昨年第41回大会でのBEST4のうち3チームが今年も残った最終日、昨年は滑川野球スポーツ少年団が五小ファイターズをタイブレーク2回の末に撃破して優勝、BEST4のチームはどこが優勝してもおかしくない、稀に見る激戦でした。今回は、昨年3位同士の大井ウエストと坂戸ロイヤルズの決勝となり、全く同じような大接戦で決着が付かず、抽選の末坂戸ロイヤルズが初優勝、大井ウエストは前身の大井トライアングル以来18年振り3回目の優勝を逃しました。
決勝
[決勝]11月26日(土)13時52分〜15時55分 坂戸市民総合運動公園野球場A面
チーム |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
計 |
TB1 |
TB2 |
総計 |
抽選 |
大井ウエスト |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
3 |
5 |
× |
坂戸ロイヤルズ |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
3 |
5 |
○ |
昨年は準決勝の大井ウエスト戦で129球も投げた滑川野球スポーツ少年団の水越投手が決勝も連投し、しかもタイブレーク2回も投げ切って、1日16イニング投げ、最高殊勲選手賞と最優秀投手賞をダブルゲットしましたが、2016年の第42回大会から、投手の投球回数制限1日7イニングまで、ただしタイブレークの場合、直前投げた投手に限り2回まで延長可という大会規定に変わりました。したがって坂戸ロイヤルズは準決勝5回投げたエース種田投手が決勝戦先発2回投げて無失点、後を準決勝リリーフ1回投げて勝ち投手となった中村選手に託し、大井ウエストは準決勝4回投げたエース松原投手が決勝戦先発3回1安打5奪三振無四球無失点、後を準決勝リリーフ3回投げてセーブポイントをあげた田口主将に託し、共に代わり端1点取られたものの後を抑え、1-1のままタイブレーク突入、1回目1-1で決着せず、2回目も3-3で抽選となりました。常に先手を取ったウエスト、追い着いてサヨナラのチャンスを迎える坂戸ロイヤルズ、それを必死に防ぐ大井ウエストという展開が連続し、手に汗握る大接戦でした
参考までに昨年の決勝戦スコアは下記の通りです
[第41回大会決勝]2015年11月28日(土)15時45分〜17時31分 坂戸市民総合運動公園野球場B面・・・ナイターとなりました
チーム |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
計 |
TB1 |
TB2 |
総計 |
滑川野球スポーツ少年団 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
1 |
3 |
5 |
五小ファイターズ |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
2 |
昨年は押しに押しながら得点できない滑川野球に対しワンチャンスをモノにして先行した五小ファイターズが、小柄なエース栗原投手の頭脳的且つ強気のピッチングで6回まで無失点、滑川野球はやっと最終回に同点に追い着き、その裏のピンチをしのいでタイブレーク突入、互いに1点ずつで2回目、さすがに体力の限界か、栗原投手のコントロールがままならなくなり、力尽きた感じでした。ところが滑川野球の水越投手は、最後の力を振り絞ったものすごいピッチングで最後の打者を三振に切ってとり優勝しました
準決勝
[準決勝]11月26日(土)9時43分〜11時15分 坂戸市民総合運動公園A面
チーム |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
計 |
大井ウエスト |
1 |
0 |
1 |
2 |
0 |
0 |
0 |
4 |
狭山バッファローズ |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
1回表大井ウエストは先頭打者倭選手がレフト前にヒット、2盗、3盗して2番打者のセカンドゴロの間にホームインして1点先制、3回表また先頭打者倭選手がレフト前にヒット、1塁牽制悪送球で2塁へ、3盗謀りキャッチャーの3塁悪送球を誘って2点目のホームイン、4回表にはヒット、四球の走者を9番水上選手がバントで送り、1番倭選手がまたしても左中間2塁打で2点追加、投げてはエース松原投手が4回1安打8奪三振のピッチングで無失点、決勝戦に備え5回から田口主将がマウンドへ、2死を取りましたが3番大野選手がセンターオーバーの3塁打、ワイルドピッチで1点与えたものの、その後を抑えてセーブポイントをあげる快勝でした。狭山バッファローズは1回戦富士見エンゼルスに大野選手の3本塁打などで11-2のコールド勝ち、みずほ台ヤンガースを2-0完封、霞ヶ関イーグルスを12-1、白小クラブを14-0と強力打線とキャプテン4番エース藤井の快投で勝ち上がりましたが、大井ウエストの松原、田口のダブルエースの前に1点に抑えられ、大井ウエストの1番倭選手の猛打賞、2犠打6盗塁に対し諸井捕手が2刺殺と奮闘したものの及びませんでした。強力打線でも好投手は打てない、逆に好投手を攻略するには好球必打と機動力で崩すという野球の醍醐味が典型的に現れた試合でした。
[準決勝]11月26日(土)11時半過ぎ〜 坂戸市民総合運動公園野球場A面
チーム |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
計 |
滑川野球スポーツ少年団 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
坂戸ロイヤルズ |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
4 |
5 |
滑川野球スポーツ少年団は幸先良く1、2回1点ずつGET、しかし坂戸ロイヤルズは2回裏1点返して追いすがり、その後互いのエースの見事な投手戦、しかし徐々に流れは坂戸ロイヤルズに傾き、6回表坂戸ロイヤルズは1点ビハインドながら勝負をかけて投手とレフトを入れ替えました。エース種田(背番号1)がレフトに回り、レフト中村(背番号6)がマウンドに上がりました。中村選手は4番打者で2塁打2本、速球で6回表を抑え、打って投げての大活躍でした。6回裏同点に追い着いた時点で流れは怒涛のように坂戸ロイヤルズに傾いていました。滑川野球スポーツ少年団は好投のエース江尻投手を諦め菅野選手に交代して必死の防戦を試みましたが、思い空しく失点を重ね、結局この回一挙4点GETした坂戸ロイヤルズ、そのまま時間切れ試合終了となりました。エース種田が序盤打たれて2点は仕方ない、その後を丁寧なコントロールで打たせて取る粘りのピッチング、6回表の投手交代は恐らく目が慣れてきた相手打線を速球投手でねじ伏せて、最後の打線の奮起に期待したものだと思いますが、滑川野球スポーツ少年団エースの江尻投手が頭脳的ピッチングで力投していただけに、坂戸ロイヤルズの思い切った打ち手は見事でした。
閉会式
夕闇迫る薄暮のもと、16時過ぎから、優勝から3位までの4チームの表彰、メダル授与、個人賞授与が行われました
最後に表彰4チームのビクトリーマーチが行われ、坂戸ロイヤルズ小島主将の音頭の下、グラウンドに礼して終了しました
整列する選手たち 左から滑川野球スポーツ少年団、大井ウエスト、坂戸ロイヤルズ、狭山バッファローズ
個人賞
賞 |
選 手 名 |
チーム名 |
内容 |
最高殊勲選手賞 |
中村優斗 |
坂戸ロイヤルズ |
|
最優秀投手賞 |
種田太一 |
坂戸ロイヤルズ |
|
敢闘賞 |
田口 成 |
大井ウエスト |
|
打撃賞 |
大野弘高 |
狭山バッファローズ |
0.688(16打数11安打) |
特別賞 |
|
狭山バッファローズ |
1試合3ホームラン |
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