大井ウエスト試合結果  

第29回ふじみ野市春季リーグ戦大会


 予選リーグ戦   F-1   F-2   F-3   F-4   F-5   F-6   F-7   プレーオフ   チャンピオンシップ   表彰式 



開会式で行進するウエストの選手たち・・・小さいですね
ふじみ野市少年野球連盟のHP「写真集;Googleフォト」にリンクして表示(3月27日(日)駒西小学校)

勝 敗 表

全 般
★3月27日(日)上野台小学校 A-1 10:00 大井少年ファイターズ 4−13 上福岡イーグルス
A-2 13:00 上福岡JFG 23−0 大井ウエスト
★4月2日(土)上野台小学校 A-1 13:00 上福岡JFG 21−2 大井少年ファイターズ
A-2 15:00 大井ウエスト 9−8 大井ブルーウイングス
★4月10日(日)駒西小学校 B-1 9:30 大井ウエスト 10−11X 上福岡イーグルス
B-2 10:30 上福岡パワーズ 3−0 大井少年ファイターズ
B-3 11:30 大井ブルーウイングス 2−13 鶴ケ岡少年野球クラブ
★4月17日(日)東原小学校 B-1 10:00 大井少年ファイターズ 0−7 鶴ケ岡少年野球クラブ
B-2 12:00 上福岡JFG 3−1 上福岡イーグルス
B-3 14:00 大井亀少クラブ 10−0 大井ブルーウイングス
★4月24日(日)上野台小学校 A-1 9:00 大井亀少クラブ 12−2 上福岡JFG
A-2 11:00 上福岡パワーズ 10−3 上福岡イーグルス
★5月8日(日)上野台小学校A面 A-1 9:00 大井ウエスト 3−8 上福岡パワーズ
A-2 11:00 上福岡JFG 10−0 大井ブルーウイングス
         同上B面 A-1 9:00 大井亀少クラブ 17−1 大井少年ファイターズ
A-2 11:00 鶴ケ岡少年野球クラブ 11−3 上福岡イーグルス
★7月30日(土)西原小学校 A-1 10:00 上福岡JFG 9−4 上福岡パワーズ
A-2 12:00 大井亀少クラブ 15−0 上福岡イーグルス
★7月31日(日)亀久保小学校 @-1 13:00 大井ウエスト 0−24 大井亀少クラブ
★8月6日(土)上野台小学校 A-1 10:00 上福岡イーグルス 11−2 大井ブルーウイングス
A-2 12:00 鶴ヶ岡少年野球クラブ 1−5 上福岡JFG
★8月7日(日)東原小学校 @-1 10:00 上福岡パワーズ 1−6 鶴ケ岡少年野球クラブ
★8月20日(土)上野台小学校 C-3 10:00 大井少年ファイターズ 1−5 大井ウエスト
C-4 12:00 大井亀少クラブ 6−1 鶴ヶ岡少年野球クラブ
C-2 14:00 上福岡パワーズ 12−2 大井ブルーウイングス
★8月21日(日)西原小学校 B-1 10:00 大井ブルーウイングス 2−1 大井少年ファイターズ
B-2 12:00 鶴ケ岡少年野球クラブ 6−5 大井ウエスト
B-3 14:00 上福岡パワーズ 1−8 大井亀少クラブ
★8月27日(土)駒西小学校準決勝 A-1 10:00 上福岡パワーズ 2−6 大井亀少クラブ
A-2 12:00 上福岡JFG 12−1 鶴ヶ岡少年野球クラブ
★9月3日(土)亀久保小学校決勝 @-1 11:00 大井亀少クラブ 9−0 上福岡JFG

予選1位は大井亀少クラブ、2位は上福岡JFG、3位は鶴ヶ岡少年野球クラブ、4位は上福岡パワーズでした

準決勝はリーグ戦1位−4位、リーグ戦2位−3位で行い、その勝者が決勝を戦うトーナメント方式です
ちなみに一昨年(2020年)は予選1位の大井亀少クラブを2位の大井ウエストが3-0破って優勝しました。昨年(2021年)は予選1位の大井亀少クラブが4位の上福岡第五クラブに1-3と敗れ、2位の鶴ヶ岡少年野球クラブがタイブレークの末上福岡第五クラブを破って優勝しました。2年連続悔し涙の大井亀少クラブは今度こそ3度目の正直を狙いました。

ページTopへ   ■ディビジョンシリーズプレーオフ-1  8月27日(土)10時 駒西小学校
チーム 1 2 3 4 5 6
上福岡パワーズ 1 0 0 0 0 1 2
大井亀少クラブ 2 1 3 0 0 × 6

ページTopへ   ■[ディビジョンシリーズプレーオフ-2]  8月27日(土)12時 駒西小学校

チーム 1 2 3 4 5 6
上福岡JFG 1 0 1 2 1 7 12
鶴ヶ岡少年野球クラブ 0 0 0 0 1 0 1

ページTopへ   ■リ−グチャンピオンシップ  9月3日(土)11時 亀久保小学校

チーム 1 2 3 4
大井亀少クラブ 2 5 1 1 9
上福岡JFG 0 0 0 0 0



大井亀少クラブ優勝おめでとう!



ウエストの試合
F-1戦;3月27日(日) 駒西小学校で13時8分からA-2上福岡JFGと対戦し、0-23で4回コールド負け
F-2戦;4月2日(土) 上野台小学校で15時7分からA-2大井ブルーウィングスと対戦し、9-8で大逆転勝利
F-3戦;4月10日(日) 駒西小学校で9時半からB-1上福岡イーグルスと対戦し、10-11Xで6回サヨナラ負け
F-4戦;4月17日(日) 中止〜順延→5月8日(日)上野台小学校で9時からA-1上福岡パワーズと対戦し、3-8敗北
F-5戦;7月31日(日) 亀久保小学校で13時から大井亀少クラブと対戦し、24−0、3回コールド負け
F-6戦;8月20日(土) 上野台小学校で10時からC-3大井少年ファイターズと対戦し、5-1勝利
F-7戦;8月21日(日) 西原小学校で12時からB-2鶴ヶ岡少年野球クラブと対戦し、5-6敗北

ページTopへ   ■リ−グ戦F-1  3月27日(日)13時8分〜 上野台小学校A-2 4回コールド負け
チーム 1 2 3 4
上福岡JFG 4 12 1 6 23
大井ウエスト 0 0 0 0 0

敗戦投手:加藤蓮大 本塁打:古賀一聖×2、向後斗優貴、加藤智丸(JFG)

戦況:シーズン緒戦だというのにこの日は鶴ヶ岡三丁目町会の役員会があり、午後も別件所用有ってスコアラーが出来ません。そんなわけでW美樹さんにお願いしました。しかし、この試合のスコアラーは大変だったでしょう。23-0なんて試合は滅多にあるものではありません。眼が回るゲームだったこととお見舞い申し上げます。
 ウエストは蓮大先発、2回投げて16失点、真希がその後2回で7失点、記録的ラグビースコアの大敗でした。昨年鈴木杯ジュニア優勝のJFGは強いと聞いていましたが、39打席27出塁(13安打内4本塁打、8四球、1死球、5エラー出塁)で23得点4残塁ですから、これはもう野球とは言えません。しかしまあ生き生きと皆良く打ちました。特に4番のキャッチャー古賀一聖君はスゴイ!シングル、二塁打、2本塁打の4-4、緩い球でも引き付けて鋭いスウィング、これはもう褒めるしかありません(と聞きました)。ウエストは新6年の守備の要;虎輝不在で新6年は蓮大だけ、新5年の真愛斗も怪我でベンチを温めている状態なので万全ではないとは言え、ヒット3本ではどうしようもありません。ピッチャーが代わった4回に輝のショート越えテキサスヒットと四死球で二死満塁としましたが見逃し三振でゲームセット。


ページTopへ   ■リ−グ戦F-2 4月2日(土) 15時7分〜16時46分 上野台小学校A-2
チーム 1 2 3 4
大井ウエスト 0 0 7 2 9
大井ブルーウィングス 4 3 1 0 8
勝利投手:平林大和 本塁打:東内音也(ブルーウィングス:3ラン)、井上真希(ウエスト:2ラン)

戦況:ラグビーじゃなくて野球をやろうと冨士川監督はマウンドに新5年大和を送りました。キャッチャーには虎輝が入り、真愛斗はまだ出られませんが、バッテリーがしっかりすれば何とかなるのではという構想です。大井ブルーウィングスはピッチャー東内主将だけが6年生でウエストと同じようなチーム、初回ウエストは1番大和がフルカウントから打って詰まらされて小フライ、これをファースト久保美咲さんがダッシュ良く突っ込んでキャッチ、捕ったところはファウルゾーンでした。上手い!良いファーストだ...ファウルで粘ればチャンスですが捕られてしまいました。続く城と壮汰が四球出塁、4番虎輝が三遊間破りましたが当りが良くて本塁へは還れず一死満塁、5番蓮大はファーストフライ、6番真希はピッチャーゴロで三者残塁、ダメダコリャ。その裏ブルーウィングスは1番フルカウントから1球ファウルして四球出塁、ここがウエストとの違いです。1塁けん制悪送球で2塁へ、こうなったら巧者ブルーウィングスですからバントですね、転がして大和捕って1塁送球、これが1バウンド、ファースト輝が捕れません、これぐらい捕ってよという感じでした。無死1、3塁、すぐ走って2、3塁、3番東内主将打ってライト線ライナー、これは見事な打球、どう見てもホームラン、3ランであっと言う間に3-0、4番久保傑選手がこれまたライト線にライナー二塁打放ち、5番久保美咲さんの打席で暴投三進、打者四球、すぐ2盗、またもや無死2、3塁、アウト一つが遠いウエスト、昨年1勝しかできなかった負け癖を引きずっているか?しかし6番見逃し三球三振、これで乗るかピッチャー大和、7番打者も2ナッシングと追い込んで、エイッと声出して投げたらワイルドピッチ!4点目、しかしこの打者はサードフライに打ち取り3塁ランナー動けず、2アウト、8番打者には3ボール1ストライクからぶつけてしまい、すかさず2盗で2、3塁、9番にはフルカウントから四球で満塁、苦しいピッチングが続きます。打者一巡、再び1番、しかし大和がここで気迫を見せます。空振り三振でチェンジ。苦しい1イニングでした。
 2回表、輝はボール球空振り三振、歩夢はショートゴロエラーで出塁しましたが、1塁でのリードが大きく、ベンチから「
戻れ、そんなに出るな!」と言われているのにけん制タッチアウト、陽樹四球、1番に還り大和ピッチャーゴロ。その裏ブルーウィングスは2番から、四球〜盗塁、3番東内主将当り損ないでセカンド前へ、これをお手玉、エラー出塁ですぐさま2盗、無死2、3塁で4番を迎えます。ちょっとピッチャー動揺していたのでしょう、ピッチャーゴロを捕ってすぐ1塁送球アウト、これにはウエストベンチ、ズコッとのけぞりました。ピッチャーゴロですから、3塁ランナーをけん制して塁へ戻してから1塁送球して悠々間に合いますから、一心不乱に1塁へ投げるなんて有り得ません。当然3塁ランナーホームイン、2塁ランナー3塁へ、やはりピッチャー舞い上がっていたのでしょう。多分投げてから「シマッタ〜」と思ったのではないでしょうか。常に次のプレーを頭の中で反芻(予習)しておく余裕があればこうはならなかったはずです。次の5番打者美咲さんはスクイズ、これは本塁間に合わない、1塁に送球しますが、これをファーストがこぼしてセーフ、何なのコレ?美咲さんは6番打者の初球に走って、3球目には3塁へ、抜け目なし、野球を知ってますね。打者空振り三振で2アウト、7番打者はストレートの四球ですが、この4球目がワイルドピッチで美咲さんホームイン、この回3点目、計7-0、何ということでしょう(>_<)。8番打者の2球目に2盗し、打者打ってイイ当たり、ピッチャー返しのライナーですが大和がポケットキャッチしてチェンジ。
 3回表ウエストは2番城から、ここまでの投球を見て冨士川監督は考えました。投手は結構ボール球が多いのに早打ちして凡打している、ここは一つジックリ行こうということで打者に指示を出しました。すると三者連続四球で無死満塁、点差からしてスクイズは出来ない、好球必打だ、5番キャプテン蓮大、先ほどはドン詰まりファーストフライ、しっかり打てと指示されて今度はバシッとセンター前へ、城、壮汰が相次ぎ生還、無死1、2塁、先ほど初球ピッチャーゴロの真希、これまた、しっかり打てと指示されて今度は高めの球を泳ぐように手打ち、フライとなってライトが前進してきてキャッチ、1塁ランナー蓮大は当然戻ります、ライトが1塁ばかり見ているので2塁ランナー虎輝がすかさずタッチアップから3塁へ向かいます、これは大きいプレーでした。2塁が空いたので輝への初球に蓮大2盗、一死2、3塁です。輝は3ボールから打ってこれがピッチャー返し、強い打球で弾いてショートがカバーしましたが強襲ヒットとなり、虎輝ホームイン、蓮大3塁へ、こうなれば歩夢への初球に輝も走って一死2、3塁、押せ押せの攻撃が続きます。こうなると再びジックリ、歩夢はボールは振らないのでストレートの四球、一死満塁となりました。ここで冨士川監督出ました、ピンチヒッターを告げます。彪雅です。小さいので投手から見るとストライクが取りづらい、かといって強く振ることが出来るバッターです。冨士川監督は良く言い含めて打席へ送り出しました。1球目、2球目、ストライクが続きます。こうなったら打つしかありませんが「
ストライクだけだぞ」と指示します。ボール、ボール、ボール、振りません、そしてボール、押し出しです。7-4と追い上げてなお一死満塁、打順は1番に還って大和、自分のバットで返せるチャンス、ボール、ストライクからの3球目バシッと打ってライナーがレフトへ飛んで行きます、歩夢、壮汰が相次いでホームイン、7-6です。こうなればイケイケドンドン、しかし2番城は2-2からピッチャーゴロ、二死2、3塁となりました。3番壮汰への1球目ストライク、2球目がワイルドピッチで彪雅ホームイン、大和も3塁へ、7-7同点です。ここで壮汰が一発打ってくれれば逆転です。3球目ストライク、4球目ボール、2-2からファウル、ヨシヨシ、粘るんだゾ、ところがナント!6球目見逃し三振・・・同点止まりでした。その裏ブルーウィングスは9番から、見逃し三振、1アウト、1番打者はファウル3本で粘ります、フルカウントになりました。良い打者です。途中3塁線に小フライが上がり、虎輝が追ってダイビングキャッチしようとしましたがボールがミットからこぼれファウルとなりました。ナイスファイトです。この打球にこの反応が出来るのは虎輝しかいません。やはりキャッチャーに虎輝が居るのと居ないのでは大違いです。この奮闘にピッチャーも応えます。粘られて歩かせないかと心配しましたが8球目またもや小フライ、虎輝が捕って2アウト、2番打者には3球連続ボール、ここからストライク3球続け、ファウルされて7球目今度は歩かせました。ランナー離塁大きい、「行け、投げろ」と指示して1塁けん制、ランナー戻れない、上手く追い出しました、ところが輝がすぐ2塁へ送球、これにはまたしてもウエストベンチ、ズコッとのけぞりました。ランダウンプレーは走者を追い詰めてこそアウトにできるのに、ランナーよりはるか向こうの2塁へ投げたら1塁へ戻ってしまいます。アリエナイプレーでした。ここでアウトにしていればチェンジでした。この後、3球目に2盗、3ボール1ストライクから東内主将打ってピッチャーゴロ、大和は捕って1塁方向へ走りつつ速い球を1塁へ、そしたらファーストが弾いてしまい、ボールデッド、、2塁ランナーホームイン、打者走者も3塁へ、信じ難い展開です。4番デッドボールから2盗して二死2、3塁で美咲さん、ファーストゴロで二者残塁、しかしこの回やらずもがなの1点を与え、再び7-8と引き離されました。
 4回表ウエストは4番虎輝から、当り損ないのゴロがピッチャー横、サードとの間へ、これが絶妙な場所へ転がり、内野安打となりました。ツキが残っている感じです。ピッチャーの1塁けん制悪送球で二進、蓮大への3球目に3盗、蓮大はピッチャーゴロに倒れ、3塁ランナーけん制して1塁送球アウト、このあたりはさすがです。6番真希を送り出す前に冨士川監督が指示しました。「
デカイ図体して、何ださっきの打球は、振り遅れの手打ちでフライなんかやってんじゃないよ、バシッと思い切って振ってこい!」と檄を飛ばします。ボール、ストライク、ストライク、ボール、振りませんね、大丈夫だろうか?そんな心配を吹っ飛ばすようにバット一閃、打球はライナーでセンターを襲います、抜けた〜〜〜、虎輝ホームインして同点、広い上野台小学校のセンター後方、一番深いところですから悠々ホームランかと思いましたが、走れ走れ走れコータローじゃなくて、マサキは必死に足を回転させますがなかなか進まない、ウエスト応援団は大フィーバー、3塁コーチャーがグルグル手を回しますが、足が着いて行かない、大歓声の中、外野からバックホーム、やや逸れた、真希ホームイン、逆転です。この後、輝はショートゴロ、歩夢ピッチャーゴロでチェンジ。ファースト美咲さんは難しい送球でも何気にキャッチします。実に安定した捕球、見習いたいものです。その裏ブルーウィングスは6番から、実はここまで3番、4番が1本ずつ、計2安打だけですから大和は打たれていません。6四球2死球とエラーで大量点取られているので、これに気を付ければ良いのです。自らタイムリーを打ち、味方が逆転ツーランの後ですから気分よくマウンドに立てます。するとストライクが来るもので、ピッチャーゴロ、サードゴロで2アウト、輝も慎重に捕球します。8番打者には代打、これを三球三振に仕留めてゲームセット。ウエスト2戦目にして初勝利、やはりキャッチャー虎輝が戻ってきたのが勝因の第一、野球はバッテリーですから、大和のピッチングも良かった、反省点もいっぱいありますが、逆転2ランと言い、勝利が一番の薬です。それにしても0-7からの逆転勝利は滅多にあることではありません。相手の立場に立てば天国から地獄、クワバラ、クワバラ...
 ちなみに「桑原桑原」は落雷除けの呪文ですが、不吉な事などを払いのける縁起直しに唱える呪文は「鶴亀鶴亀」です。そう言えばどこかで、鶴亀杯というのを聞いたことがあるなぁ...


ページTopへ   ■リ−グ戦F-3 4月10日(日) 9時32分〜11時22分 駒西小学校B-1
チーム 1 2 3 4 5 6
大井ウエスト 1 4 0 5 0 0 10
上福岡イーグルス 2 0 2 0 2 5X 11X
敗戦投手:加藤蓮大  本塁打:中根(イーグルス)、梅森壮汰(ウエスト;満塁本塁打)

戦況:ウエストは前試合116球完投勝利の大和が肩を痛めて投げられません。定位置ショートも無理なのでセンターに入れました。そうなると第1戦大敗の蓮大に再び投げさせるしかありません。しかし攻撃は好調で、壮汰の満塁ホームランもあり、4回終わって10-4、5回表にも3塁へランナーを進め、ここで得点してその裏を抑えれば5回コールド勝ちだと思っていたら、ナント!終わってみればサヨナラ負け!勝負の格言に「勝ちに不思議の勝ち有り、負けに不思議の負け無し」というものが有りますが、この試合はまさにそうでした。そして、負けると大概「タラレバ」が出ます。
 1回表ウエストは城が足で内野安打を稼ぎ2盗、壮汰の当りはセンター横、左中間寄り、これは落ちる、ところが城が何か迷っている、三遊間に居て目の前の打球ですから良く見えるはず、落ちると判断すれば悠々ホームインできるのに躊躇して3塁止まり、壮汰は二塁打です。4番虎輝はボール2から打ってセンターへライナーヒット、城ホームイン、壮汰も3塁回って本塁へ、良い球が捕手へ返ってきました、本塁タッチアウト!この間に虎輝は2塁へ、セカンドリードを大きく取っていレバスキップスキップランランラン♪という場面でした。続く蓮大は2球目サードゴロでチェンジ。その裏イーグルスの攻撃、ピッチャー蓮大ボール2球続けて3球目ぶつけてしまい、1番ですから足が速い、すぐ盗塁、2番ポップフライ、虎輝が前進キャッチ、1アウト、3番キャプテン女の子空振り三振2アウト、4番1ストライク後の2球目打って強い当たりがショート横を襲う、これを壮汰が捕れない、ショートゴロが抜けたら左中間、レフト、センターが必死に追います、真愛斗が追い着いたと思いましたがボールがこぼれて、打者走者は一挙ホームイン!1ヒット1エラー、2点取られて逆転されました。大和だっタラ...と思ってしまいました。
 2回表ウエストは真希から、ストレートの四球、2盗、3盗、韋駄天マサキ、輝はボール1・ストライク2から打って高く打ち上げた、ショート後方だ、素早く後ろへ回り込んで拝むように捕球すべきところ、後ろ向きで打球を追う、これは難しい態勢、やっぱり落ちた、これはヒットにはできませんが、真希ホームイン、同点です。輝の足ですから2盗、3盗、バンバン走ります。8番歩夢はボールは振らず好球必打のバッター、ストレートの四球、すかさず2盗で無死2、3塁、もう押せ押せワッショイ、打席にはやっと骨折から復帰した真愛斗、現ヤクルト2軍監督;池山隆寛バリのブンブン丸、積極的なのは買いますがボールがバットに当たらなければねぇ...空振り三振1アウト、1番に還って大和、同点ですからまずは勝ち越さなければ、監督の指示は・・・?投球と共に輝スタート、しかし歩夢走らない、大和は知らんぷり、ヤバイ!輝トットット...急ブレーキでサヨ〜ナラ〜と3塁へ一目散、捕手が投げなくて助かりました。肩の強いキャッチャーなら挟まれるところでした。監督の口から思わず「お前ら●●●●も知らんのか!」と声が出ます。これでは●●●●だぞと相手に教えているようなもの、禁句です。しかし構わず●●●●、レベルの高いバッテリーならここは外してきます、スクイズ成功、しかもピッチャーが打球処理に手間取る間に大和1塁駆け抜けました。大和盗塁して一死2、3塁、城は1ボール2ストライクから2球ファウル、ボールでフルカウント、これは理想的なバッティング、この粘りが他の打者にも出ればとても強いチームになります。そして7球目レフト前にヒットして歩夢ホームイン、4-2として俊足城はすぐ盗塁、一死2、3塁が続きます。波状攻撃、イケイケドンドン、ところが先ほど二塁打の壮汰が今度は一転振りません。何を考えているんでしょう?野球は流れなので、こういう場面では深謀遠慮は不要です。「人間は考える葦である」なんてパスカル気取っている場面じゃない、考えなくて良いのよ。好球必打、気迫で相手を飲み込む場面、しかし子どもなので「♪生ビールがある〜じゃな〜いか〜」と細川クンのようなワケには行きません。高校野球であればここで真心ブラザーズ、ブラバンの演奏に乗って「♪ドカンと一発 行って見よ〜よ ♪死に物狂いの 明るさで〜」と当たって砕けろ、ガツンと一発を期待する場面です。2-2となって5球目ショートゴロ、イーグルスのショートは上手い、楽々1塁送球アウト、しかしこの間に大和ホームインして5-2としました。4番虎輝は当たっていますから期待しました。なんにも考えず初球からガツンと一発・・・なんだけど、良いんだけどショート真正面のライナー、惜しい!しょうがない。少しでも打球がズレてくれレバな〜と思ってしまいました。その裏イーグルスは6番から、ファーストゴロ、真希自らベース踏んで1アウト、次打者はピッチャーゴロ、蓮大1塁送球がやや逸れたけど、捕って欲しい球、ボールデッドで一死2塁、何も足をベースに必ず着けて捕らなくても、捕球してからベース踏めばよい、この辺りは「センス」なんですね。次打者見逃し三振で2アウト、9番四球で二死1、2塁、1番に還ってレフトフライ、真愛斗キャッチして0点で二者残塁。
 3回表蓮大2球目打ってショートゴロ、真希2ナッシングからショートゴロ、ショートは上手いのでここへ打ったらダメなのですが、ピッチャーの球が速くないのでこうなってしまうみたいです。7番輝は打って大きなフライがセンター越えました、1塁、2塁回って3塁へ、♪走れ走れ走れコータロー ♪本命穴馬かき分けて という場面、3塁前のウエストベンチからコーチャーに「回せ、回せ!」と声がかかります。2アウトですから、打順考えてもここは止める場面ではありません。しかし・・・好返球が返ってきた、ヒカル本塁憤死、これは仕方ない、少しでも中継プレーが乱れていレバ、捕手への送球が逸れていタラ、ホームランです。結果は天国と地獄、生死を分けた場面ですが、ここはレッツトライ!の場面でした。その裏チャンスの後にはピンチあり、2番打者にぶつけてしまい、3番キャプテンは初球打ち上げ、城が「オーライ!」と声出して打球追ってスポッとキャッチした場所は1塁眼の前、真希の打球じゃないの?マッ、イイか、ナイスプレイ。4番打者の2球目に盗塁で一死2塁、次の球打ってセカンドライナー、城が捕って2塁送球、ヨシ!併殺チェンジだ!と思っタラ、壮汰が送球弾いてランナー戻りました。確かに高い球でしたが、捕って欲しかったなぁ。こういう後は出るんですよ、何が?明るいのでお化けではありません。命拾いすると、野球では「起死回生」という気力がほとばしり出ることがあるのです。5番初球ガツンと引っ張ってライナーがレフト線入った、これはもうしょうがない、2ランホームランで5-4と1点差に詰め寄られました。あ〜あ併殺だっタラな〜とため息が出るのです。6番サードゴロは輝が処理してチェンジ。前回ファーストでまずい捕球がありましたが、この日は打/守共に張り切っています。
 ・・・続きは後で
 何しろ高校時代からずっと注目してきた佐々木朗希が、この日のZOZOマリンのロッテ−オリックス戦で13連続奪三振プロ野球新記録、19奪三振プロ野球タイ記録、105球で28年振りの完全試合達成、しかも受けた捕手が松川虎生(コウ)、高卒ルーキーと来ていますからこれはプロ野球史上に残る出来事で、いずれ「トピックス」で触れますが、野球ファンにとってはたまらなくしびれた一日となりました。佐々木朗希には縁があるし、松川虎生は昨年の「トピックス」夏の甲子園で智辯和歌山が優勝したことに触れた中で書きました。少年野球の頃から注目の選手で、昨年のヤクルト優勝を決めた一打を打った川端慎吾選手のお父さんに育てられた選手です。サヨナラ負けで打ちひしがれて西原小に帰ってきて、午後の練習を途中早退して帰宅してパソコンに向かいこのページを書いていたら、ネット大興奮・・・「もしかして、もしかして・・・」と炎上しています。いいえ、「もしかしてパートU」ではありません。あれは♪もしかしてもしかして ♪私の他にも誰か ♪いい女(ヒト)がいるのなら ♪帰っていいのよかまわずに・・・1984年小林幸子+美樹克彦ですから38年前、ウエスト選手の父母の中にはまだ生を受けていなかった人が居るのでは?この場合の「もしかして、もしかして・・・」は完全試合が生まれるのでは?という期待からでした。テレビをつけたらどこもやっていない。日本ハム−楽天戦で解説者が槙原寛己さんで、アナウンサーが「ロッテの佐々木朗希投手がすごいことになってますよ」と言います。完全試合に向けて一人の打者も出していないというのです。「もし完全試合やったら槙原さん以来28年振りだそうですよ」と言うアナウンサーに、槙原さんは「いや〜、こんな日に、球場は違っても自分が解説やってるときにそんなことが...期待してます」と言っていました。その後はネットの1球速報に釘付けになりました。そんなわけで、「続きは後で」の続きがなかなか進まないのです。
 ・・・続きです
 4回表ウエストの攻撃は歩夢から、初球ヘルメットにガツン、避け方が悪いとは言え頭ですから臨時代走、前打者輝です。もちろん2盗、3盗、真愛斗もフルカウントから歩いて、盗塁して無死2、3塁、期待の大和は打ち急いでピッチャーフライ、しまった、先ほどみたいにスクイズだったな...ここまで2打数2安打の城は警戒されてストレートの四球で一死満塁、3番壮汰は前打席の反省から初球ガツン、左中間を破ってグランドスラム、これですよ、中軸は積極的でなければいけません。虎輝は1球目からファウル、ボール後の3球目、打ち損じてピッチャーゴロ、2アウト、強打者でも3本に1本しか安打できないのでこれはしょうがない。蓮大はセンターへ落としてヒットから盗塁、真希はセンターへライナーで運ぶタイムリーヒット、この回5点目、さあ輝だ、この回代走でホームインしているので2回目の登場、前打席は本塁打を逃しているので、今度こそ、ストライク、ファウル、ボール、ファウル、そして見逃し三振(>_<) 追い込まれる前に打たないといけません。セカンドストライクが狙い目と言われる所以(ゆえん)です。その裏イーグルスは7番から、ショートゴロ、ファーストゴロ、真希がベースカバーの蓮大にトスして2アウト、9番には第一打席同様ストライクが入りません。ストレートの四球で代走が出ます。1番打者は打ち上げた、セカンドフライです。城だからイタダキと思ったら様子がオカシイ、駒西小A面の春AMはちょうど2塁や右翼へ上がったフライは太陽高度が低くて打球に重なります。眩しくて捕れない、記録はヒットになります。2番見逃し三振で2者残塁。
 5回表ウエストは8番から、この日四死球で得点貢献した歩夢に代えて代打陽樹、空振り三振、真愛斗見逃し三振、大和は2塁内野安打から2盗、3盗、ここで1点取って裏を抑えればコールドだなと、捕らぬ狸の皮算用していたウエストベンチでしたが、城がフルカウントから空振り三振で0点。その裏イーグルスは打順よく3番から、ショートフライが上がり、壮汰は早々レフトを指さします、エッ、違うでしょう、どうみてもショートフライです、真愛斗が必死に突っ込みますが間に合いません、これはテキサスヒットになりますが、ショートはピッチャーもセカンドもサードもレフトもセンターもすべて自分の守備範囲というぐらいの気迫が無ければ務まらないポジションです。2013年ウエスト最多勝時代のキャプテン内藤匠之介なんてまさにそんな選手でした。4番打者はセカンド越えヒット、5番前打席2ランの勢いそのままにセンターへタイムリーヒット、2者ホームインして10−6となりました。冨士川監督は盛んに悩んでいます。本来なら投手交代しなければなりませんが居ません。大和は投げられない、壮汰は制球不安、真希は第一戦でわかってるし、虎輝だと守りの要が無くなる、「前門の虎 後門の狼」状態です。蓮大はこの後四死球もあって満塁のピンチを迎えるも必死の踏ん張りで追加点与えません。見事です。
 4点差で迎えた6回表、失点したら得点することで流れを渡したくありません。当たってる3番壮汰から、2ボール1ストライクから打ってレフト越え二塁打、虎輝の初球に3盗します。次の球打ってショートゴロ、壮汰突っ込んで本塁タッチアウト!これはいけません。まだ野球を知らない、無死3塁で内野前進守備ですから、通常守備で足に自信のあるランナーならピッチャーゴロ以外は突っ込むことも有り得ますが、前進守備の内野ゴロは、1塁送球の間に相手の状態を見て突っ込むことはあっても、いきなり突っ込んだら自爆するのは当たり前です。蓮大ピッチャーゴロ、真希ショートゴロで虎輝3塁残塁、冨士川監督は試合前に何としても後攻めを取りたかったと言っていましたが、長年監督をやっていると勝負勘で試合展開が予感されるのです。さあ6回裏もう最終回です。2番からの打順、イーグルスのことですからここはジックリ攻めてくるでしょう。フルカウントから歩かせてしまいました。無死のランナーはもう気にせず、バッター集中です。2盗され、3番キャプテンにレフトへ大きな当たり打たれ、真愛斗が落としてボールは後方へテンテンテン、1点返され10-7、打者走者は2塁へ、1ヒット1エラーです。4番はストレートの四球、5番への初球にダブルスチールで無死2、3塁、5番はホームラン、センターへのヒットを打たれている打者ですから要警戒、ストライク、ストライク、ファウル、ボール、ボール後の6球目打ってショートゴロ、これはイタダキ!しかし3塁ランナーには目もくれず1塁送球、逸れてこの回2点目、10-8です。当然ランナー盗塁して無死2、3塁、6番打者はここまで3打席すべて早打ち、しかしこの回はさすがにジックリだろうと思ったらヤッパリ2球目打ってイイ当たりですがサードライナー、輝ガッチリ捕球してやっと1アウト。7番バッター以降はここまですべて無安打ですから当然「待て」でしょう。3球ボールが続き、2球ストライクを続けますが振りません。フルカウントに持ち込むも四球で一死満塁、本来ならピッチャーとっくに限界ですが、さすがにこの場面で投手交代しても、余程コントロールが良くて心臓に毛が生えているような投手でなければ抑えられません。続投です。8番にはストライクが入らずストレートの四球で押し出し、10-9、9番にはボール3ストライク1から押し出し、10-10同点です。ベンチから歩夢が必死になってピッチャーに声援送ります。1番に還り、この選手もここまで4打席すべて早打ち、しかしここは見てくるだろうと思ったらやっぱり2ボールから打ってセカンドフライ、2アウトとなってこれは同点で切り抜けられるかも?と思いました。2番打者はここまで4打席四死球2、無安打です。ボール、ストライク、ボール、ストライク、ボール、振りません。当然追い込まれるまで振らない場面です。6球目ストライクなので打ってセカンドゴロ、イタダキ!捕球して自らセカンドベースを踏めばチェンジです。そう思ったはずですがボールが手につかず、大和がバックアップするも、これはもうダメ、サヨナラです。
 この試合はいっぱい「タラレバ」がありました。4回以降はもう「タラレバ」は書かなかったのはキリが無いからです。敗因ははっきりしています。蓮大は145球の力投でしたが、本来ピッチャーは70球ぐらいをメドにしないといけません。昔は100球越えても引っ張る時代でしたが、今は昔の話です。したがって投手を5人ぐらい作らないと連勝できるチームはできません。イーグルスの長谷川投手も100球をチョット超えましたが、9安打1本塁打被弾し、3四球2死球で失点10自責点9でした。蓮大は6安打1本塁打被弾し、8四球3死球で失点11自責点4でした。つまりデータを見れば一目瞭然ですが、イーグルスの長谷川投手は打たれながらもバックが良く守り、ウエスト蓮大は四死球でランナー出し、バックのエラーで失点したということです。ウエストの走者が本塁憤死3というのは、いかにイーグルスの守備が良かったかを示しています。つまりイーグルスは守り勝ったということで、野球というのはこういうものなのです。投手を代えられなかったウエストはキャプテンの意地に賭けて敗れましたが、それ以上に故障が心配です。ただ力投型の大和と違って蓮大は軟投型なので大丈夫だろうと考えたわけです。ウエストは投手づくりが喫緊の課題です。昨夏甲子園で大阪桐蔭の西谷監督は先発投手を引っ張って勝てる試合を落として近江に敗れました。打撃で圧倒して、負けるはずが無いと思い、引っ張った先発投手をやっと代えたらリリーフ投手が打たれました。昨年の「トピックス」参照ください。同じようなレベルの優秀な投手を5人揃えていても敗れるのですから、野球は難しい、近江の多賀監督が勝ったことにびっくりしていました。「勝ちに不思議の勝ち有り、負けに不思議の負け無し」ですね。


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チーム 1 2 3 4 5
大井ウエスト 0 0 2 1 0 3
上福岡パワーズ 0 0 4 3 1X 8
敗戦投手:加藤蓮大  本塁打:無し

戦況:ウエストは蓮大先発、2回までは互いに無得点。3回表歩夢がレフトフライヒットから2盗、3盗、真愛斗四球から盗塁して無死2、3塁、大和もストレートの四球で無死満塁、城も四球で押し出し1点GET、壮汰のサードゴロが野選となって2点先制、なお無死満塁、一気に大量点のチャンスでしたが、4番虎輝ショートゴロ、本塁送球1アウト、ホームゲッツーにはならず一死満塁、5番蓮大三球三振、6番真希セカンドゴロで三者残塁。中軸が機能しないのは悲しい。チャンスの後にはピンチあり、3回裏このところウエストお決まりのエラーで崩れ、4点取られ、ピッチャー虎輝リリーフするも、5回裏時間切れ。ピッチャー二人で8失点ですが実は自責点ゼロなんですよ。こんなこと普通のチームではあり得ません。エラー6個、他に投手のけん制悪送球やワイルドピッチもあり、ボロボロ、これでは勝てません。攻撃はわずか3安打、三振7個ですが2〜5番で6個、中軸が打てません。残塁6個も1〜4番に集中しています。しかも塁上死3(満塁で本塁封殺、2盗失敗、2塁でけん制タッチアウト)、結局は守りと走塁が悪い、ということです。


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チーム 1 2 3
大井ウエスト 0 0 0 0
大井亀少クラブ 9 15 × 24
敗戦投手:加藤蓮大  本塁打:小宮山 優、鍋倉 彩太

戦況:今期のウエストは練習を見ている限りそんなに弱く見えません。投手は打撃投手のような感じなので、打たせて守るしかありません。外野の守備は飛んだら目をつぶるしかないので、長打力のある相手にはかないませんが、内野守備はまあまあです。打力も7番まではそこそこあると思うのですが、試合が始まるとなぜか練習のようには行かないのです。この試合はそうしたウエストの実情がティピカル(典型的)に出た試合となりました。今年の大井亀少クラブは6年生が8人居て、攻撃力が素晴らしく、既に東入間春季大会と埼玉南部春季大会で優勝しています。先攻ウエストは島田投手に対して四球2個だけ、ノーヒットノーラン、三振3、残塁2、3回で打者11人で無得点。一方亀少クラブは2回で打者32人、13安打(うち2本塁打)で24点、2回で24点ですよ。結局3回コールド負けでした。試合は1回裏亀少クラブ1番鍋倉(彩)選手のサードゴロをエラーして1塁に生かし、2番小見山選手の1球目に盗塁、2球目打ち上げてキャッチャーすぐ横のファウルフライを見失ってアウトを損しました。捕手にとってはおあつらえ向きの捕邪飛、打者にとっては命拾い、こういう後は不思議なことに安打が出るものなのです。レフトオーバー、ズッドーンとライナーが飛んで、アッ、ダメダコリャ、ホームランだ、と思いました。この1、2番の打席で試合が決まったと言えます。サードゴロを処理して、捕邪飛捕っていればポンポンと2アウト、攻撃側も乗れません。それが2ランホームランになってしまいました。ここまで投手の自責点は1です。二死無走者のはずが2点取られて無死、投手の心境察するに余りあります。3番溝江主将には内角球ユニフォームかすり、盗塁〜ワイルドピッチで3塁へ、パスボールでホームイン、これは投手の自責点にはなりません。結局4番島田選手歩いて、盗塁して、パスボールで3塁に進み、5番萩野選手も歩いて、盗塁して無死2、3塁、6番竹内選手はサードゴロ、捕って本塁送球せず、1塁投げようとして思いとどまり、結局3塁ランナーホームイン、2塁ランナーは3塁へ進み、打者走者も1塁に生きました。ファーストが前進守備で、サードゴロを見て1塁へ戻りましたが、サードは塁が空いていると見て躊躇した、これは記録上フィールダースチョイス(野選)になります。何故なら失策していない、安打でもないからです。この場合1塁へ投げていれば打者走者より1塁手が帰塁するほうが早かったのでアウトとなったはずです。サードが躊躇したので野選なのです。竹内選手はすぐさま盗塁してまたもや無死2、3塁、7番三上選手はショートゴロ、突っ込んだ3塁ランナーを見て本塁送球タッチアウト、三上選手はすぐさま盗塁して一死2、3塁、8番八木選手は2-2から見逃し三振で2アウト、9番4年生鍋倉(貫)選手は亀少クラブにあってはひときわ小柄です。ここでチェンジにしなければまた1番に戻り怖い打順になります。しかしフルカウントからファウルで粘り四球、ここで球審が給水タイムを宣告しました。さてプレー再開、打者一巡で1番鍋倉(彩)選手です。ストライク、ファウル、ファウル、打ち気満々、打ってレフト頭上をライナーで破るグランドスラム、8点です。これで終わりません。先ほどホームランの2番小見山選手、今度はサードゴロ、イタダキ、と思ったら1塁悪送球、ボールデッド、3番溝江選手ショートゴロ、あぁやっと終わりだと思ったら1塁送球を今度はファーストがエラー、9点目、4番島田選手空振り三振でやっとチェンジ。1イニングで9点なんてアンマリです。しかし実はこの回投手の自責点は2点なのです。小見山選手の本塁打得点と4番島田選手が四球出塁して竹内選手のサードゴロ野選の間にホームインした2点だけ、3番溝江選手はパスボールホームインなので投手の自責点にはなりません。8番八木選手のところでエラーが無ければチェンジになっていたはずなので、6番竹内選手以降はすべて自責点対象にならないのです。失点9で自責点2、いかに守備がボロボロか...ということです。上で「内野守備はまあまあ」と書きましたが、練習ではそうなのですが試合になると何故かこうなるのです。2回裏は亀少クラブの打棒爆発、まぁ皆さん好きなように打ちまくって、この回打者12人目の三上選手がライトへ二塁打を放ち、この回9点目が入ったところで二回目の給水タイム、結局打者三順して5番萩野選手が4回目の打席ショートゴロでチェンジになるまでこの回15点、計24点。ただし亀少クラブにとってはどうでも良いことなのですが、この2回裏15点取られたピッチャーにとって自責点ゼロなのが驚きでした。5番萩野選手がライトへヒットして6番竹内選手がレフトへヒットし、これを後逸して打者走者一気にホームインして2点...から始まりました。これはランニングホームランではなく、1ヒット1エラーなので自責点になりません。アメリカではイニングが終わった時点で遡って自責点を計算しますが、日本ではホームイン時点で決めるので、エラーによってホームインしたものは自責点の対象外になるのです。この後三上選手センターへヒット、八木選手ファーストフライがヒットになり、1番鍋倉(彩)選手の何でもないライトフライを落として二者生還しても自責点になりません。この後も四球や安打やエラーが続き、どうしたわけか自責点ゼロ、31年間スコアラーやってますが、失点24/自責点2なんて試合は記憶にございません。認知症でしょうか(>_<)。


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チーム 1 2 3 4 5 6
大井少年ファイターズ 1 0 0 0 0 0 1
大井ウエスト 2 0 0 2 1 × 5
勝利投手:加藤蓮大  本塁打:無し

戦況:ウエストは新井投手に6三振を喫し、実質ヒット無しなのに勝ちました。女の子なのに4年生の時からレギュラーで、今年は主将として大井少年ファイターズを引っ張る美月さん、球は速く、ウエスト貧打線は打てません。ところが四死球8個、1回には内野ゴロの間に2点、無安打で2点頂きました。4回も同じように2点、5回には虎輝デッドボールから蓮大の内野ゴロ、1塁手が伸びて捕球したのですが伸び過ぎてかかとがわずかにベース離れる間に虎輝ホームイン、5点すべて四死球のランナーを、当り損ねの内野ゴロの間に返したものです。一方守りのほうは1回表センターフライが何故か三塁打になり、レフトフライが何故か二塁打になって1点、ピッチャー普通ガッカリするはずですが蓮大はめげません。馴れているからです。キャッチャー虎輝は荒稼ぎでした。ファイターズが果敢な走塁をするものですから3盗阻止×3、2盗阻止×1で、おいしい刺殺ショー、蓮大3打点は1回のショートゴロで3塁ランナー大和と2塁ランナー虎輝が還ってあげたものと5回のショートゴロで2塁ランナー虎輝が還ってあげたものです。虎輝がセカンドリードからスタート良く3塁回ってホームインしたおかげです。歩夢は4回一死2、3塁でスクイズのサインを無視して打ってショートゴロ、スクイズですからランナースタートしています。真希はすぐホームイン、2塁ランナー壮汰も3塁回る、ショートが1塁悪送球となりましたが、もし1塁アウトだったとしても2者生還していたので2打点が記録されます。このスクイズサイン見逃しの前にもう一つミスがありました。2回に真希空振り三振1アウト後、壮汰がレフトにヒットして盗塁、暴投で3塁に進みました。ボール2ストライク1からスクイズのサインを出したら空振り、当然のごとく壮汰は3本間挟まれてランダウンプレーの末タッチアウト。結局歩夢空振り三振。4回には陽樹、大和連続四球、城送りバント成功して一死2、3塁、虎輝空振り三振しましたがキャッチャー落としている、虎輝1塁へ走る、振り逃げだ!ところが陽樹が突っ込んで、3本間挟まれてランダウンプレーの末タッチアウト。三振でホームスチールもアリエナイですが、続く蓮大がファーストゴロで結局無得点。理想的な展開で一死2、3塁の好機を作ったのに、6年生が絶好のチャンスでこの有様では困ります。


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チーム 1 2 3 4 5 6
大井ウエスト 0 3 0 0 2 0 5
鶴ヶ岡少年野球クラブ 4 1 0 1 0 × 6
敗戦投手:加藤蓮大  本塁打:小口翔大(鶴ヶ岡少年野球クラブ)2ラン、遠藤城2ラン

戦況:スコアだけ見ると大接戦に見えますね。実は残塁も共に5なのです。ところがウエストのヒットは2、鶴少クラブは8なのです。ではどうしてこんな点数になったのか?四死球です。ウエストは8個得て、鶴少クラブは2でした。では点差は?エラーです。ウエストは2、鶴少クラブは0、守りの良い鶴少クラブが勝利した理由です。ウエストは1回表池田(博)投手の前に大和サードゴロ、城セカンドゴロ、虎輝空振り三振の三者凡退、その裏蓮大は1番に粘られて根負け、歩かせて、パスボールで2塁へ、2番送りバントで一死3塁、この場面のバントは手堅いというよりもかき回す作戦でエラー誘いと思われます。3番池田(博)選手は左中間破る三塁打でまず1点、4番渡辺主将のセンターへのヒットで2点目、5番小口選手はレフト越え2ランホームランで4点、以降は抑えました。先制パンチ食らったウエストは2回表4番蓮大から、池田(博)投手は1回の好調さがウソのようにストライクが入りません。4者連続四球で押し出し1点、歩夢レフトフライで1アウト、陽樹四球押し出しで2点目(陽樹初打点)、大和サードゴロ、捕って3塁踏み2アウトとなる間に壮汰ホームインして3点目、城セカンドゴロ、チェンジ。その裏2アウト1塁からサードゴロ、これをエラーして二死1、2塁、3番池田(博)選手はショートフライ、これはイタダキ、ところがポロリ、2アウトですからランナー走っています。2塁ランナーホームイン、1塁ランナーは3塁回って本塁狙うもタッチアウト。この連続エラーによる1点が結果的に勝敗を分けました。3回表大和がヒットで出て3塁まで進みましたが後続凡退無得点、その裏一死2、3塁のピンチをしのぎ、4回表ウエスト7、8、9番三者凡退、その裏二死からヒット、四球、ニ塁打で1点追加されましたが2ラン打たれている小口選手をファーストフライに仕留めて二者残塁で踏ん張りました。5回表ウエスト打順良く1番から、鶴少クラブのピッチャーは池田投手から渡辺投手に代わりました。大和が四球で出て、城が2-2からレフトオーバーのホームラン、6-5と1点差に迫ります。俄然勢い付く大井ウエスト、しかし虎輝のイイ当たりはセンターライナー、蓮大サードゴロ、真希が歩きますが壮汰のゴロをファースト捕って1塁ベースカバーの投手にトスして3アウト。5回裏鶴少クラブを三者凡退に抑えて逆転狙いますが、ウエストは下位打線、歩夢がボールに食らいついてデッドボールで出るも残塁、ゲームセット。



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