大井ウエスト試合結果  

第34回毛呂山町長杯少年野球大会


 毛呂山町への行き方   開会式   1回戦   2回戦   3回戦   準決勝   決勝   表彰式 


組合せと結果

今年も毛呂山町長杯は強豪とばかり当りますが、ウエストはこの大会には2011年から参加、5年目です。2011年は6年生が2人だけで初戦敗退でしたが、6年生4人の2012年第3位、6年生6人の2013年優勝、6年生3人の2014年第3位です。少数精鋭の大井ウエストは、過去例に照らせば、6年生4人の2015年は第3位以上は望めます。優勝めざして気合を入れて頑張りましょう!


準優勝でした
やはり6年生の人数と成績は比例するんですね

準優勝なので監督は居ません


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2015年8月16日(日)毛呂山町大類ソフトボールパーク8時半

大井ウエストは大宮アローズと並んで入場行進


新町トレジャーズのキャプテンは羽太という名前で、長谷川大和は親戚だって
このキャプテンは鶴ヶ岡少年野球クラブ戦でショートで先発、3安打で最初のホームを踏み、打点も挙げ、俊足、守っては強肩、最後は投手
スーパースターみたいな選手です。体も背が高くスラリとしてカッコイイ、写真でわかります。この選手は仙台育英の平沢みたい、厄介ですよ
南古谷レーダースのキャプテンもスラリとして背が高いですが、下の大和が選手宣誓している写真のバック、各チーム主将は皆大きいです


選手宣誓:大井ウエスト 長谷川大和主将 上を向いて欲しかったネ



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チーム 1 2 3 4 5
坂戸ロイヤルズJr 0 0 0 2 0 2
大井ウエスト 3 3 1 0 2X 9

勝利投手:瀬戸尾侑宏 本塁打:無し

戦況: 5年生チームとの対戦ですが、結構体は大きく、頼を除けばウエストと同じよう、ウエストは6年生が4人いるので、優位でしょうが、試合開始で整列した時は相変わらず弱そうな印象です。しかしピッチャー侑宏は1回からポンポンアウトを奪って、3人ずつで片付けます。打たせれば守ってくれるからです。一方攻撃の方は1回裏、2回裏と打者9人ずつ、3点ずつ取って、3番大和のファーストゴロと9番祐茉のゴロ、フライアウトのプレゼント、三者残塁で終わるというパターン2連続。祐茉はこのままではイケマセン。頼は2打席とも四球、体を見て恐れをなしてストライクが来ません。ランナーが貯まったところで寛太や陽太がガツーン、走者一掃、康平も聖も2打席とも出塁しますが、前述のように1回も2回も2死満塁で祐茉が凡退。3回裏は侑宏、ジョーともにピッチャーフライ、これはイカン、大和が眼を覚ましてセンターへヒットして2盗、頼が眼にも止まらぬ強烈な打球をレフトに放ち大和生還7-0、余りの打球の速さにサードが一歩も動けないうちに打球が横を通り過ぎて行きました。このままではコールドゲームになってしまいます。この大会は3回15点差、4回10点差、5回以降7点差でコールドとなります。坂戸ロイヤルズベンチ、一計を案じました。何をどうしたのでしょう?
−−−→4回表打者は2打席目になります。1番から、先発が1回3点取られ、2回裏から代り、打者7人で3点取られたのでセンターから3人目の投手として登板した選手です。セフティを右へ転がしました。頼が突っ込みましたが、振り向いたら1塁に誰も居ない、ピッチャーとセカンドのカバーが遅れ、内野安打、2盗して、更に2番も同じ試み、今度は頼→祐茉でアウトにしましたが、1死3塁となりました。3番はレフトヘヒットして1点返され、2盗します。5年生に走られてんじゃね〜よ、って言われそうですナ。4番ショートゴロで3塁へ、5番の右中間ライナーヒットで2点目、次打者サードゴロでチェンジ。4回裏意気消沈のウエストは陽太2-2から空振り三振、イイバットが泣くゼ、康平2球目レフトフライ、聖2球目センターフライ、三者凡退。5回表坂戸ロイヤルズJr、7番からレフトフライ、ライトフライ、セカンドゴロで三者凡退、その裏ウエストは祐茉に「待て」、そしたらストレートのフォアボール、不思議なものです、待てを出すとストライクが来ません。1番に還り侑宏はもちろん「打て」、そしたらストライクが来ます、祐茉2盗後、侑宏は3本ファウルしてタイミングが合ってきました。前打席はピッチャーフライでしたが、今度は右中間に2塁打して8-2、ジョーはセフティなのにまたしても投手正面のバント、この場面無死2塁、送りバントの場面ではありません、なんという不器用さ(>_<) それならばと大和がスコーンとセンターへ打って侑宏ホームイン、9-2、5回サヨナラコールドゲーム、8四球頂いて9安打、もっと早く決着付けないとダメなんじゃね〜の?8残塁は多過ぎ


西戸グラウンドの横を流れる越辺(オッペ)川は都幾川や越生に降った大雨で濁流、鴨が2羽、石の上で羽休め ネギはないか?

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チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井ウエスト 4 0 1 1 0 0 1 7
南古谷レーダース 0 1 0 0 0 0 0 1

勝利投手:瀬戸尾侑宏 本塁打:無し

戦況: 1回戦の南古谷レーダースと大宮アローズの試合は、2-0で南古谷レーダースが勝ちました。ファウルで粘って、しぶとい打撃のチームでした。しかし何より無失点が素晴らしいですね。強いなぁという印象です。毛呂山町長杯2日目と最終日は勝てばダブルです。西部大会で南古谷レーダースは三芳ドリームズ、川越スラッガーズを破り、3回戦で新町トレジャーズにタイブレークの末負けました。
前夜かなり雨が降ったらしく、川角小学校は絨毯の上を歩いているような状態でしたが、ぬかるんではいません。予定より早い試合開始となりました。キャプテン大和はジャンケンで負けて先攻なんでしょう。南古谷レーダースは6年生が10名登録されています。うらやましい限りです。、
ウエストは侑宏、ジョーが連続四球、大和がバントして足を活かし内野安打、無死満塁です。セコイことが嫌いなのか、滅多にやりませんが、左打者で俊足ですから、たまにこれをやれば常に高打率をキープできるはずです。4番頼打ってゴロがセンターへ、いつもなら目にも止まらぬ打球が飛んで行くのですが、このときは鈍い当たり、それが幸いして2者生還、寛太のショートゴロで1死2、3塁、ここで陽太が2ランスクイズ成功、いきなり4点GET! その裏三者凡退に抑える上々の滑り出し。2回表ウエストは8番聖から三者凡退、その裏南古谷レーダース4番ショート内野安打、5番フルカウントから見逃し三振、同時に2盗成功、6番キャプテンストレートの四球、どうしたのか、ボールが多過ぎます。2死2、3塁となって8番センターへライナーヒットで1点、しかしセンター寛太からの返球で2塁走者はホームインを許しません、9番空振り三振、この回実に25球を要しました。侑宏にしては珍しいことです。3回表ウエストは2番ジョーがセンターへライナーヒット、3、4番は内野ゴロに倒れて2死となりましたが、5番寛太がライト線ズドーンと引っ張ってエンタイトル2塁打でジョーホームインして1点追加。4回表は康平に監督が「簡単に打つな、良い球だけ狙え」と言って送り出したら、フルカウントから1球ファウルして7球目選んで四球出塁、聖が送り、祐茉は初球投ゴロ、打撃不振なので早打ちになって打ち上げるか、引っ掛けるかのどちらかです。1塁送球を見て康平3塁へ走る、ファーストがサード送球した球がそれてボールデッドとなって1点追加、期待の1番侑宏は引っ張ってファースト正面のゴロ。侑宏は3回以降も制球がいつも通りでなく2四球で苦しみますが、打たせてバックがシッカリ守る、結局2回のヒット2本だけ、クリーンヒットは1本だけに抑えましたが7回88球投げました。4番はさすがに強打者でしたが、2打席目の火を噴くようなライナー打球は陽太がスーパーキャッチ、イイグローブだぜ、3打席目のセンターライナーは守備の安定している寛太がキャッチ。7回表には祐茉がやっとライト左へライナーで運び、長いトンネルを脱し、足を生かして2盗、これが出るとウエストの得点力はグンと増します。ジョーがレフトへライナーヒットして迎え入れました。何だかんだ言っても、ドドンと先制パンチを食らわして、ピッチャーが良く投げてバックが守ったから危なげない試合ですが、欲を言えばコールド勝ち出来る試合だったのに、2打席目以降の1、3、4、6番すなわち6年生の沈黙が7回まで行った理由です。ただ、1打席目で侑宏は四球出塁で得点、大和はバントヒットから得点、頼は2点タイムリーで自らも得点、、陽太は2ランスクイズを決めて、1回表だけは6年生が活躍しました。ジョーが4打席中3出塁で一番良かった。守りは???だったけれど。康平は監督から「簡単に打つな、良い球だけ狙え」と言われた打席だけは四球を選びましたが、他の2打席は1球目ボール後の2球目を打ってショートゴロとピッチャーフライ、早打ちは悪いことではありませんが、「好球必打」が鉄則、寛太も早打ちで1打席目初球流し打ち、2打席目初球引っ張ってライト線タイムリー2塁打、3打席目初球ストライク見逃して2球目引っ張って良い当たりでしたがファースト正面のゴロ、同じ早打ちでも寛太は左右に打ち分け、しかもストライクでも自分のスウィートスポットでなければ見逃しています。外は流し、真ん中から内側は思い切って引っ張る、これは好打者です。好打者だって3本に1本しかヒットは打てません。だからこそ、自分の打てる球=好球を打つしかないわけで、素振り千本と言われるのは、バットスピードが速ければ、それだけ溜め(タメ)が出来るので、ボールを見極めれるし、例えばフワリと抜かれても対応できます。追い込まれてもファウルで粘れます。そのうちに自分の好きな球が来るのです。康平はそれが出来る要素は持っていますが、せっかちなのか、助平なのか、監督から言われなければ行け行けドンドン、多少の悪球何するものぞ、♪勝って来るぞと 勇ましく ♪誓って故郷(クニ)を 出たからにゃ ♪手柄立てずに 死なれよか ♪進軍ラッパ 聞くたびに ♪瞼(マブタ)に浮かぶ 旗の波・・・優勝旗が浮かんでいるのなら良いですが、この旗は故郷を出るときに、近隣の人たちが総出で、日の丸の小旗を打ち振って「天皇陛下万歳」と叫ぶ声を背に出征したときの旗なのです。ちなみに『露営の歌』の4番は、♪思えば今日の 戦いに ♪朱(あけ)に染まって にっこりと  ♪笑って死んだ 戦友が ♪天皇陛下 万歳と ♪残した声が 忘らりょか・・・・昭和12年、1937年の歌ですよ、こんな時代が78年前にはあったのです。死んだら両親が悲しみます。良かったですねぇ、少年野球の戦いで。死なないで、ヒットでもエラーでも四球でも、生きて両親を喜ばせましょう
(^_^)

 ページTopへ  [3回戦] 8月23日(日) 12時41分〜13時55分 川角小学校

チーム 1 2 3 4 5
大井ウエスト 1 0 3 0 4 8
新町トレジャーズ 0 0 0 0 0 0

勝利投手:瀬戸尾侑宏 本塁打:松原寛太

戦況: 新町トレジャーズは毛呂山町長杯1回戦で鶴ヶ岡少年野球クラブを8-3撃破して2回戦は鶴ヶ島エンゼルスとの対戦ですが、これは7/20(月)鶴ヶ島夏季大会決勝と同じ顔合せです。このときは新町トレジャーズが0-4から4回裏一挙6点GETして逆転勝ちしました。今年の西部大会で新町トレジャーズはブロック決勝で大東スポーツクラブ少年団に負け、大東スポーツクラブ少年団はその勢いのまま優勝しました。大井ウエストは西部大会で、今期最もみっともない試合で霞ファイヤーズに負けました。2014年のウエストは春の練習試合で新町トレジャーズに4-10大敗したことでエースが力対力では負けることを知った結果、勝つための野球に開眼しました。毎年練習試合などで切磋琢磨する間柄でありがたいことです。昨年の西部大会では、2回戦で優勝候補の大東スポーツクラブに2-1勝って、ブロック決勝で優勝候補の新町トレジャーズと当り5-4で勝ちました。どちらの試合も、戦力では劣勢の中、これ以上無い展開で勝ちましたが、「野球は強いほうが勝つとは限らない」ということを実感する試合でした。毛呂山町長杯2回戦の鶴ヶ島エンゼルスとの試合を見ていたら、打ちまくって10-0でコールド勝ち、強いなぁと舌を巻きました。ところが今年の大井ウエストは強いチーム相手には強いのです。変な言い方ですが、相手に合わせた試合をするので、どうしてこのチームとこんな大熱戦をするの?ということがままあり、結果勝っても監督に怒られる、勝ってこんなに怒られるチームは未だかって無い、というヘンなチームです。今年の新町トレジャーズは6年生が7名登録されていて6名先発でした。今年は少ないですね。
予定では14時試合開始でしたが、両チーム揃っており、予定より早い試合開始となりました。ウエストは1番侑宏が2-2から右中間にエンタイトル2塁打、ジョーがバント、3塁手のダッシュが遅く内野安打となって1塁送球の間に侑宏は判断良く本塁を陥れ、立ち上がり7球で1点先取、無死1塁でどうしようかとベンチが考えるヒマも無く3番大和がライトフライで1アウト、スピーディは良いけれど、余りにも早過ぎです。もうチョット考えさせてヨ。守りのときはバッテリーがリズム良くポンポンと投げる、返球する、スピーディにやれば相手は考えるヒマが無いので、攻める側には不利、守るバックは緊張感が保てるので有利なのです。4番頼、5番寛太ともにセカンドゴロで1点止まり。その裏新町1番キャプテンは、強烈に引っ張って3塁ベース際、陽太飛びついたグローブの先を打球がレフトヘ抜けました。ヤバイ!抜ければホームランだとヒヤッとしましたが、康平が素早く捕って返球、シングルで止めました。ところがこの選手、俊足です。2番打者の初球に2盗、超特急、これは止められません、もう打者を一人ずつアウトにするしかありません。ファウル2本とボール1個の後キャッチャーファウルフライ、大和の守備は安定しています、ガッチリキャッチして1死2塁、3番打者の初球に3盗、1死3塁、何か仕掛けて来るか?早めに追い込むしかない、ファウル、ヨシ!ストライク、ヨシヨシ!そして空振り三振、ヨシヨシヨシ!これ以上無いパターンで2死3塁、こうなったらバッテリーエラーとホームスチール以外は打者を打ち取れば良いわけです。4番初球サードゴロで抑えました。理想的な守りでした。2回表陽太がレフトフライと思ったらイイバットなので頭越え、でもシングル、2盗して康平も1ボール2ストライクからレフトへライナーで運び、2盗して無死2、3塁、これは願っても無いチャンス、ここで聖が見逃し三振、無いでしょう!これは無いでしょう!空振り三振ならしょうがない、でもその前の球ファウルしてるのに、ド真ん中見逃し三振なんてアリエマセン。ヤマ張る場面ではないので、何かボーっとしてたのでしょう。9番祐茉の打席です。祐茉はこのところず〜〜〜〜っと打撃不振でした。足は速いし、前は結構打てていたので、1番につなげる意味で9番に置いている打者です。

川角小学校の屋上には「早寝、早起き、朝ごはん」のスローガンが掲げられていました。これは文科省の「早寝、早起き、朝ごはん」運動を受けて、毛呂山町全体で、教育の中で注力しているものです。朝ごはんはしっかり食べましょう、これはスポーツ選手に必須の要素です。祐茉に足りないのはこれではないか?とにらんでいました。この日は南古谷レーダース戦で久々のヒットが出て、復活の兆しか?スクイズさせたらファウル、アリエナイ、スクイズはウエストされない限り一発必中でなければなりません。続けてやらせたら小フライ、前進守備のサードが捕って振り向いて3塁送球、ベースカバーのショート捕って併殺完成!我がチームの名前のようにウエストされたらミジメですが、併殺は久し振り、悲しいなぁ〜(>_<) シンボルマーク

絶好のチャンスを逃した後の守りは要注意です。気を引き締めて行かなければ・・・・5番からファーストライナー、セカンドフライ、空振り三振、8球で三者凡退。3回表ウエストは1番から、侑宏流してレフトフライ、ジョーは思い切って引っ張った、新町サードが横っ飛びキャッチ、起き上がって1塁送球、素晴らしい守備、しかし受けた1塁手の足が離れていて、セーフ!これは打者走者が俊足なら内野安打になった当りですが、明らかに1塁到達前に送球は来ていましたから、1塁手が普通に捕っていればアウトでした。1塁審判が西部連盟の審判副部長でシッカリ見てくれたのが良かったですね。それにしてもサードの守備は良かった。こういうツキのある走者は活かさなければいけません。3番キャプテン大和の打席でジョー2盗、大和はセンターフライで2アウト、最近調子が戻り気味だったのにまた絶不調に、新町トレジャーズのキャプテンと親戚なのでカッコイイところを見せようとして力んだか?4番頼の初球暴投で2死3塁、頼は3-1から選んで、5番寛太の初球に2盗して2死2、3塁、ここで5年生ながら最も当っている寛太は2-2からズドーンと打ってライト越え3ランホームラン、試合前にお父さんに、西原小学校のライトネットオーバーのホームランを打ってるくらいだから、川角小学校なら越えるんじゃないの?と言いましたが、飛距離は余り出なかったけれどこれはダメージを与えるホームランでした。チャンスの後にはピンチ有り、3回裏8番打者を四球で出してしまいました。無死での四死球やエラー出塁は得てして失点につながります。9番打者は前の試合で散々ファウルで粘った挙句ライトへ引っ張ってタイムリー2塁打を打っていましたので要注意、しかしファウル、ボール、ファウル、見逃し三振、助かった。1番に還り要注意キャプテン、引っ張って三遊間、サード捕れない、ショートジョー回り込んで捕って1塁送球、しかし俊足悠々セーフ、2盗して1死2、3塁、2番いい当たり!レフトライナー、打たせれば守るのがウエストチームカラー、昨年も守って守って少ないチャンスを生かして勝ちました。ランナーかえれず、3番サードゴロで2者残塁、切り抜けました。4回表、新町トレジャーズは投手がたくさん居るはずなのに続投です。康平セカンドフライ1死、聖は先ほどの見逃し三振の汚名挽回、気合が入っています、2球ファウル後の5球目バシッと打って、これはセンター前ヒットだと思ったら、セカンドが横っ飛びキャッチ、スゴイ、祐茉に見習って欲しい守備、聖はヒットを損しました。祐茉の打席、先ほどのスクイズ併殺の汚名挽回、右中間へヒット、野球は失敗するスポーツですから、いちいちくじけてなんかいられません。守備や打撃で取り返せば良いのです。2盗して侑宏ストレート四球、2死1、2塁、またチャンス、ウエストは2死から得点するチームですからここはジョーに期待しましたがサードファウルフライ、仕方ありません。4回裏4番からの打順セカンドフライ、セカンドゴロ、キャッチャーファウルフライ、わずか5球でチェンジ。2試合連投ですから助かります。キャッチャーファウルフライと書きましたが、これは小フライ、大和が飛びついてキャッチ、これは超美技です。大和でなければ捕れない打球でした。こういうアウトをとってくれれば、ピッチャーにとってはこんな嬉しいことはありません。鶴ヶ島エンゼルス相手にあれほど猛打を見せた新町トレジャーズ打線が何故打てないのでしょう。これが野球の不思議なところです。5回表ウエストは3番からの好打順、ここでやっとピッチャーを代えて来ました。ショートとピッチャー入れ替わり、キャプテンの登場です。打席にはウエストキャプテン大和、初球打ってセカンドゴロ、ココへ打ったらダメ、親戚対決は大和の負け、相変わらずの早射ちマック。4番頼、いかにも打ちそうなニオイがプンプン、敬遠ではありませんが、際どいところ見て四球、さあ来た寛太、ボール、ストライク、ここで頼2盗、ファウル、そしてセンターへヒット、2盗して1死2、3塁、チャンスに強い陽太、1打席目レフトオーバーのヒットを打ってます、警戒して四球で満塁、ここで打席には康平、苦しんでいる投手を早射ちマックで助けてはいけない、見極めて3-1から四球押し出し、野球は打てば良いものですが、場面によっては振れば良いというものでもありません。相手投手の心理状態を見て「待て」が有効な場面があるのです。5-0とリードして、こうなったらもはや待つ場面ではありません、行け行けドンドン、ワッショイウエストの場面です。好球必打=「打て」、先ほどヒットを損している聖、今度はライトへ打った、寛太が本塁へ、ライトは1塁送球、これが逸れてボールデッド、陽太もホームイン、康平3塁、聖2塁となりました。冨士川監督がタイムをとって、ライトが捕って送球が手を離れた瞬間に康平は2塁を回っていたのではないか?と言いましたが、審判団協議の末康平は3塁止まり、テイク2ベースですから、ライトの送球がボールデッドとなったので、ライトが投げた瞬間の走者の位置から2個進塁できるわけです。したがって2塁走者はホームインですが1塁走者が問題になったわけです。このあたりは東入間学童野球連盟のホームページ『知っ得』の「テイク1、2ベースとは?」をご覧下さい。なおライトの悪送球でも聖は記録上安打です。ライトゴロになればアウトですが、打球が内野手を越えた時点でライトへの安打、ライトのエラーで2塁進塁という1ヒット1エラーが記録されます。1死2、3塁、1打席目スクイズ失敗併殺の祐茉に1ストライク後再びスクイズを命じました。見事に決まってこの回4点目、8-0、失敗をバットで取り返しました。こういうひとつのプレーが自信に繋がって行くのです。2死3塁、1番に還って侑宏、2-2からバシッと打って、これはセンター前ヒットだと思ったら、セカンドが横っ飛びキャッチ、なんというスゴイ守備、2回も飛んでアウトにされたのなんて記憶にありません。敵ながらアッパレです。ココまでご覧になった方、長くてスミマセン。この日はセカンドゴロが多いということに気付かれたと思います。右打者は中央から右方向、左打者は引っ張った打球が2塁手に捌かれたということで、ウエストの選手のバッティングが良かったことを示しています。昔と違って最近の野球は、2塁手が内野のかなめ、右翼手に強肩の選手を置く、という布陣のチームが増えています。これは1塁が近いので左打者を作るチームが増えたことと関連します。少年野球ではライトゴロがあり、またライト前ヒットで1塁走者を3塁で刺す肩を右翼手に期待するからです。プロ野球でも、いや、高校野球でも、ライトからのレーザービームが決まるとカッコイイのです。サードと言い、セカンドと言い、ショートはもちろん上手い、新町トレジャーズの内野守備は堅いですね。5回裏、2試合連投で130球投げている侑宏に代えて、5年生の寛太をマウンドへ送ります。点差があるので少々打たれても構いません。しかし先日の初雁フェローズ6年生の強打線を相手の練習試合で完投勝利を挙げている左腕は、9番に死球を与えた他は完璧に抑え、最後は1番キャプテンをショートゴロで仕留めました。打撃戦覚悟だったのに、予想外の5回8-0完封リレー、コールドで勝てるなんて、夢にも思いませんでした。選手の成長を感じる試合でした。キャプテン大和の打撃不振は続いていますが、守りでしっかり要の役割を果たしているので、まっ、いいか。

 ページTopへ  [準決勝] 8月30日(日) 8時29分〜 大類ソフトボールパークA面

チーム 1 2 3 4 5 6
町田レッドファイヤーズ 2 0 0 0 0 1 3
大井ウエスト 0 0 0 1 0 3X 4

勝利投手:瀬戸尾侑宏 本塁打:無し

戦況: 町田レッドファイヤーズは東京都町田市の三輪小学校を本拠とする少年野球チームで、6年生がこの大会では12名登録されています。うらやましい限りです。2015年度の公式戦は22勝5敗、優勝2回です。ウエストは23勝6敗、優勝1回ですから似たような戦績ですが、まだ5敗しかしていないということは強いチームの証明です。6年生だけですから体がすらっと大きい選手が多く、投手が良いチームです。名前のように赤い炎のようなユニフォームです。概して赤いユニフォームのチームは強いですね。町田市は知り合いが何人も住んでいるので、神奈川県では良く行くほうですが、小田急小田原線の鶴川が最寄駅でしょうか。毛呂山町まで70kmぐらいですから2時間近くかかるのではないでしょうか。それも圏央道に乗ってですよ。朝6時ぐらいには出るでしょうから5時前には起床?まことにご苦労様です。
さて霧雨の降りしきる中、天気予報では一日中小雨が降り続くということで、試合開始を早めることになりました。大和はジャンケンで勝って後攻を選択しました。強いチームとの対戦では後攻めが賢明です。1回表1番打者にフルカウントから四球、やはり雨が降る中思うようにコントロールできません。町田レッドファイヤーズのこれまでの対戦を偵察して、打力はウエストが上回るが守備は堅いチームという印象で、雨の中の対戦ですから待球作戦で来るのでは?と予想していた通りです。2番打者も簡単には打ちません。1塁走者を牽制して大和が投げた球が高く、ライトがバックアップしましたがランナー2塁へ進みます。2ボール1ストライクから送りバント決まってランナー3塁へ、3番打者は2ボール2ストライクから空振り三振、2死3塁、打者を打ち取ればチェンジです。その通りサード右へのゴロ、当りは強いですが、サードの捕り易い位置、ところが弾いてランナーホームイン、2盗して大和の送球は間一髪セーフ、今度は5番ショートゴロ、1塁送球がショートバウンド、頼捕れず2塁走者ホームイン、記録上はショートの悪送球ですが、1塁手が体を伸ばせば捕れた球、これぐらいは捕って欲しい、という球で、下がれば捕れません。打ち取ったのに連続エラーで失点する悪い流れ、侑宏気落ちしたかストレートの四球、しかし7番ピッチャーゴロでチェンジ。その裏侑宏ストレートの四球で出塁、2盗してジョーが右打ちファーストゴロの進塁打で1死3塁、ココでクリーンアップですからまず1点頂き、と思ったら大和2-2からファーストファウルフライ、頼は2-2から打って強烈ピッチャーライナー、良く捕ったという当りでしたが侑宏残塁。2回表は8番から三者凡退。その裏寛太が引っ張って右中間、しかし追い着いたライトからの2塁返球タッチアウト、惜しい!陽太レフトフライ、康平死球、暴投で2塁進塁、しかし聖空振り三振、振らなければ四球なのにボール球を振ってしまいました。3回表3番打者が打ち上げてセンター右へのフライ、しかし聖が打球を追って来るので遠慮したらポトリ、寛太が捕れるフライでした。しかし大和がストライク送球で2盗阻止して3人で打ち取ります。3回裏祐茉センターフライ、侑宏とジョーが連続ショートゴロの三者凡退。このショートは余裕しゃくしゃくで、捕ってからの送球が素晴らしく、ココへ打ったら駄目だ、という名手。4回表5番から連続ピッチャーゴロとライトライナーで三者凡退、侑宏ナイスピッチングです。その裏大和センターフライ1死、頼はセンター前に初球ライナーで運び、寛太が1ボールから2球目引っ張って右中間破り今度は2塁打で1死2、3塁、陽太ストライク見送った後の2球目スクイズをファウル!一球必殺で決めなければいけないのに・・・、結局セカンドゴロ、この間に頼ホームインして2-1と1点差、右打ちが幸いしました。2死3塁で康平サードゴロで1点止まり。5回表8番から、ショートゴロ、三振で簡単に2死をとり、また三者凡退と思ったらファーストゴロをトンネル、これはピッチャーかわいそう、2番レフトフライで0点。5回裏聖2球ストライクを見送り2球ボールを見極め、ファウルして、フルカウントから四球、前の打席の反省から今度はシッカリ見ました。祐茉がバントで送り、侑宏が叩いてセンター前か?、しかし上手いショートがライナーキャッチしてそのまま自ら2塁ベースを踏んで併殺、まことに惜しい当りでした。このあたり、ツキも無い、流れ的にはヤバイ。6回表3番に四球を与え、2盗、4番ショートゴロで1死3塁、5番への3球目が1バウンド投球、大和捕れずサードランナーホームイン、暴投ですが、この後同じような球はシッカリ体に当てて前に落としましたから、この球もそうして欲しかったと思いました。結局四球、しかし2盗を阻止、この試合2個刺したのはアッパレ!6回裏2点を追って、2番からの攻撃、打順良し、ところがここでピッチャー交代、田口から背番号14の染谷(ファースト5番打者)がマウンドへ、田口はセンターに回り、センターがファーストにローテーション。これは首をひねりました。田口は好投手で、前の試合を見てもコントロールが良いので容易には打てないなぁと思いました。強打の高階キングスに4-3競り勝った試合でも、この投手だから勝てたという試合でした。一方染谷投手も良いピッチャーですが、鳩山野球スポーツ少年団との試合を見ていてこの投手なら打てるという印象を持っていました。強打の鳩山野球スポーツ少年団ですが、打ち損じて、度重なるチャンスをつぶしていました。ジョーは1-1からライト線ライナーのヒット、これは見事な外角球逆らわない流し打ち、3番大和ストライク、ファウルからの3球目引っ張って右中間ライナーの2塁打で無死2、3塁、頼はボールひとつ見送ってバット一閃、火を噴くようなライナーが左中間に飛び1バウンドしてスタンドイン、エンタイトル2塁打で同点、これぞ起死回生の一発でした。予想通り、ウエスト打線は普段松原令児ヘッドコーチの速球で打撃練習していますから、少年野球のどんな投手が相手でも振り負けるということはありません。しかしコントロールの良い投手が内外角高低投げ分けて、打ち易い球が少なければそうそう打てるものではありません。3回に1回ヒットしたら強打者です。その田口投手を打っている4、5番ですから投手交代したのでしょうか?63球ですから疲れたということはないでしょう。次の試合を頭に入れての交替だったのではないでしょうか?当っている寛太はファウルで粘ります、ナント!7球ファウルしてフルカウントからの11球目選んで無死1、2塁、寛太の粘りでどうやら試合時間(1時間半)はこの回で終わりです、するとサヨナラ勝ちかタイブレークです。大会規定で無死満塁というのは確認しました。どちらにせよ、ココまで来たら後攻めで打力に勝るウエストが有利です。当然送りです、陽太がバントを決めて1死2、3塁、康平への初球デッドボール、この日2個目、当りに当っています。1死満塁、打席には聖、ボール、ストライク、ストライク、追い込まれて、だからこそ一球必殺、外してくるはずの無い球を上手く転がして、スクイズで4X-3逆転サヨナラ勝ち。主審が「選手集合!」と言ったとき、相手ベンチはビックリしていた様子でした。時間切れの意識が無かったようです。大会規定を良く読んでいなかったか?
町田レッドファイヤーズは5時半出発だったそうです。真にご苦労様で、しかもシンシンと降る雨の中、お互いに90球のピッチング、侑宏は4四球与えましたが、右中間ポトリのテキサスヒットもライトが深追いせずセンターに任せていれば捕れた当たりでしたから、実質ノーヒットノーランピッチングでした。エラーで失点する悪い流れに腐らず良く投げました。最後の2番からの3連打は見事でした。やはり大和がここぞというときに打ってくれれば勝てます。頼は打席で段々と風格が漂ってきました。いかにも打ちそうなニオイがプンプン、振りの鋭さが相手バッテリーに恐怖感を与えるようです。しかし何と言おうと一番振れてるのは5年生寛太です。勝ったものの、守りに不安の残る試合でした。

 ページTopへ  [決勝] 8月30日(日) 10時26分〜 大類ソフトボールパークA面

チーム 1 2 3 4 5
坂戸ロイヤルズ 2 0 0 3 0 5
大井ウエスト 2 0 1 0 1 4

敗戦投手:松原寛太 本塁打:無し

戦況: 決勝戦はまたしても坂戸ロイヤルズとの対戦となりました。昨年の西部大会で負け、今年の松本旗準決勝では8-6逆転勝ち、この毛呂山町長杯でも1回戦で5年生のジュニアと当りコールド勝ち、坂戸ロイヤルズにとってはリベンジの機会でした。準決勝で坂戸ロイヤルズは、坂戸スターズにリードされ、終盤4-2逆転勝ちしたそうです。
1回表ウエスト先発は侑宏、ダブルの2試合目のほうが好投するというピッチャーです。本格派ではないので、疲れが溜まらないのかもしれませんが、いずれにせよ130球がメドでしょうからこの試合40球ぐらいでしょうか。先頭打者捕手の富沢がライト線2塁打、2番中島はフルカウントからライト前にヒットして、2塁から富沢3塁蹴ってホームイン、あっという間の1点、3番打者はライトフライで1死、4番ファーストゴロで2死2塁、5番セカンドフライ、もらった〜、アレレ?祐茉が前進して打球を追い越して頭の後ろへポトリ、2アウトですから当然ランナーは走っています、3塁蹴ってホームイン、呆れるよりも恥かしいという感じでした。準決勝でもサード、ショート、ファーストのエラーでやらずもがなの失点、内野で唯ひとりエラーの無かった祐茉がこれでは総崩れです。ランナー2盗して6番レフトへヒットから2盗、2死2、3塁、左打席に入った7番ライト岩崎は背番号1、体はどうみても中学生です。良い当り、しかしセンターライナー、寛太ガッチリ。準決勝と同じ、1回表エラーも絡んで2失点、キツイなぁ〜。その裏マウンドにはキャプテン渡辺が上がりました。スピードはありませんが安定感があり、まずは試合を作ってくる気だなと思いました。松本旗準決勝では初回1アウト後陽太のエラーで中島を出し、2アウトから連続四球で満塁、そういえばこのときも祐茉が叩き付けた打球を突っ込み過ぎて頭を越され2点の後、センターオーバーのホームランを打たれて、0点のはずがいきなり5点与えました。陽太のエラーが無ければ三者凡退だったし、祐茉は2アウトなので、待って捕って1塁送球でも2塁ですからアウトに出来ました。初回の内野エラーというのは鬼門です。この試合での先発は坂本で速球投手でした。しかし速球に強いウエスト打線はジワジワ点を取って4回表ついに逆転したもののその裏追い着かれて、5回表からキャプテン渡辺がマウンドに上がり、この投手を打ち込んでウエストが勝ちました。したがってこの投手なら打てると思いました。侑宏がフルカウントから引っ張って右中間ライナーの2塁打、ジョーフルカウントから四球、大和フルカウントから四球、ボールが濡れて、ロージンを使いながらのピッチングですが、ピッチャーには可哀そうなコンディションです。こういう試合では早打ち禁物です。サード坂本がピッチャーに対して盛んに「ロウジン、ロウジン」と声掛けます。スコアラーは自分のことを言われているような気になりました。あまり、「ロウジン、ロウジン」言わないで欲しい。無死満塁で4番頼、松本旗のときは左中間一番深いところへホームラン打っていますから、警戒して3ボール1ストライクから四球押し出し、ここで早くもピッチャー交代、ライトから巨漢岩崎がマウンドへ、渡辺はサードへ、坂本がライトに回りました。背番号1岩崎は、松本旗のときはベンチで、最後にピンチヒッターで出てきました。松本旗でホームランを打った小玉がこの日はベンチです。寛太は2ボール1ストライクからファウル、しかしこの投球がしっかり止まっていなくて「ボーク!」宣告され、2-2同点となりました。したがってファウルはノーカウントとなって、結局四球、なお無死満塁が続きます。ここで打席には陽太、ポンポンストライクで追い込まれます。「行け!打て!」とベンチがわめきます。同点に追い着いて無死満塁、ここは
ワッショイウエスト夏祭りの場面、好球必打の場面です。持ってるはずの陽太がどうした?そんな弱気で・・・3球目打ってライトフライ、これは打ち損じでしょう、追い込まれたから打たなければならないからこうなるのです。ところがナント!寛太飛び出していてライトから1塁送球併殺。ライトフライは一番良く見えるはずの1塁ランナーですから戻らなければなりません。康平は1ボールからの2球目打ってピッチャーゴロで、初回大量点のチャンスを逸しました。ここで一気に逆転していれば楽勝だったでしょう。毎回書きますが、打者はウェイティングする場面と好球必打の場面は、ベンチから言われなくても自分で判断して対応しなければいけません。好球必打のはずなのに何でも振るのは何をかいわんや・・・ですが。
 2回表坂戸ロイヤルズ8番打者レフトへライナーヒット、9番が初球バントで送り、打順1番に還ります。前打席ではこの1、2番に連打で1点取られています。ヒットエンドランのサインが出ていたのでしょう、侑宏がセットポジションから2塁を見たらランナーのリードが大きい、ランナーに向かって走ります、挟んでショートとサードのランダウンプレーでタッチアウト。2死になりましたが、やはり警戒して1、2番を連続四球、3番レフトフライで切り抜けました。2回裏ウエストは聖空振り三振、祐茉ファーストゴロ、侑宏四球出塁、ジョーサードゴロで無得点。
 3回表4番からの打順、ファーストゴロで1死、5番に四球を与えたところでもはや50球、限界と見てピッチャー交代、センターとの入れ替え、しかし侑宏よく投げました。代ったばかりの初球にランナー走った、しかし大和がストライク送球でタッチアウト!どうしたんだろう?絶好調!6番ファウルで粘りましたがピッチャーゴロ。その裏ウエストは大和がセカンド後方に打ち上げましたが、振り切っているので、ちょうどセカンド、センター、ライトが追った真ん中にポトリのテキサスヒット、さあ期待の4番頼、初球ストライクからボール3個続き、次の球ストライクで大和盗塁、キャッチャーからの送球がセンターへ抜けるのを見て3塁到達、これは願っても無いチャンス、頼は四球で出て寛太への初球に2盗して無死2、3塁、余りの美味しさに打ってセカンドゴロ、本塁送球タッチアウト!さあまだオレが居るぜ、陽太だヨ〜、寛太走って1死1、3塁、2ナッシングから転がした、ピッチャー捕ってキャッチャーへトス、しかし猛然と本塁へ滑り込んだ頼の足の上からキャッチャーミットが覆いかぶさった時頼の足はホームベースへ到達していて、球審は大きく手を拡げて「セーフ!」、逆転です。陽太は1塁に生きたのでピッチャーの野選となりました。ウエストらしい見事な攻撃、陽太も走って1死2、3塁が続きます、当然康平もスクイズ、ところがファウル、前打席も2、3塁でピッチャーゴロ凡退しています、気落ちしたまま次の球振ってサードフライ、あ〜〜〜〜、もう1回だったかなぁ?しかしあのへっぴり腰ではスクイズは決まりません。どうしたんだろう?前はバントが上手かったのに?多分前日のスクイズ練習で大和が打撃投手をやったのが災いしたのでしょう。どこへ来るか分からない剛速球、これですっかりへっぴり腰になってしまいました。やはりスクイズ練習はコントロールの良い田口助監督か松原ヘッドコーチでなければダメですね、反省(>_<) それでもチャンスはまだ続いていますが聖ピッチャーゴロで、この回1点止まり。
ココが勝敗の第二のポイントでした。1回裏追いついて、一気に逆転していたら、3回裏逆転して、更に突き放していれば、ウエストの勝ちだったでしょう。
 4回表バッター7番岩崎から、左打者です、打ち上げてサードのすぐ後ろ、陽太が見上げています、康平が必死に突っ込んでくる、ジョーも追いかけてくる、しかし康平の前にポトリ、そりゃそうだ、サードのすぐ後ろ、ちょっと追いかければサードフライですからレフト、ショートでは追いつけません。左打者の打球ではよくあることなので、左打者だとレフトが浅く、心持ちライン際に守ったほうが良いというのはそうしたわけです。8番が送り、9番が打ち上げてセカンド後方、これまたセンター侑宏が突っ込んできますがその前にポトリ、名手侑宏が捕れない--->これまたセカンドフライだからです、今年のウエスト内野陣全体に言えますが、チョット後ろの打球が捕れません。キャッチャーだけは上手いですが。1塁ランナー2盗、これは大和も偽投しかできません。1死2、3塁でピッチャー可哀そう、本来はここでチェンジだったかもしれないのにコワイ1番に還ってしまいました。2ボールからストライク、ファウル、ファウル、そして叩き付けた打球は1バウンドしてピッチャー後方、寛太の長い手が伸びる、ヨシ、もらった、と思いました。しかしグラブからこぼれて、3塁ランナーホームイン、ランナー2人残って1死1、3塁、2番中島に対してストライク、ボール3つ、ストライクのフルカウントから投じた球は低め、四球か、と思う球を上手く腰を回してバット一閃、打球はきれいに右中間を抜ける2塁打で2者還り、5-3、このバッティングは見事でした。アレを打たれたらしょうがない、寛太も良くあそこに投げたという低い球、普通は打ち損ねて然るべき球でした。3番ストレートの四球、やはりショックがあるか、4番ここは打ち気満々、2本ファウルの2-2から打って打球はライナーでセンターへ、しかしここは侑宏ですから判断良く捕ってすぐ2塁送球、ランナー戻れず併殺、これはまだウエストにもツキがあります。まずい守備の連続から一気に流れがヤッパ、アッチ〜と行くところでしたが、まだアッチへは行っていません。4回裏ウエストは祐茉からの攻撃、気合を入れてボール、ストライク、ボール、ファウル、ボール、フルカウントまで粘り、更にファウル、ファウル、ヨシヨシ、しかし8球目ズバット外角見逃し三振、これは岩崎投手見事な投球でした。粘られても、この雨の中コントロール良く、最後は剛速球で、打てるものなら打ってみろという球を投げ込みました、ここぞというときに打者に気合負けしないピッチング、投手にとって一番大事な要素を持っています。侑宏ピッチャーフライ、ジョーは四球、大和セカンドフライ、すなわち、見極めれば四球を貰える要素もありますが、打てば伸びのある球に詰まらされるということです。
 5回表5番打者にぶつけてしまい無死の走者を出した寛太、大丈夫か?6番打者フルカウントからの7球目ズバット見逃し三振、寛太も負けていません。7番ピッチャー岩崎は歩かせましたが、8番ショートライナー、ジョーが祐茉に送球して併殺、まだまだ流れは向こうに行ってない、まだ行けると思いました。5回裏ウエストは4番から、逆転を信じていました。頼良い当たりのピッチャー返し、岩崎良く捕って1塁送球1死、ついてない、寛太フルカウントからセカンドゴロ、2アウト、打席には陽太、ウエストは下位打線で点を取る、しかも2アウトになっても諦めない今年のチーム、時間はあと数分、こうなれば早く打ってアウトになってもらって、次の回に入ってサヨナラだな、とベンチでは話していました。しかし監督は「この試合まだヒットが出ていない、3打席目だから打ったりして」と言いました。確かに3割バッターですからさもありなん、初球良い球見逃した、「行け!打て!」とベンチがわめきます。言葉の裏に「
アウトになっていいから」という意味が込められているのですが、そこは空気を読んだか無視したか、2球目スコーンとライト左へヒット、「ホラ〜ヤッパリ」とか「初回にそれ打てよ」とか、ベンチはやかましい。康平への初球に2盗、2球目暴投で3塁へ、ストライク見送って2ボール1ストライク、2死3塁、陽太がホームインしてもまだ1点ビハインド、2打席チャンスに凡退している7番打者ですからピッチャー強気に攻めてきた、それを康平バシッとレフト前にライナーで運ぶ、陽太ホームインして5-4、「早いうちにそれ打てよ」とベンチはワイワイ。時間はもはや無し、次の回に入るにはあと1点、それなら攻めるしかありません。相手エース岩崎も球数多くなって明らかに苦しそう、これはこっちの流れだ、ワッショイウエスト夏祭りと行こうじゃないか、打席には聖、今日は空振り三振とピッチャーゴロ、それなら「待て」、初球ボール、2球目ワイルドピッチで康平2塁へ、3球目ストライク、4球目ボールのときに康平3盗してバッテリーにプレッシャかける、5球目ボールで聖歩いて2死1、3塁、前の打席粘ったが見逃し三振の祐茉、この打席でも気合を入れて吠える、初球ボール、2球目ストライク、3球目ボール、4球目ストライク、追い込まれ、もう待てない、粘るしかありません、5球目聖に走らせた、イチかバチか相手を慌てさせて、その隙を突いて康平ホームインを狙う作戦、しかし投球ボールでキャッチャーも投げません、その手は桑名の焼ハマグリか、フルカウント、6球目ファウル、祐茉も負けていません、ベンチも応援団も手に汗握る、7球目ボール!祐茉の勝ち、2死満塁で1番に還って侑宏、この日は2打数1安打1四球、最近絶好調の寛太に追い越されたものの、ついこの前までウエスト首位打者です、引っ張りも流しもピッチャー返しもできる広角バッター、坂戸ロイヤルズベンチたまらずタイム、マウンド集まって落ち着こうと確認し合います。流れは明らかに我にあり、ウエストベンチも応援団も応援に力が入ります、一方の坂戸ロイヤルズベンチも応援団も手に汗握って悲痛なムード、頑張れ、互いに岩崎投手と侑宏に声援の声、初球ボール、ウエスト応援団「ワ〜〜〜」、2球目ストライク、ロイヤルズ応援団「ワ〜〜〜」、3球目ボール、ウエスト応援団「ワ〜〜〜」、4球目ストライク、ロイヤルズ応援団「ワ〜〜〜」、打席の侑宏1塁側ウエストベンチを振り返って「シマッタ〜」という表情、ド真ん中のストライクでした。大丈夫、1球あれば行ける、5球目打ってピッチャー横のゴロ、岩崎追い付けない、しかしセカンド前進、捕って落ち着いて1塁送球、俊足の侑宏ですがアウト、試合終了。
 逆転サヨナラ勝ちを目前にしながらあと1本が出ず4-5惜敗して準優勝、閉会式は2チームのみ、それというのも終日小雨の降りしきる中の悪コンディション、大変でした。負けても全力を尽くしてやり切った感のある敗戦でした。ロイヤルズ岩崎の好投と2番打者中島のタイムリー2本の好打がロイヤルズの勝因です。2番中島選手(遊撃手)はヒット2本1死球で3打席すべて出塁で3打点、クリーンアップがノーヒットですから何故2番打者なのか不思議ですが、1番富沢選手(捕手)も2塁打と四球とエラーで3打席とも出塁しているので、この1、2番で点を取るのが坂戸ロイヤルズのパターンなのでしょう。松本旗の準決勝でも中島選手はエラー出塁で先制ホームを踏み、2打席目センターへライナーのヒット、3打席目はレフト前ヒットの富沢選手を1塁に置いてきれいに右中間に2塁打され、富沢選手が長躯ホームイン、折角逆転したウエストがまた追いつかれて6-6になりました。素晴らしい1、2番コンビです。次に当る時は警戒ですね。2度あることは3度あります。ロイヤルズ岩崎投手は故障していたのか、調子が悪かったのか。松本旗ではベンチでしたが、登録ではエースなので、本領発揮したのでしょう。まずストライクを取りに来る球は6、7分の力で投げてきて、ここぞというときには思い切って投げてきました。素晴らしいピッチャーでした。ウエストが1回と3回にあと1本出ていれば楽勝の流れでした。最終回2死からの攻撃は、今年のウエストを象徴する見事な粘りでしたが、野球は勝たなければどんなに頑張っても結果オーライとはなりません。勝利の女神に微笑んでもらうためには、スクイズを一球必殺で決めること、内野の頭越えのフライを捕ること、この2点を鍛えなければ勝てないというのがこの試合の教訓でした。したがって西原小学校に帰って、小雨もなんのそのスクイズ練習と、素振りと、小フライ練習に取り組んだのは勿論です。特に陽太は、平山コーチから頭越えフライをキャッチする猛特訓を受けました。73歳の体に鞭打って、何本も何本もノックして、大声出して「どうした〜、シッカリしろ〜」とやる姿は、ほとんど星一徹です。ウエストの外野守備は安定しているので、後は、テキサスヒット防止、1塁、2塁、3塁、そして遊撃の各選手が、スタート良く内野の頭越え小フライをキャッチすること、セカンドは前の小フライを行き過ぎて後ろにポトリを止めて欲しいこと、もう後半戦に入っているので今更こんなこと書きたくありません。一昨年の内野陣はそういう意味では上手かったなぁ〜、ショート内藤匠之介の守備範囲は広かったし、ファースト矢野壮真は後ろでも前でも横でも小フライはスポスポキャッチして、内野ゴロ1塁送球はショートバウンドでも何でもキャッチして内野手が安心して投げれた、だから年間42勝もできたんですね、懐かしい。この毛呂山町長杯も優勝しました。ただ西部大会と西部選抜大会だけはダメでした。今年のチームも西部大会はダメだったけれど、もし西部選抜大会に出られたら、ここで結果を残すしかありません。
 この試合、ロイヤルズの2投手は5回で計119球、ウエスト2投手は100球、投手戦なら5回65球ぐらいのペースになりますが、雨の中の試合ですからこうなりました。それにしても結果的には坂戸ロイヤルズの投手のほうが苦しかったことが分かります。岩崎投手は試合後ひじを痛がっていました。与四死球はウエスト投手陣6、ロイヤルズ投手陣9、奪三振はウエスト投手陣1、ロイヤルズ投手陣2、ヒットはロイヤルズ7、ウエスト4、出塁はロイヤルズ14、ウエスト14、盗塁はロイヤルズ4、ウエスト9、走り勝ってますね。珍しいのはロイヤルズ残塁6に対してウエスト9ですが、ウエストの1番から9番まですべての打者が残塁1、こんなこと記憶にありません。ウエストも総がかりで攻めたことが分かります。最後の最後、ココまで頑張ったら勝ちたかった、もう一度やったら今度は勝つでしょう。


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2015年8月30日(日)毛呂山町大類ソフトボールパーク 雨のため事務所前で実施

個人表彰で優秀球拾い賞を授与される土谷悠人、松原寛太は優秀選手賞、その右最優秀選手の坂戸ロイヤルズ岩崎大樹選手、デカイでしょう


チーム表彰:準優勝の賞状は長谷川大和主将、カップは瀬戸尾侑宏、楯は井上陽太が受領

優秀選手賞松原寛太と優秀球拾い賞土谷悠人

 ページTopへ    毛呂山町への行き方
 川角グラウンドは毛呂山町立川角小学校や川角農協のところです。毛呂山町に行く場合、114号線をひたすら真っ直ぐです。国道16号線と114号線の交差点は「大袋新田」で、西武新宿線南大塚駅の近く、角に且R口建設の茶色いビルとGSがありますが、武蔵野病院の白い建物が目印です。川越少年刑務所方面からこの交差点に来る場合もありますが、ウエストの人はたいてい、関越道川越ICの西側、16号線と大田街道の交差点「南大塚」のところを横切るはずです。右側にマクドナルドがあります。ここを道なり斜め左に進みます。このあたりははつかり麺の工場や川越南高校、大東スポーツクラブ少年団の学校などがあります。川越市池辺の狭い田圃道をくねくね進み、114号線に入って入間川・八瀬大橋を渡ったところで右方向的場方面を大曲がりする114号線と分かれ、直進してショートカット、JR川越線を越えて笠幡運動公園のある川鶴ニュータウンを過ぎて、鶴ヶ島JCTのところで再び114号線に合流(高徳神社)、鶴ヶ島市役所前を通り407号線にぶつかります。坂戸方面に行く場合、右折して407号線に入ると関越道・鶴ヶ島IC〜坂戸方面で、下記1回戦の北坂戸・芦山公園は407号の左側、西部大会を行う坂戸市民総合運動公園は右側です。話を戻して、鶴ヶ島市役所前から407号線を真っ直ぐ越えて114号線を毛呂山町方面へ向かいますと、東武越生線の踏切を渡り、すぐ左に一本松駅が見えます。そのまま直進して高麗川の橋を渡ってすぐ、道なりゆるやかに左曲がりしてリンクスゴルフクラブを右に見て、右にガソリンスタンドとらんらん農産物直売所のところの信号機を右折すると大類グラウンド方面、そのまま直進して114号線をそのまま進みます。すると道がゆるやかに右曲がりしようとするところの右側に山崎酒店、左側に毛呂山消防団第五分団があり、ここに「埼玉平成高等学校・中学校」という看板があります。ここを左折すると東武越生線川角駅でその隣が埼玉平成高校です。寄り道せず114号線をそのまま進み、突き当たったT字路が川角農協前の信号機で左前方が川角小学校です。川角グラウンドは、このT字路の手前左側です。ちなみに西戸(サイト)グラウンドは川角農協前のT字路の信号機をクランクに左・右すなわちほぼ直進する形で細い道を行き、八幡神社前を通過、越辺川の橋を渡った左で、すぐ近くです。川角公園は越辺川の手前、毛呂山町スポーツ施設の地図をご覧下さい。


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