竹林の状況       



2022年12月27日(火)
竹林9時半集合、作業の後、畑に移動

12月11日(日)にエコクラブの子どもたちや父母で竹林の伐採作業をしました
斬った竹が放置されていたので、枝切りしてこれを片付ける作業をしました

男手3人、K原さん、S崎さん、S藤さん、グングン進む片付け作業

綺麗になりましたね


放置竹林を手入れしなければならない理由

 日本では、戦後、収益の高いタケノコの栽培が盛んとなり、竹が植えられて多くの竹林が出来ました。また、竹は成長が早く、強靭かつしなやかで細長く割れる性質から、古くから「うちわ」や「ザル」などの日用品や家具、建築材料として使われてきました。しかし、外国からの安価なタケノコや竹材の輸入増加や、プラスチックなどの代替品の出現により、国内のタケノコや竹製品の需要量が減少し、さらに農家の高齢化や担い手の減少などで手入れがされず放置される竹林が増加しました。竹は成長が旺盛で、根は森林内に拡大・侵入します。また、竹が光を遮ることで、樹木は弱り、枯れてしまいます。今地方の山々で、竹が増殖して雑木林が竹林化している光景をしばしば眼にします。竹が増殖すると、鳥類や昆虫類の種数も減少し生物多様性の低下を招きます。しかしながら竹は有用でもあり、その景観の美しさもまた捨て難いものがあります。そこで、枯れた竹、細い竹、曲がっている竹、傷のある竹、重なっている竹は伐採・整理して、美しい竹林を保全することもまた大切なことですね。伐採した竹は、竹の節や質感を活かした竹細工の製作を楽しむこともできます。



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