大井ウエスト試合結果  

第35回毛呂山町長杯少年野球大会


 毛呂山町への行き方   開会式   1回戦   2回戦   3回戦   準決勝   決勝   表彰式 



歓喜の帽子投げ、今期初

こちらは12人全員写っているけれど帽子が後ろの緑に埋もれています

組合せと結果

毛呂山町長杯は合宿後の後半戦最初の大会です。3月〜7月の前半戦、8月第1土日の合宿、8月〜12月の後半戦、オフの1〜2月でお別れというのが年間スケジュールです。選抜大会なので、例年強豪とばかり当りますが、ウエストはこの大会には2011年から参加、6年目です。2011年は6年生が2人だけで初戦敗退でしたが、6年生4人の2012年第3位、6年生6人の2013年優勝、6年生3人の2014年第3位、6年生4人の2015年準優勝です。少数精鋭の大井ウエストは、過去例に照らせば、6年生7人の2016年は優勝して当たり前です。優勝めざして気合を入れて頑張りましょう!
 ウエスト初戦の相手は5月22日の練習試合で負けている武蔵コンドルとの対戦です。このときは寛太故障で康平先発、3回3分の2投げて負け投手、ウエスト3点先行して勝ちムードでしたが6年生の4エラーで自滅、ジョー・リリーフも手遅れで、5-7負けました。練習試合はいろいろ試す場なので、普段投げない選手を投げさせたり、守備位置を変えたりいろいろやりますが、エラーの練習はイケマセン。武蔵コンドルは、7月17日(日)の川越市夏季大会1回戦で霞ファイヤーズに3-0完封勝ち、その勢いで優勝したそうです。
 1回戦で強敵武蔵コンドルに勝てば、隣の山は松本旗優勝の坂戸ロイヤルズと川越市春季大会優勝、富士見市親善大会とスポ少県大会準優勝の霞ファイヤーズの対戦、この勝者との2回戦、その次に西部地区夏季大会優勝のニュー長瀬ドラゴンズ−南部春季大会第三位の大井ブルーウィングス、富士見エンゼルス−川越フェニックスの勝ち残りと対戦して勝てばやっとメダルというモノスゴイ組み合わせのヤマに入りました。5年連続メダルGETのためには、夏休みでチーム練習が無いので、選手自身の自主的な努力が必要ですね
 今年は昨年の若松ブルーウィングスや大東スポーツクラブ少年団のようなダントツに強いチームが見当たりません。強いて言えば富士見市親善大会優勝の新所沢ライノーズが前半戦優勝4回ですから強いと言えます。7月31日には新所沢ライノーズから練習試合を申し込まれ、引き分けでした。8月11日にはスポ少県大会で霞ファイヤーズを破って優勝した柏原アローズに勝っています。普通の野球をやれば、今負ける相手は居ない状態です。埼玉西部夏季大会優勝のニュー長瀬ドラゴンズは、何故強いのか、見ていないので分かりません
         
坂戸ロイヤルズと霞ファイヤーズの1回戦は、開会式に先立つ8月11日行われたそうで、4-0で霞ファイヤーズが勝利したとのこと、開会式の選手宣誓ですから意地でも負けられなかったのでしょう。西部夏季優勝のニュー長瀬ドラゴンズと南部春季3位の大井ブルーウィングスの1回戦は、1回表10点、2回表6点、見極められて歩かせてガツーン、エラーも出てまた打たれる、信じられない展開で、3回表石川登板したら0点、手遅れでした。攻撃は相手投手のテンポに巻き込まれ、じらされて引っ掛けました。年に1回有るか無いかの不本意な試合でしょう。富士見エンゼルスは負けそうなところから追い着いてタイブレーク、サヨナラ勝ち。さて2回戦以降は下記ご覧下さい


   開会式
2016年8月21日(日)8時半、毛呂山町大類ソフトボールパークA面、32チームの参加で開会式

入場行進フィナーレ 12名

整列 両隣の毛呂山イーグルスと坂戸ロイヤルズは既に敗退、開会式のみは辛い

井上健次町長写真 毛呂山町へようこそ!

井上健次毛呂山町長の歓迎のご挨拶がございました。
毛呂山町は、950年以上の歴史を誇る「流鏑馬」の町、全国ではじめて産地化した元祖「ゆず」の町、武者小路実篤の理想郷「新しき村」がある町、そして埼玉医科大学病院による「医療と福祉」の町です。スポーツにも力を入れていて、このソフトボールパークでは多くの大会が開かれて、各地からたくさんのスポーツマンが毛呂山町を訪れて下さいます。オリンピックでは、毛呂山町出身の瀬戸大也選手(毛呂山町観光大使で、所沢市の早稲田大学4年生)が活躍しました。皆さんどうぞ頑張ってください

 【1回戦】8月21日(日)13時20分〜 大類ソフトボールパークC-3

チーム 1 2 3 4 5 6 7
武蔵コンドル 0 0 0 0 0 0 0 0
大井ウエスト 3 0 0 0 0 2 × 5

勝利投手:松原寛太   本塁打:無し
初回1番から4連打で3点、先制パンチ!
寛太2安打に抑え〜ジョー最終回完封リレー!

戦況: ウエストは12時半試合開始予定でしたが、第1試合3回16-0、第2試合タイブレークだったので遅れて始まりました。第1試合も第2試合も四球が多く、進行の遅い試合でした。ただ立っているだけで背中がジリジリと焼かれるような暑さですから、グラウンドに立つ審判や選手たちにはたまらない状況だったでしょう。そんな中でストライクが入らなければ、バックの緊張感が持続するのは難しく、打球が飛んでくるとエラーしてしまいます。こういう暑さのときこそテンポが大事で、夏の甲子園ではバッテリーがポンポン間合いを置かずに投げるのはこのためです。ただしピンチになった時は、バックに声をかけて呼吸を合わせて、バッターに対処することもピッチャーにとっては大事な要素です。野球はサッカーなどと違って「間」ができます。しかもその「間」を作り出せるのは唯一バッテリーです。そしてピッチャーが投げる瞬間だけバックも緊張すればよい、ということで、野球が「呼吸のスポーツ」であるというのはこのためです。
 ウエストは松原寛太、武蔵コンドルは矢部大夢の大型ピッチャーの投げ合い、テンポよく進んで7回まで行きました。1回表寛太はストライク先攻のピッチング、サードゴロ、レフトフライで2死、3番左打者振り遅れたのが幸いし、三塁線破るヒット、レフトが素早くカバーしたのでシングルでした。4番矢部はセカンドゴロで15球順調スタート、その裏ウエストは1番からの4連打で3点、初回で試合を決めた展開でした。本格派の大型ピッチャーは立ち上がりが問題です。呼吸が整うまでに時間が必要なことがあり、一番怖いのは四球です。しかし矢部投手はコントロールが良さそうです。5月22日の練習試合では投げませんでしたが、センターを守って素晴らしい肩を見せたので、この選手が本来のエースだなと思いました。1番康平は2ボール1ストライクから指示通り2球目のストライクを狙ってライト左へライナーヒット、2盗して、斗空は2ボール2ストライクから打って三遊間へ、ショート回り込んで捕りましたが斗空は俊足1塁送球諦め、康平3塁へ、斗空すぐ2盗して無死2、3塁でバッター3番寛太、願っても無い理想的な展開、2ナッシングと追い込まれましたが、寛太は3球目打ってセンター右へライナーの2塁打、2者還しました。続いて4番ジョー、1ボール後の2球目センター左へライナーヒットして寛太ホームイン、3点目、ここまで14球、まさに息もつかせぬ速攻です。5番以降の3人は凡退。
 2回以降ピッチャーの投げ合いが続いて、お互いガップリ四つ、点が入りません。6回表2死から4番矢部がセンター頭上をライナーで越します、ウエスト外野はいずれも俊足、フェンスで跳ね返った打球を素早く内野へ返して2塁打止まり、これがこの日2本目の安打です。5番にはフルカウントからワイルドピッチで2死1、3塁、もし1塁ランナーが走ってきたら、ウエスト史上最高の盗塁阻止率を誇るキャッチャーの見せ場ですが、武蔵コンドルは近くてよく練習試合をしている仲なので知っているのか走りません。6番三振でチェンジ。ピンチの後にはチャンス有り、ウエストは4番ジョーから、3ボール1ストライクからの5球目デッドボール、矢部投手82球目で握力落ちて来たか?5番聖右中間引っ張ってライナー2塁打で無死2、3塁、聖が2塁打するのですからジョーは当然ホームインして良いはずですネ。ランナーだからリードしてるし、バッターが打って走り出すよりずいぶん先を行くはずだし、目の前で右中間抜けたの見えるし、外野手がセカンドへ返球して間に合わないのですから、本塁はもっとズッ〜〜〜っと遠くです、3塁回って
スキップ♪スキップ♪ラン♪ラン♪ラン♪でホームインできるはずが、自重して3塁止まり、打球に見とれていたのでしょうか?なにしろ石橋を叩いて、ジーっと見つめて、ヤッパリやめとくか、というタイプなんです。誰に似たのでしょう?もしかすると、6番柚に見せ場を残してあげた?思いやり?キャプテンだからね。柚はウエストで最も飛ばす長距離ヒッター、目指せ70mスタンドイン、と思いましたが、お寺の山門の両側によく居る仁王のような、ホレ、稲妻みたいなのを背負ってるでしょ、そんな顔がコワイのかストライクが入りません。ストレートの四球で無死満塁、7番柊哉にスクイズを命じたらナント、空振り!♪この道は いつか来た道 ♪ああ〜そうだよ〜 ♪あかしやの花が咲いてる・・・北原白秋作詞、山田耕筰作曲ですよ、ウエストホームページで歌が出る時と言うのはロクなことがありません。3走ジョーで柊哉にスクイズ、この取り合わせはイケマセン。鰻と西瓜、蟹と柿、ところてんと生卵のように、食べ合わせ悪い、食あたり要素満載、空振りでジョーランダウンプレーの末憤死、送りバントやスクイズに多くの練習時間を割いているウエストではかつてこんなこと見たことなかった場面ですが、5月3日の東入間春季大会準々決勝では、同じ場面でスクイズなのに構えた後バットを引いて・・・これで勝瀬キッズに負けました。4月9日の富士見市親善大会の準決勝新所沢ライノーズ戦では同じケースでスクイズが決まったのですが・・・。これがトラウマになって今期ウエストはかつてお客様にしていた勝瀬キッズにいずれも1点差の3連敗です。1死2、3塁となって、1ボール2ストライクからワイルドピッチがあって聖ホームイン、柊哉空振り三振、最悪。蓮への初球、またワイルドピッチがあって柚ホームイン、結局何も仕掛けなかったほうが良かったの?この暑さではピッチャーもクタクタでしょう。蓮はフルカウントからピッチャーフライでチェンジ。
 7回表、次の試合に備えてジョーも投げさせておくかとマウンドへ、7番からだからまあ大丈夫だろうと思いました。1塁ゴロ、ベースカバーのピッチャーにトスして1アウト、ヨシ!8番ストレートの四球、9番センターフライで2死、1番への初球ワイルドピッチ、結局歩かせて2死1、2塁、2番ピッチャーゴロで試合終了。終わってみれば完封リレーですが、寛太の6回2安打のピッチングが勝因です。武蔵コンドルは積極的に振ってきて、5番まではバットに当てるのが上手いので奪三振は寛太にしては少ない5でしたが、初回の3点で楽に投げられました。。


 【2回戦】8月28日(日)10時45分〜 大類グラウンドB-2

チーム 1 2 3 4 5 6 7
霞ファイヤーズ 0 0 0 0 0 0 0 0
大井ウエスト 0 0 0 1 0 1 × 2

勝利投手:松原寛太  本塁打:田口 成
寛太ノーヒットノーラン完封勝利!
ジョー…苦しいムード一発変転ホームラン!

戦況: ウエストは今期霞ファイヤーズとは対戦していません。このチームは苦手とするチームです。昨年は足でかき回されて負け、その前は強打でコールド負けしました。坂戸ロイヤルズに完封勝ちするとはスゴイ!ノリノリ状態でしょう。相手にとって不足無し、挑戦しましょう・・・と書いていましたが、寛太がノーヒットノーラン、88球、1四球、8奪三振ピッチング、先週もそうでしたが、試合前の投球練習でウナリを上げてミットに吸い込まれる球を見て、小学生ではたまには打てても、連打は無理だろうと思われる伸びる球、バッターから見るとダメダコリャという感じでしょう。しかも以前は制球に難がありましたが、最近はこれも良くなりました。力を入れずに腕を振って投げてくる時のほうが、球速はそれほどでもないように見えても、打者の手元で伸びてくる、いわゆる「キレがある」球で、初速とあまり変わらない球が来るのでバッターが振り遅れてしまうのです。昨年秋の西部選抜準決勝で、優勝した滑川野球スポーツ少年団の最優秀選手賞投手に5年生ながら投げ勝った投手ですから、1年経った6年生後半でも、打撃力が向上した相手6年生打者にバッティングをさせません。1回表に先頭打者を歩かせたのと、3回表に1死から9番打者のサードゴロを1塁悪送球したエラー出塁の走者だけで、強打の霞ファイヤーズに打たせなかったばかりか、8奪三振はスゴイ。まあ、ふじみ野クラブのエースですからさもありなん。ただしノーヒットノーランの陰にはワケがあります。6回表先頭の9番打者がセンター前にライナーで運びました。普通はヒットです、ノーヒットノーランを意識していただけに「ヤラレタ〜」と思いました。ところがセンター斗空が捕球して思い切って1塁送球、柚も良く伸びてキャッチしてアウト!今シーズン何個目だろう、得意のプレーです。コレが無ければノーヒットノーランも有りませんでした。
二度も出て来た「霞ファイヤーズの9番打者」は徳平投手です。背番号8ですがエースの好投手です。西部夏季大会準々決勝の勝瀬キッズ戦でも先発し、2回不運もあり1点先行されましたが、4回裏に同点に追い着くと5回から内田選手にマウンドを譲りました。美技が出て三者凡退に抑え、5回裏1点加えてついに逆転し、流れは完全に霞ファイヤーズと思いました。ところが6回表にまさかの7失点、途中太田選手、中野選手とピッチャーを代えましたがダメでした。何か野球の神様がイタズラしている感じで、えっ、どうして?ということが続きました。野球は怖いと思った試合でした。結果論で言えば徳平投手をそのまま投げさせていれば...ということですが、それは言っても詮無いことです。ウエスト打点王の寛太は3打席とも得点圏にランナーを置いて美味しい場面が回ってきたのに1回1死3塁でファーストゴロ(本来康平は1塁ゴロならホームインしなければいけません。前進守備のショートゴロやピッチャーゴロ、セカンドゴロなら無理ですが、1塁ゴロや3塁ゴロなら前進していませんから、セカンドリードから思い切って突っ込めば大抵野選になります。ましてやこのときの寛太の当たりは変な打ち損ないの当たりでしたから、迷わず突っ込めばファーストは送球を諦めたはずです。常に貪欲に狙って、思い切ったプレーをすれば、大概結果は着いて来るもの、たとえ相手の好守備でアウトになっても誰も文句は言いません。康平に限らず、足に自信のある選手は心がけて欲しいものです)、3回2死1、2塁でピッチャーゴロ、5回2死2、3塁でセカンドゴロで凡退、いつもならここで「いただきます」と打つのに・・・、斗空が送りバントでお膳立てしてくれてるのに、美味しいご馳走をいただけません。自分で打って楽になればますますノリノリのピッチングができるのに・・・。1回裏寛太がファーストゴロで2死3塁となって4番ジョー、ここは力が入ってキャッチャーフライ、ア〜〜〜〜と天を仰ぐウエストベンチという場面でした。ジョーの2打席目は4回裏の先頭打者、寛太がブレーキで2打席目、3打席目は先頭打者でした。初球ボール、2球目を打って、行った〜〜〜〜、レフトオーバー、4番ですから当然レフト、センターは深い守りでしたが、その頭のはるか上を打球が越えて行きました。ソフトボールパークならばスタンドインかというドデカイ当たりでした。重苦しい序盤の投手戦を打ち破ったこのホームランは、この時期でもなお4割5分を打つウエスト首位打者ですから、打って当たり前かもしれませんが、こういう苦しいムードを一発で変えるとはさすが4番、アッパレ!です。5回裏にもチャンスがありました。1死から祐茉がセンターへライナーで運び2盗、康平四球、斗空が送って2死2、3塁で、寛太がセカンドゴロでチェンジ。6回裏寛太がダメでもオレが居る、この試合2得点はいずれもジョーでした。今度はレフト、センターがますます深く守ります。左中間にヒットして、5番聖がバントで送り、柚の打球はライナーでショート頭上を襲います。霞ファイヤーズのショート内田選手は上手い遊撃手、しかしジャンプしてボールを弾いて、拾ったものの投げられません。強烈打球で強襲ヒットです。1死1、3塁、3塁ランナーはジョー、打席には柊哉、前の試合でスクイズ空振りしていますが、強打の霞ファイヤーズですから、外野の守りを固めなければなりません。柊哉の足なら1塁へのカバーや、仮に頭を越される打球でも3塁打や本塁打を防げるし、外野が全員俊足になるので、余程のライナーでなければ間を抜けることもありません。打撃なら幸也ですが守備重視でライトに入れていました。柊哉に1球ボールの後、冨士川監督がタイムをかけました。ひらめいたのでしょう。3走ジョーに柊哉、この取り合わせはイケマセン。代打幸也です。2ボールからスクイズしましたがファウル、ボール、ストライク見逃して3ボール2ストライクとなってここでまたスクイズ!この場面で外してくることなど有り得ません。だからこそ必殺スクイズなのです。幸也はこういう場面で過去決めています。ところが....ナント!空振り(>_<) アリエナイ、どうして?なぜ?ジョーはとっとっと、慌てて逃げる、何度見たか今期この場面、もうイヤ、キャッチャー追う、3塁送球、反転する、キャッチャーへ送球、この間に柚は2塁回って3塁へ向かう、キャッチャーはまた追って3塁送球、これがレフトへ抜けてジョーホームイン、柚も3塁へ、ラッキーな得点ですが、逃げるランナーの背中越しに投げるランダウンプレーは難しいのです。特に塁ギリギリで投げると、3塁でも本塁でも、得てして悪送球になり易いのです。ウエストはこれを随分練習しています。ジョーは3-本間ランダウンプレータッチアウトを過去も経験しています。直近は1回戦の武蔵コンドル戦です。ただスクイズ空振りが柊哉ではなく幸也だったことが逃げ切れた原因かも?これは冗談ですが、幸也はコレで三振2アウト、8番も三振で結局柚残塁。しかしこの終盤2点目はラッキーでしたが、相手に与えたダメージは大きかったでしょう。打たれた失点ならともかく、相手がミスしてくれて、走者をタッチアウトにしたら、ようし逆転だ!と盛り上がるところですが、結果は逆にミスで点を与えてしまう、流れを持ってこれなかったからです。7回表寛太はクリーンナップを8球三者凡退に仕留めて試合終了。2-0と言うのは苦しい試合、こちらも余り打てませんでしたが、寛太のナイスピッチングで快心の勝利でした。


 【準々決勝】8月28日(日)12時50分〜14時21分 大類グラウンドB-3

チーム 1 2 3 4
ニュー長瀬ドラゴンズ 1 0 0 0 1
大井ウエスト 2 6 0 1X 9

勝利投手:田口 成  本塁打:松原寛太
ジョーナイスリリーフ無失点勝利投手!
寛太鬱憤晴らしのホームラン!

戦況: ニュー長瀬ドラゴンズと富士見エンゼルス戦は息詰まるような投手戦で2-0でした。ニュー長瀬ドラゴンズの村田投手は好投手ですからなかなか点は取れません。エンゼルスの上野投手(背番号11)もナイスピッチングで、お互いガップリ四つでした。しかし終盤1人走者を出したところでエンゼルスはスパッとピッチャー交代、大内主将がマウンドに向かいました。上野選手はショートに回ります。これはエンゼルスの定例パターンで何ら不思議はありません。無失点で好投している投手を交代する、しかも外野席から見ていると球は走っているし、打てそうも有りません。何かひらめいたんだろうな、と思って見ていました。野球で監督が一番悩むのはピッチャーの起用、そして代え時です。するとニュー長瀬ドラゴンズは徹底したウェイティング作戦に出ます。ああ、これがこのチームの特長だな、というのは1回戦の大井ブルーウィングス戦を見て分かりました。代わった投手にしてみると、終盤1点もやれない、走者を背負っていると言う場面で打者にジックリ見極められるほどイヤなことはありません。好球必打でガンガン打ってくるより待たれるほうがイヤというのは、0−0の重苦しい投手戦だからこそです。打っても3回に1回安打を打てばスゴイと言われる打者ですから、打ってくれたほうが確率的にピンチを逃れられるのですが、待たれると何が何でもストライクを投げなければいけません。打ち気の無い打者にド真ん中をズバズバ投げれる投手というのは余程の好投手です。返って意識する余りストライクが入りません。四球でランナー埋まり1死満塁となりました。やや前進の中間守備です。ショートゴロが転がりました、ヨシ!ホームゲッツーでチェンジだ、と思ったら前にポロリで3塁ランナーホームイン、これが痛かった、それにしても見ているほうも手に汗握るような見事な投手戦でした。
さてニュー長瀬ドラゴンズは2回戦に勝って、スタンドで昼食がてら霞ファイヤーズとウエストの試合を見ていました。寛太のナイスピッチングや、4番ジョーの活躍を見て、今年の大井ウエストの状況は把握したでしょう。ニュー長瀬ドラゴンズとの試合は3年前の北岡杯2回戦でウエストが10-0勝って以来の対戦ですし、4年前の毛呂山町長杯では準々決勝で11-1コールド勝ちしています。2012年以降4年連続メダルGETの大井ウエストのことは指導者の皆さんは毎年見ていますからよくご存知のはずです。しかし選手たちには印象は無いはずです。ウエストにしても今年の西部夏季大会優勝チームですから強敵と考えるのはもちろんです。今年はウエストも西部夏季大会優勝を狙っていました。しかしブロック決勝でまたしても天敵勝瀬キッズの丹羽投手に1-0完封負け、決勝トーナメントに進めませんでした。

 西部夏季大会各ブロックは順当に強豪チームが勝ち上がりましたが、A1ブロックは大井ウエストないし大井少年ファイターズ、C2ブロックは坂戸ロイヤルズが来るだろうと見ていて、この2ブロックだけ読み違えました。A1ブロックは勝瀬キッズ、C2ブロックはニュー長瀬ドラゴンズが勝ち上がりました。1回戦で野火止スターナインズを4-1、2回戦で大東スポーツクラブ少年団を5-2撃破した大井少年ファイターズと対戦した大井ウエストは、寛太のナイスピッチングと打線のつながり、柚のホームランもあって8-0と5回コールドで勝ちました。これは本物だと思ったら、勝瀬キッズに完封負け、それも決勝点はワイルドピッチと言う独り相撲の負けでした。C2ブロック決勝ではニュー長瀬ドラゴンズが村田投手、岡野捕手のバッテリーで、1回表坂戸ロイヤルズに1点先取されましたが、1回裏すぐさま同点に追い着き、2回裏と5回裏に1点ずつGETして3-1勝ったそうです。この試合は村田投手7回完投でした。関原選手と遠藤選手のホームランがありました。西部夏季大会の決勝トーナメントの結果は右図の通りです。
 7月2日は富士見市の3チームが準々決勝に登場するので応援がてら坂戸市民球場に行きました。秋葉明夫さんもこのときはまだお元気で、スタンドで水谷フェニックスはじめ富士見市のチームを応援されておられました。C-2から富士見市のチームが登場するのでC-1は見ていません。昨年秋季選抜大会優勝の滑川野球スポーツ少年団が勝ったんだろうと思ったらニュー長瀬ドラゴンズが勝ったというのです。本部で聞いたらニュー長瀬ドラゴンズは村田投手、岡野捕手のバッテリーで、3回表に高橋(亮)選手のホームランもあって一挙4点取り、相手を4回裏の2点だけにとどめて勝ったのだそうです。お互い得点したのが1イニングだけでしかも4-2、こんな点数でどうして5回までしか行かなかったんだろうと首をひねりました。

 みずほ台ヤンガースは1回表池上投手が先発、柏原アローズに1点先制されましたが、救援した小高投手が見事なピッチングで点を与えません。柏原アローズ加藤投手も力投、5回裏同点に追い着かれましたが、7回1-1でタイブレーク、流れからするとみずほ台ヤンガースだなと思いましたが、表に1点取った柏原アローズが、裏を0点で抑えて勝ちました。霞ファイヤーズが勝瀬キッズに敗れた試合は上の2回戦のところで書きました。坂戸グリーンファイターズと水谷フェニックス戦は3回まで三上投手と田中(美)投手のエースの投げ合いで0-0、4回表水谷フェニックスが一挙5点取って試合を決めました。坂戸グリーンファイターズも4回裏1点返し、6回からマウンドに上がった飯田投手から1点返して5-2としましたがここまで。
 7月3日の準決勝、決勝は見ていません。記録によると、ニュー長瀬ドラゴンズは村田投手、岡野捕手のバッテリーで、1回表柏原アローズにいきなり4点先制されました。しかし2回裏柏原アローズエースの加藤投手を攻めて一挙8点奪って逆転、3回表に1点返されたら4回裏にまた2点奪って5回時間切れ10-5でニュー長瀬ドラゴンズが勝ちました。お互いエースの完投です。勝瀬キッズと水谷フェニックス戦もお互い不動のエースの投げ合い、1回裏勝瀬キッズが水谷フェニックスの田中(美)投手から3点奪うと、水谷フェニックスは3回表1点返し、5回表勝瀬キッズの丹羽投手から3点奪って一挙逆転、7回4-3で水谷フェニックスが勝ちました。水谷フェニックスとニュー長瀬ドラゴンズの決勝戦は同じ日のダブルです。水谷フェニックスのエース田中(美)投手は7回投げましたから西部地区少年野球連盟の規則で投球回数制限1日7回のためもう投げられません。飯田先発です。ニュー長瀬ドラゴンズはエース村田投手があと2回投げられますが、いつもは捕手の岡野がマウンドへ、キャッチャーは高橋(亮)が座りました。水谷フェニックスが1回表1点先制、その裏ニュー長瀬ドラゴンズが2点取って逆転すると2回表水谷フェニックスが3点奪って再逆転、その裏ニュー長瀬ドラゴンズも3点奪って再々逆転というスサマジイ試合、3回裏にニュー長瀬ドラゴンズがまたしてもチャンスを作り、水谷フェニックス投手は途中飯田から田中(悠)に代わりましたがこの回も3点GET、水谷フェニックスは4回表反撃しましたが、ニュー長瀬ドラゴンズも投手を岡野から鈴木をリリーフさせて1失点にとどめ、8-5で逃げ切りました。4回までしか行きませんでした。この結果最高殊勲選手はたびたびホームランの高橋(亮)選手、最優秀投手は村田投手、打撃賞は20打数12安打の関原選手が受賞しました。
 前置き長くなりましたが、西部夏季大会で優勝するということは大変強いチームであることは間違い有りません。しかし記録では見ていても、直に見たのは1回戦の大井ブルーウィングス戦が初めてでした。大井ブルーウィングスは西部夏季大会優勝チームを意識する余り、自滅したような印象でした。ニュー長瀬ドラゴンズは球を見極めて、好きな球だけ打つ、1球あれば十分だというバッティングでした。しかも左中間、右中間に球が飛ぶ、それも豪快にカキーンではなく、ミートして内野の頭を越すようなバッティングです。こういう打撃だとあまり三振は有りません。守りが長くなった大井ブルーウィングスは守りのミスも出て、野球にならないような印象でした。5年生捕手の柴崎が一生懸命ナインを鼓舞しましたがダメでした。なるほどこういうチームかと理解しました。こういう相手にはミスは禁物です。相手を乗せないこと、ねじふせることです。そういうわけでウエストは寛太を連投、先発させました。1番打者関原選手は西部夏季大会打撃賞、簡単には打ってこないことは分かっていましたが、ストレートで歩かせ、2盗、2番空振り三振、3番高橋(亮)選手は西部夏季大会最高殊勲選手、ホームランバッターです。1-1からの3球目関原選手3盗、これはチョット意表を突かれました。足を生かされてしまいました。先制するぞの意気込みで思い切った走塁をする、なかなかたいしたものだと驚きました。投球はストライクでした。4球目ファーストゴロ、柚から1塁カバーの蓮に送球して2アウトの間にホームインという無安打失点、4番村田はショートゴロに仕留めました。1個の四球がこうして簡単に失点になってしまう、なかなか油断ならぬチームだと気を引き締めました。ニュー長瀬ドラゴンズのマウンドはエース村田ではなく高橋(亮)選手でした。エンゼルスとの壮絶な投手戦でしたから、さもありなん。ウエストは1回裏康平がフルカウントからライトへヒット、岡野捕手は大型キャッチャー、1塁にも投げてきますから、様子を見て慎重に攻めます。2番斗空は3ボール1ストライクから上手く転がしました、単純な送りバントではなく自分も生きようとするバントです。投手が捕って諦めました。この後、1塁けん制悪送球があって無死2、3塁、寛太は打って打球は本塁ベース前、フェアです、キャッチャー1塁送球アウト、1死2、3塁です。バッターボックスにはジョー、先ほどの霞ファイヤーズとの試合を見ているので明らかに警戒していました。その余り1-1からワイルドピッチで逆転しました。大井ブルーウィングス戦の逆のような展開で、ウエストは別に何もしていないのに、勝手にこけてくれたような印象でした。結局ジョーは四球、聖空振り三振、柚セカンドゴロ、相手バッテリーエラーのラッキーな2点でした。
 2回表5番怖い岡野選手です。いかにも打ちそう、しかし1ボールからセカンドゴロで1死、6番をフルカウントから歩かせ7番にも2-2からファウル、ボールでフルカウント、結局四球、ここで冨士川監督スックと立ち上がり、球審にピッチャー交代を告げました。寛太は前の試合から合計117球、限界と見てジョーにスイッチしました。打順は下位、ここで代えないと、手遅れになる恐れがあるので思い切りました。ジョーは8番遠藤見逃し三振、9番阿部主将空振り三振という、これ以上無い見事なピッチングで打ち取りました。その裏ウエストの攻撃は7番柊哉から、ストライク、ボール、ボール、ストライク、ボール、そしてボール、1塁に歩きました。大胆なリードでバッテリーにプレッシャを掛けます。8番蓮にボール、ボールと続いたところで相手ベンチは溜まらず「タイム」、ピッチャーとセンターが交代で関原選手がマウンドに上がります。ボール、ストライク、そしてボール、1塁に歩きました。相手から見たらどうして打って来ないのだろう?とイライラしたかもしれません。ニュー長瀬ドラゴンズ得意の戦法を真似ただけです。9番祐茉には一転「打て!」、そしたらキャッチャー前ゴロでタッチアウト、これは珍しいプレーでした。1番康平の2球目にダブルスチール、その次の球打ってセンター右へのフライ、上がった瞬間落ちると思いました。柊哉はホームイン、蓮はスタート遅れ3塁止まり、一瞬で判断して十分ホームイン出来ました。2番斗空の1球目に康平2盗、1死2、3塁です。斗空は2ボール1ストライクから転がしてピッチャー捕って1塁送球、どう見ても間に合わないのに無理して投げるから悪送球になって蓮、康平続いてホームイン、5-1となりました。バッターボックスには寛太、1球目パスボールで斗空2塁へ、相手ベンチ溜まらず「タイム」、9番ファースト阿部主将に代えてマウンドに背番号11鈴木選手を送ります。関原選手はマウンドを降りて元のセンターに戻り、高橋(亮)選手がセンターからショートに回り、ショートの村田選手がファーストに入りました。結局寛太にはボール3球続いて四球、1死1、2塁、4番ジョーにもストライクが来ません、3球目ワイルドピッチで1死2、3塁、次の球もボールで1死満塁、別に「待て」と言うわけではなく、「打て」なんだけどストライクが来ません。聖への初球やっとストライク、しかしここからまた4球ボールが続いて押し出し、6-1、何もやっていないのに点が入って行きます。さてコワイ柚への初球もボール、相手ベンチは溜まらず「タイム」、同じイニングで4人目のピッチャー、いよいよエース登場でファーストから村田投手がマウンドへ、鈴木選手がファーストに入りました。柚はストライク、ファウル、ボール、ファウル、2-2からの6球目打ってサードゴロ、1塁送球ショートバウンド、捕れない、寛太、ジョー相次いでホームイン、8-1、柚は2塁回る、コレを見て聖は本塁へ、挟まれてタッチアウト、やっと2死、柊哉サードゴロでチェンジ。
3回ニュー長瀬ドラゴンズは打順良く1番から、サードゴロ、ショートゴロ、3番ホームランバッター高橋(亮)選手は歩かせて4番村田選手センター前ヒット、2死1、3塁から2盗して2、3塁、ここで打席には怖い岡野選手、ファウルボール2本で粘られましたが、フルカウントからの7球目空振り三振、ジョーの勝ち。その裏ウエストの攻撃は8番から三者凡退、さすがエース、試合を作ります。
4回表、ニュー長瀬ドラゴンズ6番空振り三振、7番に代打、ファウルで粘られ歩かせました。8番にも代打ですが空振り三振、2アウト、9番にも代打、ショートゴロで祐茉つかんで2塁ベースを踏みチェンジ。結局ジョーは無失点でした。4回裏代打攻勢で大幅に守備が代わりました。レフトがセカンドに回り、レフト、ライト、ファーストが代打で出た選手が入り、5番の岡野捕手すら引っ込めて背番号12細田選手をキャッチャーとしました。こんなに度々タイムや選手交代をしているとドンドン時間が経ってしまいます。4回裏のウエストの攻撃、この回の攻撃中にタイムアウトになるなと思いました。斗空は3球目ピッチャーゴロで1アウト、3番寛太は1ボール後の2球目を右中間引っ張ってライナーで破ります、大類グラウンドは広いので悠々ホームランでした。本日度々チャンスで打てなかった鬱憤晴らしの見事なホームランでした。これで9-1、打席にはジョー、ストライク、ファウル、ボール、ボール、そしてボール、と思ったらジョーがベンチへ帰ってきます。時間切れでした。しかし、ジョーがキツネにつままれたような呆然とした顔で帰って来るので何だと思ったら、見逃し三振だったのだそうです。これはちょっと、いくらなんでもアレがストライク?そりゃ見逃すでしょう。ニュー長瀬ドラゴンズのピッチャーたちがストライクが入らなくて苦しんでいましたが、これがストライクなら苦労しなかったのに...なんともスッキリしないゲームセット
 終わり方は納得できないけれど、この試合ニュー長瀬ドラゴンズには全く不本意だったはずです。もしウエストがこういう負け方をしたら、口惜しくて眠られないでしょう。ウエストのプレッシャで本来の野球ができなかったとは考えられません。ウエストとしても、「えっ、どうして?」と思いました。ワイルドピッチや四球、四球・・・、何もしてないのに点が入って行きました。この試合はリセットして、できれば西部選抜大会で(出られたら)、もう一度ニュー長瀬ドラゴンズとダブルではなく戦ってみたい・・・と思います。違う○○でネ...


 【準決勝】9月3日(日)8時54分〜 大類ソフトボールパークB面

チーム 1 2 3 4 5 6
上福岡第五クラブ 0 0 0 0 0 0 0
大井ウエスト 1 0 1 0 1 × 3

勝利投手:松原寛太  本塁打:無し
寛太1打点3-0完封勝利、ジョー2打点
斗空2得点センター横ライナースーパーキャッチ

戦況: 寛太完封、ヒットは初回先頭那須選手にレフト線ライナーヒット、2回6番長井選手に同じくレフト線ライナーの2塁打の2本だけ。6回90球でやや球数多いのは、打順一回りした3回に粘られて1番四球、2番セカンドゴロエラー、3番四球ということがあったからです。5回には先頭打者8番斉藤選手にセンター右へライナーを打たれ、斗空が迷わず突っ込んで地面すれすれスーパーキャッチ、それもライト方向へ走りながらですから、これは判断難しい、もし後逸したら右中間長打です。こういう守りがあるからピッチャーは助かります。霞ファイヤーズ戦のノーヒットノーランも斗空がセンターゴロに仕留めてくれたお蔭でした。攻撃では1番康平が不振でした。2番斗空が2得点、3番寛太が1得点ですから、得点が少なかったのは康平が3打席凡退したためもあります。山根投手は上手いピッチャーなので、追い込まれてセンターフライ、粘りに粘ったがライトフライ、それなら初球から打ったらピッチャーフライと、いずれもフライでした。斗空の2得点は1回四球出塁してジョーのセンター右2塁打で生還、3回も四球出塁して寛太のセンター左2塁打で生還したものです。5回には1、2番凡退して、寛太のファーストゴロエラー〜盗塁、ジョーがレフト右へ大きな当たりポロリ、寛太ホームインで3点目。外野守備力と、3、4番の打力で上回ったのがウエストの勝因です。


 【決勝】9月3日(日)11時32分〜 大類ソフトボールパークA面

チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井少年ファイターズ 0 0 0 0 1 0 0 1
大井ウエスト 0 2 1 0 2 4 × 9

勝利投手:松原寛太  本塁打:無し
連投寛太完投勝利、柚先制2点適時打、ジョー4打点、斗空3得点
3投手から7四球頂き、8安打打ち、13盗塁と走りまくり、
なぜかコールドも時間切れも無し、7回までやりました

戦況: 決勝戦の相手は予測通り大井少年ファイターズでした。藤少年野球クラブとの準決勝は5−0リードしてこのまま終わるかと思いきや、最後に反撃されて3点取られ、ヒヤヒヤでした。ウエストとの違いは投手力です。ダブルエースのウエストは防御率1点台の投手2人、だめならいつでもリリーフして反撃を断てるところに絶対的強みがあります。社会人野球はもちろん、高校野球でも今や複数の好投手を持たないと勝ち切れないようになりつつあります。ただしダブルエースでもあくまで本命は居ます。ウエストは寛太の連投で行けるところまで行ってジョーという作戦、いきなり先頭渡邊主将を四球で出しました。この選手だけは出したくない、なにしろ走塁センスが素晴らしいのです。やはり聖の肩をもってしても刺せません。しかし2番セカンドゴロ、怖い古寺空振り三振、強打者岩本ピッチャーゴロ、ナイスピッチング。1回裏ウエストは不振の康平キャッチャーファウルフライ、斗空空振り三振、寛太ショートフライで岩本投手に三者凡退に切って取られました。
 2回表1死から6番金子レフト線ライナーヒット、7番新井が送りバント、これが3塁線絶妙、寛太マウンドから駆け下りて、1塁へ遠投、バッターに当たってヒットとなり、金子一気に三塁へ、8番への初球新井2盗して1死2、3塁、2ボール1ストライクから来た〜〜〜〜、スクイズ、寛太は咄嗟に外す、聖よく捕って3塁ランナーはさんでタッチアウト、次の球空振り三振でピンチを切り抜けました。スクイズは決まるとカッコイイけれど外されると攻撃側はミジメ、守った側は意気が上がります。ピンチの後にはチャンスが来るものです。ジョーが四球から2盗、聖センター前にヒットして2盗、柚レフト線ライナーヒット、ジョー、聖、相次いでホームイン、柚は2塁狙って走る、レフトから送球してタッチ、ヨシ!と思ったら1塁審判が柚の後を追って行き、「アウト!」のコール、2塁内側で見ていた2塁審判は苦笑い。
 5回表1死から9番山田選手を歩かせ、2盗されて、渡邊主将のレフトオーバー2塁打で1点取られました。その裏康平セカンドゴロで1死後、斗空がセンター前ヒット、2盗、寛太レフト右へライナー2塁打で斗空ホームイン、ジョーへの初球寛太3盗、どうにも止まらない、ジョーは引っ張ってサードゴロ、寛太猛然と本塁へ、本塁送球、タッチするもその前に足がホームベース到達、6回には蓮が四球で出て2盗、祐茉ショートフライで1死後、康平がショート内野安打で蓮3進、やっと康平のバッティングが戻って、以前の引っ張りが復活してきたようです。康平2盗の後ワイルドピッチで蓮ホームイン、康平3進、斗空、寛太連続四球で満塁、さあジョーだ、ズドーンと左中間ライナー、走者一掃の2塁打、いやはやスゴイ!これで4点、9-1、8点差、1時間半は過ぎているし、コールドの点差はオーバーしてるのに、何のコールもありません。冨士川監督が本部席に聞いたら「7回までやるのかナァ」と心もとない返事、昨年は坂戸ロイヤルズとの手に汗握る雨中決勝戦、5回時間切れで猛追しながら1点差で負けました。流れは完全にウエストでした。7回までやれば勝てました。大会規則では「決勝戦は時間無制限、7回までやる」なんて書いてありません。多分、大会本部も審判も、もう少しこの試合見ていたいと思ったのではないでしょうか。しかし寛太は2戦連投、キツイはず、途中ジョーに交代するか?と聞いても「投げる」と言います。エースの意地でしょう、7回表もマウンドに向かいました。7回打者29人104球5安打4四球2三振失点1自責点1の見事なピッチングで勝利投手。


 6年生7人なら優勝して当たり前と書きながら、誰が引いたかモロヤマのくじ、組合せを見たら、1回戦から、これでもか、これでもかと強豪が立ちはだかる・・・・うれしくて涙が出るような、顔がヒクヒク引き攣るような相手ばかり、イヤこれも試練だ、と思いながら、1回戦武蔵コンドル戦の前の選手たちを見ていたら、これは大丈夫だ、行ける!と思いました。チーム練習の無かった間も朝練で毎日努力してきた選手たちのたくましさ・・・・毛呂山できっと花開くと思いました。
 5試合で2点しか取られなかったという結果が何より素晴らしい!もちろん投手力が素晴らしいですが、それを支えた澤口 聖が殊勲選手でしょう。寛太もジョーも結構荒れるし、あの速球を逸らさないのですから大したものです。スクイズを外せるなんて、誰が教えたの?




優勝記念写真(前列右端選手がチョット...えびすさんみたいで...ウエストプラカード見えないし...大井エビスト...指導者年代差スゴイね)
松原令児、佐々木誠太という、かつての大井ウエストの若きエースたちに指導してもらってるわけですから、この選手たちは幸せ者です


   表彰式

2016年9月3日(土)、毛呂山町大類ソフトボールパークA面で表彰式

あふれる緑をバックに、準優勝:大井少年ファイターズと優勝:大井ウエストの選手整列


井上健次毛呂山町長挨拶
 
個人表彰はジョーと寛太 金メダルを頂きました

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