新たな企画としてこの「つぶやき」のページを設けました。週に一度つぶやいてみます。 一富士、二鷹、三なすび
徳川家康は「なすび」が大好物だったと言われます。しかし夏が旬のなすを冬につくれるのか?調べてみたら、なすは江戸時代に温室栽培されるようになったようです。初物のなすは当然値段が高く、庶民にとって初物のなすを食べることは夢のまた夢だったようです。江戸時代には三基計装はなかったのにどうやって温室栽培できたのか?いやいやそれ以前に温室の被覆材は何を使ったのだろう?どんどん疑問が湧いてきます。ただいずれにせよ冬になすびならやはり駿河の国でしょう。
漫画家の里中満智子さんが書いていたエッセイによりますと、富士山は高くて格が一番、すなわち『位』を表す。鷹は他の鳥を打ち倒す能力を持ち『力』を表す。なすびは?格言に「親の小言とナスビの花は、千にひとつも無駄がない」というのがあって、他の農作物は間引きしたりするのに、なすは放っておいてもすべての花から実が成るという意味で、『豊かさ』、子沢山を表す。なるほど位が高くて力があって豊かなひとになれたらこれは夢みたいですな。 |