大井ウエスト

トピックス2020



大井ウエストでのトピックス各種ご紹介します

 田中将大楽天復帰 
 西原小校庭の出来事   2012年先輩成人   西原小エンカル散布とグラウンド納め   都市対抗野球大会HONDA優勝 
 西原小紅葉風景   秋季関東高校野球大会   秋季埼玉県高校野球大会   夏季埼玉県高校野球大会 
 甲子園高校野球交流試合   KIDSとOLDの真剣勝負   コロナ禍で試合続々中止   溜り場松栄庵 

ページTOPへ  田中将大投手楽天復帰

2021年1月28日、ニューヨーク・ヤンキースをFA(フリーエージェント)となっていた田中将大投手が楽天に復帰するというニュースは、日本中に歓喜のフィーバーを巻き起こしました。メジャー現役バリバリの投手です。今のパ・リーグの主力打者は、対戦したことが無い選手も多いでしょう。しかし2013年の記録と記憶は、野球ファンであれば誰もが鮮明に思い出すはずです。シーズン開幕から24連勝、無敵の絶対エースは楽天を初の日本一へと導き、震災復興を目指す東北の「シンボル」となり、そのままアメリカへと旅立ちました。今年で東日本大震災から節目の10年目を迎えます。ヤンキースに移籍後も、被災地訪問やチャリティ活動など、復興支援を精力的に続ける田中まーくんは、「今が自分にとって意味のあるタイミングなんじゃないかと思った」と楽天入団の動機を述べました。まだアメリカでやり残したことがあると思っているので2年契約としたようです。東京五輪への思いも述べました。楽天の強力投手陣にまーくんが加わると、ソフトバンクやライオンズも真っ青ということが考えられます。今年は仙台フィーバーも十分考えられます。恩師である野村監督、星野監督はもう居ません。天国に向かって良い報告ができるでしょうか?将来プロ野球選手を目指したいという夢を持っている子どもたちも、田中将大投手の気合のこもった投球を見たらワクワクするでしょう。マウンドで見せるあの負けん気の強い顔は、ピッチャーの手本です。さあ、今年のプロ野球は楽しみだ!


YAHOO!ニュースより

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【1】 2021年1月30日(土) ふじみ野市が設置している防災倉庫が新品に交換されました。ピッカピカです
【2】 2021年1月10日(日) この日の朝は寒く、校庭トイレの手洗いの蛇口から水が出ず、凍結しているのだろうと話していました。午前、上福岡第五クラブが来てグラウンド北側で練習していました。突然このトイレの給水管から水がジョージョーと噴水のように噴き出て、ブランコのほうに溜り出しました。
近くの横山水道工業所に電話してみましたが休みとみえて出ません。よく考えたら学校の設備はふじみ野市の所管なので、勝手に水道屋さんに電話してもダメですね。ウエストのお母さんたちが市役所に電話して、ああだ、こうだとやりとりしていました。
スッタモンダしているうちに水の排出が止まりましたが、他の手洗い所の水もみな出ません。どうやら、校門近くの量水器のところの元栓バルブを誰かが閉めたようです。
そのうちに業者がやってきて、保温カバーを外したら、L字形塩ビパイプが欠け落ちていました。一旦引き揚げて、再び夕方やってきて修理、下記写真のようにカバーの色がネズミ色なのが旧、白いのが新です。
長年グラウンドで練習していますが、こんなこと初めてです。寒い朝の出来事でした
【3】 2021年2月7日(日)校舎北側の大銀杏が、ものの見事に剪定されて、枝が落とされ、丸裸になっていました。銀杏は世界最古の樹木、その生命力は並々ならぬものなので、こんな姿になっても1年で見事な枝振りに変身します。この他にも、西原小構内のいろいろな樹木の枝が落とされています。

新しい防災倉庫に交換されました

校庭トイレの給水管破損修理

銀杏剪定

ページTOPへ  2012先輩が成人、おめでとう!

2021年1月11日(月・成人の日)、ふじみ野市役所本庁舎前駐車場に於いて成人式(ふじみ野市ホームページ)が行われました。新型コロナウイルス感染対策のため急遽会場変更で屋外開催となったものです。終了後2012年先輩2名が吉田お母さんと共に挨拶に来てくれました。2012年は6年生が4人だけ、38勝11敗勝率7割7分5厘の優秀な成績でしたが、優勝は1回だけ、今年と同じく、ふじみ野市秋季大会で、年度最後の試合、亀久保小学校での決勝戦で亀少クラブを破っての有終の美でした

ちなみに2022年4月1日から改定民法施行により成人は18歳になります。しかし18歳と言えば高校3年生の人が多いことから、ふじみ野市の成人式はこれまで同様20歳対象に行うと市から発表されています。ただし「成人式」という名称は変わるようです(未定)。2022年にハタチのOBは2013年の6年生・・・内藤匠之介(主将)、川井田流碧(ルイ)、柿沼大翔、伊藤 優、巽 竜、湊 陽向(ヒナタ)、最多勝メンバーですね。ちなみに2014年・・・渡辺巧真(タクマ主将)、小甲梓馬(アズマ)、矢野壮真(ソウマ)のサンマトリオと、2015年・・・長谷川大和(ヤマト主将)、井上陽太(ヨウタ)、瀬戸尾侑宏(ユキヒロ)、長田 頼(ライ)もオトナになるわけです。


その試合での勝利投手は小河原瞬(上左から2番目)、セーブは吉田健太郎(上左端)でした

わずか4人の6年生で、こんなにたくさんのカップや楯を獲得しました
キャプテンは杉浦辰哉(左から2番目)、今年度も練習を手伝ってくれましたね


ページTOPへ   西原小グラウンド納め

良く晴れた2020年12月20日(日)、西原小学校のグラウンドにエンカル(塩化カルシウム)を散布しました。塩化カルシウム(CaCl2)は、吸湿・保水性に富み、水によく溶解し、溶解熱が高い性質を持つため、乾燥・除湿剤をはじめ、グラウンド等の砂埃発生の防止、凍結防止・融雪剤等に利用されます。北国の道路等ではよく撒いている光景を見かけますね。土中に浸透する前に雨が降ると流れてしまうので、散布後数日は晴れ予報の時に散布します。ひと冬は効果持続します。経口吸入してはまずいので、散布する場合には、手袋、マスクを装着して行いました

2020年12月20日(日)昼をもって本年の練習終了、1年間西原小学校のグラウンドを使わせていただいたことに感謝し、マウンドと四つの塁に塩とお神酒を捧げた後、吉田 舜主将の音頭で手締め式を行いました

山ア父母会長は何やってるんでしょう?グラウンド・スキー?ダンス? いいえ写真撮影です

ページTOPへ  第91回都市対抗野球大会でHonda(狭山市)優勝

甲子園の高校野球はじめ、あまたのアマチュア野球大会が中止となる中、唯一行われた社会人野球の最高峰「第91回都市対抗野球大会」は、観客数を絞り、鳴り物や大声での応援が禁じられる中でも、野球ファン待望の大会でした。決勝戦は12月3日、Honda(狭山市、南関東第一代表・4年連続34回目)がNTT東日本(東京都、東京第二代表・5年連続34回目)を4−1で破り、3回目の優勝を成し遂げました。二回戦や準決勝での苦しい戦いを勝ち抜いた結果であり、野球は紙一重の勝負を潜り抜けて初めて頂点に立てるものということを実感させるものでした。ホンダ狭山の野球チームはじめ関係者の皆様に、心からお祝いを申し上げます。おめでとうございます、成田さん!


ページTOPへ  西原小紅葉風景

2020年11月28日(土)の西原小学校紅葉の模様です

体育館脇のモミジは下葉が緑色、上に行くに連れて黄色→橙→紅→茶色と見事な色模様


まだ緑っぽいのに落葉するイチョウ

落葉

太陽光発電所の向こうにケヤキ

ナラの木とケヤキ 葉がまだ青い

モミジ

ピラカンサス


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昌平、細田学園共に一回戦敗退




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組合せと結果



細田学園は常に先行され、昌平に惜敗、優勝成らず
1 2 3 4 5 6 7 8 9
昌 平 2 1 1 0 0 0 0 2 0 6
細田学園 1 1 0 1 0 0 0 2 0 5

 9月30日(水)県営大宮球場で行われた決勝戦、無観客試合なので応援に行けません。そこで「一球速報.com」を見ながら試合展開を手に汗握りながら見守りました。お世話になりました。有難うございます。
 先攻は昌平、細田学園は今大会緒戦二回戦川口工戦以外は後攻です。スターティングオーダーは昌平が7番サード小林飛雄馬だけが1年生で全員背番号ひと桁、不動のオーダーです。先発投手は9番背番号1エース田村です。控は美しく10〜20番が揃っていて、その中に1年生が8人います。細田学園は先発全員2年生、1〜5番が背番号ひと桁、6番以降はふた桁で、控は前日169球投げた背番号1エース松本悠希、背番号4野口謙伸、背番号5長久保佳敬(亀少クラブのとき散々痛めつけられましたね)、背番号9近藤拳士朗がひと桁で、これらいつもの先発オーダーに替えて6番背番号15サード八木、7番背番号19ライト勝頼、9番背番号14セカンド岩本を先発させ、投手は今大会初先発8番背番号11寺垣です。決勝戦で大胆にメンバーを入替えてきた丸山監督の狙いや如何に?なお控の背番号12加藤賢幸だけが1年生です。ここまでの戦績を見れば、昌平は5人の投手でこまめに継投策をとり、1回戦から準決勝までの5戦はエース田村が最後の抑え、決勝戦は満を持しての先発でした。防御率は2点台から4点台、失策は6試合でわずか3個と堅守を誇ります。打撃はハンパ無くて、2割台が二人だけ、ほかは3割、4割、5割、6割、長打も多いものすごく破壊力のある打線です。一方の細田学園は5試合でエラー8個ですが、投手が良くて、エース松本が3試合先発完投、花咲徳栄との準々決勝のみ土壇場リリーフし、防御率1.55、背番号18飯吉陽来が花咲徳栄との準々決勝先発して好投、決勝でもロングリリーフして防御率1.72、この二人の活躍が鍵でした。打撃は先発陣で瀬戸尾侑宏だけが高率で、他は福垣太朗.250が最高、吉野壮真捕手.235、長久保佳敬.231、あとは1割台以下、これでよく決勝戦まで来れたものと思いますが、ここが野球の面白いところです。どんなに優秀な選手を揃えても、チームワーク、チームプレーに優れているチームには負けることがある、そして投手力がやはり大きな比重を占めるのです。点をとれなければ勝てないのです。
 1回表、細田学園は寺垣を先発させましたが、昌平1番寺山がライト前ヒット、2番大熊がキッチリ送り、準決勝まで打率.786、高校通算35本塁打、プロ注目の3番吉野創士に2ランホームランを打たれ先制されました。なお二死満塁のピンチはなんとか逃れ、三者残塁。1回裏細田学園は一死から2番苑田がヒットして盗塁、3番瀬戸尾はフルカウントから7球目を見極めて歩き、2塁走者が盗塁で3塁へ、一死1、3塁、4番吉野壮真が中犠飛で、3塁走者が生還、犠飛で1点返して2-1。しかし5番加藤海輝の打席で1塁走者の瀬戸尾が飛び出し、キャッチャーから2塁送球アウトでチェンジ。2回表、昌平は打率ナンバー1の9番ピッチャー田村がヒットで出て、1番がキッチリ送り、2番死球でこれはイカン、ピッチャー交代、花咲徳栄戦で好投した飯吉をマウンドへ、怖い3番吉野創士はセンターフライに仕留めましたが、4番古賀に左翼線二塁打を打たれ1点追加され3-1、なお二死2、3塁、5番ピッチャーゴロでチェンジ、二者残塁。2回裏細田学園は一死から6番八木四球で出ましたが飛び出して挟まれアウト。すると7番勝頼ヒット、得てしてこうなります。ここで盗塁成功、二死2塁から8番ピッチャーの飯吉がタイムリーヒットして1点返し3-2、9番岩本もセンター前ヒットして二死1、2塁から1番に返って福垣フルカウントから打って、コレがピッチャーライナー!惜しい、二者残塁。3回表昌平6番川田ショート内野安打、1塁悪送球で無死2塁、7番小林がキッチリ送り一死3塁、昌平はこういうところ実に手堅い。8番後藤ボール1からスクイズ成功、4-2、二死ランナーは居なくなりましたが、9番ピッチャー田村がまたしてもセンター前ヒット、1番に返り寺山センターへ二塁打、二死2、3塁、しかし2番大熊ショートゴロでチェンジ、二者残塁。3回裏細田学園は2番苑田サードフライで一死、3番瀬戸尾ストレートの四球、4番吉野壮真ショートフライで二死、5番加藤海輝死球、6番八木うまくサード前に転がしバントヒットで二死満塁、7番勝頼空振り三振で三者残塁。3回まで昌平は8安打、犠打3で4得点、7残塁、細田学園は5安打、犠打無しで2得点、5残塁、塁上死2が痛いですね。点の取り合いです。
 4回表昌平3番吉野創士ライトフライ、4番古賀安打、6番川田四球で二死1、2塁とするも二者残塁。4回裏細田学園は9番岩本死球、1番福垣3塁前にバントヒットで一死1、2塁から2番苑田が右へタイムリー二塁打して1点返し4-3、1塁ランナーが福垣が足を生かして長躯本塁狙うも9→4→2送球タッチアウト!瀬戸尾セカンドゴロで苑田2塁残塁。5回表昌平当っている9番ピッチャー田村に代打を送るも三者凡退、飯吉の好投続きます。5回裏昌平のピッチャーは一回戦、三回戦に先発している川島に替わります。細田学園は4番吉野壮真セカンドゴロで一死、5番加藤海輝四球でランナーが出て7番勝頼に代打;斎藤伶央、パスボールで二死2塁となりますが斎藤伶央はボール3からレフトフライに倒れて加藤海輝2塁残塁。6回表細田学園の守備交代、代打;斎藤伶央に替えてライトへ木村優斗を入れます。昌平2番大熊ショートゴロで一死、3番吉野創士ショートフライ、エラーで出塁しますが後続倒れ残塁。6回裏細田学園は8番、9番倒れて二死から1番福垣センター前ヒットで出ましたが、2番苑田が見逃し三振で残塁。4〜6回は昌平1安打無得点3残塁、細田学園は3安打1得点3残塁、1点差に追い上げた細田学園が飯吉の好投もあってやや流れが来ている感じ。
 7回表昌平は6番から三者凡退、7回裏細田学園は3番瀬戸尾から、レフトへ流してヒット、4番吉野壮真がキッチリ送り、5番加藤海輝サードゴロ1塁送球の間に3塁へ進み、同点のチャンスですが6番八木レフトフライで残塁。8回表昌平は一死から1番に返って寺山レフト前ヒット、2番大熊に代打大園、四球で歩いて1、2塁、迎えるは強打者吉野創士なので守備タイムを取ります。吉野セカンドフライで二死1、2塁、ホッとしたら4番古賀が左翼へタイムリー二塁打して一挙2点6-3と突き放されました。なお5番福地が投手横へのバントヒットで二死1、3塁、6番川田ショートフライでチェンジ、二者残塁。8回裏細田学園は7番木村優斗に代打佐藤皓崇、死球で出て、代走近藤拳士朗、8番ピッチャーの飯吉がセンター前ヒットして無死1、2塁、ここで昌平も守備タイムを取ります。9番岩本がしてくることへの内野陣守備確認です。初球バント、ピッチャー捕って3塁送球、1死1、2塁となりました。1番に返って福垣フルカウントから見極めて一死満塁、2番苑田は打ち上げてしまいセカンドフライで2アウト、さあ我らが期待の3番瀬戸尾侑宏だ!センター左へ2点タイムリーヒットで6-5と追い上げます。4番吉野壮真ショートゴロで二者残塁。9回表昌平はピッチャー川島が安打するも無得点、9回裏細田学園は5番加藤海輝レフトフライ、6番八木ショートフライ、7番近藤拳士朗はライトフライで三者凡退、試合終了。7〜9回は昌平4安打2得点3残塁、細田学園は3安打2得点3残塁、双方互角でした。昌平13安打、細田学園11安打、エラーは昌平0、細田学園2、残塁は昌平13、細田学園11、やはり決勝ともなるとピッチャー疲れていて、細田学園はエースを投げさせられない、今大会初先発の寺垣にはやはり重荷でした。しかし飯吉陽来がこの日も本当に良く投げました。ピッチャーの豊富な昌平が、各試合うまくローテーションさせ、エースの田村を全試合投げさせられた、これから連戦勝ち抜くためにはこういう投手起用の時代なのでしょう。打線にしても不動の昌平が驚異的な高打率ながら、負けじと決勝戦で打ちまくった細田学園、アッパレでした。侑宏は5打席3打数2安打、2四球、2打点の活躍でした。

侑宏活躍!


打席の侑宏(高校野球ドットコムより)

8回裏2点タイムリーの侑宏(高校野球ドットコムより)
今大会5試合で23打席18打数9安打、打率.500、得点5、打点4、四球3、三振0、浦和実戦の12回裏サヨナラ2ランが光りますね。失策0です

昌平と細田学園は10月24日(土)から千葉県で開催される関東大会に初出場します

10月11日(日)西原小学校での東入間準決勝を応援に来てくれた侑宏と冨士川監督
10月24日(土)から千葉県で開幕する第73回秋季関東地区高等学校野球大会(組合せ)に出場します
1回戦は10月25日(日)10時から柏の葉公園野球場で、山梨県1位の東海大甲府と対戦します。頑張れ!

 これまで浦和学院、花咲徳栄、春日部共栄などが代わる代わる君臨してきた埼玉県高校野球界の頂点に、夏は狭山ヶ丘が立ったというだけで歴史的だと下で書きました。しかも決勝の相手が昌平で、埼玉県も戦国時代に入ってきたのかもしれませんとも書きました。それが3年生が引退して新メンバーとなった秋は頂点が昌平で、決勝の相手が細田学園、共に初尽くしです。戦国埼玉がこれでハッキリしましたが、だからと言って浦和学院、花咲徳栄、春日部共栄の戦力が落ちているわけではありません。もう一度戦ったら結果は別になっているかも?しかも山村学園や大宮東、浦和実、川越東、川口市立なども強さがハッキリしました。市立川越や狭山清陵、星野、川越工も上を狙える力があります。来年は戦国埼玉から眼が離せなくなりそうです。みんな、頑張れ!



細田学園が大宮東を破り決勝進出!

 9月29日(火)県営大宮球場で行われた準決勝、細田学園は公立の雄・大宮東との対戦、エース松本が完投しました。昌平は春日部共栄に3-1勝利

1 2 3 4 5 6 7 8 9
大宮東 0 0 1 0 0 1 0 0 0 2
細田学園 2 0 0 0 1 0 0 0 × 3



細田学園が花咲徳栄を破り準決勝進出!

 9月27日(日)県営大宮球場で行われた準々決勝、細田学園は前の試合でエースの松本投手が197球も投げたので、背番号18の飯吉を先発させました。ストレートの最速は115km/h、カーブは90km/h、超緩球に花咲徳栄の打者が打てません。三振もありませんが、引っかけて凡打、フライが多い、焦る、野選からの失点や送りバントの失敗など、打ち手がはまらず、散発4安打。ズルズルと進行し、9回にやっと1点返して3-2と1点差にしてなお無死一、二塁、ここで細田学園はエース松本が登板して抑えました。山村学園は春日部共栄に1回1点、2回5点奪われて、反撃空しく7回9-2コールド負け。

1 2 3 4 5 6 7 8 9
花咲徳栄 0 0 0 0 0 1 0 0 1 2
細田学園 0 0 0 0 1 2 0 0 × 3



細田学園が初のBEST8進出!侑宏サヨナラ2ラン

 9月25日(金)越谷市民球場で行われた秋季埼玉県高校野球大会で、細田学園は延長十二回、瀬戸尾侑宏のサヨナラ2ランで浦和実を6―4で下し、春夏秋を通じて初の8強入りを果たしました。浦和実は4人の投手を継投させましたが、細田学園はエースの松本投手が12回熱投しました。捕手の吉野が本塁打で助けました。センターを守る瀬戸尾侑宏は2015年先輩、2019年トピックスをご覧下さい。Bシード春日部共栄は市川越に11―1で六回コールド勝ち、今夏県大会準優勝の昌平は本庄東を9―2の七回コールドで退け、2連覇を狙うAシード花咲徳栄も叡明を寄せ付けず、11―1で五回コールド勝ちしました。いずれも来春の県大会のシード権を獲得しました。3回戦残り4試合(浦和学院―川越東、川口―大宮東、山村学園―狭山清陵、川口市立―川越工)は降雨のため、順延となりました。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
浦和実 0 1 0 1 0 1 1 0 0 0 0 0 4
細田学園 0 1 3 0 0 0 0 0 0 0 0 2X 6


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 新型コロナウイルスの影響で高校野球選手権埼玉大会が中止となり、その代替となる独自大会が行われました。8月8日〜8月23日の日程で、前年より4チーム少ない148チームが参加、東西南北の4地区に分かれて予選を行い、各地区を勝ち上がった4校で準決勝、決勝を行う形です。通常と異なり、7イニング制(延長の場合はタイブレーク)5回で試合成立、5回10点差コールドゲームです。1週間500球以内の投球数制限があり、申告故意四球(敬遠)が適用されました。無観客とし、野球部員と3年生部員1人につき保護者2人まで観戦可、3年生保護者が20人未満の場合は1、2年生の保護者も含めて20人まで可という形で行われました。例年応援に行っていましたが、今年はスタンドから応援できない特別な夏となりました。

主催:朝日新聞社のサイト→https://vk.sportsbull.jp/koshien/saitama/
埼玉高校野球情報局のサイト→http://saitama-baseball.com/
高校野球ドットコム→https://www.hb-nippon.com/saitama/report/2143-summer2020

 大井ウエストのOBが進む高校はおおむね「西部地区」ないし「南部地区」です。「東部地区」の花咲徳栄という人も居ましたが、これは寮生活となるので特別です。「北部地区」の松山や東農大三、秀明英光もそれほど遠くないですが、最も多い「西部地区」では、近場から、ふじみ野、富士見、所沢中央、所沢北、所沢商業、狭山ヶ丘、狭山清陵、山村学園、山村国際、埼玉平成、星野、西武文理、川越初雁、市立川越、武蔵越生、聖望学園などでした。「南部地区」では朝霞や朝霞西、浦和学院、細田学園に進んだ先輩もいました。こうやって見ると、ウエストOBたちはさすがに強豪校へ行ってるんですね。  

東部地区  結果(埼玉高校野球情報局)

 「東部地区」の絶対本命は花咲徳栄ですが、ここには私学の雄である春日部共栄が居ます。この二校は埼玉4強ですから通常の県大会では地区予選では当らず、県営大宮球場で激突するはずですが、この大会はシード制がとられていないので、地区三回戦でぶつかり、5-2で花咲徳栄が勝ちました。春日部共栄は昨秋も1年生バッテリーが主でしたが、この大会はオール3年生で臨みました。格別の配慮だったのでしょう。しかし花咲徳栄は準決勝(五回戦)で県立の強豪鷲宮にタイブレークの末8-5で敗れました。地区決勝は、昨夏聖望学園に完封勝ちした昌平が5-1で鷲宮に貫禄勝ち。初戦から6点、8点、12点、10点差で圧勝し、決勝の4点差がもっとも少ないという格段の強さが際立ちました。

西部地区  結果(埼玉高校野球情報局)

 「西部地区」で近年強さが目立ってきた山村学園には今もふじみ野リトルシニアのキャプテンを務めた二人が在籍しています。しかし四回戦で狭山清陵に5-3敗れました。山村国際は三回戦で西武文理を4-0で下しましたが、四回戦で武蔵越生にタイブレークの末9-6で敗れました。山村学園同様近年強くなってきた星野は三回戦で同じ系列の川越東と激突し、タイブレークの末2-1で勝って、準決勝で武蔵越生にも1-0勝ちました。昨年活躍した狭山ヶ丘は、圧勝続きで準決勝に進み、狭山清陵にも8-3勝つと、決勝ではエースで4番・清水竣介(3年)が4安打完封し、打でも星野の好投手・左腕太田から貴重な追加点を挙げるタイムリーを放つ活躍で2-0勝利

南部地区  結果(埼玉高校野球情報局)

 朝霞西、朝霞共に一回戦敗退、細田学園は三回戦で市立浦和に1-0惜敗、プロ注目の本格派・豆田泰志投手を擁する浦和実は、四回戦で昨秋関東ベスト8の西武台を倒すなど強打が売りの昨夏ベスト4大宮東と対戦、立上り不安な豆田が1回裏2点先行されるも逆転勝ち、順当に勝ち上がってきた埼玉栄との準決勝もタイブレークの末、9回5-3勝利、初戦からすべてコールド勝ちの浦和学院との決勝戦に臨みました。浦和学院は昨夏も豆田に2安打完封されています。浦和実は、3年生が主力級3人を含め9人が退部というピンチの中、初回、浦和学院エース美又の立ち上がりを攻め一死満塁と絶好の先制のチャンス、しかしスクイズ失敗で逸機、これが最後まで響きました。浦和学院は2回裏、5回裏にタイムリーで1点ずつ得点、最終7回表、浦和学院はピッチャー交代、完封ペースの美又をライトへ回し左腕廣咲(3年)を登板させました。5人左打者が続くのでその対策でしょうか。しかし左腕を苦にしない浦和実は、無死一、二塁と絶好の同点機を迎えるも送りバント失敗、三振で二死一、二塁となりますが、途中出場の4番・佐藤があわやホームランというライトフェンス直撃のタイムリー二塁打で1点差、一走も本塁を狙いますが、ライトでクッション処理した美又が中継を介さず何と本塁までのワンバウンド返球の大遠投でランナー本塁憤死!ゲームセット。美又をライトへ回していなければこんなハイライトは無かっただろうという劇的な場面でした。

北部地区  結果(埼玉高校野球情報局)

 準決勝は本庄第一4-1秀明英光、正智深谷5-0鴻巣、決勝は0-0から8回タイブレークで正智深谷が3-0本庄第一を下しました。

県大会  結果(埼玉高校野球情報局)

 メットライフドームで8月22日(土)行われた準決勝第一試合
1 2 3 4 5 6 7 TB1 TB2
昌 平 0 2 0 0 0 0 0 0 3 5
浦和学院 0 0 0 0 0 0 2 0 1 3

 浦和学院エース美又対昌平の強力打線というのが試合前の見どころでした。はたして昌平の強力打線が初回から美又に襲い掛かり、初回は一死二、三塁のチャンスを逃しましたが、二回には2本のタイムリー二塁打で2点GET、その後は投手戦、浦和学院必死の継投で迎えた最終回七回裏、昌平が好投宮坂から森田に継投、代わり端2点タイムリーで同点タイブレーク突入、浦和学院は3番手左腕廣咲(3年)を登板させ昌平1番千田に送りバントをさせず打ち取ると、これはワンポイントリリーフ、ライトから4番手として美又を再登板させ、サードゴロ併殺で切り抜けます。昌平森田は絶対送ってくると見て9番樋口のバントを捕って三塁送球封殺、続く1番もサードゴロ併殺でタイブレーク2回目に突入します。昌平はクリーンアップですから一転強攻策を取ります。まず二走・千田が三盗を決め無死一、三塁とチャンスを広げます。3番・吉野創は三振に倒れますが、続く渡邉 翔大(3年)もセカンドゴロに倒れ併殺でまたしても無得点かと思われましたが、1塁判定はセーフとなり昌平に1点が入ります。二死一塁から5番・吉野哲平(3年)が値千金の一発で3点差となります。こうなると浦和学院は当然その裏は強攻しか選択肢はありません。一死後、3番・小櫻耕介(3年)が四球を選び一死満塁とチャンスを広げると、続く金丸がセンターへライナー性の打球を放ち、ファインプレーに阻まれましたが犠飛で1点返し、二死一、二塁となります。代打・木藤大翔(3年)のサードゴロがエラーになり再度二死満塁とチャンスを広げるも反撃はここまで、昌平が初めて浦和学院に勝利し悲願の決勝進出を決めました。3年生だけで戦った浦和学院、負けはしましたが見事な戦いでした


 8月22日(土)準決勝第二試合
1 2 3 4 5 6 7
狭山ヶ丘 0 0 0 0 1 5 1 7
正智深谷 2 0 0 0 0 0 0 2

 一回裏正智深谷は狭山ヶ丘内野陣の守備の乱れに乗じて2点先制。狭山ヶ丘は毎回のようにチャンスを作りながら得点を奪えず、イヤーなムードが漂います。しかし五回表二塁打と内野安打で1点返し、反撃ムードに火が点きます。続く六回、先頭の4番清水がレフト前ヒットを放ち出塁すると、続く5番和田がきっちりと送り一死二塁とし、6番・平賀がセンター前へタイムリーを放ちついに同点とします。すぐさま二盗を決め再度一死二塁として、阿部隆之介(3年)がファースト強襲のタイムリー二塁打、さらに8番・小山もセンター越えタイムリー三塁打、なお、一死三塁から続く宮下がスクイズを決め5−2とします。こうなると、もうどうにも止まりません、ウララ、ウララ、ウラウラノ〜というわけで、二死から1番・金子侑渡(3年)、2番川俣の連打で二死一、三塁とすると、3番・正高にもセンター前タイムリーが飛び出し4点差となって正智深谷・北田をマウンドから引きずり降ろします。これで試合の大勢は決しました。7回表にも狭山ヶ丘は6番平賀がライト越えのソロ本塁打を放ちダメを押すと、投げてはエース清水が2回以降立ち直り正智深谷打線を1安打に抑え4安打完投で勝利し初の決勝進出を決めました。


 8月23日(日)決勝メットライフドーム

狭山ヶ丘が激戦制し優勝

表彰式の模様  埼玉県高野連HP
1 2 3 4 5 6 7
昌 平 0 0 1 0 1 0 0 2
狭山ヶ丘 1 2 0 2 0 0 × 5

 どちらが勝っても初優勝、神奈川と共に全国で一番遅い代替大会の決勝でした。狭山ヶ丘はエース清水竣介(3年)が連投、一方の昌平はエース宮坂陸希(3年)ではなく右スリークウォーターの鈴木駿介(3年)が登板しました。いろいろな事情はあったかもしれませんが、3年生最後の試合、エースに託す、エースで負けたらしょうがないというのが監督の選択ではなかったか?勝手を言いますが、長く高校野球を見ているとそういうものだと思います。最近は球数を気にして、こういう選択に翳りが出てきているように思います。
 昌平は斬り込み隊長千田泰智(3年)が出塁してかき回し、どこでも一発が出る2〜6番が長打で走者を返すというのが必勝パターンです。しかし、この日は中学時代武蔵狭山ボーイズの同級生であった狭山ヶ丘・清水を意識し過ぎたのか第一打席は三球三振に終わり今大会初めて初回先頭打者でヒットを打てませんでした。対する狭山ヶ丘は一回裏、昌平・鈴木の立ち上がりを攻め、一死から2番・川俣勇気(3年)が左中間へヒットを放つと、打球が跳ねてセンター千田が頭を越され二塁打となります。ここで続く正高が右中間へタイムリーを放ち、この後双方にミスが続出し、結局狭山ヶ丘は1点止まり。二回裏狭山ヶ丘は一死から7番・阿部隆之介(3年)がセンター前ヒットを放ち出塁すると、続く小山秀斗(2年)もレフト前ヒットを放ち一死一、二塁とし、二死後、1番・金子侑渡(3年)が左中間へ2点タイムリー三塁打を放ちます。本塁への返球をホームのカバーに入っているはずのピッチャーが受けて・・・というはずが、バッテリーがお見合いをしてしまい、テンテンテン...。その間に打者走者・金子が一気に本塁を狙いますが間一髪本塁タッチアウトになり狭山ヶ丘は2点でこの回の攻撃を終えます。どうもミス連発の試合になってしまい、早くも3−0とされた昌平は、三回表一死から1番・千田がファースト前へ絶妙のセフティバントを決め出塁します。しかし千田は盗塁に失敗し二死となりましたが、続く角田が四球を選び出塁すると、3番・吉野創が左中間へ二塁打を放ち、さらにレフトがファンブルする間に角田がホームインし1点を返します。昌平は3回から二番手・川野紘也(3年)へスイッチします。しかし川野はこの回先頭の2番・川俣にライト前ヒットを浴び、4番・清水、6番・平賀尊(3年)を歩かせ二死満塁のピンチを迎えます。昌平ベンチはたまらずここでエース宮坂を投入します。宮坂は期待に応え後続を抑えます。昌平は四回表にも一死から6番・沼生がセンター前ヒットを放ち出塁すると、続く今井海渡(3年)がライト線へ二塁打を放ち一死二、三塁の願っても無いチャンス、しかし後続が共に初球を凡退し無得点に終わります。ピンチを凌いだ狭山ヶ丘は四回裏一死から9番・宮下(2年)がショートへの内野安打で出塁すると、続く金子が四球を選び一死一、二塁、二死後、ワイルドピッチで二死二、三塁となり、3番・正高のサードゴロ...これをナント!サードが後逸し狭山ヶ丘が5−1と突き放します。それでも昌平は五回表、この回先頭の千田がファーストゴロエラーで出塁すると、一死後3番・吉野創がレフト前ヒットを放ち一死一、三塁としチャンスを広げます。ここで4番・渡邉 翔大(3年)が犠飛を放ち1点を返すと、さらに続く吉野哲がレフト前ヒットを放ち、二死一、三塁と追加点のチャンスを迎えましたが、またしても後続が倒れこの回の反撃も1点止まりでした。昌平は最終回も先頭の千田がショートゴロエラーで出塁すると、一死後吉野創が四球を選び、一死一、二塁とチャンスを広げますが、後続が倒れ万事休す。昌平は持ち前の打撃力を発揮し、狭山ヶ丘エース清水に襲い掛かりました。ヒット数も長打も多く、どうしてたった2点なんだ?ということは、狭山ヶ丘エース清水が連投ながら最後まで粘り強く投げ抜き、打を線にしなかった、ピンチの連続ながら後続を絶った、ということです。昌平にとっては、タラ、レバの多い口惜しい敗戦だったでしょう。狭山ヶ丘は悲願の初優勝を飾りました。

 昨年のトピックス(2019)では夏の埼玉高校野球で先輩高三の活躍について採り上げました。富士見、狭山清陵、所沢北、狭山ヶ丘、聖望学院です。あれから一年、思わぬコロナ禍ではありますが、昨年川井田流碧が活躍した狭山ヶ丘が今年は優勝、内藤匠之介の聖望学院が五回戦で完敗した昌平が準優勝、狭山清陵も狭山ヶ丘に敗れはしましたが西部地区BEST4と、先輩が後輩に託した夢は着実に受け継がれました。
 これまで浦和学院、花咲徳栄、春日部共栄などが代わる代わる君臨してきた埼玉県高校野球界の頂点に、狭山ヶ丘が立ったというだけで歴史的です。しかも決勝の相手が昌平で、今3年メンバーが1年のときから埼玉県に旋風を巻き起こした黄金のメンバーでした。それはあるとき熊本に突如台頭した秀学館をほうふつとさせます。浦和実や星野などの台頭、狭山清陵や武蔵越生の活躍、埼玉県も戦国時代に入ってきたのかもしれません。昨夏準優勝の山村学園も頑張って欲しいものです。


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甲子園高校野球交流試合で埼玉・花咲徳栄が3-1で大分商に勝利

 春の第92回選抜高校野球大会が新型コロナウイルスの影響で中止されたことに伴い、出場が決まっていた32校にせめて甲子園の雰囲気を味わわせたいという高野連の粋な計らいで、各校1試合ずつ交流試合が行われました。オンラインによる抽選、開会式は8月10日の大会第1日目第1試合に出場する花咲徳栄と大分商業2校のみで実施、無観客で、応援は両校の選手と教師、父母のみ、鳴り物無しという異例の形で行われました。
 花咲徳栄は1回、デッドボールによる押し出しで1点を先制したあと、満塁のチャンスで打席に立ったのは、甲子園に近い兵庫県尼崎市出身の6番・渡壁幸祐選手です。2点タイムリーヒットを放ち、幸先良い3点を奪いました。投げては先発の高森陽生投手がコーナーを突くピッチングで相手打線を1点に抑える好投を見せました。大分商業はエースでキャプテンの川瀬堅斗投手が立ち上がりに失点したものの、2回以降は追加点を許さず、粘りのピッチングを見せます。後半は大分商業が押し気味の展開で、開幕戦にふさわしい好試合でした。

タイブレーク制した中京大中京に智弁学園(奈良)が粘る熱戦

 最も印象に残ったのは8月12日の第1試合で対戦した智弁学園(奈良)と中京大中京(愛知)戦でした。共に甲子園常連校です。今年は中止されましたが、比較的近い距離にある両校でもあり、毎年6月に練習試合を行っていますが、甲子園では初の対戦でした。明治神宮大会で優勝した中京大中京は歴代最多の春夏計11回の甲子園優勝を誇り、春のセンバツ優勝候補でした。その最速153キロ右腕・高橋宏斗を、昨秋の公式戦で計14本塁打を放った強打の智弁学園が打ち崩せるかが鍵でした。高橋は変化球のキレも良く、ピンチになるとギアを切り替える力強さがあるため、打ち崩すのは容易ではない好投手です。ツーシームで打たせて取ることができ、右打者の外角に投じるカットボールやスライダーも効果的なので、ボール球に手を出すようだと攻略が難しいと言われていました。智弁学園は昨夏の甲子園で1年生ながら4番を務めた前川右京が打線の軸です。昨秋は打率5割8分6厘、6本塁打、17打点でチーム3冠王に輝いた注目の左打者です。1番の白石陸を中心に甲子園メンバー9人が残り、1番からズラリと2年生が並ぶチームです。投手は球のキレが持ち味の左腕・西村王雅と、球威のある右腕・小畠一心と、これまた2年生です。序盤からリードを許さないようにしたい西村王雅でしたが、中京大中京は一回裏、先頭打者・西村友哉がセンター越えの二塁打、さらに悪送球で三塁まで進みます。続く2番・中嶌の打席で智弁学園・西村王雅が暴投し、あっと言う間に1点。さらに、5番・吉田、6番・南谷の連続タイムリーも飛び出し、初回から3点をリードする展開となりました。一方的になるのではと思いましたが、二回から西村は気を取り直して好投します。四回表、中京大中京・高橋が連続死球、内角を突く球がわずかにユニフォームをかすりました。ここで智弁学園は山下がセンターへヒットし一死満塁になります。続く浦谷が四球を選び、押し出しで1点。さらに投手の9番西村が148キロのストレートをライトへ打ち返す2点タイムリーヒットを放ち、一気に同点に追い着きました。こうなると西村も乗ってきます。その後、制球がさえる両先発は相譲らず、追加点を許さないまま終盤へと突入しました。中京大中京・高橋は九回にこの試合最速の153キロをマーク、球数重ねてからの豪腕はスタミナもさることながら、「勝ちたい」という強い意思を感じさせます。両チームとも堅い守りでピンチをしのぎ、今大会初の延長タイブレークとなりました。九回同点の場合は、延長十回から継続打順で無死一、二塁からのタイブレーク制です。2番・白石からの好打順の智弁学園ですが、146キロのストレートを打ち返しセンターライナー、惜しい!イイ当たりが真正面を突くときは流れが来ていません。3番・大橋は132キロの変化球でセカンドフライ、4番・植垣はフルカウントから150キロの高橋渾身のストレートで空振り三振に倒れ無得点、高橋抑え目にガッツポーズ。中京大中京はその裏、9番村上から、1点取ればサヨナラ勝ちですからここは絶対バントだろうと思いました。1死でも三塁にランナーを進めれば、スクイズはないでしょうが、犠牲フライでも良いわけです。そこは合点承知の助・西村王雅でしたが、バントをエラーして無死満塁となってしまいました。分かっちゃいるけど...野球はここが難しいんですね。打席には1番・西村、打ち上げてしまいます。インフィールドフライが宣告されました。おっと!セカンドが落球してしまいます。インフィールドフライで打者アウトですが、ボールデッドではなくインプレーです。これを見て三塁ランナーが本塁突入、生還しサヨナラ・・・熱戦に終止符が打たれました。


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2020年8月10日(月・山の日)、お盆休み前の最後の練習は、狭山市上奥富運動公園でした。監督の粋な計らいで、ウエストKIDS(監督、冨士川さん)vsウエストOLD(監督、丹下さん)で真剣(?)勝負をしました。先攻はキッズです。OLD先発は西澤ショウくん、青木カズヤくんへのリレーでした。ちなみに、「キッズ」に対して年長者という意味であれば、通常は「シニア」というのが普通です。リトルリーグ〜シニアリーグと言うくらいですから。これがオールドとなると、平山さんならともかく、2008年度キャプテン青木一也、2009年度キャプテン西澤翔などにはチョット失礼ですね。マッいいか。KIDS先発は大河で→洸→涼碧とリレーしました。


Kids先発大河



Old先発はショウ、ウエスト歴代最優秀防御率です



甲子園出場の捕手でした

Kids2番手・洸、後ろのショートはキャプテン舜

シッカリ転がしてます

1アウトですね

代表やお母さんが見てるので模範バッティング見せなくちゃ...

盗塁成功!

あ〜ぁ、ホームラン打たれちゃったヨ...

Oldリリーフカズヤ

Kids3番手・涼碧

勝ったぜ!

負けちゃった...うなだれるOldメンバー

久々の子供達の生き生きした顔を見ました。結果は6-2で、ウエストKIDSの勝利でした!ホームラン・・・翔2ラン×2本、スゴイ!


ページTOPへ  コロナ禍で練習も満足に出来ず、試合も続々中止!

新型コロナウイルスCOVID−19が世界を覆い、2020年3月の全国学校一斉休業に始まり、緊急事態宣言、東京オリンピック延期と続き、ありとあらゆる芸能、スポーツが不要不急のそしりを受けて自粛ないし無観客実施に追い込まれ、少年野球も練習も出来ず、試合も続々中止となりました。残念ながら合宿は中止する旨行政指導がありました。
このような事態は、2011年3月11日に発生したM9.0の未曾有の東日本大震災で、富士見市親善大会と埼玉南部春季大会が中止になった時以来の異常事態ですが、それでもこのときはまだ、年間25試合出来ました。今回は世界的に感染拡大が止まらない中、日本では徐々に収束の傾向が見えて自粛解除に向かい、”Go To キャンペーン”が始まった途端感染第二波に襲われて、再び自粛を余儀なくされる状態なるも、もはやこれ以上経済を止めるわけには行かないという苦しい状況となっています。練習は再開されるも、様々な制約のもとで実施しています。



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