大井ウエスト試合結果  
松本旗争奪少年野球大会

■第6回松本旗争奪少年野球大会 2014年までふじみ野市少年野球連盟の会長だった松本勝治氏は、他の連盟の会長ほか要職を歴任され、長きに亘り少年の健全育成のために献身努力されてきました。そのご功績に深謝し、この大会を立ち上げようではないかとの機運が高まり、ふじみ野市少年野球連盟を挙げて準備を進めてきて、2014年、晴れて第1回を開催しました。第2回は大井ウエストが優勝しました。埼玉県の近隣各地区から代表チームを招待して行う大会です。大会委員長:ふじみ野市少年野球連盟柏木秀夫会長(荻原 豪事務局長)

実行委員会:4月27日(土)18:00〜 フクトピアA会議室
代表者会議:5月19日(日)18時15分受付、18時半開会、フクトピア1F展示ルーム、参加費5千円
組合せ

開会式
6月16日(日) 受付8時20分〜、開式:8時50分 ふじみ野市多目的グラウンド(ふじみ野市大井武蔵野1392-1)

入場行進・・・小粒です
選手宣誓:落合里紅主将


 [1回戦]6月16日(日)12時40分〜13時45分(途中炎天のため5分休憩13:29〜13:34)〜西原小B-2

チーム 1 2 3 4
川越フェニックス 0 0 0 0 0
大井ウエスト 2 0 12 × 14

勝利投手:落合里紅 本塁打:笹山颯大

戦況: 前日の大雨で西部夏季大会が順延となった影響で、坂戸ロイヤルズの試合がこの日の10時15分から三芳町自然の森野球場でおこなわれることになったため、ウエストの試合は西原小B-2に繰り上がり、坂戸ロイヤルズと野火止スターナインズの試合がB-3となりました。ウエストの相手の川越フェニックスは6年生と5年生が一人ずつというチームです。里紅が3回投げてパーフェクト、ピッチャーゴロ2、サード(コスモ)ゴロ1、サードフライ2、ファースト(和哉)ファウルフライ1、ショート(洸)ライナー1(余裕でキャッチ)、空振り三振2です。その後コスモが1回投げて、サード(大河)ゴロ、レフト(涼碧)ライナー(横の当たり、動き出しが良く、上手い!と思わせるキャッチ)、そしてサードゴロ、これまたパーフェクトと思われた矢先、大河がガッチリ捕って1塁送球したものの中途半端なバウンドで里紅が捕れず後ろへ逸らして走者を出してしまいました。陽稀がナイスカバーでボールデッドとはならず、ランナーは1塁止まり。続く4番打者はピッチャーゴロでコスモが余裕の処理で4回コールド勝ち。攻撃は18出塁14得点3残塁、塁上死1は舜が涼碧の浅いレフトフライでタッチアップして本塁タッチアウト、これはどう見ても無謀な走塁でした。川越フェニックスの守りは良く、特にレフトとショートは上手い選手でした。ウエストは全員出塁、と言っても9四球1死球でランナーが貯まったところに7安打1本塁打ですから大量点になります。三振ゼロで、盗塁14と走りまくり、一方的でした。全打席出塁したのは3番コスモ、4番颯大、5番和哉で、さすがクリーンアップです。颯大が本塁打数、打点ともトップで、舜が両方で続いています。この二人5年生ですよ。打率トップは相変わらず和哉、必ずヒットを打つので打率が下がりません。打席で打つ瞬間左足をチョチョンと2回ステップします。よくアレでヒットが打てるものだとベンチスタッフは首を傾げていますが、結果オーライなので何も言えません。高打率をキープしている理由はボールを振らないのと三振が少ないからです。絶対打ってやるという気持ちがあること、でもストライクだけ、これは打者としては基本ですね。打率二位は舜、三位はコスモと颯大が同率で並んでいます。コスモがこのところ絶好調で打率を上げてきました。ジワジワと打率を上げてきたのは涼碧です。特訓の成果がやっと出てきたようです。6年生三人が良くなってきて、5年生も負けじと頑張っているので、やっとウエストらしくなってきてはいますが、結果がイマイチ伴わないのはやはり投手力です。ここが良くなれば強いチームになるでしょう。
ウエストの試合の前に行われた大宮アローズと坂戸グリーンファイターズの試合は共に好投手、ガップリ四つの白熱した試合でしたが、チャンスにタイムリーの出た坂戸グリーンファイターズが勝ちました。ウエストの試合の後に行われた野火止スターナインズと坂戸ロイヤルズの試合は、1回表1点、2回表に2点取って先制した野火止スターナインズが、3回裏と4回裏に1点ずつ返して追いすがる坂戸ロイヤルズを振り切って勝ちました。したがってウエストの2回戦の相手は野火止スターナインズとなりました。ウエストは2016年の西部選抜秋季大会で坂戸ロイヤルズと決勝戦、タイブレークでも決着付かず抽選で負けて優勝を逃しました。昨年も西部選抜秋季大会準々決勝で逆転また逆転の大接戦の末6-5惜敗しているだけにリベンジのチャンスと考えていましたが、この日のロイヤルズは三芳町自然の森で西部夏季大会B1ブロック決勝、霞ヶ関イーグルスと対戦、9-8辛勝してブロック優勝、意気揚々と西原小にやってきました。ダブルとなった分不利だったのでしょうか?それでもロイヤルズは西部選抜秋季大会の出場資格を得たわけです。
ふじみ野市のチームは、大井少年ファイターズが1回戦が無く2回戦からですが、1回戦では上福岡パワーズと上福岡イーグルス、大井ウエストだけ勝ち上がり、大井亀少クラブ、上福岡第五クラブ、上福岡JFG、鶴ヶ岡少年野球クラブ、大井ブルーウィングスは負けました。上福岡パワーズと大井ウエストは圧勝でしたが、1回戦屈指の好カードと目された松山リトルファイターズ対上福岡イーグルス戦は、2-2引き分け、抽選で5-4辛くも上福岡イーグルスが勝ちました。抽選は辛いですが、過去実績から上福岡イーグルスは抽選に強いのです 次は若松ブルーウィングス、またしても好カードです。昨年準優勝の大井亀少クラブは1-2で上富シャークスに惜敗、大井ブルーウィングスも勝瀬キッズに5-6惜敗、残念でした

1回戦の結果


 [2回戦]6月23日(日)西原小 14時45分〜

チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井ウエスト 0 0 0 0 0 0 4 4
野火止スターナインズ 2 0 1 0 0 0 0 3

勝利投手:斉藤星空 本塁打:無し

戦況: 野火止スターナインズ(新座市)とは川合ランバー旗6年生大会Aブロックでもまた対戦します。あの坂戸ロイヤルズを破ったのですから強豪、中でも三島捕手が素晴らしい選手で、到底盗塁は無理、打撃も強打者なので、間違ってもネット越えがないよう低めを攻める方針でした。ウエストは全く背番号通りの守備位置、すなわちシーズン初めに冨士川監督が念頭に置いたパターンですが、今年は「戦えど戦えど 我が成績良くならざり ジッと手を見る」という石川啄木の心境に陥るような試合が多く、相手が強かろうが弱かろうがそれなりの試合をするのです。良く言えば思いやりのあるチーム、悪く言えばジリジリしてスカッとしないチームです。ふじみ野市の春季大会では第7位、失点が4番目に少ないのに得点も4番目に少ないのがその原因、守備がそこそこ良いのに非力なのです。この試合もその典型でした。しかし何かが違いました。
 ウエストは1回表1、2番凡退(洸ピッチャーゴロ、里紅ピッチャーフライ)の後、コスモが四球出塁、1塁牽制悪送球で2塁に進みましたが、4番颯太がレフトファウルフライで無得点。その裏ウエストマウンドにはコスモ、野火止スターナインズ1番ピッチャーの手島主将をストレートの四球で歩かせ、盗塁され、2番ショートゴロ、2塁ランナーは自重するべきなのに3塁へ向かう、しめた!と洸が3塁送球、これは当然、ランナーの位置からして楽々タッチアウトだと思いましたが、送球がランナーのヘルメットに当たってボールデッド、ランナーホームインで打者走者も2塁へ、走者の後ろから送球する場合呼ぶ方は塁から離れたほうへグラブをあげて構え、投げる方はランナーに当たらないように投げなければいけません。3番は最も警戒する打者、三島捕手、ポンポン追い込んでの3球目、強烈にライト前にゴロ、ヨシ!これはイタダキ、ライトゴロだと思ったらファンブル、しかもボールを拾ってどうしよう?とすぐに投げない、これを見て3塁コーチャーはグルグル手を回す、2塁ランナー3塁回って本塁へ、ライトから本塁送球、間に合わない、これを見て打者走者は2塁へ向かう、颯太が送球、洸がタッチしてアウト!4番空振り三振、5番ピッチャーフライでチェンジ、2点先行されました。
 2回表ウエストは和哉キャッチャーフライ、舜サードゴロでアッと言う間に2アウト、7番大河は初球打ってセカンド後方のフライ、これはヒットだなと思ったら二塁手素早く追って、グラブに当てるも落ちてテキサスヒット、その後陽稀、涼碧と連続四球で二死満塁、1番に還って洸、フルカウント、投球と共にランナー一斉にスタート、行け〜〜〜!見逃し三振...(>_<)
 3回表里紅サードファウルフライ、コスモ四球、颯大センターフライ、和哉初球ショートゴロで無得点、その裏1番手島主将フルカウントからレフト線へ打ち上げた、涼碧が追う、落ちて三塁審判はフェアのコール、二塁打となりました。三塁側ベンチのウエストからはよく見える位置、冨士川監督タイムを掛けて「ラインの外に落ちたのでは?」と審判に申し入れ、4人集まって協議の結果「オンライン」とのこと。まあこういう場合の判定はまず覆ることはありません。2番四球、3番三島選手はセンターフライにしとめて1アウト、4番サードゴロ、大河捕って3塁踏み1塁送球、1塁走者は2塁蹴って3塁へ向かう、これを見て里紅は3塁送球、セーフ、打者走者はこの間に2塁を陥れました。なかなか果敢な走塁、参ったなぁ〜。2死2、3塁となって、結局1塁送球アウトでも同じことという結果になりました。5番強い当たり、大河捕れずレフトへ抜ける間に1点追加、3-0。6番ファーストファウルフライ、里紅懸命に前進してナイスキャッチ。
 その後、互いのエースの好投でテンポの速い試合、ウエストは4〜6回陽稀の四球出塁のみで抑えられました。洸のイイ当たりがセカンドライナー、コスモのイイ当たりもレフトライナー、野火止スターナインズもガッチリ守ります。6回終わってわずか1安打です。野火止スターナインズは4回裏7番が三遊間へ内野安打、洸が良く追いついて踏ん張って1塁送球しましたが間に合いません。走者リード大きい、しつこい牽制で、ちょうどスルスル出たところをタッチアウト!5回には2番打者がレフト線ライナー、涼碧がスタート良くダッシュしてナイスキャッチ!上手い。6回裏には4番サード強襲ヒットから2盗して、5番もサードゴロ、2塁ランナーの動きを見て2-3塁間に挟みました。捕ってすぐ1塁送球してアウトを取るのではなく先行のランナーをアウトにする、大河も分かってきたネ しかしランダウンプレーは早くタッチアウトにしなければいけません、結局アウトにしましたが打者走者に2塁到達されてしまいました。ここで代打が出ました。勝負と見たのでしょう。パスボールで1死3塁のピンチを迎えましたが、空振り三振と見逃し三振でコスモが切って取りました。これは流れが変わるゾ!と思いました。
 さあいよいよ最終回の攻防、6安打で3点の野火止スターナインズに対しわずか1安打のウエスト敗色濃厚? ウエストも必死に守っています。野火止スターナインズのキャプテンエース手島投手、6回まで81球、小柄ながら懸命の力投、敵ながらアッパレ、しかしそろそろ疲れが見える頃、7回表、バッター唯一ヒットの7番大河から、ヘルメットかすめるデッドボールで出塁しますが、強肩捕手なので走れません。陽稀三球三振、涼碧四球狙いたいところですが1ボール2ストライクと追い込まれ、打ち上げてサードフライ、2アウトとなってもはや絶体絶命、打順は1番に還り、洸への初球、イテテ...デッドボール、勝てる、勝つゾと思って力が入ったのでしょうか、2死1、2塁で打席には里紅、頼む、キャプテン、打ってくれ、ところがナント!またしても初球、デッドボール、飛んで避けようとしましたが無理、土壇場での連続死球、力投して球数増え握力が落ちたか、ここで3番コスモ、1、2打席目は四球で3打席目はイイ当たりのレフトライナー、ただ今ウエストで一番当たっている打者、待てよ、2死満塁、もしここで走者一掃なら同点、ホームランなら逆転だなどという思いが頭をよぎりました。しかしそこは野火止スターナインズも合点承知の助、レフト、センターが深く守ります、1点、2点は良い、長打だけは許すまいという守備体制、これだけ見ても強いチームだなということが分かります。2ボール1ストライクからコスモが左中間痛打、2点入りましたが前記の守備隊形なので2塁へは進めません、ここでピッチャー交代、手島主将がサードに回り、3回裏にタイムリーヒットを打っている山中選手がサードから捕手へ、捕手の三島選手がマウンドへ、三島選手は背番号1、坂戸ロイヤルズ戦でも最後に出てきてセーブをあげている速球投手、打席には4番颯太、1、3塁なのでコスモを走らせます、キャッチャー交代していますからもう大丈夫、2死2、3塁、2ボール1ストライクから颯大がバッシーンとライナーでセンター左へ連続2点タイムリーで逆転、鳥肌が立つような瞬間でした。手島投手にはタイミングが合わず3打席凡退していましたが、球が速いので、振りの速い颯大にはバッチリ、深い守備隊形なのでシングルヒットになりましたが、逆転打に思わず1塁上でガッツポーズ!打席には舜、これまた打つのではと思いました。颯大2盗して、2塁で牽制アウト!舜は見せ場を失いましたが仕方ありません。その裏野火止スターナインズは8番から、コスモも6回まで78球、1イニング平均13球はベストピッチングですがこれまた疲れが出る頃です。8番打者はファーストファウルフライ、里紅が懸命に追ってキャッチ、9番には四球を与え、1番に還って手島主将はレフトへ打ち上げた、この試合レフト、センターは良い動きで安心して見ていられました。レフトフライで2アウト、ヨシ!あと一人だ、2番で切ってくれ、3番に回すとヤバイ、しかしバッテリーも思いは同じでしょうが、こういうときこそなかなかストライクが取れません、ストレートの四球で2死1、2塁、一打サヨナラの場面、迎える打者は強打の3番三島選手、ウエストもやや深い守りでレフト、センターを右に寄せます、2塁ランナーのホームイン阻止隊形です。初球投げて、打ち上げた、里紅が手を上げた、ファーストファウルフライに打ち取って、ガッチリキャッチした里紅が喜び勇んで本塁へ、諦めなければ勝てるんだ、今期ウエストにとって一番うれしい勝利でした。

 2回戦は6月22日(土)元福小13時〜A-1毛呂山オリオンズ1−5大井少年ファイターズのみ実施され、他の試合は雨天順延となりました。15時からのA-2新町トレジャーズ−上富シャークス戦は29日に順延、上野台小A、B面で15時から行われる予定だったA-1みずほ台ヤンガース−北原ウィングス戦は翌日に順延、B面15時〜A-2勝瀬キッズ−坂戸グリーンファイターズ戦は29日に順延となりました(この日は鶴ヶ丘小で西部地区夏季大会ふじみ野市主管Cブロックの試合が8時半からA-1和光広沢ユニオンズ6−4大井少年ファイターズ、14時から雨天決行でA-2大東スポーツクラブ4−10狭山バッファローズ戦が行われ、大井少年ファイターズはダブルとなりました)
 6月23日(日)駒西小で13時〜若松ブルーウィングス5−4上福岡イーグルス、15時〜富士見スピリッツコンドルス5−1坂戸スターズ、西原小で11時〜北原ウィングスが5−1で東入間春季大会優勝のみずほ台ヤンガースを破り、続く試合は三芳ドリームズが優位に試合を進めますが双方ガッチリ守る好ゲーム、上福岡パワーズが土壇場追い着いて4−4でタイブレークに入り、表に5点GETの三芳ドリームズが裏を1点に抑えて勝利、最後に流れが上福岡パワーズに来たものの一気に押し切って逆転サヨナラ勝ちできなかったのが敗因のように見えました。ただ、ゲーム全般は三芳ドリームズが支配していましたので、土壇場追い着いた上福岡パワーズの粘りはさすがでした。

2回戦の結果


 [準々決勝]6月30日(日) 大井小 13時2分〜14時35分

チーム 1 2 3 4 5 6 7
勝瀬キッズ 0 1 1 0 0 0 4 6
大井ウエスト 3 1 0 0 0 0 0 4

敗戦投手:斉藤星空 本塁打:林田大空(キッズ)

戦況: 勝瀬キッズは西部夏季大会ブロック優勝しているチーム、富士見市春季大会優勝チームで、東入間春季大会準優勝チームです。大井ウエストとの戦力比較では、投打共にキッズが上回り、しかも守備に穴が無いので、穴があるウエストが相手ではコールド勝ち当然ぐらいの戦力差があります。しかし野球はチームスポーツ、強いほうが勝つとは限らないところが面白いのです。落とし穴はあるのでしょうか?
前日ウエストは川合ランバー旗6年生大会Aブロックでここまで全勝の栗原ビーバーズと対戦しました。Aブロックでは行田市の星宮城西少年野球も全勝で、東松山市交流大会で優勝していますからやたらと強いようです。栗原ビーバーズは新座市の春の優勝チームですからこれまた強豪、しかしその強い相手とガップリ四つでわたり合い、最後は7回裏サヨナラ...押し切られました。コスモが112球、力投しました。試合前監督と話し合い打線を組み替えました。クリーンナップが当たっているのにその前に走者が出ないことが得点力が上がらない原因なので、3、4、5番を繰り上げて2、3、4番としたのです。4番和哉というのは、打率チームナンバー1で、積極的な打撃をするので4番にふさわしいからです。コスモが2番というのは、最近のメジャーでは2番が最もシュアな打者を置くということに照らしても妥当です。5年生の颯大も3番のほうが力みが少ないのでは、と思われます。問題のピッチャーですが、今のウエストではコスモのほか見当たりません。ただ試合前に平山さんが、「昨日も完投してるし、疲れが見えたら代えないと...」と話していました。勝瀬キッズは林田選手が言葉は悪いですが化け物みたいな打者で、まともに勝負してはいけないということで、バッテリーにはくさいところを突いて、歩かせても良い、マトモに行ったらとんでもない飛距離が出るから四球仕方無いという攻めをしろと言い聞かせていました。ピッチャーは吉田投手が来るだろうからあまり点は取れない、だからこそ守りに守って失点を少なくしなければ勝てない、と分析していました。ところがオーダーを見てビックリ、なんと林田選手が控で、4番ファースト齊藤選手です。しかもピッチャー背番号1高野投手、吉田選手はショートです。おかしいなぁ、故障してるんだろうか?その割には試合前の練習で林田選手は軽々とバットを振っていて、そんな素振りは無かったのに...と思いました。
1回表斬り込み隊長林選手(捕手)がライト前へ、ヨシ、イタダキ、と思ったらポロリ、ヒットとなりました。内野を越えていますからエラーにはなりません。そもそもライトゴロなんて学童野球にしかありません。ライトが浅く守っているから有り得ることです。したがってポロリとやってもエラーにはなりません。ただライトゴロを確実にアウトに出来れば、本来ヒットですから相手はガックリです。練習では出来ますが本番になると...余談ですが、学童野球では西原小もそうだし、ここ大井小もそうですが、校庭が長方形の学校が多く、その場合どうしてもレフトが広くライトが狭いようにグラウンド作りします。なかなかダイヤモンドには出来ません。選手は右利きが圧倒的に多いのでレフトを広くしますが、野球では左打者のほうが1塁ベースが近いので有利です。したがって右投げ左打ちなどという選手が出てくるわけです。ただ本来左利きの打者ではないので、確率的にデカイ当たりは左方向が多くなります。昨年の将吾のように大井小のベランダにぶち当てるような打者はあまり居ません。本来ライトは強肩の選手を置くのが強いチームです。1塁走者を3塁で刺せるからです。イチローなんて典型ですが、野球のレベルが高くなるほどライトには強い選手を置きます。少年野球ではどうしても飛ぶ確率が少ないのが実態ですが、ライトゴロをアウトにしてくれればピッチャーは楽になります。話を戻します。2番を歩かせて、3番ショートゴロ、2塁へトスして封殺、しかし4番への1球目に盗塁して1死2、3塁、4番齊藤選手打ち上げてファーストフライ、5番吉田選手ピッチャーフライで切り抜けました。コスモの遅い球に慣れないうちはこんなものです。その裏ウエウトは洸がストライク、ボール、ストライク、ボール、ファウル、ボールでフルカウントとし、選んで歩きました。初めてのピッチャーですから、後続打者にジックリ見せるためですが、ファウル出きるから四球もあるのです。さあ、打順組み換えは功を奏するか?1、2番の出塁と言う意味では洸はヨシ、コスモはやはりフルカウントまで行ってショートフライ、3ボール1ストライクからの5球目ストライクド真ん中を見逃して、シマッタ〜という顔をしていました。そうです、ここが狙い目だったのです。しかし3番颯大が初球ファウルの後の2球目レフトオーバーのドデカイ当たりでまず1点、積極的な打撃が実りました。4番和哉は最も積極的なウエスト首位打者、ボール、ファウルの後の3球目打ってサードゴロ、1塁送球ポロリ、これはどう見てもファーストのエラー、ここで5番里紅、ストライク見送った後の2球目、1塁ランナー和哉スタート、里紅はバントの構えに入る、スクイズだ!一番これが上手い選手、上手く転がした、しかし3塁ランナー颯大はそのまま、監督天を仰いだ!「今の時期に、これか...」サイン見逃し、1塁送球アウトで2死2、3塁になりました。バッター6番舜、ボール1の後、打ってショートゴロ、捕ったほうも吉田、難なく捕って1塁送球、ところがこれまたポロリ、ボールが後方へ転がる、颯大に続いて和哉も3塁蹴って本塁へ、バックホーム、セーフ、これを見て舜2塁へ向かう、送球されてタッチアウト!チェンジ。しかし最初の1点はキレイに取ったものの続く2点は頂き物、それもウエストがミスした後ですからラッキー、得点力の少ないウエストはこうしたプレゼントが無ければやっていけません。それにしてもこの回のサードもショートもいい送球だったのに...前にも書きましたがファーストの捕球エラーというのは結構珍しく、記録上は送球エラーになることが多いのですが、この回の2個は明らかに3Eでした。
2回キッズは6番からサードゴロ、セカンドフライで2アウト、8番菱沼選手センター左へ二塁打、8番でこの打撃ですからさすがキッズ、9番高野選手ライトフライ、上がった瞬間、ヨシと思いましたが、落ちて、2塁ランナーホームイン、打順1番に還って林選手セカンドゴロ、ここは和哉だから大丈夫、チェンジ、やらずもがなの1点でした。その裏ウエストは7番早撃ち大河、しかしジックリ行けと助監督に言われての打席、3ボール1ストライクから選んで歩きました。8番陽稀いきなりガツン、無死1、2塁、キッズベンチたまらずタイム、ピッチャー交代です、ピッチャーがセカンドへ、セカンドがショートへ、ショートから吉田マウンドへ、ついでにファーストが林田に交代、やっと試合前に想定していた布陣となりました。それにしても4番が守備で交代なんてアリエルのでしょうか。無死1、2塁で9番涼碧、これはもうアレしかありません。ドレ?そう、ソレです、ストライク1個見送って2球目コツンと転がした、そんなの合点承知の介、巨体押してドスドスドス突っ込んだファースト、素早く捕って3塁送球・・・というのが理想のバントシフトですが、ここは間に合わないと判断して、1塁ベースカバーに入ったピッチャーに送球して1死2、3塁、送りバント成功です。打順は1番に還り初球、考える間も無くスクイズ成功、大河ホームインして2死3塁、さあコスモだ、今度は迷わない。1ボール1ストライクからの3球目打ってイイ当たり!しかしショートライナー、チェンジ。打球が少しでもずれていタラという当たりでした。しかし、タラ、レバというのが出てくると実はヤバイのですよ。
3回表キッズは2番からショートフライ〜洸が余裕でキャッチ、3番セカンドライナー〜和哉ガッチリ、4番林田、ここで監督が守備のタイム、予感がしたのでしょう。颯大にも試合前に注意したことを再確認、頼んだぞ、 ...続きは後で


2回戦の結果

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