大井ウエスト試合結果  

第17回ふじみ野市秋季大会

本来は秋季大会ですが、4回も順延されて冬季大会みたいになりました

多分1回戦どの組合せも良い試合になるでしょう。6年生泣いても笑っても公式戦最後というチームが多いはず、今年の試合納めに、皆全力でさわやか野球をして欲しいと念願します。
鶴ヶ岡少年野球クラブは優勝数ふじみ野市トップの大井ベースボールクラブが相手だと良い戦いをします。伊藤、山崎中心に体力勝負になったら、大井ベースボールクラブを寄り切ることも・・・。優秀な4年生が入る大井ベースボールクラブは、小粒でもピリリと辛い戦いで、かき回してペースをつかめば手がつけられない強さを発揮します。
上福岡イーグルスは鍛えられた守備、粘り強い攻撃で接戦に持ち込みたい、パワーズは強力打線で早めにリードしたい、どちらの思惑通りになるか、互いにベンチワークが良いので、序盤の攻防が鍵と見ます。パワーズは元福小が土曜授業なので、終わり次第上野台小学校へ駆けつけて試合ということになっています。
上福岡JFGは北岡杯準優勝、すらりと長身の大八木投手が阪神の藤浪のように投げ下ろす球は威力があり、バックも堅守で応えました。もしかすると台風の目になるかも?上福岡第五クラブはエース山口主将が故障してこのところ苦しい戦いになっています。皆で助け合って守りに守ってチャンスを生かす得意のパターンに持ち込みたいところ。
大井ウエストは26勝していたエース瀬戸尾が、11/1の埼玉南部秋季大会3回戦の勝瀬キッズ戦で3回無失点ながら肩に違和感があって降板、以降5年生の松原寛太が南部も西部選抜も投げて、ダブルのときは6年生の井上陽太が登板しながらやりくりしてきました。リードされても終盤一気にひっくり返すしぶとい打線が持ち味です。大井少年ファイターズは今シーズン初め猛ダッシュしましたが、途中もたついて、終盤また地力を発揮しています。もともと選手一人ひとりの個人能力は高いので、乗るか乗らないかで結果が大きく変わるというチームなので、底力が発揮されると怖いチームです。

 [1回戦]12月12日(土) 11時00分〜 上野台小学校

チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井少年ファイターズ 0 0 4 0 3 0 1 8
大井ウエスト 0 0 0 0 2 0 0 2

敗戦投手:瀬戸尾侑宏 本塁打:前島新太、中山雄仁、井上陽太

戦況: ウエストは今期大井少年ファイターズAチームとはランバー旗で1回対戦して7-2で勝っているだけで練習試合もありません。このチームは不思議なチームです。公式戦ここまで22勝16敗勝率.611、北岡杯であの強いみずほ台ヤンガースを10-4で破った後、上福岡パワーズに1-7で負けました。ランバー旗予選リーグ最終戦で新倉フェニックスを12-2一蹴し、ウエストを尻目に決勝トーナメント進出、準々決勝で上福岡第五クラブに11-4で勝った2日後に大井ベースボールクラブとの準決勝で1-14で負けました。10月の練習試合で鶴ヶ岡少年野球クラブと1勝1敗、朝霞ストロングスに19-2で圧勝、水谷フェニックスにも4-2で勝ちました。それなのに埼玉南部秋季大会1回戦では負けるはずがないと見ていた朝霞フレンズに3-4で負けました。いったい強いのか?弱いのか?戦績から見て絶対強いはずなのに、何故負けるんだろう?こういうチームは怖いですよ・・・
と書いていましたが、結果はご覧の通り、大井少年ファイターズの良い面が出て、完敗。ウエストは侑宏が投げたいと申し出て、最後の大会だからと先発したら、ボコボコサンドバッグのように打ちのめされました。やはりこの1ヶ月強のブランクは大きかったのでしょう。ピッチャーというのは打者との駆け引きですから、心理面・・・試合勘というものが大切です。打てそうで打てない侑宏独特の投球が、このブランクで、ただの投手になってしまい、さながら打撃投手のような有様でした。5回表終わって7-0、ウエストノーヒット、春同様コールド負けか?と思ったら、陽太の妖怪バットで2ランホームラン、コールドだけは免れました。南部秋季大会と西部選抜大会で暴れまわったウエスト燃え尽き症候群です。この前まで脅威の出塁率を誇っていた1、2番がタコ、コレでは勝てません。その上聖が骨折、最後の最後が失速、急降下というところ、まあしょうがない。市内大会は春も秋も1回戦負けという「外弁慶」の結果となりました。「内弁慶」というのは良く言われますが、「外弁慶」というのは滅多に言われません。外では威勢が良くて、威張りまくっているのに、家の中ではおとなしくシュンとしているような場合に言われますが、「外弁慶」になる人は家庭のしつけが厳し過ぎる場合が多いようです。大きな大会では暴れ回るのに、市内大会ではダメというのは、練習が厳し過ぎ?イエイエ、そうではなくて、かつて知ったるお友達が相手だと力が発揮できない心優しさ(弱さ?)に原因があるのではないでしょうか?まあ、「内弁慶」よりはマシですよ。何事も良いほうに考えなければ・・・・


【終わりに】6年生泣いても笑っても公式戦最後というチームが多いはず、今年の試合納めに、皆全力でさわやか野球をして欲しいと書きましたが、いかがだったでしょうか?タイブレークでも決着付かず抽選・・・これだけはやりたくないですね。上野台小学校B面グラウンド外のネット越しに見ていましたが、抽選の結果は歓声でわかりました。これで思い出したのが2014年の東入間学童野球連盟第53回秋季大会、亀久保小学校で行われた準々決勝第1試合、富士見エンゼルス対鶴小ニュースカイヤーズ戦、3-3でタイブレーク2回やって決着付かず抽選へ、このときはどちらが勝ったのか分かりませんでした。球審が手を上げてゲームセットを宣告すると、両チーム粛々と礼をして別れたからです。後で確認して鶴小ニュースカイヤーズの勝利と分かったのですが、恐らく鶴小ニュースカイヤーズベンチは「もし勝っても喜ぶな」と選手たちや応援の人たちに言い含めていたのでしょう。根岸さんスゴイナ、とこのとき改めて思いました。抽選負けした経験のある人なら分かるでしょう?脱力感で、ガックリ来るものなのです。共に富士見市で切磋琢磨して来た両チームですから、相手の気持ちを考えたのでしょう。結局鶴小ニュースカイヤーズはこの勝利で勢い付いて、準決勝で大井ウエスト、決勝で大井少年ファイターズを下して優勝しました。戦前分析を上に書きましたが、やはり地力に勝るチームが勝ち上がりました。その中では、終盤絶好調の大井少年ファイターズが本命か?と思いましたが、草津に湯治に行っていたので、12月20日(日)にウエスト田口助監督に結果を聞きました。大井ベースボールクラブが春に続いて大井少年ファイターズを決勝で破って優勝したそうです。春は8-5でしたが、今度は7回裏のサヨナラ勝ちだというのです。サヨナラ3ランだと聞きました。しかしよくよく聞くと、2アウト1、2塁で小林友陽(トモハル)選手が打ってのサヨナラだというので、これは3ランではありません。亀久保小学校ですからスタンドインのホームランはありません。スタンドインならば3ランで3X-0です。この場合は2塁ランナーが本塁ベースを踏んだ時点で打者走者がどこの塁に到達していたかということなので、単打か2塁打ですが、普通はシングルですね。2アウトですから2塁ランナーは打ったら一目散に走るはずです。フライだから様子を見ようなんて有り得ません。ゴロだろうがフライだろうがとにかく走るしかないので、普通に走れば打者走者が2塁到達前にホームインして1X-0サヨナラ勝ちです。ただ稀に、2塁走者が超鈍足で、打者走者が俊足で2塁打というケースや、2塁走者が感動のあまりスキップして、ラン♪ラン♪ラン♪と踊りながら3塁を回った場合などに2塁打となる場合があります。大井少年ファイターズにとっては絶好の優勝のチャンスを逃しましたが、アッパレです。大井ベースボールクラブはこれで6年生優勝3度目、5年生も2度ですから素晴らしい!サヨナラ打が小林選手と聞いてヤッパリと思いました。長久保、福永、小林のクリーンアップは4年生のとき合同チームを組んでいたので良く知っていますが、打撃だけについて言えば、ここぞというときに一番コワイのが小林選手です。好打者というのは、普段凡退しても、打って欲しいというときに打つ選手です。ウエストで言えば井上陽太ですね。ウエストはふじみ野市春季大会、東入間春季大会、いずれも大井ベースボールクラブにコテンパンにやられましたが、松本旗の決勝で打ちまくって7-2とリベンジしました。この3試合ともに小林選手には良く打たれました。「戦況」には、もっともコワイ選手と書いてありますヨ。警戒しても打たれる選手でした。ただシーズン最後の試合でサヨナラ勝ちしたのは、強打の大井少年ファイターズを完封した長久保佳敬(ヨシタカ)投手が最高殊勲選手でしょう。野球というのは相手より1点多く取れば勝てます。同時に失敗するスポーツでもあり、打ってくれ、というときに打てないものなのです。しかしピッチャーというのは計算できます。野球の勝敗は8割方バッテリーで決まると言われるゆえんです。


大井ベースボールクラブ

大井少年ファイターズもよくやった!

おめでとう!

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