大井ウエスト試合結果  

第26回ふじみ野市内秋季リーグ戦大会



開会式:無し

 予選リーグ戦   G-1   G-2   F-3   F-4   F-5   F-6   F-7   チャンピオンシップ   準決勝   決勝 

リーグ戦順位決定方法
@勝ち点で順位決定、勝利:3点、引分:1点、敗北:0点
A失点率(失点÷守備イニング数)が少ないほうが上位
Bその他はふじみ野市少年野球連盟大会要項による

準決勝はリーグ戦1位−4位、リーグ戦2位−3位で行い、その勝者が決勝を戦うトーナメント方式です


ウエストの試合
G-1戦;10月3日(土)西原小学校で10時からA-1上福岡JFGと対戦し8-3勝利
G-2戦;10月31日(土)亀久保小学校で9時からB-1上福岡第五クラブと対戦し7-8逆転負け
G-3戦;11月14日(土)大井小学校で9時からB-1上福岡イーグルスと対戦
F-3戦;11月15日(日)亀久保小学校で14時からB-3上福岡パワーズと対戦し7-0勝利
F-4戦;11月22日(日)西原小学校で11時半からB-2大井少年ファイターズと対戦し7-0勝利
F-5戦;11月23日(月)駒西小学校で14時からB-3大井ブルーウイングスと対戦し5-1勝利
F-6戦;11月29日(日)東原小学校で14時からB-3大井亀少クラブと対戦し0-8ノーヒットノーラン負け
F-7戦;12月12日(土)西原小学校で12時から鶴ヶ岡少年野球クラブと対戦し4-0勝利
CS準決勝;12月13日(日)西原小学校で12時半から鶴ヶ岡少年野球クラブと対戦し9-1勝利
決勝;12月19日(土)亀久保小学校で12時から大井亀少クラブと対戦し3-0勝利
全 般
★9月26日(土)鶴ヶ丘小学校 A-1 10:00 鶴ケ岡少年野球クラブ 雨天延期 大井少年ファイターズ
★9月27日(日)上野台小学校 A-2 14:30 上福岡JFG 0−14 上福岡パワーズ
★10月3日(土)西原小学校 A-1 10:00 大井ウエスト 8−3 上福岡JFG
★10月4日(日)鶴ヶ丘小学校 A-2 9:00 大井少年ファイターズ 0−14 上福岡パワーズ
★10月10日(土)元福小学校 @-1 9:00 鶴ケ岡少年野球クラブ 雨天延期 大井少年ファイターズ
  A-1 11:00 上福岡パワーズ 雨天延期 大井ブルーウイングス
  A-2 13:00 上福岡イーグルス 雨天延期 上福岡第五クラブ
★10月11日(日)大井小学校 A-1 12:00 大井少年ファイターズ 2−7 上福岡イーグルス
  A-2 14:00 上福岡第五クラブ 7−3 大井ブルーウイングス
★10月25日(日)西原小学校 A-1 9:00 上福岡イーグルス 5−3 上福岡第五クラブ
  A-2 11:00 大井亀少クラブ 7−6 上福岡パワーズ
★10月31日(土)亀久保小学校 B-1 9:00 上福岡第五クラブ 7−8 大井ウエスト
B-2 11:00 上福岡JFG 2−9 大井亀少クラブ
B-3 13:00 大井ブルーウイングス 1−8 鶴ケ岡少年野球クラブ
★11月14日(土)大井小学校 B-1 9:00 大井ウエスト 上福岡イーグルス
(6年生不在の上福岡イーグルスが本大会撤退)
A-1 11:30 上福岡JFG 1−8 大井ブルーウイングス
A-2 14:00 大井少年ファイターズ 4−7 上福岡第五クラブ
★11月15日(日)亀久保小学校 B-1 9:00 上福岡第五クラブ 5−4 上福岡JFG
B-2 11:30 大井ブルーウイングス 11−0 大井少年ファイターズ
B-3 14:00 大井ウエスト 7−0 上福岡パワーズ
★11月22日(日)西原小学校 B-1 9:00 大井ブルーウイングス 0−3 大井亀少クラブ
B-2 11:30 大井ウエスト 7−0 大井少年ファイターズ
B-3 14:00 上福岡パワーズ 4−5 上福岡第五クラブ
★11月23日(月)駒西小学校 B-1 9:00 鶴ケ岡少年野球クラブ 8−0 大井少年ファイターズ
B-2 11:30 上福岡第五クラブ 0−10 大井亀少クラブ
B-3 14:00 大井ウエスト 5−1 大井ブルーウイングス
★11月28日(土)亀久保小学校 A-1 10:00 鶴ケ岡少年野球クラブ 2−0 上福岡パワーズ
A-2 12:00 大井亀少クラブ 18−1 大井少年ファイターズ
★11月29日(日)鶴ヶ丘小学校 B-3 13:00 鶴ケ岡少年野球クラブ 9−1 上福岡JFG
★11月29日(日)東原小学校 B-3 14:00 大井ウエスト 0−8 大井亀少クラブ
★12月5日(土)上野台小学校A C-3 12:00 鶴ケ岡少年野球クラブ 6−5 上福岡第五クラブ
★12月5日(土)上野台小学校B C-3 12:00 大井ブルーウイングス 6−2 上福岡パワーズ
★12月6日(日)駒西小学校 A-2 12:30 鶴ケ岡少年野球クラブ 1−10 大井亀少クラブ
★12月12日(土)西原小学校 A-1 9:30 大井少年ファイターズ 5−19 上福岡JFG
A-2 12:00 鶴ケ岡少年野球クラブ 0−4 大井ウエスト
★12月13日(日)西原小学校 A-1 10:00 大井亀少クラブ 6−1 上福岡第五クラブ
A-2 12:30 大井ウエスト 9−1 鶴ケ岡少年野球クラブ
★12月19日(土)亀久保小学校 三決 10:00 上福岡第五クラブ 3T3−3T4 鶴ケ岡少年野球クラブ
決勝 12:00 大井亀少クラブ 0−3 大井ウエスト


ページTopへ   ■リ−グ戦G-1  10月3日(土) 9時58分〜11時24分 西原小学校
チーム 1 2 3 4 5
大井ウエスト 0 2 0 1 5 8
上福岡JFG 0 0 0 0 3 3

勝利投手:笹山颯大 本塁打:及川幸太郎

戦況:ウエストは颯大が先発、4回無失点被安打2与四球2奪三振7、5回からバッテリー交換して大河が投げ四球連発、最後は洸が登板して2球でセカンドフライに仕留め試合終了。攻撃では洸が4打席すべて出塁、大河が3打席すべて出塁、颯大が2点タイムリー、幸太郎が2ランホームラン、蓮大が初ヒットなどあり


ページTopへ   ■リ−グ戦G-2 10月31日(土) 8時59分〜10時39分 亀久保小学校
チーム 1 2 3 4 5 6
上福岡第五クラブ 0 0 0 2 0 6 8
大井ウエスト 0 2 3 0 2 0 7

敗戦投手:山ア 洸 本塁打:無し

戦況:ウエスト先発は颯大、キャッチャー大河がいつものように「注意すべき打者は誰ですか?」と聞いてきました。「1、3、4、5番だけど、颯大だからド真ん中要求すれば良い、大丈夫、打たれないよ」と答えました。その通り颯大は3回で無安打、1四球、7三振、相変わらず剛球でバッタバッタと三振の山。
攻撃は2回大河のセンター右ライナーの二塁打から翔がセンター前にポトリと落として一死1、3塁、翔盗塁して2、3塁、涼碧ショートゴロ、大河ホームインして先制点、1塁送球を捕球したファーストが足が早く離れてセーフ、
幸太郎がスクイズ決めて2点目。
 3回には洸四球〜2盗、陽稀空振り三振、舜センター前に落とし、盗塁して一死2、3塁、颯大四球で一死満塁、大河ショートゴロ、2塁送球、颯大封殺、この間に洸ホームイン3点目、セカンドが1塁送球した球が逸れてボールデッド、舜ホームインして4点目でなお二死2塁、翔が右中間痛烈ライナーでエンタイトル2ベース、大河ホームインして5-0となりました。
 翌日は南部大会もあり、このペースで攻撃が続くなら・・・ピッチャー交代、4回から涼碧登板、2番センターライナー1アウト、3番ショート前に力ないライナー、これを名手洸がキャッチ、ヨシ、あれ?ポロリ、これで涼碧がおかしくなりました。2連続四球で一死満塁、6番打ち上げてセカンドフライ、これはインフィールドフライで二死満塁、ここから2連続四球押し出しで2失点。
 5回から洸登板、サードに涼碧が戻り、ショート舜、センター大河です。1番打ってフラフラと三塁後方に打球が上がる、涼碧が追って捕ったと思ったらポロリ、これはエラーです。追い方が緩慢でした。普通に追って落下点に入れば余裕で捕れました。先ほどの洸と言い、どうもオカシイ、いつもの守備ではありません、何か抜けている感じ。しかし2番空振り三振、3番サードフライ、4番空振り三振で仕留め、洸はいつも通りの好調なピッチングです。
 5回裏舜セカンドフライで1アウト、颯大はショートゴロですがこれをはじいてエラー出塁、大河はガツーンとライナー、レフトが捕ろうとして合わせ損ねてボールがテンテンと後方へ、颯大は2塁回って3塁回ってホームイン6-2、大河も3塁へ、翔はサードゴロ、捕って本塁送球しようとしましたが間に合わないと見て1塁送球、2アウト、この間に大河ホームインして7-2、この時点ではどう転んでも負けるはずが無いと思いました。
 6回表5番から。ライト前ヒット、これをファンブルして慌ててファーストへ投げたら高い球、捕れない、キャッチャーが捕るもランナー2塁へ、6番セカンド進塁打、一死3塁、7番デッドボール、8番空振り三振、二死1、3塁、もしランナー走ったら2塁送球アウトを狙う、ベンチとしてはこの時点では全然心配していませんでした。しかし1塁ランナーは走りません、というか走れません。9番ここまで2打席見逃し三振、ストライクさえ投げていれば....ところがボール3ストライク1から歩かせて二死満塁、1番に還って最も怖い打者です。追い込んでボール1ストライク2から三遊間打たれて1点、2番ここまで3打数無安打2三振、ナント!押し出し四球で7-4、ここがポイントでした。次からクリーンアップ、ピッチャーはアップアップ、もう一度颯大に戻して勝ちに行くべきだった・・・と後にして思います。しかしもう2アウト、ここまで3、4番はノーヒット、まさかと思いました。3番ライトオーバー走者一掃の二塁打、同点です。二死2塁、ここが第二のポイントでした。流れは明らかに悪くなっている、ワッショイというムードで迎えるは4番、打てるものなら打ってみろというピッチャーに交代すべきでした。しかしそうそう連打は無いだろう、と思ったのが間違い、もうバッテリーもバックも浮足立っています。4球目ワイルドピッチで二死3塁となりました。5球目打ち上げてキャッチャーファウルフライ、ヨシ貰った、颯大なら捕れる!いつもなら捕れたはずでした。慎重に捕りに行って、ポケットキャッチで構えて、キャッチャーミットからポロリ、これはしょうがない。捕り方はセオリー通り、こういう打球はバックスピンしていますからミットだけではこぼれるのでポケットキャッチで球を抑え込むのです。しかし、打球はその時々でスピンが違います。こぼすことだってあり得ます。ドンマイです。ただ打者からすれば、死んだと思ったのが生き返ったわけですから、俄然ファイトです。野球ではこういう後はしばしばヒットが出ます。やっぱりそうでした。センター正面に打球が飛びます。アッ、イカンと思いました。正面なのに何故イカン?センターが代わっているのです。4回表の先頭打者のライナーは舜が突っ込んでダイレクトキャッチしていますが、この打球も突っ込んで捕れる打球、二死3塁、自分のところに飛んで来たら何が何でも捕ってやるという気構えで待っていればイタダキ!という打球でした。それをバックしてしまって逆転です。やはり浮足立っていたのでしょう。打者一巡、5番のライト前ヒットから始まったこの回の攻撃、センターオーバーの二塁打ですが、エンタイトルとなったため二死2、3塁止まり、6番ショートゴロを舜がさばいてチェンジ。
 この1点を結局返せず敗北。いっぱいタラ、レバがあった試合でした。ベンチとしてはまさか、まさかと思ってるうちに負けて、外野席から見たら何やってるんだと思われたでしょう。結局打たれたのは1、3、4、5番だけでした。試合前に大河に聞かれて答えた要注意打者ピッタリ的中、それなのに対処できなかったのは、油断でした。野球は流れなので、怒涛の波を断ち切るベンチワークが必要でした。申し訳ありません


ページTopへ   ■リ−グ戦F-3 11月15日(日)13時52分〜15時06分 亀久保小学校B-3 5回コールド勝ち
チーム 1 2 3 4 5
上福岡パワーズ 0 0 0 0 0 0
大井ウエスト 1 0 1 1 4X 7

勝利投手:笹山颯大 本塁打:無し

戦況:上福岡パワーズとは9月20日に練習試合して12-2で勝ちました。舜が先発するも先頭打者四球、結局打者4人に3四球で早々と降板しました。捕手の颯大が3盗阻止して失点は免れ、5番打者のときピッチャー交代、舜がセンターに回り、センターの大河がサードに回り、サードの涼碧がマウンドに上がるというローテーション、ここは抑えた涼碧、その裏ウエストはパワーズ先発林投手から6四死球で2点GET(計算合わない?陽稀が舜のスクイズ空振りで本塁憤死、以降の2点は連続押し出し)、2回表涼碧は四死球4個で押し出し1失点、何やら四死球連発合戦の荒れ模様の試合です。2回裏には涼碧のショートの頭越えテキサスヒットから洸、颯大四球で満塁、舜がレフトへタイムリーヒット後、翔がセンターオーバーの満塁ホームランで林投手をノックアウト、これで気を良くした涼碧が3回踏ん張り、3回裏から登板した香林投手にも涼碧、陽稀が連続四球選び、洸、颯大、舜、翔と連打を浴びせて5点GET。4回表も涼碧は三者凡退で切って取り、その裏パワーズ3人目白戸遼投手からは涼碧四球、洸ライトオーバー二塁打で二死2、3塁のチャンス作るも颯大がファーストフライで無得点。5回表3番舟山祐輝主将にレフトオーバー三塁打打たれ、女の子ながらバッティングの良い矢野優心4番にショート頭越え、力で持って行かれて、2点目を取られましたが後続抑えて涼碧ナイスピッチング、思えばこの頃がウエスト全盛期でしたね。
 さてそういうわけで自信を持って臨んだ第3戦、そうは言っても上記のように上福岡第五クラブにまさか、まさかの敗北を喫しているだけにもはや負けられないウエスト、パワーズは南部秋季大会BEST8です。市内大会1、2戦いずれも14-0で大勝後の第3戦、亀少クラブとの戦いは1回に先制、2回に追い着かれ、3回に逆転されて1-2となりましたが、4回裏一挙5点GET、6-2となって、流れに乗って押し切るかと思われましたが、その直後まさかのビッグイニング作られて5失点、6-7逆転負けしましたが、波に乗っているチームです。負けられないとなればここは颯大先発、というか第五クラブ戦の教訓から颯大に投げ抜いてもらわなければなりません。このところ大会が次々無くなり(大会が無くなったのではなく負けたんだけど)、練習試合で富士見、朝霞、狭山、飯能の強豪チームと力試しして来ましたが、その過程で颯大は緩急つけられるようになりました。いかに剛球投手でも、東入間学童野球大会決勝の鶴小ニュースカイヤーズ戦や南部秋季大会ブロック決勝の亀少クラブ戦のように、1、2の3で合わせられれば打たれることがあります。緩急つけることで相手の目先をくらませられます。三振奪うより打たせてとったほうがバックのリズムも良くなります。この試合の颯大のピッチングは、5回投げて打者16人に67球、1安打無四球8奪三振の三塁を踏ませぬ完封ピッチング、これは負けるはずがありません。三振以外はピッチャーゴロ1、ファーストゴロ2、セカンドゴロ1、サードゴロ1、セカンドフライ1、外野へ飛んだのは5番矢野優心さんのセンターライナーのみ、完全試合かと思いましたが4回表3番舟山祐輝主将引っ張ってサード涼碧のグラブの先抜け、ショート洸が回り込んで捕って1塁へ遠投するもセーフの内野安打がありました。こうしたナイスピッチングとなったワケは、打者16人中初球ボールは3人だけ、早めに追い込んだからです。追い込まれると打者はクサイ球でも振らなければなりません。したがってバッテリーとしてはボールになっても良い球で攻められる、結果こうなるのです。
 攻撃は先発矢野優心投手に対し1回表洸ライトフライ後、陽稀四球から盗塁、颯大が大きなライト線のフライ、追ってグラブに当ててポロリ、これはエラーではありません、
良く追いついたという守備で普通なら二塁打になったところ、上手いライトなのでシングルで止めたというプレーです。陽稀ホームインして先取点GET、颯大盗塁して4番舜打ち上げた、あ〜ダメだ、パワーズの守備は上手い、センターフライ2アウト、5番ブンブン丸大河、初球バッシーン・・・レフト線ライナーヒット、ヨシ、エッ?三塁コーチャーがランナー止めた、ここは2アウト、グルグル腕を回すべき場面、大河盗塁して二死2、3塁、翔空振り三振で二者残塁1点止まり。
 2回裏は夢和と涼碧が四球出塁するも洸レフトフライで無得点、どうも洸は女に弱いみたい。チャンスにタイムリー出ないウエストの攻撃はどうもイヤな予感がします。
 ところが3回パワーズがピッチャー交代してくれました。舟山主将です。陽稀四球選び盗塁、理想的得点パターンです。颯大はフルカウントからの7球目ショートゴロ、1塁送球を見て陽稀進塁、一死3塁、舜ストレートの四球、盗塁して一死2、3塁、バッター大河珍しくジックリ、ストライク、ボール、ストライク、追い込まれて4球目外角クサイ球に手を出して反対方向ファーストゴロ、陽稀ホームイン、舜進塁、これはチームバッティング、パチパチ(拍手)、翔セカンドゴロで舜残塁。
 4回裏幸太郎から、四球選び、夢和への2球目に盗塁、夢和ストレートの四球、これがワイルドピッチで幸太郎3塁へ、夢和も盗塁して無死2、3塁、ここで涼碧ですからアレでしょう、アレ?何もしない、どうしたの?ストライクも振らない、結局フルカウントになり、挙句の果てはピッチャーゴロ、これはランナー動けない。それじゃあ洸お願いね・・・スクイズ、ピッチャー捕って1塁送球、幸太郎ホームイン、2アウト、陽稀はライトへ打って、ヨシ!と思いましたがライト三澤選手は上手い、追ってフライキャッチ、チェンジ。どうしてもビッグイニング作れません。颯大抑えているので焦りはありませんが、1点ずつしか取れません。
 5回表まで1時間4分、その裏パワーズはまたピッチャー交代、林投手となりました。練習試合で打ち込んでいます。打順は3番颯大から、打席で迫力ありますからストライクが来ない、ストレートの四球、4番舜2-2から引っ張ってライナーがサードの上を越え、レフト線抜ける三塁打、颯大ホームイン、続いて大河が1球ボールを見た後、右中間ライナーの技ありタイムリー、舜ホームイン、続くはこの日打撃不振の翔ですが、練習試合で林投手からグランドスラムの相性からか痛烈にレフトへ引っ張りヒット、幸太郎四球で無死満塁、ここで夢和に代えて代打陽斗、2ボール1ストライクから打ってサードゴロ、捕って本塁間に合わない、1塁送球、これをファースト捕れず、翔もホームイン、球審が「ゲームセット」宣告、7-0、5回コールドです。1時間14分のゲームでした


ページTopへ   ■リ−グ戦F-4 11月22日(日)西原小学校B-2 11時25分〜12時53分 6回コールド

チーム 1 2 3 4 5 6
大井少年ファイターズ 0 0 0 0 0 0 0
大井ウエスト 5 1 0 0 0 1X 7

勝利投手:笹山颯大 本塁打:吉田 舜

戦況:このところFIXメンバーで戦うウエストは、颯大が毎度おなじみ、バッタバッタと三振の山、6回1安打13奪三振、つまり三振以外は5アウトという計算ですが、実際には木村謙心選手のきれいな右中間ライナーヒット以外はサードゴロとピッチャーフライだけです。つまり打たれたのはたった3本、では残り3つのアウトは何なの?ということですが、四球出塁の選手が盗塁を試みて2塁刺殺が2個、1塁けん制でおびき出されてランダウンプレータッチアウトが1個です。キャッチャーの大河は刺殺率3割越え、3回走られたら1回はアウトという高率ですから、普通1回走ってアウトになったら慎重になるはずなのですが、どうしたのでしょう?盗塁阻止はバッテリーの共同作業ですから、颯大−大河のバッテリーでないとなかなかこうならないと思われます。一方ウエストの攻撃は新井大地投手に対し、毎回ランナーを出しながら、初回の連打、2回の舜のホームラン(センターライナー、捕られたかな?と思ったらバンザイ)以外は糞詰まり状態でした。
 3回は翔が痛烈レフトライナー真正面アウト後、幸太郎が四球出塁、盗塁から夢和のサードゴロの間に3塁まで進むも涼碧サードゴロで残塁。
 4回は洸がショートゴロアウト後、陽稀が四球出塁、いつものように盗塁王の陽稀が盗塁してから打点王の颯大が打って返すパターンだなと思ったら、颯大が初球から打ってサードゴロ、スタートを切っていた陽稀なので2塁間に合わないと見て1塁送球2アウト、陽稀はワイルドピッチで3塁まで進むも4番舜ファーストフライで残塁。
 5回は大河サードゴロ、翔ピッチャーフライで2アウト、幸太郎が四球出塁から2盗しましたが夢和に代打の陽斗が空振り三振で残塁。あと1点取ればコールド勝ちなのに地団駄踏んでばかり。おかげで颯大は6回も投げなければならず、1番からの好打順ながら空振り三振、見逃し三振、空振り三振・・・三者三振の奪三振ショー。
 6回裏ウエストは涼碧がきれいに三遊間流してヒットして盗塁、洸が歩いて無死1、2塁、陽稀がきれいにセンター前・・・と思ったらどういうわけかセカンドがけん制で2塁へ入ったところへ打球が来て、本来ならセンター前ヒットなのにそのままつかんで2塁踏み、洸封殺で一死1、3塁となりました。普通はけん制で2塁に入っても、ピッチャーが投げる瞬間打球に備えて守備位置に戻るはずなのに...陽稀はヒットを損してしまいました。颯大は高〜〜く打ち上げて、大きな当たり、これは楽々タッチアップ、サヨナラだなと思いました。涼碧は3塁に戻り、タッチアンドゴーに備えましたが、結局レフトが捕れず、涼碧がルンルンスキップホームイン、試合終了。まあ得点の多寡はどうでもよし、リーグ戦は勝ち点同じなら失点率(失点÷守備イニング数)が少ないほうが上位なので、完封勝ちがベストです


ページTopへ   ■リ−グ戦F-5 11月23日(月)駒西小学校B-3 13時47分〜15時18分

チーム 1 2 3 4 5 6
大井ブルーウィングス 0 0 1 0 0 0 1
大井ウエスト 1 0 1 0 3 × 5

勝利投手:笹山颯大 本塁打:畑 優一郎、伊藤 翔

戦況:南部大会ではどう見ても負けそうな展開からまさかの勝利のウエスト、今大会は圧勝しなければと思っていました。おそらくブルーウィングスも同じ思いだったでしょう。このところFIXメンバーで戦うウエストは、颯大が安定したピッチングで三振の山を築いています。しかし思い切ったバッティングをするブルーウィングスはやはり食らいついてきました。
 1回表颯大は1四球与えるも3人を打ち取ります。その裏ブルーウィングス先発は背番号1梶投手、ウエストは洸ピッチャーフライ1アウト後、陽稀が四球から盗塁、颯大サードゴロに倒れて2アウト、4番舜は初球レフト線引っ張って二塁打、陽稀ホームインして先取点、外野からの返球が逸れるのを見て舜は3塁進塁、ここで5番大河、こういう場面ではしばしばタイムリーを打っており期待が高まります。本人も意識していたと見えて、ボール、ファウル、ボール、ストライク、この二つ目のストライクを見逃したのは好きな球ではなかったのか、タイミング合わず手が出なかったのか?次の球は外角へ、クサイ球は手を出さなければ、当てただけのバッティングになってセカンドゴロ、チェンジ。これはブルーウィングスバッテリーの配球が上手かった、二死3塁なので大河としては振り回さずシングルで良いというバッティングでした。
 2回表5番梶選手がファウル2本からの6球目ガツンとライナーでセンター左へのヒット、走るゾの雰囲気でリード大きい、颯大がしつこくけん制、やがて・・・タッチアウト!こういう場面最近良く見ます。左投手なら対面していますからリード大きく取っても、左腕を引いてから投げるので戻れますが、右投手で球が速いと、アッけん制だ!と分かっても戻り切れないということがあるのです。よく左投手のけん制でアウトになるランナーを見ますが、これはランナーが下手なのです。6番イイ当たり、しかしショートライナー、2アウト、7番歩かせて、8番デッドボール、二死1、2塁、9番ボール2後の3球目、ランナー走った!大河が3塁送球、涼碧捕球してグラブをベース前に置いて、イラッシャイマセ。4割近い刺殺率を誇る大河、2盗もバンバン阻止していますから、セットポイントから投げる颯大の速球で3盗は無理ゼヨ。しかし9番打者で無策というわけにはいかないブルーウィングス、あの手この手のベンチワークを繰り出しますから、ここはイチかバチか、のるかそるか、運を天に任せてのバクチに出ました。キャッチャーが慌てて3塁送球、逸れてレフトへ抜ける間にホームインというのは少年野球では良くあること、しかしウエストはこれをしっかり練習しています。丁半賭博禁止です。チェンジになりました。
 2回裏、6番翔から、サードゴロ、1塁送球が逸れてファーストが捕球して急いでベース踏むもセーフ!そして盗塁しました。7番幸太郎は以前のブンブン丸からシュワッチ、ヘンシーンしています。なかなか振りません。もちろんど真ん中が来たら振りますが、釣られません。ただ四球は多くなりましたが打率は下がりました。若いカウントで好球必打のほうがヒット確率は高い、追い込まれたら四球もあるがヒットも出にくいということでしょう。ここも歩いて無死1、2塁、バッター夢和は当然送りバント、しかし捕前コロコロ、虎太郎つかんで3塁送球封殺、涼碧は初球バントファウル、ランニングバントみたいな...もちろんそんな野球用語はありません。セフティバントでしょうが、走りながらバントして上手く転がせたらそれは神技です。「シッカリ当ててから走れ!」とベンチから叱咤されての2球目はバント空振り(>_<)・・・結局4球目空振り三振...使えない...もう左打席はやめさせて右に戻そうということになりました。右打席でのバントはまあまあ転がせます。1番に還って洸、四球で二死満塁、ここでピッチャー交代、背番号3健太が出てきました。ドロンとした緩球でウエストの打者は南部大会でてこずりました。4回表5-8と負けていて、流れから行くと負けそうという場面で70球制限があって、ランナー二人残してピッチャー交代、志賀投手になり、舜四球で一死満塁となり、颯大の打席で和田さんが出てきてから、グランドスラムでやっと逆転勝ちした試合、あのまま健太が投げていたら負けていたかもしれません。さあ二死満塁で陽稀です。ストライク、ボール、ストライク、ファウル、そして・・・空振り三振、天を仰ぐ陽稀、ドンマイ。
 3回表ピンチの裏にはチャンスありと言います。ブルーウィングスは先ほど3球目3盗アウトとなったため再び9番打者から、見逃し三振、颯大にしては珍しくやっと一つ目の三振です。1番畑、1-1からの3球目強烈に引っ張って3塁ベース上を打球が襲う、サードがグラブを出した先を抜けて、ボールはテンテンテン...グラウンドの端まで転がります、これはもう間違いなくホームランです。1-1同点となりました。盛り上がるブルーウィングスベンチ、「打たれるのは仕方ない、これからだ」とバッテリーを励ますウエストベンチ、その声に応えてサードゴロ、ファーストフライで後続断ちました。
 3回裏ウエストは3番颯大から、ブルーウィングスは南部大会でセンターへ打たれているためか志賀主将をマウンドへ、これは当たり、打ち損じてセカンドフライ、舜は痛烈に引っ張りましたが、前の打席の教訓から下がっていたレフトがライナーキャッチして2アウト、しかし大河はジックリ構えストレートの四球、翔は本格派に滅法強い打者、大きくバットを構える姿はいかにも打ちそう、ボール、ストライク、ボール、4球目大河走って盗塁、投球はボール、結局四球、ド迫力に押されたか、さあ7番幸太郎、またしてもジックリ、フルカウントから選んで二死満塁、これはイカン、ピッチャー交代、再び健太、夢和への初球ボール、2球目、アッ、動いた、ランナーの動きに惑わされたか、ボーク!球審が宣告して大河ホームイン、2-1、1点先行しました。夢和はサードゴロで追加点ならず。
 4回表ブルーウィングスも3番からのクリーンナップ、結局3人で終わり、その裏ウエストは9番涼碧から、右打席に戻してサードゴロ、洸ファーストゴロ、陽稀サードゴロ、三者凡退。
 5回表ブルーウィングス7番から三者凡退。その裏ウエストは3番颯大から、ブルーウィングスはまたしても志賀主将をマウンドへ、これはハズレ、颯大対策で深く守っていたショート、ゴロが飛んで突っ込んで捕ったものの1塁送球アキラメ、舜への初球はストライク、最近の舜はファーストストライクを見逃すことが多いのです。慎重になっているのか、わざと見逃してセカンドストライクの甘い球を狙っているのか、分かりませんが、この打者はこの試合の第1打席のように思い切って最初からガツンと行ったときのほうが良い結果になっている気がします。2球目セカンドフライで1アウト、ヤッパリ...次は大河、そろそろ仕事するぞと思いました。ヒラメキではありません、打率からしてそういう巡り合わせなのです。それだけではありません、チャンスに強い、得点圏打率の高い打者、得点率もトップ、要するに打者としても走者としても貪欲で目立ちたがり屋なのです。美味しい場面、舌なめずりの打席はクラウチングスタイル、当然監督のサインはGo、颯大盗塁、更にパスボールで3塁へ、どうぞどうぞと美味しい場面を並べられてピラニア大河が逃すハズがありません。狙いすましてセンター右へバシッと打って颯大ホームイン、打席には翔、まだタイムリーの余韻冷めやらぬ初球、ガッツーンと打った火ダルマ打球がレフトの左を抜けてアッと言う間にグラウンドの端まで飛んで行きました。大河、そして翔がドスドスドスと塁を回る、翔が2塁を回った時点でもはや本塁打間違いなし、「ユックリでいいぞ〜、ベースをしっかり踏め」と監督の声、5-1となりました。打席にはここまで2四球の幸太郎、今度は打ってショートゴロ、必死に走って、1塁送球逸れてセーフ(ショートの悪送球)、全力疾走の成果です。夢和はバシッと打ちましたがショートゴロ、2塁送球〜封殺、2アウト。涼碧四球、洸はセンター左へヒットして二死満塁でまたしても陽稀、今度こそと打ったもののショートフライでチェンジ。まあ、こんなこともあるさ、ドンマイ、この悔しさの経験がいつかきっと生きるときが来る、その時は三倍返しだ!半澤ハルキ。6回表ブルーウィングスは1番からの好打順、空振り三振、2番空振り三振、これで4個目です。3番志賀主将、意地のセンター右ヒット、4番サードゴロ、この日サードへ飛んだのは3個目ですが、このところウエスト三遊間は鉄壁、涼碧捕って矢のような送球が翔のグラブにスッポリ、ゲームセット、1時間31分のゲームでした。めまぐるしいピッチャー交代で、7回まで行きませんでした。


ページTopへ   ■リ−グ戦F-6 11月29日(日)東原小学校B-3 14時22分〜15時52分

チーム 1 2 3 4 5 6
大井亀少クラブ 0 1 2 1 0 4 8
大井ウエスト 0 0 0 0 0 0 0

敗戦投手:笹山颯大 本塁打:田作春鷹

戦況:ウエスト完敗、それどころか鍋倉投手4回、野中投手2回の継投ノーヒットノーランでした。ノーヒットノーランなんていつ以来でしょうか、記憶にありません。
ウエストは颯大が1回わずか7球で三者凡退に仕留める好調スタート。亀少クラブ先発は鍋倉、洸が四球出塁して三塁まで行きましたが、2〜4番投ゴロ、サードゴロ、サードゴロで残塁。
 2回表4番須藤打ち上げてなんでもないセカンドフライ、ポロリ落として、ドンマイ、ここで抑えればカッコイイのですが、ワイルドピッチや四球、内野ゴロの間に須藤ホームインして1点失いました。やはり心の中に動揺があったのでしょう。
 3回は亀少クラブ9番小原から、ボール3つからストライク続けてフルカウント、次の球ファウル、そして四球、追い込まれてもファウルできるので四球頂けるのです。四球はヒットと同じ、ましてや先頭打者ですから投手の心中「しまった」という気持ちがあります。1番に還って好打者野中、2球目またワイルドピッチでランナー2塁へ、空振り三振で1アウト、2番斉藤は投手の心の中を見透かしたようにコツンと転がします、2塁にランナーが居ますから三塁手は前進守備ではありません、二塁ランナーをうかがいながら半身の構えです、そこへナイスバントですからたまりません、参ったな〜、ニクイナ〜、ヒットで無死1、3塁、3番強打者田作への1球目、当然のようにスタート、しかし大河2塁送球はせず、飛び出した3塁ランナーを追って送球、タッチアウト!これはナイスプレーです、2アウトとなりました。しかし田作は2球目ストライクの後2球続けてファウル、冨士川監督がしきりにバッテリーに声かけます。1ボール2ストライクで1塁が空いています。最も怖い打者ですからストライクを投げる場面ではありません。外角低めへ外して、手を出してくれたら儲けものというピッチング、強気の投手なら膝元低めを混ぜながら、どっちにしても長打は出ないように攻めます。どんな凄いバッターでも3回に1回ぐらいしかヒットは出ません。ところが、出ました!オバケではありません、バシーンと火を噴くような打球がライナーで左中間を抜けていきました。東原小学校ですからこれはもうホールドアップ、冨士川監督バンザイ、いえ万歳ではなくお手上げです。大河に「どうして...」と力無くつぶやきました。まだまだ攻め方がわかってないんですね。4番須藤はショートゴロでチェンジ。しかしこの2ランホームランは効きました。
 4回には鍋倉をフルカウントから歩かせ、また6番阿部への初球ワイルドピッチで2塁へ、2球目狙いすましてのバント、ナント!これがヒットとなるばかりか2ランとなり鍋倉ホームイン、このバント、この走塁、やることなすこといちいち素晴らしい!この後盗塁を大河が阻止し、続く二人も打ち取りました。
一方ウエストは鍋倉投手の球を全く打てません。2、3回三者凡退、4回には陽稀が四球出塁するも颯大と舜がサードゴロ、大河ショートゴロでゼロ行進、冨士川監督首をひねります。「おかしいなぁ、スピードがあるわけでもなく、緩急使ってる風でもないのにどうして打てないんだろう、というかみんな全く芯食わないのはどうしたわけだ?」確かに、練習ではウエストコーチの球をビシバシ打ってるし、練習試合でもそこそこの打線なのにどうしてこんなに打ち損ねや空振りが多いのか不思議です。
 5回表には1アウトから1番野中を歩かせ、2番斉藤の初球に盗塁され、2球目ボーク!ランナー3塁へ、こうなれば斉藤のやることは分かります、その通りスクイズ!しかし颯大の剛球に押されてファウル、結局空振り三振、3番田作今度はサードファウルフライでチェンジ。すると5回裏からピッチャー交代、野中投手がマウンドへ、1⇔3交代です。ここまでノーヒットノーランに抑え、しかも球数少なく絶好調のピッチャーを何故替えるんだろう?と首をひねりました。翔はファーストフライ、代わったところに打球は飛ぶものです、これをポロリのエラー、しかし続く3人が倒れ無得点。
 6回表4番須藤は強い当たり、ショートの右を抜けてセンターへのヒット、しかしこれが逆にショート須藤なら捕っただろうな、と思いました。鍋倉への初球に2盗、結局ストレートの四球で無死1、2塁、6番阿部ショートゴロで鍋倉二封、しかし陽稀1塁へ投げません、併殺取るゾ!と気合入れて守っていたら、イラッシャイマセという場面でした。これを狙えないところに弱さがありますね。7番板山への初球に盗塁して一死2、3塁、1-1からスクイズ!これがファウル、颯大の球はスクイズするのも難しいのでしょう。2-2から打ってピッチャーゴロ、颯大が捕る、しかし須藤のスタートが素晴らしく、ピッチャーが本塁送球の構えをした時点で野選だな、と思いました。颯大も分かったのでしょう、しかしもうボールは手を離れ、焦った分悪送球となって2塁ランナーまでホームインして打者走者も2塁へ、こういう流れになるともはやワッショイ状態、怒涛の勢いに乗って8番出牛初球バントヒット、9番小原への初球にすぐ2盗して再び一死2、3塁、押せ押せでもう♪どうにも止まらない...山本リンダ状態です。小原はライトへヒットして二者生還、8-0。1番に還って野中ピッチャーフライ、この日は不調でした。いつもならこの選手が活躍して勝つチームなのですが...2番斉藤もショートゴロでチェンジ。斉藤もバントヒット1個だけで、他の3打席は凡退ですから、恐怖の1、2番を抑えながらこの大量失点は何なの?6回裏洸が四球で出たものの、陽稀はライトへ打ってこの回からライトに入った川並選手にライトゴロに抑えられ、颯大セカンドフライ、舜この日3個目のサードゴロでゲームセット。さてどうして8点も取られたのか?前記の通り、恐怖の1、2番を抑えてはいましたが、2番から8番打者が得点しています。先制点はエラーで出した須藤の1点、3、4回は先頭打者四球からの失点、3回の田作のホームランで完全に流れが向こうへ、5番鍋倉は3打席すべて四球です。ウエストが勝ったときは1、3〜5番以外は抑えていました。この試合はエラーや四球でランナー出し、9番まで満遍なくヒットが出たのが大量点の理由です。しかもバントヒットが3個もあります。剛球を打つのが難しいのならバントで、しかしバントをヒットにするのはもっと難しい、それができるのが亀少クラブ打線の素晴らしさです。三塁線コロコロ、とっても1塁間に合わない、見極めて、見極めて...切れないというのが二つありました。ウエストの打者はこれが出来ません。ジリジリ差をつけられて、しかも攻撃は全く不発、出たランナーは四球3個とエラー1のみ、サードゴロ5個、ショートゴロ3個、ピッチャーゴロ2個、ファーストゴロ1個、ライトゴロ1個、セカンドフライ1個、外野フライ無し、見逃し三振2個、空振り三振3個、完璧に抑えられました。特に鉄壁の三遊間を破るのは難しい。6回はもはや守備の気力も失われ、やらずもがなの失点でした。打者一人毎に深呼吸して、大事に投げる、守るという全員野球が出来ませんでした。負けるにしても、惜しかったな〜と言われたい...冨士川監督が終わってつぶやいた「ソフトバンクホークス対巨人みたいだな」という独り言がすべてを物語っていました。そもそもここまでワイルドピッチが1個しか無かった颯大が3個も、ボークも無かったのに初ボーク、いかに気負っていたかが分かります。ピッチャーというのは気合が入っていなければダメですが、気負ってはいけない、いくらピンチを作ってもバックを信じて投げる、最後の最後に打者を打ち取って走者をホームインさせない、これが良い投手なのです。打たれるのは仕方ない、歩かせることもある、エラーもある、しかし走者を背負ってもホームインさせない、一球入魂、まだ今期残り3試合残っています。最後の最後に笑えるように、頑張ろう!


ページTopへ   ■リ−グ戦F-7 12月12日(土)西原小学校A-2 12時11分〜13時42分

チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井ウエスト 3 0 0 0 0 0 1 4
鶴ヶ岡少年野球クラブ 0 0 0 0 0 0 0 0

勝利投手:笹山颯大 本塁打:無し

戦況:ウエストは久々の先攻め、結果的にはこれが良かったようです。颯大が無四球完封、奪三振14、7回打者アウト21ですから、3アウト中2アウトを三振で奪ったという圧巻のピッチングでした。先攻ウエストは、鶴ヶ岡少年野球クラブとは5年生の時から対戦がありません。したがってどういうチームなのか、どういう投手なのか分かりません。しかし昨年はふじみ野市5年生大会、4年生大会共に鶴ヶ岡少年野球クラブが優勝していますから、強いチームであることは確かです。冨士川監督は「まずは良く見て、コントロール良ければ積極的に打て」と指示しました。当たり前のようですが、ピッチャーの立ち上がりというのは得てしてコントロールが定まらないもの、しかもヒットは好球でなければ出にくいものです。第91回都市対抗野球大会でHonda(狭山市)が優勝した要因の一つはボールの見極めでした。結果的には「良く打つ」と表現されたりしますが、ソフトバンクもそうであるように、ボールを良く見極めて、良い球を思い切って振るからヒットが出るのです。悪球打ちはヒットにつながらないばかりか、相手を助けてしまいます。先発高村投手に対し1番洸はボール、ストライク、ボール、ボール、ストライク、ここまで振りません。自分の好きな球ではないのでしょう。フルカウントからファウル、そしてフォアボール、続く陽稀は全く振らずにストレートの四球、打席には颯大、絶好の先取点のチャンス、ボール、ストライク、そしてズドーンと打ってセンター右へのタイムリー二塁打で2点先取。4番舜は打ち上げてフラフラと1塁後方へ、そしてポトリとファーストとライトの間に落ちました。無死1、3塁、当然大河への初球に舜走って無死2、3塁、次の球スクイズ成功、3点目、大河はスクイズの名手で間違いなく成功させる技術を持っています。一死3塁となって打席には翔、ここでズドーンと打ってくれれば立ち直れぬダメージを与えられるのですが・・・ピッチャーフライ、力んでしまいました、ショーがない。続くは前半戦チャンスに強かった幸太郎、5年生ながら思い切ったバッティングで起死回生の一打を放ったりしていましたが...ここは空振り三振でチェンジ。3点止まり、ビッグイニングとまでは行きません。その裏1番大澤主将をストライク、ファウルで追い込んで、外角ボール球を振らせて空振り三振、これは見事な配球でした。打者は追い込まれればクサイ球でも振ってきます。続く2番渋谷選手にはレフトオーバーの二塁打を打たれましたが3番、4番ピッチャーゴロでランナー三塁残塁、16球の好スタート。
 2回には1アウトから9番涼碧がレフト前ライナーヒット、1番に還って洸、ファウル4本粘って9球目選び一死1、2塁、良い仕事をします。陽稀は打ち上げてしまい、ショートフライ、あ〜ダメだ、と思いました。構えたとき球審が前に出て「インフィールドフライ!」と言ったような気がしました。結果ポロリ、落としたのを見て、涼碧は慌てて三塁へ向かう、三塁封殺となりました。アレ?おかしいなと思いました。インフィールドフライ(東入間学童野球連盟ホームページ「知っ得」インフィールドフライとは?参照)ならば打者アウトです。そしてインフィールドフライならばインプレイなので、三塁手が涼碧にタッグすれば併殺となりチェンジです。ショートの大澤主将は名手なので、わざと落として併殺を狙ったのかな?と思いました。しかし球審は結局二死1、2塁から再開を指示、ただし2塁洸、1塁陽稀です。つまり涼碧封殺でインフィールドフライではなかったようです。もし「インフィールドフライ!」と言ったのではなく、「故意落球!」と言ったのならば打者アウトでランナーは元の塁に戻されるし、「インフィールドフライ!」と言ったのならばチェンジですが、この結果を見ると、どうやら球審が何か言ったような気がしたのは空耳だったのでしょう。この日の天気予報は12時台は晴れ、13時以降は曇り、この時点では12時半過ぎで天気が良かったので、青空と太陽の関係での落球だったのかも?三塁審判が三塁アウトを宣告したのですからインフィールドフライでも故意落球でもなかったということです。インフィールドフライならば三塁審判も手を上にあげて「インフィールドフライ!」と宣告するので陽稀がアウトになるからです。颯大はサードゴロ、三塁手捕って自ら三塁ベース踏みチェンジ、追加得点ならず。1回表と同じ1、2塁で3番颯大ですが、そうそう打てるものではありません。3回に1回ヒットが出れば強打者なのです。柳の下にいつもどぜうが居るわけではありません。
 さて3回には4番舜が左中間ライナーの二塁打からピッチャー2塁けん制のとき、思い切ってスタート、三塁を陥れて無死3塁の絶好のチャンス、しかし大河ピッチャーゴロ、3塁ランナーけん制して1塁送球〜アウト、ランナー動けず。シマッタ〜、名手大河だからスクイズだったかな、後悔先に立たず。翔も同様で二死3塁、幸太郎ショートゴロで舜残塁、この回もチャンスを逃しました。3回裏は三者三振で仕留めます。
 4回表にはショートフライ、ショートゴロで二死、ここへ打ったらダメです。洸はイイ当たりでしたがライトライナー、鶴ヶ岡少年野球クラブの守備は固いのでなかなかチャンスが作れません。4回裏唯一のヒットを打っている2番渋谷選手から、体は小さいですが前打席は颯大の球に負けじとはじき返してレフトオーバーを放っている好打者、この回は今度は右へバシッとライナーで運びます、ヨシ!ファーストライナーだと思ったら1塁手迷わず1塁ベース方向へ、エッ、ウソ!と思いました。自分のすぐ横、セカンド方向の打球、グラブを出せば捕れるのに、ライトに任せてライトゴロにする判断か?夢和に花を持たせる気だな?しかしてっきり翔が捕るものだと思った夢和は、自分のところへ打球が飛んできてビックリ、しかも速い打球、後ろへそらして1ヒット1エラー、ランナー2塁へ、3番岡田選手はスゴイ振りの打者、バシッと打ってショート左へのゴロ、2塁ランナーと被って洸がポロリ、拾い直して1塁送球セーフ、これはヒットです。4番の打席で2盗して無死2、3塁の大ピンチ、ここでドッカーンとホームランでも打たれれば一気に振り出しに戻ります。ここでバッテリーが進化を見せました。上の亀少クラブ戦の最後に書いた部分、
いくらピンチを作ってもバックを信じて投げる、最後の最後に打者を打ち取って走者をホームインさせない、これが良い投手」というところです。そしてキャッチャーの大河もいいリードをしました。バッターを追い込んでボールで打ち取るというリードが随所で見られました。この場面も1ボール2ストライクからひっかけさせてショートゴロ、洸ガッチリ、3塁ランナーけん制して1塁送球、そして5、6番空振り三振でピンチを脱しました。
 5回表陽稀がセンター右へライナーで運び、無死1塁で颯大が左中間へ大きなフライ、レフト、センター共に追い、交錯したためにセンターポロリ、これはヒットかエラーか、センターが落下点に入って落としたのでエラーかな?しかし大きな当たりで、あらかじめ深く守っていて、レフトと交錯したために落としたわけだからエラーにするのはセンターがかわいそう、レフトが目の前で打球に飛びついたのではなく、センターが定位置で、単独で落下点に入って落としたのならばエラーですが、大きな当たりを追って追っての落球ですから、このケースはヒットにするかな?と思い直しました。このあたりがスコアラーの判断で、29年もスコアラーをやっていても難しいのです。これをエラーとしてもヒットとしても、どちらも間違いとは言えません。上手い野手には厳しくなるとか、良い打者には厳しくなるとかではなく、普通の野手が普通に守備すれば捕れるものを逃したらエラー、4回裏の無死2塁で三遊間へのゴロ、2塁ランナーと被って洸がポロリ、拾い直して1塁送球セーフ、これはヒットと書いたのも同様です。当りが正面ではなく、しかも2塁ランナーと被ったからヒットとなったわけです。判断が難しいのは強襲ヒットです。ただしどんなに強烈な打球でもトンネルはエラーです。さて無死1、2塁、またもや絶好のチャンスで4番舜からの願っても無い打順、これは目を瞑っても点が入るな、と思ったのが甘かった...舜はショートゴロ、ランナーは進塁して一死2、3塁、バッターは5番大河、先ほどのこともある、迷わずアレ、ドレ?ソレです、スクイズです、上手く転がしたと思ったのですが球審アウトコール、エッ、どうして?「反則打球」でした。球審が足を叩いてコールしたので打球が足に当たったのかな?と思いましたが、塁審を呼び寄せて確認したうえで「反則打球、バッターアウト」とコールしました。反則打球については、東入間学童野球連盟ホームページ「知っ得」反則打球とは?を参照ください。この試合はやたらと東入間学童野球連盟ホームページが出てきますね。2アウトとなり、打席には6番翔、この強打者がズッドーンと打ってくれれば試合展開は楽々、楽天ゴールデンイーグルス、もう3打席目、そろそろ出るでしょう、しかしやはり出ません、お化けは、ショートゴロ、ここへ打ってはイケナイッツーノ。やはりウエスト本塁打王でありながら6番なワケね。またもや絶好のチャンスを逃し追加点ならず、こんな糞詰まり攻撃をやっていたら流れはアッチに行ってしまいます。ドッチへ?しかし5回裏空振り三振、ピッチャーゴロ、空振り三振で仕留めて、ソッチへ行きそうな流れを遮断。
 さて6回表鶴ヶ岡少年野球クラブはいつもの継投策、1⇔6交換で大澤投手となりました。ウエストは7番幸太郎から、代わったところに打球は飛んでショートゴロ、夢和イイ当たり、ピッチャー弾いて初ヒットか?しかしセカンドナイスカバーで1塁送球、2アウト、そうは問屋が卸しません。9番涼碧ファーストフライ、後方落ちるか、落ちない、チェンジです。6回裏鶴ヶ岡少年野球クラブ1番からの好打順、三者連続見逃し三振、颯大エンジン全開です。
 7回表、ウエストも1番からの洸打順、つまらない駄洒落ですが結果はイイ当たり、ライナーがライトへ飛びます、捕って1塁送球、ヘッドスライディング、ヒットです、しかも送球逸れてボールデッド、無死2塁、2番陽稀はピッチャーゴロに倒れましたが一死3塁、またまた絶好のチャンス、3番颯大、ドデカイセンターフライ、洸は捕球を確かめて余裕のスタート、楽々ホームイン、やっと追加点をものにしました。7回裏4番から、センターライナー、舜がスタート良く突っ込んでキャッチ、ファインプレーに見せないところが上手い野手なのです。打たせれば守ってくれる、5番はライトフライ、陽稀が深追いする、危ない、ライトとぶつかるのでは?諦めた、夢和が何事も無かったようにキャッチ、6番セカンドへ打って陽稀が突っ込んでショートバウンドキャッチしようとしてボールはグラブから跳ねて前へコロコロ、ピッチャーの颯大が拾って1塁送球しましたがセーフ、これはヒットですね。7番は空振り三振、14個目、最後の打者となりました。
 颯大96球、冒頭書いたように圧巻のピッチングでした。それもこれも前の試合の反省をバッテリーが生かした結果で、着実に進歩しているのは嬉しい限りですが、64イニングで奪三振101というスゴサよりも、防御率1.41、完封4試合目というのがスゴイ。2位以下3チームが勝ち点で並びましたが、失点率の少なさでウエストが2位となりました。点を取られなければ負けないのですから、あとはいかに点を取るかですね。この日のように、1、2番が出れば、3番以下の強力打線が返してくれる、泣いても笑ってもあと2試合、まずは目の前の試合を全力で勝ちに行く、これに尽きます。もう空が白み始める、寝なければ。


ページTopへ   ■チャンピオンシップ準決勝 12月13日(日)西原小学校

【第1試合】 9時45分〜

チーム 1 2 3 4 5 6
上福岡第五クラブ 0 0 1 0 0 0 1
大井亀少クラブ 0 3 0 3 0 0 6


【第2試合】 12時27分〜14時01分

チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井ウエスト 0 2 1 0 0 3 3 9
鶴ヶ岡少年野球クラブ 0 0 0 1 0 0 0 1

勝利投手:笹山颯大 本塁打:無し

戦況:ウエストは颯大完投、7回80球被安打4奪三振7与四球1です。前日は14個も三振を奪ったので、この日は打たせてとるピッチングに徹するというのが監督に話したゲームプランだったそうです。そのため前日より16球も少ない球数で、そういうことを自ら考えてできるようになったのは大進歩ですね。得点のほうは鶴ヶ岡少年野球クラブが気負うあまり、点をくれたような面もありますが、2番陽稀2安打、3番颯大がシングル、二塁打、三塁打、四球で10割、1番洸、4番舜、6番翔、7番幸太郎もヒットして、1〜7番が得点、8番夢和はしっかり送りバント2個決めて良く働きました。この日はセカンドとサードへ良く飛びましたが、打たせれば守ってくれます。バッテリーにとっては新天地開拓の試合だったと思います。
ウエスト先制点は2回表、一死から翔が大きな左中間フライ、守りが交錯したためにポロリ、幸太郎の打席でヒットエンドランを仕掛けましたが1塁ランナー走らない、エッ、どうして?レフトへの良い当たリでヒットになったから良かったものの、ショートゴロやセカンドゴロなら併殺になったところでした。夢和への指令は送りバント、シッカリ転がして走者を進め、二死2、3塁となりました。しかしファーストが捕球して二死となった後、3塁へ送球、ランナーの動きを見てのことでしょうが、送球されたほうは予想外でビックリ、捕れなくてボールデッド、二者ホームイン。3回表には2番からの3連打で1点。
ウエスト失点は4回裏、一死からテキサスヒットで出したランナーが2盗、4番サードゴロでサードが飛び出した2塁ランナーを追って2塁送球、アウトだ!と思ったらセカンドが捕球ミス(エラー)、結局スクイズで1点、自責点にはなりません。
6回表ウエストはノーヒットで3点GET、四球とバントで得た点です。颯大、舜が四球、大河送りバントしたら1塁送球逸れて無死満塁、翔のサードゴロ、1塁送球の間に颯大に続いて舜も2塁から一気にホームイン、セカンドリードが良くなければできない素晴らしい走塁でした。本塁送球の間に大河も2塁蹴って3塁へ、足のチームですね。イケイケドンドンのウエストは幸太郎に初球からスクイズさせます、大河が突っ込んでくる、捕手焦った、ボールがつかめない、捕ったが大河回り込んでベースタッチ、ホームイン、1塁送球しようと見たが間に合わない、捕手が一発で捕っていれば本塁突入ランナータッチアウトできたかもしれないのでこれはエラーと記録するか、ランナーが本塁目前だったので1塁送球すべきか迷って投げられなかったので野選(フィールダーズチョイス)か、いずれにせよ安打ではありません。迷わず1塁送球すればアウトと思われたタイミングでしたが、大河が寸前でブレーキ動作したので捕手がタッグしようと思うあまり捕球が不完全で、それをランナーかいくぐったというプレーでした。ランナーとキャッチャーのアイコンタクトがこのプレーを産んだか?7回表は1番からの4連打で3点、颯大がレフト線ライナーで破る三塁打で2点、舜のライトフライ、これは犠牲フライになると思ったら、1塁審判が両手を広げてセーフ!グラブが地面についてボールが見えていました。完全捕球でなかったのです。3点入ってピッチャー交代、1⇔6交換、大澤主将がリリーフです。代わったところに打球が飛んで大河ショートフライ、翔キャッチャーファウルフライ、幸太郎レフトフライで抑えられました。7回裏初めての四球を出しましたが、連続空振り三振でゲームセット。


ページTopへ   2020年度最終戦・・・

第26回ふじみ野市内秋季リーグ戦大会決勝戦

12月19日(土)亀久保小学校12時VS亀少クラブ



目指せ、2012年の再現を!

2012年最後の試合は12月15日(土)亀久保小学校での第11回ふじみ野市秋季大会、大井亀少クラブとの決勝戦でした。この年は強豪ひしめくふじみ野市、東入間春季大会では大井亀少クラブが優勝、毛呂山町長杯と東入間秋季大会、埼玉南部秋季大会では大井少年ファイターズが優勝、西部選抜大会では上福岡イーグルス優勝、大井亀少クラブ準優勝と、市外での実績は華々しく、一度も優勝が無いウエストはこのままでは終われない、年度最後の大会であるふじみ野市秋季大会で何とか結果残そうと、接戦勝ち抜いて決勝までたどり着いたものの、相手の大井亀少クラブとの戦績は4戦全敗、さあどうする?
亀少クラブ相手にはまず攻める、先攻で先制パンチ、まずドドンとぶちかまして、後は耐えて守る・・・投手交代がポイントでした。プラン通りに7回4-3勝利して、最後の最後に「悲願の優勝」を成し遂げて、「有終の美」を飾りました。
ただしこの年は6年生が4人しか居ないとは言え、杉浦辰哉主将はじめ特徴のある選手が揃い、5年生が優秀でチームワークの良いチームでした。しかも、打つだけではなく足は速いし、バントも上手い、あの手この手で攻められるチームでしたから、チョット・・・違いますね



結果は





[リーグチャンピオンシップ、ディビジョンシリーズ・三位決定戦] 12月19日(土)亀久保小学校10時〜

チーム 1 2 3 4 5 6 TB1 TB2 総計
上福岡第五クラブ 0 1 1 0 0 1 3 0 3 6
鶴ヶ岡少年野球クラブ 0 0 3 0 0 0 3 0 4X 7

 上福岡第五クラブが先制して鶴ヶ岡少年野球クラブが逆転、その後投手戦が続き、このまま鶴ヶ岡少年野球クラブが大澤投手の好投で押し切るかと思われましたが、土壇場6回表上福岡第五クラブが追い着いて、その裏力投横瀬投手が三人で抑えてタイブレーク突入、第五クラブ0点でこれは後攻め鶴ヶ岡少年野球クラブが断然有利、ヒットなら最高ですが犠牲フライでもヨシ、リスキーながらスクイズも良し、なんでもいいがそうは問屋が卸しません、ナント!0点。これで勢い着いた第五クラブがタイブレーク二回目3点GET、しかし昔鶴ヶ岡少年野球クラブがタイブレークの表に大量点取られて万事休すと思われたその裏に、まさかの大フィーバーでドドドンと得点してサヨナラ勝ちしたことを思い出しました。このチームはこのままでは終わらない、3点なんて安全圏ではないゾと思って見ていたら、ヤッパリ、バシーンとセンターへライナーが飛び、走者一掃、一気に同点に追い着き、次打者もガーンと打ってこれはもうホームランだ!と思いましたが、三塁ランナーがホームインした時点でサヨナラ、試合終了。それにしても両チームアッパレ!応援していた人たちも大騒ぎ、三位決定戦にふさわしい好ゲームでした。勝てば嬉しい、負ければ口惜しい、でもどちらにも拍手が飛ぶ、三位決定戦にふさわしいナイスゲームでした


リーグチャンピオンシップ、ディビジョンシリーズ・決勝 12月19日(土)亀久保小学校12時〜の予定でしたが、前の試合がもつれて12時41分〜14時18分となりました。亀少クラブはリ−グ戦全勝チーム、今期最終戦です。

チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井ウエスト 0 3 0 0 0 0 0 3
大井亀少クラブ 0 0 0 0 0 0 0 0
勝利投手:笹山颯大 本塁打:無し

戦況:試合開始前、キャプテンの舜に「ジャンケンで買ったら先攻、後攻どっちを選ぶんだ?」と聞いたら「集合!」と声かけて、「ねぇねぇどうする?」と選手たちに相談しています。さてどちらを選んだのでしょう?−−−>どうやら意見が割れたらしく、監督のところへ来て「どうしますか?」と聞いています。すると「それはキャプテンが決めるんだ!」と一喝されて、再び「ねぇねぇどうする?」と選手たちに相談して・・・どうやら先攻で行くと決めたようです。普通決勝戦は、前の試合のようにもつれたら後攻有利ですが、攻める気持ちが強かったようです。これは頼もしいと思いました。8年前のように先攻で先制パンチをかませようという気持ちがある、今年は一部の例外を除いて大人しい選手が揃っているのでどうかなぁ?と思っていましたが、これは期待できるゾと思いました。ジャンケンを終えて、「センコー!」と舜が言いながら戻ってきたので、「勝ったのか?」と聞いたら「負けました」・・・なんだ、マケセンかと思いました。
◆ここまで3戦、勝っても負けても完封・大差で1勝2敗
 大井亀少クラブとの今年の戦績は、

2020年10月11日 東入間学童野球大会準決勝 西原小学校 大井ウエスト 8-0 大井亀少クラブ
2020年11月1日 南部秋季大会ブロック決勝 東原小学校 大井亀少クラブ 9-0 大井ウエスト
2020年11月29日 ふじみ野市内リーグ戦F-6 東原小学校 大井亀少クラブ 8-0 大井ウエスト

となっています。つまり勝っても負けても完封ゲームで、しかも大差です。ウエストのホームではウエストの勝ち、負けたのは東原小学校、今度は亀少クラブのホームです。ということは、亀少クラブ有利の感じがします。しかし8年前は、ふじみ野市秋季大会決勝、2012年12月15日(土)亀久保小学校で、4戦全敗の亀少クラブ相手に先制して、追い上げられながらも守り切って4-3勝ちました。今回は当時とは大分状況が違います。最初の対戦は颯大が三振の山を築いて全く寄せ付けず5回コールド、奪三振10、すなわち3アウト中2アウトが三振でした。3週間後の南部大会では70球の球数制限があり、ジックリ見極められて、焦ってストライクを投げたら打たれ、球数制限で降板した後のリリーフ投手が火の車になりました。これは戦術としては当然で、逆の立場だったらウエストでもそうします。颯大さえ降ろせば、後は強打の亀少クラブ打線が生きます。4週間後のふじみ野市内リーグ戦では、南部大会のリベンジを果たそうと気負った颯大が、アリエナイワイルドピッチ3個やボークなどで自滅しました。
◆考える野球への転向〜新しい境地へ
 しかしここからバッテリー反省して、考える野球を心がけたようです。気負うのと、気合は別だ、それがリ−グ戦最終の鶴ヶ岡少年野球クラブ戦で現れました。初対戦なので力でグイグイ押して、7回4-0勝利、奪三振14、すなわち3アウト中2アウトが三振、亀少クラブとの初対戦の時と同じでした。翌日の準決勝では一転、打たせて取るピッチングに変えました。すると7回9-1、被安打4、奪三振7、与四球1、前日より16球も少ない80球完投、すなわち前日の口惜しさを晴らそうと気負って向かってきた鶴ヶ岡少年野球クラブ打線に対し、1点は取られたもののスイスイと投げることが出来ました。三振を取るにはどうしても球数が必要です。打たせればバックも緊張感が持続してリズムが良くなります。特にこのところ、引っ掛けてサードゴロが多くなっていますが、涼碧が矢のような1塁送球でスパスパアウトにします。外野へ飛んでもなかなか引っ張れません。センター舜はスタート良くキャッチするし、ライトへ上がっても夢和の守備は安定感を増しました。何より1塁送球の時、必ず後ろに夢和が回ってカバーしているのでボールデッドになりません。1塁セーフになっても2塁へ進めさせません。こうした守りに支えられて、打てるもんなら打ってみろと投げると、バッターはなかなか打てないもの、ヒットは出ても連打になりません。
◆芸術的なバントを封じる対策は...好投手を崩す作戦は...
 新しい境地に到達したバッテリーが決勝戦でどういう対処をするか楽しみでした。強いチームは自分たちで考えて対処します。心配なのは亀少クラブの芸術的なバントです。第五クラブ戦などでも、緊迫した展開からバントで崩して、浮足立ったところを打ち込みました。昔は強打でガンガン打ちまくるチームカラーでしたが、今年は一味違います。そこでサード涼碧に思い切って浅く守らせました。亀少クラブのサード斉藤と同じような守備位置です。もしバントしてきたら思い切って突っ込んで、矢のような1塁送球でアウトにする態勢です。もし強打されたら仕方ない、しかし颯大の球をそうそう引っ張れないはずです。さあ、試合開始です。ワクワクしますね。鶴ヶ岡少年野球クラブ戦では1番からヒット連発しましたが、亀少クラブのマウンドの鍋倉投手はリーグ戦の最高勝率、最優秀防御率投手です。そうそう打てるとは思えません。野中投手に代わってもこれまた良いピッチャーですから、打ち崩すのは至難の業です。なにしろ11月29日(日)東原小学校でのリーグ戦6試合目では上記のように鍋倉投手4回、野中投手2回の継投ノーヒットノーランを食らっています。打ち崩すのは至難の業、守備も鉄壁ですからエラーも期待できない、四球も連発してはくれないでしょう、さてどうするか?
◆ほとんどのデータが互角の中、わずかの違いが...
 試合開始前に冨士川監督が選手を集めて言いました。「いいか、いつも言ってるように楽しんで野球をやれ。6年生にとってはこれが最後の公式試合だ。攻撃も守備も思い切ってやれ。そうすればおのずと結果はついてくる。イイナ!」・・・オー!と答えた選手たち、ウエスト先攻で試合が始まりました。結果は上のスコアのように2回表の3点だけで他はズラリと0が並びました。しかもほとんどのデータが互角、違いはエラーゼロのウエスト、1の亀少クラブ、犠打2(バント5個ですが犠打になったのは2)のウエスト、ゼロの亀少クラブ、三振ゼロのウエスト、6の亀少クラブという点です。実はこのわずかな違いが勝敗を分けました。
◆1回表裏は共に1残塁0点
 先攻ウエストは洸が3ボール1ストライクから選んで歩き、陽稀への3球目に盗塁、陽稀はファーストフライに倒れ、颯大は1球目のストライクを見送ります。アレ?余裕かなと思ったら2球目引っ掛けてサードゴロ、1塁送球を見て洸が3塁へ進みます。4番舜はこのところチャンスにタイムリーが出て頼りになります。しかしボール1からの2球目引っ掛けてサードゴロ、チャンスを逃しました。洸3塁残塁。その裏ウエストは颯大がマウンドへ、亀少クラブ1番野中を迎え、涼碧が前進守備、初球ストライクは見送り2球目引っ張ってファーストゴロ、強い当たりで翔がグラブ弾かれたものの拾い直して自らベースを踏んで1アウト、2番斉藤右の強打者なので涼碧がツツツと下がりますが、ベンチから「下がるな!引っ張れないから大丈夫だ、前に出ろ!」と一喝されます。バントが上手いのでその対策です。すると1-1から打ってライナーがセンター右へ飛び、ヒットです。振り遅れてもライナーが飛び、抜けたらヤバイと思いましたが、舜がスタート良く追いついてシングルに抑えました。3番田作に対しポンポンと追い込んで3球目大河が外へ構えます。もう以前の轍は踏みません。追い込まれているので手が出ます。ピッチャーゴロ、颯大が捕って2塁送球封殺、1塁送球は諦めました。4番須藤への初球に走った、シメタ、盗塁刺殺率3割越えの大河の見せどころ、タイミングアウトですが送球が3塁側に逸れてタッグできません。3球目打ち上げてサードフライ、涼碧ガッチリ。田作2塁残塁。
◆2回表バント攻勢でウエスト3点先取、夢和のスクイズ成功で大フィーバー
 2回表ウエストの攻撃は5番大河から、ジックリ行けと言われて初球良い球を見逃しました。2、3球目ボール、4球目ストライク、振りません。オイオイ大丈夫かと不安になりました。亀少クラブは良く知っているので初球から振り回してくるはずだと思っていたことが掛け声から分かりましたが、全然振らないのでオカシイナと思ったでしょう。ジックリ行けと指示したウエストサイドも同じくオカシイナと思いました。5球目ボール、ふ〜、フルカウントですから今度は振るか、ボールなら見逃すか?ピッチャー投げた、ファウル、ふ〜、この振りで打ち気は確認できました。6球目バシッと打って上がった打球はセンター左へ、ヨシッ落ちる、ヒットでした。6番翔、このところ絶不調ですが、もう後は無いだけにやってくれるだろうと思いました。1球目ズバッとベルト付近へのストライク、振りません。アレ?かつての好調時ならホームランコースです。これはオカシイと思ったか亀少バッテリー、吊り球を振らせようとしますが振りません。ボールが続いて四球となりました。無死1、2塁で打順は下位へ向かいます。7番幸太郎、ミニ高安みたいな体でソフトバンク柳田バリの豪快な振りを見せますが、いきなりバントしました。アレ?ファースト野中突っ込んで捕ってクルリと回って1塁カバーしたセカンドに送球、送りバント成功だ!と思ったら送球が右に逸れ、ボールデッド、大河ホームイン、翔3塁へ、打者走者幸太郎も2塁へ、これが亀少クラブ唯一のエラーです。バントですが、犠打にはなりませんでした。しかし送りバントがタイムリーエラーを誘い、守備側は痛恨、ドンマイドンマイ、攻撃側は拾い物、ルンルン、意気上がります。一死2、3塁を狙ったのに1点入ってなお無死2、3塁、「願っても無い」とはこのことです。打席には8番夢和、初球ストライク、何も無いと見せかけて、2球目何気にスクイズだ〜、投球モーションと共にスタートした翔が目に入った鍋倉投手、外へ外した球に飛びついて夢和が転がした打球、スクイズ成功です。スクイズというのは成功すればミゴトですが、失敗すれば3塁ランナーアウト、一気にチャンスがしぼんでミジメ、というもの、意図を察知されて外されれば万事休す、素知らぬフリをしながらピッチャーが投球モーションに入ったら3塁ランナースタート、バッターはサッと構える、ドキドキしながら構えたのではファウルとか最悪空振りなんてこともあります。ベンチ、ランナー、バッター三位一体でのおとぼけ作戦であり、間違っても「やるぞ、ヤルゾ〜」なんて雰囲気を醸し出してはいけません。成功確率は必ずしも高くありません。イチかバチかの捨て身の作戦だけに乱発はできない強気の作戦なのです。外されたら最悪ファウルで逃れる技術も要求されます。このときは右投手ですから3塁ランナースタートは眼に入ったでしょう。ヤバイと察知して外へ外しました。それを飛びついて転がした、翔が猛然と本塁へ、ピッチャー捕ったが本塁間に合わない、1塁送球アウト。絵に描いたようなスクイズ、実に見事、ウエストベンチも応援団もやんやの喝采!オクターブが上がります。2点目が入り、一死3塁となりました。9番涼碧も初球転がした、幸太郎が突っ込む、ピッチャー捕って、本塁は間に合わない、1塁見て、諦めた、これは野選でも無いので内野安打になります。3点目、亀少クラブはたまらずタイム、ピッチャー交代です。1回表に1四球与えるも後続3人をぴしゃりと押さえたナイスピッチング、この回もヒット、四球の後、エラー、スクイズ、さらにスクイズがヒットになったとは言え、悪い投球とは思えません。ずいぶん思い切った交代だなぁと思いました。何か感じるところが有ったか、3点取られたら交代と決めていたか、真相不明ですが、1⇔3交代でマウンドには野中投手が向かいました。結果論からすると代わった野中投手はその後無失点で切り抜けましたからこの交代は当たりでした。1番洸は1ストライクからの2球目バントヒットを狙いましたが、サード斉藤の上手い打球処理で1塁アウト、送りバントになってしまいました。1塁コーチャー終えてベンチへ戻ってきた夢和を、みんな大喝采で迎えました。二死2塁で涼碧はけん制の上手い野中投手の餌食になってしまい、1→6須藤タッグ(チ)アウト。この回7番から1番まで4連続バント、夢和の見事なスクイズ成功でウエストサイドは大盛り上がりでした。亀少クラブのお株を奪うバント攻勢は、満を持しての監督の指示とは言え、ここまで見事に決まるとは...もうビックリでした。好投手攻略にはかき回すしかない、打てと言って打てるものでは無し、颯大のような速くて剛球ならバントも難しいけれど、転がせば何かが起きる、打ち上げたら普通万事休すですが、ゴロならば捕って投げるという二つの連続動作を完璧にこなしてやっとアウトです。それにしてもここまでうまく展開するのは想定外、3点は予想外、これで優位に立てました。


三塁ランナー翔、夢和が外された球に飛びついてスクイズ成功、芸術的でした(ふじみ野市少年野球連盟HPより)

三塁ランナー幸太郎、涼碧が初球スクイズ成功、幸太郎ホームイン、3点目(ふじみ野市少年野球連盟HPより)

◆2回裏の亀少クラブは大河の2盗刺殺でチャンス逃す
 その裏亀少クラブも5番鍋倉から、リーグ戦首位打者(打率6割2分5厘)、出塁率も最高7割2分7厘の厄介な打者です。やっぱり三遊間に飛んだ打球は洸が捕って踏ん張って1塁送球しましたが内野安打になりました。6番打者への2球目に盗塁、これまた大河の送球が悪くセーフ、送りバント試みますがファウル、またファウル、3バントもあるかと思いましたが打ってピッチャーゴロ、1塁送球指示、一死3塁です。結果送りバントと同じ効果、亀少クラブ打線の必死の頑張り、見事です。初めて3塁へ進まれ、打順は下位へ向かい、7番です。ストライク、ファウル、簡単に追い込みましたが、ボール、ボール、吊られません。じゃあどうだ、と投げ込んだらファウル、そしてボール、結局次の球も外れ、歩かせてしまいました。ウ〜ム、しぶとい。一死1、3塁、ここは当然走って来る場面、捕手の大河が本塁ベース前に進み出て、野手にサインを送ります。「オ〜、走ったら刺すぞって、強気だな〜」と感心しましたが、捕手の位置へ戻って、しゃがむや、「走ったら投げるゾ〜」と言いました。「エッ、サイン出した意味無いじゃん」と思いました。もしかしたらこれは「走るな」という走者への圧力か、もしくは「走ったら殺すぞ」という脅しか、どちらにせよパワハラです。そこまで言われたら走るしかないと考えたか亀少サイド、8番打者への1球目、1塁ランナースタート、投球はストライク、大河捕って2塁送球、イラッシャイマセ、悠々アウト、これがこの日3個目の盗塁、刺殺率からしてもうアウトになるはずなのです。このとき3塁ランナー自重して突っ込みません。これが3点差ならではの効果です。1点差なら思い切って本塁突入したかもしれませんが、差が3点となると大事なランナー、無謀な選択はできません。打者は結局空振り三振、この場面では最も欲しいのが三振、この日初ですが、欲しいときに狙って取りに行ける、これは頼もしい。鍋倉3塁残塁。
◆3回表裏は共に簡単に三者凡退
 3回表ウエストは打順良く2番から、しかしセンターフライ、サードフライ、センターライナー、野中投手の術中にはまりわずか10球で三者凡退、これはイケマセン、流れがアッチへ行くパターンです。しかしその裏颯大は9番から見逃し三振1アウト、1番に還って野中振り遅れてレフトフライ2アウト、2番斉藤も振り遅れてファーストフライとわずか8球で三者凡退に仕留めます。これでは流れはソッチへ行きません。3回終わって所要46分、試合時間半分過ぎました。
◆4回表裏も共に三者凡退
 4回表ウエストは5番大河から、ここも期待できるゾと思いましたが、2ボール1ストライクから打ってセンターフライ1アウト、翔2ナッシングからショートフライ2アウト、幸太郎初球ファーストファウルフライ、わずか8球で三者凡退、これはイケマセン、流れがアッチへ行くパターンです。その裏亀少クラブは監督は毎回守りから帰ってきた選手たちに同じことを言います。5回表もそうでした。「いいか、こういう展開ではどっちが先に点を取るかで試合が決まる、1点取ろう、イイナ!」・・・オー!と答える選手たち、、ここは要注意、バッテリーもそれは合点承知の助、田作気合で振ってファウル、ボール2個の後ストライク、追い込んだらもうマトモなストライクは投げません。次の球ファウル、ピッチャーとバッターの気迫の対決、パチパチと散る火花の音が聞こえてきそうです。次の球打ってライトへフライが上がりました、ピッチャーの勝ちという打球ですが、アレレ、ライトが居ません、引っ張りを予想して右中間に守っていました、イカン、ヤラレタと思ったら、セカンド陽稀が追って追ってライトの定位置のあたりでキャッチ、これはファインプレーでした。助かった〜、颯大は4番須藤をピッチャーゴロに仕留め、5番鍋倉に対しては強気の内角攻め、2-2からサードゴロに仕留めて13球で三者凡退、強力クリーンアップでも、打たせれば守ってくれる典型的イニング、これは良い流れです。
◆5回表夢和初ヒットで大フィーバーも3塁残塁、亀少クラブ三者凡退
 冨士川監督は毎回守りから帰ってきた選手たちに同じことを言います。5回表もそうでした。「いいか、こういう展開ではどっちが先に点を取るかで試合が決まる、1点取ろう、イイナ!」・・・オー!と答える選手たち、そうは言っても5回表は下位打線、8番夢和から、野中投手に代わってから、1番から7連続凡退して一人のランナーも出していません。ノーヒットノーランの悪夢が頭をよぎります。♪夜霧よ今夜も有難うという歌がありました。そんな歌知らない夢和は初球振ってファウル、オ〜という歓声が湧きます。積極的バッティング、いいじゃないのという意味の歓声です。2球目ストライク、アレ?どうして振らないんだろう?多分、好きな球ではなかったのでしょう。追い込まれての3球目、バシッと打った球はセンターへ抜けます、センター捕って弾みを付けて1塁送球、センターゴロか?しかし夢和は足が速い、1塁セーフ、ウエストベンチと応援団からウォ〜〜〜という地を揺るがすような大歓声、前打席の見事なスクイズを決めた時に勝るとも劣らないような大歓声です。それもそのはず、練習試合ではレフトオーバーのヒットなども打っていますが、公式戦初ヒットなのです。コロナ禍で試合数が少ない、この日が最後の公式戦、しかも相手は好投手、どう考えても難しいだろうなぁと思っていただけに、監督も、助監督も、ヘッドコーチも、選手たちも、応援団も、誰もかれもが大フィーバー、嬉しいうれしい初ヒットでした。さあ行け!涼碧、続け、というところでバントがファウル、こういう場面では打たれるよりバントのほうがイヤなのです。引間監督が球審に「ボックスから出てませんか?」と声掛けます。球審はノーと言って、さあ次の球もバント、やった!と思ったら球審がアウト!のコール、「反則打球」だという意味です。これについては東入間学童野球連盟ホームページ「知っ得」の”反則打球とは?”をご覧下さい。「反則打球」は完全に足をバッターボックスの外に置いて打った場合に適用され、フェアでもファウルでもアウトになりますが、打った場合ですから空振りには適用されません。しかも足がバッターボックスラインから完全に外に出て着地していた時に打った場合ですから、スクイズのように外された球に飛びついた場合などに起きます。その場合でも空中を飛んでいたり、足がバッターボックスラインの外の地に着いていないときの打球には適用されません。通常の送りバントの時は、完全に足をバッターボックスの外に置いてバントすることなどほとんどありませんから滅多に取られません。この場合も5回まで進行してバッターボックスのラインはほとんど消えていました。冨士川監督が球審に「イヤイヤ・・・」と出ていませんよと申告するも認められません。しかし審判の判定は絶対です。一死1塁となってバッター1番に還り洸、ストライクからボール3つ続き、ここで夢和が盗塁、足が速いので成功、次の球ピッチャーゴロ、夢和進塁して二死3塁となりました。打席には陽稀、好守の後なので乗ってるはず、打ってくれるだろうと期待しましたが、セカンドフライで夢和残塁、追加点ならず。そうそううまく行くものではありません。その裏亀少クラブは6番から、空振り三振1アウト、空振り三振2アウト、サードゴロ、涼碧が矢のような送球で12球でチェンジ、ここぞの颯大、エンジン全開。5回終わって1時間9分、両投手好投で進行がスピードアップして来ました。


夢和が盗塁、明らかにタッグより先に足が入ってますね(ふじみ野市少年野球連盟HPより)

◆6回表裏、共にチャンス逃し無得点
 6回表ウエストは3番からの好打順、監督は選手たちを集めて言いました。「いいか、夢和が打ったぞ、お前たちも続け、1点取ろう、イイナ!」・・・オー!と答える選手たち、この回は打順良くクリーンアップ、颯大からです。野中投手何か感じるものがあったか、ストレートの四球、4番舜1-1から打ち上げた、ショートの上、こりゃダメだ、1アウト、5番大河への初球に颯大盗塁成功、しかし大河ファーストフライ2アウト、翔ショートフライで颯大2塁残塁、どうしても打てません。夢和以外ノーヒットが続きます。その裏亀少クラブは9番から、サードゴロで1アウト、先頭打者をアウトにすると相手のチャンスは半減します。1番野中センターへライナーヒット、2番への初球に盗塁成功、斉藤はファウルで粘ります。5年生ながら良い打者です。途中パスボールがあってランナー3塁へ、粘って斉藤四球、一死1、3塁、2回と同じ場面です。さあ、ここはバッテリーにとって正念場、迎えるは最も良い打者のキャプテン田作です。11月1日(日)の南部秋季大会では4番でした。1回表ヒットの野中、四球の須藤がパスボールや盗塁で一死2、3塁に進み迎えた場面で、ストライク、ファウルの後の3球目、右中間へガツーンと2点タイムリーの先制二塁打の他、2打席目四球、3打席目ストライクの後の2球目引っ張られレフト前ヒット、4打席目初球デッドボールで10割、11月29日(日)の市内秋季リーグ戦大会6試合目では3番で、1打席目初球ファーストフライ、3打席目初球サードファウルフライに打ち取りましたが、2打席目でバントヒットの斉藤を2塁に置いてボール、ストライク、ファウル、ファウルの後左中間に2ランホームランを打たれています。すなわち強打者の典型でガンガン振ってきます。カウントを揃えに行けば打たれるし、追い込んだからと言って甘い球は逃さない、いいバッターです。しかしこの日は2打席凡退、バッテリーの考えたピッチングの組み立てでヒットが出ていません。この打席はストライクが2球続いて追い込みます。1塁ランナーは走りません。先ほどは刺殺予告されて本当にその通りとなりましたから、冒険できません。あるいは走ったら田作が歩かされて満塁策取られるのでわざと走らないということも考えられますが、おそらくこの場面はそこまでの深謀遠慮ではないでしょう。バッターとしては3点ビハインドで迎えたチャンスですから、なんとしても主将の意地にかけて打たなければなりません。前2打席は凡退しています。好球必打と思って打席に立っていたと思いますが簡単に追い込まれました。ボール1個挟みます。振ってくれれば儲けものという誘い球には吊られません。そしてピッチャー投げた、バットは空を切りました。この日5個目、ここぞという場面で空振り三振を奪えるのはスゴイ。4番須藤は初球ピッチャーゴロ、2者残塁です。2回裏も3塁に鍋倉残塁でしたが、バッターは8番、この回は一死1、3塁で3番田作、外野フライでも野中ならタッチアップホームインできます。二死となりましたが1、3塁で4番須藤ですから、2回とは怖さが違います。このピンチを切り抜けて、さあ最終回は5番から下位へ向かう、期待に胸膨らむ雰囲気が出てきました。
◆最終7回は共に1四球ながら1塁残塁
 7回表ウエストは7番からの攻撃、幸太郎サードゴロ1アウト、夢和ファーストゴロ、鍋倉つかんで1塁ベースカバーの野中にトスして2アウト、簡単に3人で終わるのはまずい、涼碧が四球を選び、1番洸に回しました。初球痛烈に引っ張ってライト線ライナー、フェアなら長打、しかしわずかにファウル、残念無念。亀少クラブベンチ肝を冷やしました。次の球ボールの後の3球目セカンドゴロでチェンジ。ここまでちょうど1時間半です。亀少クラブ最後の攻撃は5番から下位へ向かいます。好打者鍋倉を出すと厄介、足もあります。2連続ストライクで追い込みます。ここからまともな球は必要ありませんが、追い込まれているので必死に粘って、3連続ファウル、そして6球目ズバッと・・・見逃し三振。6個目ですが、この日三振が無いのは1番野中、2番斉藤、4番須藤選手だけです。6番ファーストファウルフライで2アウト、7番フルカウントから四球、この打者には2個目で、2番斉藤1個で計3個です。8番打者には1ボール2ストライクからピッチャーゴロでゲームセット。


ピッチャーゴロ捕って1塁送球した颯大、アウトでゲームセット(ふじみ野市少年野球連盟HPより)

応援団も万歳、バンザーイ(ふじみ野市少年野球連盟HPより)

◆ウエストの勝因は・・・
 冒頭で「ほとんどのデータが互角、違いはエラーゼロのウエスト、1の亀少クラブ、犠打2(バント5個ですが犠打になったのは2)のウエスト、ゼロの亀少クラブ、三振ゼロのウエスト、6の亀少クラブという点です。実はこのわずかな違いが勝敗を分けました」と書きました。ウエスト−亀少クラブの比較・・・打者28−26、出塁6−6、打数22−23、得点3−0、安打3−3、盗塁3−3、犠打2−0、四球4−3、三振0−6、残塁4−5です。塁上死は共に1、ウエストはけん制アウト、亀少クラブは2塁盗塁刺殺です。上位打線はウエストが1〜4番ノーヒット、亀少クラブは3、4番ノーヒットです。結局2回表のバント攻勢でエラーを誘ってあげた3点を、肝心なところで伝家の宝刀・三振で切り抜けたのが勝敗を決めたわけです。亀少クラブもバントは何度も試みましたが、颯大の球をバットの芯で捉えられず、ファウルになってしまいました。バントは決して簡単なものではないことがこの試合で分かります。亀少クラブの守備は鉄壁、ヒットが難しいならバントで...それを見事に実践できたのがウエストの勝因です。


やってみたかった帽子投げ




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