大井ウエスト試合結果  

第25回ふじみ野市秋季大会

1回戦免除2回戦】 11月17日(日) 11時43分〜13時31分 元福小学校

チーム 1 2 3 4 5 6
大井ウエスト 2 1 0 0 1 3 7
大井ブルーウィングス 0 0 0 6 0 0 6

勝利投手:笹山颯大  本塁打:無し

戦況: ウエストは大井ブルーウィングスに5月12日の春季大会では3-5で負けています。なんとかリベンジしなければなりません。父母会長は「今日は勝ちます」と強気の発言、何か根拠があるのでしょうか?理由は分かりませんが、勝たなければいけないのは確かです。春季大会はどれもこれも接戦で、34得点29失点で2勝6敗、これが今期の通算成績にそのまま反映されていて、目標の20勝にはるか遠い13勝、大会はもうこの大会と北岡杯しかありません。ウエスト先発は里紅、大井ブルーウィングスには、打たれたらしょうがありませんが、四死球やエラーでランナーを出してはいけません。走塁は上手いし、盗塁してバントで送ってという野球をキチンとやり、スクイズも上手い、ベンチワークも良いチームなので、ランナーを出したらあれよあれよと言う間に点を取られてしまいます。
 先攻ウエストは、1回表2四球で一死1、2塁から4番和哉が三塁線抜く二塁打で先制、なおも四球で一死満塁から舜がセンターへヒットして2点目、しかし翔がレフトファウルフライ、これはタッチアップ無理、大河ピッチャーフライで三者残塁。マウンドには里紅、いきなりレフトへクリーンヒットを打たれましたが後続断ちました。
 2回表一死からコスモがレフトへライナーで運び、続く洸、颯大が1回同様歩いて満塁、和哉サードゴロ、三塁ランナーコスモスタート良く本塁へ、野選となって3-0なお満塁、一挙に序盤大量点のチャンス、しかし里紅ピッチャー頭上に打ち上げてインフィールドフライ、舜レフトフライで三者残塁。その裏里紅は三者凡退に抑えます。
 3回表翔がレフトへライナーで運び、大河が送ったのに二塁牽制アウト。こんな拙攻やってたらヤバイゼヨ。その裏四死球で二人ランナー出しましたが0点で抑えました。
 4回表コスモがサードゴロ、1塁送球が悪くセーフとなりましたが、牽制の上手い新井投手におびき出されてランダウンプレーとなり、必死に逃げるもタッチアウト。牽制の上手い投手、抜け目無いランダウンプレーのブルーウィングスですから慎重であるべきでした。こんな拙攻やってたら、本当にヤバイゼヨ。しかも洸、颯大共にサードゴロでチェンジ。その裏案の定ビッグイニングを作られました。4番梶選手にライトフライ、大河の頭を越されて、ヤバイ長打だ!と思ったらセカンドの和哉が大河を追い越してボールを掴み、二塁へ返球したためシングルとなりました。打球の方向へ素早く走る、鉄則ではありますがこれは素晴らしい守備でした。しかし5番長打力のある斎藤選手、バッシーンと叩いた球はレフト線ライナーで抜ける、涼碧が必死に追いますが二塁打となって3-1とされました。送りバントで一死3塁とされ、7番への初球ワイルドピッチで3-2、浮き足立ったか、四球、死球、これはイカン、ピッチャー交代、颯大がマウンドに、コスモがサードから捕手に、涼碧がレフトからサードに、里紅がレフトに入りました。一死1、2塁で9番ピッチャーゴロ、イタダキ!3塁送球したらこれが捕れない!1塁送球でアウトカウント増やすという考え方もありますが、それは弱いチームのすることです。強いチームは次に自分のところへ打球が来たら何をすると決めていますから、ここで3塁に送球するのは当然、打球を見てサードはすぐさま3塁に着いて送球を待たなければならないのですが、この連携が乱れました。ピッチャーゴロだけに余計に時間が無い、やはりまだまだウエストは弱いチームだということです。これで同点となってなお一死2、3塁、1番に還り怖い志賀選手、鋭い打球がピッチャーの足元を抜け、二者ホームインして5-3と逆転されました。さらに盗塁され、2番セカンドゴロに打ち取りましたが二死3塁、3番新井主将にぶつけてしまい、さらに4番梶選手にもぶつけて満塁、球が速いので逃げられません、ゴメンナサイ。「落ち着け颯大!」とベンチから必死の指示、5番サードゴロ、イタダキ!のはずでしたがボールが手に着かない、捕って3塁ベースを踏もうと思ったのでしょうが、早く捕ろうと焦ってしまったのです。捕って1塁に投げればアウトでしたが、3塁ベースを踏むほうが、送球しない分ミスの確率は小さい、判断は正しいのです。1塁送球すると決めていたのならそれでも良いでしょう。ここでアウトを取れないということは、やはりまだまだウエストは弱いチームだということです。これで6-3となりました。
 5回表、もう残り時間13分ぐらい、ウエストとしては少なくとも3点とって同点に追い着かないと負けてしまいます。和哉サードゴロ1アウト、里紅センターへヒット、舜四球、翔初球サードゴロで2死2、3塁、大河がフルカウントからヒットして里紅ホームインして4-6、涼碧セカンドゴロでチェンジ。もう残り時間が少ない、急げ、急げ、ブルーウィングスは7番から、ファーストゴロ、空振り三振、ライトゴロで、まだ残り時間がある!16球で三者凡退、バッテリーにリズム良く投げさせましたが、もし某チームのように攻撃のタイムなどかけられて時間稼ぎされたらタイムアップしたでしょう。そこはフェアな大井ブルーウィングスですから助かりました。
 6回表ウエストは打順良く1番から、新井投手はもう100球越えて握力が落ちているみたいでコスモ、洸、連続四球、3番颯大の2球目ワイルドピッチで無死2、3塁、3ボール1ストライクから打ってセンターフライ、飛距離十分、犠牲フライで5-6、4番和哉サードゴロで2アウト、1塁送球を見て洸3塁へ、打席には里紅、このイニング三人目の6年生、ここでアウトになれば終わってしまいます。頼む、と手を合わせます。3ボール2ストライクのフルカウントから次の球はボール!新井投手も必死の投球、しかしもう球数はすごく多くなって、なかなかコントロールままなりません。「頑張れ!コータロー」とブルーウィングスベンチも必死の声援です。ここで打席には舜、ここぞというところで必殺仕事人の役割をたびたび果たしてきました。ウエストベンチにしてみれば一番良いバッターが巡ってきました。里紅盗塁して二死2、3塁、1塁空いてますが四球など要りません。打ってくれ!フルカウントから2球ファウルで粘ります、ヨシヨシ、この場面は気迫です、際どいボールでもブッ叩いて、「親の仇」とばかり打つ場面、明らかなボールなら仕方ありませんが、来た〜〜〜!打った〜〜〜!レフトへ二塁打、二者生還して7-6逆転、ウエストベンチも応援団も大フィーバー...続いて翔が打てばカッコイイのですが空振り三振、ショウがない...さあ、時間はもう過ぎている、6回裏ブルーウィングスは打順良く1番から、颯大の球は速くて重いので抑えにはピッタリ、志賀選手はこの日ただ一人颯大からヒットを打っています。しかしこの打席は押されてファーストファウルフライ、2番空振り三振で2アウト、3番新井主将、4番梶選手には前の打席連続死球、やはり良く知っているだけにそれが災いしたか今度は連続四球、これはイケマセン。「打てるものなら打ってみろ」と、ドジャース前田健太、ソフトバンクホークス甲斐野投手のようにバッターを睨みつけて思い切り腕を振ってくる、球に魂がこもっているので甘くても打てない、そんなピッチャーのような投球をして欲しいナァ〜。しかも打席には力のある斎藤選手、これは厄介なバッターを迎えました。1球目で新井選手3盗、揺さぶってきます。2球目で梶選手も2盗、二死2、3塁、一打逆転サヨナラのピンチです。ウエストベンチも、ブルーウィングスベンチも必死の声援、フルカウントから打ち上げてファーストフライ、翔が手を挙げてガッチリキャッチ、試合終了。健康に悪い試合でした。なんとかリベンジは果たしましたが、9残塁、2塁上死の糞詰まり打線は困ったものです。取るべき時に得点しないとツケが回って来るのです。


試合終了後、元福小学校隣の寺尾調節池をぐるっと歩きました。このたびふじみ野市環境審議会委員を委嘱されることになり、この辺りの自然は貴重なので見ておこうと思ったのです。新河岸川が東西に蛇行し、南から川越江川が北上して新河岸川に合流しています。川越江川は「江川都市下水路」とも呼ばれ、関越自動車道付近から流れてきますが、大部分が暗渠となっています。開渠になるのは、以前は新河岸川との合流点付近、元福小学校と葦原中学校の間からで、その先・上流は蓋がされていました。2017年の台風21号の大雨でほとんどの蓋が濁流に押し上げられて外れ、護岸が崩壊しました。周辺の寺尾地区では床上浸水232戸、床下浸水196戸の被害を出しました。2014年に新河岸川に逆流防止ゲートが設置されたのですが、これによって逆に新河岸川へ放流できず、洪水の要因となったようです。新河岸川の水が逆流しないようにとの配慮だったのでしょうが、川越江川の水量が急激に増えて、新河岸川へ流れ落ちるところの水門で阻止されて溢れたのです。その後、大工事が施され、川越江川は寺尾調節池の南端付近から開渠になりました。洪水のときに国土交通省のポンプ車が駐車して排水していたセブンイレブンも今や閉店してしまいました。寺尾調節池は、青森県の下北半島を左右逆にしたようなマサカリ型で、川越江川から寺尾調節池に食い込む形で元福小学校とカトリック星和幼稚園が設置されています。寺尾調節池の北側に「寺尾ポンプ場」があります。ここの横にゲートが設けられ、新河岸川の水位が上がると寺尾調節池に水が導入される仕組みになっています。調節池(ちょうせつち)というのは調整池、遊水池と言われることもあります。寺尾調節池の歴史は新しく、2003年に建設されました。周辺1820mの堤防で囲まれ、堤防の上は細いアスファルト舗装で、散歩したりジョギングする人が大変多いところで、住民の憩いの場所になっています。面積は13ヘクタール、容量は36万立方メートルです。堤防から中に降りていくと、水が溜まっていて、少し流れもありますが、とてもきれいな水です。草が富養分を吸って水を浄化しているのでしょう。いろいろな生き物を観察できるビオトープになっています。中には小さな畑を作っている人もいましたが、ここは公用地のはずですね。一部川越市が設置した木道もあります。寺尾調節池の西南角地(川越市寺尾611番)には猫がたむろしており、それも毛並みの良い裕福そうな猫が数匹居て、人を見ると寄ってきます。川越市の看板が設置されていて、「猫の餌を置かないで下さい」というようなことが書いてあります。隣には「ふんは持ち帰ってね」と犬と人の描かれた看板もあります。多分ご近所に猫に餌をやる人が居るのでしょう。こういう住民は確信犯なので、なかなかお願いしてもやめないんですね。寄ってくる猫は可愛いので、つい情が移るのでしょう。行政は、「猫は室内で飼って下さい」とお願いしているようですが、こうしたことは全国的に問題となっています。苦情を言う住民と動物愛護の狭間で、行政が困っているわけです。ふじみ野市では、少なくとも増えないようにと、野良猫の去勢をするという対策を採っているそうです。


株式会社東京建設コンサルタントの「埼玉県 新河岸川総合治水事務所 寺尾調節池利用基本計画」より
北側から俯瞰した図、下中央が寺尾ポンプ場と新河岸川、マサカリ型の堤防に食い込むように元福小学校

「猫の置きエサ禁止」、「ふんは持ち帰ってね」との川越市のお願い看板あり(寺尾611地区)

準々決勝11月24日(日)12月1日(日) 11時26分〜13時2分 駒西小学校A-2

チーム 1 2 3 4 5 6 7
上福岡イーグルス 0 1 0 0 0 2 1 4
大井ウエスト 0 0 0 2 0 0 0 2

敗戦投手:落合里紅  本塁打:無し
(スミマセン、配線投手になっていました。変換ミスです。電気工事屋さんではないので、配線してはイケマセンね)

戦況: ウエストは上福岡イーグルスに4月13日の春季大会では、5-2でリードして、今日は勝てそうだなと思ったところから、暴投やタイムリーヒット、エラーなどで同点とされ、最後は6-5でサヨナラ負け。ヒットは共に7安打、四死球はウエストのほうが二つ多く頂き、犠打犠飛はウエスト2、イーグルス0、盗塁はウエスト12、イーグルス4、残塁はウエスト8、イーグルス4、どうみてもウエストが押しながら拙守、拙攻で負けました。実力的には最後に勝てる上福岡イーグルスが上でしょうが、少年野球では気持ちが乗ったほうが勝つことがあります。他のスポーツと違って、頭を使い、連携が重要ですから、「窮鼠猫を咬む」ようなことが起こるのです。第81回埼玉南部秋季大会2回戦でウエストが水谷フェニックスを下したり、3回戦ファイヤーナインズ戦では4回8-0とリードされて5回コールド負けかという展開からジワジワ追って同点に追い着き、タイブレークに持ち込んで最後は負けましたが、実力差があっても、ガッツがあれば、ガップリ四つの戦いが出来るのです。頑張りましょう、春のリベンジです・・・と書いていましたが撃沈しました。
 ウエストは里紅先発、1回わずか5球で三者凡退に打ち取ります。どうもオカシイ、イーグルスらしくない積極的な打撃、本来ならジックリ見てくるはず。一方上福岡イーグルスは二宮主将が先発、1番コスモがストレートの四球、ワイルドピッチと洸のセカンドゴロで一死3塁(※1)、しかし颯大セカンドゴロ、和哉ファーストフライで先制のチャンスを逃しました。
 2回表2死から6番浅いセカンド横のフライがテキサスヒット、颯大の1塁牽制球がライトへ抜けランナー一気に三塁へ、ここで7番仲家さんが綺麗にレフト前にヒットして先制点を奪われました。その裏ウエストは里紅四球から盗塁、舜が送りバント、これが絶妙で、ショートが捕って1塁送球間に合わずヒットとなって、すぐ盗塁して無死2、3塁、バッター翔、シュンが打たなきゃショウが無いですが、シュンがチャンスを作ったのでショウが有るはずでした(※2)。バシッと打った当たりは強烈ライナーで左中間か、と思ったら、ショートの伸ばした手にスッポリ、そのまま3塁送球して併殺、しかも舜は大河への2球目に二塁牽制、タッチアウト!
 3回表イーグルス三者凡退、里紅好調です。その裏ウエストは陽稀が四球出塁するもコスモ空振り三振、洸ピッチャーゴロで打ち取られました。
 4回表イーグルスは3番成山選手初めての四球、4番二宮主将打ち上げてピッチャー後方の小フライ、里紅は早々諦めましたが、これはピッチャーでなければ無理、ショートが突っ込むもその前にポトリ、無死1、2塁から成山選手3盗謀りますが、颯大が3塁送球タッチアウト!このところ颯大は2盗もしばしば阻止していますから3盗は無謀です。この後二者打ち取って切り抜けました。その裏ウエストは颯大から、ショートゴロに倒れて一死、4番和哉四球から盗塁、5番里紅はショートゴロ、するとナント!和哉三塁へ向かう、三塁送球、タイミングはアウト、しかし和哉がタッチをかいくぐったので空タッチとなり、審判はランナーが三塁到達したのを確認してセーフの判定、これは和哉の暴走でした。二塁ランナーはショートゴロで三塁へ走ってはいけません。一塁送球を見てから走り、二死三塁となるはずでしたが、暴走が一死1、3塁を産んだのです。チャンスに強い舜はスクイズ成功で同点、翔がライト線へ見事なライナーヒットで逆転しました(※3)。
 5回表裏は共に無得点。
 6回表イーグルスの攻撃は2番から、セカンドゴロで1アウト、3番成山選手ストレートの四球、4番二宮主将には追い込んでから歩かせました(※4)。これが4個目の四球、5番ショートゴロで二塁送球封殺2アウト、6番もフルカウントから歩かせて二死満塁、もう80球を越えました。ピッチャー交代かと思いましたが、冨士川監督マウンドで内野陣になにやら声掛けて戻ってきました。続投です。ここで打席には7番仲家さん、1打席目は綺麗なレフト前タイムリーヒット、2打席目はイイ当たりのセカンドライナー、当たっています。ヤッパリ、センターへクリーンヒットで二者生還、3-2と逆転されました。その裏ウエストは颯大がセンターへの飛球、これは捕られたと思ったらポトリ、ここは盗塁してという場面です。ここまでウエストは盗塁すべて成功しています。しかし颯大は走りません。和哉はストライクを見送ります。積極的な和哉が振らないということは何故か、分かりますね。もう1球待っても良かったのですが打ってサードゴロ、5→4→3の絵に描いたようなダブルプレー。里紅ファーストゴロで結局3人で終了。
 7回表イーグルス9番ピッチャーゴロ1アウト、1番に還って歩かせました。これはイケマセン。片山選手は俊足です。里紅はおおむね70球が目安なのにもう100球、限界です。ピッチャー交代、颯大です。2番への初球に盗塁、3ボール1ストライクからの5球目ボール、このとき片山選手3盗、キャッチャーはコスモに代っていますからこれは阻止できません。3番成山選手、ここは三振か内野フライで切り抜けたい場面、ストライク、ストライクで追い込んで3球目ファウル、4球目サードゴロ、サードは大河に代っています。迷わず1塁へ投げたものだから、片山選手悠々ホームイン、4-2。これはいただけません。3-2と1点ビハインドでの最終回、満塁にしてもいいから3塁ランナーは絶対ホームインさせてはいけない場面です。強いチームなら3塁ランナーをサードへ追い戻してから1塁送球、それで野選となっても仕方無いという野球をします。イーグルスなら間違いなくそうします。4番二宮選手は三球三振、ズバッと速球で手が出ませんでした。これが颯大のピッチングです。その裏イーグルスはピッチャー交代、バッテリー交換で成山投手となりました。ウエストは期待の舜から、しかしショートゴロ、守備の上手いイーグルスに綻びなど考えられません。当っている翔はセンターへライナー、突っ込んで伸ばしたグラブの先からポロリ、これはエラーではありません。捕っていれば地面スレスレ、ナイスキャッチ、こういう捕っていればファインプレーと言う打球を落とした場合はヒットが記録されます。正面や、普通に手を伸ばして捕れる打球なら強い当たりでもエラーです。しかし大河セカンドフライ、陽稀ピッチャーゴロでゲームセット。
 この試合で一番ガッカリしたのは冨士川監督でしょう。勝ち目があったからです。負ければ「タラ」「レバ」が付き物です。※1の場面で強いときのウエストなら颯大にスクイズですね。4割バッターの颯大でも、凡打の確率のほうが高い、相手はイーグルスとなれば先手必勝、先取点を取るべきでした。若松ブルーウィングスなら絶対スクイズです。※2はどうでしょう?当っている翔ですから打たせるのは当然のように思えますが結果は併殺でした。1-0で追う場面、スクイズで同点にしてとられたらすぐ取り返せば流れはコチラのものです。しかしスクイズは強気の作戦、まだ実戦経験の少ない翔では無理だと判断したのでしょう。強いチームでもジワリジワリと1点ずつ取られると、爆発的攻撃力のあるチームならいつでも取り返せると余裕しゃくしゃくかもしれませんが、今年のイーグルスなら焦りが生じたはずです。相手によって戦法を変えるのが強いチームなのです。※3は和哉の暴走が思わぬチャンスを産み、舜のスクイズ成功、翔のタイムリーとバッチリ打ち手がはまりました。悔やまれるのは※4ですね。3、4番を四球で歩かせた時点で里紅は限界でした。この日は今年最多投球数であるだけでなく、公式戦では最多四球です。こういう接戦で1試合6個は多過ぎます。5回までナイスピッチングなので引っ張ったのでしょうが、ここはスパッと颯大に替えて、1点を守る野球をすべきでした。継投が実は監督の一番の悩み時なのです。替えたピッチャーが打たれたらこれはもう仕方無い、クドクドと「タラ」「レバ」を書きました。忘れてください。
 結局イーグルスはしばしば好守備でピンチを切り抜けました。ウエストは捕手の悪送球が失点に繋がったり、無安打で1点与えたり、やらずもがなの失点で墓穴を掘りました。終わってみればしっかりした野球のイーグルスが勝って当然ですが、クリーンヒットは仲家さんの2本だけ、それで3打点、脱帽です。二宮投手は4回まで毎回四球で調子悪そうに見えますが、それも際どいコースを丁寧に突いたからで、ウエストの1〜5番が無安打、打撃好調のコスモが2三振、4割バッターの颯大も打たせてもらえなかったことが示すように、甘い球でなければヒットは出ないのです。二宮主将のピッチングにも脱帽です。


大井亀少クラブが優勝

決勝戦】 12月14日上野台小学校で行われた決勝戦は、前週の北岡杯準々決勝の再現、このときは5-0で上福岡イーグルスの完勝でした。しかし北岡杯での大井亀少クラブは三芳ドリームズとの激戦で、勝利を確信してエース八木快成投手を降ろしたら同点に追い着かれてタイブレーク突入、再び八木快成投手を登板させてやっと逃げ切ると言う厳しい戦いの後のダブルヘッダー、6年生一人の亀少クラブには余力が残っていませんでした。しかしふじみ野市秋季大会の決勝戦は、ダブルヘッダーを組まずチームの総力を挙げて戦うようにしたいとの柏木会長の方針を受けての戦い、お互い万全の体制で臨みました。こうなると東入間学童野球連盟秋季大会の優勝チーム亀少クラブと第三位上福岡イーグルスは負けられないと気迫の戦い、前半こそ3-2と亀少クラブがリードしますが、後半は何が何でも逆転するぞという上福岡イーグルスが攻めまくります。防戦一方の亀少クラブですが、キャプテン八木快成投手のピッチングが冴えます。コーナーいっぱいにビシビシと投げ込むので、上福岡イーグルスはここぞのチャンスに一本が出ません。上福岡イーグルスの打者たちも簡単には引き下がりません。ファウルカットで粘って、手に汗握るような戦い、結局1点を守りきって大井亀少クラブが優勝しました。久々に死力を尽くしての戦いを見て、カヤの外()ながら感動しました。これぞ決勝戦、という試合でした。今の小学生は蚊帳(カヤ)というのは見たことないかもしれませんが、一応今でも売ってますよ。昔は蚊に刺されないように網の中で寝たものです。このネットを蚊帳(カヤ)というのです。

閉会式
2019年12月14日(土)15時50分上野台小学校

第三位表彰を受ける鶴ヶ岡少年野球クラブと大井ウエスト(後方に優勝旗の大井亀少クラブ)


審判団の中には晴れの決勝戦球審の川井田隆昭さんも。藤本さんはカッコイイなァ

夕闇迫る上野台小学校、彼方のコンフォール上野台に西陽が射す(16時、準優勝の上福岡イーグルスと共に)

6年生3人と5年生2人、ナント!5年生5人がインフルエンザ休みではそもそも決勝戦は無理でしたね

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