大井ウエスト

トピックス2023



大井ウエストでのトピックス各種ご紹介します

 卒団式   お別れ大会   降雪    亀久保とは?   工事終了   職業体験   冬です! 
 20歳の集い   エンカル散布とグラウンド納め   ロードレース   ウィナーズカップ   秋です! 
 桜伐採   夏の甲子園   夏です!   体験会   西原小の5月   Bear   バーベキュー 
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 WBC2023日本優勝   2016先輩が練習手伝ってくれました   学校応援団   溜り場松栄庵 

ページTOPへ  卒団式と親子試合

2024年2月18日(日)西原小学校体育館で卒団式、その後グラウンドで親子試合を行いました



進行は松田コーチ


作文朗読




壮汰が残念ながらインフル欠席、代読は冬馬コーチ
卒団式の様子はリモートで壮汰にも繋がってます


2023年度卒団生父母からの贈り物はスコアラーの椅子とキャリー


家族




母からのメッセージ…感動しました


加藤さんが素晴らしい卒団記念映像を作って下さいました
プロジェクタが不調で、苦労してやっと映りました
この映像はメディアでプレゼントして下さいました

卒団生への感謝と励ましのダンス


卒団生一同・・・お世話になりました 有難うございました!

卒団式に壮汰が病欠だったのは残念でした これまで経験がありません
毎年思いますが、6年生は夏ごろから急にたくましくなり、野球も上手くなります
低学年の頃は可愛かったのに、大人の階段のぼる一歩手前ぐらいです
何事も継続と最後までやり切ることが大事、達成感と充実感に包まれて
指導者や親への感謝と共に、卒業の日を迎え、誰の目にも成長が感じられます

みんな良く頑張った!ありがとう

グラウンドで親子試合

珍プレー、気合の入ったプレー、大人げないプレー、色々ありました
初めて見ました!レフトネット越え打球…落合コーチ、大谷翔平みたい
山城コーチが本気のピッチングしたら、怖かった〜〜〜


ページTOPへ  お別れ大会

 2023年度ふじみ野市お別れ野球大会は2024年2月11日(日・建国記念の日)快晴の多目的グラウンドで行われました。3チームに分かれてのお別れ野球、ウエストは上福岡イーグルス、パワーズとともに11人でBチームを構成、結果はAチームに2-1、Cチームに3-0で勝って有終の美を飾りました。お別れ大会2試合目はこの日最後の試合、歩夢が1回無失点に抑え、2番手はパワーズ小澤主将、これまた無失点、最後のマウンドには上福岡イーグルスの滝澤主将が上がり、ものすごいピッチング、キャッチャーが壮汰なので思い切って全力投球、キャッチャーミットがズバ〜ンといい音をたてます。シーズン中こんなピッチングされたらたまらんわ、という快投で、バッタバッタと三振取って、完封リレーで試合終了。いや〜お別れ大会で良かった、という滝澤主将のピッチングでした。大和が楽しそうに采配してました。
 12時半過ぎ、5年生も交え卒団セレモニーが行われ、卒団生33名に記念品が授与されました。卒団生は大井ブルーウィングスが一番多くて7名、続いてウエスト6名、鶴少クラブとJFGが4名、少年ファイターズと第五クラブ、パワーズが3名、イーグルス2名、亀少クラブ1名です。選手は審判員誘導のもと「栄冠は君に輝く」に合わせてダイヤモンド一周し、整列して大井亀少クラブ中武ひな主将の号令でグラウンド挨拶して、2023年度のグラウンドに別れを告げました。その後卒団生全員で記念撮影して2023年度のすべての連盟行事は終了しました

ダイヤモンド一周


グラウンド挨拶


33名中1人欠席






ページTOPへ   降雪  

 昨年は2月10日(金)に雪が降り、翌日のお別れ大会はまず除雪から始めなければならなかったので、開始が遅れました。二十四節気の「雨水」は、2月4日の立春から数えて15日目頃で、空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる、という時季を指します。2024年の「雨水」は卒団式の翌日、2月19日です。草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました。つまりその前の雪は今シーズン最後の雪と思われます。今年は2月5日(月)に雪が降りました。


2月5日(月)夜の神宮球場は降りしきる雪で霞んでいます


東京メトロ外苑前駅へ向かう人たちの背中を見れば降雪の程度がわかります


2月7日(水)鶴ケ丘小学校近辺 畑は白いけれど住宅屋根の雪は概ね溶けました


ページTOPへ  ふじみ野市亀久保について勉強しよう

 下記「職業体験」でお世話になった柿沼ファームはふじみ野市亀久保16XXにあります。ふじみ野市亀久保という地域については、かねて疑問がたくさんありました。「亀久保」って、どういうところ?これについて勉強する前に、まずはふじみ野市についておさらいしてみましょう。
 ふじみ野市は、2005年10月に上福岡市と大井町がひとつになり、新市「ふじみ野市」が誕生しました。実は東入間の二市二町;富士見市、上福岡市、大井町、三芳町が合併して「ふじみ野市」となる計画があったのですが、住民投票で否決されて実現しませんでした。三芳町と大井町には駅が無く、三芳町の最寄り駅は東武東上線鶴瀬駅とみずほ台駅ですがどちらも富士見市です。大井町の最寄り駅は東武東上線上福岡駅とふじみ野駅ですが、上福岡駅は上福岡市にあり、ふじみ野駅のある場所は富士見市、北側と南側はすぐ大井町で、大井町に挟まれている場所です。上福岡市と大井町は共に箱物建設を我慢して住民福祉に予算を割くという共通点が有ったので、二市二町がダメなら上福岡市と大井町だけで合併しようということになり、市名を従来構想の「ふじみ野市」としたわけです。面白くない富士見市は、ふじみ野駅西口階段を降りた真ん前に看板を設置しました。「ふじみ野駅は富士見市です」・・・何をかいわんや(^_^)
 さてふじみ野市は武蔵野台地と荒川低地にまたがり、南西から北東方向に長く、東西7.7km、南北6.0km、面積わずか14.67kuの小さいまちです。HP管理人のふるさと;岩手県雫石町の「およそ東西24km、南北40km、総面積608.82ku」と比べると40分の1弱です。まち全体が南西から北東向きに斜に構えているのにはワケがあります。埼玉の母なる川・荒川が北西から南東に向けて流れているため、道路も鉄道も荒川と並行して東京から発して南東から北西に向かっているのです。したがって、南西から北東向きに斜に構えたまちを鉄道や道路が焼き串のように貫く形で、南東から北西方向へ段々と並んでいるのが埼玉県南西部のまちの形なのです。


変な形のふじみ野市 川越市、富士見市、三芳町に隣接、さいたま市、所沢市、狭山市とも近接
どことなく横向きの犬みたいですね

 ふじみ野市は西側が武蔵野台地、東側が荒川低地です。武蔵野台地は多摩川の扇状地で、ずっと昔、多摩川は青梅から南東と北東へ流れ、700kuの広大な扇状地を成していました。

多摩川の扇状地 扇状の北東縁が新河岸川と荒川によって削られました


衛星写真で見ると北端は川越市で、北東の縁は新河岸川と荒川です

武蔵野台地は多摩川の扇状地、青梅を頂点とし、北端は入間川、右端は荒川、南端は多摩川
標高約190mの青梅付近を扇の要として狭山丘陵の東側が武蔵野扇状地、西側が立川扇状地

多摩川と荒川の二大河川が武蔵野台地北西から南東に向かって流れ、
支流がこの巨流に注ぎますが、多摩川から荒川への流れが見事ですね

 荒川から鹿の角のように低地が武蔵野段丘に食い込んでいるように見えるのが多摩川から荒川への流路で、各段丘の縁端は段差数メートル程度のちょっとした崖になっており、武蔵野の方言ではこれを「ハケ」とか「ママ」などと呼びます。断層ではなく、水の浸食した崖なのです。段丘の縁端に沿って延々と続くこうした崖の様子を、学術的には崖線(がいせん)と呼んでいます。武蔵野台地周辺ではいくつかの崖線がよく知られています。立川崖線、国分寺崖線、北部河岸段丘で、台地は久が原台、田園調布台、目黒台、淀橋台、豊島台、本郷台、成増台といった名前が付けられています。


 武蔵野台地は富士山の降灰が積もった関東ローム層が厚く覆っているので、地震でも揺れにくいことで知られます。また水はけが良く、大雨が降ってもすぐ地下に浸み込みます。地下水は崖線から湧き出て、低地には「清水」という地名が多いのです。新河岸川に注ぐ川越江川から崖線に沿って南西方向へふじみ野市と川越市の境界線が形成され、ふじみ野市は丘の上、川越市南端は斜面とその下の低地です。新河岸川から川越江川に沿ってふじみ野市元福岡、北野、東武東上線を越えて霞ヶ丘、西、川越街道を越えて鶴ヶ岡と丘が続き、川越市は寺尾、清水町、藤間、下松原と低地が続きます。関越自動車道の手前からふじみ野市は何故か「亀久保」となります。ここが第1の謎です。亀久保最西部は一部が細長くなり、隣接する川越市下赤坂に陥入しています。これが第2の謎です。川越市には清水町という地名など、崖線から水が湧き出ることを表す地名があります。下松原や下赤坂の「下」の意味は異なると考えられます。下松原の北には上松原があり、昔は松原村でした。上松原は川越市有数の見事な武蔵野の雑木林に覆われる地で、崖線の上の台地です。下松原は崖線の低地ですが、標高差は僅か、上と下が標高なのか、北と南の位置関係なのか、川越中心地への距離の関係なのかは不明です。下赤坂の西側には上赤坂がありますが、ここは狭山市です。下赤坂は崖線の上にも下にもあるので、低地も台地も同じ下赤坂です。故に、上赤坂と下赤坂は多摩川から荒川に向かって流れる上流と下流の意味と考えられます。ちなみに「赤坂」は、「赤土の坂」と「上がる坂」のどちらかが源と考えられます。何故か「亀久保」と書いた意味は、亀は窪地に居るので、亀久保は標高が低い窪地を意味する地名なのです。従って鶴は丘の上から亀の居る窪地や下の松原を見下ろしているわけなので、鶴ヶ岡から亀久保に崖線の丘の上が連なっているのはオカシイのです。昔の人が面倒だからエイヤと付けたのかもしれません。亀久保交差点の南側、神明神社からまた坂道になるのはやはり崖線です。従って亀久保1〜4丁目(@)は東久保などと同様に低地なので、亀久保と言う名前は納得します。この崖線に沿って福岡江川が川越街道から新河岸川まで続いています。福岡江川の崖線の丘の上は鶴ケ舞、南台、富士見台、上野台、「岡」や「台」が付く地名は丘の上、新田や水宮、勝瀬などは地名からして水に関係しています。築地や松山、丸山などという地名は、盛り土したという意味です。地名を見れば、昔の人が何故こういう地名にしたかがよく分かります。水に関係した地名は洪水注意、川越街道でも砂とか岸町なんて典型です。川越街道は大井でまた崖線があります。崖下は砂川堀、大井という地名発祥の大井戸があります。弁天の森からセイコーモータースクールを経由して新河岸川に注ぎます。これが富士見市との境界線になっています。崖の上はふじみ野市大井です。東台と言う地名を見ても丘の上ですね。東原や苗間は低地です。

亀久保3地域@〜B

 ふじみ野市の海抜標高は最高地点の亀久保八丁付近で49メートル、市の東を流れる新河岸川に近い第2運動公園(旧県立福岡高校跡地)周辺では6メートル弱で、高低差は43メートルを超えます。武蔵野台地は多摩川がつくった扇状地で、西から東へ少しずつ傾斜し、東側の荒川低地に連なります。市内を西から東に流れる川越江川・福岡江川・さかい川・砂川などの小河川は、新河岸川に注いでいます。台地と低地から成り立つ地形が、ふじみ野市住民の暮らしや農業、産業に与えた影響は非常に大きく、先人たちはたくみに地形を活かした生活をこの地に営んできたのです。
 亀久保という地名は@亀久保1丁目〜4丁目と大字亀久保643〜679、A文京学院大学を中心とした大字亀久保1130〜1156、1181〜1193、1196−4、1215〜1224、1239〜1247、1248〜1257、B主として関越道西側、県道さいたまふじみ野所沢線北側の大字亀久保1601〜1879、1890、2176〜2205の3つの飛び地に分かれています。
 @亀久保1丁目〜4丁目は、国道254号(川越街道)亀久保交差点を北端として「岡ちゃんラーメン」の北側を南端としています。岡ちゃんラーメンから大井小の北側、川越街道の西側は富士見市勝瀬の飛び地であり、恵光寺が中心にあります。ふじみ野駅の方から西へ向かって楔(クサビ)状に食い込んでいます。亀久保1丁目の南端はこの富士見市勝瀬の飛び地とその西側への延長線、ここから南、ふじみ野救急病院(三芳町)北東の「ヘアーサロン・ゲン」まで、赤土原公園も含まれる地域が大字亀久保643〜679で、これら地域は大井小学校の学区です。亀久保2丁目の西端は電気興業と鶴ヶ丘小入口の交差点で、ここから南へさくら通りの東側地域になり、大井総合支所を過ぎて、富士見市勝瀬の飛び地までとなります。亀久保小学校と鶴ヶ丘小学校に分かれて通学します。亀久保3丁目と4丁目1〜8番、13〜16番の子どもたちは亀久保小学校、9〜12番の子どもたちは大井小学校に通学しています。この地域は低地なので「亀久保」にふさわしい土地です。川越街道の東側は福岡江川の崖線下の低地が「東久保」、そして「丸山」、東武東上線を越えて「駒林元町」となります。続いて「駒林」が新河岸川までず〜〜〜っと続きます。ふじみ野市・三芳町余熱利用施設エコパも含まれます。亀久保小学校のある地域は東久保も含めて亀久保だったはずですが、今はふじみ野2丁目、合併して新町名を付けたからです。
 A文京学院大学を中心とした大字亀久保1130〜1156、1181〜1193、1196−4、1215〜1224、1239〜1247、1248〜1257…西原小学校の学区で、北端はベルク入り口の交差点、ここから南南東に進み、ケーズデンキ(昔はヤマハの楽器工場でした)と文京学院大学の間、そして文京学院大学第2グラウンド(昔は安藤建設の寮とグラウンドでした)と内外テクノスの間を通り、サンファーマ製造梶i旧科薬)埼玉工場とさくら通り交差点まで、さらに地蔵通りを南南西に進み、蕎麦処浅野屋〜パチンコスカイプラザ〜ニューフジフーズサービス〜西原住宅角の「大井浄水場入口」交差点まで、そして北北西に関越道に沿って進み三澤建設竃{社と(有)市川石材、大井交番の交差点まで、そして北東にベルク入り口の交差点までの地域です。ここが何故「亀久保」なのか?確かに崖線の下の低地で、恐らく昔は@とAは同じ亀久保で、間に後世「大井中央」という名前を付けたために分断されたのだと思われます。また、亀久保は川越街道を越えてずっと東まで続いていたと思われます。今のふじみ野駅周辺も亀久保だったかもしれません。
 B主として関越道西側、県道163号さいたまふじみ野所沢線北側の大字亀久保1601〜1879、1890、2176〜2205…三角小学校の学区です。北端は1737のみどりの丘霊園北側、川越市下赤坂との境界で、ここから西南西に崖線が延びて、16XXの「八丁ふるさとの緑の景観地」まで、ここから南に進み富家病院まで進み、さらに県道163号さいたまふじみ野所沢線を東北東に進み、防衛省大井通信所前〜松栄庵を過ぎて、関越道下の三角交差点まで、そして北へ向かいファミリーマートふじみ野亀久保店前交差点を左折して北西に関越道とちょっと距離を取って進み、みどりの丘霊園北側の川越市境界までの地域です。この地域は武蔵野台地の上ですから、「亀久保」であるはずがありません。本来は西鶴ヶ岡、緑ヶ丘の延長が正しいと思われますが、防衛省大井通信所含めてここから西は「大野原」という地域で、東は西鶴ヶ岡や緑ヶ丘まで「三角」という地域です。Bは西の「大野原」と東の「三角」に分かれているということです。では「八丁」とは何か?大野原地域であることは確かですがよく分かりません。「八丁」で連想するものと言えば、愛知県岡崎市の八丁味噌、赤だしとはちょっと違いますが、豆味噌の中で国の基準を満たしたものだけを八丁味噌と言います。ちなみにこの味噌は岡崎城から距離八丁(約872m)の地域で造られていました。「胸突き八丁」は、富士登山の最後の行程のことです。頂上がすぐそこに見えてからの最後が、あと少しと思いながらもキツい、これも距離にして八丁のことを指します。「口八丁、手八丁」の「八丁」は、「八つの道具」の意味で、それを使いこなすような様を指すものと思われます。この中から当てはまるものと言えば、距離約872mの八丁でしょう。大野原地域の距離八丁の地域を指したものと思われます。セブンイレブン川越下赤坂店の前に「八丁」というバス停があり、その辺りに「八丁緑地」が有ります。緑地と呼ぶには???の小さな公園です。亀久保1676には「西八丁緑地」が有ります。ここはふじみ野市が地主さんから借りて市民に開放している緑地です。その西隣に「ダイチャリ西八丁緑地」が有ります。どうしてこんなところに貸し自転車?ふじみ野市は2024年3月まで市内17ヶ所にステーションを設置してシェアサイクルの実証実験を展開中、こんなところに自転車借りて来るの?謎です。


 亀久保最西部は「八丁ふるさとの緑の景観地」のところから、一部が細長くなり、隣接する川越市下赤坂に陥入し、県道6号川越所沢線まで延びています。この細長い部分は何なのかが第2の謎です。また「下赤坂土地改良記念碑」というのが建っていますが、確かに地図の通り川越市下赤坂に碁盤の目の土地が整備されてますね。

埼玉県が1981年12月に建てた「大井町八丁ふるさとの緑の景観地」の看板


川越市が1999年12月に建てた「下赤坂土地改良記念碑」

立派な碑です


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 2024年1月13日(土)の西原小学校の校庭には、下記の通り工事の事務所と駐車スペースの柵がまだ残っていましたが、その後撤去され、グラウンドが元のように使えるようになりました。早速平山コーチがきれいに整備しています





ページTOPへ  職業体験

2024年1月13日(土)西原小学校での練習を14時ごろ切り上げて、八丁の「柿沼ファーム」に向かいました
15時過ぎには小雨となり、夕方は雪が降るとの予報でした。柿沼さんの畑でホウレンソウや大根の収獲体験です
持ち物:軍手、必要であれば長靴(靴でも可)、スコップ等は不要です、収穫した野菜を入れる45Lの袋×2枚
ちなみに、昨年;2023年1月22日(日)には柿沼邦彦さんが野菜を沢山西原小に持ってきてくれました
けんちん汁を作り、みんなで美味しく頂きました→昨年の「トピックス」ご覧ください

ほうれん草の収獲
「柿沼ファーム」は八丁の工場、倉庫地域の間にあります

黄色いシャツの柿沼邦彦さん、さぁドンドン掘ってチョウダイ


キチンと束を揃えて袋に入れるこの手付き、タダモノではありません

大根の収獲

6年生が持ってこのデカさ!でも甘くて美味しいそうです


これは当分、大根づけの毎日になるかな?おろしても良し、煮てもヨシ
大根は葉っぱも黄色いところは除いて炒めて食べると美味しいですよ


15時過ぎ、雨が強くなってきたのでハウスの中で柿沼邦彦さんの話を聞くファイナルミーティング
柿沼邦彦さん曰く「この大根はでっかいけど、柔らかくておいしいですよ、ほうれん草は霜が降りて甘くなってます」
また「皆さんが食べてる給食には、うちのサトイモとネギが使われてるので味わって食べてね」とのことでした
ちなみに「柿沼ファーム」の野菜は、「あぐれっしゅふじみ野」やららぽーとの「いるマルシェ」でも販売
ここでひとつお勉強・・・・冬野菜はなぜ食べたときに、甘くておいしいと感じるのでしょう?
答え・・・・寒さで凍ることがないよう、細胞に糖を蓄積するために糖度が高くなるのです
これを応用して「氷温貯蔵」が実用化され、野菜、果物、魚の干物が季節を問わず供給されてます
また、ビタミンやカロテンなどの栄養価を多く含む野菜は、免疫力を高め、風邪の予防にも効果があります
冬の寒さに負けない丈夫な体を保つためには、野菜をいっぱい食べましょうと宮澤賢治さんも言ってます

柿沼さん、ありがとうございました!



ページTOPへ  冬です!

2024年1月13日(土)の西原小学校は雲一つない快晴の空、しかし天気予報では午後には空かき曇り、
15時過ぎには小雨となり、夕方は雪が降るとの予報でした。練習中は寒くはありませんでした

下の2023年12月24日(日)の練習納めの時に残っていた足場は撤去されました


工事の事務所と駐車スペースの柵はまだ残っています(11時38分)


外壁塗装工事は終わったみたいですね(13時44分)
練習終了した時間には空がかき曇り、2時間前の上の写真とは空がまるで違います


枯れた菊と青々した菜の花


これはカラシナです 大根の葉と似てますが、右の菜の花の葉との違い分かりますか?
カラシナの葉はギザギザしています ゆでて食べるとチョット苦みがあり「辛し」
カラシナも大根も菜の花も皆「アブラナ科」です ちなみにキャベツも白菜もそうです


スイセンが咲いてます


バッサリ伐られた桜の木から葉が出ています


雪が降って、畑のへりに薄っすら積もっていました(西原小校庭北側)
写真ではどうして青くなってしまったのかなぁ?


ページTOPへ  2015先輩20歳、おめでとう!

 2022年4月1日から改定民法施行により成人は18歳になりましたが、ふじみ野市では昨年から成人式と呼んでいたセレモニーを20歳対象に「二十歳の集い」という名前に変えて行うようになりました。2024年1月8日(月・成人の日)、ステラ・ウェストホール(ふじみ野市大井中央2-1-8)で2部に分けて行われます。2024年にハタチのOBは2015年度の6年生・・・長谷川大和(ヤマト)、井上陽太(ヨウタ)、瀬戸尾侑宏(ユキヒロ)、長田 頼(ライ)の4人です。6年生4人ですが、公式戦37勝13敗、勝率7割4分という好成績で、冨士川監督にふじみ野市「優秀監督賞」を初めてプレゼントしたメンバーです。
 大井地区の中学校卒業生の「二十歳の集い」は、第1部で受付10時半から、11時開会で行われます。その後4人中3人が挨拶に来てくれました。


左から長田頼(ライ)、横森代表、長谷川大和(ヤマト)、井上陽太(ヨウタ)
この日、瀬戸尾侑宏(ユキヒロ)は目指すオートレーサーの合宿で欠席
侑宏については2020年のトピックスをご覧ください

2024年2月17日(土)侑宏がお母さんと一緒に挨拶に来てくれました
念願のオートレーサーの試験に合格し、晴れてデビューするそうです
お母さんの裕美さんが余りにも若くて、「誰?」と言ってしまいました


ページTOPへ   塩カル散布とグラウンド納め

 2023年12月24日(日)、西原小学校の校庭に凍結防止剤として、塩カル(塩化ナトリウム、マグネシウム、カルシウム)を撒きました。凍結防止剤は雪国では融雪剤としても使われる塩分で、白い粒です。水溶液の凝固点は塩化ナトリウムすなわち一般に言う「塩」で最大約−20℃、塩化マグネシウムの水溶液は、濃度により凝固点が最大約−30℃程まで下がります。塩化カルシウムの水溶液は、濃度により凝固点が最大約−50℃程まで下がります。ただし副作用もあります。鉄は水分が付着すると酸化して錆びつきやすくなりますが、塩化ナトリウム(塩)や塩化カルシウム、塩化マグネシウムなどを含んだ水分はさらに金属の腐食を速めてしまいます。雪国の車は下部分に腐食防止のコーティングを施したりします。植樹や花壇などに融雪剤がかかると、植物の生育にも塩害の影響があらわれる可能性があります。塩化カルシウムは水にとけると、発熱する性質を持っています。そのため、塩化カルシウムが入った融雪剤は皮膚についたりすると炎症を起こすことがあるので、散布に当たってはこれらに注意して行う必要があります。

2023年12月24日(日)昼をもって本年の練習終了、1年間西原小学校のグラウンドを使わせていただいたことに感謝し、マウンドと四つの塁に塩とお神酒を捧げた後、6キャプテン大和の音頭で手締めを行いました


一塁ベースのところに塩とお神酒 さて来年のファーストは誰?


関東一本締め(一丁締め)


外壁塗装工事の保護シートもだいぶ撤去されました


シートを外して足場だけになっています


ページTOPへ  第19回ふじみ野市ロードレース大会

 「富家病院presents 第19回ふじみ野市ロードレース大会」が2023年12月17日(日)開催されました。結果→PDF
「中学生男子の部」で山ア洸先輩が4位!スゴイですね。69名完走の小学生の部(男子6年生)では大和の25位が最高、他の5人は・・・、5年生3人と4年生1人の結果も・・・PDFご覧ください



ページTOPへ  第17回ウィナーズカップガッツナイン優勝
第17回埼玉県読売少年野球ウィナーズカップ(読売新聞東京本社、県連合読売会、県野球連盟主催)が
2023年11月18日(土)、19日(日)、県営大宮公園野球場(さいたま市)で行われました
埼玉県8地区の読売少年野球大会の優勝チームが集い、その年の埼玉県ナンバーワンを決する大会です
2023年10月21日、さいたま市のソニックシティビルで組み合わせ抽選会が行われました
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上は抽選会に臨んだ8チームのキャプテンです…埼北よみうりのホームページより
朝霞市のガッツナインが山野ガッツ(越谷市)、西埼玉少年野球(飯能市)、小針ヤンキース(伊奈町)と
撃破して、悲願の初優勝を飾りました。特に西埼玉少年野球に勝ったのが光りますね
四市親善少年野球連盟のホームページでガッツナインの優勝が報告されています


ページTOPへ  秋です!
西原小学校のみかん・・・今年は一段とたわわです



しかも粒が大きい


ページTOPへ  桜伐採
8月27日(日)の西原小学校の桜、バッサリ伐られた枝から新しい葉っぱがたくさん出ています


あの羊の顔見たいな木も新緑の葉が繁っています

8月27日
        
4月2日桜と菜の花



シートをかけて工事中


ページTOPへ  第105回全国高校野球選手権大会

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 決勝戦の予想   慶応107年振りの優勝! 

埼玉県大会の結果
 第105回全国高校野球選手権大会の代表校を決める埼玉県大会は7月8日(土) 〜 28日(金)の日程で行われました。詳細は、埼玉県高校野球情報局のページをご覧ください。参加校は156校145チーム(前年比−2)、開会式は7月8日(土)午前11時〜県営大宮球場で、選手宣誓は105回大会にちなみ、抽選会で105番のくじを引き当てた鍵山大地主将(大宮工)、今大会は吹奏楽、声出しなど従来通りの応援が認められました。入場料は上がりましたね!一般800円、身分証を提示した中高生は200円。小学生以下と、引率者がいる少年野球・中学生チーム(引率者・保護者は有料)、障害者(要障害者手帳)とその介添え者1人、開会式・開幕試合は無料です。Aシード@昌平A浦和学院、Bシード大宮東と市立川越、Cシード;狭山清陵、大宮南、上尾、西武台、Dシード;川口、春日部東、立教新座、東農大三、山村学園、花咲徳栄、秀明英光、埼玉栄でした。結果は浦和学院が一度も相手にリードを許さず、決勝でも強豪花咲徳栄をブッチギリで下して、まさに敵なしの優勝でした。ウエストの6年生は、7月25日(火)県営大宮球場での準々決勝を応援に出掛けました。東農大三高に先輩が居るからです。相手は第一シード昌平、壮絶な試合の末、最後逆転されて7-8敗れました。第二試合は浦和学院が埼玉栄を問題とせず7-0勝利。やはり先輩のいる川越東高は、7月26日(水)県営大宮球場での準決勝で浦和学院に0-9で7回コールド負け。もう一つは花咲徳栄が壮絶な打撃戦の末、昌平を7-6下して、迎えた7月28日(金)の決勝戦、浦和学院が7-0と圧倒してこのままかと思われましたが最後に花咲徳栄が意地を見せて2点GET、結局7-2で浦和学院が優勝しました。常にこの1年、昌平の後塵を拝してきた浦和学院ですが、やはり夏を前に打撃を磨いて強力打線を作り上げました。長く高校野球を見て来ましたが、今年の浦和学院の打線は全国屈指の強力打線だと思います。ただ、過去センバツで優勝した時や、花咲徳栄が夏に全国優勝した時には、軸となるスゴイ投手が居たのに比べると、やや投手力が心配です。なにしろ甲子園には見たことも無いような素晴らしいピッチャーが出て来ますから。

甲子園出場校が揃いました
 今年の高校野球選手権記念大会は、2023年8月6日から17日間(雨天順延。3回戦2日目、準々決勝、準決勝各翌日の休養日3日を含む)全国47都道府県の49代表校(北海道、東京都は南北もしくは東西の各代表校)を集めて行われます。組合せ抽選会は2023年8月3日午後2時より。今年の地方大会はかつてない熱い戦いでした。智辯和歌山や高岡商業が初戦敗退など、有力校が次々姿を消しました。敦賀気比、高松商業、明徳義塾といった甲子園で優勝経験がある有力校も連続出場が止まりました。今春のセンバツ高校野球で優勝した山梨学院と準優勝した兵庫の報徳学園も春夏連続出場はなりませんでした。山梨学院は春・準決勝で広陵を破ったし、報徳学園は健大高崎に勝ち、東邦と夏春連覇を目指した仙台育英をいずれも10回タイブレークで破り、準決勝で2連覇を目指した大阪桐蔭を大逆転で撃破したチームですよ。そんなチームが地方大会で消えて、東海大甲府(山梨)と社(兵庫)が出て来ました。なかなか無いことですが、それだけ高校野球のレベルが上がっているのでしょう。しかも地方大会の決勝は大接戦が多く、一歩間違えばフレッシュな顔ぶれが揃いそうでありながら、やはり伝統校は強いなぁと思わせるところもありました。実力校同士の戦いになると、勝負は時の運というか、上手く流れをつかんで波に乗ったほうが勝つ、日ごろの練習で鍛えられた精神力が紙一重の差で勝利の女神を微笑ませるという面があるのです。戦国関東は春季関東大会優勝の健大高崎が出られず春季関東大会に出ていない前橋商が群馬代表に、栃木は作新学院ではなく文星芸大付が出て来ました。山梨は春季関東大会に出ていない東海大甲府、茨城は常総学院ではなく土浦日大です。東京は春季関東大会出場の帝京、関東一高ではなく共栄学園、日大三が出て来ました。埼玉は浦学対花咲徳栄、浦学は強かったですね。ブッチギリで勝ち抜きました。やはり全国レベルのチームです。去年、東北勢として初優勝を果たした仙台育英のほか、佐々木麟太郎の花巻東も出てきましたよ。我が母校は岩手大会準決勝で一旦逆転しながら花巻東に敗れました。驚いたのは無敵と思われた大阪桐蔭が履正社に負けて甲子園に来れなかったこと、これは仕方ありません。履正社は春夏連続出場、どんな強いチームでも負けることはあるし、相手は履正社ですから順当と言えるのかもしれません。でももう一度前田を見たかったという気はします。もっと驚いたのは東東京の共栄学園です。9回2死から逆転サヨナラ勝ちした準決勝に続き、決勝でも9回2死から逆転、接戦を制し、春夏通じて初の甲子園出場を決めたのです。1試合ならまぐれと言えるかもしれませんが、これはスゴイ!凄過ぎます。また神奈川の決勝、横浜2点リードの九回無死一塁、慶応・丸田のゴロを二塁手の峯がさばき、二塁へ送球、遊撃緒方は併殺プレーを狙い、捕球とともに右足でベースを蹴り、土ぼこりが舞う中、一塁へ送球したように見えました。しかし、二塁審判の判定はセーフ!一塁もセーフとなりました。実はこれ、良くあることなのです。捕球と足のベースタッチのズレ、よく見ればセーフというケースは結構あります。納得できない横浜側が確認を求めましたが、審判団が集まることはなく「(足がベースから)離れている」と告げられたそうです。目の前で見ている塁審の判定を、遠くにいる審判が否定することは有りません。その直後、まさかの3点本塁打でひっくり返されて慶応が春夏連続甲子園出場となりました。この件でネットは大騒ぎとなりました。ビデオ判定導入を求めるものです。それは今後の課題として検討すべきです。審判も間違うことがあるからです。ただしこの判定には従わなければなりません。SNSでブーブー言うことは審判の尊厳を傷つけるだけです。


NHKニュース防災から転載

夏の甲子園1回戦、いきなり屈指の好カード
 第105回全国高校野球選手権大会(8月6日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が8月3日、大阪市内で行われ、初日第三試合で連覇を目指す仙台育英(宮城)がいきなり浦和学院(埼玉)と当たるという、優勝候補同士の対戦となりました。昨夏覇者の仙台育英はエース右腕の高橋煌稀(3年)ら150キロ台を投げる好投手が3人も居て、他にも140キロ台の投手を揃えて、昨年優勝時を上回るようなチームを作ってきました。昨年は高校野球の流れも変わったと思わされました。特に昔とは違う熱中症が懸念される夏の戦いは複数の好投手で乗り切らないと優勝は無理ということを印象付けました。夏の甲子園では過去二度対戦していずれも初戦で両チームはぶつかりました。2013年は佐々木監督の仙台育英が11−10で打撃戦を制して浦和学院の春夏連覇を阻止し、2018年は埼玉出身の須江航監督(40)が甲子園で初めて指揮して、0−9で浦和学院に敗れた因縁の相手です。今年の浦和学院は埼玉県大会で一度も相手にリードを許さず、決勝でも強豪花咲徳栄をブッチギリで下して優勝したのを見て、この打線はスゴイと久々に思うチームです。浦和学院の森大監督(32)は、父の森士前監督の後を継いだ「親子鷹」ですが、2022年センバツに出場して父と同じく就任1年目の甲子園大会出場を果たし、同大会の出場監督の中では最年少で、これは只者ではないと思わせました。それもそのはず、浦和学院の投手から、早稲田大学に進み全日本大学選手権優勝を経験、三菱自動車倉敷オーシャンズでプレーののち、25歳で引退して後は浦学で高校野球指導をしながら筑波大学大学院で1年、早稲田大学大学院で2年間、スポーツバイオメカニズムや心理学を学んだという経歴、まさに英才教育を受けてきたわけです。須江監督対森大監督の采配も見ものです。ただ野球はやはり投手が一番で、しかも150キロの球を投げる投手は滅多にいませんから、いかに強打の浦学でもどうかなぁと思いますね。大阪大会決勝で大阪桐蔭を3安打完封する快投を見せた履正社・背番号10の福田幸之介投手(3年)は最速150キロ超、浦学より打力では劣る大阪桐蔭ですが、やはり高速投手は打てませんでした。投手力で明白な差があるだけに、浦学としては仙台育英が受け身に回ったところを突くしかないでしょう。

注目の試合と近隣対決
 初日第二試合共栄学園(東東京)−聖光学院(福島)戦に注目しています。東東京の共栄学園は9回2死から逆転サヨナラ勝ちした準決勝に続き、決勝でも9回2死から逆転、接戦を制し、春夏通じて初の甲子園出場を決めたのです。1試合ならまぐれと言えるかもしれませんが、これはスゴイ!奇跡の連続で勝ち取った甲子園での相手は、甲子園に出てくるのが当たり前の聖光学院(福島)、昨夏BEST4チームです。甲子園には魔物が棲むと言われています。果たして奇跡を呼ぶチームが魔物を食えるでしょうか?
 このほか注目は初戦から近隣対決があることです。かつては東西対決方式が採用されていましたが、今回は川之江(愛媛)―高知中央(高知)、大垣日大(岐阜)−近江(滋賀)、立正大湘南(島根)―広陵(広島)、ノースアジア大明桜(秋田)―八戸学院光星(青森)、専大松戸(千葉)―東海大甲府(山梨)の近隣対戦が決まりました。更に第二日に四国4県代表が揃って試合に臨むという珍しい組合せにもなりました。

組合せ
 台風6号、7号が立て続けに発生しました。台風6号は北西に向かってゆっくり進み、強い太平洋高気圧に行く手を阻まれて先島諸島で停滞していましたが、この太平洋高気圧が後退したため、西への進行をやめ、一転Uターンして東方向に進路を変える、更にくるっと左折して北に向かい、九州から朝鮮半島を縦断するというコースを取りました。これによって先島諸島、沖縄、奄美、九州、四国などは大荒れの天候になり、飛行機が欠航のため、沖縄尚学の試合は大会第6日第一試合に組むという配慮がなされました。大会第1日第一試合;土浦日大(茨城)−上田西(長野)を皮きりに一回戦17試合が行われ、左上の大会第5日第三試合;創成館(長崎)−星稜(石川)から二回戦に入ります。大会第5日第三試合の九州国際大付(福岡)ですべてのチームが登場、大会第9日第三試合で二回戦終了、大会第10日から三回戦ですが、台風7号が近畿直撃でこの日は甲子園球場が暴風雨に襲われるという予報です。この後は天気が良いと言われています。大会第11日でBEST8が揃い、第12日から準々決勝です。


有力校予想
 左下第1ブロックは、浦和学院、仙台育英、履正社と優勝候補が3校揃う死のブロックです。浦和学院は7試合66得点の打撃力、5失点の投手力、13盗塁の走力、すべてがハイレベルですが、いきなり相手が仙台育英ではキツイですね。このブロックは仙台育英履正社が勝ち上がりベスト8をかけて戦うことになりそうですが、その試合は事実上の決勝戦と言えるでしょう。仙台育英は3投手が150キロ超、他2投手も140キロ超を投げる圧巻の投手力に加え、チーム打率も高く、地方大会の19盗塁は専大松戸の20盗塁に次ぐ機動力を誇ります。気になる点を挙げるとすれば地方大会でのチーム失策数9が参加校のワースト2位であること。履正社はチーム打率4割超、1試合の平均失点数は1.14、14盗塁、3失策、走攻守投のバランスは今大会No.1です。増田、福田のサウスポーコンビ、大阪大会初戦で負傷したものの準決勝で復帰した通算29本塁打の坂根、通算32本塁打の森田の打撃も注目です。右上第2ブロックは今大会屈指の激戦区になりそう、ここには愛工大名電、徳島商、花巻東、智辯学園、英明の実力校が揃いました。特に春センバツでは今大会優勝候補の智辯学園を破っている英明が、早速1回戦で智辯と当たるので、智辯学園としてはリベンジ戦、好カードです。智辯学園は地方大会のチーム打率が4割超、12本塁打の長打力は今大会参加校の中でNo.1。高校通算31本塁打の1番松本は4本塁打、打率.625と絶好調で、打線の破壊力は今大会屈指です。愛工大名電の前には地方大会で45回を3失点と一人で投げ抜いた、プロ注目のエース最速149キロ右腕の森煌誠を擁する徳島商が立ちはだかる、これまた好カードです。その下、第3ブロックは名門が新鋭の挑戦を受けるブロック、近年活躍する近江がビッグネームですが、初出場の鳥栖工が名門富山商に挑戦、近年強い日大三が二度目出場の社(兵庫)の挑戦を受けますが、このブロックは実力が拮抗しておりどこが勝ち抜いてもおかしくありません。その下、第4ブロックには実力校が揃った印象ですが、北海明豊がいきなりぶつかり、この勝者がこのブロックを勝ち抜きそうな予感がします。左上の第5ブロックは、31回1/3を28奪三振0失点と投げ抜いたエース東恩納蒼のピッチング次第ですが沖縄尚学が本命でしょう。その下第6ブロックは優勝候補の広陵か、強打の慶応か、分かりません。広陵は6試合の平均失点数が0.83の高い投手力、16盗塁の高い機動力、6試合で1失策の高い守備力、チーム防御率0.90は今大会屈指です。2年生エース右腕の高尾は36回46奪三振2失点と今大会屈指のドクターKです。慶応は神奈川準決勝では甲子園常連校の東海大相模に12-1で打ち勝ち、決勝でも横浜に2点リードされて迎えた9回に3ランで逆転勝ちするなど、7試合78安打のうち2塁打以上が32本の長打力が武器です。春のセンバツで背番号5だった清原勝児が背番号15になったのはチーム全体の打撃力が向上したからで、破壊力は春と比べ物になりません。守りの広陵か、攻めの慶応か、見ものですね。第7ブロックは八戸学園光星が頭一つ抜け出してる感じです。第8ブロックは、専大松戸を本命と予想します。こうやって見てくると、昔とは隔世の感がありますね。北海道、東北勢が強くなり、北は北海道から南は沖縄まで、何処が優勝してもおかしくありません。ピッチャーは剛速球投手が出て来たし、打者はスラッガーがゴロゴロ居ます。守りでは強肩の外野手がざらにいて、捕手へダイレクトでストライク送球することが普通にみられるので、3塁コーチャーが大きく手を拡げてランナーを制止する場面が良く見られるようになりました。野球のレベルが着実に上がっています。やはり大谷翔平に代表される、甲子園で活躍した選手が世界でも活躍する姿を見て、高校球児たちが刺激を受けているのでしょう。

注目の選手
 注目の選手、投手では、沖縄尚学の147キロ右腕・東恩納蒼投手(3年)は地方大会無失点です。仙台育英(宮城)の最速150キロ超の3人、エース右腕の高橋煌稀、右腕・湯田統真、左腕・仁田陽翔も注目です。徳島商のプロ注目のエース森煌誠投手(3年)は最速149キロ右腕、地方大会の全試合、45回を3失点とすべて一人で投げ抜きました。専大松戸(千葉)の平野大地投手(3年)は最速151キロを誇る右腕です。
 打者では甲子園出場はならなかった大阪桐蔭・前田悠伍投手とともに「高校四天王」として注目された強打者3人は甲子園に戻って来ました。最注目は花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)、高校通算140発の「怪物」です。体重113sも出場選手最重量です。ブン!とバットを振る姿を見ると思わず「オ〜〜ッ」と声が出ること請け合いです。花巻東は第3日第一試合で宇部鴻城(山口)と対戦します。通算62発の広陵の真鍋慧内野手(3年)、九州国際大付(福岡)・佐倉(人ベンに峡の旧字体のツクリ)史朗内野手(3年)も、多分期待通りの活躍を見せるでしょう。

BEST16揃う
 第105回全国高校野球選手権大会(8月6日開幕、甲子園)は二回戦が終わりBEST16が揃いました。台風7号直撃で8月15日の三回戦を中止して一日順延しました。余り波乱の無い、予想通りのチームが勝ち進んでいる印象です。初日第二試合共栄学園(東東京)−聖光学院(福島)戦に注目していると書きましたが、順当な結果でした。その次の試合で連覇を目指す仙台育英(宮城)がいきなり浦和学院(埼玉)と当たる屈指の好カード、ところが浦学が浮足立った面があり珍しく守備の乱れがあっていきなり大量点食らい、3回終わって9-0、4回表浦学は猛打で一挙4点GET、しかし仙台育英は5、6回で6点取って突き放しますが、7回表またもや浦学は猛打で一挙5点返して15-9と追いすがります。8回裏仙台育英は4点加えてダメ押し、浦和学院18安打、仙台育英19安打の壮絶な打ち合い、仙台育英の誇る150キロトリオ湯田−高橋−仁田がこれだけ打たれるんだ、とビックリ。しかし浦和学院の繰り出した6人の投手に対し機動力を絡めて襲い掛かった仙台育英は強かった!仙台育英は二回戦で強打の聖光学院を破り三回戦で履正社との事実上の優勝決定戦と息が抜けません。履正社のダブルエースは強力、攻めも堅実です。仙台育英が勝てるとすれば投手が立ち直り、機動力が発揮されたときでしょう。他の優勝候補は広陵や智辯学園と言われていますが、八戸学院光星や花巻東の東北勢にも頑張って欲しいものです。

BEST8揃う
 三回戦が終わりBEST8が揃って、いよいよ準々決勝です。組合せの妙と言うか、連覇を目指す仙台育英(宮城)が一回戦屈指の好カード、浦和学院(埼玉)を撃破し、二回戦で昨夏四強;強打の聖光学院を破り、三回戦で履正社との事実上の優勝決定戦、履正社はエース増田登板、仙台育英は背番号10湯田です。2回に仙台育英7番鈴木が2ランホームラン、履正社もその裏、7、8番の連打などですかさず同点に追い着きました。続く3回に履正社が1ヒット1エラーで出た2塁ランナーがショートゴロ1塁悪送球で生還、勝ち越すと、更に2戦連発のスラッガー森田をサードゴロに打ち取ったのに1塁悪送球で一死1、3塁、心配された失策数参加校ワースト2位の仙台育英の守備、同イニング3エラーは普通ビッグイニングにつながりかねません。ここで履正社多田監督が5番西田に指示したのはスゴイ作戦でした。浮足立ったサード、ショートの傷口に塩を擦り込むようなセフティスクイズ、野球は相手の嫌なことをやって勝つスポーツですがこれはファウルに終わりました。続いて出したサインがヒットエンドラン、すごく大胆に思えますが履正社は昔のような打ち勝つ野球だけでなく多田監督になってからは機動力も絡めて勝つチームになったので、この作戦は過去にも成功しています。西田選手への信頼もあったでしょう。しかし外角球空振り、結果ホームスチール狙った走者アウトの形になりました。なんとか1点止まり、一気に突き放されなかった仙台育英・須江監督は試合後のインタビューで「あの場面は奇跡でした。1点に止められて、ベンチに帰ってきた選手たちに、神様が勝て!と言ってるんだゾ」と言いました、と振り返りました。仙台育英は4回表二死から7番鈴木、8番湯田の連打と9番四球四球で二死満塁と攻め、迎えるは絶好調の1番橋本航河、守ってる時も打つ時もニコニコして余裕の表情、たびたびテレビカメラにアップされるのはカメラマンが注目しているからでしょう。期待に応えるレフトへのタイムリーで同点に追い着きましたが、2塁から本塁狙った走者湯田をレフト西田の好返球で刺した履正社は逆転を許しません。打つも打ったり、守るも守ったり...その裏履正社の攻撃、ショートゴロファンブルと連続四球で二死満塁としましたが湯田投手が三球三振で切り抜けます。5回は共に三者凡退でクーリングタイムに入ります。攻めるも守るも両者意地を見せてまさにガップリ四つ、事実上の優勝決定戦にふさわしい好ゲームとなりました。6回に仙台育英はエース高橋が登板、速球が唸りを上げてビシバシ決まります。履正社も7回に大阪大会決勝で大阪桐蔭を3-0完封した速球投手背番号10福田にスイッチします。大観衆が固唾をのむ前評判通りの緊迫した展開は8回表、仙台育英3番湯浅が二塁打、4番がバントで送る、1点勝負と見た采配です。5番尾形が決勝スクイズを決めました。福田投手は左腕なので、3塁ランナーのスタートは見えなかったと思われます。素晴らしいスタート、打者の構えを見て高めに投げた球、スクイズするには難しく、普通は小フライになり易い球を見事に転がしました。もう走者は三本間の中間を過ぎてたので強い打球でも楽々セーフでした。ショートが捕って1塁送球、間一髪アウト!のスゴイ場面でした。その裏二死から連続ヒットで1、3塁とした履正社は春の4番、強打の坂根を代打に送ります。高橋は気迫の速球攻めで空振り三振に打ち取ります。ともに優勝経験がある強豪校同士の一戦は、昨夏の覇者・仙台育英が4年ぶりの頂点を目指した履正社を下しました。試合後のインタビューで仙台育英・須江監督は息を吐いて「まだBEST8ですか...」と言いました。3戦連続強豪との対戦で息の抜けない戦いだったことを示しています。他の優勝候補の広陵は慶応に3-6敗れ、智辯学園も花巻東に2-5敗れて、優勝候補5校で残ったのは仙台育英だけになりました。仙台育英の次の相手は佐々木麟太郎の花巻東、まさに息が抜けませんね。花巻東は目立つ投手も居ない、打撃も佐々木麟太郎が岩手大会で背中を痛めて本調子ではないと言われる中、イザ甲子園に来て見れば佐々木、北條、千葉のクリーンアップが打撃絶好調、智辯学園戦では16安打と打ちまくり、無失策の守備で打たせて取るピッチャーを盛り立てました。佐々木麟太郎のモノスゴイ打球スピードを見るだけでも一見の価値があります。とても高校生の打球ではありません。準々決勝で仙台育英と花巻東が当たるのは惜しい!これまた事実上の優勝決定戦との声が多く聞かれるそうです。この対決にはもう一つ見どころがあります。佐々木朗希の母校・大船渡一中で共に投手だった、仁田陽翔(にた・はると)と北條慎治、二人は5歳の時に東日本大震災に遭遇しました。中学3年時136キロを投げた仁田陽翔は今や仙台育英の150キロトリオのひとり、中学3年で身長183pだった北條慎治は花巻東の背番号1で4番打者です。「甲子園で投げ合おう」と話して強豪校に進んだ二人の対決がついに実現します。詳しくは岩手日報の記事をご覧ください。八戸学院光星も強い!伝統の打撃が今大会でも強力です。BEST8に東北勢3校は史上初だそうです。残念だったのは専大松戸(千葉)、注目の平野大地が投げられず隣県対決の土浦日大(茨城)に逆転敗け。今年の高校四天王も残るは佐々木麟太郎だけとなりました。有力校に上げていなかった神村学園(鹿児島)とおかやま山陽(岡山)が準々決勝で対戦します。

準々決勝の結果
 準々決勝の結果は第1、2試合は予想が外れ、第3、4試合は予想通りでした。沖縄尚学 2-7 慶応、土浦日大 9-2 八戸学院光星が外れ、神村学園 6-0 おかやま山陽、仙台育英 9-4 花巻東は当たりでした。
 慶応は沖縄尚学の東恩納投手を打てないだろうと見ていましたが、スタンドの応援席の大熱気が押しつぶしてしまいました。沖縄尚学が4回に点先行、しかし慶応はOBらも加わった吹奏楽の演奏に合わせて系列校の慶応女子高のチアリーダーの踊りで盛り上げました。紺とえんじのメガホンを声出しに使ったり、ぐるぐると振ったり、「誇り高き 陸の王者 終わりなき 勝利の旅へ」などと応援歌を歌い、スタンドは「母校愛」の一体感に包まれました。クーリングタイム明けの六回、先頭打者は代打;清原勝児選手、言わずと知れた元プロ野球選手の清原和博さんの次男です。その代打起用がアナウンスされると、慶応側のアルプススタンドだけではなく、球場中から大きな拍手と歓声がわき起こりました。結果は投ゴロでしたが、その後、打線がつながり、一挙6点のビッグイニング、東恩納投手を引きずり下ろしました。打者一巡して再び回ってきた清原勝児選手の第2打席も三ゴロに倒れ、イニングの先頭と最後で2アウトとなりましたが、クーリングタイムとこの代打起用に伴うスタンドの異様な熱気が、東恩納投手のリズムを狂わせたのだろうと思います。
 土浦日大は本大会のダークホースになっていますが、その強力打線をもってしても八戸学院光星の洗平比呂、岡本琉奨という投手陣を打ち崩すのは難しいだろうと見ていました。ところが3回表に3番後藤陽人が二死1、2塁から低めのチェンジアップをセンター前へ打って1点先取、満塁となって5番松田陽斗がレフトへヒットして3-0と先制しました。八戸学院光星は4、5回に1点ずつ取って追いすがりますが、6回表に土浦日大は一挙5点のビッグイニングを作り、9回にも松田陽斗が2号ソロでダメ押し。
 神村学園は背番号1松永優斗が先発、6回途中で背番号10黒木陽琉へつなぎ、終わってみれば完封ゲーム、しかし7回までスコアボードに0が並ぶ大熱戦でした。神村学園は8回表に一挙5点、9回に1点加えました。おかやま山陽は4安打に抑えられました。
 仙台育英の先発はいつもの背番号10湯田統真、今大会好調で、4回投げて無四球、1安打、8奪三振と花巻東を手玉に取りました。その後武藤2回、仁田1回2/3投げて無失点。打っては3、4回に4点ずつGET、7回にも尾形樹人が2号ソロでダメ押し。一方的展開です。9回裏花巻東は4番北條慎治から、仙台育英のマウンドは前の回に仁田をリリーフして佐々木麟太郎を見逃しの三球三振に打ち取った田中優飛投手、北條四球、5番千葉柚樹センターへヒットして無死1、2塁、6番広内駿汰はレフトタイムリーヒットで1点返し、9-1。無死1、2塁が続きます。7番堀川琉空はライトへタイムリーヒット、1点加えて9-2、無死1、3塁で、8番に代打寿時東弥は低めの直球を打つもショートゴロ、セカンド送球〜封殺、併殺狙いの1塁悪送球で3塁走者が生還、9-3となり一死2塁、9番小林然はセカンドゴロでランナー動けず二死2塁、打順1番に還り簗田蒼汰はセンター前タイムリーヒットして9-4、二死1塁ですが、たまらず仙台育英守りのタイム、花巻東はワッショイというムードになり、みんな泣きながら「佐々木麟太郎に回せ、そうすると奇跡が起きる」と信じて必死につなぐ感じです。2番熊谷陸も応えて低めの直球を打ってレフト前ヒット、さあ二死1、2塁で佐々木麟太郎に回ってきました。球場全体が花巻東への大声援、ワッショイ佐々木麟太郎という感じ、3球目暴投で二死2、3塁となりました。佐々木麟太郎は2-2から低めの直球を打ってセカンドゴロ、1塁ヘッドスライディングもアウト!試合終了。この試合だけはすんなり行くかと思っていた仙台育英の須江監督もグッタリ。

準決勝の結果
 準決勝の結果は予想通りでした。第1試合は仙台育英 6-2 神村学園、仙台育英の先発は背番号1高橋煌稀投手、甲子園の先発登板は、昨夏の準決勝・聖光学院(福島)戦以来1年ぶりです。2回表に先制点を許したものの、打線がその裏に追いつき、3回には一挙4得点で勝ち越し。5回を投げ、6安打7奪三振2失点の好投でした。後を受けた今大会好調の背番号10湯田統真は4回無四球、1安打、3奪三振で付け入る隙の無いリリーフ。神村学園は背番号1松永優斗が先発、2回途中で速めの継投、背番号10黒木陽琉へつなぎましたが、たたみかける仙台育英打線を抑えきれませんでした。
 第2試合は慶応 2-0 土浦日大、慶応の2年生エース小宅雅己投手が9回5奪三振無失点の快投に加え、先制タイムリーで決勝進出に貢献しました。慶応の10安打に対し土浦日大も7安打で健闘しましたが、及びませんでした。

決勝戦の予想
 決勝は8月23日14時からです。優勝候補の仙台育英はいきなり大会初日に浦和学院と当たって以降、毎試合強豪と当たりながらここまでたどり着いたのはさすがの実力、優勝候補筆頭と言われながらの王者の貫禄です。一方の慶応は2回戦からの登場ですから仙台育英より1試合少ない分有利ですが、3回戦で優勝候補の広陵を下して波に乗りました。両校のユニフォームは淡いグレーの上下で、紺の帽子、ストッキングは白と紺に赤いラインが入るなど共通点が多いのにはワケがあるそうです。いずれにせよ大井ウエストを連想させますのでヨシヨシ 仙台育英は昨夏、東北勢として初の優勝を果たしており、優勝すれば史上7校目の連覇。慶応が勝つと1916年の第2回大会以来、107年ぶりの頂点だそうです。107年て、いつよ?という感じですが、それだけに慶応(慶應義塾)には大応援団を味方にした勢いがあります。春のセンバツでは仙台育英がタイブレークの末勝っています。どちらが有利か、投手陣を見る限り仙台育英ですね。45回47奪三振、湯田統真と高橋煌稀の3年生投手は強力です。チーム打率.349、5本塁打43打点の打線も、慶応のチーム打率.323、0本塁打22打点に比べて上回っています。仙台育英は守りが乱れることがありますが、乱れが大量点に繋がらない不思議さがあります。盗塁やスクイズなどの機動力でも仙台育英が上回りますが、もし慶応に勝機があるとすれば、甲子園の魔物を味方に付けた時でしょう。

ナント!慶應義塾(神奈川)が107年振りの優勝
 決勝戦、仙台育英は背番号10の湯田統真、慶応は2年生左腕の鈴木佳門が先発。先攻の慶応は1回表、1番丸田湊斗が低めの変化球をすくい上げると、打球はライトスタンドに飛び込む先頭打者本塁打、この日は甲子園独特の浜風ではなく、レフトからライトへの風、上手く乗りました。これまで丸田湊斗はホームランを打ったことが無いそうで、しかも先頭打者本塁打は夏の甲子園で初めて、わずか5球で先制したことで、何やら神がかりのような気がしました。すると、さらに二死1、2塁の場面で、6番渡辺千之亮が風の影響を受けたラッキーなテキサスヒットで2点目を挙げました。仙台育英の守備にもっと余裕があれば、高く上がったので落下点に素早く回り込んで捕れた当たりに見えました。さらに2回、下位打線が一死2塁のチャンスを作ると、1番丸田がまたしても詰まりながらもライト前へ運ぶタイムリーヒット、さらなる追加点を奪いました。しかし仙台育英はその裏、4番斎藤陽のセンター前ヒット、5番尾形樹人の二塁打で無死2、3塁の絶好のチャンスを作り、一死後に7番住石孝雄の二ゴロの間に1点を返しました。さらに3回、死球と守備のミスでまたも無死2、3塁の場面を作り、その後二死となりましたが、4番斎藤陽の打席でワイルドピッチがあり、3塁走者が生還し、1点差に詰め寄りました。一方の慶応は5回、仙台育英の2番手橋煌稀の代わり端をとらえます。二死1塁から7番福井直睦がレフト線を破り、1塁走者が一気に生還。さらに代打・安達英輝が詰まりながらも力でポトリと落とす2点適時打、1番丸田湊斗はセンターへ打ち上げてこれはアウトだと思ったらレフト鈴木が猛然と追って来てセンター橋本航河と交錯し、ボールが落ちてしまいました。どう見ても名手橋本に任せるべき打球でしたが、スタンドの割れんばかりの轟音で声が聞こえなかったのでしょう。さらに2番八木陽のタイムリーで一挙5点のビックイニングとなりました。橋煌稀のピッチングは決して悪くなかったのに、スタンドを埋め尽くした慶応の大応援団の割れんばかりの大応援に、甲子園の魔物が慶応の背中を押したようでした。大きくリードを広げた慶応は、5回からエースの小宅雅己に継投。1番から始まる仙台育英の強力打線を三者凡退に抑え、さらにゲームの流れを引き寄せます。後半に入った6回以降は、ともにチャンスを作るも決定打は出ず、0が並ぶ展開になりました。慶応・小宅、仙台育英は橋、田中と繋いで得点を許しません。6点差のまま迎えた最終回、慶応・小宅が何としても点を取るゾと意地を見せてチャンスを作った仙台育英を、冷静な投球で振り切り、8-2で試合終了。慶応が107年振り、悲願の全国制覇を達成しました。第105回なのに第2回優勝(当時の慶応は東京)から107年振りというのは、間に戦争があったからです。
 この試合、スタンドは慶応応援団で埋められて、伝統の応援歌「若き血」が響き渡り、東京六大学野球を見ているような雰囲気です。早実の優勝の時もそうでしたが、高校野球が大学野球に変身するのです。やはり伝統がありますから、応援歌もOBは皆知っている、練習しなくても球場全体が一体となって応援できるのです。昔神宮球場に早実の応援に行ったとき、応援が早稲田大学と全く同じスタイルだったことに驚いたことがあります。この球場の雰囲気に仙台育英ナインが呑み込まれたのは気の毒ですが致し方ありません。応援というものがメンタルスポーツである野球にとってどれほど力になるものかを如実に示しました。花巻東戦での湯田統真のピッチング、履正社戦での橋煌稀のピッチング、冷静であればポンポンアウトを取れるのに、珍しくも球が上ずり、四球を与えます。両エースの投球にバックも心穏やかでなかったでしょう。大応援は仙台育英にはプレッシャになって守備のミスを誘い、慶応の背中を押してドン詰まりもヒットになる、野球というのはこういうスポーツなのだということをハッキリ示しました。甲子園の魔物に呑み込まれた仙台育英、須江監督がまたしても名言「2年間で頂点、あとひとつの悔しさ、ともに味わうことができた。人生は敗者復活です。この経験を次に生かします」を残しました。実力はやはり一番でした。慶応は激戦区神奈川を勝ち抜くだけでも大変なので、これから100年、優勝は遠いかもしれませんが、仙台育英にはこれから何度もチャンスがあるでしょう。胸を張って仙台に帰ってください。

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
慶応 2 1 0 0 5 0 0 0 0 8 13 4
仙台育英 0 0 0 0 0 0 2 7 2

トーナメント表と結果  読売新聞オンライン



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7月8日(土)から西原小学校の外装改修工事が始まりました。請負業者は中原工業、7612万円だそうです



足場を組みました この後シートをかけます


芝生の上に咲くネジバナです
ラン科/ネジバナ属の多年草で、地下には多肉質の太い根が10〜15cmほど伸び、
地上に茎をまっすぐに伸ばして、らせん形に花をつけます 何故ねじれてるのでしょう?

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6月24日(土)西原小学校で体験会を行いました
その後、スイカを嬉しそうに食べてます




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5月21日(日)の西原小学校の光景です

ジャガイモ畑 馬鈴薯の薄紫の花に降る 雨を思へり都の雨に(石川啄木;澤藤の高校先輩です)


ブランコ脇に茂るシロツメクサ(クローバーです)


校庭トイレの前に一輪のサツキの花 その後ろには


モクセイ科イボタノキ属の「ネズミモチ」だと思います
緑の葉がきれいなので生垣でよく見られます


銀杏の木は毎年可哀そうなほどバッサリ斬られますが、負けるもんかと復活します
何しろ世界最古の樹木ですから、その生命力は天下一品です


隣の畑との境界に植えられたミョウガ、手前には紫葉のオキザリスが可愛い花を咲かせてます


百葉箱の周りの雑草が見事なまでに駆除されました


コンクリートの池の半分は床が土で、そこにいつからか黄菖蒲が繁茂しています
昔は池にわずかな水草があり、春には蛙がタマゴを産み、オタマジャクシが泳いでました


ガクアジサイ


アジサイは5月を象徴する花です


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平林真里子父母会長がWestのユニフォーム(上着)を着た可愛い熊をぶら下げてます
「それは何?」と聞いたら、「作ってあげましょうか?」と言われました
「背番号いくつにしますか?」と聞かれたので、サワとフジで32番と言いました
やがて、下のようなカワイイ熊を頂きました・・・有難うございます





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2023年5月4日(木・みどりの日)11時から原分館で久し振りのバーベキューを行いました。楽しかった!





















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 2023年度春季埼玉県高等学校野球大会は、昨年秋季大会と同じ決勝戦の対決となりました。昨秋優勝の昌平高校が浦和学院を破り初優勝、第三位は大宮東と市立川越でした。他にBEST8に進出したのは狭山清陵、西武台、大宮南、上尾、BEST8中5校が公立校ということで、頑張ってますね。

2023年春季埼玉県大会

埼玉県高校野球情報局より

 春の第75回春季関東大会は神奈川県高等学校野球連盟主管で5月20日(土)〜28日(日)行われました。一回戦で春の甲子園センバツ優勝の山梨学院(山梨2位)は横浜隼人(神奈川3位)を破ったものの、二回戦で帝京(東京1位)に8-9敗れました。帝京は三回戦で健大高崎(群馬1位)に完封負け。埼玉県勢は一回戦免除二回戦で昌平(埼玉1位)が文星芸大附属(栃木2位・旧宇都宮学園高)に4-0勝ったものの、三回戦でセンバツ出場の慶応(神奈川1位)を3-2下した木更津総合(千葉2位)に2-7敗れました。浦和学院(埼玉2位)は一回戦免除二回戦でセンバツで活躍した専大松戸(千葉1位)に3-4惜敗、その専大松戸は準決勝で健大高崎に敗れ、決勝戦は健大高崎10-7木更津総合で健大高崎が優勝しました。この結果を見ると今年の関東はまさに戦国時代、どこが勝っても負けてもおかしくないと思います。いよいよ球児の夢;甲子園に向けて、夏の高校野球は油断できない戦いとなりそうです。

2023年春季関東大会

埼玉県高校野球情報局より



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校長先生の異動
西原小学校の山崎祐一校長が葦原中学校(元福小学校の隣)の校長として転任されました(再任用)
2年間お世話になりました 花壇の整備等、きれいな学校環境作りに奮闘され有難うございました
西原小学校の校長には、さぎの森小学校の村越澄子校長が転任されました よろしくお願いします
さぎの森小学校の校長には葦原中学校の今伊 大校長が転任されました(再任用)
大井小学校の朝倉美由紀校長が退職され、西部教育事務所指導主事から転任されて抜井由美子校長となりました
亀久保小学校には鶴ヶ島市藤小学校の教頭から転任されて熊谷千桂子校長が着任されました
福岡小学校には西小学校の教頭から転任されて鈴木孝雄校長が着任されました
教頭先生の異動
西小学校の教頭には鶴ケ丘小学校教頭から転任されて山下貴央教頭が着任されました
鶴ケ丘小学校の教頭にはふじみ野市教育委員会から転任されて津野孝志教頭が着任されました
三角小学校の教頭だった磯部 隆先生は、三芳町上富小学校の校長として赴任されました
駒西小学校の迎 恵子教頭が退職され、東台小学校教頭から転任されて斎藤範之教頭が着任されました
東台小学校教頭には所沢市美原小学校主幹教諭から転任されて前野順子教頭が着任されました
元福小学校教頭には朝霞市朝霞第九小学校主幹教諭から転任されて高田弘子教頭が着任されました
三角小学校、西原小学校の先生の異動
三角小学校の冨田正行先生、西原小学校の小峯諭栄養職員が退職されました
西原小学校の山岸彩乃先生が所沢市柳瀬小学校に転任されました
三角小学校の伊藤 恵先生が上野台小学校に転任されました
上野台小学校から西原小学校に山本 晃先生が着任されました
東台小学校から三角小学校に遠藤佳苗先生が着任されました
三角小学校の須田 悠先生は蘇州日本人学校に赴任されました
三角小学校に大野 愛先生が新任教諭として採用されました
西原小学校に皆川 栞先生が新任教諭として採用されました



ページTOPへ  春です
昨年4月9日(土)西原小学校の桜の花と花壇です

今年は桜の開花が史上最速でしたが、菜種梅雨が続いて花が長持ちしました
しかし昨年に比べればはるかに早く花吹雪・・・

以下は2023年4月2日(日)の西原小学校の花たちです

もう散ってますよ




菜の花の黄色は何となく心浮き浮きさせてくれます


スノーフレークは、ヒガンバナ科.の植物の1つ。和名はオオマツユキソウ、別名はスズランスイセン


これはハナニラですね。桜の咲くころに無数の星型の花が開花する球根の花です
ネギ科 / ハナニラ属(イフェイオン属)で、光に反応する性質を持ち、夜や曇り、雨の日は花が閉じています
太陽に向かって花を咲かせるため、朝は東、午後は真上、夜は西を向く、動きのある花です
ニラと違って食べられません
学校では野球の合間の昼休みなどに、花や木や野草などに興味を持って調べたらどうでしょう?
今やグーグルレンズなどのAIソフトで名前が調べられたりします
あなたも植物学の先生になれる・・・牧野富太郎先生もビックリですね


ページTOPへ  お団子

4月1日(土)三角小学校で大井亀少クラブと低学年の合同練習を行いました
亀少クラブの角さんがお団子の差し入れをして下さり、桜の木の下でみんな嬉しそうに食べてます
角さん、いつも本当に有難うございます!



ページTOPへ  NPB、MLB開幕

 日本ではプロ野球開幕戦が新設のエスコンフィールド北海道(北広島市)で3月30日行われ、パ・リーグ開幕戦;北海道日本ハムファイターズVS東北楽天ゴールデンイーグルスは3-1で東北楽天ゴールデンイーグルスが勝ちました。日本プロ野球開幕戦残る5試合は3月31日行われ、中でも昨年優勝のオリックスが西武のエース高橋光成に抑えられて1-2とリードされて迎えた9回表、今期西武からオリックスに移籍した森 友哉捕手が抑えの青山美夏人投手からソロホームランで同点に追い着き、10回に宗 佑磨がヘスス・ティノコにソロホームランを浴びせ、山下舜平大−宇田川優希−阿部翔太−近藤大亮−ジェイコブ・ワゲスパック−平野佳寿と必死につないで3-2逆転勝利。各球場とも大観衆で、ものすごい音量の大応援でした。今期のプロ野球は熱そうです。
 米国でも開幕しました。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手のメジャー6年目のシーズンが開幕しました。NHK総合テレビで開幕戦がフル放映、時代が変わりましたね。今期藤浪晋太郎が移籍したオークランド・アスレチックスとのオープニングゲームに「3番投手兼DH」で出場し、第2打席で今季初安打を放ちました。投げては6回を2安打無失点、毎回の10奪三振で勝利投手の権利を持って降板しましたが、抑えの投手陣が打たれ、8回に逆転されて1−2で敗れ、今季初勝利を逃しました。吉田正尚のボストン・レッドソックスはフェンウェイ・パークでボルチモア・オリオールズと対戦し、9-10で敗れました。吉田正尚は4打数2安打1打点1死球と活躍しました。マイコラスが先発したセントルイス・カージナルスは9ー10で菊池雄星の所属するトロント・ブルージェイズに敗れました。ラーズ・ヌートバーは4打数1安打2四球で3出塁しました。いずれも惜しい敗戦でした。今期のMLBも熱そうです。ちなみに他の日本人メジャーリーガーはダルビッシュ有がサンディエゴ・パドレス、前田健太がミネソタ・ツインズ、鈴木誠也がシカゴ・カブス、千賀滉大がニューヨーク・メッツです。



ページTOPへ  第95回記念選抜高等学校野球大会決勝は
   山梨学院が報徳学園(兵庫)を破り優勝!

準決勝第1試合は接戦の末、山梨学院が広陵(広島)を突き放し、初の決勝進出、1-1で迎えた9回に連打で一挙5点、投げては全試合先発のエース林謙吾の力投が見事でした。山梨学院は1回戦宮城の東北高校を3-1で破り、強いなぁと思いましたが、以降富山の氷見を4-1、山口の光を7-1、栃木の作新学院を12-3と破っての勝ち上がり、失点3点以下というのは林謙吾のピッチングと守備の堅さによるものです。第2試合は報徳学園(兵庫)が2連覇を目指した大阪桐蔭を大逆転で7-5破り21年ぶりの決勝進出、2回戦からの登場で群馬の健大高崎を7-2、愛知の東邦をタイブレーク10回5-4、夏春連覇を目指した仙台育英にタイブレーク10回5-4で勝つというのは強豪に競り負けない終盤力の高さを見せつけました。
決勝は2023年4月1日(土)12時30分甲子園球場、報徳学園は西宮市上大市5丁目28-19、甲子園球場から真っ直ぐ北へわずか5.9km、武庫川の畔にあり、歩いても来れる距離です。それだけに球場は大応援団、試合は投手戦の様相で始まりました。報徳学園は今大会、調子が上がらないエース盛田を間木、今朝丸の2年生投手二人が支え、準決勝までの4試合をすべて継投で勝ち上がってきました。大阪桐蔭戦で逆転できたのも間木、今朝丸の継投で抑えたからです。決勝は今朝丸の先発かな?と思っていたら間木が登板、コントロールが良くて山梨学院打線が打てません。すると4回表2点先制した報徳学園は♪アゲアゲホイホイ♪モットモット〜と踊りまくりましたが、山梨学院エース林謙吾は冷静でした、素晴らしいコントロールで追加点を与えません。もっとも最初の1点はボークでした。一死2、3塁で林謙吾が投げようとした瞬間ズコッとこけて、ボールをつかんだまま投げられません。マウンドに足がかかってバランスを崩したみたいで、珍しいシーンでした。林謙吾は苦笑い、普通はここでガタガタっと崩れます。タイムリーヒットで2点目を与えますが、動揺を見せず冷静なピッチングを続けます。すると5回裏集中打で間木を引きずり下ろし、代わった今朝丸にも2ランを浴びせて一挙7点のビッグイニングを作りました。報徳学園大角監督は何故ピッチャー交代しないのか?と不思議でした。1回に1本ヒットを打たれただけでずっと完璧な投球だったのでまさか、まさかとタイミングを失ったのかもしれませんが、明らかに間木は動揺していました。そんなバカな、と思いながらのピッチングに見えました。同点となったところでスパっと代えるだろうと思ったら続投でした。前日の広陵戦を研究していなかったのかもしれませんが、山梨学院打線がスイッチが入った時の怖さ、結局1回の1安打と5回の6安打以外ヒットは出ませんでした。その後も林謙吾が「逆転の報徳」の真価を発揮させず、追加1点に止めて山梨県に初優勝旗をもたらしました。球速が速くないのに強打者が打てない、ピッチングの妙を観ました。林謙吾投手はガッチリした体格、大魔神佐々木のミニ版みたいですが、報徳学園投手陣はなで肩の典型的投手タイプ、打者も山梨学院は大型でガッシリ、報徳学園はスリムでスマートな打者が多い、対照的でした。打撃はしなやかな報徳学園が魅力的ですが、山梨学院はそれを力でねじ伏せた感じ、それにしても5回の連打はヤレと言っても出来ない神がかり的印象を受けました。トーナメント表と結果は「読売新聞オンライン」をご覧ください。

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
報徳学園 0 0 0 2 0 0 0 1 0 3
山梨学院 0 0 0 0 7 0 0 0 × 7

勝利投手:林 謙吾(完投) 本塁打:佐仲大輝(山梨学院)

2023春のセンバツ甲子園に埼玉県勢の姿が無くサビシイ春となりました。それというのも昨年秋の秋季関東大会の結果によります。昨年の「トピックス」ご覧ください。



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日本優勝 おめでとう!

日本国民をとりこにしたWBC2023  WBCとサッカーワールドカップの違い  WBCへのMLB球団や各国の対応
各国が「史上最強」の布陣で臨んだ第5回WBC  これまで5回のWBCにおけるデータ
WBC2023侍ジャパンの1次ラウンド戦績  各プールの1次ラウンド戦績  WBCが大会途中に対戦相手を変更
準々決勝ではイタリア代表を9-3撃破・・・「最高です」  その他の準々決勝の結果
準決勝ではメキシコに押されながら逆転サヨナラ勝ち  決勝ではアメリカの強力打線対日本投手陣の戦い
WBC2023が残したもの  WBCへのメジャー球団の対応  WBC裏話  グランドセイコーの腕時計をプレゼント
愛すべき大谷翔平  憧れの大谷翔平  PDCAを回す大谷翔平、愛読書は「論語と算盤」 「かなと思う」大谷翔平

 ワールド・ベースボール・クラシックは2006年の第1回から今年まで5回開かれ、日本、日本、ドミニカ、アメリカ、日本が優勝、過去5回すべてBEST4以内は日本だけです。「クラシック」の意味は「決定戦」ということで、一般的に言われる「伝統的」の意味ではありません。まさしく野球の世界一決定戦ということです
 今年はMLBの本気度も高く、これまで最多の20ヶ国の参加、強豪国はメジャーの選手がズラリと揃う中、MVPは大谷翔平、投手とDHでベストナイン、スゴイ!今回のWBCでは印象的なシーンがたくさんあり、いろいろなキーワードが生まれました。その中で「野球は楽しい」ということと、「信じることの大切さ」が私たちの心を打ちました。

日本国民をとりこにしたWBC2023
 ワールド・ベースボール・クラシックは2006年の第1回から今年まで5回開かれ、日本、日本、ドミニカ、アメリカ、日本が優勝、過去5回すべてBEST4以内は日本だけです。「クラシック」の意味は「決定戦」ということで、一般的に言われる「伝統的」の意味ではありません。まさしく野球の世界一決定戦ということです。今年はMLBの本気度も高く、これまで最多の20ヶ国の参加、強豪国はメジャーの選手がズラリと揃う中、ニッポン頑張りました。MVPは大谷翔平、投手とDHでベストナイン、スゴイ!今回のWBCでは印象的なシーンがたくさんあり、いろいろなキーワードが生まれました。その中で「野球は楽しい」ということと、「信じることの大切さ」が私たちの心を打ちました。

WBCとサッカーワールドカップの違い
 ワールド・ベースボール・クラシック(英: World Baseball Classic、略称:WBC)は、メジャーリーグベースボール(MLB)機構とMLB選手会により立ち上げられたワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)が主催する大会です。昨年末のサッカーワールドカップで日本は大いに盛り上がりました。ワールドカップの主催者はFIFA(国際サッカー連盟)で、本部はスイスのチューリッヒにあり211もの国内競技連盟が加盟しています。アマチュア、プロ問わず、すべてのサッカー選手の大会であり、その規模は、IOCが主催する夏冬のオリンピックに匹敵します。これに対しWBCは「アメリカのプロ野球リーグが、世界大会を主催、運営している」ので、サッカーでいえばイギリスのプレミアリーグやドイツのブンデスリーガがワールドカップを主催しているようなものです。世界の野球を統括する団体は別にあり、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)と言います。もともとはIBAF(国際野球連盟)という組織で、野球のワールドカップを主催していましたが、MLBが参加していなかったこともあり主としてアマチュア選手の大会でした。IBAFは2011年に財政難となり、MLBが支援をしたことで機構が再編され、ISF(国際ソフトボール連盟)と合併して2013年にWBSCとなりました。

WBCへのMLB球団や各国の対応
 しかしながら、MLB球団オーナーたちのWBCへの反応は冷たいものでした。21世紀以降、MLB球団はスター選手と巨額の契約を結んでいて、選手は球団の「資産」です。その選手たちがMLBのペナントレースと無関係の大会で怪我されたり、故障されてはたまりません。特に2009年、第2回WBCで優勝した日本のエース、当時ボストン・レッドソックスの松坂大輔投手が、WBC後、不振に陥り復活することなく引退したことから、MLB球団のオーナーたちは、エース級の先発投手は出さなくなりました。対する日本は、NPBの一線級のエースを立てて「国の威信をかけて」大会に臨んだので、第1回、第2回と2大会連続で世界一に輝いたのですが、第3回以降、アメリカやドミニカ共和国などは一線級の救援投手を揃えたこともあり、日本選手はこれを打ちあぐみ、第3回、第4回とベスト4に終わりました。
 今大会でも10人もの選手をアメリカ4、ベネズエラ3、プエルトリコ2、コロンビア1と各国代表へ送り出したニューヨーク・メッツは、このオフに5年総額1億200万ドル(約160億円)の契約を結んだエドウィン・ディアス投手が、プエルトリコ代表として出場した1次ラウンドプールDのドミニカ共和国戦で9回に登板、3者連続三振でチームの準々決勝進出に貢献した直後に、優勝候補撃破のチームメートとの歓喜の輪の中で膝を痛め、右膝の膝蓋腱断裂の修復手術を受けて、復帰まで約8ヶ月かかるため、今季の復帰は絶望的となるという、大打撃を受けました。地元メディアは怒りの矛先をWBCに向けています。

各国が「史上最強」の布陣で臨んだ第5回WBC
 しかし今大会では、アメリカは前回優勝から連覇する意気込みで、MVP三度の現役最高の選手と言われるエンゼルスのマイク・トラウトがキャプテンを務め、昨年のナ・リーグMVPのカージナルスのポール・ゴールドシュミット、ノーラン・アレナド、ドジャースのムーキー・ベッツなど超大物が顔を揃える布陣としました。先発投手はベテランが多く、大型契約を結んだ上り調子のエースはほとんどいませんが、救援陣はメッツのアダム・オッタビーノなど動く球を駆使する一線級を揃えました。トータルでは「史上最強」です。またドミニカ共和国は昨年のナ・リーグ、サイ・ヤング賞投手のサンディ・アルカンタラをはじめとするエース級の投手に加え、ブルージェイズのゲレーロJr.、マリナーズのフアン・ソトなど働き盛りの打者をそろえ、こちらも「史上最強」と言われました。この2国とプエルトリコ、日本が優勝候補と言われていました。侍ジャパンも二刀流でMLBでも頭抜けた存在になった大谷翔平の他、パドレスのダルビッシュ有、カブスの鈴木誠也、レッドソックスに移籍した吉田正尚に、母が日本人のカージナルスの成長株ラーズ・ヌートバーと現役メジャーリーガーを揃えましたが、他国のように全員メジャーではなく、NPB主体の構成でした。鈴木誠也が故障で出場辞退しましたが、2年連続沢村賞のオリックス山本由伸、完全試合男のロッテ佐々木朗希の他、若手の粋の良い投手陣、三冠王の村上宗隆、巨人の大砲岡本和真、パの本塁打王山川穂高など、日本はこれ以上ないようなベストメンバーで並々ならぬ決意で臨みました。今回は、リーグ戦は1次ラウンドだけで、2次からは負けたら終わりのノックアウト方式で、さらに、アメリカでの3次ラウンドに進んでもアメリカ、ドミニカ共和国に勝つのは容易ではないとみられていました。当初危惧されたのは、対戦相手もさることながら「世界一奪還」のプレッシャーで選手がガチガチにならないか、ということでした。

これまで5回のWBCにおけるデータ
 5回のWBCのデータを見てみましょう。

WBC歴代入賞国一覧
開催年 優勝 準優勝 ベスト4
2006 日本 キューバ 韓国・ドミニカ共和国
2009 日本 韓国 アメリカ・ベネズエラ
2013 ドミニカ共和国 プエルトリコ オランダ・日本
2017 アメリカ プエルトリコ 日本・オランダ
2023 日本 アメリカ メキシコ・キューバ

WBC歴代最優秀選手(MVP)一覧
開催年 受賞選手 守備位置 所属チーム
2006 松坂大輔 投手 日本 西武ライオンズ
2009 松坂大輔 投手 日本 ボストン・レッドソックス
2013 ロビンソン・カノ 内野手 ドミニカ共和国 ニューヨーク・ヤンキース
2017 マーカス・ストローマン 投手 アメリカ トロント・ブルージェイズ
2023 大谷翔平 投手 日本 ロサンゼルス・エンゼルス

WBC歴代ベストナイン選出の日本選手
開催年 守備位置 選出選手 所属チーム
2006 投手
捕手
外野手
松坂大輔
里崎智也
イチロー
西武ライオンズ
千葉ロッテマリーンズ
シアトル・マリナーズ
2009 投手
投手
外野手
松坂大輔
岩隈久志
青木宣親
ボストン・レッドソックス
東北楽天ゴールデンイーグルス
東京ヤクルトスワローズ
2013 投手
DH
前田健太
井端弘和
広島東洋カープ
中日ドラゴンズ
2017 投手 千賀滉大 福岡ソフトバンクホークス
2023 投手
外野手
DH
大谷翔平
吉田正尚
大谷翔平
ロサンゼルス・エンゼルス
ボストン・レッドソックス
ロサンゼルス・エンゼルス

 どうですか。WBC歴代ベストナインに選出された日本人選手は、里崎智也さんと井端弘和さんを除いて全員メジャーに移籍しています。里崎智也さんは今回のWBCでも解説者として大活躍でしたが、辛口の野球評論家、千葉ロッテマリーンズスペシャルアドバイザーの他、YouTuberとしても活躍しています。井端弘和さんも野球評論家、YouTuberとして活躍していますが、昨年に続き侍ジャパンU-12代表監督として、7月28日から台湾で開催される第7回WBSC U-12ワールドカップに出場するチームを率います。それにしても世界の二刀流;大谷翔平が投手とDHでベストナイン大会MVPというのはスゴイというのを通り越してますね。


(岩手日報号外)

WBC2023侍ジャパンの1次ラウンド戦績
 「史上最強」と言われた侍ジャパンですが、決して楽勝で勝ち上がったわけではありません。3月8日に開幕、日本代表・侍ジャパンは1次ラウンドでプールBに入りました。3月9日に中国代表との初戦を迎え、大谷翔平が先発、二刀流で躍動し、4回無失点、打っては2安打2打点で中国に8-1の快勝、3月10日の韓国代表戦は3回表に3失点を喫するも3回裏に逆転、その後も攻撃の手を緩めず、13-4で大勝しました。3月11日のチェコ共和国代表との第3戦、先発の佐々木朗希が4回途中1失点8奪三振(自責点ゼロ)、打っては吉田正尚が逆転打を含む2打数2安打3打点の活躍で、10-2で勝利しました。実に4連戦の3月12日、オーストラリア代表との対戦では大谷翔平がWBC初となるホームランを初回、東京ドームの右翼席上段の自身の写真看板にぶち当てる特大ホームランなどで、7-1で4戦全勝を飾り、プールB首位で2次(準々決勝)ラウンド進出を決めました。

各プールの1次ラウンド戦績
 プールAは予選突破国パナマ含め5チームすべてが2勝2敗で並び、失点率の差で1位キューバ、2位イタリアとなりました。プールBは予選突破国がチェコ共和国で、日本は4戦全勝で1位、2位が3勝1敗のオーストラリアとなりました。プールCは予選突破国がイギリスで、メキシコとアメリカが3勝1敗で並び、失点率の差で1位メキシコ、2位アメリカとなりました。プールDは予選突破国がニカラグアで、4戦全勝のベネズエラが1位、2位を掛けて2勝1敗同士のプエルトリコとドミニカ共和国が対戦、プエルトリコが勝って2次ラウンド進出となりましたが、上記のように歓喜の余り守護神ディアス投手が負傷して今期絶望の惨事となりました。


(日刊スポーツより)

WBCが大会途中に対戦相手を変更
 WBC組織委員会が最初に組んだ日程を日本−イタリアの準々決勝直前に変更しました。当初日程では、下図のようにA組1位−B組2位の対戦(ゲーム1)の勝者がB組1位−A組2位(ゲーム3)の勝者と対戦することになっていました。C組1位−D組2位(ゲーム2)とD組1位−C組2位(ゲーム4)は別のブロックでした。ただ、「日本が準々決勝ラウンドに進出する場合、順位とは関係なく準々決勝の2番目に試合をする。日本が1次ラウンドで敗退すれば本来の順に進める」「米国が準々決勝ラウンドに進出すれば、準々決勝の2番目に試合をする」という条項が付きました。チケット販売および中継の便宜のためでした。米国と日本の野球人気が圧倒的に高く主催国であるため、予定通りなら米国と日本は無条件の準決勝で対戦することになっていました。日本は予想通りB組1位となり、日程の変更なく3月16日に準々決勝でイタリアとの対戦でしたが、米国は3月13日のメキシコ戦で敗れてC組2位となったため、3月19日にD組1位のベネズエラと準々決勝で対戦することになりました。米国−ベネズエラ戦を当初の「ゲーム4」でなく「ゲーム3」にしたのです。そして3月18日に行われたC組1位メキシコ−D組2位のプエルトリコ戦を「ゲーム4」にしました。つまり、米国と日本は当初予想されていた準決勝では対戦せず、両国が勝利すれば決勝で対戦することにしたわけです。このように日程が変更されたのは、観客動員能力が優れた米国と日本が準決勝で対戦するのを避けるためのようです。WBC組織委員会は「予定された日程」と主張しましたが、あいまいな表現ばかりで明確な説明はできませんでした。しかし大会途中で日程を変更するというのは非常識で、主催側が自ら大会の公正性を毀損したことになります。しかしWBCは真の野球最強を決める大会ではなく「ビジネスイベント」ですから、なるべく面白くして野球人気を盛り上げるというか、ハッキリ言えばテレビやネットの視聴者を増やして、スポンサーの期待に応えたいというわけですね。

準々決勝ではイタリア代表を9-3撃破・・・「最高です」
 3月16日の準々決勝ではメジャーの選手を揃えたイタリア代表との対戦、ここからは負けたら終わりのノックアウト方式です。先発は大谷翔平投手、一球一球声を出して投げる気迫のピッチング、試合が動いたのは3回、近藤健介が四球出塁し、大谷の打席、右翼方向に野手を配置する“大谷シフト”を敷いたイタリアの意表を突き、セーフティバントを成功させて無死1、3塁とチャンスを広げ、4番に入った吉田正尚のショートゴロの間に先制に成功すると、村上宗隆の四球を挟んで岡本和真が3ランホームラン。一気に4点のリードを奪いました。大谷翔平投手は初回から飛ばした影響からか、5回はやや制球が乱れ、2つのデッドボールなどで2アウト満塁のピンチを招き、ドミニク・フレッチャー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)の詰まった打球がライトへポテンと落ちて2失点、2アウト1、3塁のピンチでマウンドを託された伊藤大海は、後続をショートフライに打ち取る見事なリリーフ。その裏、先頭打者の大谷が四球、吉田のデッドボールでチャンスを広げ、村上宗隆が今大会初となるタイムリーヒットを放って5-2、続く岡本もフェンス直撃の2点タイムリーヒットを打って7-2としました。日本は7回にも吉田のソロホームラン、指の負傷を抱える源田壮亮のタイムリーヒットで2点を追加し9-2とリードを拡げました。8回にドミニク・フレッチャーのソロホームランを許したものの、今永昇太、ダルビッシュ有、大勢の継投でリードを守りきり、9-3で勝利を収めました。ヒーローインタビューで岡本和真は「最高です」を6回連続...

その他の準々決勝の結果
 準々決勝ラウンドはプールAとプールBの上位2チームによる準々決勝1(Q1、Q2)が東京ドームで、プールCとプールDの上位2チームによる準々決勝2(Q3、Q4)がマイアミのローンデポ・パークで行われました。3月15日(水)Q1:オーストラリア(B2) 3-4 キューバ(A1)、3月16日(木)Q2:イタリア(A2) 3-9 日本(B1)、3月18日(土)Q4:プエルトリコ(D2) 4-5 メキシコ(C1)、3月19日(日)Q3:アメリカ(C2) 9-7 ベネズエラ(D1)となりました。Q3とQ4が入れ替わってますね。ここがミソです。準決勝はマイアミのローンデポ・パークで行われ、Q1-Q3、Q2-Q4で、日本と米国が準決勝で当たらないようにしたわけです。

準決勝ではメキシコに押されながら逆転サヨナラ勝ち
 3月20日(月)準決勝1はQ1-Q3、キューバ 2-14 アメリカでしたが、1回表キューバがまず1点先制しました。3連続内野安打の無死満塁から4番A.デスパイネがフルカウントから低めのカーブを見極めて四球〜押し出し、しかし後続凡退。その裏アメリカは1番M.ベッツがレフトへ二塁打、2番トラウトはライトライナー、3番P.ゴールドシュミットがレフトオーバーの2ランホームランであっさり逆転しました。2回裏には絶好調9番T.ターナーがガツンと一発レフトスタンドへ叩き込み、その後もアメリカはこれでもか、これでもかと、6回まで毎回得点、キューバは5回に1点返したものの、終わってみれば14-2の一方的な試合でした。米国の14安打に対し、キューバも12安打ですから打ち負けたというわけではありませんが、残塁11の拙攻と、本塁打がキューバ0、アメリカ4と長打力の差が出ました。
 準決勝2は3月21日(火)Q2-Q4で、日本の先発投手は佐々木朗希、メキシコはロサンゼルス・エンゼルスのパトリック・サンドバルがマウンドに上がりました。1回表佐々木朗希は2三振の三者凡退、サンドバルはヌートバー、近藤、大谷を三者三振というものすごいスタート、序盤は両チーム無得点、大谷翔平の同僚のサンドバルがナイスピッチングです。試合が動いたのは4回表でした。メキシコが2アウトから連打で1、2塁とすると、フリオ・ウリアスがレフトスタンドへ3ランホームラン、メキシコ打線は佐々木朗希の剛速球に手を焼いて、当てても詰まらされていました。打てるとすればフォークが甘く入ったところと解説者が言ったら、どんぴしゃり、高めの甘い球をバット一閃、メキシコが3点を先制しました。4回裏日本は一死から近藤健介がライト前ヒット、大谷翔平はイイ当たりでしたがセンターライナー、4番の吉田正尚がレフトへヒットして二死1、3塁のチャンス、ここで村上宗隆見逃し三振で無得点、チャンスを逃しました。
 5回から山本由伸が登板、さすがのピッチングを見せます。するとその裏、先頭岡本和真がレフトへイイ当たり、スタンドに入ろうかという大きな当たりを、レフト;アロザレーナ(レイズ)が絶妙のタイミングでジャンプ、フェンス越えの打球を捕ってしまいました。これは参った、この日アロザレーナは度々好守を見せます。初動が速いので、ヒット性の当たりも楽々キャッチ、打撃でも活躍する素晴らしい選手です。次の7番山田哲人はライトへヒット、源田は四球で一死1、2塁、ここで日本は代打牧を送ります。メキシコはサンドバルを諦めピッチャー交代、牧ショートゴロで二死、1番に還り選球眼の良いヌートバーが四球を選んで満塁、近藤健介に期待しましたがレフトフライ、ここはアロザレーナ、チェンジです。どうしても1点が取れません。6回表山本由伸は三者凡退に抑え、流れは完全に日本へ転換しました。その裏大谷翔平からの攻撃、レフトへ流し打って、とにかく点を取るゾというチームバッティングで後続打者を鼓舞します。吉田正尚はファーストゴロで大谷二封、村上宗隆は空振り三振でこの日3個目の三振、絶不調です。当たっている岡本和真と山田哲人は警戒されて四球で二死満塁、源田の当たりは吸い込まれるようにレフトへ飛び、ここはアロザレーナ、チェンジです。どうしても1点が取れません。
 7回表メキシコは一死から7番トレホ、四球出塁し、8番トーマスは空振り三振でしたが、この時に走って盗塁を謀りました。「シメタ」と思いました。キャッチャーは甲斐拓也に代わっています。世界にその強肩を示すチャンス、案の定悠々アウトのタイミング、ところがこのトレホというランナー只者ではありません。二塁に入った源田のタッグをかいくぐり、ヘッドスライディングしながら手で足でベースタッチ、まるで忍者のような動き、源田も一旦トレホの身体がベースから離れたと見るや再度タッグ、判定はセーフでしたが、栗山監督がリプレー検証を求めます。なかなか結果が出ません。よほど検証に手間取っているのでしょう。やがて審判の手が横に開かれず拳となってアウトの判定になりました。三振ゲッツー、これは大きかった、流れがメキシコに戻りかねない場面、これはワールドカップ;スペイン戦の「三苫の1mm」になぞらえて、「源田の1mm」とSNSで話題となりました。すると7回裏、日本の反撃は甲斐空振り三振、ヌートバーがレフトライナー、アロザレーナに捕られて2アウトから近藤健介がライトへヒット、ここで大谷翔平ですからメキシコは3番手ジョジョ・ロメロにピッチャー交代、やはり大谷は怖い、3B1Sから四球で1、2塁とすると、4番の吉田正尚が2B2Sからの低めのチェンジアップをすくい上げると、片手で打ったような打球でしたが、打球は高く上がってライトスタンドへ飛び込む値千金の同点3ランホームラン、まさに起死回生の一打でした。村上宗隆はサードファウルフライでチェンジ。
 試合を振り出しに戻した日本でしたが、ここまで無失点で踏ん張っていた山本由伸が8回表一死から1番アロザレーナにライトへ大きな当たりの二塁打を打たれます。更に2番A.ベルドゥーゴが初球から直球を打ってセンターへタイムリー2ベースで失点、4-3とされ、3番J.メネセスを迎えます。アメリカ戦で2本塁打してアメリカを粉砕した怖い打者、それどころか2019年にオリックスに移籍して山本由伸や吉田正尚とは親しい間柄、わずか29試合でドーピング違反でオリックスを去りましたが怖い打者です。1B1Sから山本由伸の低めの直球を打ってレフト前ヒット、ピッチャー交代、リリーフの湯浅京己が4番を迎えたところで1塁走者が盗塁成功、空振り三振で二死としますが、5番I.パレデスが2B1Sから低めのフォークを打ってレフトへヒット、タイムリーとなりますが、吉田正尚がバックホーム、突っ込んで来た二塁走者に甲斐がタッグ、走者は本塁憤死、これは大きなプレーでした。終盤ですから5-3と6−3では追いかける側の心理がまるで違います。再びメキシコに2点のリードを許した日本に対し、メキシコは抑えのJ.クルーズを送ります。8回裏に日本は、岡本和真が初球デッドボール、代走に中野拓夢を送ります。7番山田哲人は1B1Sから低めの直球を打ってレフト前ヒット、8番源田は送りバント試みますがファウル、2B2Sからナント、3バント成功して一死2、3塁、こうなれば甲斐に代打、山川穂高を送ります。ボール1から低めの直球を打ってアロザレーナに捕られましたが飛距離十分、レフト犠牲フライで1点差に詰め寄りました。ここでメキシコはまたピッチャー交代、G.レイエスをマウンドへ送ります。1番ヌートバーフルカウントから低めのスライダーを見極めて歩き、二死1、2塁と攻めますが、2番近藤健介はストライク2から直球見逃し三振、チェンジ。
 まさしく手に汗握る大接戦ですが流れは日本に有ります。9回表はピッチャー大勢、キャッチャー大城卓三、二塁に代走の中野拓夢が入り、山田哲人がセカンドからファーストに回りました。大勢は1死球与えましたが、速い球で無失点に抑えます。さあ1点を追う9回裏、メキシコはレイエスに代えて守護神・ジオバニー・ガジェゴスを送ります。先頭打者は大谷翔平、初球をガツンと引っ張って右中間二塁打、1塁回る時ヘルメットを飛ばしての激走で二塁到達、塁上で日本ベンチへ向かってサア来い!来い!と檄を飛ばします。続く吉田正尚は3B1Sから高めの直球を見極めて四球、1塁へ向かうとき日本ベンチへ向かって指さして何か言いました。ノーアウト1、2塁ですから、ここまで4打席凡退、それも3三振の村上宗隆に「頼んだぞ」と言ったのでしょう。サヨナラのランナーはファーストランナーですから、ここで栗山監督は代走として走塁のスペシャリスト・周東佑京を送ります。バッターボックスに向かった村上宗隆はB1S1からの3球目、メキシコの守護神・ジオバニー・ガジェゴスの151kmを捉え、バット一閃、打球はセンターの頭上を越えます。セカンドランナーの大谷に続き、ファーストランナーの代走・周東佑京が大谷に追い着かんばかりの激走でサヨナラのホームを踏みました。周東が2塁を蹴って3塁を回るあたりで、日本の選手たちはベンチを飛び出し、全員3塁コーチャーみたいに手をグルグル回し、ホームインを見届けて、万歳、バンザイ、帰ってきた村上を囲んで大フィーバー、今大会不振で苦しんでいた村上のサヨナラタイムリーで日本はメキシコを6X‐5で破り、決勝進出を決めました。
 3点を追う4、5、6回、いずれも3塁までランナーを進めながらあと1本が出ませんでした。7回に吉田正尚の芸術的一発で追い着き、直後の8回に突き放されて2点差となりますが、ここからは総力戦の栗山采配、見事に当たってのサヨナラ勝ちでした。試合終了後に大谷翔平は、「勝てて良かった。苦しいゲームでしたけど、諦めないでやってよかった。ムネは本人が一番苦しかったので、ほんとに良かったと思う。難しい展開でしたが、こんなゲームができることは人生の中でそう無いので、ほんとに楽しいゲームでした。アメリカは1番から9番までスターが揃っているので、臆することなく、自分たちの野球が出来れば絶対勝てると切り替えて明日を迎えたい」と語りました。

 この試合で4打席凡退と快音がないまま迎えた9回無死1、2塁の場面で栗山英樹監督がサヨナラ打を放った村上宗隆選手を最後まで信じ抜けた理由を聞かれると「最後は『村上勝負』だと決めていて、その理由は3三振してベンチで僕の前に座ったときに、ちょっと落ち込むじゃないですか人間って。でも、すぐ座った瞬間に打席に入ってるバッターに声が出せるんですよ。“さぁ行くぞー”とか。その姿に僕は感動したし、3冠王のバッターですよ。自分のことより、それができるこの選手は絶対に打てるって思わせてくれる」と語りました。確かに野球というのは、どうでもいい時に打てなくても、ここで決めてくれというときに打てるバッターが頼りになる打者、それが吉田正尚であり、大谷翔平であり、岡本和真であり、山田哲人であり、源田壮亮であり・・・近藤健介もヌートバーも、アレ?みんなじゃないですか。栗山監督はみんなを信じていたということです。

決勝ではアメリカの強力打線対日本投手陣の戦い
 3月21日、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミのローンデポ・パークでの決勝戦、3大会ぶりの優勝を目指し、野球日本代表・侍ジャパンがディフェンディングチャンピオンのアメリカ代表と対戦しました。試合前、日本の円陣で大谷翔平選手が今大会初めて声出しを担当しました。「僕から一個だけ。憧れるのをやめましょう」と切り出し、「ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターを見ればマイク・トラウトがいるし、外野にムーキー・ベッツがいたり、野球をやっていたら誰しも聞いたことがあるような選手たちがいると思う。憧れてしまっては超えられないので、僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」と言って、「さあ、行こう!」と鼓舞しました。「オーッ」とロッカールームに声が上がり、拍手が響きました。大谷の一言で最高のムードができました。日本の先発投手は今永昇太と発表されており、その他は準決勝と同じオーダーで臨みました。アメリカは抑えの投手陣が強力なので、後半はなかなか点が取れないだろう、序盤リードして、粋の良いピッチャーを小刻みに繰り出して、8回ダルビッシュ、9回大谷翔平で逃げ切る!という栗山プランだろうと予想していました。初回アメリカは一死から2番トラウトが打って2塁とライトの間に打球が落ちましたが、トラウトは迷わず2塁を陥れる見事な走塁、これがトラウトか、とビックリしましたが、今永は9球で3アウトを取りました。その裏アメリカの先発はM.ケリー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)、大谷に四球を与えましたが、両チーム無得点の立ち上がりでした。2回表にアメリカはこの大会絶好調で、この日9番から6番に打順を上げたトレイ・ターナー(ロサンゼルス・ドジャース)がレフトへソロホームランを叩き込みアメリカ先制、今大会最多5本目の本塁打です。なおも二死1、2塁と攻めましたが、今永踏ん張りました。先に1点を失った日本ですが、準決勝でサヨナラ打の若き三冠王がやっと覚醒しました。2回裏、先頭打者で迎えた5番の村上宗隆が、ライトスタンドへ打った瞬間確信のソロホームランを叩き込み同点に追い着きました。取られた後すぐ取り返す、これは日本チームに「行ける!」と勇気を与える一発でした。さらに続く岡本和真がライト前ヒットで出塁すると、源田壮亮がレフトへヒット、中村悠平が歩いて一死満塁と攻めます。ここでアメリカはA.ループにピッチャー交代、1番のラーズ・ヌートバーが思い切って振って、詰まらされたファーストゴロの間に1点を挙げ、日本が勝ち越しました。3回から日本は戸郷翔征がマウンドに上がりました。2人四球で出しましたがトラウトとターナーを空振り三振に仕留めるナイスピッチング。4回には三者凡退で2イニングを無失点に抑えて良い流れを作ると、4回裏に先頭の岡本和真がレフトスタンドへソロホームラン、前日のメキシコ戦ではレフトの好守にはばまれたので、今度は越えてやろうという意地の一発でした。読売ジャイアンツのエースと主砲の活躍で、日本が3-1とリードを2点に広げました。好調の戸郷を引っ張らず、5回はチーム最年少20歳の橋宏斗、2安打打たれましたが、トラウトとゴールドシュミットを三振に仕留めるナイスピッチング。6回はWBCで一人のランナーも出していない伊藤大海が3人で切って取り、7回は大勢が四球とヒットで二人走者を出すもゴールドシュミットを遊ゴロ併殺に仕留め無失点の投手リレー。その裏日本は大谷翔平がショート内野安打、吉田正尚のサードゴロ、5-6-3の併殺。8回に登板したダルビッシュ有がカイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)に6本連続ファウルと粘られた挙句ライトスタンドに放り込まれ3-2とされました。なおもターナーにヒットを許しましたが、後続断ちました。栗山英樹監督は1点差の最終回のマウンドを、この試合3番指名打者で先発の大谷翔平に託しました。5回ぐらいからベンチとブルペンを行き来する姿を見て、最終回リードしていたら来るな、と思いました。大谷翔平は先頭ジェフ・マクニール(ニューヨーク・メッツ)に四球を許しましたが、続くムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)を4-6-3のダブルプレーに仕留め、最後はロサンゼルス・エンゼルスでチームメイトのマイク・トラウトとの勝負という、誰が書いたんだ、こんな脚本、というものすごいことになりました。球場は大歓声に包まれました。1球目ボール…スライダー(141km/h)、2球目ストライク(空振り)…ストレート(160km/h)、3球目ボール…ストレート(160km/h)、4球目ストライク(空振り)…ストレート(160km/h)、5球目ボール…ストレート(164km/h)、これは外角にはずれ、中村捕手が捕れません。6球目三振(空振り)…48cmも横に曲がるスライダー(140km/h)でした。その瞬間大谷翔平はグラブを投げ捨て、帽子を放って吠えました。


WBC2023が残したもの
 今回のWBC2023では栗山英樹監督の野球というものが、新しい野球の指導者像として浮かび上がりました。侍ジャパンの全員を、仲の良い集団に仕上げたこと、若い力を生き生きと躍動させたこと、信じる力、どれもこれまでとは一味違ったものでした。そもそも大谷翔平の二刀流を認め、信じて、更にアメリカまで送り出したことは、これまでの常識を覆すものでした。また、ハンカチ王子斎藤佑樹投手は、他の球団であればとっくにクビであったはずですが、辛抱強く待ったこと、結局斎藤の11年間の通算成績は、89試合(63先発)364回3分の2、15勝26敗、防御率4.34。キャリアハイは1年目で19試合(19先発)6勝6敗、107回、防御率2.69。右肘、右肩などの故障に苦しみ、2021年をもって引退しました。日本ハムが、ほぼ戦力外の斎藤に契約金とあわせて11年間で4億円近くも払っていたのは不思議でした。斎藤佑樹はタレント性がありますから、野球を離れても長嶋一茂のように生きていけるでしょう。ダルビッシュが2月のキャンプ当初から来て、若い選手たちに指導したり、選手の和を醸成したりしたことも大きかったでしょうが、大谷翔平も吉田正尚もヌートバーも、栗山監督だから参加したと言えるようです。メジャー球団も大谷翔平を育成した栗山監督なら仕方ないと思ったようです。いま子どもたちの野球人気は低下していて娯楽の多様化により、ゲームやサッカーのほうが人気があります。野球界が転換点に直面している、「野球は楽しいものだ」と認識してもらうために何をすべきか、メジャーのスター軍団に負けない若い力を選出し、技術と精神力を見せつけることで、日本野球の未来を明るくしようとしたのでしょう。それは見事な結果を出し、若手が躍動し、野球は楽しい、3年後も選ばれたいという言葉で溢れました。


(日刊スポーツより)

WBCへのメジャー球団の対応
 今大会に対してMLBの本気度が分かったのは、WBCに選手を送り込む数の多さです。最も多いのはヒューストン・アストロズとセントルイス・カージナルスの13人、最も少ないチームはオークランド・アスレチックス、サンフランシスコ・ジャイアンツ、そしてテキサス・レンジャーズの2人です。なんと、合計97人が、各国代表として出場したのです。エンゼルスは今回のWBCにとても協力的でした。アメリカ代表のキャプテン;マイク・トラウト外野手初め、日本代表;大谷翔平投手、メキシコ代表;パトリック・サンドバル投手、コロンビア代表;ジオバニー・ウルシェラ内野手、イタリア代表;デビッド・フレッチャー内野手、パナマ代表;ハイメ・バリア投手、ベネズエラ代表;ホセ・キハダ投手とルイス・レンヒーフォ内野手、イスラエル代表;ザック・ワイス投手と9人が出場しました。またメキシコのギル監督はロサンゼルス・エンゼルスの内野コーチであり、準決勝で負けた後、「我々は最善を尽くした。脱帽するしかない。今夜は野球界が勝利したんだ」と語りました。

WBC裏話
 イタリア代表で3打点と大活躍のドミニク・フレッチャーの兄、デビッド・フレッチャー内野手は、イタリア代表の9番として先発の大谷と2度対戦し、5回に右前打を放ちました。ロサンゼルス・エンゼルスで大谷と同僚で同じ28歳、大の仲良しで知られます。試合後大谷翔平について聞かれると「彼は間違いなく全力でプレーしていた。本当に気合が入っていたよ。彼との対戦はもちろん楽しみにしていた。東京ドームで彼と対戦できたのは現実離れしていたよ。ファンも素晴らしく、試合に熱中していた。エキサイティングだったよ」と話しました。
 米国・デローサ監督は、大谷とトラウトの対戦で幕切れになったことに対し、「まるで台本があるかのような展開で、違う結末を期待していたが、野球界とファンの勝利だ、オオタニはどのような状況でも動じない」と語りました。大谷と対戦した主将トラウトについて「彼が深い深呼吸をして感情をコントロールしているのが分かった」と言い、「自分だったら、あのような場面に立つ姿を想像できない。地球上最高の選手であり、チームメートでもある2人が向かい合っているんだ」と語り、二刀流で活躍し大会MVPに輝いた大谷に関しては「彼のやっていることは、おそらくこの大会に出た選手の9割がリトルリーグやユース大会で同じことをやってきたかもしれないが、彼は最高の舞台でそれを続けることができている。野球界のユニコーン(唯一無二の存在)。他にも試してみる選手はいるだろうが、彼のレベルでできる人はいないだろう」と称賛を惜しみませんでした。


2021年ア・リーグMVPの大谷翔平投手を紹介する岩手日報号外

グランドセイコーの腕時計をプレゼント
 カージナルスに戻ったヌートバー選手は、一躍スターになって戻ってきたと話題になっています。大谷翔平選手と冗談を言い合えるほど仲良くなれたと話すヌートバー選手に記者から「次回大会も日本代表でプレーしたいか」と質問されると、「実は腕時計をプレゼントしてくれたんだ。そのとき2026年のWBCで、日本代表に戻ってこなかったり、他の国の代表になったりしたら、それを返してもらうからね、と言われたんだ」と答えたそうです。エンゼルスに戻りマイナーとの練習試合に登板した大谷翔平選手にこのエピソードについて訊ねたら、「彼とご飯を食べている時に『どこのなの?』とか。欲しそうな感じだったので。僕が付けているのを単純に。そんなに使い込んでないですけどね。比較的新しいヤツですけど、欲しそうだったので」との答えだったそうです。新品ではなくて、大谷選手が身に着けていた、というところに価値がありますね。この腕時計は「グランドセイコー SLGH005」で、その価格は¥1,155,000円だそうです。このエピソード、ヌートバー選手が披露して分かったのですが、実はとんでもない宣伝効果なのです。誰しも、大谷翔平選手の腕時計?ロレックスかな?なんて思うでしょうが、グランドセイコーというところに意味があるのです。大谷翔平選手はグランドセイコーのアンバサダーなのです。したがって彼が身に着けているだけで、宣伝効果があるのです。バットやシューズ、ウェアなどで契約するのを見かけますが、時計もそうなのでしょう。岩手県奥州市出身の大谷翔平選手は、盛岡市との間に有る宮澤賢治のふるさと花巻市の花巻東高校で活躍しました。先輩の菊池雄星投手は、このたび岩手県営球場が移転・新設オープンした「きたぎんボールパーク」のある盛岡市の岩手飯岡駅から南の花巻東高校で活躍しました。二人はそれぞれ北と南に向かったわけですが、盛岡市から国道46号線を真西に向かって、右(北)が小岩井農場、左(南)が繋温泉、真っ直ぐ(西)が秋田県田沢湖という「尾入十文字」の処にあるのがこの高級時計の製造元「グランドセイコースタジオ雫石」です。この辺り一帯は焼肉冷麺街道と呼ばれますが、爽やかな林に包まれた、空気と水のとても美味しい地帯で、宮澤賢治が盛岡第一高等学校と、その向かいの盛岡高等農林学校(現在の国立大学法人岩手大学農学部)に在学していたころ、歩いてよく訪れた地域です。賢治はこの一帯の光景がとても好きだったのです。ただし念のため付け加えますと、賢治がここまで来るには12km歩いたわけで、速足で2時間半ぐらいかかったと思われます。賢治が愛した小岩井農場までは更に6km以上、賢治が大好きだった風景の七ツ森(澤藤の実家があったところ)は1km以上あります。昔の人は健脚でした。


大谷翔平選手と服部会長(©報知新聞社)

 セイコーウオッチ株式会社は、2021年12月に広告出演契約を結んだエンゼルス・大谷翔平投手に、2021年ア・リーグMVP受賞を記念して、高級腕時計「グランドセイコーEvolution 9 Collection SLGH005」を贈呈したそうです。岩手県盛岡市から10年前のNHK朝ドラ「あまちゃん」の舞台;久慈市に向かう途中、葛巻町と久慈市の境界にある平庭高原の白樺美林をダイヤルにあしらい、同じく雫石町にある「グランドセイコースタジオ雫石」(盛岡セイコー工業株式会社内の雫石高級時計工房にある)にて製造された時計です。時計業界で最も権威ある賞とされるジュネーブ時計グランプリの2021年度「メンズウオッチ」部門賞を受賞したグランドセイコーの次世代を担う高級モデルです。大谷翔平選手は「雫石町は、花巻市から比較的近いので、このモデルが組み立てられているスタジオにも、いつか訪れてみたいですね」と話し、同社の服部会長は「MVPを獲得した大谷選手の腕に、ジュネーブ時計グランプリのメンズウオッチ部門賞を受賞したグランドセイコーが重なった姿を見て、とても嬉しいですし光栄です」とコメントしたそうです。オオタニサンはエンゼルスの年棒40億円より広告出演料46億円のほうが多く、合わせるとメジャー最高だそうですから、アメリカからプライベートジェットで日本にやって来ることなんて、なんちゅうことないでしょうね。


グランドセイコー SLGH005 雫石の高級時計工房で作られています(同社ホームページから)

愛すべき大谷翔平
 日本がWBCで優勝した後、マイアミのローンデポ・パークで大谷翔平がインタビューを受けました。このインタビューの内容には米国内でも称賛の嵐でしたが、韓国では違う意味で話題となったようです。インタビュアーが「日本の野球がこれでますます注目されるでしょう」と述べた後、大谷翔平に意見を求めると「日本だけじゃなくて、韓国もそうですし、台湾も中国も。またその他の国ももっともっと野球を大好きになってもらえるように。その一歩として優勝できたことが良かったなと思いますし。そうなってくれることを願っています」と答えたのです。優勝した国の選手が、1次ラウンドで敗退した他のアジアの国々を勇気づけるようなエールを送るなんて・・・韓国メディアで大谷翔平は「ゴッドタニ(God+tani:神タニ)」、「キングタニ(King tani)」、「お坊っちゃん」などと呼ばれているそうです。GodとKingは文字通り「頂上にいる」という意味ですが、お坊ちゃんというのは「育ちが良く皆に愛される存在」というイメージだそうです。日本のスーパースターとして韓国でも名前がよく知られているイチローの場合は成績、そして選手としては文句のつけようがない「レジェンド」ですが、大谷とは違い「孤高の求道者」、カリスマ性が強く「近寄りがたい存在」というイメージが韓国では強いそうです。確かにWBC終了後イチローが「日本が優勝できたのはダルビッシュのお蔭だ」と讃えたのに対し、ダルビッシュが「イチローさんに褒められるなんて有り得ないことなので光栄です」と喜んだのをみても、イチローはそれだけの存在なのです。一方で、ダルビッシュがWBCに参戦する決意を固めたのは大谷翔平からの誘いがあったからだそうです。日本が優勝するためにはこのレジェンドが必要だと考えた大谷翔平のプランがあったのでしょう。大谷翔平には常にプランが有り、それを実現するために自分を律しながら周りの人間を惹きつけて行く力を持っています。子どもたちからも、年上の人たちからも愛される存在であるのは、その人柄や、出る言葉のお茶目でありながら思わずニヤッとしてしまうところ、ユーモアとも違う、お世辞とも違いますが、思わずこのヒト好きになってしまいそう、というところです。それは子どもの頃から醸成してきたもので、ただ野球をやっていただけではないということです。グラウンドやダッグアウトに落ちたゴミを拾う姿や、プロ選手らしからぬ質素で素朴な生活を送り、謙虚で周りの人への配慮を欠かさず、いつも笑顔で選手とファンに接する姿・・・あっ、これで気付かされました。花巻育ちの宮澤賢治そっくりですね。大谷翔平のこうしたエピソードが韓国では伝えられて、好感を持たれていて、このようなスタイルのプロ野球選手は韓国には居ないので、韓国の野球ファンは大谷翔平をスーパースターながら愛すべき存在ととらえているそうです。もっともこうした評価は米国ですでに確立しているので、このWBCで改めて見た大谷翔平は、韓国の野球ファンにとって一段と愛すべき存在になったようです。

憧れの大谷翔平
 大谷翔平に関してはいろいろな報道がありましたが、米国の記者が東京ドームでのプールBの試合を取材するために日本に来て驚いたのは、町中いたるところに大谷翔平の写真が見られ、TV画面やネット画像もオオタニだらけで、日本における大谷人気は全盛期の米国におけるマイケル・ジョーダンを越えていると感じたそうです。大谷翔平はオフに日本に来て、ほぼ都内のマンションでお母さんと一緒に暮らしながら、筋トレしているのですがメディアへはほとんど登場しません。膨大なスポンサー契約があるので、この時間でこなしているのです。メジャーのシーズン中は過酷なスケジュール、ましてや二刀流ですから、野球に集中しています。日本に居ながら自分を律し、チャラチャラすることなく筋トレしているというのはスゴイことです。あの筋肉隆々の上半身、胸板の厚さ、腕の太さ、足の長さ、それで小顔、いったい何頭身?格好良さで他の大柄なメジャー選手に勝っています。大柄なのに足も速く、投げて打って走る、「君はどこの惑星から来たの?」と問われて「ニッポンの片田舎です」と答えたそうですよ。ニッポンの片田舎じゃないとこういう人間は出来上がらないのでしょうか。マイアミのローンデポ・パークでの試合前のバッティング練習では、大谷翔平の番が来ると球場中の目がバッティングケージに注がれ、記者や解説で来ている過去の大物メジャーリーガーたちも皆集まってきて眺めるのですが、打球が右翼席上段にポンポン打ち込まれると、皆唖然として見送って「スゴイ!」と言ったそうです。米国の野球少年にとってもオオタニは憧れの存在だそうです。


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PDCAを回す大谷翔平、愛読書は「論語と算盤」
 大谷翔平は高校を卒業したら大リーグに行く、と言っていました。それを翻意させて日本ハム入りさせたスカウトは、日本ハムファイターズの大渕隆スカウト部長とのこと。大渕さんが作った30ページに及ぶ資料「夢への道しるべ〜日本スポーツにおける若年期海外進出の考察〜」を読んだからだと言われます。大渕さん曰く「翻意というより、大谷選手が我々から新たな情報を入手し、彼自身の意思が明確になっただけです、交渉の潮目が変わったのは『投手も打者も両方やっていいよ』と伝えたときです」と言います。「大谷選手は高校時代、監督の指導ですでに自分を成長させる手法を会得していました。本を読むとか、短・中・長期で目標を立てるとか。こうした、その後にずっと生きてくる『自ら考える力』を選手が持っているかどうかをスカウトする上で重視しています」とのこと。「ファイターズ入りが決まった10年前、当時の栗山英樹監督や花巻東高校の佐々木洋監督は『世界一の選手になる』と口にしていましたが、私はここまでになるとは思っていませんでした。想像力が追いつかない選手です。在籍した5年間、様々なことを試す中で現在の基礎を固めたのだと思います。1年目のオフには、フォームなどの動作解析をしてもらおうと自ら筑波大学に行っていました。2年目のオフには、パッと見て分かるほど筋量が増えていました。栗山監督を含め、球団の関係者が『筋肉のつけすぎでは』と心配しても、大谷選手にとっては笑いごと。自身で決めたテーマに沿って、PDCA(計画→実行→評価→改善)を回していただけなのでしょう。結果、4、5年目くらいから、フリー打撃でとんでもない打球を放っていた。パワーだけではなく、ボールをバットに乗せる技術がかけあわさっていました」とのことでした。
 大谷翔平の愛読書は「論語と算盤」です。日本ハム時代の栗山英樹監督は、試合の指揮やチームを運営する際の自らの指南書として、新人選手に一冊ずつ手渡していました。「論語と算盤」をテーマに選手に講義もしました。セ・リーグでは、中日の根尾昂選手が高校時代から愛読書にしているそうです。医師の父から毎月、本が大阪桐蔭高校の寮に送られ、その中で気に入った一冊が「論語と算盤」でした。栗山監督は「野球は論語と算盤の意識を持ってやることが重要だ」と言います。野球では走者を進塁させる送りバントや、大差がついた試合での敗戦処理の登板など、自らを犠牲にするプレーが求められます。私心を捨てて人のために尽くすという論語の精神は、まさにピッタリなのです。「論語と算盤」は渋沢栄一の講演をまとめた本です。「士魂商才」と「至誠」という、道義に則った商売の必要性を説いた経営哲学論です。道徳を説く論語と、もうけを意味する算盤は相矛盾した関係と見られがちですが、「異質な二つを両立させ、新しい価値を生む」ことが渋沢栄一の考えでした。
 大谷翔平は2013年に日本ハムに入団後、目標をつづるシートに「メジャーに行く」「160キロを投げる」とともに、「論語と算盤を読む」と書きました。投手と打者の二刀流を日本でも米国でも実現した大谷選手は、野球界での「論語と算盤」の体現者なのです。しかも花巻東高時代に作った人生目標シートでは、27歳の欄に「WBC日本代表MVP」とはっきり記しています。しかし、新型コロナウイルスの影響で開催が延期になりました。侍ジャパンの栗山英樹監督について、大会前には「お世話になった監督なので、こういう舞台でできるというのは、特別な思いですし、一緒に優勝できれば、これ以上ないかなと思います」と語り、自らのプランを28歳で迎えたWBC初出場で実現しました。全7試合で安打を記録、打率.435、1本塁打、8打点をマーク、投手では1次ラウンド最初の中国戦、準々決勝・イタリア戦と2勝、決勝戦では1点差の9回から救援して同僚トラウトを空振り三振、セーブを挙げてMVPになりました。


(読売新聞Online)

「かなと思う」大谷翔平
 ちなみに大谷翔平が話すとき「かなと思います」と言うのは何故か?他人事のような言い方ですね。スポーツ選手や芸能人ら若い有名人は、この語尾の言い方をする人が結構いて、「と思います」と断言するのではなく、「かなと思います」と言えば、他者の心の平穏を保つための「和らげ」になり、自らの立場を批判から守っている表現なのだろうと言われています。「かな」と思わないで「だ」と思えよ、と言いたくなりますが、こういう表現の仕方によって、沢山の選択肢の中から自分はコレを選んだんですよというニュアンスを相手に伝えられるのだ、ということです。他人を不快にさせまいとする表現法なんですね。日本語は、語尾に動詞が来るので、話していて「あ、まずい・・・」と思ったら、最後に語調を変化させることができるので便利です。しかし、英語では、動詞は主語のすぐ後に来るので、語調が最初から決まってしまいます。もちろん、最後に修正する手立てはありますが、話し始める前に頭を回転させて、前置きをするように、語調を考えておかなければならないという言語です。相手にとって否定的なコメントは、どうしても嫌なことなので、それを和らげて伝えるため、英語では嫌なことを言う前には一旦相手を肯定したりした後で、Butと言ったりします。That is a good idea. But...といった感じです。一旦相手を上げたあと、自分の本音を吐露するのですが、やはり大谷翔平流に「かなと思います」という柔らかな空気感を出すにはどう言えば良いでしょうか? コレ違ってるよ=This is wrong. と言わないで、Good job, but I am afraid it is not quite correct.=頑張ったね、でも、正しいとは言えないかなぁと思うんだ という表現です。私たちも相手と話すとき、不快にさせないように心掛けたほうが無難です。

小学生の皆さん、楽しい野球をしてみませんか・・・
大井ウエストで SHOW TIME!


ページTOPへ  2016先輩が練習を手伝ってくれました

 2023年3月5日(日)、2016年主将だった田口成(ジョウ)、エース:松原寛太(カンタ)、名捕手:澤口聖(アキラ)が来て、練習を手伝ってくれました。彼らが大井ウエストを卒業してから6年が過ぎたということは高校卒業ということです。18歳は成人です。また新たな旅立ちということです。ちなみに2016年度は水上康平(コウヘイ)、倭 祐茉(ヤマト ユウマ)、柿沼斗空(トア)、熊倉 柚(ユウ) と合わせて6年生7人、2023年度と同じです。公式戦41勝9敗、優勝4回、準優勝1回(抽選負けなので実質優勝と同じ)、第3位2回という素晴らしい成績でした。夢よ、もう一度!


ページTOPへ  学校応援団へ感謝

 2023年3月に西原小学校から学校応援団へ感謝の意を込めて6年生が作った「柑橘柄コースター」を頂きました。これについては2022年TOPICSをご覧ください


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試合の前には松栄庵の合せ勝つ重を食べましょう→クリック

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