の状況        



2022年5月15日(日)

【畑の風景】

畑北側から南側眺望 奥のネットはふじみ野高校野球グラウンド
中央奥 柿の木が新緑 ベンチ・テーブル上に花の実がたくさん落ちています


畑の入口・・・タチアオイが大きくなり、カンナもこれから大きくなります
タチアオイはアオイ科タチアオイ属(ビロードアオイ属)の花です
梅雨入りの頃に茎の下から上に向かって咲いていき、梅雨明けには咲き終わるため「梅雨葵」という別名もあります
また花を顔に付けてニワトリの鳴き真似をして遊ぶことから「コケコッコ花」と呼ぶ地方もあります
花の咲いた茎が日差しに向けてどんどん伸びていく様から「仰日(あふひ)」と呼ばれ、それが転じて現在の「葵(あおい)」という名前になりました
カンナは、カンナ科 / ダンドク属(カンナ属)で、真夏の炎天下、大きな葉の間から鮮やかな花を元気に咲かせます
葉色が美しく、地下に根茎を持ち、毎年芽が出て大きく育ちます

このカンナの花色は黄色です

生垣の上を這うスイカズラ
スイカズラは、スイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本です
「吸い葛」の意で、細長い花筒の奥に蜜があり、古くは子どもが好んで花を口にくわえて甘い蜜を吸ったことにちなみます
別名、冬場を耐え忍び、枯れずに残ることからニンドウ(忍冬)や花色が白から黄色に変化することに由来するキンギンカ(金銀花)




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タマネギ(玉葱)、畝3列に植えています


つるありエンドウ2種 もう収穫期です


春菊3種も収穫期です


馬鈴薯のうす紫の花に降る雨を思へり都の雨に・・・石川啄木の『一握の砂』代表歌の一つです
馬鈴薯はジャガイモのこと、ナス科の植物なので、きれいな花をつけます
秋撒き、春撒きがあり、連作障害があります


キャロットにんじん 「恋うさぎ」が大きくなってきました


先日苗植えしたオクラは元気なく萎れています


茄子万願寺トウガラシ


ピーマンミニトマト


サトイモの芽が出て来ました しかし周りのキクイモの勢いがすごいです


イチゴの実が赤く結実しています


ミョウガが出て来ましたよ


各種大根が元気です


ネギです もう右端のネギはネギボウズが出来ています
深谷市や京都市では良く育つのに、ふじみ野市では生育が悪い
その謎に挑戦するのがミッションとされています


ニンニクです


ラディッシュ(二十日大根)です


キクイモの勢いがスゴイ!


ハヤトウリは4株植えました


枝豆「湯あがり娘」はネット下で早くも芽が出て来ました


朝鮮カボチャ栗カボチャの芽が出て来ました もうすぐ定植します


ゴーヤ(苦瓜)は7本も植えてます
チャンプルーしまくるのでしょうか?ちむどんどんしますね


食用菊です




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華麗な花・・・アマリリス
ヒガンバナ科で、花径10〜20cmもある鮮やかな色の花を、すっと立ち上がる太い茎に咲かせます
昨年の球根をそのままにしていたら芽が出て、アッと言う間に花が咲きました


マーガレットはキク科の半耐寒性多年草で、ガーデニングでとても人気のある花です
花色は各種あり、代表的なものは花の中心が黄色で、白く細い花びらが特徴のタイプです
葉はギザギザしていて、スラリとした茎を伸ばして花を咲かせます
倒れないように周りを囲っています


近年花愛好家に大人気のラークスパーが咲き出しました
キンポウゲ科で、和名:千鳥草、別名飛燕草(ビエンソウ)は、花姿が飛んでいる千鳥や燕を連想させます
英名のラークスパーも花の後ろに突き出た部分をひばりの蹴爪に見立てたもので、いずれにせよ鳥みたいな花、葉はコスモスそっくりです


スイセンノウ(酔仙翁)が咲き出しました
ナデシコ科/センノウ属の花で、フランネルソウ、ローズキャンピオン、シレネ・コロナリアなどとも呼ばれます
白い綿毛に覆われた、柔らかくて厚みのある葉が特徴です
花色は濃いローズのものがポピュラーで、花弁にもビロードのような質感があります


ブルーベリーです もう小さな実がなっています


畑北側お茶の生垣の菊のところに誰が植えたか、ムラサキツユクサがポツンと一軒家
本来梅雨時の6月頃に次々と花が咲きますが、もう早々と4月から咲いています
たくさんのつぼみがあって、順次咲くので1日花であるとはわかりにくい梅雨に似合う花です


芍薬(シャクヤク)の花がふっくらとして、今にも咲きそうです
お隣にはまだ菜の花の黄色の花が咲いています
菜の花はアブラナ科アブラナ属の花の総称で、ナタネ、カブ、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、カラシナ、ザーサイなどです
奥には幅広剣状の葉の植物、アヤメ科は間違いありませんがカキツバタでしょうかハナショウブでしょうか
滝沢さんに聞けばわかります


ヒマワリは種が落ちて芽が出て今年もたくさん咲きそうです
奥にはナンテンが元気に育っています
カタバミの黄色い花やオランダミミナグサの白い花、オオイヌノフグリの青い花が咲き乱れています
カラスノエンドウやホトケノザの紫の花もきれいでしたが、血も涙も無く抜いてしまいました


桔梗(キキョウ)の勢いスゴイ 白と紫・・・楽しみです


ナデシコはとても種類が多く、可憐な花で香りも魅力です
カーネーションもナデシコ科ナデシコ属で、同じ種類の花です
園芸品種には、四季咲き性のものが多く、常緑性で耐寒性も強い人気の花です


オダマキ(苧環)は花の形が機織りに使う、麻や苧(カラムシ)を巻いた糸巻きに似ていることから名付けられたといわれています
キンポウゲ科オダマキ属で、うつむくような花姿がかわいい春に咲く宿根草です
白と紫の2種植えられています


麦に混じって何故かヤグルマギクもポツンと一軒家
ヤグルマギクはキク科ヤグルマギク属の一年草で、背が高くなります
以前はヤグルマソウと呼ばれていましたがユキノシタ科の「矢車草」と区別するために呼称が変わりました
麦もだいぶ黄色くなってきましたね


ユリズイセン科 / ユリズイセン属(アルストロメリア属)のアルストロメリアです
花色が豊富でエキゾチックな花です 2種ありましたが1種だけになりました
フウセンカズラの芽がたくさん出ています


キク科コウオウソウ属(マンジュギク属)のマリーゴールドの芽がたくさん出ています
暑さに強く寒さには弱い一年草で、開花時期が長い花です
黄色が代表で、赤いサルビアと並んで植えられていることが多いですね
根に線虫の防除効果があるのでコンパニオンプランツとして作物の間などに植えられることもあります


ホウセンカ(鳳仙花)の芽がたくさん出ています
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草で、花の色は赤、ピンク、紫、白、複色など多様です
小学校の花壇で見かけるのは、理科の教材として植物観察に好適だからでしょう
花後に出来た鞘が熟すとパチンと弾け、種が周囲に飛び散ります




 ページトップへ【畑の野草】

路傍の植物・・・蕗(フキ)です
野草とは失礼かも?野菜として頂いています
早春にはフキノトウを頂きました
葉が大きくなると茎を切り取って、煮つけなどにすると苦みが美味しいですね


野草ではありますがハルジオンヒメジョオンはキク科なのできれいな花を咲かせます
貧乏草とも呼ばれ、折ったり摘んだりすると貧乏になると言われています
違い@蕾…ハルジオンは垂れ下がり、ヒメジョオンは上にピンと立っています
違いA葉…ハルジオンは葉が茎を抱き、ヒメジョオンは葉が茎にくっついています
違いB茎…ハルジオンは茎の断面に空洞があり、ヒメジョオンは空洞がありません
違いC花びら…ハルジオンは細くて数が多くやや下向きで、ヒメジョオンは太くて数が少なくやや上向きです
隣にアメリカフウロも見えます
フウロソウ科/フウロソウ属の野草で、北アメリカ原産の帰化植物です
葉は菊みたいにギザギザですが、矢車みたいな形で、先端が紅葉する可愛い葉ですね
花は小さくて白っぽいピンク、花びらは5枚、直径5〜6mmの小さい花ですがなかなかきれいです
風露とは実に粋な名前ですが、「フウロソウ」と呼ばれる日本の在来種で有名な薬草「ゲンノショウコ」という植物があります
漢字で書くと「現の証拠」だそうで、薬草の効き目を疑う病人に飲ませると、たちどころに効くので、
「ほら見ろ、現に効いたじゃないか」という証拠になるのだそうです
昔から、便秘や下痢、食あたりなどの治療に用いられ、「ドクダミ」「センブリ」と並ぶ、日本の三大薬草(民間薬)の一つです
アメリカフウロと花はよく似ていますが更に綺麗ですね
葉は掌型で、アメリカフウロほど美しくはなく、毒草のトリカブトに似ています


ドクダミが群生しています
薬草であり、お茶にもなりますがあの匂いがチョット...という方が多いのではないでしょうか
花はとってもきれいで、八重の種も畑にあります


酢味噌和えにして頂いたノビル(野蒜)ももはやネギボウズとなりました


畑には本物のネギボウズもありますが、下は何でしょう?
きれいな紫色のネギボウズを付けているのはアサツキです


カタバミはカタバミ科カタバミ属の多年草で繁殖が早く、しかも根が深いので駆除に困る雑草の1種です
葉は、ハート型の3枚が尖った先端を寄せ合わせた形で、マメ科のクローバーとは全く異なる植物です
黄色の5弁のかわいい花を咲かせます
葉の色が赤紫色を帯びたものをアカカタバミと言い、下写真で上がカタバミ、下がアカカタバミです

よく見るとハキダメギクがたくさん生えてますね

 ハキダメギクという名前は、「日本の植物学の父」と呼ばれる牧野富太郎博士が世田谷のゴミ捨て場で見つけて命名したそうです。小学校中退でありながら東京帝国大学で教鞭をとり、65歳で理学博士の学位を受けました。多数の新種を発見し命名も行った近代植物分類学の権威として、生まれた4月24日(注)は「植物学の日」に制定されました。94歳で亡くなる直前まで、日本全国をまわって膨大な数の植物標本を作製しました。その命名は2500種以上(新種1000、新変種1500)とされます。
 発見、命名した植物の例としてはムジナモ、センダイヤザクラ、トサトラフタケ、ヨコグラツクバネ、アオテンナンショウ、コオロギラン、スエコザサなど、ワルナスビやノボロギクのような、当該植物種の性質を短い言葉で巧く言い表しているものもある一方で、ハキダメギクやイヌノフグリなど、どうしてこんな名前を付けたの?というものもあります。亡き妻の名を冠したスエコザサのエピソードはよく知られています。
 イケメンであり、大変ユニークでダイナミックな人物だったので、NHK朝ドラに採り上げられることになりました。2023年度前期のNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公・槙野万太郎のモデルで、富士見市生まれの神木隆之介が演じます。
注)牧野富太郎は1862年5月22日土佐国高岡郡佐川村(現在の高知県高岡郡佐川町)生まれ、1957年1月18日逝去、享年96(満94歳)でした。5月22日生まれなのに4月24日が「植物学の日」に制定されているのは、1862年5月22日=文久2年4月24日だったからで、旧暦の日付を記念日にするのは変な気もしますね。

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