677  弔問

 東京は桜満開となりました。ふじみ野市のソメイヨシノはまだ満開手前ですが、3月29日(日)が晴れて気温が上がったので一気に桜が華やかになりました。我が家のスオウも濃いピンクが鮮やかになりました。しかしこの先、ふじみ野市の天気予報はtenki.jpによれば、3/31(火)から雨、4/5(日)まで春の長雨が続き、合間の晴れは4/3(金)だけとのこと。この期間は、前線や低気圧の影響で全国的に曇りや雨の日が多く、桜が見頃を迎える所が多いものの、お花見日和は貴重となりそうです。3月31日(火)〜4月1日(水)頃は本州付近を低気圧が通過するため、広く雨が強まり、九州や東海を中心に警報級の大雨となる恐れがあるとのことです。桜の咲くころの関東はこういうことが多いですね。

3月29日(日)荒川の秋ヶ瀬右岸、志木市第四球場で少年野球の試合有り


このところの雨で荒川の水位が上がっています


3月29日(日) 我が家の花桃、雪柳、スオウ


3月29日(日) 我が家のすぐ近く、七彩の街コスモガーデンズの桜

しだれ桜とソメイヨシノの競演が見事です(奥のマンションが長谷工コスモガーデンズ)

■ 2週連続で盛岡へ
 2週連続で盛岡1泊2日往復しました。前週は国立大学法人岩手大学の経営協議会とホテルメトロポリタン盛岡での懇談会後、ホテルメトロポリタン盛岡ニューウィング泊、今週は岩手大学北桐ホールで小川智学長の任期満了退任記念講演会があって、隣席後、盛岡市の小高い丘の上にある盛岡グランドホテルで祝賀会があって参加しました。最終電車20:50発はやぶさ・こまち44号で東京に帰る人もいましたが、今回は初めて泊まる東横INN盛岡駅南口駅前を予約し、翌日3月12日逝去された加藤眞純君宅を弔問しました。

盛岡駅からまずは歩いて「開運橋」から北上川と岩手山を見ます

これは今回ではありません。河畔の柳が新緑、レンギョウの黄色が鮮やか
土手にはユキヤナギも見えるということは、桜も終わった4月下旬頃でしょう
名峰岩手山の頂上に見える鷲が羽を拡げた形、別名「巌鷲山」と言われます

開運橋は「二度泣き橋」と言われます
こんな辺境へ来てしまったと泣いて渡り、帰りたくないと泣いて渡る転勤族
来て、見て、味わって、帰る、歩いて愉しむまちもりおか、開運橋渡った先には盛岡駅

東横イン盛岡駅南口駅前の目の前には北上川、今回の部屋は11F、開運橋を見下ろします
左遠方に、左右に美しい稜線を拡げる尖った山は、男山の岩手山と北上川挟んで対峙する女山・姫神山

■ 小川智岩手大学長退任記念祝賀会
 小川智学長は横浜生まれ、筑波大学から一旦日本ゼオン鰍ノ就職した後、筑波大学に戻って博士号取得、その後岩手大学に移り、筑波大学に戻って来いよという誘いを断って残留、講師、助教授、教授と昇任しましたが、その経営能力を見出され、理事・副学長に登用されました。理事になるということは、研究者、教育者としての立場を捨てることになりますので、研究室を離れ、退職することになります。もちろん理事を辞めれば復職出来ます。ところが東日本大震災が起きて、岩手大学は全学を挙げてその復興に取り組むことになり、当時の藤井克己学長、続く岩渕明学長共に小川智理事・副学長を片腕として震災復興に取り組みました。その取り組みの素晴らしさは復興のお手本として、他大学から畏敬のまなざしを受け、例えばその後に起きた能登大震災での金沢大学の取り組みにも影響しましたが、到底岩手大学の姿勢や成果には及ぶべくもないということで、岩手大学は文部科学省から最高評価を得ることになります。岩渕明学長任期満了後、次の学長が小川智学長になることは自明でした。ところが学長になった途端コロナ禍が襲います。ここでも小川智氏の手腕が発揮されます。つまり小川智氏は未曽有の災難に襲われながら見事にそれを受け止めて、国立大学法人の長として、学生・教職員・ステークホルダー一体となった取り組みを実現させて困難を乗り切りました。全くもって見事と言わざるを得ません。それが出来たのは生来の明るさと、自らも大学の教育者であった妻の薫さん、そして家族の支えがあったからだそうです。小川薫さんの活躍は文部科学省にも注目されていました。夫婦一体で大学に貢献する、新しい時代の経営者像は、過去に無かったものだったからです。小川智氏が学長になった時、小川薫さんも教授の地位を辞しました。


壇上右小川学長ご夫妻に日本酒「十四代」を贈答する鰍しの尾の工藤朋社長
左端は送り主のいわて朝日テレビ畠山大社長、第十四代岩手大学長にちなんでの贈り物
手に入れにくい名酒入手を、こともあろうに200年続く蔵元の社長にお願いするとは...

■ 清酒「鷲の尾」
 2025年秋の東北清酒鑑評会において、純米酒の部で見事第1位である「最優秀賞」を受賞した「わしの尾」、米、麹、酵母など、すべて岩手県産の「オール岩手」での最高位受賞の快挙でした。工藤朋社長は岩手大学隣の県立盛岡第一高等学校から東京大学を経て、八幡平市にある蔵元に帰り、今は鰍しの尾の社長であり、岩手大学経営協議会の委員でもあります。

 岩手県八幡平市の地酒「鷲の尾」は文政十二年(1829年)に創業。 この酒名は大鷲が住んでいた巌鷲山(岩手山)の山麓から湧水する 清らかな水で醸造されていることから「鷲の尾」と命名されました。 また、早春の雪解けとともに山頂に大鷲が羽を広げたような残雪が くっきりと現れますが、この雪形から名づけられたとも伝えられています。

■ 久々の東横イン
 東横INNは盛岡駅前に二つあります。今回は東横イン盛岡駅南口駅前を予約しました。初めて泊まる宿です。目の前が北上川です。12Fまであり、今回の部屋は11Fなので見晴し抜群でした。ビジネスホテル業界で東横インが常にトップクラスの人気を誇るのは、何処のホテルも同様の品質、同様のサ−ビスを提供できることとコスパでしょう。現役時代は良く利用しましたが、リタイア後はリゾートホテルが多くなったのであまりビジホは利用しません。シングルルームは広さコンパクトですが機能性十分、デスクワークスペースも有り、ユニットバスも同様、ベッドは広く、快適でした。24時までコーヒーが頂けるのと、無料朝食が売りのようです。

東横イン盛岡駅南口駅前


広いベッド、机も広い、写真にはありませんが加湿器もありました


ユニットバス 浴槽は長くてゆったり入れます


朝食を盛り合わせた例 片付けまですべてセルフサービス


トングで好きな食材を盛りつけます

 無料朝食と銘打つだけあって、メニューは少ないですが補充は迅速、軽食と言えば良いでしょうが、白米は国産米、小盛、並、大盛のボタンを押すとストンと出てきます。カレーもありましたよ。やはり若い人が圧倒的、女性客も多い、後期高齢者はほとんどいません。驚いたのは朝食テーブル周りが中国人だらけ、それも女性が多い、印象的に台湾人ではない感じです。今の東京は花見客であふれていて、インバウンドだらけですが、盛岡はまだ早春、熊が冬眠から覚めて出てくる頃です。どうして盛岡に?それもコスパ良い東横インに?ナゾです。

■ 雫石へ
 東横インをチェックアウトして盛岡駅へ、徒歩5分です。盛岡駅9時58分発の田沢湖線雫石行き普通列車に乗り、雫石駅10時17分着、幼馴染が雫石駅へ迎えに来てくれる手はずになっています。

盛岡駅


盛岡駅の9番線から「田沢湖線」に乗って雫石駅へ、9時58分発の次は12時48分です


お隣の7番線ホームにはJR東日本の「乗ってたのしい列車」2両編成の気動車・ひなび(陽旅)が停車中
この日から快速「ひなび 釜石」として4/29(水・祝)までの土休日、5/1(金)〜5/6(水・祝)の各日運転
盛岡駅10:09発→釜石駅13:19着、釜石駅14:18発→盛岡駅17:45着の往復、全車指定席


雫石駅・・・しずくいし銀河ステーション


雫石駅から北方向を見て突き当りの丘の上に見えるのが臨済寺
ここで3月15日(日)加藤眞純君の葬儀があり、WEBレタックス送信

雫石駅から臨済寺下のT字路までの地域はその名の通り「寺の下」という地名
駅前ロータリーの先、右側の白い建物上には橙色の「よしゃれそば」の看板有り
「いしや食堂」という繁盛店で、かつては筆者の伯父さんである階平三さん宅がこの
手前にありました。理容店を営み、筆者と同齢のいとこも理容師、姉の夫は畳屋さん
衆議院議員、中道幹事長の階猛さんは親戚です


■ 故・加藤眞純君宅弔問へ
 幼馴染が雫石駅へ迎えに来てくれました。その車を見てビックリ、なんとまだ新しい三菱自動車のピックアップトラックTRITONです。雪深い雫石の冬は四輪駆動必須とは言え、よくもまあこんな高価な車に乗ってるものです。主は農業ですが、冬場は除雪の差配をしているそうです。

 TRITONに乗って3月12日逝去された加藤眞純君宅を弔問しました。仏壇には立派な写真が飾られていました。本人が選んだそうです。それにしても同齢の仲間が亡くなるのは悲しいものです。奥様と積もる話をして、「以前から終活の話はしていたんだけれど、イザとなると進まないものですね」とおっしゃってました。ただ自分の最期を覚悟して「議員辞職願」を出し、「遺言書」を残し、最期まで意識がハッキリしていて、家族全員に見守られながら午前5時半につなぎ温泉病院で逝去されたそうです。この病院の院長は我が高校同級生です。そして我が父が亡くなったのもこの病院でした。七ツ森の我が家から歩いても来れる病院です。それもそのはず71年前までは盛岡市ではなく、岩手郡御所村でした。
 その後その幼馴染宅へお邪魔し、積もる話をしました。小学生の頃、雫石町安庭地区の同級生は20人居たが、今は1人になってしまったと言っていました。同級生の話になったら、結構亡くなっています。人生100年などと言いながら、早い人は早い、加藤眞純君などこの地区の高校生グループが雫石駅から盛岡駅へ汽車(SL)通学していた頃、盛岡の岩手女子高校(通称:岩女=ガンジョ)のグループと仲良くなって、休日に体育館でバスケをしたり、岩手山登山をしました。その中のひとり、優子ちゃんも1月30日ガンで亡くなったそうです。

■ いしや食堂でランチ
 その後雫石駅へ送ってもらい、駅前のいしや食堂でランチ、と言ってもこの店は麺が評判なのでそれを頼みました。幼馴染が、ここは折角来てくれたから俺が払う、と言うので快くご馳走になりました。その後幼馴染と別れて、13:48発田沢湖線に乗って盛岡に向かいました。14:06着でした。


筆者はかきたまそば

名物:よしゃれそば


■ 盛岡駅の発車メロディ
 盛岡駅で東北新幹線に乗り、大宮に向かいました。東北新幹線は混んでいます。待合室もいっぱいだし、どうしてこんなに旅行客が多いのだろうと思いますね。そもそも盛岡にはホテルがいっぱいあって、夫々客室もいっぱいあるのに、泊り客もいっぱい、どうして?何故?と自分を棚に上げて思います。盛岡市は1泊200円の宿泊税を徴収する許可を総務省から頂いたみたいです。
 ところで盛岡駅の発車メロディは小田和正「ダイジョウブ」です。2007年度前期放送のNHK「連続テレビ小説」第76作『どんど晴れ』の主題歌です。脚本は小松江里子さん、主演は沖縄県出身の比嘉愛未(ヒガマナミ)さんでした。


盛岡の老舗旅館「加賀美屋」の若女将・夏美さん


雫石町・小岩井農場の一本桜

■ 第98回選抜高校野球大会
 智弁学園(奈良県)と大阪桐蔭の決勝戦(3月31日)となりました。今大会は接戦が多いかと思えば、大逆転劇などもあってドラスティックでしたが、最後は「あきらめない智弁学園」と、強打のイメージを払拭して「気力発揮の大阪桐蔭」という組合せになりました。


埼玉県高校野球情報局ホームページにリンクして表示


■ 地方選挙での現職落選相次ぐ
 地方選挙において現職が敗北するケースが近年相次いでおり、特に組織力や多選の弊害、国政の動向が影響しているようです。石川県知事選で高市早苗首相の応援を受けた馳浩氏が2期目の再選を逃した出来事は、政府与党に衝撃を与えました。横浜市長選で小此木八郎元国家公安委員長(当時衆院神奈川3区)が敗れ、支援を表明していた菅義偉首相(同2区)が総裁選出馬を断念した「横浜ショック」の再来か?と言われています。
 これまでの現職が敗北した主なケースは・・・三浦市長選 (2025年6月)で自民推薦の現職を43歳の新人が破り初当選。箕面市長選 (2024年8月)で大阪維新の会の現職が無所属新人に敗北、維新の「1強」体制に陰りが見えると報道されました。前橋市長選 (2024年2月)では自民・公明が推薦した現職が、新顔に敗北。高市早苗首相の地元;奈良県知事選 (2023年4月)は保守分裂選挙となり、5選を目指した現職が敗北。大和市長選 (2023年4月)も5選を目指した現職が敗北。
 地方選では「組織 vs 無党派」の構図になった場合、無所属・無党派の主要候補が登場すると現職が苦戦する傾向が見られます。3月29日投開票の長野県上田市長選では、3選を目指した現職の土屋陽一氏(69)=自民推薦=との一騎打ちで新顔で前市議の斉藤達也氏(50)が初当選しました。任期満了に伴う東京都清瀬市長選は更に衝撃的でした。無所属新人で元市議の原田博美氏(50)=共産、社民推薦=が、再選を目指した無所属現職の渋谷桂司氏(52)=自民、公明推薦=を破り、初当選を決めたのです。実は中森明菜のふるさと清瀬市は連れ合いの大叔母さんが元気なころ、アッシー君としてしばしば清瀬市内を走り回わされたので地理に詳しいのですが、代々渋谷一族が市長を務めてきました。我が勤務先にも清瀬市の渋谷さんが居ました。全国で共産党籍がある現職の首長は埼玉県蕨市長、大阪府忠岡町長、長野県中川村長で、原田氏で4人目だそうです。

■ 早稲田大学が杉原千畝に関する講演会を延期
 早稲田大学が、外交官杉原千畝(すぎはら ちうね、1900-1986)に関する講演会を国際情勢を踏まえ延期すると発表しました。イスラエルに対する日本の世論が激変し、反イスラエルの風潮が高まっている今、これをやるとヤバイという判断でしょう。杉原千畝は、第二次世界大戦中にリトアニアの領事館領事代理として、ナチス・ドイツの迫害から逃れてきたユダヤ系難民に対し、日本政府の命令に背いて「命のビザ」と呼ばれる通過査証を独断で発給し、約6,000人の命を救った日本の外交官です。
(2026年3月30日)

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