大井ウエスト試合結果  

富士見親善学童野球大会


第16回富士見親善学童野球大会

昨年(2011年)第15回大会は、直前の3月11日東日本大震災のため中止となりました

[主   管] 富士見市  結果→富士見市少年野球連盟お知らせ
[大会期間] 3/18(日)〜4/15(日)
[開 会 式]  3月18日(日) 8:30(受付7:30〜登録名簿3部持参)埼玉県立富士見高校グラウンド

始球式のボールを投下する毎日新聞社のヘリコプター 大空に舞い上がる風船
入場行進の演奏は入間東部消防音楽隊の皆様 整列していて座れと言われしゃがみ込むところ

[大会要項] 7回1時間30分、5回以降7点差コールドゲーム、1時間前集合、メンバー表を提出 サドンデス…無死満塁継続打順、2回行って同点の場合抽選


 [2回戦]3月20日(火) 8時27分〜10時9分  富士見第二運動公園B面C-1

チーム

1

2

3

4

5

6

7

大井ウエスト 1 0 3 0 0 0 2 6
あさかスリースターズ 0 0 0 0 0 0 2 2

 勝利投手:小河原 瞬

戦況あさかスリースターズとはこの学年で2010年4年生のとき、2回対戦して、南部ジュニアで8-1、ステップランバー杯で7-2で勝っている。強豪の新町トレジャーズ(川越)を1回戦で6−4で破っている。しかし大井ウエストの新6年生は、一昨年の埼玉南部ジュニア大会で準優勝したメンバーだ。しかもウエスト不動のエース小河原は、昨年東入間学童野球新人戦優勝のときと同じく、安定したピッチング、3回まで3人づつで片付けて6回までヒットの走者2人出しただけ、62球で3塁を踏ませない素晴らしい投球、完封を意識した7回、先頭打者のサードゴロ、一旦落としたがすぐ拾い直して1塁送球、壮真がよく伸びてアウト!と思ったら1塁塁審は「セーフ!」のコール、わずかに足が離れていたらしい。ここからパスボールで2進を許し、デッカイ4番主将にレフト越え1バウンドでサッカー場に入るエンタイトル2ベースを打たれて1点献上、さらにヒットで2点目も入れられたが、落ち着いて後続を断ち、78球無四球勝利。2012年度最初の試合の勝利投手となった。攻撃面では、初回荒れ気味の主将で4番のエース金山から1番内藤が四球を選び、盗塁、キャッチャーからの送球がセンターへ抜ける間に3進、1死後吉田のセカンドゴロ、2塁手がサードランナーを刺そうと3塁送球、内藤は挟まれたが、送球をかいくぐってホームイン、この間に吉田は2進、もう1点取れる!と思ったが、吉田がアメリカン牽制に引っかかって1→4→5タッチアウト!小野は四球で出て盗塁、パスボールで3進して、なおもチャンスが続く、杉浦がうまくおっつけたバッティング、しかしセカンドの頭を越えられなくて、ライナー捕球〜チェンジ。3回には先頭の9番伊藤が振り逃げで出て、盗塁から内藤がバントで送り、パスボールでホームインと、効率的に2点目ゲット、2死から吉田が三遊間、ショートが捕ったが投げられない内野安打、当然2盗、3盗、小河原四球から盗塁、杉浦の3塁ゴロが1塁悪送球となってボールデッド、一挙2点追加。4回表先頭打者7番小野が痛烈に打って打球がサードベースに当たって運悪くショート側へ、小野は抜けたと思ったのだろう、1塁回って、見たらショートが打球を拾って1塁送球、慌てて小野戻ろうとしたがタッチアウト、これはヒットと挟殺が記録される。この回もその後2人出塁したが残塁。5回には吉田が3塁前にバントヒットを狙って転がしたが、打球が強くて、前進したサードが捕って1塁送球、普通の俊足の選手でもアウトだが、この選手はフツウではない。吉田の足が上回って安打となった。当然2盗、2四球の小河原は打ちたくてたまらない。気合が空回りしてピッチャーフライ、杉浦の打席、2ストライクから吉田が3塁に走り杉浦打って、しかしこれまたセカンドフライで吉田2塁に戻れず併殺。7回は1死から内藤が、この日3個目の四球、選球眼の良い俊足の1番打者がこのように出塁すると、相手チームにとっては本当にイヤなもの、盗塁して、続く川井田レフトへのヒット、また盗塁、あっという間に1死2、3塁で足のあるランナーが揃い、吉田健太郎が2ランスクイズを見事に決めた。これだけ点を取れば、ウエストの投手なら、負けるわけが無い。続きがあって、2死から小河原が内野安打し、続く杉浦がセンターへライナーを放ち、ショートバウンド捕球に見えたが、2塁審判はアウトのコール、仕方ないが、更にチャンスが続いていたかもしれない。

 [3回戦]3月24日(土) 8時38分〜  富士見市諏訪小学校C-1

チーム

1

2

3

4

5

6

7

大井ウエスト 3 0 0 0 0 2 0 5
霞ヶ関イーグルス 1 0 0 0 0 1 0 2

 勝利投手:小河原 瞬

戦況大井ウエストは強いと聞いていたが、ずいぶん小粒で低学年みたいなチームだなぁ」と選手集合のとき相手チームは思うだろう。なにしろ、我々ウエストの構成員ですらそう思うから(^-^) それもそのはず、6年生がわずか4人、5年生でも足りずに、4年生まで出しているチームだから、誰か病気したり、怪我したらヤバイというチームなのだ。しかし山椒は小粒でもピリリと辛いのを霞ヶ関イーグルスはいきなり味わってしまった。強豪で知られる霞ヶ関イーグルスは、それもそのはず6年生が17人、試合前整列では体力差で圧倒されてしまった。ジャンケンで勝って先攻を選んだ杉浦主将、初回得点に絶対の自信があるから、まずはいきなりガツンと先制パンチを食らわせようとの作戦だ。大井ウエストの選手は俊足揃い、近年に無く機動力抜群のチームである。その中で1番を張る内藤(5年生)は、2回戦解説で触れたとおり、選球眼が良く、その上強打の持ち主で、出塁率が高い。この日も1-2からバチーンとセンターへかっ飛ばし、2球で3塁到達、川井田サードゴロ、1塁送球を見てスタートしホームイン、ピッチャーが7球しか投げていないのにもう1点入ってしまった。ランナー無くなったが、ここでホッと一息つけないのが大井ウエスト、3番吉田は8割打者、それをあろうことか、歩かせてしまった。それがどういう意味を持つか、霞ヶ関イーグルスの選手たちは恐怖の体験をすることになる。ウエスト不動の4番打者アニマル小河原の打席、1球目で2盗、2球目で3盗、なにしろキャッチャーがスタートと走塁を見て、投げるのを諦める有様だ。2-3からの6球目、小河原ガツーンと流した打球はライトへエンタイトル2ベース、吉田ルンルンスキップホームイン 小河原という打者は、たとえランナーが居ても、満塁でなければ歩かせたほうが傷が少ないのだが、知らないばっかりに勝負してしまった。小河原は暴投で3進、杉浦はショートゴロ、1塁送球と同時に足に自信のある小河原スタート、ボールは本塁へ転送されたがホームイン。3点GET、こうなると、エース小河原の防御率から計算して勝ったも同然なのだ。しっかり守ればよい。だが体力のある霞ヶ関イーグルスはさすが打力がある。1番打者のレフト前ヒット、しかしここからがウエストとの差、強肩杉浦の肩を警戒して堅実に送りバントで来た。こちらはアウトカウントを稼ぎたい、なにしろ3点取ったから、1点ぐらい与えたって構わない。体のデカイ4番打者にセンター前に運ばれて1点失った。4回表小河原、杉浦の連続ヒットから柿沼がしっかり送って1死2、3塁、さあどうする?この後信じられないことが起きてこの回無得点、ヤバイ、流れがあっちへ行ってしまう。案の定その裏4番打者が打ってセンター返し、三遊間寄りに守っていた吉田が追い着けない、しかしセカンド内藤がナント!2塁の後ろ、ショートの守備範囲まで回り込んでキャッチ、しかし1塁送球は間に合わず。それでも外野へ抜かせないこの守りはウエスト守備陣の守りの凄さをアピールするものだった。1死後6番打者が四球で1死1、2塁、7番サードゴロ、川井田捕って3塁を踏み、1塁送球、しかしこれが本塁寄りに逸れた、ファースト矢野壮真はこの試合たびたび好プレーを見せている、このときも球をつかんで走ってきた走者にタッチ、この守備は見事!川井田がベンチへ帰ってきて、「壮真、ありがとう」と御礼を言っていた。こういうファインプレイが流れを相手に渡さないポイントだ。ウエストは6回表、川井田四球から盗塁、吉田ヒットしてすぐ盗塁して無死2、3塁、ここでバッターは4番小河原、絶対点が入る場面、前2打席は右方向にヒットを打っている小河原が今度は強烈に引っ張った、痛烈な打球をキャプテンの3塁手がつかんだ、川井田は塁に戻れなくて挟まれた、3−本間をボールが行き来する、逃げ足の速い川井田が本塁へ向かうとき、ランナーに当てないように投げた送球が逸れた、川井田ホームイン、しかもその後ろへ猛然と吉田が走ってきて、カバーした選手が本塁送球したが吉田のほうが早く主審はセーフ!と手を拡げた。素晴らしい走塁、しかもこの間に小河原は3塁へ達していた、行け行けドンドン、杉浦に初球スクイズ、しかしこれは失敗、前進守備のショートへの小フライになって小河原3塁へ戻れず併殺。杉浦の打力、仕事師柿沼の存在を考えれば、まともに杉浦に打たせたほうが、チャンスが継続したか?結果論というよりも、ちょっと悪乗りしたかなぁ〜。その裏霞ヶ関イーグルスも2番から、要注意だ。しかし簡単に小河原は2死を奪った。だが怖い4番打者の打球がセンターの後方へ、中継がうまく行かず3塁打となった。ここでまた信じられないことが起きた。次打者が四球となった。しばらくして塁審がコールして審判団が集まり何やら協議している。結果的に「サードランナーホームイン、1塁走者はセカンドへ進塁」、となった。四球の後、雨でボールが滑るので、この日は両チームともたびたび主審がボール交換してくれた。このときも杉浦捕手がタイムを申し出て審判の許可を得ないうちにベンチへボールを転がしたらしい。四球だから、審判はアピールされても1塁に打者走者が到達するのを見届けて「タイム」を宣告する。ところがその前に、もういいだろうと思ってボールを転がしたのだろう。普通なら審判はすぐにタイムをコールするが、このときはたまたま四球なので、待っていたわけだ。20年スコアラーをやっていて、こいうケースは初めてだ。しかし2点取られても、小河原にとってはこれが最多失点、もう負けるわけはない。6番打者もライナーでレフトへ運び、2死1、3塁、当然走ってくると見て、杉浦捕手はサインを出してウエストボールを要求、小河原応えて外の首の高さに速い球、捕ってすぐさま矢の様な2塁送球、ランナー楽々タッチアウト!見たか、これぞ大井ウエストだ。7安打打たれたが2点止まり、ウエストはわずか5安打だが5点GET、やはり打力では霞ヶ関イーグルスのほうが上、7イニング、同じ28人の打者、四死球はともに2、犠打もともに1、三振はウエスト3、霞ヶ関イーグルス1で、どこから見てもウエストが下回る。ところが残塁はウエスト2、霞ヶ関イーグルス5、得点差は何故生まれたか?もうお分かりですね?つまりウエストはランナーを本塁へ迎え入れる面で勝っていたということ、その差は、盗塁8対1、すなわち走塁の差、守備面ではお互いに堅かったが、やはり大井ウエストのほうが声も良く出て、キラリと光る守りが随所に出た。野球はチームプレー、個々の能力で負けていても、信頼と連帯と団結で勝てる。サムライジャパンがワールドカップでメジャー揃いの米国に勝てるのだから。


BEST8・・・準々決勝(ブロック決勝)のカード

Aブロック  3月25日(日)12時  富士見市第2運動公園A-1  富士見エンゼルス(富士見市)  4−1 新堀ジャイアンツ(新座市)
Bブロック  3月25日(日)14時  富士見市第2運動公園A-2  霞ファイヤーズ(川越市)  10−2 新曽ボンバーズ(戸田市)
Cブロック  3月31日(土)13時  水谷東小学校A-1  大井ウエスト(ふじみ野市)  −  精明スワローズ(飯能市)
Dブロック  3月31日(土)15時  水谷東小学校A-2 朝霞ストロングス(朝霞市)  −  嵐山ライナーズ(嵐山町)


 [準々決勝]3月31日(土)12時23分〜 水谷東小学校(富士見コンドルスの本拠地) 春の嵐のすさまじい強風下の試合

チーム

1

2

3

4

5

6

7

大井ウエスト 3 0 0 0 2 0 0 5
精明スワローズ 0 5 0 0 3 1 X 9

 敗戦投手:小河原 瞬

戦況点数から見ると負けて納得に見えるが、内容的には負けていなかった。むしろ初回の内藤の先頭打者ホームランに始まって、圧倒的な攻撃力で勝てたようにも思えたが、ここから負け惜しみ、もしこの日がダブルでなかったら、春の嵐でホームからライトへ向けての突風が吹かなければ、まあいろいろあったが、負けたときには「たられば」が出てくるものだ。しかし、これは負け惜しみではなく冷静に分析して、この日がシングルならウエストが勝っていただろう。小河原のピッチングは前の試合で115球、さして間を置かずに94球、いかにキンニクマンと言えどもこれはきつかった。いつにない四死球の多さがそれを示していた。しかもレフトが狭くライトが深い、風はホームからライト方向へ、瞬間風速20m/secを超える強風、右打者揃いのウエスト打線、左打者揃いの精明スワローズ打線、天は相手に味方した。2本のホームランを打たれ、事前に分析していた通りの相手の強打線ではあったが、叩き付けた打球が次々とヒットになるし、捕れるかな?と思われたセンターフライが、途中グングン加速してホームランになるなど、ツキは相手にあった。逆にウエストは、内藤のレフトオーバーが1バウンドで建物の屋根を越えるエンタイトル2ベース、その前の出席、すなわち1回表試合開始直後の打席で文句なしセンターオーバーのホームランを打っているが、惜しい、1試合2ホームランを逃した。ウエストは1回内藤の先頭打者ホームランの後も、度肝を抜かれた投手から川井田がストレートの四球を選び、2盗、3盗、小河原のレフトオーバーエンタイトル2塁打でホームイン、更に杉浦がライナーをレフト前に運び、盗塁、キャッチャーは2塁へ投げるが、これはトリックだった、足に自信のある小河原突っ込む、2塁ベースの前で送球を捕った野手が本塁へ投げる、タイミングアウトだったが小河原上手くタッチをかいくぐり、手でベースタッチしてホームイン。この初回の3点で3回戦までの相手とは格が違うとわかっただろう。この後もウエストは6回を除き毎回ランナーを出して攻めた。2回裏は4番を1塁ゴロに仕留めた後、5番の左打者に左中間への3塁打を打たれ、暴投で1点、2死後7番、8番に当たり損ねのヒットを打たれ、9番打者に粘られて四球、これがいけなかった。事前分析では、このショートキャプテンの西村が最も警戒すべき強打者、1-1からライトオーバー、風にも乗って小野のはるか頭上を打球が通過するものすごい満塁ホームランで一挙に逆転された。それでもウエストは5回表、吉田のヒット〜盗塁でかき回し、杉浦も四球から盗塁、また捕手が2塁へ投げ、カットしたセカンドが本塁送球、しかし韋駄天吉田は悠々セーフ、しかもこの送球をキャッチャーが逸らしてボールデッド、既に2塁を回って3塁へ向かっていた杉浦には進塁が与えられホームイン、同点に追い着いた。しかしその裏先頭の4番打者が高いフライ、これは伊藤が捕れるかな?という打球が、風に乗ってグングン伸びる、しかも右寄りに押し流されて、最も深い地点に、これはホームランだ。この後更に2点追加され、6回には2死から先ほどホームランを打っている4番打者に大きな当りを打たれ、深く守っていたライトがガッチリ、捕ったと思ったら、ポロリ、さらにヒットが出て1点追加された。こういう試合では四球とエラーは痛い。相手投手は小河原以上の投球数、ウエストがいかに粘り強く攻めたかがわかる。


雨で順延の準々決勝は4/1(日)嵐山ライナーズ7-2朝霞ストロングス、準決勝富士見エンゼルス6-3霞ファイヤーズ
4/7(土)富士見第2運動公園で残る準決勝嵐山ライナーズ8-3精明スワローズ
決勝戦
富士見エンゼルス5-3嵐山ライナーズ
嵐山ライナーズはダブルで気の毒だった。久々の富士見市優勝!

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