大井ウエスト試合結果  

埼玉南部春季大会


ウエスト3位


第66回埼玉南部春季大会 埼玉南部少年野球連盟のホームページ

[主管連盟] 朝霞市
大会期間] 3/20(火)〜4/22(日)
開 会 式]  3月20日(火) 8:30(受付7:30〜登録名簿3部持参)北朝霞公園野球場
大会要項] 7回1時間30分、4回10点差・5回以降7点差コールドゲーム、30分前集合、サドンデス…無死満塁継続打順、2回行って同点の場合抽選 詳しいことは→埼玉南部少年野球連盟大会要項

 1回戦   2回戦   Gブロック決勝   準々決勝   準決勝   決勝   表彰の模様 


1回戦]3月20日(火) 13時21分〜  志木四小B-2

チーム

1

2

3

4

5

6

新座ラディッシュ 0 0 0 2 0 0 2
大井ウエスト 3 0 2 2 0 2X 9X

 勝利投手:小河原 瞬

戦況ウエストは不動のエース小河原が連投、5安打1四球、2点取られたが、安定したピッチング、3回まで3人づつで片付けて、終わってみれば70球完投。大井ウエストの新6年生は、一昨年の埼玉南部ジュニア大会で準優勝、昨年はレベルの高い東入間学童野球新人戦で優勝したメンバーだ。6年生が4人しかおらず、4年生まで出すチームだが、まとまりがあってチームワークで勝つチームだ。試合は6回途中、サヨナラコールドゲーム、それも吉田健太郎がこの日2個目の2ランスクイズを決めた。しかも2試合終わって打率8割2分5厘、手が付けられない。コントロールの良い小河原が1回表7球で三者凡退に抑えたその裏、杉浦代理監督(上野台ファイターズの出身)は選手を前に、「この回3点取って来い!」と檄を飛ばした。1番内藤がファウルで粘った挙句レフトへ痛烈にヒット、川井田の初球に2盗、しかし投手のけん制に誘い出され、ランダウンプレイになった。「行け〜〜〜!」というベンチの声に3塁へまっしぐら、背後からの送球がヘルメットに当り、ボールデッド、ホームイン、川井田が何もしないうちに1点入ってしまった。思い切ったプレーは幸運を呼ぶ。1球ボールを見送って、3球目これまた痛烈にレフトへ打ってエンタイトル2ベース、吉田健太郎もヒットして無死1、3塁、まず2、3塁にして・・・というのが普通、そのとおり吉田スタート、しかし前の試合で歩かされてばかりでストレスが溜まっていた4番小河原は痛烈なライナーで左中間を破り、ボールデッドゾーンを越えてエンタイトル2塁打、川井田ホームイン、なお無死2、3塁、これは3点ではおさまりそうががない。杉浦はファウルで粘って、センターへ打ち上げて、吉田がタッチアップから悠々ホームイン。杉浦には犠牲フライが記録される。東入間学童野球連盟のホームページの「知っ得2」に犠牲フライと犠牲バントの違いについて説明がある。この後柿沼の投ゴロ1塁送球の間に小河原は3塁へ進んだが結局残塁、監督の指示通りの得点となった。その後小河原が吉田を3塁に置いて今度は右中間をライナーで破るホームラン、ピッチャーなのに全速力でホームに帰ってきたが、実はホームインしたとき、まだボールは外野から帰って来ないほどぶっ飛ばした。このグラウンドではここがスイートポイント、レフト側だとボールデッドになってしまう。その後ヒットで出た矢野を3塁、エラーで出た伊藤を2塁に置いて内藤が3塁前にスクイズを決めたが、伊藤は一旦躊躇してからホームに向かい、5-3-2タッチアウト!しかし6回には同じパターンで吉田健太郎が投前スクイズ、矢野が3塁から、そして伊藤が2塁から猛然とホームイン、1度失敗したら学習して次に生かす、大井ウエストの強さのポイントがここにある。川井田は自打球が足に当ったと判定されてアウトになりヒット1本損したが、2塁打2本の大当たり、柿沼にもヒットが出たし、伊藤など3打席全部出塁、9番打者が出塁して1番につなげる打線はスゴイ。このグラウンドは2年前に南部秋季大会で優勝したときのゲンの良いグラウンドだ、責任者の小山さんとの相性も良い。



 2回戦]3月25日(日) 8時58分〜10時40分  志木四小和光広沢ユニオンズにサドンデスで7点取って勝った膝折宿ジャイアンツと対戦 

チーム

1

2

3

4

5

6

大井ウエスト 1 0 0 1 0 3 5
膝折宿ジャイアンツ 2 1 0 0 0 0 3

勝利投手:小河原 瞬

戦況ウエスト杉浦主将はジャンケンで勝って先攻を選んだ。初回得点に絶対の自信があるから、まずはいきなりガツンと先制パンチを食らわせようとの作戦だ。大井ウエストの選手は俊足揃い、近年に無く機動力抜群のチームである。その中で1番を張る内藤(5年生)は、この大会と並行して実施されている富士見親善大会2回戦解説で触れたとおり、選球眼が良く、その上強打の持ち主で、出塁率が高い。この日も1-3から四球を選び、2球で3塁到達、吉田健太郎のスクイズで生還した。小河原は力んでピッチャーフライ。その裏宿ジャイアンツの攻撃、全員6年生だから、下位までパワーがありそうだ。案の定、四球で出したランナーを2塁に置いて2死からエースで4番の大澤主将に右中間目の覚めるようなホームランを打たれて逆転された。左打席から久々に見たスゴイ打球、打球の行方を見た瞬間ホームランだと思った。西原小学校ならネットに当ってシングルヒットだけどネ(^_^) このグラウンドでは上の1回戦の解説にも書いたが、右方向がホームランコースなので、左の強打者は要注意だ。次の5番打者にもライト左へフライヒットされた。2回表柿沼が四球で出て、2進してチャンスを作ったが、3塁へディレードスチールみたいな形で走ってタッチアウト。2回裏先頭打者は7番、これまたセンターの頭をライナーで越すホームラン、これはイカン、外野の守備が浅過ぎる。直ちに修正だ。ウエストはこの日毎回ランナーを出す。相手投手はホームランも打っているし気分が良いのだろう、緩急つけて考えたピッチング、球は速いし、コントロールも悪くないイヤな投手だが、ウエストの打線はもっとイヤらしい。常日頃横森代表に言われているとおり、粘る、納豆みたいにネバネバ、典型は柿沼、第1打席9球も投げさせた挙句に四球、第2打席も9球目をセンター右への2塁打で吉田健太郎をホームへ返し、6回の第3打席は、同点に追いついた後の送りバントで小河原、杉浦を2、3塁へ送り、壮真の決勝2ランスクイズをお膳立てした。まさに必殺仕事人である。内藤も1打席目は四球から本塁へ帰ってきたが、2打席目は7球目をレフトへヒット、川井田や小野もヒットにはならなかったが粘って、その結果マウンド上のエースは次第に消耗して行った。こういうことがチームプレーなのだ。小河原には3回から、真っ向勝負を避けて、○○で行けとガラリとスタイルを変えさせた。その結果相手打線は途端に打てなくなってゼロ行進。選手たちには、大澤投手は3回で56球、小河原投手は41球、4回辺りからその差が出てきて、回を追うごとに相手投手は握力が落ちて来る、小河原が辛抱してるからその間にジワジワ追い上げようと話していた。また大澤投手は球に力があるから、こういう投手にはスパゲッティで行こう、とも話した。そのとおり、しっかり相手チームから研究されている吉田健太郎は、前進守備のサードの頭上、カツーンとバットに球を乗せてレフトへ2安打、ヤッタゼ、スパゲッティ、ミートソース!5回には伊藤がレフト越えの3塁打を放ったが、後続打者が凡退して還してくれなかった。6回に吉田健太郎が2塁打〜3盗、小河原のサードゴロの間にホームインして同点、送球が逸れて小河原も生きた時点で相手ベンチは投手交代、それはそうだろう、107球の力投、もう限界だった。結局、宿ジャイアンツの2投手は6回122球、小河原は同じく6回で70球、3回以降は無四球で1安打のみ、ウエスト守備陣はエラーしないから、スイスイ投げた。ピッチャーゴロ3本、キャッチャーフライ1本、1塁ゴロ1本、2塁ゴロ1本、3塁ゴロ3本、ショートゴロ4本、ライナー1本、レフトフライ1本、センタフライ1本、本塁打以外のヒットはライトへ2本のみ。5回先頭の8番打者がミートして1塁の頭上、小野が回り込んで1塁送球、間に合わなかったが、ここで出た代走をワイルドピッチで2塁に進めたものの、9番打者のピッチャーゴロでうまく2塁走者を挟み、打者走者が2塁へ進まぬうちにアウトにしたプレーなど素晴らしい守備だった。ウエストのほうが安打が多く、犠打は3、盗塁も7、3残塁、宿ジャイアンツは犠打は無し、盗塁ゼロ、2残塁、攻撃の多彩さの違いがわかろうというもの。ホームラン2発でいきなりドカンと先制パンチを食らってビックリしたが、野球は我慢して粘っているうちにボデーブローのように相手を苦しめるもの、教えられているとおりの野球をやってくれるから、ウエストの選手はたいしたものだ。



 Gブロック決勝] 3月31日(日) 8時42分〜  志木四小強打の東野小レッズを7-4で破った富士見コンドルスと対戦

チーム

1

2

3

4

5

6

7

大井ウエスト 0 2 3 0 0 1 1 7
富士見コンドルス 0 0 0 1 1 0 3 5

 勝利投手:小河原 瞬 

戦況ウエストはこのチームで昨年から9連勝、東入間新人戦で、西部ジュニア優勝の上福岡イーグルスを決勝で破り、5連勝でシーズンを終えた。記念すべき10連勝の節目は富士見コンドルス、一昨年低学年のとき南部ジュニアの準決勝で4-2で勝ったが、強敵だ。BEST8をかけてのブロック決勝、相性のよい志木第四小学校、志木市責任者の小山さん、本日が予選最後の試合である。ウエストは毎度お馴染み先攻で先行しようとして、いつも通り内藤匠之介がガツーンとライナーでレフトの頭を越えてエンタイトル2塁打、川井田流碧がバントで3塁に送り、さあ1点だと思ったら吉田健太郎がサードのファウルフライ、4番・頼みの小河原瞬がショートゴロで無得点、このショートキャプテンは守備が上手い。ここへ打ったらだめだ。一方富士見コンドルスの先頭打者はそのショートキャプテンの石見、これがまた素晴らしい打者、結局この試合では4打数3安打、それもレフト、センター、ライトと打ち分けたヒット、アウトも真っ芯で捉えてサードライナー、守備の上手い川井田だからアウトをとれたという打球だった。しかしこの走者の2盗を杉浦が阻止したのが流れを渡さない原因だった。結果的には10連勝。
さてウエストは11安打を放ち、中でも杉浦の4打数3安打、川井田の3打数2安打1犠打、柿沼の4打数2安打1FCが光った。この前の試合まで8割打者の吉田がサードファウルフライ、キャッチャーファウルフライ、空振り三振と冴えないので、ウエスト得意の走塁掻き回しの威力が半減、これがコールドで決着を付けれなかった最大の原因か?それでも吉田は冨士川監督の檄に応えて7回表の最終打席はセンターへクリーンヒット、2盗して杉浦の適時打で本塁に還ってきた。このパターンが早くに出ていれば・・・
先取点は2回表、杉浦がレフトへクリーンヒットして2盗、柿沼の打球をショートが捕って、これは柿沼の足からしてヒットだ、杉浦は3塁へ走る、ショートはサードへ送球、3-本間に挟まれる、しかし今期ランダウンプレーでウエストは常に逃げ切り進塁している、ここもサードがキャッチャーへの悪送球でホームイン、この間に柿沼は2塁へ、パスボールで3塁へ、小野のスクイズで2点目。3回表には内藤が死球で出塁、初球盗塁、川井田が見事なサード前セフティ、吉田が凡退したが、小河原がセンター左へライナーで運び、内藤、川井田が相次いでホームイン、更に杉浦が続き、柿沼のスクイズをセカンドが捕って本塁送球、しかし小河原はタッチをかいくぐってホームイン、この後矢野がスリーバントスクイズ失敗、杉浦タッチアウト、ということになったが3回で5-0、これはコールドゲームの勢い、ところが4回裏2死からショートゴロを1塁への送球が悪くてランナーを生かし、ヒットと四球、更に四球で押し出し、満塁のピンチでキャプテン石見が火の出るような打球、これがサードライナー、川井田キャッチ、助かった。たったひとつのエラーがもしかすると命取りになっていた。5回裏にはセンター右にヒットした3番打者、盗塁を図り、杉浦からの送球がセンターに抜ける間に3塁へ、さらにパスボールでホームインとバッテリーエラーでの失点。ただ6、7回に1点ずつGETしたのが勝因だった。6回は柿沼が右中間をフライで破る3塁打、ライトからの返球がボールデッドでホームイン、3塁コーチャーの吉田が止めなければホームランだった。7回裏の3点は2本のヒット、ショートの1塁悪送球(ボールデッド)、1四球、さらにもう1個ショートのエラー、パスボールホームインもあってガタガタ、下手すると同点になるかも?というピンチ、冨士川監督はショートに「思い切って投げろ」、と大きな声、しかし最後は投げることも無いショートフライでゲームセット、相手のショートキャプテンの石見は5個のショートゴロをことごとく華麗にさばき、彼我の違いがクッキリ、しかし勝負は勝てば良いんだと監督は捨て台詞、ただこの日のショートのエラー3個はピッチャーに過大な負担を与えた。もともとこの日の小河原はいつもの小河原ではなかった。5四球というのが苦心の理由、115球も投げて、次の富士見親善精明スワローズ戦の敗戦につながった。

 準々決勝] 4月8日(日) 11時2分〜12時42分  朝霞三小

チーム

1

2

3

4

5

6

7

大井ウエスト 0 3 0 0 0 0 3 6
ファイヤーナインズ 0 0 0 0 0 0 0 0

 勝利投手:小河原 瞬

戦況ウエストは2年前の南部秋季大会でコールドゲームで勝った相手だ。新座市のカッコイイユニフォームのチーム。小河原がイマイチ調子悪かったが、悪いなりに完封。もしかして調子悪いほうが良いのか?内外野引き締まったウエストの守備は、打たせれば守ってくれる。この日もファイヤーナインズの打撃は文字通り火を噴くような打球が多かったが、スパスパアウトにするスパらしい守備。結局4安打しか許さなかった。1回にウエストが0点というのも珍しい。たいてい、ドカンと点を取って相手の戦意を喪失させるのが最近のパターンなのに、簡単に三者凡退。その裏無死満塁の絶体絶命のピンチをしのいだのが大きかった。1番打者・投手の大沼がセンター前ヒット、1塁へけん制悪送球で2塁進塁を許し、送りバントを小河原捕って3塁送球、これは指示通りだったが、明らかに間に合わない、野選となった。四球で無死満塁、4番打者がスクイズをファウルから、前進守備の内野を見て2球目を強振したが打ち上げた、1塁側ウエストベンチ前、内藤がダッシュして来てファウルゾーンでキャッチ、上手い!5番打者はサードゴロ、おあつらえ向きのホームゲッツー、しかし緊張したか、ボールを握り直して本封のみ。次の6番打者もサードゴロ、川井田3塁ベースを踏んで、3アウト、ヤレヤレ。無死満塁というのは不思議に点が入らないものだ。2回表に小河原の目の覚めるような痛烈なヒットから3点とった。ただし小河原はスクイズで本塁憤死、足が早くベースに届いたと見えたが、主審が捕手の後ろから見る形だったので、見えなかったようだ。小野は犠打と打点を損した。しかし、第2打席ではセンターへライナーでクリーンヒットした。2回表は小河原に続いて5番杉浦がセンターへヒット、矢野が良く見て四球、下位打線が粘るから大量点につながる、1番につなげるために9番に置いている伊藤も四球を選んで押し出し、先取点、1番に還り当りに当っている内藤がこれまた目の覚めるような痛烈なライナーヒットをレフトに放って小野を迎え入れ、川井田の打席で暴投があり矢野がホームインと、一挙3点GET。2回裏もヒットと四球で2人走者を出したが、3塁にランナーが居て1塁ランナーが2盗を図ったのを、杉浦が矢野ようなそうまじゃなくて、2塁へ矢のような送球で刺し、3塁ランナーが動けないという鉄壁の守備で抑えた。4回にも杉浦は2盗を刺し、このペースで行くと、2009年度内野翔太の盗塁阻止率.234を破るかもしれない。他にも5回裏1死2、3塁から強烈なピッチャーライナーを小河原がキャッチ、3塁へ投げたがランナー戻りセーフ、しかし2塁ランナーの1番打者大沼の離塁が大きいのを瞬時に見てとった川井田が2塁送球してアウトという素晴らしい守備もあった。大沼が4回まで75球を投げ、5回からリリーフした内藤投手に内野ゴロやフライで、6回まで吉田のヒット1本に抑えられ、糞詰まりのような展開、このままでは便秘になると思われた7回表、矢野壮真がまた四球を選び暴投で2進、内藤がセンターオーバーの飛球の間に2塁から一挙ホームイン、バックホームの間に内藤は2塁を盗み、さらに3盗からパスボールでホームイン、2死から韋駄天吉田が四球を選び初球盗塁、どうにも止まらない、ウララ♪、ウララ♪、誰も止められない。ここで小河原がまた強烈にレフトへヒット、スタートを切っていた吉田が一挙にホームイン、杉浦も左中間ライナーのヒットで続いたが、ここまで。しかしこの3点は決定的だった。3回戦まで9点、8点、7点と取っている打線を完封したのだから大したもの。

ウソのように予想がバッチリ当たってしまった・・・準決勝の予想は・・・新堀ジャイアンツとウエストが勝ち上がり、決勝対決となるだろうと見ていた。恐らく新堀ジャイアンツもそう思っていただろう。

 準決勝] 4月15日(日) 14時51分〜16時5分  朝霞八小

チーム

1

2

3

4

5

6

7

サドン
大井ウエスト 0 0 0 0 0 0 0 0 1
大井亀少クラブ 0 0 0 0 0 0 0 0 2X

 敗戦投手:小河原 瞬

戦況戦前分析では投手力、守備力、打撃、走塁、すべての面でウエストが上、というもので、負けるはずがないと思っていた。結果はほぼその通りだったが、タイムリーエラーの出たウエストが負けたということで、5回まで無四球ノーヒットノーランに抑えていた小河原には気の毒な結果、数ある試合のうちにはこういうこともある。ウエストの誤算は1、2番が出塁出来なかったこと。1、2番が出て、クリーンアップがドカンと打って大量点というのがパターンだが、打ち上げてフライ、アウトというパターンだった。2回には先頭打者小河原が痛烈なライナーでレフトオーバー、しかし打球はタイヤに当って跳ね返った、越えればホームランだったが、8→6→2と中継されて本塁で憤死。これは亀少クラブの見事な守りをほめるしかない。その後杉浦がきれいにライトへ流し打ったが、ライトライナー、ツイテナイ。柿沼もカキーンと打ったがレフトフライ。小河原の当り以降、亀少クラブの外野はものすごく深い守り、大きな当りが捕られてしまう。4回には2アウトから吉田が1塁前へバントヒットして盗塁、いつものパターンであったが、期待の小河原がショートゴロ、キャプテン長久保は堅実な守備、ここへ打ったらアカン。5回には杉浦が今度は痛烈に引っ張って、しかしレフトライナー、とにかくウエストの打球はカキーンと飛ぶが、上げたらイカン。続く柿沼の当りはこれまたデカイ、センターバックして、グローブに入れたがポロリ、柿沼はセカンド回って一旦停止、しかしベンチから、来い、来いと言われて走り出し、8→6→5と中継されて3塁で憤死。3塁コーチャーが止まれと指示していたらしい。しかし打球から見て、迷わず走れば悠々3塁打だった。6回には先ほどのセンターの守備を見て、4番に代えて5年生の高木をセンターへ入れた亀少クラブ、こういう試合では守りを固める狙いだろう。2死から内藤がサードゴロ、1塁悪送球で生きて、ボークで2進という願っても無い場面、しかし川井田ショートゴロ、ここへ打ったらアカン。5回まで無四球ノーヒットノーランに抑えていた小河原は6回裏、1死から1番枝に投げたスローボールがユニフォームをかすり、デッドボール。2球目に盗塁を仕掛けたが、これは無謀、ウエストのキャッチャー杉浦の盗塁阻止率を知らないのか?いかに俊足枝とは言え、2塁へストライク送球が行き、枝はクルリと振り向いて1塁へ還ろうとする、しかし追い掛けるのが吉田健太郎だから、これはもうムリ、タッチアウト!結局この日亀少クラブの盗塁はゼロ、枝でさえこうだから仕方無い。しかし2死から宮田がライト線ライナー、ライトが右中間寄りに守っていて、2塁打にしてしまった。定位置ならライトゴロだ。しかし3番長久保をサードゴロに仕留めた。7回には吉田健太郎が4球目を左中間へうまく流し打ったが、実は3球目までセンター真ん中に守っていた高木をベンチの指示で左中間へ寄せた、ちょうどそこへライナーが飛んだ、これは亀少クラブベンチのファインプレー、先ほどの位置なら左中間破り、吉田の足なら一挙ホームインとなったかもしれない。続く小河原はレフトへ大飛球、しかし深く守っていてアウト。続く杉浦は右中間をきれいにライナーで破り、エンタイトル2ベース、しかし柿沼のレフトフライでチェンジ。7回裏、4番山賀に代わった高木、良い守備をしたので打撃も良い、打球がサードベース上を通過する痛烈な当り、ヤバイと思ったが柿沼が飛びついた、立ち上がって2塁送球したが2塁打、これはピンチ、バントで送られて1死3塁、サヨナラの場面、しかし、サードファウルフライ、空振り三振でピンチを脱する、小河原−杉浦バッテリーの真骨頂だ。
さあ、サドンデス、先攻ウエストは小野のスクイズで1点、しかし杉浦は2ランを狙ったが本塁憤死、亀少クラブは実に的確に守る。矢野セカンドフライで1点止まり。その裏亀少クラブの打者は春日、嫌な打者だ。何故か? 普段あまり打たない打者だが、肝心要の場面では、信じられないような良いバッティングをする、これまで何度か見てきた。その通り、カキーンとライトへライナー、1点は仕方ない、捕って1塁でアウトをとって、ここをしのいで次の回へ・・・、と思ったら、投げた球は1塁と本塁の間、亀少クラブのベンチへ吸い込まれるように・・・、ボールデッド、サヨナラ・・・なんと・・・
ウエストの信条は守りに守ること、守っていればいつかはチャンスがやってくる、ところがそれを亀少クラブにやられてしまった。守りのミスはウエストのほうが多かったが、なんとかバッテリーがしのいでいた。小河原は投球数も少なくほぼ完璧に近い出来、亀少クラブの春日投手はこれまた制球良く、試合はとんとん拍子で進んだ。ただウエストの打球のほうが良かったが、打ち上げたフライは皆捕られた。春日投手はボーク1個、しかし見事な打たせてとる投球だった。亀少クラブにひとつのミスがあればウエストの勝ちだっただろう。ミスどころか、外野からの中継プレーでの特に長久保の好送球、1塁三浦の冷静な本塁送球など、鍛えられた守りが付け入る隙を阻んだ。最後の最後に守りのミスが出たのはウエスト、負けたのは仕方ないが、頑張ったバッテリーが可哀そうだった。
 ちなみに、サドンデスでの記録の付け方・・・東入間学童野球連盟『知っ得2




 新堀ジャイアンツが優勝


埼玉南部少年野球連盟のホームページより転載)大杉さん、迅速掲載有難うございます

準決勝を終えて、下記コメントを書いた。

決勝には進めなかったが、新堀ジャイアンツとは3月18日に練習試合をして3-4で逆転負けした。この日新堀ジャイアンツは富士見親善大会で小手指ファイターズを9-0で破って、新堀小学校へ凱旋してきたところだった。結局BEST8まで進んで、優勝した富士見エンゼルスに1-4で負けた。大井ウエストは同じくBEST8まで進んで、爆弾低気圧の強風の中、左打者を揃えた精明スワローズに、追い風に乗ったホームラン2発で5-9で負けた。この日の練習試合でウエストはレギュラーを欠き9人で試合に臨んだ。新堀ジャイアンツの投手は背番号6高橋選手と背番号1片桐選手である。この二人は打撃も良いが、俊足で、塁に出したらダメという素晴らしい選手だ。しかも下位打線が粘りがある。しかし、調子を上げてきたベストメンバーのウエストなら勝てる!と踏んでいただけに、対戦できなかったのは残念だ。

結果は上で書いたことが、ズバリ的中した。埼玉南部少年野球連盟のホームページによると、1回表、高橋(新堀)の立ち上がりを攻めた亀少はスクイズで1点先制。春日(亀少)に抑えられてきた新堀は、4回裏に4番片桐の3塁打を5番長澤がヒットで返し同点とし、サドンデスかと思われた7回裏2アウトから、9番乙幡が劇的なサヨナラヒットを放ち大熱戦を制した。乙幡が最高殊勲選手賞、高橋が優秀選手賞、片桐が打撃賞であった。決勝で対戦したら秘策があったのだが・・・


 表彰の模様


整列




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