大井ウエスト

トピックス2013



大井ウエストでのトピックス各種ご紹介します

WEST主題歌
南部蝉しぐれ
先輩の
活躍
浦学甲子園
1回戦散る
先輩の
活躍2014
2013年ふじみ野
市春季優勝祝い
松栄庵 平山さん、八柳
さんの古希祝い
ふじみ野市小
学校入学者数
バーベ
キュー
澤藤の
還暦祝い
こんな
時代も



ページTOPへ  ウエスト主題歌「南部蝉しぐれ」
負けて泣くより 勝って泣け
時節は来ると 風がいう
弱音をはくな 強気になれよ
胸に聞こえる 蝉しぐれ

演歌部門カラオケリクエスト日本ナンバー1、全国の皆様が大井ウエストを応援してくれております

紅白歌合戦出場決定!!




2013年6月22日(土)澤藤撮影 サプライズで登場


ページTOPへ  先輩の活躍


第95回高校野球選手権大会埼玉大会

ページTOPへ  組合せと結果

7月21日 埼玉平成3−0春日部共栄


埼玉平成BEST16進出おめでとう!

4回戦、埼玉平成はエース佐々木誠太(背番号1)先発、青木一也が2年生ながら斬り込み隊長、背番号5でサードを守る、
Cシード春日部共栄戦と聞いたときは正直、ここまでか(>_<)と思いました。バッテン、佐々木誠太の快投で完封勝ち、ジェジェ!
野球は点を取られなければ負けないことになっております。6回裏に2点、8回裏に1点追加、いずれも一也が出て誠太が返しました
ウエストのキャプテンだったふたり、大したものです。次は23日(火)上尾市民球場で10時から地元上尾との対戦です

[毎日新聞2013年7月22日付け朝刊埼玉版より]
ささやん0583のあま野球日記@大学野球-楽天ブログから→春日部共栄、4回戦で敗退〜
佐々木誠太の投打にわたる活躍で埼玉平成高がベスト16に進出
下記画像はあま野球日記@大学野球から転載させて頂きました

[スコアボード]

力投する埼玉平成のエース・佐々木誠太

埼玉平成の4番・佐々木誠太が中前に2点適時打を放つ

 より
 落ちるスライダーと逃げるスライダーに、春日部共栄打線のバットが次々と空を切る。最後の打者を打ち取って完封すると、雄たけびを上げながら何度も両手を突き上げた。優勝候補の一角を破る金星に、「今までで一番うれしかった」。
 昨秋に捕手から投手へ転向した。冬は10キロ以上の走り込みや山での坂道ダッシュなどを繰り返して下半身を鍛え、球速は7キロ上がった。春以降は独学で縦、横2種類のスライダーを習得。「趣味は野球です」と言い切り、ベッドでもボールを手放さない。
 最速142キロの直球とスライダーを武器に、この日は10奪三振。4番打者としても活躍し、県内屈指の投手力を誇る相手から全3打点を挙げた。春日部共栄の本多利治監督は「佐々木君一人にやられた」と脱帽した。
 「自分が入って埼玉平成を強くする」。入学前の思いは、確実に実を結び始めている。5回戦は初の8強入りを懸け、昨夏に1回戦で敗れた上尾に挑む。(池田友次郎)

あるブログに、埼玉平成は春日部共栄、上尾と連破した原動力がエースで4番の佐々木誠太。TVで見て、まだこんな逸材が眠っていたんだなと思うとワクワクが止まらなかった。これこそ高校野球の醍醐味ですね。130`後半くらいのストレートと縦スラを武器にばったばったと三振をとる姿は実に痛快。雑誌にも全く載ってなかった選手ですが、昨夏まで捕手で投手になったのは昨秋から。チーム自体も春・秋と県大会にすら進めなかったので、知らなくて当然かもしれません。佐々木の実力は間違いなく本物で、大学以降でその名前を知ることとなるでしょう。楽しみな逸材ですし、浦学戦でどこまで自慢のスライダーが通用するか注目です、と書いてありました。


ページTOPへ   埼玉平成初のBEST8進出!
準々決勝で春の全国王者浦和学院と決戦

さて初のBEST16に進出し、迎えた23日(火)上尾市民球場で地元上尾との対戦は3-1勝利!BEST8進出です
佐々木誠太が完投勝利、青木一也が4打数3安打、絶好調

7月25日(木)10時県営大宮球場

ページTOPへ  やはり浦和学院は強かった!


 大宮公園の埼玉県営球場に来たのは何年ぶりだろう?大井ウエストの前身、大井ニッショウ(西原小学校)のキャプテンだった吉澤宗太が所沢北のキャプテンで準決勝、所沢商との所沢対決のときだ。親父の吉澤元監督はもちろん、当時代表だった平山さんや北原さん、たくさん応援に来た。結果は負けたが、県営大宮球場で応援できてうれしかった。今回は産業道路を隔てて陸橋でつながっているお隣第二公園の市営球場で上條将希の市立川越が同時スタートで、先発将希だ。
 試合前のシートノックは、グラウンド状況を確認する意味もあるが、相手に自分達の守備の巧さを見せ付けると共に、選手の緊張を解くためのものだ。浦和学院の選手たちはデカイ。埼玉平成と比べると勝瀬キッズ対大井ウエストみたいなものだ。身長があるだけでなく横にもデカイ。シートノックでマウンドには5人ぐらい、いずれもデカイ。ところがキビキビ動いて、目にも止まらぬノッカーの乱れ打ちに次々反応する。内野は1塁へ矢のような送球、外野の返球は皆ストライクで返って来る。もうシートノックを見ただけで勝敗が予想できるような有様で、さすが全国優勝のチームは違うな〜と思った。
 試合はセンバツV投手・小島和哉(オジマ・2年)と佐々木誠太(3年)の両エースの投げ合いで始まった。戦前の新聞では埼玉平成・佐々木が縦横2種類のスライダーで、浦和学院打線をどれだけ抑えられるかがポイントと書いてあった。言外にウラガク有利、どれだけ頑張れるか?という意味が込められており、勝敗予想は書けないが、スポーツ記者の気持ちが見てとれる。誠太は3番・山根佑太(3年)、4番・田涼太(3年)という強打者には良いピッチングをした。特に高田に対しては、1、2打席共に三振を奪う。ところが浦和学院打線は1番から9番まで他チームなら皆4番みたいな感じ、そのくせ送りバントはキッチリ決める、スクイズも決める、エンドランも決める、隙の無い攻撃をしてきて、しかもそれがズバズバ決まるのだ。こういうチームの監督は楽しいだろうな〜と思った。
 2回裏、一死から5番・木暮騎士(3年)が絶妙のカスリ方で死球出塁すると、続く斎藤良介(3年)が左中間へヒットを放ち一死一、三塁とされた。二死後、8番・左の小島(ピッチャー)が横のスライダーを捉えてライト前タイムリーを放ち、浦和学院に先制された。
 小島投手は、8回ノーヒットだった前々回の春日部戦と同様に、序盤から埼玉平成打線を圧倒する。手元でピュッと伸びる直球に手も足も出ないという感じ。青木一也も斬り込み隊長の本領が発揮できない。「バットが長い!」平山さんが怒鳴る。ドデカイ浦和学院の選手たちは一握り残してバットを持っている。やはり佐々木誠太の情報が入っていて、大振りしては打てないから、バットを短く持って、鋭い振りを心がけろという監督の指示だろう。ウラガク左腕小島投手の球は、右打者の内角膝元へ直球が唸りを上げて食い込んでくる感じだ。スピードガンでは140km/h未満なのだが、スタンドから見るともっと早く見える。制球も抜群で、埼玉平成打線は全くバッティングをさせてもらえない。内角球のけぞって避けて「ストライク!」という有様、振ってもファウルが精一杯、結局外野へはフライ3本と最後のライトゴロぐらいだったかな?スピードガンには現れない球の伸び、初速との差が少なくて、手元で伸びるように思うのかもしれない。
 しかし埼玉平成の佐々木誠太も、2回裏は左打者に打たれたが、右打者に対してはインコースからの横のスライダーを効果的に使って踏ん張り、1対0のままゲームは膠着した。
 ところが、5回裏、この回先頭の7番・西川元気(3年)にフェンス直撃の2塁打を浴びると、続く小島にきっちりと送られ、一死三塁とされた。ここで9番・津田翔希(1年)が痛烈に引張り、青木一也がダイビングするも届かず、三塁線を抜くタイムリー二塁打を浴び1点を追加されると、続く1番・竹村春樹(3年)にもレフト前ヒットを浴び一死一、三塁、2番・服部将光(3年)にセーフティースクイズを決められ3対0とされた。「何故変化球を投げないんだ?全く合って無いのに」とブツブツ平山さんがつぶやく。埼玉平成バッテリーは、おそらく浦和学院打線がスライダーに合ってきたと感じたのだろう。この回直球の比率が多くなり、その直球を狙い撃ちされた悔やまれる2失点だった。
 浦和学院打線はなおも7回裏、小島、竹村のヒットなどで一死一、三塁とし、続く服部の所でエンドランを仕掛け、セカンドゴロの間に1点を追加すると、8回裏には、やや疲れの見えた佐々木から、7番・西川、8番・小島の連続長短打で2点を奪い6対0、ここまでの選手名でわかること、クリーンナップ以外の選手が活躍していることだ。これがウラガクの選手層の厚さを示している。特にピッチャー小島が攻撃面で大活躍だったので、投げるほうも気持ち良かっただろう。ただし、小島投手のピッチングからすると点差なんて関係無かった。
 もしかして完全試合か?埼玉平成を応援に来ている少年野球の子供達やリトルの選手たちもざわめく。迎えた最終回埼玉平成の攻撃は二死となった。なんとか完全試合を避けようと巨漢の代打小高健太郎(2年)を送る、その打球は一二塁間を抜ける。「やった〜〜〜」埼玉平成を応援する人たちが拍手、ところが、あらかじめ前に守っていたライト斎藤良介がファーストへ速い球をストライク送球、小高は巨体を押してドスドス走り、1塁へヘッドスライディング、こういうケース、走り抜けたほうが速いのだが、気持ちがこうさせるのだ、ファースト木暮騎士はいっぱいに伸びてキャッチ、1塁審判は、こぶしを握って手を上げた、判定アウトだ。少年野球ではよくあるが、高校野球以上では滅多に見られない、恐らくライト斎藤は完全試合を意識して、頭を越されたら仕方無い、むしろ、ゴロだったら1塁で刺すと決めて前進守備していたのだろう。打たれた瞬間小島投手は「やられた〜」と思っただろう。こういうところが、野球はバカでは出来ない、そしてチームワークが大事だということを見事に示している。この瞬間、埼玉県では23年振りとなる大記録が生まれた。
 埼玉平成は、完敗ではあったが、エース佐々木誠太のピッチングは見事だった。埼玉平成にとって初のベスト8まで勝ち進んだ立役者であった。この日は相手の浦和学院には攻略されたが、ピンチになっても笑顔を絶やさず、バックに声をかけて、力投した。埼玉平成は、バッテリーとキャプテンだけが3年生、あとは2年生のチームである。ショート麦島 亘主将は南古谷、キャッチャー斎藤大樹は鶴ヶ島エンゼルスだったかな?川越の選手が多い。強豪のウラガクを向こうに回してバックも良く守った。エラーはファーストの1個だけ、それでも「ドンマイ」、佐々木誠太は笑顔で投げ続けた。大量点になる前にきっちり相手打者を仕留めてベンチへ帰ってくるたびに応援席からヤンヤの大拍手が送られた。佐々木誠太だからこの程度の失点で済んだ、と言えるのではないか。春の甲子園決勝戦、済美を17-1で圧倒した打線であるが、直に見て、なるほどスゴイと思った。大技小技、セオリー通りの野球をキッチリやってくる。夏も甲子園間違い無い?富士見市・みずほ台ヤンガースで鳴らした山口瑠偉投手を最近見てないのが気になるが、小島のあのピッチングでは出したくても出せないのでは?このレベルまで来ると、油断できない。一瞬のスキを突かれて負けることがあるので、1戦ごとに必勝態勢で臨まなければならない。ただこの日の展開では次に備えて小島を後半引っ込めることも考えられたが、森士監督は動かなかった。春日部戦ではノーヒットノーランピッチングの小島を8回で引っ込めて9回ライトへ回したが、8回終了時点で被安打0、奪三振12、与四死球1、ノーヒットノーラン目前の投手を山口瑠偉に代えるなんて、フツウ考えられない。森士監督は何を考えたか、本人に聞かないとわからないが、この日、同じ球場で花咲徳栄高・関口明大がノーヒットノーランを達成したが、5回戦で所沢商に5-6で負けた。小島にノーヒットノーランをさせないほうが良いと考えた?のだろうか。そうとしか考えられない。しかしこの試合は、完全試合ができるのでは?と思ったのだろう。ノーヒットノーランでもスゴイが、完全試合は一生のうちでも出来ない確率が高い。さすがに森士監督も動けなかった。
 県営大宮球場へ、夢を運んでくれてありがとう、佐々木誠太に感謝だ。青木一也にはまだ来年がある。埼玉平成高校の選手たちは、一つの実績を残した。野球というのは、実績が伝統を作っていく。「埼玉平成は強い」、そういうイメージを、埼玉県160校の野球仲間に植え付けたことは間違いない。


ページTOPへ   市立川越もふじみ野破りBEST8!
準々決勝でシード聖望学園と対戦

野本さんの母校市立川越の上條将希(背番号10)は2年生ながら投手として活躍、ナント!Bシードの埼玉栄を撃破、
23日(火)県営大宮球場で11時半から、杉浦七海のお姉ちゃんがマネージャーの地元ふじみ野高校(旧大井高校)との対戦、
上條将希9回途中交代したが4-2勝利、こちらもスゴイよ、2年生なのに。

(デイリースポーツから)
 市川越が3年ぶりに8強入りした。先発した2年生左腕・上條将希投手が九回途中まで2失点、12奪三振の力投を見せた。
 初回を3者連続三振で立ち上がると、キレのある130キロ台中盤の直球で空振りを量産。「真っ直ぐで押していけるのが持ち味。どんどん飛ばしてリズムを作っていこうと思った」との言葉通り、打線も初回と二回で4得点を挙げて援護。流れを呼び込んだ。
 171センチと上背はないが、体全体を使って投げるフォームは、桐光学園・松井をほうふつとさせる。「似ているとよく言われます。あこがれ?はい」とはにかんだ左腕は、準々決勝の聖望学園戦に向け「投げるとしたら、また初回から飛ばして抑えたい」と意気込んだ。

[右写真]ふじみ野ー市立川越 8回0/3を好投した市立川越・上條将希投手=県営大宮公園球場(撮影・会津智海)

あるブログに、市立川越は左腕エース中山と2年生の140`左腕・上條の2枚看板に加え、全員足を使える攻めが多彩、特に上條は浦学の小島共々、秋以降は関東を代表する左腕として注目されそう、と書いてありました。


次は25日(木)10時市営大宮球場でDシード聖望学園、
応援したいけれど、県営か市営か、どちらか選択だ!


ページTOPへ  上條将希力投空しく、聖望の前に散る

 7月25日、熱戦続く埼玉大会もいよいよ佳境を迎え、準々決勝のさいたま市営大宮球場の第1試合は、強豪私学の一角として名高い聖望学園と、2回戦で埼玉栄を破り波に乗る公立の古豪、市立川越の対戦。隣の球場でやってるが同じ時刻なので応援に行けない、スマホ見ながら・・・
 以下、スポニチから−−−−
 先にチャンスを作ったのは、市立川越。2回、この回先頭の4番・丹羽功太が二塁打を放ち出塁。5番・仲井徹が犠打を決め、一死三塁。続く6番・郡司健人が強烈なゴロを打つも、聖望学園ショート・田畑優樹が上手く捕球、三塁走者を釘付けにして落ち着いて一塁に送球し、アウト。続く打者も倒れ、市立川越は先制のチャンスを逃がしてしまう。
 3回裏、ここまで市立川越先発・上條将希に抑えられ、良い所のない聖望学園。しかしこの回、先頭の7番・田畑優樹がレフトポール際へ本塁打を放ち1点を先制。この一打で強力打線が目覚めるかと思われたが、その後は上條が冷静に抑え、追加点を奪えない。
 なんとか上條の好投に応えたい市立川越打線は6回表、一死から2番・蟻坂六五が四球で出塁。3番・奈良龍之介が送り、4番・丹羽功太が四球を選びチャンスを広げる。更に5番・仲井徹が安打で続き、二死ながら満塁のチャンスを得る。打席には、6番・郡司健人。2回に引き続き、捉えて強い打球を飛ばすも、今度はセカンド正面。得点を挙げることは出来なかった。
 ピンチを切り抜けた聖望学園、6回裏の攻撃。8番・岩本哉智と9番・川畑 諒太がそれぞれエラー、四球で出塁。2番・笠原伸吾がライト前へヒットを放つ。ライトが逸らしてしまう間に、2塁走者の川畑もホームイン、打った笠原は二塁へ。綻びを見せた市立川越の隙を見逃さずに攻撃を仕掛けていく。3番・寺田 和史の放った打球はライト場外へと飛び出す特大の2点本塁打。この回インパクトのある4点を奪い、一気に試合の流れを引き寄せる。
 スタンドの大声援に応えたい市立川越。9回表、一死から5番・仲井徹、6番・郡司健人、7番・平田聖和の3連打で一死満塁とチャンスを作るも、後続が連続三振を奪われ、反撃ならず。ベスト4入りは叶わなかった。
 わずかな隙を突かれ敗れた市立川越。序盤、中盤のチャンスで1点でも奪えていたら、展開は変わっていたかもしれない。点差以上に惜しい戦いだったと言える。ここまで精いっぱい戦い抜いたナインには、球場から大きな拍手が送られた。

ページTOPへ  上條将希・青木一也と同期の活躍

 上條将希は聖望学園の田畑優樹に本塁打を打たれたとはいえ、その好投で、一躍埼玉県高校球児の注目の投手となった。何より体をしならせたきれいなフォームから繰り出す速球が見ていて気持ち良い。スポーツ記者から桐光学園の松井や浦和学院の小島と並べて語られること自体、その注目度がわかる。これからは周囲からチヤホヤされることが考えられるが、それらに耳を貸さず、佐々木誠太を見習って走り込みで下半身を鍛えたり、モリモリ食べて体を作って欲しい。キャプテンだった青木一也、ピッチャーだった上條将希、キャッチャーだった湊 地広、これからは3年生が引退してチームを引張る立場になる。3人とも女の子にモテルタイプなので、この方面は要注意だ(^_^)
 キャプテンだった青木一也はウエストの6年時の打率わずか.173、歴代のキャプテンでは考えられない低さだったが、シニア、高校と努力して・・・大したものだ。湊 地広は朝霞高校で、レギュラーとして出てくるか?1年後輩には名取晃一もいる。
 思い出に残る1戦と言えば、2008年9月21日(日)上野台小学校での東入間秋季大会準々決勝、7回0-0からサドンデス、サヨナラパスボールという信じられない結果・・・
当時のホームページから転載

とにかく上條将希の素晴らしいピッチングの一言に尽きる。いくら褒めても誉め足りないような・・・まるで鬼が乗り移ったのではないかと思われるようなマウンドだった。上福岡パワーズ小峯恭輔、大井ウエスト上條将希の両速球投手が互角にわたりあい、互いにズバズバ三振を奪う目を離せない投手戦で7回0-0、サドンデス上條は打者2人で3アウトを獲ったが、その裏小峯恭輔の第1球を小峯瑛輔がパスボール〜ボールデッドという信じられないゲームセット。まずは両投手の投球結果をご覧あれ。

投手 回数 投球数 被安打 奪三振 与四死球 暴投 ボーク 失点 自責点 勝敗
上條将希 8 108 4 10 1 0 0 0 0 勝利
小峯恭輔 7 104 3 9 2 0 0 1 0 敗戦

 上條将希が打たれたヒットは1回1死2番左打者の宮脇が前進守備していた名取の左を抜いてレフト線シングル、4回2死4番小峯瑛輔がピッチャー返しセンターへの火の出るような地を這うゴロのシングル、この打者にはこの程度で済めばヨシとしなければならない。6回無死9番鈴木の1-2間セフティバント、この回はピンチだった。鈴木は俊足、2盗決められたが、1番左の小峯恭輔を空振り三振、宮脇は見逃し三振、加藤の打席で鈴木3盗、結局この日唯一の四球、4番小峯瑛輔がセンターへ初球ライナーを打つが、あらかじめ深く守っていた小西がガッチリ押さえた。4本目はシートノックのときに捕球で傷んだ野中に代わりライトに入った野田の代打近藤、センター右へのライナーのヒット、この打者には前の打席にも右中間に打たれたが、ライト遠藤が追って追ってバックハンドキャッチ、これは見事なプレーだった。ウエストの安打は遠藤が5回センターへのゴロヒット、西澤がセンター右へのライナーのヒット、上條がサード後方へのテキサス2塁打。しかし遠藤と上條はいずれも2塁塁上牽制死。
 さあサドンデス、パワーズは鈴木から、さっきのバントヒットを見せられているからヤナカンジ、まずはズバッとストライク、2球目来た〜〜〜スクイズだ、ところがこれをバッテリー見事に外してサードランナーを挟み1アウト、追い込まれた鈴木3球目もバントだがファウルして3バントアウトで2死。小峯恭輔は投ゴロで0点。ウエストはサードランナーが上條、バッターは湊から、俊足ランナーにバントのうまい打者が続くウエスト、もう2塁ランナーは関係ない、これは素晴らしい捕手である小峯瑛輔も感じていただろう。小峯恭輔の第1球、湊はスクイズするぞと構えてからスッとバットを引いた、サインが出ていなかったからだ。湊ならバットに当てるのはうまい、上條の脚を考えればここは強攻だ、と考えていた。内角ストライクの球をスッとバットを引かれた小峯瑛輔は予想外のことにミット捌きが狂った、のではないか?と想像する。そうでなければキャッチングのうまい瑛輔がストライクをパスボールするなんて信じられない。ゲームセットの瞬間、相手ベンチやバッテリーの心情を思うと喜びをぐっと体の中に押し込めた。

この大会では準決勝で上條将希が上福岡イーグルスを5-0完封、しかしここでの熱投で、ダブル決勝の大井亀少クラブ戦の途中で力尽きた。5年生名取が救援したが、亀少クラブ打線を抑えられず、ウエストも最後まで諦めず反撃したが、4-8敗戦。
5年前、まだ可愛い当時の選手たちの姿を下記写真でご覧あれ。

ページTOPへ  2008思い出の写真


キャプテン青木一也の打撃。後ろに上福岡イーグルス東海林監督の姿が見える

力投する上條将希
 

湊 地広の打撃

有難うございました!


整列した1〜3位の選手たち


2市1町杯を頂く上條将希の後ろで青木一也と湊 地広が嬉しそう


晴れやかに準優勝行進 旗手は酒井 駿


西澤さんがヘッド、今も低学年の面倒をみてくれてます
助監督は石河さんだったんですね、あの人は今? → クリック


ページTOPへ  小峯瑛輔も残念ながら甲子園成らず

 上で劇的なサヨナラパスボールの小峯瑛輔君は上福岡パワーズのキャプテン、大宮シニアのキャプテンを経て、東東京の第2シード二松学舎大付に進みました。7月27日神宮球場での決勝戦、ナント!これが10度目の東東京大会の決勝進出となった二松学舎大付、過去9度はいずれも涙をのんできて、まだ夏の甲子園には届いていません。春の甲子園には出ているので、名前ぐらいは皆様ご存知でしょうが、今年は圧倒的な攻撃力とエース大貫を擁して第2シードでした。準決勝では8-1と第3シード関東一を圧倒して決勝戦進出、反対のヤマには第1シードの甲子園常連校帝京、ところがこれを食ったのがノーシードながら戦前下馬評の高かった修徳でした。二松学舎大付は9年前の決勝進出時、相手も同じ修徳に敗れました。さあ、第95回の今夏、両チーム合わせて30安打が飛び交う打撃戦の末、修徳が二松学舎大付を破り、9年ぶり5回目の甲子園出場を決めました。小峯君は2年生ながら5番を打ち、この日も2塁打を含め複数ヒットで気を吐きましたが、残念ながら13-6で負けました。
 さあ先輩が居なくなった秋の東京大会、2013年11月10日(日)神宮球場で行われた決勝戦、小峯君は4番ファーストです。二松学舎大付は夏に続き、またしても決勝で敗れました。7−6で関東一が来年春のセンバツを確実にしました。1回、試合開始後わずか3分で先制しましたが、先発の大黒一之投手(2年)がピリッとせず、2回途中3失点で降板したのが誤算でした。その後打線が奮起し、6回に同点に追いつき延長戦まで持ち込みましたが、あと1本が出ず、残念でした。ここまで決勝戦敗退が続くのでは、神頼みも必要かもしれません。詳しくは上福岡パワーズのホームページで紹介されています(野口さん)。

ページTOPへ   山村国際は来年に期待


 今期注目の山村国際は1年生小西翔武(背番号17)がレギュラーをおさえて出場し、佐々木龍斗も背番号20でベンチに入っていました。しかし4回戦でCシード川越東に敗れました。二人ともしっかりテレビに映ってました。大井ウエストの先輩は活躍してるね♪
 山村国際は1、2年生主体のチーム、来年から注目のチームになる可能性があります。敗れたとは言え、体のドデカイ選手を揃えた川越東は、圧倒的な攻撃力のチーム、これまた勝瀬キッズ対大井ウエストぐらいの差がありました。川越東は埼玉大会決勝戦に進み、浦和学院と対戦します。

ページTOPへ   結局埼玉代表は浦和学院

 市立川越を破った聖望学園埼玉平成を破った浦和学院と準決勝で息詰る熱戦の末1-0で敗れ、小島の壁を崩せませんでしたが、まかり間違えば勝てるのでは?と思わせました。こういうところで踏ん張れるのが春の甲子園優勝チーム及び優勝投手の実力です。
 山村国際を破った川越東は、3回戦で与野との延長12回の接戦を制すると、体力にモノを言わせて、その後10-0、11-1、11-1、5-1と勝ち上がってきました。しかし、浦和学院との決勝戦では、3回を終わって0-8と大差を付けられ、5回裏に1点返して1-8、しかし8回で1-16、決勝戦でなければコールドです(注:決勝戦以外は5回以降10点差、7回以降7点差でコールドゲーム。甲子園ではコールドゲームはありません)。結局浦和学院は全員の18安打の猛攻で、2年連続の夏の甲子園出場を決めました。連投となった2年生エース小島は毎回走者を出すも要所を抑え、強打の川越東打線を相手に1失点で完投しました。川越東は9安打ですから小島に対してフツウなら打ち勝っているのですが、1点しか取れなかったというところが浦和学院の強さです。16-1というのは埼玉の決勝戦では過去最多得点らしいです。小島は打っても2回に先制適時打を放つなど3打点の活躍、今大会の打撃成績はわかりませんが、もしかしてウラガクのトップかも?
 投手としても埼玉平成相手に準々決勝で完全試合を達成し、甲子園でも大きな注目を浴びることは間違いありません。強打のウラガク、防御率0点台の2年生エース、甲子園でも頑張って欲しいものですが、そのためには山口他、控え投手の奮起が望まれます。

ページTOPへ   浦和学院の2013夏終わる

 第95回全国高校野球選手権大会第3日で、1回戦屈指の好カード、優勝候補同士の激突は、仙台育英11X−10浦和学院、甲子園春夏連覇を狙った浦和学院(埼玉)は、昨秋の明治神宮大会覇者の仙台育英(宮城)に9回サヨナラ負けしました。埼玉平成高校が、埼玉大会準々決勝で浦学とブチ当り、ナント!エース左腕・小島(おじま)和哉投手(2年)に完全試合をやられました。完敗ですから仕方ありません。浦学は我らが地域の隣なので、少年野球からリトル・シニア経由浦学というコースは埼玉の定番のひとつです。今阪神の今成亮太は水谷フェニックス(富士見市)から浦学に進み、キャプテンを張りました。2年の夏と3年の春に甲子園に行きました。その前は我らがチームの前身:大井トライアングル(ふじみ野市)のキャプテンだった小山琢也が浦学の1番、斬り込み隊長を務め、このときも甲子園で大活躍しました。結局埼玉からただ一人、全日本メンバーに選ばれて、世界大会が行われた台湾で6割台の高打率で首位打者となりました。

■何故代えぬ?山口出せと叫んだが・・・
 1回戦の仙台育英戦、松栄庵で見ていました。今回は小島が1回に6失点する大乱調、これまでに見たことのない小島でした。3年生の控え投手、背番号10山口瑠偉は、みずほ台ヤンガース(富士見市)出身です。浦学1年秋には主戦投手としてマウンドに登り、東海大相模に1失点完投勝利を上げる好投を見せるなど、活躍してきた選手です。昨年の大阪桐蔭戦では5回1失点でエース佐藤拓也に引き渡す役割をしっかりと果たしました。しかし今年の春は2年生の小島が急成長して素晴らしいピッチングで甲子園を制し、森監督の信頼を得てエースbもぎとりました。しかし、誰だって調子の良いときもあれば悪いときもあります。今回は1回途中で小島を外野に回して山口を出せ!と筆者は叫んでました。あんな球の上ずる小島なんて見たことがありません。明らかに力みとかではなく、調子の悪いところが見えました。桑田のような好投手でも甲子園の初戦は緊張してマウンド上でガクガク震えたと言います。投手の立ち上がりというのは最も不安なものです。一度引っ込めて、再登板だって有り得ます。しかし、森監督の頑固さが、結局負けにつながりました。

■甲子園で弱かった浦学のナゾ
 甲子園に出てくるようなチームは実力差紙一重です。ほんの僅かの差が勝敗を分ける、小島でなければ優勝できない、この選手と心中だ、野球に詳しい人の9割は、森監督の采配を支持するでしょう。しかし長らく埼玉県大会を見てきた筆者は違います。浦学はコレまでも何度も甲子園で優勝候補でした。それなのに甲子園に行くと負ける、これは埼玉県高校球界のナゾと言われてきました。小山のときも今成のときも今回も、優勝候補でした。テレビの甲子園中継を見ては切歯扼腕したものです。高校生の野球は、技能と体力はもはやトップレベルに到達していますが、メンタル面ではまだ未熟です。したがって、イザという場面での監督の采配が勝負を分けるというのは良くあります。高校野球の名監督が試合後良く言う言葉、「私がどうのではなく、選手が良くやってくれたので勝てました」、「選手は精一杯やってくれましたが、私の判断が悪くて負けました」、すなわち勝てば選手が良い、負ければ監督が悪い、大きな実力差がある場合はともかく、実力が拮抗している場合には、監督の采配が勝負を分けます。

■流れを引き寄せるKKD、打ち手は早く
 それは野球が「流れ」のスポーツだからです。水は高いところから低いところへ流れます。電流は電圧の高いところから低いところへ流れます。自然の「流れ」というものには逆らえません。小さな「流れ」も集まれば大きな流れとなって災害をもたらします。野球の「流れ」というのは実はメンタルであり、試合の中での選手たちの心理的な高低です。勢いが高くなれば実力以上のプレーが出るし、低くなれば有り得ないエラーが出たりします。一つのファインプレーやひとつのエラーが「流れ」を変えることがあります。監督の手腕というのはこの時に発揮されます。野球の「流れ」はメンタルですから、自然の流れと違って制御できます。ファインプレーは褒めて、エラーは「ドンマイ」、それは当たり前ですが、「流れ」がおかしいとか変わりそうだと感じたら、先行して手を打つ、これを澤藤のような制御屋は「フィードフォワード制御」と言います。それは経験と勘と度胸・・・KKDと良く言われますが、実はもっと大きな「カオス」とでも言うべきものです。長い経験と深い計算から導き出されるもの、制御工学で言えば世の中のプラント制御のほとんどを占めるPID制御ではKKDの経験=積分要素(I)、勘=微分要素(D)が含まれていますが、度胸というのはありません。プラント制御は度胸でやられてはたまらないからです。実は「流れ」を変えるのが、まさにこの度胸なのです。臨機応変と泰然自若、甲子園の名将と言われてきた監督達は、戦いには事故もあれば災いもある、何が起きたらどう手を打つか、これらに対するKKDの優れた人たちなのです。ただし度胸の裏にあるものは、実は品質管理で言うならばFMEAとFTA、できるだけ多くの事象の原因と結果を綿密に検討して、こういう場合はこうする、ああなったらこうしよう、あらゆる事態を想定して打ち手を考える、富士通の「京」バリのモノスゴイ計算が一瞬にしてできる能力があるのです。今どう動くべきか、事故や災害が起きたときに「想定外」と言ったり、打ち手が遅くなったら負けるのです。

■厳しい練習が勝利に繋がって欲しい、そのためには・・・
 今回の浦学がかつてのチームと違うのは、大技小技なんでも出来て、チームの総合力が極めて高いという点でした。今回の甲子園では抜群のチーム力で優勝候補筆頭と誰しも認める力がありました。打線は曲者揃いで1番から9番まで弱い選手が誰一人居ない、4番でも送りバントで走者を進める手堅さ、それも送りバントだろうがヒットエンドランだろうが一発で決めるのです。こういうチームの監督は楽しいだろうなあ〜と埼玉県予選を見てつくづく思いました。こういうチームを作り上げた監督の練習での指導は素晴らしいものです。実際浦学は厳しい規律のチームで、練習も厳しいそうです。しかし、小島というスーパースターを作り上げてしまったことが誤算でした。控えの投手も好投手揃いです、どうしてもっと信頼できなかったのでしょう?
 試合終了後の両チームコメントを報道から転載しますと、
 仙台育英・佐々木順一朗監督・・・馬場(三回途中から登板)がよく踏ん張った。監督の集中が途切れた部分もあったのに、選手は最後までよくやった
 浦和学院・森士(おさむ)監督・・・序盤の失点を1度は、はね返した選手たちはよく頑張った。(逆転後)気の緩みからか、ミスが重なったのが痛かった

このコメントをどう見ますか?上の青字の名監督のコメントと比較してみて下さい。佐々木監督が投手交代した結果が勝利に繋がったと言っています。佐々木監督は選手交代で確か14人ぐらい選手を出しました。総力戦です、これでもか、これでもか、と手を打ちました。監督の判断が悪くても選手がカバーした、と言っています。さすが甲子園20勝の監督のコメントです。一方、森監督も選手は良くやったと言っているのは同じですが、「気の緩みからミスが重なった」というところが違うと思います。詳細については後述します。

■勝つ流れを失った展開
 このスコアボードを見て下さい。

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
 浦和学院  10
 仙台育英  1X 11

 長年スコアラーをやってきた人ならわかるでしょう。展開からして浦学が勝つべき試合でした。1回表幸先良く先制した(山根主将のタイムリーヒット)のにその裏大量6失点、1イニングで5四死球を与える小島などこれまで見たことがありません。実は武器のストレートばかり投げ続け、そのほとんどが高めに抜けていました。小島のストレートは右打者の膝元に鋭く切れ込む、左打者は外角低めに逃げる、ここに特徴があります。ストレートが回復するまでストライクが取れる変化球を1つ選択して、それを軸にした配球をなぜしないのか?ストレートで打者を圧倒し続けてきた小島が、ストレートで墓穴を掘ったという、強気の投手にありがちな「ひとり相撲」でした。野球で相撲がとれるのはピッチャーしかいないのです。相撲になりそうなら、野球に戻すのが監督です。仙台育英は1番熊谷がこの回2本ヒットを打ちました。浦学小島は押し出し3個でした。普通なら初回不安定な立ち上がりのエース、他にピッチャーが居ないならともかく、押し出しを与えた時点で流れに水を差す、あるいは流れを変えるピッチャー交代を告げるべきでした。

■守りの流れを失った浦学
 1回表裏の攻防で、フツウのチームならこれで戦意喪失なのに浦学は、3回に大量6点GETでひっくり返し、しかも代った馬場投手からも四球とタイムリーヒット2本で2点追加、4回にも7番西川のタイムリーヒットで追加点、これは流れから言ってどうみても浦学優勢と見えました。ところが6回裏、7番馬場のヒット、8番加藤のセンター前ヒットが中継乱れ無死2、3塁、これは守備の堅い浦学では考えられないことでした。これで動揺したか、1死後、1番熊谷の大飛球をセンター山根主将が落下点に入ってポトリ、あくまで予想ですが、当然3塁ランナーがスタートするので捕ってすぐ投げようと考える余り捕球がおろそかになったのでしょう。大飛球ですから、余程捕ってから素早くしかも矢のような本塁送球をしなければアウトにはできません。山根のイージーエラーなんて考えられないことでした。これをきっかけに同点に追い着かれました。ただ「気の緩みからミスが重なった」という森監督の見方は、結果と原因を表現するには微妙に不適切と思います。野球はピッチャーがひとり相撲をとっていたりするとバックの緊張が続かないのです。テンポ良く打たせてとっているほうがバックとバッテリーの一体感が醸成される、これこそ守りの「流れ」なのです。サッカーやバスケットボールのようなスポーツと違い、野球は攻守交替や、投手の投球の合間など、いわゆる「間」があります。バレーボールやテニスなどもそうですね。守りのときは、この「間」で気を緩め、ピッチャーが投げる瞬間に緊張する、常にこれを繰り返します。この「緩」と「緊」のリズムと時間軸が調和していなければなりません。血圧が高い、低い、ドッキン、ドッキンとリズムを刻む「波」が狂ったとき、思わぬエラーが出ます。緊張が続かない→気の緩み、同じことなのですが、それをもたらしたのが小島投手のピッチングだったということです。監督はこの流れの悪さを見て、戻す手を打つべきでした。

■気を取り直した浦学の守り
 7回裏仙台育英の攻撃で、無死1、2塁から8番加藤が初球送りバントを見送り、2塁走者小林が飛び出し挟殺、2塁を狙った1塁走者馬場もタッチアウト、無死1、2塁が2死走者無しになって、このあたりはさすが浦学と思い、やはり仙台育英とはひと味違うな、と思いました。6回裏のミスから気を取り直したと思いました。
 8回裏には仙台育英1番熊谷が中前安打、2番菊名四球、この時点で小島投手は球数150球を越えました。握力が落ちていて、3番長谷川死球で無死満塁、ところがここから4番今大会屈指の強打者上林、5番水間、6番小林が3者連続直球を空振り三振、さすが小島投手と皆思ったでしょう。小島投手の直球は140km/h未満なのですが、スタンドから見ていますとものすごく速く感じます。実際佐々木誠太も青木一也も、かつて対戦した投手にはないすごい球だったと言っていました。いわゆるキレがあるので打てないのです。ただしこれもコントロールの良い変化球あればこそ、の面もあります。小島投手は最後の気力を振り絞ったのです。どう見ても限界でした・・・。

■仙台育英の勝因は投手交代、一方浦学は・・・
 仙台育英の勝因は1番熊谷の4安打の爆発もそうですが、佐々木監督のコメント通り、2番手・馬場の力投に尽きると言って良いでしょう。6回3分の1を投げ、被安打5、奪三振8、失点2は恐怖の浦学打線が相手では見事と言う他ありません。最速145km/hのストレートに力があり、これにキレ味鋭い縦変化のスライダー、さらに右打者をベース寄りに引きずり出すような横変化のスライダーを基本形に攻めの姿勢を貫き、火のついた浦学打線を消し止めました。
 最終回9回裏、仙台育英の攻撃1死後、小島がマウンド上で足がつり、ベンチ前で水を飲み、大きなライトフライで2死を取りましたが、9番小野寺が182球目をレフト前ヒット、ついに小島降板、山口がマウンドへ、みずほ台ヤンガース出身山口は球速140km/h半ばの速球投手です。しかし130km/h台の小島のほうが速く見えます。これがスピードガンでは捉えきれない球のキレというもの、小島を打ちまくった仙台育英1番熊谷は、報道によれば「1塁走者は足が遅いので、長打を打たなければ勝てない、長打を打つゾ〜」という気合で打席に入り、その通り3ボール2ストライクから山口の144km/hのストレートを打ち返し、レフトオーバーのサヨナラヒット、これは2塁打です。1塁走者がホームインした時点で2塁に達していたからです。もし打者走者が2塁到達前にサヨナラのランナーがホームインしたのを見て万歳してベンチへ帰ってきたらシングルヒットで、サヨナラのランナーがホームインする前に3塁へ到達していたら3塁打です。この場面、延長の可能性が高いので、9番小野寺は鈍足ですが代走を出せなかったわけです。実際小野寺が3塁を回るとき、必死の形相でドスドスドスと走る姿は迫力がありました。マウンド上ガックリとひざを着く山口瑠偉、仕方無い、高校最後の夏は終わったが、甲子園まで来れたじゃないか!

■流れを変えた熊谷の守備
 仙台育英の1番熊谷はこの試合の大活躍で、モノスゴイ選手のように感じますが、高校野球日本代表候補ですからその通りであるものの、実は宮城大会では2割にも満たぬ絶不調、しかし守りでは遊撃手として守備の要、この試合でも9回表ランナー斎藤を置いて2死から小島のライナーを横っ飛びキャッチするファインプレー、これが無かったら左中間打球は抜けて、斎藤の足なら一挙ホームイン、仙台育英は負けていたように思います。激戦の後には「タラ」、「レバ」が付き物です。ひとつの好プレーが流れを変える典型です。

■チーム全員で引き寄せた勝利、こうなったら頑張れ!仙台育英
 仙台育英は昨年岐阜国体で優勝、秋の東北大会も優勝、神宮大会でも優勝して言わば日本一のチームですが、第85回選抜大会はBEST8止まりでした。BEST8でもスゴイですが、この日は王者のたくましさを見せました。宮城大会の準々決勝と決勝でともに初回の5失点をはね返したナインは3回表に逆転されても動じません。チーム全員でつかんだ白星と見えました。仙台育英の上林誠知(ウエバヤシ セイジ)は秋のドラフト上位候補のスラッガーですが、この日は5打数無安打3三振に終わりました。特に、初回と8回は、無死満塁の好機でともに小島の前にバットが空を切りました。報道によりますと、上林主将は「このチームは自分だけじゃない。周りにも素晴らしい選手がいる」と仲間に頭を下げたそうです。さいたま市出身の上林にとって、地元の強豪でセンバツ王者でもある浦学は、どうしても戦いたい相手でした。浦学を避け、自主性を重んじる仙台育英に進学しただけに「あのときの決断が間違いじゃなかったと証明できました」と、最高の笑顔がはじけたそうです。さいたま市の土合中では浦和シニアに所属し、3年春の全国選抜大会ジャイアンツカップで優勝しました。このときの主力は上林のほかは帝京、早実、国士舘、修徳に進みました。どうして地元中の地元、浦学を避けるのでしょうか?浦学でも甲子園には行ける可能性は高い、しかし優勝するには・・・・だ、この・・・・が理由だったのでしょうが、この春の選抜で浦学が優勝しました。「エッ、どうして?自分の選択は間違いだったの?」、こうなったら負けられない、しかし上林は力んで小島の前に屈しましたが、周りの選手が助けてくれました。野球はチームスポーツです。ひとりのスーパースターよりも、全員が結束して戦い抜くチームのほうが強いのです。そしてその勢いを引き出す、流れに乗せる船頭が監督なのです。
 浦学は今後も埼玉の名門として名を馳せるでしょう。森監督の選手育成は素晴らしいと思います。仙台育英には、頑張って栄冠を目指して欲しいと思います。

  ところが

 仙台育英はまたしても優勝候補常総学院(茨城)と当り、押しに押して負けました。5回までは一人のランナーも出さなかったエース鈴木、浦和学院には大量リードを守れず逆転されて馬場にマウンドを譲りましたが、この試合では本来の力を発揮、一方仙台育英はチャンスに1本が出ず、しかも3塁打の菊名が上林のライトフライでタッチアップ、吉成から矢のような好返球が返ってきてやや3塁寄り、内田捕手が本塁ブロックしてランナー本塁到達できずタッチアウト!一方6回に初ヒットが出た常総は送りバントでランナーを進め、無死1、2塁となったところでピッチャー交代、仙台育英の佐々木監督は流れが常総に向かっていると感じて早めに手を打ったのでしょう、ところがこれが裏目、鈴木の落ちる球にてこずっていた常総打線、馬場なら速球に狙いを定められる、その通り、1番高島がネ・ラ・イ・ウ・チ!右中間3塁打で初めてのチャンスをものにして2点GET、8回表に仙台育英は菊名がホームランで1点差に詰め寄りましたが、その裏には先ほど好返球の吉成が2点タイムリーヒット、仙台育英打線は結局飯田投手を攻略できず、ともに4安打の投手戦は常総学院に軍配が上がりました。結局常総はたった2回しかなかったチャンスをものにして、仙台育英は度重なるチャンスをつぶしました。守りに守っていれば必ずチャンスはやってくる、肝に銘ずべき戦いでした。
 浦和学院、仙台育英、常総学院がリーグ戦をやったら、恐らく1位:浦和学院、2位:仙台育英、3位:常総学院でしょう。しかしトーナメント戦は一発勝負、流れを引き寄せたほうが勝ち、常総学院も佐々木力監督ですが、10年前の夏優勝したときはコーチでした。このときの監督は木内マジックの木内幸男監督、名監督として高校野球ファンの間では人気ナンバー1でしょう。桑田、清原のPL学園を甲子園の決勝で破って優勝した取手二高時代、常総に移っても2001年春の選抜で仙台育英を破って優勝、2003年夏には東北高校のダルビッシュ有を強攻策で打ち崩して優勝しました。選手個々の力では到底かなわない相手を、めまぐるしい選手交代やスクイズ、エンドラン、意表を突く強攻策など、選手をグラウンド上で躍らせて勝ってしまうところがマジックといわれるゆえんです。かつては弱いイメージの有った茨城県を強豪県にイメチェンした立役者です。選手を育てるのはうまくありませんが、力を引き出すのが抜群で、「野球は頭でやるもの」、「相手の嫌がることをやる」が口癖でした。綿密に計算して、場面や展開にフィットした作戦で、この選手ならこの場面、この作戦、あるいはこの場面ならこの選手、この作戦、というように、相手から見れば信じられないような作戦が次々と成功する、見ているほうからすると、「エッ、ウソ!」という感じで痛快そのものでした。高校野球の名監督といえば、池田高校の故蔦文也監督や、智弁和歌山の高嶋仁監督、PL学園の中村順司監督、横浜高校の渡辺元智監督、済美高校の上甲正典監督、星稜高校の山下智茂元監督、福井商高の北野尚文前監督、箕島の故尾藤公監督、駒大苫小牧の香田誉士史元監督、明徳義塾の馬淵史郎監督、帝京高校の前田三夫監督、東邦高校〜大垣日大の阪口慶三監督などが「名将」と呼ばれていますが、中でも木内監督は際立って異質な監督でした。

  今後の見どころ

 BEST16が出揃って、いよいよ準々決勝へ進むチームを決める戦い、注目は優勝候補横浜対初出場前橋育英です。桐光学園松井裕樹に1点差逆転で勝って甲子園に登場した横浜、渡辺元智監督の孫渡辺佳明選手が背番号3を背負います。一方の前橋育英は監督と主将が親子です。サードの荒井主将の守備はスゴイの一言です。バントもスクイズもアウトにしてしまいます。この思い切った守備は少年野球でも大いに参考になります。見習いましょう。ピッチャーの高橋光成(2年生、こうな)は2試合連続完封、初出場とは思えぬ強さで注目です。野球は投手と守備力です。打撃は水物です。投手と守備力両方が揃った前橋育英は、俄かに優勝候補浮上です。
 花巻東の小兵千葉選手も見習いましょう。打席で粘って、相手投手を根負けさせるだけでなく、打ってもパワーがあり、引張るかと思えばスパゲッティミートソースの流し打ち、出塁すると俊足、守る側から最も嫌がられる選手です。ウエストで言えば柿沼大翔ですね(^_^) 済美高校の上甲正典監督はさすが名監督と言われるだけあってセンターを三遊間に置く変則シフトを取ったら、佐々木洋監督の指示を受けて千葉は、三遊間3人への流し打ちをやめてセンター返しやライトオーバー3塁打など、3安打で負けん気の強さを発揮、これが花巻東の勝因で、上甲監督と安楽投手を口惜しがらせました。花巻東はこれでもかと4投手の継投で逃げ切り、一度も相手に勝ち越しを許さず7-6で逃げ切りました。菊池雄星や大谷翔平のようなスーパースターの居ない今年の花巻東ですが、青森の光星学院や仙台育英のように他県からの選手が中心のチームとは違い、地元の選手たちを磨いて磨いて玉にする佐々木洋監督の手腕は、新たな甲子園の名監督として名を連ねること間違いありません。準々決勝では3戦で48安打、恐怖の渦潮打線鳴門が相手、どんな強力打線も好投手は打てないというのは過去の甲子園が証明していますが、コレと言った投手が居ない代わり、継投策を取って、相手にリードを許さないで逃げ切る試合巧者花巻東を、甲子園優勝経験を持つ鳴門打線がどう攻略するか、一方千葉対策で鳴門・森脇稔監督がどういう手を打ってくるかが見ものです。
 その他では日大山形や優勝候補筆頭の常総学院が注目です。西のチームは今回ケアしません。どんな良い投手を擁していても、決勝戦まで一人で好投するのは無理です。そういう意味ではこの2校もエースに頼り過ぎの面があります。すると?花巻東あたりが伏兵と言うことになりますね。

  前橋育英優勝!

 今回の大会は優勝候補が次々敗れて行く、ものすごい大会でしたね。横浜を破った時点で、初出場ながら前橋育英が優勝する予感がしました。それとともに、近年の華々しい打撃のチームが多い中、こういう守りのチームに勝って欲しいと願いました。しかし常総学院の前に9回2アウト、絶体絶命、ここでもし常総学院エース飯田投手が熱中症で足がつらなかったら前橋育英は負けていたでしょう。投手交代が一気に流れを変えました。サードの荒井主将は決勝戦でタイムリーエラーを犯しながら、自分のバットで決勝点を叩き出し、さすが4番、さすがキャプテンというところを見せました。高橋光成(2年生、こうな)投手のピッチングもすごかったね。準決勝前の1日の休養日、これが良かった。準々決勝の4試合すべて1点差ゲーム、こんな大会見たことがありません。どこが勝ってもおかしくなかったと言えます。
 そして準決勝、毎日新聞スポーツ面の予想欄は、日大山形、花巻東の東北勢が優勢と書いてありました。筆者は日大山形ではなく前橋育英が優勢と見ていました。ピッチャーの差です。共に継投策の花巻東対延岡学園は、エースの横瀬が今大会調子が悪いので、曲者千葉を擁する花巻東だろうと思っていました。花巻東の投手陣は予想通りの出来でしたが、守備の良かったはずの花巻東が失策で失点し、何と言っても横瀬が千葉を完璧に抑え、3塁を踏ませないコレ以上は無いというピッチングで完封、花巻東はお手上げでした。思い切って右打者の懐をえぐる投球とドロンとした緩いカーブの緩急でタイミングを狂わせました。ただしこれにも伏線があります。準々決勝の鳴門戦終了後、大会審判部が花巻東に対し、千葉選手の打席のカット打法は、場合によってはバントとみなされてファウルで3バントアウトも有り得る事、またセカンドランナーのときの千葉選手が打者に対して何か指示を送っているように見える事を注意しました。プロ野球もすべて、ある時期からセカンドランナーが捕手のサインや内外角の構えを見て打者に指示することは禁止されました。この注意によって千葉選手の打席で得意のカット打法が萎縮したように思えました。大会審判部も粋じゃありませんね。あんな小さい選手が大男の選手たちに混じってレギュラー獲得するために血のにじむ練習で体得したカット打法、やれと言ってもできるものではありません。弁慶と義経ですよ。フツウの日本人なら判官びいきでしょう。
 決勝戦はその横瀬が、あまり打撃の良くない前橋育英打線にボカスカ打たれ、それでもなんとか0点に抑えていましたが、3点リードした後に打ち込まれて継投、また継投、しかし高橋光成の前に追加点は取れませんでした。
 いろいろな教訓を与えてくれた大会でした。守りに守ってチームワークを築き上げて行けば、初出場でも優勝できるんだ、というのが一番ですね。ピッチャーはバックを信じてテンポ良く投げる、打者に考える時間を与えない、早めに追い込んで、最後はボール球を振らせる、そういう投手が目立ちました。前橋育英にはツキがありました。「運も実力のうち」、大井ウエストを勇気付けるような大会でした。


ページTOPへ  先輩の活躍〜2014にかけて〜

埼玉平成 市立川越 山村国際 所沢中央 朝 霞
青木一也 上條将希 小西翔武、佐々木龍斗 西澤 翔 湊 地広、名取晃一

他にも大井ウエスト先輩が高校野球で頑張ってるよ、という方はメールでご紹介下さい

埼玉県秋季高校野球大会の結果

 地区大会代表決定戦で埼玉平成は1-0から8回裏2点GETでシード校川越工に逆転勝ち、シード校市立川越は1-0で所沢に完封勝ち、シード校山村国際は3-3から延長12回表2点GET、その裏を抑えて武蔵越生に勝利、所沢中央は1-1から9回表1点GET、その裏を抑えて2-1でシード校所沢西に勝利、朝霞は0-0から9回裏シード校浦和実にサヨナラ負け、強豪では浦和学院、花咲徳栄、春日部共栄、埼玉栄はシード校の実力を発揮して順当勝利、しかしシード校聖望学園が川越東に延長14回サヨナラ負け、シード校ふじみ野は1回戦で川越に延長11回サヨナラ勝ちしたものの西武文理に2-4敗戦、西部地区はシード校が3校しか勝てず、6校がノーシードから勝ち上がるという激戦区、東部地区は10校中9校がシード校、北部地区は9校中8校がシード校、南部地区は11校中9校がシード校と圧倒的に順当結果となっているのとは大違いです。富士見はひところの強さが影を潜め残念、がんばって欲しいです。

秋季地区予選の結果

埼玉県大会

 埼玉県大会・・・9月21日〜10月6日(9月29日〜10月2日休止) 県営大宮球場、上尾市民球場、市営大宮球場、越谷市民球場で行われます。シード校は第1シード浦和学院、第2シード春日部共栄、第3シード花咲徳栄と川越東となりました。
 1回戦所沢中央は1-7で桶川に敗れ、山村国際は12-3で蓮田松韻に勝ちました。2回戦埼玉平成は1-2で八潮南に惜敗、山村国際も0-6で浦和実業に完封負け、市立川越は立教新座に8-4勝って、もはや上條将希の頑張りに注目するしかなくなりました。3回戦上條将希は蕨を5-0完封して市立川越順当にBEST8入り、ところが浦和学院が2-2で延長11回表本庄一に1点勝ち越されて小島完投にもかかわらず敗退、花咲徳栄は延長10回浦和実に4-3サヨナラ勝ち、埼玉栄も延長10回市川口に4-3サヨナラ勝ち、春日部共栄は3-0大宮西、川越東は成徳大深谷に7回7-0コールド勝ち、他は八潮南5-2桶川、松山5-4栄北でした。

市立川越4強、10月6日(日)12:30〜県営大宮で準決勝

頑張れ、上條将希、応援してるゾ!
 準々決勝は10月3日(木)県営大宮球場と市営大宮球場で各2試合行われ、市立川越は市営大宮球場の第2試合、川越東に勝って準決勝進出!(→詳細は高校野球ドットコムで紹介されています)
壮絶な乱打戦、お互いエラーも出て、勝ったのは上條将希の頑張りに尽きました。
澤藤の戦前予想は本庄一、花咲徳栄、市立川越、春日部共栄でしたが、これがものの見事に的中しました。
県営大宮球場で10月5日(土)準決勝・・・>雨で10月6日(日)に順延、この辺りまで来ると勝敗は勢いもあります。
 10:00  本庄第一 × 花咲徳栄
 12:30  市立川越 × 春日部共栄
澤藤の戦前予想は、花咲徳栄×市立川越の決勝戦になるのでは?花咲徳栄×春日部共栄ならば、埼玉の決勝戦らしい組合せになりますが、夏の大会で春日部共栄は埼玉平成に敗れており、それが佐々木誠太に抑えられたためでした。今度は上條将希がやってくれるのでは?それだけが根拠です。今大会、春日部共栄の失点はわずか2、市立川越は10、ここが気がかりですが、逆に市立川越は川越東戦で見せたような粘り強さがあります。春日部共栄はいまいち破壊力が無い、上條将希が立ち上がりを乗り切って波に乗れば勝てる、そう踏んでいます。
10月5日(土)雨で1日延びた影響がどう出るか?ですネ

高校野球ドットコムより

埼玉県営大宮球場2013年10月6日(日)AMまだ曇り、この後陽が差して暑くなりました

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
花咲徳栄 0 0 1 0 2 0 0 0 0 3 5 1
本庄一高 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0
花咲徳栄は井上−高杯、本庄一は坂野上、上田−村田のバッテリー、スッキリした点の入り方ではありませんでした
花咲徳栄は3回表暴投で先制、 5回表には井上の2塁打を足掛かりに押出し死球と中犠飛で追加点。関東大会進出は3年連続9回目

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
市立川越 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 4 0
春日部共栄 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0
スコアを見る限りシビレル試合でした。市立川越は上條−丹羽、春日部共栄は金子−守屋のバッテリー
上條将希が被安打3、奪三振12の完封勝利、前評判通りのピッチングを披露してくれました。市立川越の関東大会出場は33年振り3回目


毎日新聞10月7日(月)朝刊より


バンザ〜〜〜イ!



決勝戦は10月7日(月)県営大宮球場で午前10時から。花咲徳栄の井上投手は準決勝で6安打完封、共に連投でしょう。埼玉県では浦和学院の小島(おじま)和哉投手と並び称される上條将希がやってくれると信じています。

結果は−−−> 10月7日(月)の決勝戦では共にエースを温存、1年生同士の先発となりました。確かに既に関東大会出場を決めているのですから、上條と井上を無理して連投させる必要は無いわけですね。これから火花を散らして行くであろう両チーム、わざわざ手の内さらけだす必要はないのです。甲子園出場をかけるような試合ではないので、澤藤の認識が甘かった(^_^)

試合は下記のように、花咲徳栄が35年ぶりの優勝を狙った市立川越を4―0で退け、2年連続4度目の栄冠を獲得しました。花咲徳栄と市立川越は関東大会(10月26日〜30日・茨城)に出場し、来春の選抜大会出場を目指します。組み合わせ抽選会は11日(金)に行われます。

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
市立川越 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
花咲徳栄 1 0 1 0 0 0 2 0 × 4

市立川越先発は登坂(背番号11)でした。花咲徳栄は1回に4番田中の左前打で先制すると、3回にも3番古川の2塁打で2点目。7回には吉倉、高杯の5、6番の連続適時打で試合を決めました。すごい3,4,5,6番ですね。
花咲徳栄先発の1年生右腕鎌倉は8回を3安打11奪三振無失点、9回表は2年生右腕野口が登板して三者三振でゲームセット。
昨秋の埼玉県大会を圧倒的な打力で制し、今春の選抜大会に出場したチームから花咲徳栄は大幅に入れ替わりました。レギュラーで残ったのは1番の多田と3番の古川だけ。8月の新人戦準々決勝の久喜北陽戦で、打線はフライを打ち上げ、守備でもフライを落としたりと結局、0―2で完封負けしました。しかしこの敗戦が分岐点となりました。主将の古川以下、弱さを再認識した選手たちは、練習、試合に関係なく何事にも必死に取り組んで、さあ迎えた秋季県大会2回戦で、久喜北陽を8―1の7回コールドでリベンジすると、浦和実との3回戦は9回に2点差を追い付かれましたが、延長10回にサヨナラ勝ち。試合を重ねるにつれ、強さとともにチームの和ができて行きました。先制される試合も3試合ありましたが、ベンチから「諦めるな!追い付くぞ!」という声が自然と出てくるようになったそうです。見習いましょう。
市立川越の主将丹羽功太(2年)は、3人兄弟の末っ子で、長男・俊亮さん(21)と、次男・直哉さん(19)は共に市立川越の主将でした。兄貴の背中を見て、公立校として奮闘する同校に進んだそうです。昨夏、長男の俊亮さんがコーチに就任しました。夏の県大会では4番・1塁手として出場し、新チーム発足後は主将と捕手を任されて力を出し切れない日々が続いたそうです。決勝では私学の強豪、花咲徳栄に破れましたが、「今度は関東大会の決勝で花咲徳栄に勝つ」ことを目標にしています。ただ、それよりも果たしたい夢は、今年で就任9年目、3兄弟に主将を任せてきた新井清司監督とプレーできるのもあと1年、「先生を甲子園に連れて行きます」ということだそうです。
頑張れ、市立川越、野本さんの縁で大井ウエストにグラウンドを貸してくれます。みんなで市立川越と上條将希を応援しましょう。

秋季埼玉県大会組合せと結果

10月26日から第66回秋季関東高校野球大会・・・今年は茨城県で
市立川越(33年ぶり3回目)
    10月27日 12:30 横浜(神奈川県1位) ひたちなか市民球場 → 雨で10月28日へ順延
花咲徳栄は白鴎大足利に5-6で1回戦敗退、市立川越も横浜に0-5完封負け




埼玉県選抜、オーストラリアで12月親善試合

上條将希が投手bPで選ばれる!

朝日新聞の記事を引用します−−−「埼玉県高校野球連盟は11月5日、12月にオーストラリアで予定されている親善試合の結団式で、市川越の上條将希投手や浦和学院の小島和哉投手ら選手20人を発表した。選抜チームは秋の地区予選と県大会の成績をもとに編成。監督には春日部共栄の本多利治監督を選んだ。結団式には選手20人が出席。県高野連の大塚英男会長が「謙虚さを忘れずに精進し、戻ってきたら中心となって強い埼玉県を作ってほしい」と激励した。選抜チームは12月25日に出発し、31日までの間、クイーンズランド州の高校生を中心に選抜された「Aussie All Star」との間で4試合を予定する。主将の春日部共栄の小林慎太郎選手は「埼玉代表として思い切りやりたい。みんないい選手ばかりで楽しみ」、上條投手は「相手に動じず、しっかりピッチングしたい」と語った」。
埼玉新聞の記事もご覧下さい→クリック
朝霞高校の菊島 翼 投手も選ばれました。湊 地広や名取晃一とチームメートです。上福岡イーグルスでしたね。
この二人が11月14日にふじみ野市役所を訪れ、埼玉県高校野球オーストラリア遠征チームに選抜されたことを報告しました→市報ふじみ野参照




ページTOPへ  2013年ふじみ野市春季優勝祝い

 2013年4月27日(土)ふじみ野市春季大会で優勝して、松栄庵でその祝いがあるため出かけようとした澤藤宅にクール宅急便が届いた。ナント!いわて三陸の港町宮古の仮設住宅で暮らす従兄弟からだ。先の東日本大震災で自宅兼作業場を津波で流された同年のヒロシから・・・大井ウエスト優勝おめでとう!!!というわけではないだろうが、なかなか市場に出ない三陸花見牡蠣が手に入ったから、食べてくれ・・・と、仮設暮らしの身で泣かせるじゃないか、ありがとう、早速松栄庵で調理してもらった。昨年は通常の2倍の大きさの天然モノのブリをやはり松栄庵で調理してもらった。この店はそば、うどん、丼モノの店のようだが、実はラーメンだろうが和食だろうが、何でもできる。青木の鉄ちゃんありがとう。送られてきたのは花見牡蠣とほたて、ムラサキイガイ(ムール貝の仲間、縄文時代の遺跡から一番出土する貝)であった。どれも素晴らしく美味しかった。
三陸花見牡蠣 ほたて ムラサキイガイ


試合の前には松栄庵の合せ勝つ重を食べましょう→クリック


松栄庵のご案内


より大きな地図で 埼玉県ふじみ野市大井武蔵野394?9 を表示

ちなみに2011年4月29日の岩手県三陸海岸の宮古市鍬ヶ崎(左)と2013年6月14日の光景(右)です
復興は遅々として進んでおりません
澤藤の母の生家を押しつぶして乗り上げた観光船など、瓦礫は無くなっていますが、住む家は建設禁止です

詳しくは コチラ をご覧下さい


船鍛冶のいとこ宅の機械とコンクリート基礎は重いので残っていた
左;2011年



右:2013年

ヒロシの工場が唯一立派な建物でした。奥は津波で流されなかった住宅

母の生家に乗った観光船の左奥に残った菱屋酒造店の土蔵と醸造所が見える
左;2011年



右:2013年

菱屋酒造店の他に残ったのは観光船で見えなかった鍬ヶ崎小学校


ページTOPへ  平山さんと八柳さんの古希祝い!

2012年11月18日(日)11時〜西原小学校で平山さんと八柳さんの古希祝いを行いました。この日はグラウンドゴルフの日でしたので、グラウンドではなく、正面玄関前で行いました。古希というのは、人間が古ぼけて希望が無くなった、という意味ではありません。本来は「古稀」が正しいのですが、「稀」は常用漢字にはないので現在では古「希」と書くことが多いようです。いわれは唐の詩人杜甫の詩・曲江に由来するそうです。「酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり」=酒代のつけは私が普通行く所には、どこにでもある。(しかし)七十年生きる人は古くから稀である、という詩。これをもって、数え齢70歳(通常満69歳)を古希と言って祝うことになりました。それにしても、古希になってもグラウンドで整備を行い、子供たちとキャッチボールをしたり、審判をして頂ける、真に有難い話です。感謝、感謝!

  
平山さん 八柳さん



ページTOPへ  ふじみ野市小学校入学者数

2013年4月

小学校名 少年野球チーム
大井小学校 38 35 73 大井ブルーウィングス
駒西小学校 59 32 91 上福岡イーグルス
福岡小学校 47 61 108 上福岡ジュピターズ
上野台小学校 54 36 90 上野台ファイターズ
鶴ヶ丘小学校 54 55 109 鶴ヶ岡少年野球クラブ
西小学校 51 46 97 上福岡第五クラブ
東原小学校 50 50 100 大井少年ファイターズ
東台小学校 14 18 32
亀久保小学校 55 56 111 大井亀少クラブ
さぎの森小学校 33 30 63 上福岡ジャイアンツ
元福小学校 24 22 46 上福岡パワーズ
西原小学校 14 22 36 大井ウエスト
三角小学校 26 22 48
合計 519 485 1004  

少年野球チームの母体となる小学校は、入学者数の少ない順に元福小学校、さぎの森小学校、大井小学校、西原+三角小学校、
すなわちパワーズ、ジャイアンツ、ブルーウィングス、ウエストの順で先行き入部勧誘を強めないとヤバイということです。
それにしても駒西小、上野台小の女子比率の少なさ、西原小、福岡小の女子比率の多さは何でしょうネ?
遺伝子的には男子の出生比率が大きいのですが・・・・



ページTOPへ  バーベキュー

ウエスト恒例5月GWのバーベキュー、2012年は原分館駐車場で

テントを張ってバベキュリました


今後の戦い方の話?いいえ、糖尿病のハナシ

こういうときに活躍してくれる人


2013年12月14日(土)昼 カレーライスと豚汁炊き出し


最近のカレーライス

豚汁

昔のカレーライス(蕎麦屋のカレー)

昭和のカレー



ページTOPへ  澤藤の還暦祝い

2010年1月18日西原小学校で澤藤の還暦祝いをやっていただきました。
還暦とは、60年で干支が一回りして再び生まれた年の干支にかえることから、 元の暦に戻るという意味でこのように呼ばれています。
干支は十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせて形成されています。
干支(えと)の「支」は「十二支」のことで、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種類があります。
また、干支(えと)の「干」は「十干」のことで、 「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類があります。
還暦とはこの組み合わせが60種類あることから干支が一回りするのが60年となるのです。
干支が一回りというと12年と思われるかも しれませんが、十干の10と十二支の12の最小公倍数である60年が干支の一回りに あたるんです。
今でこそ60歳は長寿なんて感じがしませんが、澤藤が生まれた頃の日本人の平均寿命は50歳ぐらいでした。
60歳といえば長寿だったんですね。もういつ死んでも良いのかもしれませんよ・・・(>_<)


こんなきれいな花を

横森代表から頂きました。ちゃんと赤いのを着てるでしょう
(^_^)

60個のケーキの灯を吹く(60という数字の上にロウソクが)

記念のトレーナー



ページTOPへ  こんな時代もあったねと〜♪

2005年4月29日優勝記念写真、大井町春季大会で優勝、冨士川文太の巨大さがわかります。湊遙也、三吉唯仁、斎田朋也、市川雅人・・・懐かしい。アレ?石河拓椰はどこだ?

ド真ん中佐々木誠太が大井ウエストのプラカードにアゴかけてふざけた表情、龍斗もいます
松原令児や金子大樹、櫻井健太、井上大河、上野貴大、板垣良幸、前田兄弟、青木兄弟、上條兄弟
前列左から2人目、長谷川翼はこの6年後、2011年6月に交通事故で亡くなりました。合掌 2004年合宿でのスナップ

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