大井ウエスト試合結果  

埼玉県西部選抜大会


第39回埼玉県西部選抜大会
11月3日(日) 開会式…坂戸市民総合運動公園軟式野球場A面8時、1回戦9時から坂戸市民総合運動公園第2多目的グラウンドB面で入間川ベアーズと対戦
1回戦:11月3日(日) 2回戦:11月4日(月) 3回戦と準々決勝ダブル:11月10日(日) 準決勝と決勝ダブル:11月16日(土)
ふじみ野市からは西部夏季大会準優勝上福岡イーグルスとBEST8大井亀少クラブがシードされ、他に3チーム出場できます
ふじみ野市内春季大会、西部夏季大会、東入間秋季大会の勝ち数で大井ウエストと上福岡ジュピターズが決定、ところが残り1チームが勝ち数が同一のため、残り一枠を決める決定戦(トーナメント)を鶴ヶ岡少年野球クラブ・上福岡第五クラブ・大井ブルーウィングス・大井少年ファイターズで行い、大井少年ファイターズが5番目の枠に入りました。昨年の西部選抜と全く同じ5チームが出場します。
昨年は上福岡イーグルスが優勝、大井亀少クラブが準優勝でした。ウエストは2回戦で川越スラッガーズに4-6負けました。川越スラッガーズには勝てる、次に泉スプリングスを破り、準々決勝で霞ファイヤーズが大きな関門だと捕らぬ狸の皮算用をしていながら取りこぼしました。エースが先頭打者にいきなりぶつけ、盗塁〜野選、盗塁〜野選、何か壊れたビデオテープを見ているようで、同じような場面が続き、1アウトが取れないままにアレヨ、アレヨ、5点取られました。横森代表は後で「ダメだ、アノ場面は流れを断ち切らなくちゃ」とおっしゃいました。後から考えるとその通りでした。ここは一旦エースをマウンドから降ろして、一息ついて冷静にさせるべきでした。というのは、その後リリーフした投手が素晴らしいピッチングで、ウエストはジワリジワリと追い掛けて相手を追い詰め、完全に流れはコチラのものでしたが、素晴らしい打球が正面を突くなど、ツキが無くて負けました。このおかしな流れは、高学年に混じってただひとり4年生レギュラーの矢野壮真が怪我して出られなかったためでした。4年生ひとり居なくてもリズムが狂うのが昨年の大井ウエストでした。逆に言えば4年生とは言え、それだけ矢野壮真という選手が要(かなめ)だったということです。捕らぬ狸の皮算用しながらの敗戦、ここまでワッショイ、ウエスト秋祭り!の快進撃だっただけに、信じられないような2012年度ウエスト最悪の11月4日ブラックサンデーでした。負けるときのパターン、焦りながらチャンスにあと一歩詰められない、という展開。今年はこういうことの無いよう、選手みんなで気を付けるとともに、場面に応じた思い切った采配を心がけましょう。最強のウラガクだって負ける、負けるならせめて悔いの残らぬように・・・、チームワークが勝利のポイントです

[1回戦]11月3日(日) 坂戸市民総合運動公園第2多目的グラウンドB面 8時57分〜
チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井ウエスト 0 0 3 0 2 0 2 7
入間川ベアーズ 1 0 0 0 0 0 0 1

勝利投手:内藤匠之介  本塁打:内藤匠之介、柿沼 大翔、川井田流碧

戦況ジャンケンではほとんど勝てない匠之介、ヤッパリ負けてウエスト先攻、ウワサに聞いていた左腕に斬り込み隊長大翔が三振、内藤とともにほとんど三振を見たことが無いだけにこりゃヤバイ、しかし、壮真には2球ボールからストライク、ファウル、ファウル、ボール、ファウル、結局四球で壮真の粘り勝ち、匠之介はいかにも打ちそうと思ったか、ストレートの四球、この2人がランナーなので走りまくって2、3塁、4番流碧は右打ち、しかし1塁手は背が高い、手を伸ばしてライナーキャッチ、伊藤も2-3から四球で満塁、しかし渡辺がいい当り、と思ったが実は振り遅れでセカンドライナー、3つも四球頂いたのに無得点、どうぞと言われてるのにご好意に応えられなくてゴメンナサイ。この日はダブルなので、匠之介が登板、1死から四球、このランナーは結局暴投でホームインを許し先取点を与えました。4番はあの背が高い1塁手、ぶつけてしまいました。そして盗塁図るも大翔が良い球送ってタッチアウト!この後ウエストは匠之介、大翔、流碧がホームランを打つなど相手を圧倒、匠之介は持ち前の速球でその後相手を寄せ付けず、試合終了後西部連盟の役員さん曰く、「さすがウエストさんのエースはスゴイですねぇ」、とおっしゃるので冨士川監督は「いいえ、今日はこの後南部があるのでエースはそっちへ取ってあって、今投げたのは4人のピッチャーのうちの一人です」と言ったそうです。そうは言うものの、この日のピッチングは良かったですよ


[2回戦]11月4日(月) 坂戸市民総合運動公園第2多目的グラウンドB面 12時30分〜14時54分 
チーム 1 2 3 4 5 6 7
初雁フェローズ 0 0 0 3 0 1 0 4
大井ウエスト 0 0 0 0 0 0 0 0

敗戦投手:川井田流碧

戦況負けるときでも、今年のこれまで3敗は何やかや悔いが残りましたが、この試合は完敗、参りました。フェローズ左腕益子投手は素晴らしい投手とは聞いていましたが、おそらくこの試合は本人にとっても最高だったでしょう。試合前、フェローズの監督の体形を見て、「負けた」と思いました。冨士川監督の腹も天下一品ですが、とてもとても、かないません。どうしたらこんな腹を育成できるのか・・・・。
お互い3回まで三者凡退、益子投手も良いけれど、ウエスト流碧はこれまた打てないだろうと思わせる素晴らしいピッチングでした。均衡破れたのは4回表、不運な内野安打と益子のヒット、これで川井田力が入りました。自分自身がバッターボックスでこの投手は容易には打てないと思うと、「抑えなければならない」という気持ちが生じます。それが勝敗を分けました。四球で1死満塁、5番打者3バントスクイズ失敗、2死満塁、これで流れからすれば危機脱出と思いました。バッターは6番、これ以降はド真ん中に投げておけば良いという打線、ところが四球で押し出し、これで頭に血が上ったか?また四球〜押し出し、キャッチャー柿沼タイムを取ってマウンド上で内野陣集まって協議、これで大丈夫だろうと思ったら暴投で3点目、これはイカン、もうダメだ、監督ピッチャー交代を告げて、内藤マウンドへ、この後内藤は素晴らしいピッチングで抑えました。ところが益子はバッターとしても怪物でした。6回表右中間に引っ張ってすごいホームランを打たれました。この後、ウエストはチャンスを作りながらも益子投手に抑え込まれました。
 数ある戦いの中にはこういうこともあります。益子投手はヤクルトジュニアに選ばれてから、ぐんぐん伸びているそうで、最近は投げたら全く負けることがないそうです。言われなくても分かりました。全く四球を出す雰囲気は無く、内角攻めてのけぞらせた後、外角へズバッと決めるピッチングを少年野球で攻略するのは困難です、というか、無理です。大翔は捕手だけあって、フェローズバッテリーの攻め方を直ぐに感知して、他の選手に決め球は外角だからそれを狙えと話していました。しかし、分かっていてもなかなかヒットにまではつながりません。ただ、次からダブル、ダブル、フェローズ打線の状態では益子ひとりに負んぶしては連勝は?
 戦前、「
選手みんなで気合を入れて、チーム一丸、場面に応じた思い切った采配を心がけましょう。最強のウラガクだって負ける、社会人3大会連続優勝のチームワークが持ち味ENEOSだって負けた、負けるならせめて悔いの残らぬように・・・、川上哲治さん(2013年 10月28日逝去)は、とにかく最後の最後まで諦めないのと、徹底したチームプレーを勝利のポイントとした「野球の神様」でした」、と書きましたが、「負ける」ということを書いたのは何か予感があったかもしれません。その通り、最後まで諦めず頑張りましたがダメでした。あれだけのナイスピッチングをされては、采配の揮いようがありません。この試合、ヒットは渡辺の1本だけ、三振しなかったのは柿沼と渡辺だけ、ほとんど三振しない匠之介が三振したのには驚きました。エラー出塁は柿沼と内藤、四死球は無し。何か相手をかく乱しなければ、というので、伊藤がセフティ試みて素晴らしい打球の殺し方、やった〜!と思ったのですが、3塁手は上手い、ダッシュして間一髪アウト!惜しい。相手はヒット3本、うち1本は投手川井田の頭上にはねて、弾いてヒットになった不運なもの。先日ENEOSが負けたのは10残塁で無得点でしたが、この試合はお互い3残塁、ENEOSもウエストもチームワークが良く守りが堅いのは共通なのですが、無得点では勝てません。川井田はひとり相撲で、四球とワイルドピッチで自滅しましたが、リリーフした内藤は打たせてポンポンアウトを取りました。ホームラン1本は仕方ないですが、打たせればバックは守ってくれるのです。選手の自律、信頼と連帯が大事、チームメートを信頼して、辛抱強く投げる、これがこの試合の教訓です。ただ、益子投手のこの日のピッチングでは勝てません。だから結果はしょうがありません。今年は緒戦から15連勝して、東入間春季大会準々決勝、富士見エンゼルスにコールド負けしそうな展開から追い着いてサヨナラ勝ち寸前サドンデス、表3点で、これは勝ったと思いましたが、矢野キャッチャーフライ、伊藤センターライナーで併殺で負けました。次の試合はランバー杯の新倉フェニックス、レギュラー2人欠いて大敗、次の西部大会初戦は勝ちましたが、2回戦で毛呂山オリオンズに残塁の山を築きながら押しに押して負け、4試合で3敗、やはりこの頃は川井田投手も不調、チームのバイオリズムも底でした。ここから気を取り直して3連勝で迎えた夏合宿、箭弓稲荷神社に参詣して、必勝祈願しました。合宿が終わって後半戦15連勝、西部大会で負けてから18連勝、西部選抜でも常連の大井ウエストですが、今年は例年に無く期待できると思っていました。しかしいくら頑張っても相手投手が良くて完封されたら負けるのです。結果負けたのですから、気を取り直して自律と信頼と連帯」のスローガンのもと、再び連勝でシーズンを終えましょう。前回は一度負けたら連敗しました。今度はそういうことの無いように。 


これで6年生全員

必勝祈願

黄色枠のチームがシードです。2回戦終わってシードチームで敗れたのは北原ウィングスのみ、やはり強いチームは強いということです。第1シード坂戸ロイヤルズを、6年生が4人しかいない亀少クラブが破りました。スゴイ!上福岡イーグルスは初雁フェローズに惜敗しました、残念!富士見エンゼルスは地力を発揮して準決勝進出、今年4回目の亀少クラブとの対戦はこれまでエンゼルス全勝ですが、舘祐作がバッタバッタと15三振取りまくって2-1またもやエンゼルス勝利、しかし、決勝で初雁フェローズに負けました。初雁フェローズの貧打線ではダブル連勝2連続は無理だろうと見ていましたが、どうやら川井田が相手だから2安打しか打てなかったみたいですよ。失礼しました。こうやって結果を見ると、やはり上福岡イーグルスが惜しかったなぁ〜