生まれも育ちも葛飾柴又じゃなくって大井だい)。ランナー居なくなって川井田サードゴロ、伊藤は珍しく見逃し三振。さて1回裏先頭打者を空振り三振に取った川井田、球が切れている、すなわちスパッと刃物で切るように鋭利な投球という意味だ。2番打者はポーンとバットを出して当てただけのバッティングだが1塁手の頭を越えてライト線へポトリ、ちなみにこういうバッティングは、ファウルでカットするときや、前進守備の内野を見てやるのは良いが、いつもこんな打撃をしていたらヒットになる確率は低いので、真似してはイケマセン。ここで打席には左の杉本、試合前のシートノックでセンターを守り、肩が強いという印象の選手だ。2-1からの5球目をバシーンと引っ張って右中間へのドデカイ当り、これは文句無しの2ランホームラン、調子の良い川井田がまともにブチ当たったのが間違い、クリーンアップを打つ選手はオチョクルぐらいの投球をしないとこういう結果になる。WBC準決勝で能見篤史が食らった2ランホームランもそうだが、メジャーに真っ向勝負してはイケマセン。そこでこの後川井田はすぐ切り替えて緩急つけるようにしたが、それでも4番雨宮は2-3からセンターへヒット、やはり中軸は怖いが、単打なら仕方無い。このあとパスボールで2進、5番打者のショートゴロで2塁ランナーが3塁へ走ったのを見て内藤がサード伊藤へ送球して悠々タッチアウト。内藤の落ち着いた判断は流石と思わせたが、ウエストのランナーならここは自重し、1塁送球と同時に3塁へ向かうだろう、ウン、きっとそうだろう、そうに違いない、そうであって欲しい、なぜなら、慌てた1塁手が悪送球する可能性があるし、ズバッと好送球が行く確率のほうが少年野球では低い、ボールデッドでホームイン、という可能性が十分あるのだ。さて白々と夜が明けてきた。続きは後で。
 続きですよ〜〜〜。2回表巽は四球で出塁、こういうところがこの選手、最近スゴク伸びていて嬉しい限りだ。前は何でも打つ、という選手だったが、練習で自信がついてきたのだろう、3日前の南部大会1回戦で目の覚めるようなレフトライナーの2点打のように、力が着いてきた一方で、球を見極めて只今四球GETはウエスト最多。守備も良くなり、肩も強くなった。指導者にとって一番嬉しいのは、こうして練習して伸びてくれる選手の姿を見ることだ。しかし2盗図ってタッチアウト、足はなかなか伸びないのよね〜。この後は何故か省略。
さて川井田は2回以降オチョクリで4回まで相手を抑えた。攻撃では3回表柿沼がセンターへホームラン!この時点で打率.777、当りに当たってラッキー7。続く矢野は左打席、パシッと流して前進守備のサードを抜いてレフトへヒット、何故まともな守備位置をとらないのか、不思議。しかし当りが良かった、文句無しのヒット、この後川井田のレフトへのヒットでホームイン。ところで矢野壮真、4回の3打席目今度は引っ張って1塁手の横を抜けてライトへ抜け、小甲を本塁へ迎え入れたが、この打球をスコアラーはヒットにして、ベンチから「甘い」と大ブーイング!ベンチスタッフだけでなく、外野席まで「アレはエラーだよ」、しかしこの道20年を越えるスコアラーは断じて不動、そもそも人生明るく前向きに、多少の失敗は多めに見て、多少のエラーはヒットにして、ハニー、ハニー、こういう人生観で63年も生き抜いて来たのだ、文句あっか!ちなみに少し解説すると、基本的には、野手がボールに触れなければ記録上はエラーにならない。内野フライをお見合いして、記録ツーベースとか、けっこうプロ野球でもある。1回戦の川越フェニックス戦、上で解説したが、柿沼の打球、サードの白水とショートの若林が、2人でお見合いして間にポトリ、これは文句無しのヒット。白水がオーライと手を上げた時点では誰しも「ダメだ」と思っただろう。運も実力のうち、スタートダッシュの柿沼大翔の高打率もこのシーズン初打席のラッキーで乗ったせいだろう。ただし例外として、野手がボールに触れなくてもエラーにする場合がある。トンネルや明らかに体の横を通り抜けた打球である。皆様が「甘い」とおっしゃるのは良くわかります、しかし皆様はウエスト1塁手の守備を見慣れて、アレが当然と錯覚しているに過ぎないのだヨ。世の中のフツーの1塁手は、余りの打球の速さに目が付いて行かなかったと解釈シナサイ。これで矢野は打率.833、スゴイ!こんな打率に誰がした?ともあれ、昨年吉田健太郎がウエスト打率記録を更新したのも、左打席で俊足を生かしバントヒットを稼いだのが要因だった。この日の壮真もそうだった。バントもそれだけではダメ、強打もあるから利くのである。健太郎2世目指して頑張れ!それがチームのためにもなる。
ところでこの4回には渡辺が死球で出て盗塁、小甲も四球を選び、パスボールで無死2、3塁から湊がショートゴロの間に渡辺ホームイン、小甲も3塁に進んで、ピッチャーはセンターから杉本がマウンドへ、代わったところに打球は飛ぶ、柿沼は打ち上げて浅いセンターフライ、これはタッチアップは無理、と言うことで、上の矢野のタイムリーにつながる。5回には伊藤優が強烈に打ってピッチャーのグラブを弾くヒット、左投手の牽制には「気をつけろ」ではなく「大きくリードして、牽制が来たら迷わずセカンドをめざせ」というのがベンチの指示だったが、その通り、牽制が来て1→3→6と送球したが伊藤の足が勝り盗塁成功、3試合で4人が5盗塁しているうちの一人、川井田は出塁が少ないのでこれに入っていないが、ウエスト俊足6人男の機動力が発揮されたら、今年も相手チームから見たら、なんてイヤラシイチームだろうと思うだろう。ただし、昨年はほとんど全員俊足、ひとり瞬足の選手も居たがとにかく全員盗塁できるチームだったので、昨年ほどの機動力は無い。野球は相手にイヤだな〜と思わせることが肝心だ。伊藤は3盗して、相手ベンチは「スクイズもあるぞ」と警戒モード。ウーム、良く知ってるな〜、しかし、簡単にスクイズしないのが冨士川監督、打席には巽、ストライク、動かない、ボール、動かない、またボール、動かない、ヤル気あんのか?アルノヨ、アルノヨ、2ボール、1ストライク、だってショーガナイジャナイ♪、ここしかないじゃない〜♪、というわけで巽がしっかり腰を落としてコツン、上手い!涙が出るほどウマイ、伊藤ホームインで7点目。もはやダメ押しだ。
5回裏マウンドには矢野、1死から四球とライト前ヒットで1死1、2塁、2番1回ライト線ヒット、当てるだけの本橋はコツンと当ててショート頭上、ミスないとうが掴んで2死、打席にはホームランの杉本、強打者だけに粘りに粘る、7球目ズバッと外角へ速い球、バットが空を切って試合終了。左対左、この投手は使える。


 3回戦]3月24日(日) 15時〜富士見第2運動公園B面C-4

チーム 1 2 3 4 5 6
富士見コンドルス 1 0 0 0 0 0 1
大井ウエスト 0 1 2 0 2 3X 8X
勝利投手:川井田 流碧

戦況昨年以来コンドルスさんとは本当に良く当たる。練習試合もして、お互い東入間のチームとして、仲良くやっている。ただ最近のウエストは接戦しても最後は勝つ、コンドルスには天敵のようで、この日もウエストは矢野壮真がサヨナラヒットでコールド勝ち。ウエスト先発はエース川井田、午前の南部大会では控えの投手を作るために伊藤、矢野、内藤を投げさせて実戦経験を積ませたので、川井田の出番は無し。昨年の東入間学童野球連盟新人戦では15-2で勝っている。1回表コンドルスは2番打者が1バウンドでライトの頭を越すホームラン、これは事故だ、仕方無い。3番石野2-3から見逃し三振、球が切れている証拠だ。4番は四球で出したが、牽制で挟み、アウトにした。1回裏内藤がセンターオーバーの3塁打を放ったが、後続倒れ無得点。2回表三者凡退に切って取った川井田、落ち着いている、この様子では心配無い。2回裏1死から巽がセンター左へヒット、盗塁し、ピッチャーからの2塁牽制がそれてセンターへ抜ける間に3塁へ、ここで渡辺が1ボールからの2球目、スクイズ、見事に決まり、しかも足の速い渡辺は1塁送球がセーフ!ヒットになった。この回は同点止まり。その後エース川井田は全く心配無し、いつものピッチング、したがって負ける気がしなかった。3回裏は柿沼がセンターへヒットして2盗、3盗、矢野が痛烈にライトへ打って、女子選手のグラブを弾き、ボールデッドとなって柿沼ホームイン、周りはみんな「ヒットだ」と言ったが、いくら甘いスコアラーとは言え、これは捕れた、エラーとした。「当りが強かった、強襲ヒットだ」と皆さんはおっしゃるが、女の子だからと言って、選手として出ているのだから、捕れるものは捕らなくちゃ・・・。この後矢野は川井田のヒットで生還。5回裏当りに当っている矢野が右中間に2塁打、川井田のショートゴロ、1塁悪送球で生還、川井田も伊藤のサードゴロ、1塁悪送球で生還、転がせば何かがある典型のイニング。6回裏にはやっと当りが戻ってきた渡辺がレフトオーバーの3塁打、湊がピッチャー前に転がし、渡辺本塁突入、投手は捕手へ送球したがセーフで野選となり、湊はナント2盗、ナンデモアリの展開になってきた。柿沼もヒットで続き、盗塁して2、3塁、ここで矢野が左中間におっつけて破り、湊、柿沼がホームインした時点で7点差、コールド勝ちとなった。
それにしても、大当たりのウエスト打線、本来守りに守って勝つことを信条とするチームだけに、3割、4割、5割、6割と信じられない高打率の選手が並び、ちょっと打ち過ぎだね。どんな強打者でも好投手は打てない。そういう時はバントあり、ヒットエンドラン有り、早打ちせず、追い込まれたらくさい球をカットして美味しい球を待ち、粘りに粘ってあわよくば四球を得る、出塁したら足を生かしてかき回す、ウエスト得意のパターンに持ち込む、こういう攻撃をされたら、好投手でもイヤ気がさす、もしイライラして来たらこちらのものだ。いよいよこれからは強いチームが続き、好投手との対戦となる。頑張ろう、頭を使って、納豆みたいに粘って、好球必打、速球投手には反対方向狙い撃ち、スパゲッティミートソース。

 準々決勝]4月6日(土) 9時〜富士見第2運動公園B面 C-1 8:28〜10:00(午後から雨と言う天気予報で早まりました)

チーム 1 2 3 4 5
大井ウエスト 3 0 1 0 5 9
狭山ライオンズ 0 0 1 0 0 1
勝利投手:伊藤 優

戦況昨週のコメントに「朝志ヶ丘ジャガーズとの対戦は見させていただいて、理解した。強打のチームである」と書いた。キャプテンのエースが好投手であり切り込み隊長、すなわちワンマンチームだと分析していました。ということは、この選手を崩せばなんとかなる、ということです。そこで試合前に選手に言ったのは、まさしく前の試合のコメント、「バントあり、ヒットエンドラン有り、早打ちせず、追い込まれたらくさい球をカットして美味しい球を待ち、粘りに粘ってあわよくば四球を得る、出塁したら足を生かしてかき回す、ウエスト得意のパターンに持ち込む、こういう攻撃をされたら、好投手でもイヤになる、もしイライラして来たらこちらのものだ。納豆みたいに粘って、好球必打、速球は反対方向狙い撃ち、スパゲッティミートソース」であった。選手はその通りやってくれたから、思いのほか大差で勝てた。ただし誤算もあった。エースの川井田が病み上がりで不調だった。試合前の練習からキャッチャーの柿沼が「ストライクが来ない」とぼやいていた。当の川井田は「大丈夫だよ、本番はちゃんとストライクを投げるから」と言っていたが、なんとなく不安。試合前ジャンケンでキャプテン内藤は負けて相手は後攻選択、しかし今のウエスト打線の破壊力なら、まずはドカンとブチかまして川井田を楽にさせたかったので、そのほうが良かった。
1回表先頭打者の仕事師柿沼は、「粘るゾ〜」の気持ちで打席に入ったら、いきなりガツンとぶつけられた。「イテテテテ〜」と思わずスコアラーが口にするほど速い球をぶつけられた。しかし1塁へ着いた頃にはニコニコ、そして矢野の2球目に走った!モチロン盗塁成功、矢野も四球を選び無死1、2塁、皆忠実に監督の指示を守っている。打席にはキャプテン内藤、6試合で4本塁打の超パワーヒッター、最も頼りになる打者で、ウエストベンチはワクワク、しかし3ボール2ストライクから外角速球、くさい球カットしようとしたらバットに当たらず空振り三振、アチャチャ〜、まあこんなこともあるさ、
♪そんな時代もあったねと ♪いつか話せる日が来るわ ♪あんな時代もあったねと ♪きっと笑って話せるわ ♪だから今日はくよくよしないで ♪今日の風に吹かれましょう ♪まわるまわるよ 時代はまわる ♪喜び悲しみ繰り返し ♪ おっと、いかん、歌ってる場合ではない。それならと川井田の初球にダブルスチール、このランナー2人なら何でもできる。3塁へランナー進みピッチャー心中穏やかでない、ましてや打者は4番だ、何とかしなくちゃ、サード牽制、ところがこれが悪送球、ボールデッドで1点GET、誰も打っていないのにもう1点、これぞウエスト真骨頂のかき回し野球、矢野も3塁へ進み、ピッチャーイライラ、川井田も四球、速球投手の立ち上がりに良くあるパターンで、コントロールが定まらない、伊藤の初球に川井田も2塁へスタート、もう血も涙も無い非情のランニング、1-1から伊藤はコツンと3塁前に転がした、サードランナーがいるから3塁手はベースについている、打球を見て「コレはヒットだ!」とわかる完璧なバント、もちろん矢野はホームイン、川井田3塁へ、巽の初球にイトウもニトウ、「もうイヤ!カンベンして」と相手は思っただろう、サディスティックな冨士川監督は容赦しない、一番頭に来たのはピッチャーだ、暴投で川井田ホームインして3点目、巽は空振り三振して2アウト、渡辺の2球目にパスボール、伊藤は本塁へ向かう、「イカン、スタートが悪い、暴走だ!」と助監督が脇で言う、その通りボールを拾ったキャッチャーが本塁へ取って返し、タッチアウト!常に先の塁を狙う走塁は良し、だがボールと守備者の位置関係を咄嗟に判断して、行くか戻るか決断しなければいけない。1回裏狭山ライオンズの攻撃、キャプテン投手の須藤がトップバッター、見逃し三振、緩急つけられて手が出なかった。ベンチへ戻って口惜しがった。2番打者はセンターへヒットして、2盗、3盗、3番打者四球で1死2、3塁のピンチ、しかし4番見逃し三振、5番ピッチャーゴロで0点に抑えた。調子が良いのか悪いのかわからない。ウエストは3回1、2番があっさり倒れて3番内藤、センターオーバーの3塁打、川井田がファウルで粘って7球目、ショートゴロ、これが1塁送球それてセーフの間に内藤ホームインして4点目、川井田2盗、3盗したが伊藤空振り三振、やはり良いピッチャーだ。3回裏川井田これまた1、2番をあっさりアウトにした。5球で2人をいずれもショートゴロ、ところが3番打者センターライナー、突っ込めば捕れる、と思ったらバックしたため1バウンドで頭を越された、3塁打となってしまった。4番の打球はセカンド後方へ、巽が手を伸ばしてファインプレイか?いやポロリ、残念、1点取られた。この後四球と内野安打で満塁となったが、7番打者がセカンドフライでチェンジ。やはり川井田調子悪い。4回裏先頭の8番打者をストレートの四球で出した時点でこれは限界と冨士川監督ピッチャー交代、もちろん伊藤だ。伊藤は9番打者バント、キャッチャー柿沼が1塁送球アウト、1番須藤はセンター左へライナー、今度は捕った、準備が出来ていれば反応早く、こうしてアウトにできる。伊藤はこの後の4人を完璧に撃ち取って勝ち投手に。ウエストは5回表柿沼、矢野連続ヒットと盗塁、内藤は野選を得て無死満塁、川井田の打球はショートゴロ、エラーで2点、伊藤はライトへ流してフライ、強風で流され、グラブに入れたがエラーしてボールデッドでさらに2点、伊藤は3盗して巽がセンターへライナーヒットしてこの回5点目、計9点の予想外の大勝。

 準決勝]4月7日(日)  9時〜富士見第2運動公園B面 

チーム 1 2 3 4 5 6
鶴ヶ岡少年野球クラブ 0 0 0 0 0 0 0
大井ウエスト 0 2 2 0 2 1X 7X
勝利投手:川井田 流碧

戦況南部春季大会は同日13時、堀ノ内少年野球場の予定、ウエストは富士見親善勝てば決勝進出、もはや南部を選択することはできないだろう。スコアラーは先発川井田流碧に、「一生懸命投げるな、打ってちょうだいのピッチングをしてちょうだい」と話し、「分かりました」という答えを得ました。監督に言われたわけではないから、そんなこと言われたって守る必要は無いわけで、まあジョーダンです。しかし心の底にはせっかく南部のメダルが見えていて、しかもBEST8の顔ぶれからして大井ウエストが優勝できると思うだけに、惜しい、モッタイナイ、同じ地域で仲の良い鶴ヶ岡少年野球クラブに負けても、既にメダルは得たし、まっ、いいか、と思っていた。実際昨年のふじみ野市5年生大会では大井少年ファイターズを4-3で破りながら、鶴ヶ岡少年野球クラブに4-5で負けている。決して簡単に勝てる相手ではない。ところが現実は思いの他選手が成長していた。エース川井田はスコアラーの言った通りの打ってちょうだいピッチングをした。ところが打ってくれない。1回表2死から3番速水のショートゴロを名手内藤が見事なエラーをして盛り上げたが、4番尾崎がセカンドゴロで巽に軽くさばかれる有様だ。3回まで打者10人で6三振、力んでないから逆に打てない。その間にウエストは4点取ってしまった。これはイカンと冨士川監督、川井田に「ピッチャー交代するぞ」、と言ったら「ダメ!」と拒否された。「なんで?」と監督が言ったら、「勝利投手の権利が無くなる」と言う答え。仕方なく続投、勝つぞ、という気になって力の入った川井田、4回表先頭の2番打者にストレートの四球を与えた。「交替するか?」と監督が声をかけたら、マウンド上で必死になって首を振る。ここで鶴ヶ岡少年野球クラブも局面打開を図り、手を打ってきた。1塁ランナーと3番打者速水でヒットエンドラン、打球はピッチャーフライ、川井田捕って1塁送球、ランナー戻れず併殺、4番尾崎は強烈に打ったが1塁矢野が捕って自らベースを踏んでチェンジ、川井田ニコニコしてベンチへ帰ってきた。こうなるともう勝つしかない、南部は諦めだ。4回たったの44球、ノーヒットピッチング、力まなかったから疲れはそれほどないだろう、決勝戦に備えて川井田を引っ込めよう、5回から伊藤をマウンドへ、いきなり最初の5番打者を四球で歩かせた。ところが今シーズン絶好調の伊藤は続く3人を連続空振り三振に切って取った。その裏3点取ればサヨナラコールドだったが2点止まり、6回表も伊藤優は先頭打者をサードゴロ、3塁は名手川井田、昨年6年生チームでも守ってきた得意のポジション、1塁送球〜アウト、次はフラフラと上がった打球、向かい風に流されてグングン3塁側ウエストベンチのほうへ、川井田追って、ボールデッドにならないうちにキャッチ、ファウルフライだが、これは川井田でなければ捕れないという打球だった。次はライトフライ、小甲ガッチリでチェンジ。さて6回裏はその小甲からの攻撃、本日ラッキーボーイの小甲、すべて出塁している。結局6回裏、小甲と湊で無死のうちにサヨナラコールド・・・攻撃のおさらい、1回裏柿沼、矢野、内藤みな内野ゴロで三者凡退。2回裏4番川井田ライトへテキサスフライヒット、2盗、3盗、伊藤ライトフライ1死、巽見逃し三振、渡辺はセンターフライ、あ〜〜〜ダメだ、と思ったらナント、ポロリ、エッ、ウソ?川井田ホームインして1点先取、渡辺2盗してここで小甲がライトへライナーヒットしてこの回2点。3回裏は矢野左中間にヒットして2盗、3盗、内藤四球から2盗、川井田の1塁ゴロで矢野ホームイン、ここで伊藤が2アウトもなんのその、得意のコツンで内藤ホームイン、この回も2点。5回裏は矢野デッドボールから2盗、3盗、この3盗のときにキャッチャーが3塁へ投げた球がレフトへ抜けてそのままホームイン、内藤はライトフライに倒れたが川井田四球から2盗、伊藤のセカンドゴロで2塁から一挙生還、2死となってランナーなし、5回コールドにはあと1点、そこで巽がライトへヒットして盗塁とサヨナラのチャンスを作ったが、渡辺ショートゴロでチェンジ。この回も2点。6回裏鶴ヶ岡少年野球クラブは、速水に代えて平川をマウンドへ、バッターボックスは本日ラッキーボーイの小甲、ショートへ打ってゴロ、捕球〜送球、1塁セーフ、ボールはテンテン、小甲2塁へ、湊の打球もピッチャー前、捕球〜送球、1塁セーフ、ボールはテンテン、小甲2塁から一挙ホームインして・・・オフコース
   ♪もう終りだね 君が小さく見える
   ♪僕は思わず君を 抱きしめたくなる
   ♪僕等は自由だね いつかそう話したね
   ♪まるで今日のことなんて 思いもしないで
   ♪さよなら さよなら さよなら
   ♪もうすぐ外は白い冬
   ♪愛したのはたしかに君だけ
   ♪そのままの君だけ

 決勝]4月7日(日)  13時〜富士見第2運動公園B面

チーム 1 2 3 4 5 6 7
霞ファイヤーズ 2 0 0 0 0 0 0 2
大井ウエスト 3 0 1 0 0 1 × 5
勝利投手:川井田 流碧

戦況ウエストは昨年この富士見親善大会で、メダル目前で精明スワローズに敗れた(下のほうに載せました)。春の嵐の凄まじい強風下、追い風に乗った相手打線にしてやられたが、風にやられた、というような試合でした。そのリベンジの機会がやってきた、「精明スワローズ頑張れ、決勝でお返ししてやる」、と思って準決勝の試合を見ていた。巨漢揃いの真紅の霞ファイヤーズに対し、小柄なスカイブルーの精明スワローズ、弁慶と義経みたいな対戦で、どうしても判官(ホーガン)びいきになる。小柄なのは当たり前、昨年は巨漢が多かったが、今年は6年生が3人しか居ない5年生チーム、ところがどっこい、良く打つのだ、マウンド上は霞ファイヤーズのキャプテン島村、完璧に大人だと思うような体格からスナップスローで投げてくるので、ヒョイと投げてるみたいだが、バッターの手元で球が伸びてくるはずだ、フツーはなかなか打てない投手だが、果敢に打って弾き返す、素晴らしい打線、小刻みに得点して4-0、これは精明スワローズが来るな、と思ったが、昨年の西部ジュニア大会で準決勝:勝瀬キッズ、決勝:富士見エンゼルスを連破して優勝した霞ファイヤーズ、一気に4点GETして追い着いた。こうなったら後攻、追い着いた霞ファイヤーズが有利、マウンドに長谷川を送って反撃を絶った後、サヨナラヒットで勝った。精明スワローズ善戦したが、体の大きさからして、まともにぶつかったら勝ち目が無い強豪中の強豪霞ファイヤーズに真っ向から挑んで、そして跳ね返されました。霞ファイヤーズには昨年の強いウエストでも歯がたたなくてコールド負けしています。そこでウエストはどうしたか?オチョクリ、納豆、かき回し、それはネバネバになりますね。そうです、先制されてもネバー、ネバー、ネバーギブアップ、バッテリーとキャプテン中心に一体攻撃を仕掛けたウエストが勝ちました。
1回表マウンド上の川井田先頭打者を空振り三振、2番打者をサードゴロ、順調な立ち上がりで2アウト、ところが3番打者長谷川卓巳、背の高い均整の取れた体でカッコイイ、強烈な打球がセンター方向へ、2塁ベースに当たって横へ跳ねてヒット、そして2盗、足が速い、これは刺せない、打席には4番キャプテン島村、ドデカイオッサンという感じ、まともに勝負できない、1塁が空いている、川井田その辺りは心得ている、2-3からの7球目歩かせた。5番打者の初球に川井田クルリと振り向いて2塁牽制、長谷川は3塁へ走り、送球されたがセーフ、見事な3盗、この間に島村も2塁へ、5番打者の打球は右中間に上がる、ヨシ、イタダキだ、と思ったが、強風のせいか、ポトリと落ちて、2点入った。事故だと思おう、川井田ドンマイ。6番レフトフライ、大丈夫か?この強風で?打球は押し戻される、渡辺は落ち着いて捕った、守備は安定している。さて1回裏ウエストのネバネバ攻撃、仕事師柿沼見極めて四球を選んだ。マウンド上は精明スワローズ戦の最後に登板した長谷川、肩は十分こなれているはずだ。速球投手の高い球は振るな、と指示していて、うまく見極めた。マウンド上で長谷川は首をかしげて肩を回す仕草、どうも思う高さに球が行かないのだろう。2番矢野は2-2から空振り三振。やはり球が速い。しかし柿沼は矢野の2球目に2盗成功している。内藤もじっくり見極めて6球投げさせ四球、またしても長谷川は首をかしげて肩を回す仕草、4番川井田簡単に2ストライク追い込まれたがここからネバネバ、3本ファウルして粘る、タイミングが合ってくる、そして打った6球目は1、2塁間、ファーストが弾きセカンドがバックアップ、記録はヒット、柿沼は3塁回っている、セカンドから転送された球で3-本間に挟まれた。ランダウンプレイ、内藤は3塁到達、「逃げろ、柿沼、逃げろ〜〜〜〜」ベンチ絶叫、3-本間をボールが行き交い、結局柿沼逃げ切ってホームイン。これは霞ファイヤーズ守備陣、ショックだったでしょう。ウエストならこの場面、逃がしはしない、だって既に後のランナーが3塁へ来ているのだから、投げないで
スキップ♪スキップ♪ランランラン♪走者を3塁へ追い詰めれば良いのです。3塁ベース上のランナーが2塁へ戻ろうと離塁したら、そのランナーにタッチしてアウトにしても良い。うまくすると併殺をとれる場面です。さて1死2、3塁で打席には伊藤、これはどうするか?アレでしょう、いつやるの?今でしょ、というわけで、相手に考えるヒマを与えずスクイズ、逃げ切られたショックで心にゆとりが無い霞ファイヤーズ、警戒して外す余裕も無かった。このスクイズは見事に決まり内藤ホームインして同点、川井田も3塁へ、ヒットとなって伊藤も生きた。押せ押せウエスト、伊藤がすぐさま2塁へ足を飛ばす、キャッチャー島村2塁送球〜これをショートがカットして3塁ランナーを刺すというトリックプレー、しかし、そんなこと百も承知、投げたら走る、川井田本塁めがけて一目散、カットしたショートがポロリ、ホームインして瞬く間に逆転。伊藤は3盗したが、巽、小甲連続三振。球が速いので打つのは難しい。強打の霞ファイヤーズは、バント処理、盗塁対策、ランダウンプレーの練習はあまりしてなかったのでは?ウエストの攻撃の余りの速さについていけなかったようだ。実はスコアラーも目がクルクル回ってしまい、後で監督に確認した。
2回は共に三者凡退。3回表霞ファイヤーズ2死からまた怖い3番長谷川、強烈なサードライナー、伊藤のグラブが弾かれた。そして4番島村もサードゴロ、エラー、どうした優、気合だ、気合だ〜!さて、またもくるりと回転して川井田→内藤2塁牽制、「くるり」の「くる」ぐらいのタイミングで長谷川はウサイン・ボルトのようなダッシュ、川井田が「くるり」の「り」あたりで投げたときには既に加速中、スゴイ走塁だ。これは見習わなければならない。
「くるり」の「くる」のウサイン・ボルトだな。ただし、極めて俊足で思い切りの良い選手でないと成功しない。川井田は先程タイムリー2点打(テキサスだけど)の5番打者をピッチャーゴロに抑えて点を与えなかった。この後、川井田は6回表4番島村のレフトオーバーの2塁打1本だけで、他は完璧に抑えた。これも、余りに調子が良いので、レフトの渡辺を前に寄せた直後だった。「バカにするな」と発奮したのかもしれない。向かい風でなかったらサッカーグラウンドにダイレクトで届いたであろう当り、昨年とは逆の向かい風の春の嵐にも助けられた。必死になって背走したレフトからの返球、内藤がつないで2塁ギリギリセーフ、ウエストの守りは堅い。さて、3回裏1死から内藤、1回同様にファウルで粘って粘って四球、いやなバッターだな〜と長谷川投手は思っただろう。1点追って焦る気持ちがあるから、早く守りを終えて攻撃に移りたい場面、ヒットを打たれるよりイヤなのだ。これでもか、これでもか、と速球を投げ込むが、ビシッ、バシッ、とファウルされる。結局8球投げさせた。第一打席では6球だった。続くバッターは4番川井田、これまた第一打席では6球投げさせている。この打席でも粘った、ネバネバ納豆のウエスト野球、間で内藤2盗、ピッチャー内心穏やかならず、川井田は6球目空振り三振したが次の打者は伊藤、イヤだな〜と思う打者が続く、これまた粘って2-3から四球を選んだ。巽の打席、先程は三振だ。初球ボール、冨士川監督「ヤリますか」、スコアラー「アリですね」、サインを出す、ピッチャー投げた途端2塁、1塁ランナースタート!WBCみたいに「走っても良いよ」なんてサインではなく「走れ」のサインだ。キャッチャー島村3塁送球、サードがこれをポロリ、内藤ホームイン。右バッターで走者は俊足、良い球が送られればアウトだが、少しでも外れればセーフの確率が高い、追う立場で、もはや1点もあげられないという気持ちがあるから余裕の守備とはならなかったわけだ。イチかバチかの作戦成功、これは霞ファイヤーズもガックリ。4回裏から霞ファイヤーズはマウンドに巨漢キャプテン島村を送り、ショートに長谷川を回し、ショートがキャッチャーに回った。4、5回は3者凡退に抑えられた。球威がある。しかし6回裏4番川井田からの攻撃、打って右方向へ上がる、折からの風、面白い、ファースト、セカンド、ライトが追って、ポトリと落ちた。さあ打者は伊藤だ、強打あり、巧打あり、何でもできる。1塁牽制、そのとき1塁審判が手を上げて、投手を指差しながら前へ進む、どうした?そしたら主審が「ボーク!」と宣していた。伊藤への2球目で代わったばかりの捕手がパスボールで川井田3塁へ、先程のスクイズを見ているから警戒する、2-2からの5球目、2ストライクだがスクイズ決行、しかしファウルで三振、スクイズというのが強気の作戦だというのが良くわかる場面だった。成功すれば嬉しいが、失敗すれば一瞬でチャンスが失われることもあるからだ。しかし強気の冨士川監督、ひるまない、3塁走者は思い切りの良い走者川井田、巽の打席、1ボール2ストライク、普通ならここはやってこないだろうという場面で、ヤッタ〜〜〜、巽スクイズ、ショート前に転がした、守備の上手い長谷川もこれは諦めた、川井田が猛ダッシュで本塁へ向かっている、投げても無駄だ、1塁送球、巽はアウトになったが、これはもはやとどめの一撃だった。巽はここぞという場面ではキッチリ仕事をしてくれる。川井田の快刀乱麻のピッチングからして、3点差で残り1回、これは霞ファイヤーズも諦めムード、ベンチの声も小さくなった。逆にウエストベンチは大賑わい。7回表7番からの攻撃、レフトライナー、渡辺ガッチリ、8番粘って7球目空振り三振、9番4球三振、川井田マウンド上でガッツポーズ。試合終了して挨拶した後、内藤中心にマウンドに走り、歓喜の帽子投げ、強風で帽子が流される、こういうことは教えなくてもやるんだね。
終ってみれば霞ファイヤーズは長谷川、島村のチームでした。この2人が群を抜いていて、他はフツーの選手、ウエストは9三振食らい、4四球得て、ヒット3本ですがクリーンヒットは無く、しかし8盗塁で霞ファイヤーズを上回る足を見せたことが勝因です。この大会、ウエストの得点は6試合で41点、失点は6点、得点はともかく、1試合平均1失点というのが、最後まで戦い抜けた理由でしょう。やはり野球は守りですね。今シーズン、負けなしの優勝、まさか春先から棄権しなければならなくなるなんて考えてもみませんでした。絶叫応援団も歓喜、歓喜の優勝でした。ひとりでも欠けたらダメという崖っぷちのチームが、よくぞ優勝した。選手諸君、有難う!


 表彰の模様


閉会式の来賓が来るまで、正座して待機中、ひとりでも欠けたらダメという崖っぷちの選手たち、良くぞ優勝してくれました


埼玉スポーツセンター神山佐市社長から優勝の賞状を頂く巽竜

優勝旗は内藤匠之介へ

埼玉スポーツセンター神山佐市社長から優勝カップを頂く川井田流碧

毎日新聞社から優勝の賞状を頂く伊藤 優


6年生5名 毎日新聞優勝楯は柿沼大翔が頂いた


大井ウエストと霞ファイヤーズの体格を比べてみてください。まるで大人と子供です

チーム表彰のほかに個人表彰も頂きました

最優秀選手賞   川井田 流碧
優秀選手賞  内藤 匠之介



優秀選手賞は霞ファイヤーズ長谷川卓巳選手、鶴ヶ岡少年野球クラブ尾崎 匠選手、精明スワローズ誰だっけ?


最優秀選手の川井田流碧の表彰

優秀選手の内藤匠之介の表彰


皆、心底うれしそう

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