大井ウエスト試合結果  

 春季大会   秋季大会   新人戦大会 

東入間春季大会
 

チーム

1

2

3

4

5 6

 大井ウエスト 0 0 0 0 0 0 1

 鶴小ニュースカイヤーズ

1 0 2 0 0 × 3

敗戦投手:上條将希

[戦況]無念であるが当日澤藤は盛岡に居た。携帯メールで結果をもらったときに眼を疑った。ため息が止まらない。ウエストの今季メンバーは昨年全軟連日ハムカップにふじみ野市代表として出ているチームである。今年埼玉南部春季大会で優勝した片山ウィングスメンバーを昨年ランバー杯でコールドゲームで退けたチームである。ランバー杯では小峯兄弟の上福岡パワーズも大差のコールドで破った。ところが昨年の東入間新人戦(下に昨年の結果を残してあるのでご覧あれ)で強打の富士見ファイヤーズを破ったのに、2回戦で大井ブルーウィングスを無安打に抑えながら負けた。この辺りから何かが変になってきた。上福岡パワーズも富士見ファイヤーズも今春季大会のメダルは確定した。一体何が変わったのか?分析してみると、6年生の高橋は成長しているし遠藤の打撃も良くなった、5年生は名取が成長し、全体的に悪くなっているとは思えない。他のチームが成長の勢いが良くウエストを追い越したのか?多分それが正解だが、はっきりしているのは昨年は当時3年生の前田夏輝を入れて、時には投手までさせていたが、今季は他の選手の成長に伴って前田は低学年に戻している。入って間もない西澤が打撃面で活躍していたが今季は無安打、この2点である。だが結局のところはこの1回戦敗退が示すようにとにかく打てないのと、相手に四球から先取点を与えることだ。先頭打者青木一也の内野安打1本だけ、4四球、1死球を頂いているのに1点だけ、しかもこの得点は相手のエラーによるものだ。逆に相手には上條が先発して初回立て続けに2連続四球を与え、3番杉山のセンターへのヒットで1点、3回にはやはり四球から4番後藤に3塁打を打たれ1点、パスボールで後藤ホームインして3点目、2死ランナー無しで粘られてまた四球、ついに名取に交代、2回2/3すなわち8アウトのうち5個を三振で奪っている上條は球威があるからおいそれとはバットに当てられないが、やはり中軸はそれなりに打つ。むしろ重くない速球派投手は芯に当たれば長打になる。その前に四球のランナーを置けば点は取られる。名取に交代してからは相手もバットには当たる、しかし守りの良いウエストは点を与えない。それまで攻撃はすぐ終わり守っている時間が長かったのが、相手がポンポン打ってきて守備に緊張感が出てきた。守り合戦ならウエストは自信満々。しかし序盤の3点が重かった。5回に2死から2塁封殺打で1塁に残っていた青木が捕手の1塁けん制送球をファーストが捕れない(送球を見ていなかった)間に一挙ホームインした1点に止まった。大砲不在で小粒のウエストが勝つパターン、それは「守りに守って少ないチャンスを足を絡めて確実に点に結び付け、相手のやる気を失わせる野球」である。上福岡イーグルスに対してウエストが分が悪いのは、上福岡イーグルスがまさにこのパターンのチームであり、加えてセンター返しの徹底したバッティングをするので、打力で劣るからである。少しでも隙の有るチームなら、相手が大型でも勝つ確率は大いにある。打撃の強化と、選手同士でプレーの確認、指示をし合うチームワークが課題だ。今一度下記の昨年の結果を読み返そう。昨年の東入間秋季大会では富士見コンドルスを食える寸前まで追い詰めたのも現チームメンバーの活躍によるもの、新人戦大会ではたった1安打でも守りに守って富士見ファイヤーズに勝った。そして大井ブルーウィングスに負けた試合。この3つの試合の中身をもう一度読み返して頂けば、どうすれば勝てる?どうしたら負ける?というのがわかるだろう。

東入間秋季大会
[2回戦]9月15日(月)7:53 唐沢小学校

チーム

1

2

3

4

5

6

三芳ドリームズ 0 0 0 2 0 0 2
大井ウエスト 2 0 0 1 0 × 3
勝利投手:上條将希

[戦況] 白熱の投手戦の末、大井ウエストが逃げ切った試合。富士見コンドルスに大勝した強打の三芳ドリームズを破るには、エース上條の力投と相手守備を撹乱するゲリラ戦法、そして上原投手の速球を1−2−3で狙い打つしか無いと分析していた。立ち上がり上條は2−3から四球を与えるいやな立ち上がり、しかし得意の牽制で1塁走者を追い出してタッチアウト、2番打者はサード前にポンピングする打球、名手名取がタイミング合わせ損ねて頭を越された。しかしこの走者も上條が牽制で追い出しタッチアウト、連続牽制アウトは珍しい。これでは俊足揃いのドリームズ走者もさすがに慎重にならざるを得ない。3番打者を剛速球で空振り三振に仕留め、ヨシヨシという立ち上がり。ウエストは初回青木がレフトフライで1死。本来クリーンアップを打つ遠藤が体調不良で出られない。2番は名取、選球眼が良い打者、四球を選び2盗。3番小西は5年生で4番を打つ強打者、バシッと打って3塁ベース上を強烈な打球が抜けて行くが、レフトは守備が上手い、回り込んでシングル、3塁へ進んだ名取の居なくなった2塁へ小西盗塁して1死2,3塁、打者は4番、願ってもないチャンスに上條は1−1からの3球目サード前にスクイズ!見事に決まって、名取ホームイン、サードは1塁送球、「アーッ」という声がドリームズベンチから上がる、ショートの後まで来ていた小西が迷わず3塁を回るのがドリームズベンチの目の前、ウエスト得意の2ランスクイズが決まった瞬間だ。2回表4番を空振り三振に仕留めて上條絶好調、しかし次打者は1塁後方のテキサスヒット、これは仕方ない。ところが6番打者に2−3から四球を与え、7番打者のファーストゴロで2死2,3塁、8番打者をピッチャーゴロに切ってとり、この回も0点に抑えた。2回裏ウエストはこのところ良く当たっている内野が空振り三振、やはり6年生後半シーズンの投手はそう簡単には打てない。湊ライトフライ、西澤セカンドフライで3者凡退。3回表ドリームズ9番打者強い当たりのセカンドゴロ、しかし鉄壁のウエストの守備はそうそう破れない。1番に還って空振り三振、2番いやなバウンドのサードゴロ、名取突っ込んで腹取り、この回初めて3者凡退に抑えた。ウエストも3回裏9番高橋から、空振り三振、1番青木はいい当たりだったがショート正面、名取は2−2から外角に的を絞っていたのが逆を突かれ見逃し三振、上原投手も負けじと力投だ。4回表ドリームズ強打のクリーンアップ、センター左へライナーが飛ぶが、左打者にも関わらず投球に逆らわないバッティングのドリームズ打線に備えあらかじめ左へ寄せていたのが功を奏し小西が余裕のキャッチ、4番上原もセンターへ大飛球を放ったが小西の守備範囲、いいぞ上條その調子!と思っていたら、5番打者の左足に速球がぶつかった。落ち着け、というベンチの声にも関わらず次打者にも四球を与え、さらに暴投で2,3塁にしてしまった。2アウト〜と野手が声を掛け合うが7番打者の当たりはライト前への小飛球、深く守っていた内野の前にポトリと落ちて2者生還、同点となった。さらに暴投があって2塁へ進まれたが、8番打者を1塁フライに仕留めてチェンジ。その裏ウエストは3番小西から、センターオーバーのシングルヒット、俊足生かして盗塁と行きたい場面、しかし結城捕手からストライク送球でタッチアウト、これは仕方無い、走るも走ったり、守るも守ったり、これが野球だ。上條は2−3から6球目をファウルし、四球を選んで出た。走塁にかけては抜群の上條、1球目すかさず走り、あまりの速さに結城捕手投げるのを諦めた。さらに2球目3盗、韋駄天上條の足が生きる。飯田の打球はショートへ、上條飛び出して挟まれてしまった、逃げる、逃げる、ランダウンプレー、足が速いのでタッチアウトにできない、こういうときに上條の非凡さが生きた、結局捕手への送球がそれて上條貰い物のホームイン!この間に飯田も2塁へ進んでいてチャンスが続いたが内野がまたしても空振り三振で2アウト、湊がレフトへクリーンヒットして2盗し、2死2、3塁とチャンスが続く、西澤がセフティバント、左打者だから内野安打か、しかし3塁から飯田がドタドタと走ってきて本塁タッチアウト、西澤ヒットを損してしまった。5回表9番をサードフライに仕留め、1番打者にはレフト線へクリーンヒットされ、盗塁されたが、この走者のときドリームズベンチは3盗もしくはヒットエンドランを仕掛けるサインと見た。上條はうまくタイミングをとって3塁へ走ったランナーをはさみ、自らこの走者を追い掛けてタッチアウト、2番も空振り三振でこの回も3人で終わらせた。5回裏ウエストは高橋四球を選び、俊足生かし2盗、1番に還って青木はさんざんファウルで粘り、9球目レフトへ打ち上げてしまった。ファウルは強いゴロが右に左に飛んでいたのに・・・。名取もショートフライ、上げてはダメだ。さあ2打数2安打の小西だ、さすがにバッテリーも警戒する、パスボールがあってネット際まで転がったのに高橋3塁へ走らない、これは凡ミスだ、小西がストレートの四球だったので、3塁へ進んでいれば2死2、3塁で4番上條を迎えたはず。さあここで4番の面目を、と思ったが空振り三振、投手心理から行けばサードにランナーが居ればこういうピッチングはできなかったはず。もう試合時間は残り2分、ここを抑えれば勝てるが、ドリームズは怖いクリーンアップ、強打を抑えるには上條に賭けるしかない。「頼むぞ」祈る思い、3番打者セカンド西澤へのゴロ、ヨシ!もらった、1アウト、4番さすがファウル4本で粘る、ここは強気の速球で押すしかない、6球目ズバッと見逃し三振。5番ウエスト応援団前にファウルフライ、飯田追ってキャッチ!ゲームセット。お互い3安打、4四死球、5三振の互角の投げ合いだったが、チャンスはウエストが上回っていたので、1本が出ていればもっと楽に勝てたのだが、このあたりが苦しい台所。

[準々決勝]9月21日(日): 上野台小学校

チーム

1

2

3

4

5

6

7

サドン
上福岡パワーズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0
大井ウエスト 0 0 0 0 0 0 0 0 1X
勝利投手:上條将希

[戦況] とにかく上條将希の素晴らしいピッチングの一言に尽きる。いくら褒めても誉め足りないような・・・まるで鬼が乗り移ったのではないかと思われるようなマウンドだった。上福岡パワーズ小峯恭輔、大井ウエスト上條将希の両速球投手が互角にわたりあい、互いにズバズバ三振を奪う目を離せない投手戦で7回0-0、サドンデス上條は打者2人で3アウトを獲ったが、その裏小峯恭輔の第1球を小峯瑛輔がパスボール〜ボールデッドという信じられないゲームセット。まずは両投手の投球結果をご覧あれ。

投手 回数 投球数 被安打 奪三振 与四死球 暴投 ボーク 失点 自責点 勝敗
上條将希 8 108 4 10 1 0 0 0 0 勝利
小峯恭輔 7 104 3 9 2 0 0 1 0 敗戦

 上條将希が打たれたヒットは1回1死2番左打者の宮脇が前進守備していた名取の左を抜いてレフト線シングル、4回2死4番小峯瑛輔がピッチャー返しセンターへの火の出るような地を這うゴロのシングル、この打者にはこの程度で済めばヨシとしなければならない。6回無死9番鈴木の1-2間セフティバント、この回はピンチだった。鈴木は俊足、2盗決められたが、1番左の小峯恭輔を空振り三振、宮脇は見逃し三振、加藤の打席で鈴木3盗、結局この日唯一の四球、4番小峯瑛輔がセンターへ初球ライナーを打つが、あらかじめ深く守っていた小西がガッチリ押さえた。4本目はシートノックのときに捕球で傷んだ野中に代わりライトに入った野田の代打近藤、センター右へのライナーのヒット、この打者には前の打席にも右中間に打たれたが、ライト遠藤が追って追ってバックハンドキャッチ、これは見事なプレーだった。ウエストの安打は遠藤が5回センターへのゴロヒット、西澤がセンター右へのライナーのヒット、上條がサード後方へのテキサス2塁打。しかし遠藤と上條はいずれも2塁塁上牽制死。
 さあサドンデス、パワーズは鈴木から、さっきのバントヒットを見せられているからヤナカンジ、まずはズバッとストライク、2球目来た〜〜〜スクイズだ、ところがこれをバッテリー見事に外してサードランナーを挟み1アウト、追い込まれた鈴木3球目もバントだがファウルして3バントアウトで2死。小峯恭輔は投ゴロで0点。ウエストはサードランナーが上條、バッターは湊から、俊足ランナーにバントのうまい打者が続くウエスト、もう2塁ランナーは関係ない、これは素晴らしい捕手である小峯瑛輔も感じていただろう。小峯恭輔の第1球、湊はスクイズするぞと構えてからスッとバットを引いた、サインが出ていなかったからだ。湊ならバットに当てるのはうまい、上條の脚を考えればここは強攻だ、と考えていた。内角ストライクの球をスッとバットを引かれた小峯瑛輔は予想外のことにミット捌きが狂った、のではないか?と想像する。そうでなければキャッチングのうまい瑛輔がストライクをパスボールするなんて信じられない。ゲームセットの瞬間、相手ベンチやバッテリーの心情を思うと喜びをぐっと体の中に押し込めた。

 [準決勝]9時32分 唐沢小学校

チーム

1

2

3

4

5

6

7

上福岡イーグルス 0 0 0 0 0 0 0 0
大井ウエスト 0 0 1 3 0 1 × 5
勝利投手:上條将希

[戦況] 上福岡イーグルスは初回先頭打者がショートの1塁悪送球で無死2塁、2番重信もセンター前に速い打球で無死2、3塁と絶好のチャンスをつかんだが、ウエストエース上條の速球にクリーンアップが三振、ショートゴロ、セカンドゴロで逸機、これが痛かった。2回以降、一昨日サドンデス8回を投げパワーズを完封している上條はチャンスらしいチャンスも与えずスイスイと7回完封してしまった。一方のウエストは2回裏上條がセンターオーバーの2塁打で出て、飯田がバントで送り、遠藤がスクイズ、これをイーグルスバッテリー見事に外し、ランナータッチアウトで無得点。3回裏湊がレフトオーバーの2塁打、西澤がバントで送り、高橋は四球を選ぶ、ここで青木がスクイズのはずだったが打って出て、ピッチャーが捕ったときにはランナーがもう本塁寸前、1点先取。4回裏は3、4番凡退したが、5番飯田のサードゴロが1塁悪送球で2塁へ、ここでウエストベンチは代走内野、遠藤が左中間に打って内野が足を飛ばしてホームイン。さらに湊がレフト線をライナーで破り、2塁打で遠藤ホームイン、パスボールで湊は3塁に進み、西澤セカンドゴロ、これをお手玉して湊ホームイン、イーグルスは痛い守備の乱れで3点を失った。6回には先程代走で出た内野が右中間への2塁打、これをまたしても遠藤がライトへの2塁打で決定的な駄目押し点、7回表上條はサードゴロ2本とセンターフライで三者凡退ゲームセット。この日イーグルスの打球はサードへ6本、センターへ5本飛んだが、この位置を守るウエストの5年生の守備は堅い。

キャプテン青木一也の打撃 遠藤和也の見逃し方は独特だが良く見極める

 [決勝]12時25分 唐沢小学校

チーム

1

2

3

4

5

6

大井亀少クラブ 0 3 3 0 2 0 8
大井ウエスト 0 0 1 3 0 0 4
敗戦投手:名取晃一

[戦況] ダブルヘッダーで準決勝4回コールドで球数少なかった大井亀少クラブの渡辺、小山両投手に対し、上福岡イーグルスを7回完封で106球を投げた大井ウエストの上條投手の疲労度にはやはり差があり、上條将希は途中力尽きた。それでも1回表三者空振り三振に仕留めた辺りまでは今大会の上條投手の本領発揮だったが、連続無失点イニングは18回で終わり、この日の153球目を投げたところで名取に交代、しかし5年生投手ではやはり強打の亀少クラブを抑え切れなかった。それでもウエストは諦めずに反撃、4回途中から小山を引きずり出したが、6-4と追い上げムードになった5回表に2点を奪われたのが痛かった。それでも最後までベンチとしてはサヨナラ勝ちを信じて諦めなかったが、残念ながら時間切れゲームセット。それでも決勝まで応援させてくれて有難う、スコアを付けさせてくれて有難う、東入間学童野球連盟に、澤藤、山口の2名の常任理事を出している大井ウエストが決勝に残って、本当に嬉しかった。今大会最大の立役者は、神様、仏様、将希様であったが、それを盛り立てたチーム全員の「信頼と連帯と団結」がこの輝く結果をもたらした。選手全員に感謝、そして応援してくれた低学年、お母さん、お父さん、指導者の皆様に、感謝、感謝です。
東入間学童野球連盟のホームページに決勝の模様を載せました(→クリック)が、最後の部分に
冨士川監督始め指導者が良いと書きました。横森代表や、平日練習を指導してくれている平山コーチの力が、後半ウエストがフィーバーする要素を作ってくれていると思います。野球は守備が第一、それに攻撃力が加わって強いチームができますが、投手力は守備の中で一番大事な要素です。これが充実してきて、更に攻撃力も出てきました。冨士川監督、石河助監督など、OBコーチが休みをグラウンドに費やして、厳しく子供たちを鍛え、父母会が結束して大応援団を結成している成果が出て参りました。

力投する上條将希 高橋凌哉の打撃 湊 地広の打撃


閉会式の模様

大井ウエスト準優勝!


整列した1〜3位の選手たち


2市1町杯を頂く上條将希の後ろで青木一也と湊 地広が嬉しそう

   
賞状を受ける青木一也主将 連盟杯受ける湊地弘副主将 2市1町杯受ける上條将希副主将
 
有難うございました! 次は優勝旗だ!

メダルを頂きました

晴れやかに準優勝行進 旗手は酒井 駿


東入間新人戦大会
抽選会…2008年9月28日(日)18:30 ふじみ野市・大井中央公民館
開会式…2008年10月12日(日)8:30 西原小学校


最後尾の前の人は何をやってるんでしょう?行進中なのに


[1回戦]10月13日(月)14:30 鶴ヶ丘小学校

チーム

1

2

3

4

大井ウエスト 8 7 0 15 30
三芳ホープ 1 0 0 0 1
勝利投手:名取晃一

[戦況]解説は省略しましょう。15安打、11個の四球、7個のエラー出塁、33出塁であれば30点になりますよね。1回裏の1点は1、2番のシングル、2塁打によるもの。3、4回は前田が登板し2塁打1本以外は完璧。

[2回戦]10月18日(土)9時西原小学校 

チーム

1

2

3

4

5

6

7

大井ウエスト 0 0 0 1 0 0 0 1
みずほ台ヤンガース 0 0 0 0 0 0 0 0
勝利投手:名取晃一

[戦況]ウエストは3回までエラーと四球で2人出塁したがいずれもランナーがタッチアウトになり9人で攻撃が終わるいやな展開。守りでは2回になんでもないライトフライポロリがあったがエラーはこれのみ。4回表2死から前田が四球を選び、走って名取が打つランエンドヒット、レフト頭上を越す2塁打で先取点。その後は6回2死から3連続四球で満塁となったが内野ショートゴロ、7回も打撃好調の佐々木が右中間をライナーで破りネット到達のシングルヒット、小西を代走に出して酒井も四球、山口のサードゴロで2、3塁となったが山崎がセンターフライ、ヤンガースの米倉は守備がメッチャ良い、古瀬が5回に「これは長打か!」と思う痛烈なライナーを放ったが、ダッシュ良く好捕された。5、6、7回ヤンガースはいずれもヒットでランナーを出したが、ウエスト内野陣鉄壁の守備で守り切った。名取7回82球、無四球ピッチングが勝因。攻撃で1本出ていればもっと楽に勝てたのだが・・・。

[準々決勝]10月19日(日)12時11分 駒西小学校 

チーム

1

2

3

4

5

大井ウエスト 3 4 0 0 0 7
大井ブルーウィングス 0 0 0 0 0 0
勝利投手:名取晃一

[戦況]ウエストの打線爆発、1回1死から西澤がセンターへヒット、前田四球を選び、名取が初球レフトへライナーを放ち、硬いグラウンド、レフトが前に行くか下がるかと迷ううちに1バウンドで頭上を越し、3ランホームラン、幸先良い3点ゲット。さらに内野もレフトオーバーの3塁打を放ったが後続断たれた。1回裏名取はファーストフライ、ショートフライ、ショートフライで7球料理。2回には1死から山口が右中間を破ってホームラン! 2死となったが、「ここからだ、簡単に終わるな、点を取れ!」と監督が檄を飛ばす。応えて西澤が今度は流してサードの頭越えレフト前ヒット、前田も続いてレフト前ヒット、名取が今度は3球目センターへライナーを放ち、これまたセンター捕れず3ランホームラン、早くも7点ゲット。さらに内野またもやレフトへヒットしたが残塁。3、4回ウエストは三者凡退。名取の投球は絶好調、解説するまでもなくポンポンアウトをとる。ウエストの守備は堅い。4回にはライナーがショート左を襲ったが、前田がバックハンドキャッチ、上手い!5回表4番名取は3打席目もレフト線へライナーを放ち、あわや3連続か?と思われたが、レフトダッシュ良くキャッチされた。内野は3打席目もおっつけてセンター右へこの日3本目のヒット、こういうバッティングが出来れば打率はドンドン上がる。5回裏名取は1死からセンターへヒットを打たれたが、これが唯一の安打、5回62球、無四死球のナイスピッチング。昨日と違って余裕で見ていられた。

[準決勝]10月25日(土)11時 東原小学校 

チーム

1

2

3

4

5

6

富士見スピリッツ 0 0 0 0 0 0 0
大井ウエスト 0 0 0 3 3 × 6
勝利投手:名取晃一

[戦況]今大会3戦で1失点のウエスト名取投手、ふじみ野市5年生大会決勝も完封勝利しているが、これもバックの堅い守りがあってこそ。1回表富士見スピリッツの攻撃はファーストゴロ、セカンドライナー、ショートゴロ、制球が良いので追い込んで打たせる。1回裏大井ウエストの攻撃はセカンドフライ、ショートフライで2死、3番4年生の前田がきれいに流してレフト前ヒット、投手の1塁牽制悪送球で2塁へ進み、4番名取というチャンス、キャッチャーがポロリとやったのを見てランナーサードへ走る、しかし好捕手の渡辺脩太はすぐ後ろの球をつかんで矢のようなサード送球でタッチアウト。2回表名取は4番西村をレフトフライ、5番投ゴロ、6番ピッチャーフライ、10球で簡単に料理。その裏ウエスト4番名取はレフトフライ、ここから西村投手5、6番に四球を与え、ダブルスチールで2、3塁、パワーヒッター佐々木は2-3から空振り三振、8番酒井はショートライナーで無得点。3回表スピリッツ7番菅間のフライは投手後方へ、ショートが突っ込んできたがその前にポトリ、しかし走者を出しても名取−内野のバッテリーは落ち着いている、牽制しながら簡単に2塁へは走らせない、ランナーも捕手の肩を警戒して走れない、ライトフライ、3バント失敗、セカンドゴロでチェンジ、3回38球のいつもながらの省エネピッチング。3回裏ウエストは9番からの攻撃、キャッチャーファウルフライ、渡辺は打球の追い方がうまい、ウーン良い捕手だ。1番に還ってサードフライ、サードゴロで三者凡退、大井ウエストもストレスの溜まるような攻撃。4回表スピリッツは2番から、サード右へ転がったゴロを守備の良いウエスト主将西澤三塁手が弾いた、3番渡辺には警戒してコースを狙い過ぎ四球、しかしこの後4番西村サードゴロ5→3、1死ランナー2、3塁のピンチ、ここでファウルフライ、西澤がスピリッツベンチ前へ追ってダイビングキャッチ、これはファインプレイ、6番もサードゴロ、この回はサードのワンマンショーだった。4回裏大井ウエストは3番前田から、四球〜盗塁〜ボークで3塁へ、4番名取がきれいにライナーをレフト前に運んでやっと1点、広角打法の5番内野はまたもや四球、6番古瀬がセカンド後方へテキサスヒットして2者返し、佐々木もライト左へライナーのヒット、無死2、3塁から8番空振り三振、9番スクイズがピッチャーフライとなってサードランナーも戻れず併殺。5回表スピリッツは2死から9番森山にレフト前ヒットが1本出たが、1番武沢の三遊間ライナーも守備の上手い前田にはファインプレイにも見せないバックハンドキャッチ。5回大井ウエストの攻撃は1番から、3連続四球で満塁、名取はサードへインフィールドフライ、5番内野はこの打席も打たせてもらえず、押し出しで4点目、6番古瀬も押し出し5点目、7番佐々木がセカンド後方へ打ち上げてこれは良いところへ上がってセカンド捕れない、しかし1塁ランナーが判断遅れて4→6封殺2死、この間に6点目、8番にも四球でまた満塁、ここでウエストは故障で出ていなかった本来の4番小西を代打に送る、押し出しサヨナラではイカン、打てとの指示だが実戦感覚失っていたかボール球振って空振り三振。6回表も2、3、4番をショートゴロ、セカンドゴロ、空振り三振で計73球の名取投手、6回裏1点取ればコールドの展開、スピリッツは5回114球の西村投手を諦めて渡辺脩太をマウンドへ、代わり端1番山崎はレフトへヒットしてボークで2塁へ、西澤引っ張ってファーストゴロ、ランナー3塁へ、ストライクが入らない、3、4番四球で満塁、3打席3四球の5番内野、今度こそと打席で構えたが審判は「ゲームセット!」時間切れだった。1試合12四球では野球にならない。 

[決勝]11月23日(日)13時27分 東原小学校

チーム

1

2

3

4

5

6

7

大井ウエスト 0 0 0 0 0 0 0 0
大井少年ファイターズ 0 1 0 1 0 0 × 2
敗戦投手:名取晃一

[戦況]1回表ウエスト先頭打者は4年生の前田、2球目を痛烈に引っ張ったがファースト真正面のライナー、その後3回まで大井ウエストは田頭投手の前に三者凡退。2回裏大井少年ファイターズは4番内田から、名取はその強打を知っているだけに警戒したのか、1-3から四球を与えた。しかし走者としても最も出してはいけない選手、2盗して1死後五十嵐の当りは詰まりながら三遊間を抜け、内田2塁から俊足を飛ばして生還、先取点を与えた。その後五十嵐はドスドスと2盗、パスボールで3塁へ、佐藤が1-2からスクイズ、見事に決まったかに見えたが主審は「バッターアウト!」のコール、打つときに打席から足が出ていた。次打者は投ゴロで追加点ならず。
4回表ウエストは1番前田から、ストライクが外角へ2球続き3球目の外角球をカットして、4球目内角にズバッと来て投ゴロ、田頭投手その制球力を生かした凄いピッチングだ。1死になったが主将西澤がレフトへ流して出塁、牽制ボークがあって2塁へ、3番小西はサードゴロ、1塁送球、しかし俊足小西の足が上回った。さあ4番名取、小西が2盗して2、3塁、ウエストは絶好のチャンス、ファウルで粘って2-3からの8球目、しかしショートフライ、5番内野も投ゴロで無得点、ここで逆転すれば結果は違ったはずだ。その裏少年ファイターズは4番内田から、左中間を狭めて深い守りを敷いたウエストだが、打球はレフト線大きな当り、これが4番だという文句なしのホームランで2点目。藤野サードゴロ1死、先ほどタイムリーの五十嵐2-3から四球で出て、またしてもドスドスと2盗、佐藤三振、松原の当りはセンター右を襲ったが、小西がスタート良く足を飛ばして難なくキャッチ。
5回表ウエストは古瀬がサードゴロ、1塁悪送球ボールデッドで2塁へ、無死2塁またまたチャンスを迎えたウエストは前の打席で散々粘って9球投げさせた4年生の山崎に代えてウエスト首位打者のパワーヒッター佐々木龍斗を代打に送ったが空振り三振。酒井のセカンドゴロで2死3塁となったが、山口サードゴロ、俊足だが一歩及ばず。5回裏少年ファイターズは1死から1番半谷がサードのお手玉で1塁に生き、2盗、さらに原田への2球目に3盗を図ったが見抜いていた内野捕手の送球で悠々タッチアウト。次の球原田はレフトへヒット、野球ではこういうケースが多いもの。2盗して田頭の打席で原田大きいリード、名取投手牽制する、田頭1-3となった、少年ファイターズヒットエンドランのサイン出したか、ウエスト2塁手酒井がスルスルと2塁へ、名取投手クルッと振り向いて2塁送球、ランナー戻れずタッチアウト!塁上2者アウトで流れはウエストへ傾いたか?
6回表ウエストは三度目の先頭打者左打席の前田、1球ファウル後強振して打球は痛烈に左へ、しかしサード原田の真正面のライナー、1回のファーストライナーとともに惜しい当り。2死後小西がセンターへクリーンヒット、2盗しキャッチャーからショートへの送球がこぼれ、ライト側へ転がるのを見てすかさず3塁を盗む、ここでまたもや4番名取、最近の試合ではヒットを量産している最も期待できる打者だが、ショートゴロ、内田は上手い、ウエストまたしても無得点、3回連続で3塁へ走者を送りながらホームが遠い。こうなると流れは再び少年ファイターズか?6回裏田頭から、痛烈に引っ張った、しかし西澤の真正面、さあこの日の得点すべてを挙げている4番内田だ、レフトへ速い打球が地を這う、俊足内田はすかさず2盗、藤野はショートゴロ、青木捕って3塁送球、これはアウトだ、慌てて内田引き返す、サード西澤、アレッ、ポロッ、アレッ、という感じでお手玉して1死1、2塁に収まった。ここで打者は巨漢五十嵐、サードボテゴロ、2死2、3塁となった。佐藤空振り三振で無得点。名取も踏ん張る。
7回表ウエストの打順は5番内野から、打ち上げてセカンドフライ、古瀬はサードゴロ、佐々木はレフトフライ、1時間25分のスピードゲームが終わった。
息詰まる熱戦だったが、大井少年ファイターズ田頭投手は無四球の素晴らしいピッチング。お互いにここで1本出ればという場面が何度もあり、守りに守って失点しないと言う見事な守り、結局チャンスをものにしたのが大井少年ファイターズだったということ。

閉会式の模様

大井ウエスト準優勝!




表彰を受けに向かう3人の表情が面白い。内野翔太は心底嬉しそう

  
賞状は西澤 翔、連盟杯は小西翔武、2市1町杯は内野翔太が受けた。この3人、ウエスト3翔


ウエストへのメダル授与は神山佐市埼玉スポーツセンター社長・埼玉県議会議員


勝利行進は西澤主将先頭に

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