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大井ウエスト |
トピックス2025 |
| 高反発バット禁止 | エンカル散布 | グラウンド納め | 2025明治神宮野球大会 | ポップアスリートカップ |
| 西原小の巨人 | 大谷翔平満票MVP | ドジャース2連覇 | MLBポストシーズン | 2025秋季関東地区高校野球 |
| 2025秋季埼玉県高校野球 | アイス差入れ8/23 | 西瓜差入れ8/23 | 第107回高校野球選手権大会 |
| 西原小の夏の花 | 西瓜差入れ7/27 | 第107回高校野球選手権埼玉大会 | アイス差入れ7/19 | 除草作業 |
| お水取り | 少年野球会場 | 2025春季東北地区高校野球岩手県大会 | 2025春季関東地区高校野球 |
| 西原小の春の花 | 2025春季埼玉県高校野球 | GW恒例!バーベキュー | 第五クラブのポスター |
| 落雷に注意 | 春のセンバツ甲子園 | 桜が一気に開花 | 春です! | ウエスト祝賀会 | 溜り場松栄庵 |
4月・・・柳下 歩(やぎした あゆむ)君(西原小2年)、高橋 杷子(たかはし わこ)さん(西原小1年)
5月・・・佐々木 徠雅(ささき らいが)君(西原小2年)、佐々木 美徠(ささき みらい)さん(西原小1年)、巽
碧波(たつみ あおば)くん(三角小4年、海貴のお兄ちゃんです)、巽 湊(たつみ
みなと)くん(三角小1年、海貴の弟です)
7月・・・煙山陽向(けむやま ひなた)君(西原小3年、優翔の弟です)
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ミズノの「ビヨンドマックス」は打球部の柔らかい高反発素材によりボールの変形を抑え、復元力を利用して飛距離を大幅に伸ばすことができる革新的なバットです。2002年に初代が発売されて以来、多くのモデルが進化し、特に草野球などで「飛ぶバット」として軟式野球の常識を変え、幅広い層に人気を博して来ました。この大人気バット、学童用で3万円から5万円です。打球音は木製バットに比べ、金属バットはカキーンといった鋭い音がしますが、ビヨンドは木製バットよりさらに反発音が低いボグッという音ながら打球は鋭く伸びて、子どもたちも「あっ、ビヨンドだ」とすぐ分かります。従来の金属バットと異なり、打球部にウレタン系などの柔らかい素材(PUフォームなど)が使われています。2025年より、学童部(小学生)では、一般用(大人用)のウレタン・スポンジ入り高反発バットの使用が禁止となりました。2029年以降は、学童用として使えなくなります。全日本軟式野球連盟(全軟連)が2026〜2028年の3年間は移行期間として、2029年以降全面禁止と通達しました。
2025年12月27日(土)、西原小学校の校庭に凍結防止剤として、塩カル(塩化ナトリウム、マグネシウム、カルシウム)を撒きました。今年はグラウンド納めが終業式より前で塩カルを撒けなかったため、有志で9時集合して撒きました。凍結防止剤は雪国では融雪剤としても使われる塩分で、白い粒です。水溶液の凝固点は塩化ナトリウムすなわち一般に言う「塩」で最大約−20℃、塩化マグネシウムの水溶液は、濃度により凝固点が最大約−30℃程まで下がります。塩化カルシウムの水溶液は、濃度により凝固点が最大約−50℃程まで下がります。ただし副作用もあります。鉄は水分が付着すると酸化して錆びつきやすくなりますが、塩化ナトリウム(塩)や塩化カルシウム、塩化マグネシウムなどを含んだ水分はさらに金属の腐食を速めてしまいます。雪国の車は下部分に腐食防止のコーティングを施したりします。植樹や花壇などに融雪剤がかかると、植物の生育にも塩害の影響があらわれる可能性があります。塩化カルシウムは水にとけると、発熱する性質を持っています。そのため、塩化カルシウムが入った融雪剤は皮膚についたりすると炎症を起こすことがあるので、散布に当たってはこれらに注意して行う必要があります


2025年12月21日(日)、西原小学校で練習終了後、1年間西原小学校のグラウンドを使わせていただいたことに感謝し、マウンドと四つの塁に塩とお神酒を捧げた後、キャプテンと5年生1人の音頭で手締めを行いました

高校野球では、甲子園での春の「センバツ」と、夏の「選手権大会」が有名ですが、これに秋の明治神宮野球大会を加えて3大大会と言われます。国体の「国民スポーツ大会」を加えて4大大会と言うこともありますが、国体は開催地が毎年変わるので、一般には春、夏の甲子園、秋の神宮球場での3大大会が一般的です。夏に3年生が引退して、新チームとして最初の公式戦となるのが、秋季大会です。都道府県ごとに行なわれる都道府県大会で上位に入ると、北海道、東北、関東、東京、東海、北信越、近畿、中国、四国、九州の10地区の秋季地区大会に出場できます。この大会は、11月に行われる「明治神宮野球大会」の予選を兼ねていて、各地区大会の優勝校が出場する権利を手に入れます。「選抜高等学校野球大会」には、一般選考枠のほかに、「明治神宮野球大会」の優勝校が所属する地域に出場枠を追加する明治神宮枠があります。
今年も第56回明治神宮野球大会が行われました。高校の部と大学の部があります。高校の部2回戦では、まさかの“結末”に呆気に取られました。九州国際大付(福岡)と山梨学院の戦い、試合は山梨学院が1点をリードし、9回を迎えて、この回からプロ注目右腕の菰田陽生投手(2年)が登板。先頭打者を空振り三振に仕留めるも、次打者に安打を許すと、2死後に2つの四球で満塁のピンチを迎えました。ここで打席に入った代打に対し、痛恨の暴投、ボールがベンチに入ったため、ボールデッドとなり、Take2ベースで二塁走者も生還し逆転サヨナラ負けとなったのです。あと一人で勝利…だったのに、まさかの結末に呆気にとられた山梨学院の選手たちの表情、喜ぶ九州国際大付ナイン、まさしく「マジか…」でした。野球には魔物が棲むと言われますが、まさしくそんな感じでした。
続く17日の準決勝で、九州国際大付は花巻東(東北)に8-7で競り勝ち、初の決勝進出を決めました。花巻東は同点にされたのも決勝点もエラーで、自滅した形でした。プロ注目の花巻東キャプテン古城大翔三塁手(2年)は、チームリーダーとしてすべての責任を背負い、来春センバツへ向けてこの負けを糧に、一回りも二回りも大きくなって、四大会連続の甲子園へ備えると誓いました。野球では「運も実力のうち」と言われます。決勝は19日、高校の部では波に乗った九州国際大付(福岡)が神戸国際大付(近畿・兵庫)に11-1圧勝して初優勝しました。これで明治神宮枠が与えられた九州地区では、センバツにもしかすると昨夏甲子園優勝の沖縄尚学が出場できるかもしれません。大学の部は、青山学院大学が2年連続優勝です。大学駅伝だけではなく、様々なスポーツで最近目立ちますね。

少年野球の指導者・保護者に向けて、動画などで解説する「野球育成解決サイト First Pitch」なるものがあります。このサイトでは、野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今をお伝えします。野球の楽しさを覚える入り口に―。抱えている疑問や問題解決に―。壁にぶつかった時の立ち直るきっかけに―。子どもたちの成長や自立と自律を後押ししたい―。その先の未来のために―。育成年代の野球現場に関わる皆様へ、少しでもお役立ちできるよう、日々、情報を発信して参ります−−−と書いてあります。
全国1750の学童野球チームが頂点を争う「第6回くら寿司・トーナメント2025 第19回学童軟式野球全国大会ポップアスリートカップ」(NPO法人
全国学童野球振興協会主催)の準決勝と決勝が2025年12月7日、東京・神宮球場で行われました。決勝戦は東北第一代表で2度目出場の常磐軟式野球スポーツ少年団(福島)が4-3で初出場の名古屋ドジャース(愛知)を下して初優勝しました。圧巻は準決勝で今夏の全日本学童大会マクドナルド・トーナメントで史上最多V8を達成した長曽根ストロングス(大阪)を延長10回の末に逆転サヨナラで常磐が撃破した試合でした。


11月13日に行われた全米野球記者協会(BBWAA)の投票で、大谷翔平選手がナ・リーグ最優秀選手(MVP)をドジャース移籍後2年連続満票で受賞しました。ア・リーグ時代から3年連続、通算4度目のMVPです。北米4大プロスポーツ(MLB、NBA、NFL、NHL)の歴史上、「加入から2年連続でMVPと優勝を同時に達成した選手」は大谷翔平が初めてとのことです。
大谷翔平はメジャー史上、4度MVPを受賞した2人目の選手で、もう1人は歴代最多7度を誇るバリー・ボンズ。3年以上連続でMVPに輝いたのは、2001〜2004年のボンズと大谷のみです。満場一致でのMVP受賞もこれが4度目で、複数回それを達成したのは大谷翔平だけです。また「両リーグでのMVP受賞者」の中で複数回の受賞を果たしたのも史上初です。
2024年に2度目の右肘手術からリハビリ中だった大谷は、史上初の「フルタイムDHとしてのMVP受賞者」となりました。そして2025年、打者として再び驚異的な成績を残す一方で、マウンドにも復帰し、完全な二刀流として再び頂点に立ち、他に比較しようの無い投打の活躍ですから、MVP間違いなしと言われていました。
大谷翔平はOPS1.014、OPS+179でナ・リーグトップ、さらにキャリア最多の55本塁打を放ち、同リーグではシュワーバー(56本)に1本及ばぬ2位でした。得点はメジャー最多の146で、ロサンゼルス移転後のドジャース記録を更新しました。
大谷翔平は実戦にリハビリ登板するというとんでもない選択をして、慎重な登板制限のもと、14試合(47回)で1勝1敗、防御率2.87、62三振、9四球、ERA+145(平均が100)という好成績を残しました。

ロサンゼルス・ドジャースはワイルドカードシリーズでシンシナティ・レッズを下し、ディビジョンシリーズでフィリーズを3-1下して地区シリーズを突破し、リーグ優勝決定シリーズ=リーグチャンピオンシップシリーズでナント!リーグ勝率1のブルワーズを4タテ、ワールドシリーズ進出を決めました。昨年ニューヨーク・ヤンキースを破りWS優勝舌ドジャースの相手は、ヤンキースと同じ地区のトロント・ブルージェイズ、昨年菊池雄星が所属し、地区最下位でしたが、今年は投打がかみ合ってそのヤンキースやマリナーズを破ってWSに進出しました。
いやはや凄い展開でした。戦前予想ではドジャース2連覇は難しいのでは?と言われていましたが、最終戦までもつれこむ大熱戦でした。
第1戦 ブルージェイズ 11−4 ドジャース
第2戦 ブルージェイズ 5−6 ドジャース
第3戦 ドジャース 6−5 ブル−ジェイズ
第4戦 ドジャース2−6 ブルージェイズ
第5戦 ドジャース 1−6 ブルージェイズ
第6戦 ブルージェイズ 1−3 ドジャース
第7戦 ブルージェイズ 4−5 ドジャース
第3戦は延長18回にわたる大熱戦、6時間半テレビで野球を見続けたのは初めてです。大谷翔平選手が2本のホームランを放ちましたが、延長戦に入ると両チームの投手が力投し、なかなか得点が生まれず、両チームブルペンが空になる事態、ブルージェイズは野手全員出場で控え無し、延長18回になってドジャースは次の回に向けて山本由伸がブルペンでピッチングを始め、佐々木朗希が「マジか」と驚いていました。これを見たフレディ・フリーマンがサヨナラソロを放ち、6時間を超える死闘をものにしました。最終7戦目も延長突入、残念ながらこの日は池袋で献血ボランティア、その後志木市で少年野球の試合があったので見れませんでしたが、スマホで随時戦況チェックしていました。ロサンゼルス・ドジャースとトロント・ブルージェイズの死闘、日本人3選手の活躍がドジャース連覇に繋がりました。
ドジャースが21世紀初&球団史上初のワールドシリーズ連覇を達成した最終戦は、延長11回までもつれる熱戦になりました。ワールドシリーズ最終戦が少なくとも11イニング以上の試合となったのは、1924年(12イニング)と1997年に続いて史上3度目とのことです。両チームの合計投球回は146イニングに及び、これは1912年のワールドシリーズ(147回2/3)に次ぐ2番目の数字ですが、1912年は引き分けが1試合あったため、ワールドシリーズは8試合行われたのです。
この最終戦では様々な記録が生まれました。MLBは長い歴史を持ちますが、きろくをしっかり管理していることには驚かされます。
【1】第6戦で6イニングを投げた翌日、山本由伸は第7戦2回2/3を投げて勝ち投手、ポストシーズンで6イニングを投げた翌日に連投した最多イニングの投手だそうです
【2】山本は2001年のランディ・ジョンソン以来となるワールドシリーズ3勝ですが、敵地3勝はワールドシリーズ史上初の快挙だそうです
【3】ワールドシリーズ第6戦と第7戦で勝利投手になったのは、1925年のレイ・クレーマー、1946年のハリー・ブレキーン、2001年のランディ・ジョンソンに続く4人目ですが、ともに敵地だったのは山本由伸が史上初
【4】ワールドシリーズ最終戦の9回以降に同点・勝ち越し・逆転の本塁打を放ったのは、ミゲル・ロハスが史上2人目(起死回生の同点本塁打)。1960年にビル・マゼロスキーがサヨナラ本塁打を放って以来の快挙
【5】延長11回にウィル・スミスが勝ち越し本塁打を放ちましたが、ワールドシリーズ最終戦の延長イニングでの本塁打は史上初めて
【6】ウィル・スミスがワールドシリーズで捕手として全試合フル出場、7試合合計で73イニングはワールドシリーズ史上最多
【7】ウィル・スミスは2020年、2024年に続いて自身3度目のワールドシリーズ制覇。2021〜23年はリリーフ左腕のウィル・スミスがワールドシリーズで優勝したチームに属していて、「ウィル・スミス」という名前の選手がワールドシリーズ制覇6年連続という、非常に風変わりな記録が継続されています
【8】2024年と同様に、ドジャースは逆転勝利でワールドシリーズ優勝を決めましたが、ワールドシリーズ優勝決定試合で3点差以上の逆転勝利を収めたのは今年のドジャースが10チーム目で、最大の逆転劇は2024年ドジャースの5点差逆転(第5戦)です。3点差逆転は3位タイの記録です。ドジャースは2年連続で3点差以上を逆転してワールドシリーズ優勝した初のチームです
【9】4勝先取制のシリーズの最終戦での3点差逆転は史上3位タイとのこと。1925年ワールドシリーズでパイレーツ、2003年ALCSでヤンキースが4点差逆転を成し遂げています
【10】ドジャースは9回が始まった時点で1点のビハインド、「勝てば世界一、負ければ敗退」のワールドシリーズ最終戦において、ビハインドで9回を迎えたチームは通算3勝33敗で、今年のドジャースのほかに、1997年マーリンズと2001年ダイヤモンドバックスしか勝利していませんが、敵地で勝利したのは今年のドジャースだけ
【11】敵地で行われたワールドシリーズ第6戦と第7戦に勝利したのは、今年のドジャースが史上9チーム目とのこと

NHKで米国メジャーリーグ(MLB)の試合を放送し、日本国民が日本プロ野球(NPB)の試合よりもMLBの試合の方に釘付けになるなんて、この前までは考えられないことでした。これでは日本のプロ野球選手がポスティングを利用してでもMLBを目指したいと思うわけです。時差があるのでMLBの試合は朝、NPBの試合は夜、こうなると朝からヒマな日本人はMLBの試合を見るわけですよ。しかもそこで日本人選手が躍動している、日本から高額のおカネをはたいて米国の球場に駆けつけるヒトが現れる、聞くとチケット代は日本プロ野球とは比べ物にならない高額なのだそうです。円安で渡航費が高い上に、米国では宿泊費も日本とは比べ物になりません。日本にもお金持ちは居るんですね。
さてそのMLBですが、1903年に発足したナショナルリーグとアメリカンリーグの2つのリーグ(各々15球団)に分かれ、それぞれ西地区、中地区、東地区に5チームが属します。カナダのトロント・ブルージェイズが国外で唯一アメリカンリーグ東地区に属します。
4月初旬から9月下旬にかけて行われるレギュラーシーズンは162試合もあります。しかも広大なアメリカですから移動距離も日本の比ではありません。レギュラーシーズンを終えて成績上位のチームが10月初旬からのポストシーズンに進出し、最終的に両リーグの優勝チームがワールドシリーズを戦います。ポストシーズンはトーナメント形式で行われますが、このトーナメントは各段階ごとにワイルドカードシリーズ、ディビジョンシリーズ、リーグチャンピオンシップシリーズ、ワールドシリーズとあって、「シャンパンファイト」はレギュラーシーズンを終えてポストシーズン進出時、そしてワイルドカードシリーズ、ディビジョンシリーズ、リーグチャンピオンシップシリーズ、ワールドシリーズを勝ち抜いた時ですから、例えば2024年のロサンゼルス・ドジャースは5回も「シャンパンファイト」を行ったわけです。
ポストシーズンに進出出来るのは、各リーグ15チーム中6チームです。3地区の優勝チームに加え、地区優勝を逃したチームのうち、勝率の高い3チームをワイルドカードとして6チームでポストシーズンが行われるのです。地区優勝チームは勝率順にシード1、2、3が割り当てられ、ワイルドカードチームは勝率順にシード4、5、6が割り当てられます。シード1、2はワイルドカードシリーズが免除されて直接ディビジョンシリーズ(地区シリーズ)に進出することができます。シード3、4、5、6がワイルドカードを戦います。

さて日本人選手が最多3人所属するロサンゼルス・ドジャースに焦点を当てて考えてみましょう。2025年ポストシーズンは地区優勝で勝率3位、すなわちシード3です。したがってワイルドカードシリーズでシンシナティ・レッズとの対戦で、勝ち抜けばディビジョンシリーズです。
【WC第1戦…スネル先発勝ち投手、大谷2本塁打で援護】
ドジャースは本拠地で行われたレッズとのワイルドカードシリーズ第1戦、9月30日(日本時間10月1日)サイ・ヤング賞2度の左腕ブレイク・スネルが先発してナイスピッチング、今期5年総額1億8200万ドル(約273億円)の契約で加入しながら左肩痛めて離脱、やっと8月に復帰してから調子を上げて、ポストシーズンでは第1戦先発ということで期待の大きさが分かります。6回まで大谷の2本塁打などで8-0の大量リード、7回表スネルは2点失って降板、しかし直後に2点取り返し再び8点差とします。しかし不安視されていたドジャース中継ぎ、救援陣がやはりつかまって左腕べシア2失点、右腕エンリケス1失点で10-5、左腕ドレーヤー含めて投手3人を送り出し、最後は右腕トライネンで締め、この試合は何とか勝ちました。
【WC第2戦…山本由伸先発勝ち投手、佐々木朗希は救世主?大魔神U?】
10月1日(日本時間2日)第2戦、山本由伸投手登板です。1回表一死から死球でランナーを出し二死として、4番を平凡なライトフライに仕留めたと思ったら、守備が不安視されていたライト;テオスカー・ヘルナンデスがグラブに当てて落球、5番打者に2点タイムリーを浴びていきなりビハインド。しかし1回の投球を終えベンチに戻る山本由伸に第一打席スタンバイの大谷翔平がドンマイと声をかけます。すると山本由伸はその後4イニングすべて三者凡退、13人連続アウトの快投。これに応えてドジャース打線は3回に1点、4回裏には2点とって逆転します。圧巻だったのは6回表山本由伸のピッチング、1、2、3番に3連打され無死満塁、4番はショートへの詰まった打球、1バウンド捕球したベッツが本塁送球、封殺で1死満塁と変わり、5番、6番をカーブで連続空振り三振に抑え無失点。するとその裏ドジャースは大谷翔平のタイムリーなどで一挙4点GETして5点差とリード拡大、もう由伸降板かと思いきや続投、遊ゴロ、四球、三振、四球で二死1、2塁となったところでロバーツ監督がマウンドへ、投球数113の力投でトライネンに後の抑えを託し、この回無失点。その裏ドジャースは一死2塁のチャンスで大谷翔平ですが申告敬遠、しかし絶好調ベッツの適時二塁打で8−2とリードを拡げます。大量リードにもかかわらず8回表ドジャース中継ぎ、救援陣がまたもやつかまります。右腕シ−ハンが2失点、8-4とされました。その後は左腕べシアが抑え、9回表ロバーツ監督はマウンドに佐々木朗希投手を送り出します。すると3者凡退、2奪三振、最速101.4マイル(約163.1キロ)を計測する見事な投球を見せて山本由伸の勝利投手に花を添えました。散々けなされていた佐々木朗希は、一躍救世主扱いで、メディアは手のひら返し、やはり勝負の世界は結果がすべてなんですね。

【DS第1戦…大谷先発勝ち投手、佐々木朗希初セーブ】
ドジャースの大谷翔平投手は10月4日(日本時間5日)、フィリーズとの地区シリーズ第1戦に「1番・投手」で投打同時出場しました。フィラデルフィアのファンはスゴイとは聞いていましたが、なるほどものすごいですね。こんな熱狂的なスタンドは見たことがありません。フィリーズファンはスタンドをチームカラーの赤に染め、手を打ちタオルを回す大声援で選手たちを鼓舞し、ドジャースナインには特大のブーイングを浴びせました。テレビ越しでも大音量が響いてきました。大谷翔平(31)注目の第一打席は三球三振。ピッチングではフィリーズの恐怖の1〜3番を三者凡退の好スタート、しかし2回に四球と安打でピンチを招くと、リアルミュートに100・2マイル(約161キロ)の直球をライト左へ押っ付けられ、2点タイムリーとされました。T・ヘルナンデスが緩慢な追い方で結局センターが打球に追い着いたものの三塁打となったことで、ベーダーにも犠飛を許し、一気に3点を失いました。しかしここからがショウヘイ・オオタニの真骨頂、5回まで三振を積み重ね無失点。6回には、二死からフレディ・フリーマン(36)の四球と、トミー・エドマン(30)の右安打、キケ・ヘルナンデス(34)が1点差に詰め寄る適時二塁打で苦しめられていた左腕サンチェスを引きずり下ろしました。オオタニが6回を3者凡退で片付けると、劇的な逆転劇が待っていました。2番手右腕ロバートソンから、先頭のアンディ・パヘス(24)がポストシーズン初安打となる左安打で出塁すると、右手の亀裂骨折から強行出場したウィル・スミス捕手(30)がデッドボール、大チャンスで3番手左腕ストロムが登板、大谷とムーキー・ベッツ(32)は凡退しましたが、緩慢プレーを指摘されたテオスカー・ヘルナンデス(32)が、名誉挽回、右中間席へ逆転の3ランを放ちました。7回からはレギュラーシーズンで先発起用されていたタイラー・グラスノー投手(32)を投入。アレックス・ベシア投手(29)、9回には佐々木朗希投手(23)を投入して激戦を制しました。大谷は6回を89球、3安打2四死球3失点で、PS初登板で初勝利。最速は101・1マイル(約163キロ)、9奪三振を記録しました。打つ方は4三振でしたが、ロバーツ監督は、「打撃は心配していない、打つ方も投げる方もなんて期待するほうがおかしい、あのピッチングを見たか、誰が出来るんだあんなこと。我々は誰も見たことのないことを見てるんだぞ」と手放しで褒めていました。ディビジョンシリーズの第1戦の大切さを認識して、3点ビハインドの後、あの手この手で打者の目をくらまして相手打者を押さえ込み、味方の反撃を待った気迫のピッチングに、監督もホトホト感心したようです。
大谷翔平は9回の第5打席でバントの構えをしました。バット引いた後、ピョンピョン跳ねたり、いつもなら打席に入る前にバットを置いて足の位置を計る仕草を打席途中に入れるなど何かヘン、4三振でタイミング狂ったか、力投で体調不良になったか?と心配しました。結局四球で出塁しましたが、積極的な大谷にしては珍しいなと思いました。試合後、「監督から時間を稼いでほしいというオーダーが出ていた」とデーブ・ロバーツ監督の指示があったことを明かしました。2点リードの9回、ブルペンでは一死になったところで佐々木朗希投手に準備を始める指令が出たそうです。二死で打席に立った大谷は時間稼ぎをして佐々木朗希の肩が出来るのをアシストしたのです。試合後、「ウィルのアットバット(打席)くらいで朗希が作り始めていたので。監督から時間を稼いでほしいというオーダーが出ていた」と明かしました。続けて「そういう意味ではいいフォアボールだったのかな」と言いました。その後、2点リードのまま佐々木朗希は最終回に登板、まず最初の打者を三振に仕留め、二塁打を許したものの、続く打者をファウルフライと、詰まらせてショートライナーに打ち取って無失点で切り抜け日米初セーブをあげました。2度のサイ・ヤング賞を手にした同僚左腕ブレイク・スネル投手はベンチで拍手、「試合を締めくくるリリーフ投手として、彼がブルペンから出てくる時に、自信がみなぎっているように見えるのが良い、シーズン初めとは別人だ」と絶賛しました。フィリーズのロブ・トムソン監督(62)は3点を先制した2回以外、つけ入る隙がなかった大谷について「見事な投球だった。今夜の大谷は本当に良かったと思う。脱帽するよ」と完敗≠認めました。

【DS第2戦…スネル先発勝ち投手、佐々木朗希連続セーブ】
地区シリーズ第2戦、10月6日(日本時間7日)、ドジャースはスネル、フィリーズは15勝ルサルドの両左腕の投げ合い、互いに安打を打てない息詰まった投手戦となりました。ドジャースは7回表テオスカー・ヘルナンデス、フレディ・フリーマンの連打でチャンスを作り、ルサルドをマウンドから引きずり下ろしました。一死後キケ・ヘルナンデスの遊ゴロ、テオスカー・ヘルナンデスが本塁突入、6→2送球もセーフ、チャレンジ失敗、野選となってドジャース先制、更に二死満塁から右手の亀裂骨折から復帰したウィル・スミス捕手が左前2点タイムリー、大谷翔平が打席に入ると3人目投手に交代、ここで強烈な打球が右前に抜けて4点目、一気に突き放すと、さしものフィリーズファンも静まり返ってしまいました。7回からドジャースはWC第2戦で中継ぎ2失点降板のシーハン(25)を投げさせます。7回は0点、8回は1点で凌ぎます。このままシーハンで行くか、佐々木朗希を出すのか?ところがナント、ロバーツ監督はWC第2戦を締めた右腕トライネンをマウンドに送り出しました。やはり信頼する投手なんですね。ところが強力打線フィリーズ打線はやはり怖い、4番ボーム中前打、5番リアルミュートレフトへの二塁打で無死2、3塁、6番カステラノスもレフトへの二塁打の3連打で2点を奪い4-3と1点差に迫りました。なお無死2塁、ロバーツ監督たまらず左腕ベシアを送ります。1点差無死2塁で佐々木朗希では可哀そうだとでも思ったのでしょうか?恐らくレギュラーシーズンで2回、ポストシーズンで2回、すなわち4試合連続でクローザーに成功しているとは言え、まだ全幅の信頼は無いということでしょう。7番ストットは送りバント1回目失敗、しかしここはバントしかないと見てドジャースはサード・マンシーがダッシュ、打者の目の前で捕って素早く3塁カバーしたベッツに送球、タッチアウトで1アウト、送りバント失敗で一死1塁となりました。このバント対策守備は見事でしたね。8番ウィルソンに代打ベーダー、本来レギュラーですが、どこか痛めてこの日はベンチスタートでした。期待に応えて左前安打で一死1、2塁、9番ケプラーファーストゴロ、フリーマン2塁送球〜封殺で二死1、3塁までこぎつけました。3塁同点ランナー、1塁サヨナラのランナー、しかもバッターは1番トレイ・ターナー(32)、ナ・リーグ首位打者です。ベンチのスネルは心配そう、大谷翔平は険しい顔と笑顔が混じり合って「大丈夫だ、頑張ろう」という感じ、このシリーズの運命を分ける場面、こうなるともはや投手は佐々木朗希しか居ないと思いました。マウンドに向かったロバーツ監督、内野手たちが集まってきます。ムーキー・ベッツが珍しく険しい顔で何か言いました。これは想像ですが「ドック、あんまり面白くしないでくれよ、早くアイツを出そうぜ」とでも言ったのではないでしょうか。ロバーツ監督がブルペンに向かって合図すると、佐々木朗希が最後の1球を投げて、悠然とドアを開けて出てきました。さすがに引き締まった表情です。マウンドで準備投球を終え、ターナーに対します。8回にシーハン投手から中前適時打を放って1点返したのを見て、さすがナ・リーグ首位打者だなと思いました。ウィル・スミス捕手は1球目変化球を要求したようです。136kmのフォークが外れました。2球目99.3マイル(約160km)のストレート、詰まってセカンドゴロ、名手エドマンでも緊張したか、捕って1塁への送球がハーフバウンド、フリーマンナイスキャッチで3アウト!佐々木朗希のホッとした表情が何とも言えませんでした。本人は試合後のインタビューで「セカンドゴロ〜1塁送球を見てて、ベースカバーに走るのを忘れてました。次回はしっかりカバーします」と反省していました。やはりそれだけ緊張していたのでしょう。10月8日(日本時間9日)、フィリーズとの地区シリーズ第3戦にはロサンゼルスに帰って、山本由伸先発です。トレイ・ターナーはブーイングを浴びた試合後のインタビューで、「まだ終わってない、家に帰れと言われるまで、我々は引き下がるつもりはない」と巻き返しを口にしたそうです。
【DS第3戦…山本由伸先発、フィリーズ雪辱、不振だった上位打線復活】
地区シリーズ第3戦、10月8日(日本時間9日)、ドジャースはロサンゼルスに帰り、山本由伸先発、3回までノーヒットピッチング。打線は3回にトミー・エドマン内野手(30)のソロで先制しました。直後の4回、山本が本塁打王&打点王のシュワバーに特大の同点ソロを献上。さらに、無死1塁から4番ボームの中前安打で、ハーパーは2塁蹴って3塁へ向かう、これは暴走だと思ったら、センターアンディ・パヘス(24)の送球が、難しいバウンドになってマックス・マンシー三塁手(35)が捕球できず、山本のバックアップも遅れ、ボールは三塁ベンチへ入りテイク2ベース、ランナーホームイン、逆転され、ハーパーも3塁へ、記録はパヘスのエラーです。山本は無死3塁から、マーシュに犠飛を浴びて3失点。3塁でアウトにしていればこの回ホームランの1点で凌げたかもしれません。5回には無死1、2塁としてアンソニー・バンダ投手(32)にマウンドを譲りました。バンダは重盗で無死2、3塁とされるも、シュワバーを空振り三振、ハーパーを浅い右飛、マーシュを空振り三振のナイスリリーフ、逆転劇へ望みをつなぎました。反撃したい打線は、6回一死1、2塁の好機でマンシーが二ゴロ併殺。7回には大谷翔平(31)の大飛球があと1歩及ばないなど、3回から救援した左腕スアレスに封じられます。その直後、7回から救援していたクレイトン・カーショー投手(37)が、首位打者トレイ・ターナー内野手(32)の2点適時打とシュワバーの2発目となる2ランなどで一挙5失点、2戦目まで計21打数2安打と眠っていた3選手;ターナー、シュワバー、ハーパーの上位打線に複数安打を許し、生き返らせてしまいました。
【DS第4戦…大熱戦、佐々木朗希が8〜10回パーフェクト、まさかのサヨナラでリーグチャンピオンシップシリーズ進出】
地区シリーズ第4戦、10月9日(日本時間10日)、互いに先発がナイスピッチング、ドジャースは先発タイラー・グラスノーが6回無失点、フィリーズはクリストフェル・サンチェスが6回無失点、7回ドジャース2番手エメ・シーハンが先頭のリアルミュートに安打を許し、無死1塁でマックス・ケプラーはファーストゴロ、3→6→3で併殺と思われましたが1塁ベースカバーのシーハンが捕球エラー、ボールデッド、テイク2ベースで一死2塁となり、続くニック・カステラノスに適時打を浴びて1点を先制されました。その裏ドジャースは四球と安打で一死1、2塁、サンチェスに代えてフィリーズは守護神のジョアン・デュランをマウンドに送り勝負に出ました。アンディ・パヘスは一ゴロで、二死2、3塁となったところでバッター大谷、打撃絶不調、次は絶好調ムーキー・ベッツなので、ここは大谷勝負と思いましたが、申告敬遠で二死満塁としました。このところの大谷はすぐ追い込まれて三振もしくは凡打、しかしムーキー・ベッツはボールを見極めてクサイ珠カット、ピッチャーから見たらイヤなバッター、さすがのデュランはギリギリボールで誘いますが振ってくれません。結局押し出しの四球で1−1の同点となりました。ムーキーの冷静さは大谷にも見習ってほしいものですが、打撃の好不調はこういう打席で分かりますね。8回からは佐々木朗希が登板、ロバーツ監督もここは勝負と見たのでしょう。8、9、10回打者9人をパーフェクトに抑え、ドジャースタジアムに”ロウキコール”が響き渡りました。明日が無いフィリーズも、先発要員ルサルドまでつぎ込んで必死の継投、ドジャースも11回表ベシア登板でピンチもありましたが抑えきり、その裏エドマンとマンシーの安打などで二死満塁、打撃不調のアンディ・パヘスの当たりはバットが折れた音がして投ゴロ、投手のオライオン・カーカリングは本塁へ送球、逸れてまさかの結末でドジャースがサヨナラ、地区シリーズを突破し、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めました。この場面、ピッチャーがどうして1塁へ投げなかったのか?それが野球なんですね。「タラ」、「レバ」についてはコメントしません。ただドジャースファンから見れば、ポストシーズンの救世主・佐々木朗希の存在が際だった一戦でした。
2025年秋の関東地区高校野球大会は山梨県が会場で、山日YBS球場と、富士北麓公園野球場を会場にして、10月18日〜26日の会期で予定通り行われました。埼玉県からは花咲徳栄と浦和学院が出場し、浦和学院は初戦突破して二回戦で山梨学院に3-6敗北、花咲徳栄は法政二との大接戦を制して、甲府工、佐野日大を撃破して決勝進出するも、投打に強力な地元・山梨学院に5-14大敗しました。山梨学院は3試合共に危なげなく勝利、甲子園でも強豪と言われる実力を発揮しました。第56回明治神宮野球大会に関東代表として出場します。
2025年秋の埼玉県高校野球大会はAシードが叡明と昌平、Bシードが山村学園と浦和実、シード4校がいずれも2戦目で敗退する戦国埼玉、公立の雄:上尾と近年のしてきた浦和麗明そして浦和学院と花咲徳栄がやはり勝ち上がりました。笹山颯大の春日部共栄は準々決勝で花咲徳栄に敗れ、丹下大河の浦和麗明は準決勝で花咲徳栄に敗れました。準決勝で上尾を下した浦和学院と花咲徳栄が決勝でまみえるという定番埼玉に戻りました。花咲徳栄と浦和学院は関東大会に出場します。

10月5日(日)県営大宮球場で行われた決勝戦は、花咲徳栄が3-2で浦和学院を下して優勝しました。花咲徳栄は2投手の継投で無四球、浦和学院は4投手で6四死球、ガップリ四つの試合でした
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安打 | 失策 | |
| 花咲徳栄 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 1 |
| 浦和学院 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 8 | 2 |





第107回全国高等学校野球選手権大会は、8月5日(火)阪神甲子園球場で開幕、18日間(雨天順延、3回戦2日目・準々決勝・準決勝各翌日の休養日を含む)にわたり熱戦を繰り広げます。組合せ抽選会は、8月3日(日)14時から行われます。ただし、開会式直後の第1試合で対戦する2チームの抽選は8月1日(金)18時半からオンラインで行われます。
初出場は、叡明(埼玉)、未来富山(富山)、聖隷クリストファー(静岡)、豊橋中央(愛知)、綾羽(滋賀)の5校で、最多出場は北海(南北海道)の41回目。春の第97回選抜高等学校野球大会を制した横浜(神奈川)は、春夏連覇を目指します。
| 出場校 | 当初組合せ | 展望 | 一回戦 | 叡明は? | 二回戦 | 三回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | 総括 |
| 北北海道 | 旭川志峯 | 3年ぶり11回目 |
| 南北海道 | 北海 | 2年ぶり41回目 |
| 青森 | 弘前学院聖愛 | 4年ぶり3回目 |
| 岩手 | 花巻東 | 3年連続13回目 |
| 秋田 | 金足農 | 2年連続8回目 |
| 山形 | 日大山形 | 2年ぶり20回目 |
| 宮城 | 仙台育英 | 2年ぶり31回目 |
| 福島 | 聖光学院 | 4年連続20回目 |
| 茨城 | 明秀日立 | 3年ぶり2回目 |
| 栃木 | 青藍泰斗 | 35年ぶり2回目 |
| 群馬 | 健大高崎 | 2年連続5回目 |
| 埼玉 | 叡明 | 初出場 |
| 山梨 | 山梨学院 | 3年ぶり11回目 |
| 千葉 | 市船橋 | 3年ぶり7回目 |
| 東東京 | 関東第一 | 2年連続10回目 |
| 西東京 | 日大三 | 2年ぶり20回目 |
| 神奈川 | 横浜 | 3年ぶり21回目 |
| 新潟 | 中越 | 7年ぶり12回目 |
| 富山 | 未来富山 | 初出場 |
| 石川 | 小松大谷 | 2年連続4回目 |
| 福井 | 敦賀気比 | 3年ぶり12回目 |
| 静岡 | 聖隷クリストファー | 初出場 |
| 愛知 | 豊橋中央 | 初出場 |
| 岐阜 | 県岐阜商 | 3年ぶり31回目 |
| 三重 | 津田学園 | 6年ぶり3回目 |
| 滋賀 | 綾羽 | 初出場 |
| 京都 | 京都国際 | 2年連続4回目 |
| 奈良 | 天理 | 3年ぶり30回目 |
| 和歌山 | 智辯和歌山 | 2年連続28回目 |
| 大阪 | 東大阪大柏原 | 14年ぶり2回目 |
| 兵庫 | 東洋大姫路 | 14年ぶり13回目 |
| 岡山 | 岡山学芸館 | 2年連続4回目 |
| 鳥取 | 鳥取城北 | 2年連続7回目 |
| 広島 | 広陵 | 3年連続26回目 |
| 島根 | 開星 | 8年ぶり11回目 |
| 山口 | 高川学園 | 4年ぶり3回目 |
| 香川 | 尽誠学園 | 9年ぶり12回目 |
| 愛媛 | 済美 | 7年ぶり7回目 |
| 徳島 | 鳴門 | 3年ぶり15回目 |
| 高知 | 高知中央 | 2年ぶり2回目 |
| 福岡 | 西日本短大付 | 2年連続8回目 |
| 佐賀 | 佐賀北 | 6年ぶり6回目 |
| 長崎 | 創成館 | 3年連続5回目 |
| 熊本 | 東海大熊本星翔 | 2年ぶり4回目 |
| 大分 | 明豊 | 5年連続11回目 |
| 宮崎 | 宮崎商 | 2年連続7回目 |
| 鹿児島 | 神村学園 | 3年連続8回目 |
| 沖縄 | 沖縄尚学 | 2年ぶり11回目 |

【朝日新聞】横浜(神奈川)の春夏連覇はなるか。阻むとすればどこか。それが最大の焦点になる。横浜は選手層の厚さが際立つ。経験豊富なエース奥村頼人、2年生で最速152キロの織田翔希ら多彩な投手陣を擁する。打線も勝負強さが光る3番阿部葉太を中心に切れ目がない。阿部葉はピンチでも慌てず、ここぞの好機に強い頼れる主将でもある。「春夏連覇はめざすが、一試合一試合を勝っていかないと、そこは見えない」と一戦必勝を誓う。
昨春の選抜大会を制した健大高崎(群馬)、今春選抜準優勝の智弁和歌山も頂点を狙える力がある。健大高崎は常時150キロ台の直球を投げる石垣元気、安定感が光る下重賢慎、ひじの故障から復活した佐藤龍月らの投手層で横浜の上を行く。智弁和歌山は抜群の制球力を誇る右腕渡辺颯人が春のリベンジに燃える。ただ、健大高崎は昨夏王者の京都国際、智弁和歌山は選抜8強の花巻東(岩手)と1回戦でぶつかる。京都国際には大会屈指の左腕、西村一毅がおり、花巻東は強打自慢。優勝争いを左右する対戦カードになる。
智弁和歌山のゾーンには秋・春の近畿王者となった東洋大姫路(兵庫)もいる。チーム打率4割に迫る強打は、大会トップレベルと言っていい。打線が好調な西日本短大付(福岡)、3年ぶりの全国制覇をめざす仙台育英(宮城)、昨夏まで2年連続4強の神村学園(鹿児島)、最速152キロの長身右腕・菰田陽生を擁する山梨学院も力がある。選手たちの無限の可能性が、前評判をくつがえす大会になることを期待したい
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【毎日新聞】春夏連続出場校のうち、4校が優勝争いの中心になりそうだ。中でも筆頭格は史上2校目の2度目の春夏連覇を目指す横浜(神奈川)と春の関東大会王者の健大高崎(群馬)だろう。横浜は主将で中軸の阿部葉太(3年)、投打「二刀流」の奥村頼人(3年)、最速152キロ右腕・織田翔希(2年)らタレントがそろう。流れを変える一発など個の力に優れていることに加え、小刻みな継投策といった組織力もさえる。神奈川大会の準々決勝から3戦連続の逆転勝ちで激戦区を制した。劣勢や他校のマークをはね返して得た経験もチーム力を押し上げる。健大高崎は「投手王国」として充実する。最速156キロの右腕・石垣元気(3年)、安定感のある左腕・下重賢慎(3年)ら一線級の投手を複数擁する。2024年センバツ大会優勝投手の左腕・佐藤龍月(りゅうが、3年)も群馬大会で肘の靱帯(じんたい)再建手術(通称トミー・ジョン手術)から投手復帰した。打線も迫力があり、攻守に穴のない布陣だ。
対抗は近畿の2校か。センバツ大会準優勝の智弁和歌山は制球力が高い渡辺颯人(3年)、最速152キロの宮口龍斗(3年)の両右腕がチームの軸だ。打線は伝統の強打に加え、1番・藤田一波(3年)ら俊足巧打タイプの器用な選手が多く、つながりに優れる。昨秋、今春の近畿大会覇者の東洋大姫路(兵庫)は打線に破壊力がある。中軸の高畑知季(3年)らの振りは鋭く、下位打線も長打力がある。投手陣は最速147キロ右腕・木下鷹大(3年)が台頭。故障明けで兵庫大会で登板機会のなかった右腕・阪下漣(3年)の復調ぶりもポイントになる。
沖縄尚学、神村学園(鹿児島)、仙台育英(宮城)も地力が高い。沖縄尚学はセンバツ大会2回戦で横浜に1点差で惜敗。守りは堅く、最速150キロ左腕・末吉良丞(2年)はすごみが増している。夏の過去2大会4強の神村学園は経験豊富な布陣。大型遊撃手の今岡拓夢(3年)は大会注目のスラッガーだ。2年ぶり出場の22年夏王者、仙台育英は宮城大会5試合でわずか3失点。左腕・吉川陽大(3年)ら選手層が厚い。
大会連覇を目指す京都国際は前回優勝投手の左腕・西村一毅(3年)が世代屈指のエースへと成長した。前回準優勝の関東一(東東京)は二刀流の左腕・坂本慎太郎(3年)がけん引し、ともにチームの柱の活躍が鍵を握る。そのほか、俊足の奥駿仁(3年)ら投打に役者がそろう3季連続出場の西日本短大付(福岡)、身長194センチの大型二刀流、菰田陽生(2年)を擁する山梨学院、4番・古城大翔(2年)ら強力打線の花巻東(岩手)も上位進出をうかがう
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【日刊スポーツ】V有力候補は横浜だ。織田翔希投手(2年)と奥村頼人投手(3年)の左右2枚看板に加え、阿部葉太主将(3年)の強力なリーダーシップも武器。現チームは昨秋の明治神宮大会、今春のセンバツ大会を制しており、98年横浜しか達成していない秋春夏の3季連続日本一に挑む。昨年の春と夏の王者は初戦から激突する。センバツ王者の健大高崎は今秋ドラフト1位候補に挙がる最速158キロ右腕の石垣元気投手(3年)ら好投手を複数人擁する。昨夏V左腕の京都国際・西村一毅投手(3年)との投げ合いにも注目が集まる。同ブロックには、今春センバツで98年ぶりに選出ゼロだった大阪の代表、東大阪大柏原も入る。「死のブロック」にはどよめきが起こった。今春センバツ準Vの智弁和歌山、日本ハム新庄監督の母校でもある西日本短大付、東洋大姫路、済美と8校中4校が春夏通じての甲子園優勝経験校。ドジャース大谷翔平の母校・花巻東も同ブロックに入り、激戦必至だ。オリックス吉田輝星の弟、大輝投手(3年)が主戦の金足農は、最速150キロ左腕の末吉良丞投手(2年)を擁する沖縄尚学と初戦で対決する。日本一経験のある仙台育英や天理も同ブロックだ。初出場の豊橋中央は春夏3度の日本一経験がある日大三と初戦。同じく初出場でプロ注目左腕の江藤蓮投手(3年)を擁する未来富山も、同ブロックで話題を呼びそうだ。夏の甲子園では2年生の胴上げ投手が3年続いている。「朝夕2部制」が拡大し、ナイター開催もある今大会。どのチームが頂点に上り詰めるのか、目が離せない
大会4日目の第1試合でいきなり昨夏選手権と今春選抜準優勝校;智弁和歌山(和歌山)と今春選抜ベスト8の花巻東(岩手)が激突します。第2試合は近畿王者・東洋大姫路(兵庫)と四国の強豪・済美(愛媛)の対戦。この4校のうち3校が3回戦に進めない激戦必至の“死のブロック”が出現したのです。花巻東の佐々木洋監督は「とてもビックリしています。上のことが考えられないくらいの強敵と1回戦からぶつかった」と語り、ショックを隠せませんでした。というのも甲子園で岩手勢は和歌山勢に4度対戦して全敗です。2022年春は花巻東が市和歌山に4-5で競り負けています。花巻東は春季岩手大会で盛岡一に敗れ、弱さを自覚して「一戦必勝」を合言葉に夏の岩手大会では抜群の強さを発揮しました。とは言え智弁和歌山はあまりにもビッグネーム、しかもエース渡辺颯人は誰もが認める好投手、強打の花巻東が打ち崩せるかが見どころです
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以上3社の展望からすると優勝候補は@横浜A健大高崎B智弁和歌山C京都国際D東洋大姫路E花巻東F西日本短大付G仙台育英H神村学園I山梨学院J沖縄尚学などが有力で、他に関東一、済美、東大阪大柏原、日大三などの名前も出ています。ただし昨年は京都国際、一昨年は慶応と優勝候補以外が優勝しています。低反発バットになって野球の質が変わっており、昨年などは一回戦で花咲徳栄と報徳学園が姿を消すビックリがあり、報徳学園を破った大社が、準々決勝で神村学園との「神対決」で敗れるまで快進撃を続けました。智弁和歌山や花巻東が初戦の二回戦で敗退、、優勝候補の健大高崎や大阪桐蔭、中京大中京も二回戦敗退、優勝候補で残った東海大相模は準々決勝敗退、最後の砦;青森山田も準決勝で京都国際に3-2惜敗、決勝は8安打の神村学園を3安打で2-1破った関東一高との対戦となりました。決勝も大激戦、0-0のままの延長は35年振り、10回タイブレーク2-1で京都勢68年ぶりの優勝でした。このように近年は優勝候補はあてにならなくなっています。
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注目するのは激戦の埼玉139チームの頂点に立ち、春夏通じて初の甲子園となった叡明の戦いです。埼玉では一回戦から8戦勝ち抜かなければ頂点に立てません。叡明はAシードだったので一回戦免除、二回戦からの5試合はすべてコールド勝ち、しかも5試合で4点しか取られていないという圧倒的強さを発揮して迎えた準決勝はDシード山村学園と壮絶な打ち合いでタイブレーク2回やって勝利、決勝は昌平に5-2勝ち、7戦で63得点14失点、春のセンバツで甲子園初出場の浦和実が、埼玉代表の名に恥じず4強まで勝ち上がったのに倣い、甲子園初出場ながら浦和学院の分まで頑張ってくれるように、切に願いますと埼玉大会の総括で書いていました。初戦の相手の津田学園(三重)にはプロ注目の最速149キロ左腕の絶対エース;桑山
晄太朗投手(3年)がいます。三重大会では全5試合に登板して、31.2回を投げて失点はわずか1、奪った三振もイニングを上回る35三振というスゴイピッチャーです。速球はもちろんのこと、3種類のスライダーを駆使します。叡明の田口
遼平内野手(3年)は、背番号6の遊撃手と投手を兼任しますが、背番号1増渕投手を差し置いて実質エースです。この両投手の投げ合いは注目ですが、焦点は桑山投手を強打の叡明打線がどう攻略するかというところでしょう。
一回戦は8月5日(火)開会式後の創成館(長崎)3−1小松大谷(石川)で始まり、8月11日(月・山の日)北海(南北海道)7−10東海大熊本星翔(熊本)で終わりました。熱戦続きでした。開星(島根)6−5宮崎商(宮崎)、金足農(秋田)0−1沖縄尚学(沖縄)、鳴門(徳島)5−4天理(奈良)、延長12回タイブレークの津田学園(三重)5−4叡明(埼玉)、弘前学院聖愛(青森)3−4西日本短大付(福岡)、延長10回タイブレークの青藍泰斗(栃木)4−5佐賀北(佐賀)が1点差ゲーム、横浜(神奈川)5−0敦賀気比(福井)戦の途中で降雨中断があり、次の高知中央(高知)4−6綾羽(滋賀)戦は延長10回タイブレーク、試合終了は史上最も遅い22時46分でした。史上最も遅い開始時刻は今大会第3日の1回戦、旭川志峯(北北海道)1―3広陵(広島)の19時29分でした。「死のブロック」は、智弁和歌山(和歌山)1−4花巻東(岩手)、東洋大姫路(兵庫)5−3済美(愛媛)、弘前学院聖愛(青森)3−4西日本短大付(福岡)、明秀日立(茨城)1−5聖隷クリストファー(静岡)となりました。花巻東はたくましかったですね。すごい強打でした。智弁和歌山は1点を先行したものの、九回2死満塁の好機を生かせませんでした。立ちはだかったのは花巻東下級生の出世番号背番号17を背負った2年生左腕、萬谷堅心のピッチング、ピンチで迷わず直球を選び、空振り三振で締めるピッチング、凄かったですね。近畿チャンピオンの東洋大姫路(兵庫)と有力校に挙げられる済美(愛媛)の好カードは、同点の七回に東洋大姫路が3、4番の連続適時打で2点勝ち越しました。完投した右腕木下鷹大は三回以降の被安打が2、140キロ台の直球が走り、立ち直りました。無失策の済美は内野手を中心に好守で投手をもり立てましたが、中軸に安打が出ませんでした。弘前学院聖愛は四回、沢田、成田の左前適時打で逆転しましたが、その後は継投でかわされ、タイブレークに入った十回西日本短大付が1死満塁、斉藤の死球押し出しで勝ち越し、そのまま勝利。弘前学院聖愛は口惜しい負けでした。初出場の聖隷クリストファーは六回、1死満塁から二ゴロの間に勝ち越し、計6犠打と着実に得点圏に走者を進め、八回はスクイズを絡めて加点しました。明秀日立は三回に一時は追いつくも、最後まで相手左腕の球威に押され計4安打に終わりました。
春夏通じて初の甲子園となった叡明は背番号1増渕投手が先発しました。1回裏2本のヒットで二死2、3塁、ファーストゴロを弾いて1点先制されました。2回裏にも3本のヒット許すも0点。1、2回三者凡退の叡明は3回表先発増渕に代打を送りヒット、盗塁成功、しかし結局無得点。増渕は決して調子悪くは見えませんでしたが津田学園打線が絶好調と見て、叡明中村監督は傷が浅いうちにスイッチと考えたのでしょう。しかし3回裏マウンドに上がった背番号6の田口投手にも津田学園打線は2本のヒットとセーフティスクイズで追加点を上げ2-0。叡明の反撃は4回、田口のヒットから高野のタイムリーで1点を返します。しかしその裏絶好調の津田学園打線はまたヒット2本で加点、再び2点を追うことになった5回叡明はキャプテン根本のタイムリーと田口の犠牲フライで遂に同点、激戦埼玉を勝ち抜いた力強さを発揮します。6回以降は両投手の力投で守り合いのままタイブレークへ。11回表叡明は田口から、バントさせず強攻してタイムリーヒット、1点勝ち越します。更に送りバントで一死2、3塁のチャンスですが追加点ならず。ここでスクイズでもして2点差となっていたら、優位に立てたかもしれません。その裏先頭打者桑山はセカンドゴロ、4→6→3、1塁はギリギリセーフ。ショートゴロは6→4→3、1塁ヘッドスライディングセーフ、この力走が実り、この間に3塁ランナー返り1点、振り出しに戻りました。この二つの内野ゴロ、どちらかが併殺になっていれば叡明が勝ったでしょう。1点ずつを取り合い迎えた12回表、送りバントがフライで1アウト、サードゴロ5→4→3の併殺、どうやら流れは津田学園に向かいました。12回ウラ、9番伊藤がセオリー通りバント、守りの上手い田口投手ですから甘いところだと3塁封殺になります。三塁線へ上手く転がすと、田口打球を捕って1塁送球した球が高い!サヨナラとなりました。田口の呆然とした表情が印象的でした。どうしてこんな終わり方なんだ...我ながら情けないという口惜しさが現れていました。結局、初陣の叡明は最初も最後もミスに泣く結果になりました。自分たちの責任ですから仕方ない結果、責められません。いずれにせよ頑張った!ご苦労様でした。
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 |
| 叡 明 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 |
| 津田学園 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1X | 5 |
一回戦終わって有力校@横浜A健大高崎B智弁和歌山C京都国際D東洋大姫路E花巻東F西日本短大付G仙台育英H神村学園I山梨学院J沖縄尚学の中で敗退したのは智弁和歌山だけ、これは花巻東との対戦だったので致し方ありません。2回戦で登場する好カードは健大高崎−京都国際がぶつかり、神村学園(鹿児島)は創成館(長崎)と、山梨学院は聖光学院(福島)とぶつかります。一回戦勝ち上がったチームは、仙台育英が開星(島根)、沖縄尚学が鳴門(徳島)、横浜が初出場:綾羽(滋賀)と対戦します。綾羽は滋賀県草津市に有り、温泉マークに打消し戦を付けて「温泉
ではない草津」をアピールしています。津田学園(三重)―広陵(広島)は残念ながら広陵が暴力事案に対するSNS上での誹謗中傷によって出場辞退する史上初めての事態となり、津田学園(三重)の不戦勝となりました。スポーツをSNSで汚すヤカラに憤りを感じます。何より選手、指導者、応援する人たちの無念を思うと可哀そうでなりません。花巻東−東洋大姫路も好カードです。西日本短大付は聖隷クリストファー(静岡)との対戦、佐賀北(佐賀)は明豊(大分)と、県岐阜商は東海大熊本星翔(熊本)と対戦します。
さて結果は・・・日大三3−2豊橋中央、今大会は接戦が多く、これも典型でした。山梨学院と甲子園常連:聖光学院も好カードでしたが、山梨学院が6回まで無安打に抑える菰田の好投で6−2勝利。大阪桐蔭を下して注目の東大阪大柏原は尽誠学園(香川)の広瀬の前に3−0完封負け。4度先頭打者を出しながら本塁が遠く、大阪勢としては7年振りの初戦敗退ですが、無失策で締まった試合でした。二回戦屈指の好カード:健大高崎−京都国際は、昨年の春と夏の優勝校の対決、ここまで選手権で群馬勢は京都勢に0勝9敗、勝ったことがありません。京都国際は昨夏優勝の経験者も居て、特にエース西村は優勝時のマウンドにいた投手、経験豊富ですが、下馬評では昨春優勝で今春BEST4の健大高崎が豊富な投手陣でも打撃でも上と見られていました。ところが京都国際の打者は相手を深く研究していて、好球必打、ストライクは振る、ヒットが出ない難しいコースでもファウルする、際どいボールは見極めるという徹底した打撃で、甘いところへ来たボールをヒットするということで1回裏下重から4本の安打で2点先制、驚いたのは4番のセーフティスクイズでした。3回表健大高崎は内野安打と連続デッドボールで一死満塁のチャンス、二死となった後、西村暴投で1点、タイムリー二塁打で3-2と逆転しました。しかし直後の3回裏京都国際はすぐさまタイムリー2本で4-3と再逆転、その後西村の好投で健大高崎は0が続きます。結局西村被安打4、5回、6回にも1点ずつ加点した京都国際が6-3勝利。7回から登板した健大高崎エース石垣元気は剛速球で2回0点に抑えましたが手遅れ。昨年BEST4の関東一(東東京)はさすがの打撃で中越(新潟)に6−1勝利。試合中関東一の選手3人が足が攣って途中交代、これまでそういう経験が無かった選手も足が攣ったのは、単に猛暑だけではなく、一時雨で暑さが収まった後猛暑がぶり返したことで、この激しいヒートショックへの対応が出来なかったためと思われます。猛暑のグラウンドと冷房館内、水分補給や塩分、栄養摂取、身体の適応が非情に難しい気候になってきました。今大会最後の登場となった神村学園(鹿児島)は九州勢対決で創成館(長崎)に1−0惜敗。仙台育英6−2開星(島根)、沖縄尚学3−0鳴門(徳島)、横浜5−1綾羽(滋賀)は順当に強豪が勝利。草津市の綾羽は初出場で吹奏楽部員が6人しかいないので、滋賀県の常連近江の吹奏楽が友情応援、甲子園に爆音をとどろかせました。こういうところが高校野球の良さですね。好カード、花巻東4−8東洋大姫路、東洋大姫路のエース木下は前の試合に続き絶好調、ギリギリのところを突く制球力で花巻東打線もきりきり舞い、一方花巻東の萬谷は四球やエラーで先頭打者を出す場面連続、キッチリバントで送り適時打で返す、履正社監督から母校に戻ってきた岡田監督の手堅い采配に選手がバッチリ応え、「強いなぁ」という感想を持ちました。ただ花巻東も7-0から7回に1点、8回に3点返して木下をノックアウト、しかし東洋大姫路はトミージョン手術をして復活した本来のエース阪下がリリーフして締めました。西日本短大付2−1聖隷クリストファー(静岡)も激戦でした。西日本短大付は一回戦に続き1点差勝利、こういうしぶとさが強い証拠です。新庄監督も大喜びでしょう。佐賀北(佐賀)1−6明豊(大分)、一回戦は6−2勝利で、明豊の強力打線が光りました。佐賀北は打撃では負けておらず複数安打を放つも、明豊3投手の継投の前に13残塁。二回戦最後の試合;県岐阜商4−3東海大熊本星翔(熊本)も大接戦、県岐阜商のエース柴田蒼亮が2戦連続の完投勝利。今大会、公立校出場は6校、ここまで金足農(秋田)、市船橋(千葉)、鳴門(徳島)、佐賀北(佐賀)、宮崎商(宮崎)が敗退、県岐阜商(岐阜)だけがBEST16に残りました。何故県岐阜商が「県」を付けているかと言うと県立だからですが、市立岐阜商があるため区別しているのです。ちなみに市船橋(千葉)は「市船」=イチフナと呼ばれますが、県立船橋と区別するために「市」が付きます。今大会は九州勢の強さが目につきます。有力校はどうなったか→@横浜A健大高崎B智弁和歌山C京都国際D東洋大姫路E花巻東F西日本短大付G仙台育英H神村学園I山梨学院J沖縄尚学、3分の2以上残っています
一、二回戦で有力と見られていた智弁和歌山、健大高崎、花巻東が昨年同様姿を消し、済美、神村学園、東大阪大柏原も敗れてBEST16が揃いました。二回戦終わって有力11校中7校残りました。三回戦注目は東洋大姫路−西日本短大付、仙台育英−沖縄尚学のカードです。盤石の戦いを見せる横浜は津田学園と、京都国際は尽誠学園と、山梨学院は岡山学芸館との対戦です。残りは関東一と創成館、明豊−県岐阜商、高川学園−日大三です。
日大三は先発の近藤が粘りの投球を見せ、2桁安打の高川学園を9-4下しました。強打の山梨学院は14―0で岡山学芸館を下しました。低反発バット導入後の最多14得点、最多17安打でした。昨年優勝の京都国際はエース広瀬が投打に奮闘した尽誠学園にリードを許す展開、京都国際は6回から救援したエース西村が相手ペースの流れを断ち切り、8回二死2、3塁から、小川が決勝の逆転右前2点適時打を放ち3―2で大熱戦を制しました。京都勢が香川勢に勝ったのは74年ぶりだそうです。関東一対創成館は予想通りの結果、創成館は先発森下が140キロ台前半の直球を軸に、9回途中まで粘投をみせましたが、関東一は継投で4―1逃げ切りました。仙台育英−沖縄尚学は期待通りの大熱戦、仙台育英・吉川、沖縄尚学2年・末吉両左腕の投げ合いで、延長11回タイブレークの末沖縄尚学が制しました。仙台育英は9、10回のサヨナラ機を生かせませんでした。須江監督は積極的な采配で次々と勝負をかけましたが、例年のように豊富な投手陣を次々繰り出す采配ではなく、エース吉川と心中と言う覚悟、しかし最後は守りの乱れで敗れました。東北勢が1校も準々決勝に進めなかったのは、第103回(2021年)以来4年ぶり、沖縄尚学は選手権出場11度目で1大会3勝を挙げるのは初めて、沖縄勢で初めて目標としていた春夏通算30勝に到達しました。横浜5―0津田学園も予想通り、横浜は先発の2年生右腕・織田翔希が106球で完封、150キロに迫る直球に力があり、5回途中まで無安打投球で、津田学園は終盤まで走者を得点圏に進められませんでした。東洋大姫路は1点を追う5回、西日本短大付の先発原をとらえ、計4安打などで2点を挙げて逆転し、3-2勝ちました。投げても三回途中から救援した木下が好投、西日本短大付は10安打を放ったものの、好機で攻め切れませんでした。県岐阜商は一回、宮川の2点二塁打、横山の右前適時打で3点を先制。2番手渡辺大が制球に苦しみながらも六回途中まで無失点に抑えたのが勝因です。明豊は6回一死満塁の好機であと1本が出ず、2回以降立ち直った寺本を援護できなかったのが残念でした。公立の星・県岐阜商の全国選手権42勝は大阪桐蔭と並ぶ10位タイ、選抜48勝はPL学園(大阪)と並ぶ3位タイ、素晴らしい成績です。7番を任される横山温大外野手(3年)の活躍が注目されて波に乗りました。生まれつき左手の指が無く、右手でバットを握り、左手を添えます。ボールを捉える時まで添え続け、左手で強く押し込みながら、振り抜きます。手本とするのは米大リーグ・レッドソックスの吉田正尚選手だそうです。守備では右手にはめた左投げ用グラブでボールを受けると、瞬時に左わきでグラブを挟み、その中から右手でボールを取り出し、右腕で投げ返します。その自然な動作はハンディを感じさせません。メジャーで活躍したジム・アボットを見ているみたいです。
日大三(西東京)、山梨学院、関東第一(東東京)に続き、横浜が準々決勝進出で、関東勢4校が残ったのは、東海大相模(神奈川)が優勝した第97回(2015年)以来だそうです。前年優勝校、準優勝校がともに8強入りしたのは史上初です。

BEST8が揃いました。BEST8のなかで、甲子園春夏優勝経験がないのは関東一だけだそうですから、強豪ぞろいと言う意味では順当な結果でしょう。「展望」のところで、優勝候補は@横浜A健大高崎B智弁和歌山C京都国際D東洋大姫路E花巻東F西日本短大付G仙台育英H神村学園I山梨学院J沖縄尚学などが有力で、他に関東一、済美、東大阪大柏原、日大三などの名前も出ています・・・と書きました。ここに名前が無いのは公立の星・県岐阜商だけですが、大阪桐蔭と並ぶ選手権42勝、PL学園(大阪)と並ぶ3位タイの選抜48勝の素晴らしい成績のチームですから、違和感ありませんね。準々決勝は一番面白いと言われています。

大会13日目(8月19日)の結果は、京都国際 4-11 山梨学院、日大三(西東京)
5-3 関東一(東東京)、横浜(神奈川) 7-8 県岐阜商、沖縄尚学 2-1 東洋大姫路(兵庫)となりました。優勝候補と言われていた@横浜A健大高崎B智弁和歌山C京都国際D東洋大姫路E花巻東F西日本短大付G仙台育英H神村学園I山梨学院J沖縄尚学の中で@〜Hが居なくなり、I山梨学院、J沖縄尚学、日大三が残り、下馬評にも無かった県岐阜商がBEST4です。
山梨学院は投手が豊富で打撃が強力なので勝って当然かもしれませんが、ベンチ入りメンバー20人の出身中学は岐阜4、長野2、北海道2、静岡2、千葉、埼玉、群馬、東京、神奈川、新潟、三重、兵庫、愛媛、山梨各1人です。山梨県唯一の背番号16の2年生石井君は上野原中学校出身なので神奈川県境であり、八王子シニアです。まさしく健大高崎同様外人部隊です。春に強い山梨学院が夏にも強くなったのは、やはり山梨学院に行けば甲子園に行けるかも?ということで選手が集まってきたからでしょう。少数精鋭の京都国際の西村投手を攻略したのは、京都国際打線の特徴である「好球必打」のお株を奪うしぶとい打撃でした。変な表現ですが、山梨学院のほうが京都国際みたいでした。際どい変化球を見極め、直球を狙う、相手投手を研究して指示された打撃が出来るのはスゴイ練習量をこなしてきたのだろうと思わせました。山梨学院13安打、京都国際8安打の打撃戦は山梨学院が打ち勝ちました。山梨学院は2年生投手陣が充実しています。今大会活躍している菰田陽生は身長194p、自責点1で3回2/3で交代しました。次に同じ2年生の檜垣瑠輝斗が居るので長く引っ張らなくても良いからです。他にも良い投手がまだ居ます。菰田陽生は7番打者ですが、これは伸び伸び打たせるためでしょうがこの日も4打数3安打、試合を決定づける走者一掃の長打、4番横山悠捕手は第1打席でレフトへのホームラン、第2打席三塁送りバント成功、その後死球、センター前ヒット、そして四球、つまり10割です。この大会10打数8安打、手が付けられません。
西東京と東東京の戦いはこれまで東東京勢が強いという結果でした。関東一高と日大三高も同様で、関東一のほうが強いと思っていました。しかし野球は強い方が勝つスポーツではありません。昨夏準優勝の関東一は2桁安打を放つも好機にあと一本が出ず、逆に日大三は上手く左腕坂本を攻略し、失策がらみで得点したり、田中諒の特大の左越えソロで流れを引き寄せました。
東海勢最後の砦かつ公立勢最後の砦県岐阜商は優勝候補筆頭:横浜との対戦、今大会の戦いぶりを見ても横浜に勝てるチームは無いだろうと思っていました。投手陣、打撃、守備、どれをとっても横浜の右に出るチームはありません。しかし健大高崎が敗れた試合を見ているような展開がここでも出現しました。横浜の先発織田翔希は2年生ながらスゴイ投手です。しかしやはり疲れが有ったのでしょう。メンバー20人のうち19人が地元岐阜県内の中学校出身の県岐阜商は私学全盛の中珍しい県立校です。持ち前の鋭い打撃で1回裏ライト前ヒットと内山のタイムリー二塁打で幸先よく1点先制、3回裏のチャンスは無得点ながら4回裏にも二死から、小鎗、横山連続ヒット、織田翔希に代った山脇悠陽から、渡辺璃のタイムリーヒットで1点加えました。5回裏には山脇から稲熊、内山の連打、坂口のライトタイムリーツーベースで更に1点、宮川のセカンドゴロの間に1点加え4-0としました。たまらず横浜はエース奥村頼人をマウンドへあげて流れを変えようとします。5回まで県岐阜商左腕渡辺大雅はスゴイピッチング、これまでのデータから横浜は左腕に弱いと見ての起用でしたが見事に応えました。6回からエース柴田蒼亮を送ります。しかし一死からヒットと連続四球で満塁、横浜・小野の打球は二ゴロで併殺と思われましたがセカンドは封殺となったが、一塁手の足がわずかに離れて小野はセーフ。この間に三塁走者・為永が生還。一塁からホームに送球されたが、捕手は一塁のカバーに走っていたため本塁が“不在”となり、二塁走者・阿部葉が一気に生還、さらに池田の中前打で二塁走者・小野が間一髪で生還。さらに1点を追加。横浜が3―4と1点差に詰め寄った。更に8回表横浜は為永、阿部葉の連続ヒット、セカンドのエラーでついに4-4同点としました。9回裏県岐阜商は一死2、3塁サヨナラのチャンス、ここで横浜は左翼手が投手と三塁手の間に入る「内野5人シフト」を敷いてスクイズを阻止、スゴイ!それでも内山四球で二死満塁、しかし坂口セカンドゴロで延長タイブレークに入りました。10回表横浜は送りバントが投手野選と悪送球で1点勝ち越し、阿部葉主将がセンターへタイムリー2点打で3点リード、しかしここから3人凡退。柴田踏ん張ります。横浜がセオリー通りバントでチャンスメークに対し県岐阜商は10回裏3点ビハインドで宮川に強攻させヒットで無死満塁、小鎗が走者一掃のタイムリー二塁打で同点となります。こうなるとまたしてもサヨナラノチャンス、送りバント失敗で一死、渡辺璃がヒットから盗塁で一死2、3塁、こうなると横浜またしても変則内野5人シフト、ファウルフライと見逃し三振でまたしても逸機。11回表県岐阜商は和田聖也をマウンドへ、横浜は送りバント成功しましたが二者内野ゴロで0点、和田聖也見事なリリーフ。その裏県岐阜商は4番坂口がレフトへタイムリーヒットしてサヨナラ。横浜6安打、県岐阜商16安打、まさしく死闘でした。
ちなみに岐阜県民は県岐阜商ではなく、県岐商(ケンギショウ)と言うそうです。県岐商藤井潤作監督は試合後、「何回もサヨナラのチャンスがあり、最後の1点が遠かったです。でも、本当に楽しく、最高の時間を過ごさせてもらいました。感動しました。内野に5人の野手を配置し、スクイズを試みたが、決められなかった、攻撃しているのに、攻められているような感覚でした。いろんなフォーメーションがあり、さすが全国レベルのチームだと思いました。100回やったら99回は負けると思います。残りの1回が甲子園で出ました」との談話でした。
沖縄尚学と東洋大姫路は優勝候補同士の対戦、これまたスゴイ試合でした。東洋大姫路は阪下漣先発、2回表沖縄尚学宜野座がセンター前ヒット、送りバントを阪下悪送球エラー、死球で無死満塁、たまらずエースの木下鷹大がリリーフ、伊波のタイムリーヒットで沖縄尚学先制、更に犠牲フライで2点目、記録的には2投手とも自責点0です。沖縄尚学は前の試合で169球完投の2年生エース末吉良丞はさすがに疲労困憊のはずなので同じ2年生の新垣有絃が先発、これが素晴らしいピッチング、6回打者22人、2安打、7三振、四死球4で自責点1、以降3回末吉が引き継いで締める必勝リレー、と言っても代った直後の7回裏は二死2塁のピンチ、9回裏は2安打1四球で二死満塁、一打逆転サヨナラの場面でショートゴロに打ち取りゲームセット。東洋大姫路エースの木下鷹大が5回以降一人のランナーも出さない完璧なピッチングで流れはずっと東洋大姫路に有りましたが、2回表の2点が重くのしかかり、度重なるチャンスも抑えられて無念の敗退でした。

BEST4が揃い、大会14日目(8月21日)8:00日大三(西東京) - 県岐阜商、甲子園の雰囲気は県岐阜商一色のような雰囲気になってきてますから日大三はアウェーの戦いみたいになるでしょうが、西東京大会で早稲田実と対戦すると「コンバットマーチ」や「紺碧の空」で完全アウェーの雰囲気には馴れてるそうで、逆に相手の応援のリズムに乗ってエース近藤は投げるそうです。ただ横浜の圧力に気迫の闘志で立ち向かった県岐阜商の選手たちの気迫は神がかりみたいで、どう対抗するでしょうか。10:30沖縄尚学 - 山梨学院は、2年生投手対決になります。打撃では山梨学院が上回っている感じですが、強豪相手にしぶとく勝ち切った沖縄尚学の強さは半端ではありません。投手の疲労度がどうかというところでしょうね。
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 |
| 日 大 三 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 4 |
| 県岐阜商 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
1956年の第38回大会で早稲田実が県岐阜商に敗れて以降、甲子園では東京勢が6戦全敗(春2敗、夏4敗)で、日大三は岐阜勢と初対戦でした。県岐阜商はエース柴田に試合を託しますが、開始早々、日大三が1点を先制します。1アウトからヒット、二塁打で一死2、3塁から、この大会当りに当たっている4番田中諒が強烈な当たり、ショートが弾いて強襲内野安打で1点、しかしその後を柴田が抑えて1点止まり。日大三は公式戦初登板と言う根本智希を先発させました。甲子園の準決勝で、何と言う大胆な起用かと驚きましたが、1番駒瀬のセカンドゴロ1塁送球をファーストがこぼして無死2塁のいきなりピンチ、しかし2、3、4番を打ち取って点を与えません。2回ウラ、県岐阜商は宮川、小鎗の連続ヒットから、話題の横山選手のライト犠牲フライで同点に追い着きました。4回裏県岐阜商は4番坂口のヒットからチャンスを作り、宮川の送りバント、小鎗のライトへの当たり落球で一死2、3塁、たまらず日大三は根本に代わりエース近藤を登板させます。横山は強烈に引っ張りましたがファーストライナー、柴田セカンドフライで切り抜けました。県岐阜商は5回裏、渡辺璃がストレートの四球で出塁、駒瀬は倒れましたが稲熊デッドボールで一死1、2塁、内山ズバッと見逃し三振で二死となりましたが、当たっている4番坂口が勝ち越しタイムリーを放ち、バックホーム良い球が返って来ましたが俊足渡辺璃の足が生きてセーフ!ついに2-1逆転しました。日大三は強打で毎回のようにチャンスを作りますが得点できません。一方日大三エース近藤は、県岐阜商・大応援団の♪ACHI
CHI A CHI 燃えてるんだろうか♪の応援曲の歌詞を口ずさみながらリズムに乗ってピッチング、バッタバッタとバッターをアウトにします。まさしくGOLD
FINGER、この曲は誰のためにあるんだろうか?と思いました。両者譲らず迎えた8回表、日大三は4番田中諒がセンター前ヒットで出塁、この日3本目のヒットです。送りバント成功、そして近藤が自らのバットでセンター前ヒット、同点に追いつきます。もはや県岐阜商・大応援団はGOLD
FINGERを差し控えます。9回表も日大三は勝ち越しのチャンスでしたが県岐阜商エース柴田が踏ん張って田中諒を抑え点を与えません。そのまま延長タイブレーク、ノーアウト1、2塁から始まる10回表、日大三は見事送りバントを成功させ、またしても近藤のセンター前タイムリーで1点勝ち越し、更に桜井がライト前タイムリーで2点リード、その後は柴田に抑えられました。2点を追う県岐阜商は1番駒瀬から、バントしたことが無いと言う打者です。ここまで4打席すべてアウト、この打席もサードゴロ、堅守の三塁手は3塁ベース踏んで1塁送球、足の速い駒瀬を意識したか悪送球で一死2、3塁となりました。稲熊サードゴロ、俊足渡辺璃本塁突入、しかし安倍三塁手は落ち着いて本塁送球、渡辺璃の足でもタッチアウト、二死1、3塁となりました。一発出れば逆転サヨナラもという場面でしたが内山ファーストゴロ、万事休す。4対2で日大三が決勝へ駒を進められたのはエース近藤が6回3分の2、打者24人に73球、1安打2三振3四死球、自責点1のピッチング、打っては2本のタイムリーヒットと獅子奮迅の大活躍のお蔭でした。日大三が決勝に進むのは、優勝した2011年以来14年ぶりです。
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
| 山梨学院 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 |
| 沖縄尚学 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | × | 5 |
いずれも夏の甲子園で初めてベスト4に進出した沖縄尚学と山梨学院の戦いは2年生エースの投げ合いで始まりました。沖縄尚学の左腕末吉は厳しい試合を力投で勝ち切ってきましたが、味方打線は余り打てないので援護が少ない中強力打線の相手を押さえ込んで来た、タイブレークも投げ切って来ただけにもうヘトヘトのはずです。一方山梨学院の194cm右腕菰田は先発してそこそこ投げてから1塁に回り、後の投手に託す、味方の強力打線に助けられるだけでなく自らも打つ二刀流で比較的疲れは少ないだろうと見られていました。山梨学院は1回表、四球出塁のランナーを2塁に置いてここまで10打数8安打の4番横山が期待通りライトへ上手く流し打って1点先制、やはり末吉にこれまでの球威が無いように見受けられました。沖縄尚学はその裏一死から真喜志がレフト前ヒット、送りバントで二死2塁とし、菰田ワイルドピッチで二死3塁、ここで4番宜野座がレフトタイムリーヒットして同点に追い着きました。両校が初回に1点を取り合ったあと、山梨学院は菰田陽生を1回で引っ込めます。何か故障があった模様です。山梨学院は2回、3回、ヒットでチャンスを作りますが無得点、2回裏から投げる山梨学院2年生の檜垣瑠輝斗に対し沖縄尚学は2回裏阿波根二塁打するも無得点、3回は三者凡退でした。4回表山梨学院は三者凡退、その裏沖縄尚学は比嘉が四球出塁し盗塁しますが無得点、両投手譲りません。山梨学院は5回に一死後三連打とエラーで2点追加、その裏沖縄尚学もヒット2本で追撃しますが無得点、6回に山梨学院は菰田が二塁打で出塁、田村の打球を処理した末吉の悪送球で1点を追加し、3点差としました。沖縄尚学は末吉を諦めて、準々決勝で素晴らしいピッチングを見せた2年生の新垣有絃を救援として送り出し、締めました。6回裏3点を追う沖縄尚学は宜野座がレフト線2ベース、これが選手たちに火を付けます。比嘉がライト前テキサスヒット、安谷屋がレフトへ2点タイムリー2ベース、阿波根送りバント成功、セカンドゴロエラーであっと言う間に同点に追い着きました。この後は抑えられましたが7回表新垣有絃投手は4番横山をバットを降らすことなく三球三振など3人で仕留めてマウンドを降りて来ます。流れはすっかり沖縄尚学へ、その裏二死から宜野座がフェンス直撃の三塁打、比嘉がライト前にタイムリーヒットして5-4勝ち越します。山梨学院2年生左腕の檜垣瑠輝斗も良いピッチングでしたが、低めの変化球を攻略されました。8回表裏は共に三者凡退、9回表山梨学院は二死から3番梅村、4番横山が好投の新垣有絃から連続ヒット、諦めない粘りを見せるも最後は平野が高々と打ち上げ、キャッチャー構えてキャッチ、試合終了。
沖縄尚学先発左腕の末吉は六回途中4失点と苦しみましたが、救援の新垣有がストライク先行の投球で3回3分の1を2安打無失点に抑え、勝利を呼び込みました。山梨学院は5回に3本の単打を重ねるなど、打線の粘り強さが光ったものの、貧打と言われていた沖縄尚学の10安打に対し8安打と打ち負けました。これが5-4という点差にそのまま現れました。

8月22日の休養日をはさみ、決勝戦は8月23日(土)午前10時から沖縄尚学(沖縄)と日大三(西東京)が対戦します。決勝はもう互いにヘトヘトで、これまでのデータはそれほど参考にならないかもしれません。沖縄尚学の2人の2年生投手は素晴らしいピッチングを見せています。打線では宜野座と比嘉がここぞというところで勝負強さを発揮しています。日大三は絶対的エース近藤優樹の疲れがどうかという点ですね。少なくとも準決勝までは疲れも見せない素晴らしいピッチングでした。山口、根本という右腕も居ます。打線では2年生4番田中諒が絶好調、本塁打2本、打率.444です。全体では打撃で日大三が上回りますが、同じことを言われていた山梨学院が沖縄尚学に打ち負けたように、ここまで来ると勝負はやってみないと分かりません。ただ一つ言えることは、優勝候補と言われていた中で最下位11番目の沖縄尚学が決勝に残り、その他有力4校の最下位日大三との決勝戦になったということで、少なくとも意外ではない組合せになったということです。
ここまでの経緯は、日大三が初戦二回戦豊橋中央(愛知)に3-2、高川学園(山口)に9-4、関東一に5-3、県岐阜商に4-2(10TB)勝利でした。一方、沖縄尚学は一回戦金足農(秋田)に1-0勝利、鳴門(徳島)に3-0、仙台育英(宮城)に5-3(11TB)、東洋大姫路(兵庫)に2-1、山梨学院に5-4勝利でした。沖縄尚学の方が1試合多い上に、前評判で自らより上の優勝候補を3校下して勝ち進んだこと、そして1試合平均1.6失点という結果を見ても、沖縄尚学が力は上、試合を作るうえで恐らく安定感抜群の新垣有絃を先発させるだろうと見ていました。
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
| 沖縄尚学 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 |
| 日 大 三 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
やはり沖縄尚学は強かったですね。失点が少ないというのは2年生投手2人のピッチングが如何にすごいかと言うことを表しています。結局決勝も日大三(西東京)を1点に抑え、結局甲子園で6試合9失点です。近年ではあまり記憶にないですね。センバツでは1999年、2008年に優勝している沖縄尚学ですが、夏の決勝は初めての舞台、見事栄冠を手にしました。沖縄勢の夏の優勝は2010年の興南以来、13年ぶり2校目の快挙です。地元の高校生だけでここまで強い、素晴らしいことです。先発マウンドには、日大三が谷津、えっ知らないなぁ、という投手、立ち上がり三者凡退に抑えましたが、この球筋だと沖縄尚学が捉えるのは時間の問題だな、と言う気がしました。一方沖縄尚学は予想通り新垣有絃、1回裏、日大三が1番松永叩きつけて内野安打、見事な送りバント後キャプテン本間のライトへのタイムリーツーベースで先制しました。しかし2年生4番田中諒をセカンドフライ、5番を空振り三振に切って取ったピッチングを見て、これはいつも通り好調だなと思いました。2回表、沖縄尚学は4番宜野座が打ってセカンド追い着くも投げられない内野安打、こちらも見事に送りバント決めた後、阿波根の左翼へのタイムリーツーベースで同点に追い着きました。3回表にも沖縄尚学はヒットと送りバントでチャンスを作りますが無得点。4回表日大三は谷津から山口へ投手交代しました。4回裏日大三は一死から竹中のライト前ヒット、送りバントを新垣有絃投手が2塁送球、これが高くて一死1、2塁、さらに桜井のレフト前ヒットで一死満塁と攻め立てます。ここで新垣有絃投手が本領発揮、セカンドフライ、ショートゴロで抑えました。日大三・山口投手は4回、5回と三者凡退に抑えますが6回表、沖縄尚学1番宮城がライト前ヒット、2番真喜志が送りバント失敗、フライアウト、3番比嘉もファーストファウルフライで2アウト、ここで投手を山口からエース近藤に交代します。4番宜野座はチャンスに強いだけでなく、ここぞというところで局面打開して仲間を鼓舞するバッティングをします。勝負所と見たのでしょう。ところが足の速い宮城が近藤のモーションを盗んで好スタート、捕手も投げるのを諦める盗塁成功、そして宜野座がレフトへ勝ち越しタイムリーヒットで沖縄尚学が2-1と勝ち越しに成功しました。新垣有絃投手は5回、6回、7回と3人ずつでテンポよくアウトを重ねます。球数が少なく完投ペースです。特に2年生4番田中諒を詰まらせて打ち取るピッチングが光りました。8回表には2番真喜志がライト前ヒット、3番比嘉送りバント成功、4番宜野座がセンターへタイムリーツーベースを放ち、3-1とリードを広げました。その裏、一死から日大三・本間主将がこの日3本目のヒットで出塁、さあ4番田中諒です。ここまで二飛、中飛、中飛といずれも詰まらせてフライアウトにしていますが、ここでもショートフライに仕留めて、さあピッチャー新垣からエース末吉に交代します。完投できそうと思いましたが、沖縄尚学としては必勝リレーだったのでしょう。9回表沖縄尚学は二死2、3塁のチャンスを作りダメ押しかと思われましたが、近藤投手守り抜きました。その裏末吉投手は1アウトを取ってヨシ!と力が入ったか、ボールが微妙に外れ、チョット独り相撲、ストレートの四球と自らの1塁悪送球で一死1、3塁のピンチ、しかし近藤への代打を6→4→3の併殺でリードを守り抜きました。やはりどんなに強力打線と言われても、好投手はそうそう打てないということ、沖縄尚学が金足農(秋田)、鳴門(徳島)、仙台育英(宮城)、東洋大姫路(兵庫)、山梨学院といういずれも好投手のチームに競り勝ち、ましていずれも強打で鳴らしたチームを向こうに回して勝ち進んだのは、2年生投手二人がガッチリスクラム組んで、それをバックが盛り立てたからです。宜野座の好リード、いざというときのバッティングが光りました。
近年は有力と言われたチームが次々脱落していくケースが良く見られます。今年も「展望」で書いた有力11チームと続く4チームの計15チームの名前を上げ、一応その中からの決勝対決となりましたが、JとNの決勝でした。沖縄尚学の優勝は「失点が少なければ勝てる」という当たり前のことを当たり前にやったからこそでしょう。沖縄尚学は地元選手ばかりですが、特に勧誘しなくても比嘉監督を慕って選手が集まって来るそうです。興南も我喜屋監督のもとへ選手が集まってきます。日本の有力校には沖縄出身の選手を良く見かけますが、これは優秀な選手の多い沖縄にスカウトが集まって来るからだそうです。そうして県外に行かなかった選手が沖縄尚学や興南に集まるのですが、近年はエナジックスポーツやKBC(未来沖縄)、日本ウェルネスなど新興勢力がのしてきました。
暑さ対策のため開会式を初めて夕方から実施、開幕試合はナイターで1試合実施しました。第1〜第5日の5日間実施された「朝夕2部制」は一定の効果があったようです。選手の熱中症疑いは計24件と前回大会(計58件)から大幅に減少しました。雨にもたたられて、綾羽(滋賀)−高地中央戦は史上最も遅い19時49分開始、それも延長タイブレークとなって終了したのは22時46分、スゴイですね。3回戦敗退後のインタビューで仙台育英・須江監督がまたもや名言を残しました。これまでも「青春って密」や「人生は敗者復活戦」など、様々名言を残してきましたが、2部制や試合が遅くまでかかったことについて問われると、「新しい事はどんどんチャレンジするべきだと思いますのでDH制然り、何でもやってみて判断すればいいと思いますから。それが人生のスタンスでもありますし」と肯定し、「夜遅いと批判の声があることは百も承知なんですけど、人生最高の夜ふかしですよ。夏休みに友達と夜ふかししたんだっていう最高の思い出じゃないですか。だから僕は肯定的に考えています」・・・いやはやこの人の言うことはいつも素敵です。
シートノックも7分間から5分間に短縮されました。大会を通じて接戦が多くこれが高校野球ファンをさらにヒートアップさせる結果になりました。ただでさえ暑いのにヒートアップですから堪りません。エアコンかけて引きこもる人が増えたようです。2018年春のセンバツから導入されたタイブレーク制は当初延長13回からでしたが、2023年春から延長10回となりました。今大会は過去最多の8試合がタイブレークにもつれ込み、接戦が多かったことが大会を盛り上げました。
1点差の試合も多く、全国的に戦力が均質化している傾向が見受けられました。新基準バット導入二年目の選手権となった今大会は、本塁打数が昨年の7本を上回る10本となり、長打も多く見られ、バットへの慣れが見られる一方、送りバントを決めて1点を取りに行く野球が浸透してきたように思います。1回戦の青藍泰斗−佐賀北の劇的なサヨナラスクイズや、3回戦の仙台育英−沖縄尚学戦の延長11回にもつれこむ白熱した攻防が印象に残りました。この試合と、2回戦の花巻東−東洋大姫路戦、そして準々決勝の県岐阜商−横浜戦がベストマッチでしたね。ベストプレーは、仙台育英の二遊間が二回戦の開星戦で見せた驚愕のゲッツーですね。センターへ抜けるかと言う当たりをセカンド有本がバックハンドキャッチしてグラブトス、受けたショート砂が1塁へ完璧な送球で併殺完成、何度もリプレーで見ましたが、スゴイ、スゴ過ぎると感動しました。ナント、この二人、一年生なんだって!
優勝候補と目されていた健大高崎が初戦で敗れたものの、前評判の高かったチームが上位に進出し、準々決勝は豪華な顔ぶれとなりました。ベスト8に関東・東京4校、近畿2校、東海、九州が1校ずつ残り、関東・東京勢の強さが光りました。強豪私学がひしめく中、公立校の県岐阜商が大躍進を見せ、優勝候補の横浜を倒した試合は息をのみました。攻めるも攻めたり、守るも守ったり、野球ってホントにスゴイなぁと思いましたね。九州勢は8校中7校が初戦を突破するなど序盤から大会を牽引し、一年の中でその九州勢に揉まれながら結果を出してきた沖縄尚学が優勝するという形になりました。
2年生好投手の活躍が光ったので、秋以降の戦いも非常に楽しみです。沖縄尚学の末吉、新垣有絃の2枚看板、県岐阜商の柴田、山梨学院の菰田、横浜の織田、聖隷クリストファーの高部など、2年生エースがチームをけん引しました。





| 試合会場 | シード校 | 開会式 | 当初組合せ | 展望 | 一、二回戦 | 三回戦 |
| 四回戦 | 五回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | 総括 |
2025年の夏を彩る高校野球選手権埼玉県大会は7月9日(水)開幕しました。7月27日(日)まで県営大宮公園野球場など9会場で熱戦が繰り広げられます。3年生にとっては負けたら終わり、引退です。負けて悔し涙する選手の姿に、こちらもホロリとしますが、熱き青春を泥まみれ、汗まみれで仲間と共に培ってきた成果を存分に発揮して敗れたらこれはもう仕方ありません。139チームの頂点はただ一つ、ほとんどの選手は後輩に夢を託して去っていきますが、築かれた連帯の輪は何にも代えられない財産になるはずです。悔いのないように頑張れ!悔いが残ったら、それを糧にして、頑張ろう!

| 野球場 | 住所 |
| 県営大宮公園野球場 | さいたま市大宮区高鼻町4丁目 |
| レジデンシャルスタジアム大宮 | さいたま市大宮区寿能町2-519 |
| UDトラックス上尾スタジアム | 上尾市菅谷16 |
| アイル・スタジアム浦和 | さいたま市浦和区元町1-29-10 |
| おふろcafeハレニワスタジアム熊谷 | 熊谷市小島157-1 |
| 所沢航空記念公園野球場 | 所沢市並木1-13 |
| 越谷市民球場 | 越谷市増林3-1 |
| 朝霞市営球場 | 朝霞市青葉台1-9-2 |
| 川口市営球場 | 川口市西青木4-8-1 |
シード校はAシード:浦和学院、叡明、Bシード:川越東、市川越、Cシード:松山、花咲徳栄、大宮北、早大本庄、Dシード:川口工、伊奈学園、上尾、狭山ケ丘、市浦和、聖望学園、山村学園、西武台です。春のセンバツBEST4の浦和実業はノーシードで、順調に勝ち進めば3戦目で本命:浦和学院と対戦します。浦和学院は昨秋完封負けのリベンジに燃えているでしょう。昌平の名前が無いのも意外ですね。近年はシード校と言えどうかうかしてはおられないのが戦国埼玉です。ノーシード注目校は浦和実、浦和麗明、大宮東、春日部共栄、川口市立、埼玉栄、坂戸、昌平、東農大三、西武文理、武南、本庄第一、立教新座などでしょうか。強豪:春日部共栄は学校創設時から野球部の監督を務めた本多利治さんが3月末で勇退、本多さんの下で33年間部長を務めた植竹幸一氏が監督に就任しました。しかし直後に部内の不祥事が発覚し、春季県大会出場を辞退する残念なことになりました。そのためノーシードとなって、勝ち進めば3戦目で対戦することになるBシード:市立川越は戦々恐々でしょうか。

開会式は7月9日(水)県営大宮公園野球場で11時から行われ、139チーム、2,601名の選手達が胸を張り、両手を前後にしっかり振り、堂々の入場行進を行いました。今年は18校が4つの連合チームを作って参戦していますが、今後は単独ではチームを編成できない学校がどんどん増えてくると思われます。出場校は1981年(第63回)に100校を超え、最高は2003年(第85回)の168校、今年(第107回)はついに140を割り139校(連合チーム含む)となりました。部員数20人未満の学校が26校だそうです。強豪校が部員数が多いのは、強いから集まってくるわけで、3ケタは浦和学院、川越東の私立2校、強豪部活の多い学校は野球部一極集中とならず分散、これが浦和実業、埼玉栄、昌平などです。公立の部員数トップは市立川越の89人で、これは同校男子生徒229人の38.9%に当たり、野球部員の割合の多さでは公私合わせて県内トップです。

前年の覇者:花咲徳栄高校の酒井煌太主将が優勝旗を返還し、開会式の最後には、選手を代表して坂戸西高校の金子陽樹主将が、力強く選手宣誓をしました。組合せ抽選会で107番となった坂戸西高校が大会の「107回」にかけて選手宣誓となったそうです。「(前半略)野球人口が年々減少する中で、このメンバーと共に大会に臨めることを心から幸せに感じます。私たちはこの大会に関わるすべての方々への感謝を胸に、克己の精神で、最後まで戦い抜くことを誓います」という素晴らしい宣誓でした

セレモニーが終わり、選手達がグラウンドから退場した直後の13時30分から、本庄-浦和東の開幕戦が行われ、熱戦の火ぶたが切られました。今大会は一回戦が11試合で、ほとんどのチームは一回戦免除二回戦からの登場になります。
「バーチャル高校野球」の埼玉大会展望では、次のように書かれています・・・昨秋と今春で県大会4強がすべて入れ替わる混戦のなか、浦和学院が頭一つ抜ける。今春の県大会5試合を9本塁打を含む61安打で圧倒するなど、長打力のある藤井健翔や落合隼飛を中心に打線に切れ目がない。エース岡部修弥や吉井蓮太郎ら投手陣の層も厚い。昨夏の埼玉大会を制した花咲徳栄は、秋と春の県大会で2季続けて浦和学院に敗れたが、春は強豪・山村学園にコールド勝ちするなど打撃に迫力がある。変則左腕の石戸颯汰を擁し選抜大会4強の浦和実や、田口遼平と増渕隼人の投手二枚看板で関東大会初出場の叡明、昨夏の埼玉大会で準優勝に貢献した強打者の桜井ユウヤがいる昌平も有力だ。
一回戦11試合は狭山清陵が川口青陵を2-1で下したせいりょう対決が接戦で、7試合がコールドゲームでした。狭山清陵は二回戦で慶応志木と対戦、互いに打撃に自信のある両チーム、延長タイブレークの10回表狭山清陵は守備の乱れに乗じて2点GET、その裏慶応志木はバントで送らず強攻策、適時打で1点、四球で満塁となった後サード強襲ヒットで同点、やや浅い外野フライに勝負をかけタッチアップ生還してサヨナラ勝ち、慶応志木の監督は現在20歳、慶応大学3年生の学生監督の石塚大起氏です。一、二回戦連勝したのは川越、南稜、不動岡、草加西、星野、熊谷商の6校でした。二回戦からはシード校が登場します。シード16校中、初戦:二回戦で姿を消したのはDシード川口工のみ、西武文理に4−0敗れました。坂戸西は所沢北との対戦、選手宣誓したキャプテン金子陽樹が先発して1回に7失点、2回から背番号1水上和哉が登板しましたが、火のついた打線を抑えられず13安打を浴びて2-20、5回コールド負け。水上和哉は2打席、セカンドフライアウトと四球出塁、犠牲フライでタッチアップ生還しました。2年ちょっとの高校野球生活が終わりました。ご苦労様でした。巽俊が背番号6、3番ショートのふじみ野高校は、5回終わって浦和北に3-1と優勢に試合を進めていましたが、6回表適時打で1点返され3-2、なお二死3塁でピッチャーの頭を1バウンドで越えてセンターへ抜けようかという当たりを巽俊好捕し、1塁送球アウトにしたファインプレーが光りました。巽俊の打席は見逃し三振、四球、1塁ファウルフライ、6回裏の見逃し三振、9回裏のライトフライアウトで、5打席4打数無安打2三振、1四球でした。昨年は2年生ながらレギュラーで打撃でも活躍したので期待していました。流れは依然ふじみ野高校でしたが、6回裏一死満塁のチャンスに3番巽俊はフルカウントから外角外れたと見て見送ったらストライク。4番松山もフルカウント、ピッチャー投球と同時にランナースタート、痛烈な3塁線打球をサード捕ってベース踏みチェンジ。これで流れは浦和北に傾きました。7回もふじみ野高校は3塁にランナー進めるも残塁。8回表に浦和北はついに同点に追いつき、9回表に一挙3点取って突き放し、6-3でふじみ野高校敗北。流れが来てるのに、取るべき時に得点しないとこうなるよという典型的試合でした。ただエラーが多い試合、浦和北6個、ふじみ野4個、ふじみ野高校は11残塁の拙攻で悔いの残った試合でした。畑を耕作しながらふじみ野高校硬式野球部の練習を見ているので、勝ってほしかったのですが残念。巽俊はまだ1年あります。気を取り直して頑張れ!失礼しました。巽俊はこれで高校野球引退です。弟の波音はふじみ野高校1年生、まだ2年あります。二回戦はDシード川口工が西武文理に完封負けした以外、シード校には概ね順当な結果でした。
山崎洸2年生が背番号5の東農大三高は西武文理との対戦、7-0で敗れました。山崎洸は控えスタート、2回表に西武文理はタイムリー3ベースで2点、スクイズで追加点で計3点、その後膠着状態、7回表サードがショートに回りサードに山崎洸が入りました。8回表に東農大三ピンチで申告敬遠で満塁策とったのに押し出しとワイルドピッチで2失点、5-0となります。8回裏山崎洸は右前安打して3塁まで進みましたが残塁。9回表西武文理は犠飛とタイムリーヒットで2点追加、7-0勝負あり。
大波乱が起きました。ナント!浦和学院が滑川総合に4-1敗れたのです!近年になく攻撃に自信を持つ浦和学院は先攻を選びました。1回表1番玉木敬章(背番号7・レフト)が内野安打出塁、2番キャプテン西田瞬(背番号4・セカンド)がサードゴロでアウトになるも玉木は一挙3塁進塁、3番垣内
凌(背番号9・ライト)はピッチャーゴロに倒れ2アウト、4番スラッガーの藤井健翔(背番号5・サード)は四球で二死1、3塁のチャンスでしたが、5番鈴木謙心(背番号17・センター)がレフトフライで二者残塁、無得点。その裏三者凡退に抑え、2回表先頭6番強打の林田大空(背番号3・ファースト)がセンターへヒット、二死からけん制アウトでこの回も逸機。3回表も西田瞬主将がセンターへヒットするも盗塁失敗でチェンジ、なかなか先制点を挙げられず、4回表は3番垣内
凌が先頭打者四球出塁するも4番藤井健翔が投ゴロ併殺打、5番鈴木謙心がセンターへ二塁打するチグハグ攻撃、6番林田大空がセンターフライに倒れチェンジ。毎回安打でチャンスを作るも得点できない浦和学院は5回表、7番落合隼飛(背番号2、捕手)が打開策としてバント内野安打で出塁、8番吉井蓮太郎(背番号10、投手)がバントで送りましたが9番石田陽人(背番号6、ショート)が空振り三振、1番に還って玉木敬章も空振り三振でこの回も無得点。滑川総合エース左腕石井健大郎にここぞのところで抑えられ、浦和学院の選手たちに焦りが見えます。4回まで四球1個でノーヒットノーランに抑えている吉井蓮太郎投手(背番号10)でしたが、5回裏思わぬ形で失点します。滑川総合4番橋本大弥がレフト前へ上手い流し打ちヒット、初安打です。5番宋が3塁前へ見事なバントで送り、6番三浦を迎えたところでウラガクは守備タイム、伝令がマウンドへ走りバッテリーと内野陣と伝令7人で円陣を作り守備確認します。一死2塁で慎重だな、と思いました。三浦は空振り三振で二死2塁、7番小林を申告敬遠して二死1、2塁とします。オヤ?と思いました。二死2塁で7番を迎えて、何を慎重になっているんだろう?と思いました。今はデータ野球の時代ですから、8番ここまで好投している石井健大郎(背番号1、投手)と勝負したほうが良いと考えたのでしょうか?1-2と追い込んだところで滑川総合が攻撃タイム、伝令が打者に何やら指示します。ボール2個続いてフルカウントからファウルで粘り迎えた7球目、打ってピッチャーのグラブをはじいた打球はセカンド前に転がり、内野安打で二死満塁となります。満塁のピンチで迎えた9番細野啓仁(背番号11、ライト)に1球目ストライク、ここでまたもやウラガク守備タイム、伝令がマウンドへ走りバッテリーと内野陣と伝令7人で円陣を作り守備確認します。9番、それも背番号11の打者に対して何を神経質になっているのだろう?と首をひねりました。イニングで2回の守備タイム自体、相当ウラガクベンチが神経質になっている証拠です。ゲーム再開、細野打ってセンターへ打ち上げます。センター鈴木は一旦下がるような動作を見せましたが慌てて前進、ダイビングしましたが捕れない、打球が後ろへ転がる、走者一掃の適時三塁打となってしまいました。センター後方ですからレフトもライトもセンターも追っても一番遠いところ、三塁打となるのは致し方ありませんが、二死満塁ですから守備位置は定位置でした。前進守備で1点もやらないぞ、という隊形ではなく、ヒットで1点は仕方ない、2塁ランナーは返さないゾという守備隊形は当然です。センターの打球判断が...と思いました。打ち上げた瞬間のスタートが良ければ捕れた飛球と思いました、ただこの日の天候は嵐みたいで風が強くて、センターから本塁方向へ強風が吹いていたため、打球が戻される場面がよく見られました。センターが突っ込んでその前に落ちたということで、ダイビングしたというのは「捕れる」と判断したのでしょう。申告敬遠で二死1、2塁として守り易くして8番投手と勝負という浦和学院ベンチの指示はおかしくありません。なにしろ1安打しか打たれていないのです。それがまさかの内野安打で満塁となり、9番が適時三塁打なんて、まさか、マサカです。しかしイニング2回の守備タイムや申告敬遠など、自らピンチだゾというムードを作って浮足立ってしまったのではないでしょうか。ウラガクぐらいのチャンピオンチームなら、打てるものなら打ってみろ、すぐ取り返してやる、という堂々とした姿勢で野球をやれば、相手はなかなか付け入れられません。これはイカン、マウンドにエース左腕・岡部修弥投手を送りましたが、1番篠崎陽輝(背番号2、捕手)を1-2と追い込んでから、泳いでボテボテのゴロが3塁前へ転がり、1塁送球〜セーフ!の内野安打となって、4点ビハインドになりました。この回内野安打が2個ということは、投手にしてみれば投げ勝っているのに不運にも安打になる、しかも9番が走者一掃の三塁打、それもセンター前に上がったフライをダイビングキャッチ試みて捕れないなんてまさしく想定外です。直後の6回表、浦和学院は反撃します。2番西田がレフト前、3番垣内がライト前、4番藤井がレフト前の3連打、しかしウラガク本来の長打ではありません。垣内のライト前ヒットで本来なら西田が3塁を陥れて1、3塁となるべき打球でした。キャプテンとしては4点ビハインドですから安全な走塁、これも判断としてはおかしくありません。しかしもっと攻撃的でよかったのではないでしょうか。4番藤井は絶対的信頼のおける打者、3塁へ進んでいたら藤井のレフト前ヒットで1点返してなお無死1、2塁、イケイケムードだったはずです。藤井のレフト前ヒットで2塁ランナー西田が3塁止まりはこれは順当な判断でした。ランエンドヒットでもない限り一気にホームインは無理でした。5番鈴木のセンターへの犠飛でやっと1点返し一死1、2塁で、6番林田はボール、ストライク、ファウル、ファウル、いずれも1塁側へ、痛烈に引っ張ろうという意識ではなく、反対方向へおっつける狙い、併殺だけは避けてヒットを狙う、良い狙いです。打った打球はセカンド頭上をライナーで襲います。セカンドジャンプして捕って倒れこみながら二塁送球、ランナー戻る、二塁審判は手を開いてセーフ!1塁方向へ向いてアウト!のコール、続いて2塁方向へ向いて再びセーフ!のコール、つまり2塁ランナーは帰塁してセーフ、打者はアウトというコールです。惜しかった、抜けていれば...残念、という打球でした。7番落合はセンター右を襲うフライ、ナイスキャッチで1点止まり。これまた風が無ければ抜けただろうと思われました。5回裏の守備も6回表の攻撃もウラガクらしくないと感じました。たらとかればが出るときは負けるものです。7回表滑川総合は4点目のタイムリーを放った1番篠崎陽輝捕手(背番号2)をマウンドへ、緩急を使った投球の左腕・石井健大郎投手をライトへ回し、走者一掃の殊勲打・細野啓仁(背番号11)をベンチに引っ込めました。浦和学院は2番手・篠崎の力強い速球を前に7回表死球でランナー出すも無得点、8回表も死球でランナー出すも林田併殺打で無得点、9回表8番岡部に代えて代打川原がヒット出塁、1番玉木がライトへヒットして二死1、3塁とするも無得点で結局攻略できませんでした。ヒットは出るものの、この試合は長打1本のみ。盗塁失敗、牽制アウトなどミスも痛く、重い試合運びとなったこの試合は最後まで実力を発揮できませんでした。10安打を打ったものの、浦和学院らしい強打が無く、滑川総合・瀧島監督は試合後のインタビューで「高校野球はこういうことがあって本当に怖い。怖いなって。こんな展開があるんだって。高校野球は分からないし、怖い。そんな感じです」と驚きを隠せませんでした。滑川総合は滑川高校だった1998年夏に甲子園出場があるとは言え、昨秋もこの春も二回戦敗退です。一方の浦和学院は春季大会で花咲徳栄を11-1で7回コールド、準決勝で川越東を5-2、決勝で叡明を7-2下し、春季関東大会でもセンバツ優勝の横浜に2-3敗れたものの大接戦、直前の練習試合でもセンバツ4強の健大高崎に0-1敗れはしましたが、強さを見せて今大会は大本命と見られていました。浦和学院の夏3回戦敗退は11年ぶりです。2014年も小島和哉投手を擁し、春の県大会で優勝し大本命でした。しかし夏3回戦の川口戦で小島が5回まで4点を失い、同じく1対4で敗れました。優勝候補として注目された浦和学院でしたが、浦和学院の第一目標は昨秋完封負けの浦和実へのリベンジでした。甲子園初出場でセンバツ4強ながら、変則左腕エース・石戸颯汰投手(3年)が故障して春季大会投げられず、初戦聖望学園に敗退してノーシードの浦和実と4回戦で当たるはずでした。大本命だったはずの浦和学院がどうして番狂わせの三回戦敗退に至ったか?打で上回り、投でも無安打に抑えていながら5回裏初めてヒットを打たれ、二死から4失点、信じられない展開に焦りが出て反撃のチャンス無死満塁から1点止まり、野球関係者なら経験したことが有ると思いますが、これが野球の流れ、一端向こうに行った流れは越えるに越えられない逆流となって襲い掛かって来るのです。昨年秋季大会で浦和学院が浦和実・石戸颯汰に完封されたときはみんな驚きましたが、浦和実の力がフロックでなかったことは甲子園で証明されました。したがって浦和学院は打倒・浦和実に並々ならぬ闘志を抱いてその後の戦いを展開し、春季大会で圧倒的な力で優勝しました。誰しも浦和学院が大本命と言うことに疑いを抱きませんでした。不安があるとすれば、石戸颯汰のような左腕への苦手意識です。滑川総合エースの石井健大郎がまさにその左腕でした。毎回ヒットの展開ながら点が入らない、完璧に抑えていたのに魔の5回、野球というスポーツがメンタルスポーツであることがこんな形で訪れることは浦和学院にとっては不幸でした。願わくば埼玉県代表が、甲子園で浦和学院の無念を晴らしてくれることを祈ります。
さて話題の浦和実は駒木根が投げて初戦富士見に12対2で5回コールド勝ち、3回戦も5回コールドの14対4で大宮武蔵野に快勝し4回戦へ進み滑川総合と対戦します。エース・石戸は、3回戦でこの夏初登板、4回から3番手として登板し2回を無失点に抑えました。花咲徳栄は12-2で7回コールド勝ち、春日部共栄も8-1で秀明英光に7回コールド勝ち、市川越は15-7で7回コールド勝ち、松山は8-1で8回コールド勝ち、本庄東10-2で8回コールド勝ち、埼玉平成11-0で5回コールド勝ち、川越東11-1で6回コールド勝ち、叡明11-2で7回コールド勝ち、浦和麗明13-0で5回コールド勝ち、聖望学園9-0で8回コールド勝ち、細田学園7-0で8回コールド勝ち、浦和7-0で7回コールド勝ち、伊奈学園9-1で8回コールド勝ち、西武台9-2で7回コールド勝ち、注目の山村学園対埼玉栄は1-1のまま8回裏山村学園が一挙4点、9回表を抑えて勝ちました。上尾は延長10回タイブレーク、城西大川越に8-7サヨナラ勝ち、市立浦和は春日部と大激戦の末延長11回タイブレーク、7-6サヨナラ勝ち、強豪が順当に勝ち進みました。シード校で三回戦で姿を消したのは浦和学院のみ、シード16校中14校がBEST32に進出するのは近年の埼玉大会には無い順風です。それだけに浦和学院の敗退が特に目につくわけです。
一、二回戦で採り上げた話題の学校はどうなったか、慶応志木は山村国際に9-1で7回コールド負け、山村国際の斎藤星空は出番がありませんでした。ふじみ野高校を破った浦和北は星野に10-1で7回コールド負け、坂戸西を破った所沢北は大宮北に9-0で7回コールド負けでした。
BEST32にシード16校中14校が含まれる、すなわちシード校が半分残ったというのは順当な結果で、それもコールドが多いということが今大会の特徴です。7月18日(金)はお休みで、梅雨明けの19日(土)に四回戦16試合が一斉に行われます。県営大宮とレジスタ大宮で各3試合、上尾、浦和、熊谷、所沢、越谷で各2試合です。注目のカードはBシード市立川越−春日部共栄、Cシード花咲徳栄−昌平、滑川総合−浦和実、Dシード聖望学園−浦和麗明、Aシード叡明−細田学園、Dシード市立浦和−山村国際、Dシード伊奈学園−本庄東、西武文理−川越、Cシード大宮北−浦和西、Cシード松山−埼玉平成、Cシード早大本庄−星野、Dシード西武台−大宮東、Bシード川越東−川越工、Dシード上尾−浦和、Dシード狭山ヶ丘−越ケ谷、Dシード山村学園−熊谷商、つまりすべてです。
さて、シード16校中、ベスト16に勝ち残ったのは10校。例年に比べ波乱が少ない気がしますが、浦和学院と花咲徳栄が居なくなったのは驚きです。花咲徳栄は昌平に先行されながら土壇場追い着いたものの、タイブレーク表の攻撃がらしく無く、裏に満塁サヨナラホームランで負けました。Aシード叡明、Bシード川越東、Cシード大宮北、Cシード早大本庄、Dシード伊奈学園、Dシード山村学園、Dシード西武台、Dシード狭山ヶ丘、Dシード上尾、Dシード聖望学園はしっかり勝ち上がりました。公立校で勝ち残ったのは上尾と大宮北、伊奈学園だけです。センバツに出場しながら春季大会で初戦敗退だった浦和実や、春季大会で初戦敗退の昌平、春季大会を辞退した春日部共栄など、実力のあるノーシード校はさすがの貫禄で勝ち上がりました。他にノーシードから勝ち残ったのは山村国際、西武文理、埼玉平成です。いずれも過去ウエスト出身の先輩が活躍した学校です。市立川越はやはり春日部共栄に負けてしまいました。浦和学院を破った滑川総合も、やはり浦和実の石戸颯太の投打にわたる活躍の前に散りました。
BEST16が揃い、7月20日(日)は参議院議員通常選挙もあってお休みで、21日(月)に五回戦8試合が県営大宮とレジスタ大宮で各3試合、上尾で2試合一斉に行われました。ここからはシード校が激突する、目が離せない展開になりますが、BEST8に残ったシード校が6つ、他は浦和実と昌平ですから順当のように見えますが、春日部共栄が敗れて、浦和学院と花咲徳栄とのBEST8常連3校が揃って不在は36年振りと聞くと、とても順当とは言えません。更にBEST8常連の聖望学園が敗れたら、BEST8に夏の甲子園出場経験校ゼロと言う事態でした。
8試合すべてが接戦でした。県営大宮9時、センバツ4強の浦和実は先制してさすがだなと思わせる試合展開でしたが、西武文理が逆転して2−4で迎えた6回に一気に5点を奪って試合をひっくり返し、それでも西武文理が7-6と追いすがり、8回表に2点取って9-6で勝ちました。レジスタ大宮9時、西武台が1回表に2点取るとその裏に春日部共栄が1点返し、2回に同点とし、4回裏に1点取って逆転したら、5回に西武台が同点に追いつきそのまま延長10回タイブレーク、表に一挙5点取った西武台が8-3で春日部共栄を破りました。UDトラックス上尾9時の試合は埼玉平成先攻、伊奈学園が5回終わって5-0と優勢でしたが、埼玉平成が7回までに追い着き、直後に伊奈学園が1点取って突き放し、そのまま6-5で逃げ切りました。朝9時からの3会場での試合はすべてすさまじい試合でした。UDトラックス上尾での2試合目、上尾−昌平戦は昌平が先制し、5回表に上尾が1点取って2-1と1点差に追いすがるとその裏に昌平が2点取って突き放し、7回表に上尾が2点取って4-3と追いすがると、すぐさま昌平が5点取って9-3、8回裏昌平が1点取って10−3と7点差となった時点で8回サヨナラコールド勝ち。県営大宮の2試合目、川越東−狭山ヶ丘戦は狭山ヶ丘が1点先制、川越東がすぐさま追い着くと、4回裏に狭山ヶ丘が1点取って突き放し、すぐさま5回表川越東が2点取って3-2と逆転、そのまま9回表川越東が4点加えて突き放すと狭山ヶ丘もあきらめず2点、7-4で川越東が勝利をものにしましたが、狭山ヶ丘の闘志もアッパレでした。レジスタ大宮の2試合目、山村学園ー早大本庄戦もこれまたスゴイ試合でした。先攻山村学園が1回表2点、その裏早大本庄1点、2回表山村学園1点、その裏早大本庄1点、4回表山村学園が2点加え、5回表にも1点取って6-2とリードを広げるも、5回裏早大本庄3点返して6-5と迫ります。8回表山村学園は3点取って9-5と突き放しそのまま勝利。レジスタ大宮の3試合目、聖望学園−大宮北の一戦は壮絶な打撃戦でした。初回に大宮北が5点先制、1回裏聖望学園が1点返し、2回表大宮北が2点加え、3回裏聖望学園が2点返し7-3、4回表大宮北が5点加えて12-3、9点ビハインドを背負った聖望学園ですがすぐさま5点取って12-8、7回裏に3点取って1点差とすると、8回に2点を奪って逆転、9回表を抑え13-12で聖望学園が大逆転勝利をおさめました。県営大宮の3試合目、Aシード叡明−山村国際戦も4回までは2-1の接戦、叡明は5回表2点、6回表5点、7回表1点加えて10-1でコールド勝ち。山村国際の斎藤星空は三塁コーチャーなどで出ていましたが、選手としての出番はありませんでした。上尾と大宮北が敗れて、公立校で勝ち残ったのは伊奈学園だけとなりました。
BEST8が揃い、7月22日(火)はお休みで、23日(水)に準々決勝4試合が県営大宮とレジスタ大宮で各2試合行われます。ここまで来るともはやシード校云々は関係ありません。五回戦まで勝ち抜くのは、並の実力ではないからです・・・と書いていました。とにかく異常な暑さ、選手も大変だなと思いましたが、審判やグラウンド関係者も大変です。応援団の皆さんは暑さにめげず、必死の応援、ご苦労様です。たださすがに以前と比べると、学校関係以外の一般観客は少なくなりました。バーチャル高校野球を見れば、すべての試合が動画中継されるからです。熱中症の危険を考えればそれも当然ですね。
県営大宮の1試合目:9時 伊奈学園 1−8 浦和実(7回コールド) 2試合目:11時33分 聖望学園 1−8 叡明(7回コールド)
レジスタ大宮の1試合目:9時 昌平 15−8 川越東(7回コールド) 2試合目:12時35分 山村学園 9−2 西武台(7回コールド)
5回戦がいずれも序盤接戦、最終的に昌平と叡明がコールド勝ちしましたが、準々決勝はナント!4戦とも7回コールドでした。浦和実はさすがの試合展開、叡明と山村学園は打棒爆発、昌平は川越東に圧倒されるかと思ったら、スゴイ打撃で逆転しました。浦和実と叡明の投手力が光り、昌平と山村学園の強打がスゴイ。
レジデンシャルスタジアム大宮で行われた山村学園−西武台戦で、1回表山村学園が1死一、二塁とした場面で、“珍客”がグラウンドに現れ、試合が一時中断しました。一塁ベンチ側から小さな動物がグラウンドに登場、スタスタと歩いてマウンドに向かいます。三塁側からなら「リリーフかな?」とも思いますが、一塁側からですから、チャンスに伝令ではないでしょう。試合を中継するテレ玉のアナウンサーも「タヌキですかね?猫じゃないですね」と困惑、「私も何十年も高校野球の中継やってますがこんなお客さん初めてです」とのこと。痩せて腹をすかせたような動物がまっすぐマウンドに向かったため、安全を考慮して試合は中断。選手たちもベンチに戻されました。すると“珍客”はそのまま二塁ベース方向に向かい、ベースをタッチ。セカンド後方で寝転ぶと女性ファンから「かわいい〜」との声も上がりました。さらにゆっくりとセンター方向に“散歩”を続けましたが、球場職員が網で捕獲して保護、グラウンドから退場となって、7分の中断で試合再開されました。球場に網があるんですね。


農林水産省は「野生鳥獣被害防止マニュアル-アライグマ、ハクビシン、タヌキ、アナグマ-(中型獣類編)」(平成30年3月発行)を出しています。野生鳥獣による農作物被害について書かれています。アライグマ、ハクビシン、タヌキについては我々の身近なところにもいて、熊や猪、鹿などと違って山林に棲んで人間と棲み分けているわけではありません。アライグマは、生態系被害や農作物被害等の問題を引き起こす海外からの外来生物として、外来生物法の特定外来生物に指定されています。特定外来生物に指定されると、飼育・保管・運搬及び野外へ放つこと等が法律で原則禁止されています。アライグマを見つけたら、市の環境課まで連絡するようにとされています。タヌキは昔から人里近くに住み、人間の周りで生活してきた動物です。むやみに捕まえたりせず、そのまま見守ってください。ハクビシンは海外から持ち込まれた動物ですが、特定外来生物ではありません。そのため基本的には、タヌキ等の野生鳥獣と扱いは同様です。よって捕獲するためには、鳥獣保護法により許可が必要です。
BEST4が揃い、7月24日(木)はお休みで、25日(金)に準決勝が県営大宮で行われます。9時浦和実−昌平、11時半山村学園−叡明、Aシード叡明は5試合すべてコールド勝ち、しかも5試合で4点しか取られていないという圧倒的強さを発揮しています。Dシード山村学園はプロ注目の横田蒼和(3年)がスゴイ、投手ですがどこへ投げても打たれると対戦相手の監督たちが嘆く打撃のすさまじさは見ていてほれぼれします。絶好調の1番・磯心翔(3年)はこの大会17打数15安打と振ればヒット状態です。叡明の投手陣対山村学園の打撃陣の対決が見ものです。ノーシードからさすがのBEST4進出の浦和実と昌平、浦和実はエース石戸が出てくると思われますから、「守り勝つ野球」を見せられれば有利でしょうが、昌平の桜井主将を中心とした打撃陣がとらえられるか?・・・と書いていました。
ふたを開けてみればいずれもスゴイ試合、まさしくどちらが勝ってもおかしくない試合でした。浦和実−昌平は浦和実エース石戸颯汰が素晴らしいピッチング、一方昌平は3人の継投で0-0で迎えた9回裏先頭打者を三振に切って取った石戸颯汰、ここまで被安打2、8奪三振のモノスゴイピッチング、昌平4番プロ注目の桜井ユウヤ主将にセンター前ヒットを許し、更に5番大倉巧翔のレフト前ヒットで一死1、3塁、6番中島航作は1球目を空振り、そして2球目スクイズ、これが見事に決まってサヨナラ。浦和実が押していましたが、昌平必死の継投が実りました。叡明−山村学園は、じゃんけんで山村学園が後攻を選びました。接戦になると踏んでのことでしょう。それは当たりでしたが、3点勝負とみていたものが、お互いに打力が素晴らしい。叡明はエース増渕隼人ではなく田口遼平を出してきました。この二人はダブルエースみたいなもので、田口が試合を作り、増渕がリリーフするパターンです。一方の山村学園は「横田蒼和のチーム」と言われるように、主将横田蒼和が投げて打って勝つというチームです。先制したのは叡明ですが山村学園が4回裏に逆転、6回表に叡明再逆転、しかし9回裏山村学園が追いついてサヨナラのチャンス、ここは叡明田口が踏ん張り延長タイブレークへ、10回裏も山村学園がサヨナラのチャンスですが、叡明田口踏ん張ります。球数が多くなっても増渕を出さないところを見ると調子が良くないか、田口の気迫にかけたか?すると11回表終盤気迫のピッチングを展開していた横田がついにつかまります。犠打で2、3塁、投ゴロで二死2、3塁から2番青木柚吾が一塁強襲適時打、3番田口遼平レフトへのタイムリーヒット、4番赤城翔、右中間適時三塁打、
5番笘大悟がライトへのタイムリーヒットと畳みかけて一挙5点、その裏1番磯 心翔が中前適時打して1点返しましたが2番門田琥白がレフトフライ、頼みの3番横田蒼和がサードゴロ併殺打でゲームセット。
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
| 浦和実 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 昌 平 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 1 |
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 |
| 叡 明 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 5 | 12 |
| 山村学園 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 1 | 8 |
7月26日(土)はお休みで、27日(日)10時から決勝が県営大宮で行われ、終了して閉会式です。上の「展望」のところを改めてご覧ください。浦和学院や花咲徳栄は居なくなりましたが、Aシード叡明とノーシードながら昌平を有力だと書いているので、さすがですね。昌平は昨年、一昨年と決勝で花咲徳栄に敗れて甲子園初出場を逃し、3年前は5回戦で聖望学園に屈し、その前は決勝で浦和学院に敗れています。つまりこの5年間ほぼ県営大宮球場で甲子園をかけて戦っているということは、埼玉のトップクラスに君臨しているということです。甲子園に王手をかけて、そろそろキップをGETしても良い頃ですね・・・と書いていましたが、やっぱり今回も女神は昌平に微笑みませんでした。ついぞ聞いたことの無かった叡明が、Aシードの貫禄を見せて優勝を勝ち取りました。エッ、叡明?と全国から驚かれるでしょう。でも、これが今の高校野球、世の中は変わったということです
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
| 叡 明 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 5 |
| 昌 平 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
埼玉の高校野球ファンは叡明なんて知らないという人が大多数でしょう。2015年に小松原から校名を変更し、校舎もさいたま市から越谷市へ移転しました。田口と増渕の投手二枚看板の叡明は、今春の県大会で準優勝した勢いそのままに快進撃をみせました。準々決勝までの5試合すべてコールド勝ちでしたが、準決勝の山村学園戦では両校で計27安打の大乱打戦、タイブレーク2イニング目の延長11回に長短含む4連打で一挙5点を奪い、初の決勝進出を決めました。迎えた決勝、叡明は準決勝で11回158球と力投した田口ではなく、当然背番号1増渕を先発させます。2回に1点を先制しましたが、昌平に3回に同点とされ、5回に1点を奪われて逆転されました。しかし6回に3点奪って4―2と再逆転し、9回にもダメ押しの1点を加えて、その裏、8回を投げた増渕に代えて田口登板、0点に抑えて初優勝をつかみました。
Aシード:浦和学院、叡明を筆頭にシード16校の他に、ノーシードの中にも有力校がある中、大会の「展望」では次のようになっていました・・・浦和学院が頭一つ抜ける。今春の県大会5試合を9本塁打を含む61安打で圧倒するなど、長打力のある藤井健翔や落合隼飛を中心に打線に切れ目がない。エース岡部修弥や吉井蓮太郎ら投手陣の層も厚い。昨夏の埼玉大会を制した花咲徳栄は、秋と春の県大会で2季続けて浦和学院に敗れたが、春は強豪・山村学園にコールド勝ちするなど打撃に迫力がある。変則左腕の石戸颯汰を擁し選抜大会4強の浦和実や、田口遼平と増渕隼人の投手二枚看板で関東大会初出場の叡明、昨夏の埼玉大会で準優勝に貢献した強打者の桜井ユウヤがいる昌平も有力だ・・・確かにここに名前の出た各校が軸となって展開された大会でした。シード校が強みを見せた点では、近年に無く順調でしたが、三回戦で大波乱が起きました。ナント!浦和学院が滑川総合に4-1敗れたのです。どうしてそんなことになったのか、私見を書いております。四回戦では花咲徳栄が昌平にタイブレーク満塁サヨナラホームランで負け、昨夏決勝のリベンジをされました。五回戦は8試合すべてが接戦で、さすがの有力校が勝ち上がり、BEST8が決まりました。準々決勝は有力校同士の対戦にもかかわらず4試合すべて7回コールドでした。レジデンシャルスタジアム大宮での山村学園−西武台戦では「ハクビシン」が球場に現れて一時試合がストップしました。準決勝の組合せは浦和実−昌平、山村学園−叡明、いずれもどちらが勝ってもおかしくないスゴイ試合でした。決勝は叡明先制、昌平逆転、叡明再逆転、ダメ押し、逃げ切りでAシード:叡明が優勝、こうなったら昨秋浦和学院に完封勝ちして甲子園初出場の浦和実が、埼玉代表の名に恥じずセンバツ4強まで勝ち上がったのに倣い、甲子園初出場ながら浦和学院の分まで頑張ってくれるように、切に願います







少年野球の会場は概ね小学校の校庭、グラウンドが多いのですが、川越市は初雁球場の他、専用の公園野球場が多数有ります。〇〇緑地という名前の場所が多いのですが、他にも「かほく運動公園野球場」、「スポーツパーク福原」、「高階南公共広場」、「高階運動場」、「南部地域公共広場」、「笠幡公園野球場」、「安比奈親水公園」、「芳野台グラウンド」、「市民グラウンド」などすごくたくさんの野球場があります。坂戸市は市民総合運動公園に野球場がいくつもあり、新座市は本多球場の他に少年野球専用の堀ノ内少年野球場を持ち、和光市にも市営球場のほかに和光レク広場という少年野球専用の球場があります。朝霞市も中央公園野球場のほかに青葉台公園野球場や上野荒川運動公園野球場、北朝霞公園野球場、内間木公園野球場などがあります。富士見市のように専用の運動公園野球場を持っていたり、三芳町のように立派な総合運動公園の隣に、自然の森レクリエーション公園を作り、そこに専用の野球場を作るなど、行政の野球に対する愛情を感じますが、ふじみ野市は多目的グラウンドを作ってくれたものの・・・やめましょう。今年行われた大会会場の中から3ヶ所紹介しましょう。
■ふじみ野市運動公園野球場
4月12日ふじみ野市春季リーグ戦大会で大井ブルーウィングスとの試合があり、久々にふじみ野市運動公園野球場に自転車で行きました。ほぼ毎日エコパに行ってますが、その隣の市営球場は少年野球ではほとんど使いません。ふじみ野市運動公園野球場は新河岸川西、福岡江川北、国道254号線バイパスの東にあります。一帯は「福岡新田」と呼ばれ、福岡江川が新河岸川に注ぐ地域にふじみ野市運動公園があります。内水氾濫によりこの近辺は度々床上浸水に見舞われてきました。同じように内水氾濫で床上浸水に見舞われるふじみ野市元福地区や川越市寺尾地区は川越江川が新河岸川に注ぐ地域です。寺尾調節池があるのに氾濫が起きた川越江川は大改修が行われ、水門とポンプも改修されました。同様に福岡江川地域も大改修を行うと共に、新河岸川の土手にポンプ車が昇れるようにふじみ野市運動公園入口を改修しました

「福岡新田」地域には現在、大規模物流施設CREロジスクウェア3棟が建設中です

ふじみ野市運動公園周り 新河岸川を挟んでふじみ野市第二運動公園(旧福岡高校跡地)があります。南側に福岡江川(下水川)が流れ、その南にふじみ野市三芳町環境センターがあります。 この清掃工場から出る余熱を利用してタービンを回して発電し、バーデプールやお風呂を備えたエコパがあります。ふじみ野市運動公園の北西側には大規模物流施設CREロジスクウェアのB棟があります。この近辺は水害が発生するので大きな水貯留施設、いわゆる調整池が備えられています。更に北にCREロジスティクスA棟があり、その北に福岡橋があります




上福岡駅から自転車で中央通りを走って行きますと、慶珍塚で道が分かれます。右手慶珍塚通りを下り、築地から福岡新田集会所、仲の水天宮、薬王寺を過ぎて水宮を大きく右カーブして福岡江川に到達すると東京ドーナツ直売所があります。ここを左折して福岡江川沿いに走り、国道254号バイパスのアンダーパスを潜るとふじみ野市運動公園のテニスコートとフットサルコート、その奥に野球場があります

今回は福岡橋から新河岸川沿いの景色を楽しもうと考え、慶珍塚から左手のけやき通りを進みました。けやき通りを走り、福岡小学校を過ぎると、長宮氷川神社からの道と合流、左:滝〜権現山、右:築地の「中丸交差点」角のENEOS−GSを過ぎて更に進むと、左手に花の木中学校、右手に特別養護老人ホーム;あやめの里、介護老人保健施設;さくらの里があります

さくらの里前からゆるやかに左カーブして国道254号バイパス高架を潜ると左手に上福岡総合病院、右手に上福岡リハケアセンターがあってその先が新河岸川です。新河岸川に架かる福岡橋を真っ直ぐ進めば、びん沼を過ぎて荒川に架かる治水橋です。野球場に行くために福岡橋手前を右折、これは土手上歩道で車止め柵があります。白人夫婦とその子供二人が居ました。家族でサイクリング中のようです。こんにちはと挨拶して、土手上の道を新河岸川に沿って南下、菜の花が綺麗です。右手にCREロジスクウェアA棟そしてB棟、はるか向こうの煙突はふじみ野市三芳町環境センターです




■朝霞市上野荒川運動公園野球場
4月27日ランバー旗H-2戦朝志ヶ丘ジャガーズとの対戦会場は上野荒川運動公園野球場(荒川右岸秋ヶ瀬橋南)でした。上野荒川運動公園野球場の隣は荒川です。以前アザラシのタマちゃんがプレジャーボートに乗っかって休憩していたことで、露店まで出る俄か観光地になったところです。住所は朝霞市上内間木、JR武蔵野線と県道79号秋ヶ瀬橋の間、荒川を挟んだ向こう側はさいたま市桜草公園、川べりは浦和新日本ゴルフ練習場です。







ここで「引き波禁止」の河川規制標識を初めて見ました。上の地図でも「減速区域」と表示されています。ボートや水上バイクなどが水面を走る際に発生する波(航跡波)を、特定の区域で禁止するという意味です。具体的には、河川で航跡波を発生させると、他の船や水面で遊泳している人、河岸にいる人に危険を及ぼす可能性があるため、この標識で禁止されているのです。航跡波は、スピードの速いボートや水上バイクで発生する波は特に大きくなり、他の船や水面で遊泳している人、河岸にいる人に危険を及ぼす可能性があります.。引き波を発生してはいけないということはつまり、ソロソロと極めてゆっくり航行しなさいということだと思われます。

■富士見市運動公園野球場D面
4月29日東入間春季大会一回戦の会場は富士見市運動公園D面(羽根倉橋北側の荒川右岸)、ここで負けた時はセリを積んで帰るというのが定番となっていますので今年もそうしました。チーム審判の松田さんにセリをお土産に渡したら、東入間学童野球連盟役員の〇〇さんが「それどこにあるの?」と聞くので教えてあげたら、夢中になって摘んでました。








2025年第72回春季東北地区高校野球岩手県大会で5月20日、6連覇中の花巻東が2回戦で盛岡一に敗れました。盛岡一は一回、敵失絡みで一死満塁のチャンスをつかむと、5番・田中の適時打で2点先制。さらに1点追加し、二回も3点追加。序盤の大量リードで、花巻東の猛追を振り切っての快勝でした。花巻東は地区予選決勝で専大北上に12-4で7回コールド勝ち、シードされており、県大会はこれが初戦でした。春センバツBEST8の花巻東が澤藤母校に負けるなんて・・・野球はやってみないと分からない典型です。
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
| 花巻東 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 |
| 盛岡一 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | × | 7 |
花巻東の投手は菅原→浅利→千葉琉→萬谷のリレー、盛岡一は川崎9回完投でした。自責点は花巻東が萬谷の1のみ、盛岡一の川崎は5です。勝敗を分けたのは失策、花巻東5、盛岡一0でした。安打は花巻東7、盛岡一8、四死球は花巻東7、盛岡一5、残塁は花巻東7、盛岡一10でした。岩手では断トツの強さと見られている花巻東ですが、実は菊池雄星投手を擁して甲子園準優勝した花巻東は、直前の岩手県大会決勝で盛岡一と対戦し、互いに菊池投手の投げ合いで、盛岡一が4回表1点先取、花巻東は7回裏2点GETして逆転、菊池雄星投手奪三振13の力投で逃げ切ったということがありました→クリック。選手権大会甲子園9回出場の盛岡一は毎年前評判は低いのですが、試合になると力を発揮し、県大会BEST4常連です。今年の春季大会盛岡地区予選で盛岡一は一回戦雫石町営球場で盛岡市立と戦い9-2でコールド勝ち、八幡平市総合運動公園野球場での地区代表決定戦では盛岡中央に5-3敗れました。同所で行われた敗者復活二回戦で岩手を19-0、5回コールドで下すと、雫石町営球場での地区代表決定戦で盛岡四に20-2、5回コールド勝ちして岩手県大会出場権を得ました。盛岡地区予選決勝は盛岡大付8−7盛岡誠桜でした。しんきん森山スタジアムでの春季岩手大会一回戦では高田と3-3タイブレーク、1-2Xでサヨナラ勝ち、二回戦が上記の通り7−6で花巻東に勝って、5月22日(木)10時から東山球場での準々決勝では久慈と対戦、共に5安打ながら久慈は2本のホームランで2-0勝利、盛岡一はエース川崎を投げさせず。結局決勝は盛岡大付が延長タイブレークの末久慈に勝利、第三位専大北上、第四位盛岡誠桜でした
2025年春の関東大会です。今年は埼玉から浦和学院と叡明が出場します。過去10年(2020年はコロナ禍中止のため実質9回)中3回浦和学院が優勝、2回は健大高崎、1回は前橋育英、東海大相模、専大松戸、白鴎大足利です。東京、茨城、山梨の優勝が無いのも意外ですが、3回に1回は浦和学院が優勝しているというのもスゴイですね。開催地は茨城県(ノーブルホームスタジアム水戸、ひたちなか市民球場)で、開会式は5月17日(土)9時〜ノーブルホームスタジアム水戸です。大会日程は5月17日(土)〜20日(火)、24日(土)、25日(日)です。組合せは埼玉県高校野球情報局のホームページをご覧ください。詳細はバーチャル高校野球のページが便利です。
今大会の出場校中NO.1の強力打線の浦和学院は、県大会5試合で8本塁打です。それも上尾、花咲徳栄といった強豪揃いのブロックで対戦する中での記録で、その強力打線を牽引するのが藤井
健翔内野手です。県準決勝まで高校通算28本塁打を記録していたものの、いずれも練習試合で公式戦での本塁打はありませんでした。しかし、準決勝の川越東戦で2本塁打、決勝の叡明戦でも本塁打を放ち、計3本、そのうち1本が広い県営大宮公園球場の防球ネットの上段に当てる特大本塁打でした。森大監督が「パワーは外国人打者みたい」と評するスラッガーは関東大会の舞台でも猛打爆発なるか。元々捕手でしたから強肩ですが、今は三塁を守ります。3番垣内
凌外野手の評価も上がっています。下級生のときから主軸として活躍してきましたが、この春の県大会では花咲徳栄戦で本塁打を放ち、大会通して好調でした。ライトから抜群の強肩を披露し、強肩強打の外野手としてスカウトの評価が上がっているそうです。1年生から4番を打ってきた西田
瞬内野手にもプロは注目しています。コンタクト力が非常に高い右の中距離打者で、セカンド守備も上達してきました。“恐怖の6番打者”林田
大空内野手は上尾戦で2本塁打を記録し、花咲徳栄との一戦でも4打数3安打と大当たり。大会通して19打数7安打と結果を残した大型スラッガーです。4人もスラッガーが居るだけでも驚きですが、加えて強肩巧打の捕手・落合
隼飛、正確な守備を見せるショート・石田 陽平内野手と守備力の高い野手たちがスタメンに並ぶのが強みです。野手1人1人の潜在能力の高さは横浜、健大高崎を凌ぐものがあり、前評判通りのパフォーマンスを発揮できるか注目が集まります。3回戦で横浜と当たるだろうと思われ、ここが楽しみです。
夏の前哨戦とはいえ、出場校の顔ぶれを見ると、全国区の強豪校がズラリと並び、どこが脱け出してもおかしくありません。そんな中で過去実績でダントツなのが浦和学院です。打線は上記の通りスゴイのひと言で、守備も堅いので、あとは投手陣ですね。相手を見てどういう組合せで起用するか、森大監督の采配に期待しましょう。
■ 大会初日は雨で順延、決勝日程は変わらず
■ 叡明は山梨1位の山梨学院と激戦を展開し、タイブレークサヨナラ負けで準々決勝進出ならず
■ BEST8の顔ぶれを見ると、神奈川、群馬、千葉が2校、他は埼玉・浦和学院と山梨・山梨学院です。東京、栃木、茨城は敗退
■ 5月20日(火)専大松戸(千葉1位)と健大高崎(群馬1位)が準決勝進出、5月21日(水)横浜(神奈川1位)と山梨学院(山梨1位)が準決勝進出、一見すると強豪が順当に残ったように見えますが、浦和学院−横浜戦が事実上の決勝戦と見ていた通り、大接戦となりました。
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
| 浦和学院 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 |
| 横 浜 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | × | 3 |
横浜は甲子園で大活躍したセンター・阿部葉太主将が負傷でこの日もベンチスタート、先発織田翔希投手(2年)は初回から150キロをマークして三者凡退に打ち取る上々の立ち上がり。一方浦和学院の先発:伊藤漣投手(2年)は出してはいけないトップバッター:奥村凌を歩かせ、2番しぶとい小野舜友(2年)に左前安打を打たれました。ここは3番江坂でも送りバント、手堅い横浜の特長発揮、一死2、3塁のチャンスで4番為永の遊ゴロの間に幸先よく1点を先制。浦和学院は2回表も三者凡退。その裏横浜は7番駒橋が右前安打するも二ゴロ併殺打で無得点。浦和学院は3回表、8番伊藤が遊ゴロ失策で出塁するも遊ゴロ併殺打で無得点。その裏横浜は二死から2番小野が中前安打しますが3番江坂は中飛、3回まで守り合いのジリジリとした展開が続きます。
浦和学院は4回表、二死から3番垣内、4番藤井が連打。しかし5番鈴木は146キロ直球で投ゴロに倒れ無得点。その裏横浜は4番為永が中前安打、捕手の一塁けん制悪送球で無死2塁の絶好のチャンス、5番池田には打たせるだろうと思ったら送りバント、これが失敗で為永封殺、さらに池田は投手けん制に刺されランナー居なくなり、6番今村が三塁内野安打するチグハグな攻め、その今村も2盗失敗で無得点とらしくない攻め。浦和学院は5回表またしても三者凡退。その裏から浦和学院は伊藤に代えて岡部をマウンドに送ります。横浜は二死から9番織田が四球で出塁し盗塁成功、1番奥村凌も四球で1、2塁。しかし2番小野は見逃し三振、岡部踏ん張った。浦和学院は6回表またしても三者凡退。自慢のバットが火を噴きません。横浜は6回裏、3番江坂が死球で出塁するも4番為永空振り三振、5番池田併殺打で無得点、お互いに我慢比べのような展開ですが、ここまで浦和学院は横浜先発織田翔希投手に抑え込まれ、一方の横浜はランナー出すも走塁ミス、併殺などでチャンスをつぶし、なかなか点が取れない淡白な攻めで、隅1のまま6回が終わりました。
浦和学院は7回表、3番垣内が四球出塁して、4番藤井は痛烈な三塁ライナー〜垣内戻れず併殺。ベンチからため息が聞こえて来そうです。5番岡部は二ゴロで無得点。「タラレバ」が出そうな展開になって来ました。横浜は7回裏、三者凡退、浦和学院の伊藤漣投手をリリーフした岡部修弥投手の力投が続きます。8回表、完封ペースの横浜・織田翔希投手に対し、浦和学院6番林田大空がレフト前ヒット、ここが勝負、森大監督は代走に服部信之介を送ります。7番落合がバントで送り一死2塁、8番吉田空振り三振で二死となり、ここで森大監督は9番石田に代打・川原晴斗(3年)を送り出します。川原は期待に応えてセンター左への同点適時三塁打、同点に追いつかれた横浜は堪らずピッチャー交代、1番玉木を抑えるにはコレしかない、甲子園でも注目されたワンポイントリリーフの片山投手を送り出しました。織田は外野へ回します。片山投手はスライダーの連続、打者も分かっています、それを狙いますが、片山投手負けじとスライダー連投、空振り三振に抑えました。逆転ならずの浦和学院、ここで一気に勝ち越せば展開が変わったでしょうが、なんとか凌いだ横浜は目が覚めます。8回裏、浦和学院は代走、代打が出た関係でぐるりと守備を変更します。9番織田は空振り三振、1番に還って奥村凌、レフト前ヒットで出ます。その足が分かっているだけにしつこく1塁けん制しますが、やはり盗塁されました。2塁へもけん制します。しぶとい2番小野舜友2-2からファウル2本で粘った末に泳いだような打撃ですが食らいついてレフト前にポーンと流します。これが落ちて、レフトがもたつく間に奥村凌一気にホームイン、勝ち越しました。3番江坂は送りバントで二死2塁として、さらに4番為永に代打奥村頼、スゴイ采配ですね。打ってサードゴロ、これを後逸するタイムリーエラーで2点勝ち越し、3−1となりました。5番池田は四球出塁しましたが、6番今村セカンドゴロでチェンジ。最終9回表、再び横浜は織田をマウンドに送ります。2番浦和学院西田主将はショートゴロで1アウト、3番垣内凌(3年)はライトオーバー本塁打を放ち1点差に、さあ浦和学院自慢の強打線の本領発揮か?4番デッカイ藤井健翔(3年)も右中間へ二塁打、盛り上がるウラガクベンチ、藤井に代走・大宮、5番岡部に代打・佐藤を送ります。横浜はレフトを交代して守備固め、両軍監督目まぐるしく打ち手を繰り出します。佐藤を2ストライクと追い込んだ場面で、ピッチャー交代、織田に代えて山脇悠陽投手(3年)がリリーフ登板します。佐藤を見逃し三振に打ち取ると、6番豊岡に1-1となったところで、ショートの池田聖摩内野手(2年)が登板します。ライトフライに抑え、横浜が激戦を制して、新チームで負けなし、公式戦27連勝としました。小刻みな4投手の継投(織田→片山→織田→山脇→池田)で逃げ切った村田監督の采配見事でした。浦和学院森大監督(34)は「ここまで粘れたことは評価したい」としながらも「横浜との差は球際。ショート、レフトの捕球ミスにキャッチャー、サードの失策。ほころびが出た」と、守備の乱れでの失点を悔やみました。今大会は「仮想甲子園」とテーマを掲げ、横浜に勝利することを目標に調整してきました。「よく戦いました。横浜には夏の甲子園でリベンジしたい」と、聖地での再戦を願いました。
■ 準決勝は5月24日(土)横浜−専大松戸、健大高崎−山梨学院、甲子園でお馴染みのチームの対戦です。さすがにこのクラスの対戦は大激戦、どっちが勝ってもおかしくありません。結局専大松戸と健大高崎が共に4−3で勝ちました。横浜は1回表幸先よく2点先制、しかしその裏先発福井が専大松戸打線に2点取られて振り出しに、リリーフした片山が僅か1安打、三振ズバズバ奪い力投しますが、四球もあり5回裏ついに1点取られて逆転されました。専大松戸は伊藤をリリーフした黒田が力投、しかし7回表横浜に1点与え同点とされました。しかしすぐさま7回裏に横浜・織田を捉えた専大松戸打線1点取って突き放し、後を鬼頭投手がピシャリと抑えて専大松戸が勝利。この大会浦和学院戦で活躍した織田投手と片山投手、疲れがあったのでしょう。横浜がついに敗れて連勝ストップ、松坂時代を越えられず。横浜はエースと主将が出られないので盤石ではなかったということです。共に強力打線の対決となった準決勝もう1試合は山梨学院が先攻、1回表裏1点ずつ取り合って、3回裏健大高崎が1点取って逆転します。しかし山梨学院はすぐさま4回表2点取って逆転、5回裏健大高崎が2点取って再逆転という凄まじい試合、健大高崎:山田、山梨学院:檜垣の両先発投手はほぼ五角の投げ合いながら、被安打の少なかった檜垣投手の方が自責点が1点多かったという展開、6回から共にリリーフを仰ぎ、山梨学院:菰田投手は3回1安打無失点に抑えますが、健大高崎:下重、石垣元気のお馴染みの投手陣も無失点、安打と四球で上回り塁上賑わした山梨学院打線でしたが、健大高崎投手陣の前に残塁の山を築いてしまいました。
■ 決勝は5月25日(日)こうなると強いのは投打に安定している健大高崎、決勝では専大松戸に13安打を浴びせて7−2圧勝しました。専大松戸は横浜戦で好リリーフした鬼頭投手が先発、しかし連投の疲れか、初回にいきなり3失点、選手層の厚い健大高崎は、特に投手陣が他校ならエース級のピッチャーがズラリと揃っていますから、4人の投手を次々投入して専大松戸の強力打線を抑えました。飛ばないバットになって、こういう長丁場では投手陣の層の厚さが最後は物を言います。
■ ちなみに近畿地区春季大会は5月25日(日)から始まり、1回戦でナント!あの大阪桐蔭が東洋大姫路に9X-2コールド負け、東洋大姫路の岡田龍生監督は履正社の監督として、大阪桐蔭の西谷監督と大阪の代表争いを繰り広げ、甲子園優勝経験もありますが、乞われて2022年母校の監督に就任しました。大阪桐蔭の西谷マジックが最近通用しなくなってきた背景に何があるのか?飛ばないバット対策がイマイチか?多分そうではなくて、大阪桐蔭への憧れが減ってきたのではないかと思われます。春のセンバツが甲子園で行われていたとき、浦和学院は大阪遠征して大阪桐蔭と練習試合して1勝1敗だったそうです。互いに甲子園を逃した同士でした。浦和学院は森大監督に世代交代して勢いは維持していますが、西谷監督はやや影が薄くなりつつあるということでしょうか。
近畿地区春季大会は最終的に東洋大姫路がセンバツ準優勝の智弁和歌山に1-0勝利して優勝しました。投手戦で、9安打対4安打、東洋大姫路エース木下投手が、相手に倍以上の安打を打たれながらも完封勝利、野球の難しさというか、いくら打たれても最終的にホームインを許さなければ勝てるということを見せつけました。これが野球なんですね。戦国時代に突入した高校野球では、絶対的な強さは誰にも語れないようになってきました、
2025年5月18日(日)西原小学校の「池」に黄菖蒲が咲いていました。以前この池には水が張られて、水草が漂い、カエルの卵→オタマジャクシ→蛙という生態が見られ、小魚を放したりしていましたが、いつの間にかアヤメが繁茂し、水は干上がって、時折の雨で水が溜まってもまた干上がるという状況です

2024年12月に、「西原小学校の学童入口横のタンク脇に生えているこの葉っぱが美しい木は何でしょう?」とトピックス「冬です!」に載せました。

2025年春になって、この葉っぱが美しい木の正体が分かりました。花が咲いたからです。ポンポンのような丸く黄色い花が房状に咲く常緑高木「ミモザ」ですね。アカシアの一種です。黄色の花と銀色を帯びた葉とのコントラストが美しく、近年とても人気が出て来ました

2025年春の埼玉県高校野球大会はやはり本命:浦和学院が優勝しましたが、準優勝はナント!叡明でした。過去10年(2020年はコロナ禍中止のため実質9回)中6回浦和学院が優勝するという圧倒的強さを誇りますが、他は1回ずつ花咲徳栄、昌平、春日部共栄です。準優勝は花咲徳栄が4回と最多、浦和学院、昌平、山村学園、浦和実、川越東が各1回です。昨秋県大会8強(浦和実、西武台、山村学園、春日部共栄、浦和学院、坂戸、川口市立、狭山ヶ丘)は予選免除、他は東部、西部、南部、北部の各地区予選を戦って選ばれます。
春季県大会の球場は県=県営大宮、上=UD上尾スタ、熊=ハレスタ熊谷、所=所沢航空公園です。大会日程4月24日〜は5月4日でした。結果は下記の通りです。アルファベットA〜Cはシード校(昨秋ベスト8)で、Bシードであるべきだった春日部共栄は部内トラブルで出場辞退してシード7校です。詳細は埼玉県高校野球情報局のホームページをご覧ください。

ビックリしたのはAシード浦和実が初戦敗退、Cシードの坂戸、川口市立も初戦敗退です。そしてまたAシードの西武台、Bシードの山村学園、Cシードの狭山ヶ丘が二回戦敗退、シード7校中6校が早々姿を消すのでは、いかに戦国サイタマと言えど、シードの意味って何?と言いたくなりますね。そもそも花咲徳栄や昌平、川越東、市立川越、上尾などの強豪校がシードされていないのですから、昨秋の大会も波乱だったわけです。
結果として浦和学院がシードの面目を保って優勝しましたが、決勝まですべて、接戦も無く悠々と優勝したのはさすがです。48校が戦った中にはオヤ?と思う試合もありました。
■ 一回戦2025年4月25日◇熊谷運動公園野球場 本庄第一6-0昌平
2人のプロ志望選手を擁する昌平が初戦で敗れたのには驚きました。先発は191センチの大型右腕・東川
一真投手(3年)。プロ志望を掲げている東川は今大会、背番号1を背負っています。3回先頭打者に内野安打され、失策で無死二塁のピンチを招いたところから制球が狂い、無死満塁から2つの押し出し死球、適時打、走者一掃の適時三塁打で一挙6点を失い、3回途中でノックアウトされました。打線も本庄第一の技巧派サイドスローを攻略できず、再三、走者を出すも、チャンスの場面であと1本が出ないまま終盤を迎えました。東川のあと、二人の投手が踏ん張って無失点に抑えて迎えた9回裏、昌平は満塁のチャンスを作りましたが、あと1本が出ないまま完封負けを喫しました。プロ志望の高校通算40本塁打のスラッガー・櫻井
ユウヤ内野手(3年)は3打数0安打1死球に終わりました。この数年BEST4常連の昌平が一回戦完封負けなんて誰も予想できなかったでしょう。ウラジツ旋風と言い、埼玉の高校野球は戦国時代を迎えています。
■ センバツ4強の浦和実、エース石戸の不在が響き初戦敗退
4月26日の二回戦、Aシードの浦和実が登場、石戸 颯汰(3年)を擁して秋の県大会で浦和学院に完封勝利、その勢いのまま埼玉県で優勝して、春のセンバツ出場、初の甲子園ながらセンバツベスト4の一大旋風を巻き起こしました。ところが肝心のエースが不在、春季県大会はベンチ入りメンバーから外れています。辻川正彦監督は石戸の状態について「痛みとかではないが、センバツの疲れもあり肩、肘、首、腰、全体的に投げられるコンディションが整っていない。センバツ以降1イニングも放っていない。復帰はGW明け」と語りました。石戸抜きでどこまでできるのか?相手は昨秋ベスト16で3対1と接戦の末、勝利した聖望学園です。かつては埼玉県BEST4常連でした。浦和実先発は背番号17の角國純也(3年)。先発が駒木根琉空(3年)でないことについて辻川監督は「夏を見据え石戸、駒木根に続く投手を育てなければ。2枚看板に頼り過ぎはダメ」とのことでした。しかし角國は先頭打者に二塁打を浴びるなどして無死1、2塁となり、送りバントを捕って1塁へ悪送球して無死満塁...その後併殺の間に1点、更に適時打で早々と2点取られました。3回にも二塁打2本を浴び3点差をつけられ、駒木根がリリーフしました。駒木根は毎回のようにヒットを浴びながら6回2/3を1失点で切り抜けます。打線はどうか?山根大智(3年)は途中交代し、代わりに出場した田谷野巽生(3年)はノーヒット、それでも1番・齋藤颯樹(3年)、2番・佐々木悠里(3年)の上位は共に三度出塁し、3回裏一死1、2塁、5回裏無死1、3塁、7回裏一死1、3塁と再三のチャンスを作りますが、あと1本が出ません。センバツで披露した集中打は影を潜め、相手の5失策も活かせず、6回以外毎回走者は出すも、わずか5安打、内野ゴロの間の1点で終わりました。小野
蓮主将(3年)は大会前のチームの雰囲気に危機感を感じていたそうです。 石戸が投げないと勝てないという評価になってしまうのが怖いと言います。この敗戦を糧に心機一転、夏に向けて頑張って欲しいものです。
■ 三回戦終了、8強決まる
2025年4月29日、3回戦が行われ8強が決まりました。昨秋県大会優勝を果たし、選抜ベスト4の浦和実を含め、昨秋の4強が3回戦までで、すべて消えました。浦和学院は林田が本塁打2本、田口も1本、他に三塁打3、二塁打4と猛打爆発で上尾に7回コールドの15−1で快勝。花咲徳栄は岩井監督の息子さんの打撃での大活躍もあり、Bシード山村学園に14−2、7回コールドの快勝。注目の公立校対決では大宮北が11X−1の6回コールドで伊奈学園に勝利して60年ぶりの8強入りを決めました。60年ぶりって凄いですね。市立川越は市立浦和に8X−1で8回コールド勝ち、松山も川口工に9X−2で8回コールド勝ちして、8強入りを決めました。叡明はCシード狭山ヶ丘を7ー0、8回コールドで下しベスト8入り、3回戦唯一の無失点勝利、強いですね。叡明;田口投手の投球が光ります。9回まで戦ったのは2試合だけ、川越東は昨秋準優勝のAシード西武台に0−1リードされた5回表3点取って逆転、以降着々加点して7−2勝利。早大本庄は6−4で聖望学園に勝ち、これが3回戦最少点差です。

■ 準々決勝終了、4強は市立川越、川越東、叡明、浦和学院
5月1日の準々決勝は県営大宮球場とUDトラックス上尾スタジアムで行われました。ベスト8の顔ぶれを見ますと、浦和学院、花咲徳栄の「県内二強」の強さは健在で、浦和学院は2試合連続コールド勝ち、花咲徳栄も3回戦で山村学園にコールド勝ち、この2校が激突します。最近は秋、春も上位校が固定する地域もあるものの、埼玉はこの半年で勢力図が大きく入れ替わりました。私学のチームに注目が集まりがちですが、大宮北が60年ぶりのベスト8入りを果たし、松山、市川越と計3校の公立校がベスト8に入ったのは今大会のトピックと言えます。さて準々決勝の結果は、市立川越4−2早大本庄、川越東が松山に11−2、7回コールドの快勝。川越勢、強いですね。叡明は大宮北に7Xー0、7回コールド勝ち、田口投手がまたしても無失点勝利。ここに来て俄かに注目される叡明高等学校は越谷市レイクタウンにある私立校です。注目の対決は浦和学院打線が花咲徳栄;正岡投手を打ちこんで11−1、7回コールド勝ち。垣内が本塁打、長打は三塁打2、二塁打4、林田が二塁打2本打ちました。花咲徳栄;岩井監督は余りの打力の差に呆然、夏への反省も込めて最後まで正岡に投げさせました。この口惜しさを胸に叩き込むためでしょうか。対して浦和学院:森監督は3投手の継投、余裕ですね。
■ 準決勝終了、川越勢散る!
準決勝は1日空けて5月3日、県営大宮球場で行われました。叡明は連投の田口投手(背番号6)ではなく背番号1;増渕投手が登板、4回投げて被安打4、奪三振5、四球1、失点1でした。市立川越の先発山田投手はコントロールの良い技巧派、先制したのは叡明でした。2回表、5、6番の連打で無死1、2塁のチャンスを作ると、7番がキッチリ送りバントを決め一死2、3塁とし、迎えた打者は8番・細沼、期待に応えセンターオーバーの三塁打で2点先取。追う市立川越は4回裏、4番のヒットから二死1、3塁のチャンスをつかみ、ここで1塁走者が盗塁敢行、叡明・青木捕手の2塁送球が悪送球となって3塁走者生還、1点差に迫ります。5回から叡明は田口投手が登板、球に力があります。5回67球、被安打4、奪三振8、四球1で無失点、アウトの半分以上を三振で奪いながらこの球数は驚きです。期待の本格派です。市立川越は5回からリリーフした左腕・栗本投手が被安打2で無失点の力投でしたが、援護がありませんでした。叡明と同じ8安打放ちながらすべて単打、相手投手が良かったとはいえ13三振、それも見逃しがいくつもありました。夏に向けて打撃が課題です。叡明は8番・細沼の三塁打1、二塁打1をはじめ長打4本、この差が出ました。浦和学院は強い!川越東は古沢投手、浦和学院は吉井投手の投げ合いです。浦和学院は試合の序盤から得点を重ね、2回と3回にそれぞれ1点ずつを取り、6回には2点を追加し4−0とリードして迎えた終盤の8回表、川越東は2点を返しましたが、その裏浦和学院はダメ押しの1点を奪いました。川越東は先発選手が満遍なく安打を記録しましたが、固め打ちは無く7安打散発、ただ下田琉惺選手の2打点が光りました。先発の古沢優翔投手は8回まで投げ、被安打8、奪三振2、与四球4、失点5/自責点3という成績でした。浦和学院の吉井蓮太郎投手は7回2/3を投げ、被安打6、奪三振9、自責点2と安定した投球を見せました。浦和学院の4番藤井選手の4打数3安打、本塁打2本が凄かったですね。
■ 決勝は叡明と浦和学院
浦和学院が強打を見せつけて、3年ぶり18回目の優勝を果たしました。今大会、全く危なげなかった浦和学院は2回に落合隼飛捕手(3年)の2ランで先制。3回にはプロ注目の藤井健翔三塁手(3年)が2試合連発となる一発を放ち、リードを広げました。8回にも玉木敬章左翼手(3年)の2ランで相手を突き放すことに成功、11安打7得点と着実に得点を重ねました。先発のアンダースロー石川投手が5回被安打3、無失点の好投で試合をつくり、石川→城間→日高→岡部→伊藤と5人の投手リレーで相手打線を2失点に抑えました。敗れた叡明はノーシードながら初の決勝進出、先発増渕が5回5失点、2番手田口が流れを引き寄せると、0―5の七回に主将根本和真中堅手(3年)が左越え2ランを放ち、一矢報いました。今大会の浦和学院は強打が目立ちましたが、何より守備が強固だったことが特筆です。相手が強いほど、守りが生きるからです。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安打 | 失策 | |
| 浦和学院 | 0 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 7 | 11 | 0 |
| 叡 明 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 7 | 1 |













2025年4月20日の夕方、湯島の東京ガーデンパレスで行われたパーティからの帰途、ふじみ野市立西小学校近くの町内会掲示板に張られたポスターを見かけました。5月11日(日)午前9時から小学生対象の「野球体験会」をやるので来てくださいという上福岡第五クラブのポスターです。

5月の体験会が終わった後、ポスターが張り替えられ、上福岡第五クラブと上福岡パワーズ併記のポスターになっていました。上福岡第五パワーズとして試合に臨んでいるからでしょう

2025年4月10日17時50分ごろ、奈良市の「帝塚山中学校・高校グラウンド」で、落雷によってサッカー部の練習中だった中学生や野球部マネージャーの女子高校生が倒れ、救急救命センターに搬送されました。このうち男子中学生2人は重体とのことです。現場には生徒114人と部活動の顧問の教員ら8人がいて、サッカー部の練習には顧問ら3人が立ち合っていましたが、急に雨が強く降り、雷が落ちたということです。普通雷はピカピカしたり雷鳴が聞こえると注意と考えがちですが、このときは雨が降り出してすぐドッカーンと落ちて、まさか!という感じだったそうです。奈良県にはこの日午前から雷注意報が出ていました。
屋外でのスポーツ活動中の落雷事故は、過去にもたびたび起きています。2014年には愛知県の高校グラウンドで、野球部員が落雷で死亡。2024年4月には宮崎県の学校のグラウンドへの落雷で、サッカーの練習試合に集まった18人が救急搬送されました。
今回の奈良県の事故と同様のケースで思い出すのが2016年8月4日15時55分ごろ、埼玉県川越市南大塚1の県立川越南高のグラウンドで、野球の練習試合に来ていた県立和光高1年の男子生徒(16)が一塁の守備についていて落雷に遭い、心肺停止状態で救急搬送された事故です。雨は降っておらず、ゴロゴロという雷が落ちそうな音も鳴っていなかったのですが、いきなりバーンときて雷を予測できなかったそうです。ただ埼玉県内は大気が不安定で、朝から雷注意報が出ていました。この生徒さんは翌年亡くなられました。痛ましい事故です。
2018年に文科省がまとめた「学校の危機管理マニュアル作成の手引」では、グラウンドなどの開けた場所では雷が人に落ちることがあり、その場合約8割が命を落とす危険性がある、としています。今回の落雷事故を受けて、文部科学省とスポーツ庁は4月11日、屋外での体育活動などについて「指導者は落雷の危険性を認識し、天候の急変などの場合にはためらうことなく計画の変更・中止などの適切な措置を講ずること」とする通知を各自治体の教育委員会などに出しました→クリック。児童生徒が落雷の危険を感知した場合に、ためらわないで指導者に申し出るよう指導することも求めています。雷の発生エリアを予測する気象庁の「雷ナウキャスト」の活用も勧めています。
雷注意報が出ていたら、空模様が怪しくなった時点で速やかに避難して様子を見ることが必要ですね。

| 1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 |
春のセンバツは昨年の秋季大会の結果などから選ばれた高校が出場する大会です。この2年春のセンバツ甲子園に埼玉県勢の姿が無いサビシイ春でしたが、今年は浦和実が出場します。
浦和実業は春・夏通じて初の甲子園初出場で、同じさいたま市の強豪・浦和学院に阻まれて、実力校でありながら涙を呑んできました。ふじみ野市出身の選手も過去活躍しましたが、埼玉4強の浦和学院(さいたま市)、花咲徳栄(加須市)、春日部共栄(春日部市)、聖望学園(飯能市)の壁は高く、厚く、更に近年では昌平(杉戸町)や山村学園(川越市)などが台頭して戦国時代になって来ました。そんな中で浦和実業が埼玉のトップに立ったのは、変則左腕のエース石戸颯汰投手のピッチングに惑わされたためでした。

見て下さい、昨年の埼玉県秋季大会の結果・・・ウラジツは一回戦で我が少年野球チーム出身者たちの活躍で一躍有名になった埼玉平成(毛呂山町)を11回タイブレークの末破って波に乗ると、二回戦小鹿野に7回コールド勝ち、三回戦ではかつての埼玉4強・聖望学園(飯能市)に3-1勝って、準々決勝ではAシード花咲徳栄(加須市)を下した浦和学院(さいたま市)に完封勝利、試合毎に波に乗って強くなっていることが分かります。そして準決勝ではBシード山村学園(川越市)に4-2勝って、ついに決勝進出しました。決勝の相手は、いろいろなスポーツで最近メキメキと台頭してきたAシード昌平(杉戸町)のブロックを勝ち上がった西武台(新座市)です。甲子園にも出場経験がある高校で、Bシード春日部共栄(春日部市)を4-3下して決勝に進んできました。そして決勝でウラジツは9-1と圧勝して埼玉県のトップに立ちました。これは埼玉県の野球界に大きな衝撃をもたらしました。「あのウラジツが...」という驚きです。いえいえ、決して弱小校という意味ではありません。埼玉県の中では強豪校ではありましたが、まさか優勝するとは?という驚きです。野球はチームプレーなので、一人のスタープレイヤーが居たからと言って常勝出来るものではありません。チームのまとまりが一番です。長く浦和実業を率いる辻川正彦監督はキャプテン小野蓮(3年・千葉県松戸市立常盤平中)の存在が大きいと語りました。小柄でレギュラーではありませんが、チームをまとめる力が抜群、そして誰もが注目したのがエース石戸颯汰投手の投球フォームでした。試合毎に「何だアレは?」と話題を集め、少年野球界でも、足を顔まで上げて投げるヘンなフォームが話題沸騰しました。ドジャースの佐々木朗希投手も足を高く上げて投げますが、普通こういうフォームだとコントロールに難があります。対戦した打者も戸惑ってるうちに打ち取られてしまう、どうして打てないんだろう?と首を傾げてベンチに戻って来るのです。
■ 2024年秋季関東地区高校野球大会
強打の浦和学院を完封したチームということで注目されたウラジツは、2024年秋季関東大会では宇都宮工、つくば秀英を撃破して準決勝に進み、埼玉県1位の実力を発揮しましたが、優勝した神奈川県1位・横浜に2-3惜敗しました。これで2025春のセンバツのキップは手にしました。横浜は群馬県1位・健大高崎を4-3下して関東の頂点に立ちました。

■ 明治神宮野球大会2024
さて2025年のセンバツ有力校はどこか?近年は地区に寄らず強豪校がしのぎを削っていて、絶対的な強さの優勝校は予想困難になってきました。今年はナント!大阪のチームが不在という、考えられないセンバツになりました。直近の大会ではやはり明治神宮大会が最も参考になります。横浜が4-3で広島商に辛勝して優勝しました。準決勝では東洋大姫路を3-1破り、初戦は明徳義塾を2-0撃破、しかしいずれも僅差の勝利でした。広島商も東海大札幌3-0、敦賀気比11-9なので、圧勝というわけではありません。
全国の秋季地区大会の覇者が集う明治神宮野球大会は、春のセンバツ、夏の選手権大会、秋の明治神宮大会という高校野球の3大イベントです。出場校はすべて第97回選抜高校野球大会に出場しています。2024年は横浜(関東・神奈川)が粘る広島商(中国)を4-3で振り切って勝利し、メジャーリーグでも活躍した「平成の怪物」松坂大輔さんを擁した1997年以来となる2回目の優勝を果たし、翌春センバツの「神宮大会枠」を獲得しました。これで関東のセンバツ出場枠が一つ空いたので、健大高崎、浦和実に加えて千葉黎明が出場することになりました。

■ 第97回選抜高校野球大会出場校注目は沖縄勢
今回注目は沖縄から2校出場し、沖縄尚学の他にエナジックスポーツというカタカナ校名の聞いたことのない高校が初出場です。2021年創立の私立校で、世界で活躍するトップアスリートの育成を掲げ、野球部とゴルフ部があります。沖縄県名護市にあり、小学校だった建物を転用しています。22年に創部した野球部は全寮制で、約40人いる部員のほとんどが沖縄出身。寮は校舎から徒歩5分ほどの場所にあり、ビジネスホテルみたいにきれいで快適だそうです。長方形のグラウンドのため打撃練習などはできず、実戦形式の練習では名護市内などの球場を借りるとのこと。「ノーサイン野球」を実践し、機動力を生かした攻撃が持ち味で、24年春の沖縄大会で興南を降して初優勝を果たすと、夏の沖縄大会は優勝こそ逃したものの、再び興南との決勝で延長十回の熱戦を演じました。昨秋は九州大会で準優勝し、春夏通じて初めての甲子園出場となりました。それにしても創部3年で甲子園?信じられませんね。

■ 大阪のチームがセンバツ不在
さて2025年のセンバツ有力校はどこか?近年は地区に寄らず強豪校がしのぎを削っていて、絶対的な強さの優勝校は予想困難になってきました。今年はナント!大阪のチームが不在という、考えられないセンバツになりました。全国のトップクラスの野球強豪地域は大阪です。その中で近年では履正社、大阪桐蔭、智辯和歌山、報徳学園などが強豪として知られています。ところがなんと、昨年の近畿の秋季大会優勝は監督が履正社から母校に戻った東洋大姫路、智辯和歌山を破りました。しかも大阪からセンバツに出る高校が無いという信じられない事態になりました。

■ 東北は3校;聖光学院I福島)、青森山田、花巻東(岩手)
我がふるさと東北にも触れましょう。昨年の秋季大会は聖光学院(福島)が青森山田を破り優勝、センバツ枠には花巻東(岩手)も入りました

■ その他の地区
東海地区と北信越地区の結果も見てみましょう。

上に掲載しなかった地区決勝は、北海道地区;東海大札幌2-0北海、東京;二松学舎大付6-5早稲田実、中国地区;広島商6-3米子松陰(鳥取)、四国地区;明徳義塾5-3高松商でした。
■ 第97回選抜高校野球大会有力校は?
そんなわけで、3月18日(火)から始まる大会の詳細は、バーチャル高校野球をご覧ください。開幕第一試合は10:30柳ケ浦(大分)−二松学舎大付(東京)、第二試合13:00花巻東(岩手)−米子松蔭(鳥取)、第三試合15:30健大高崎(群馬)−明徳義塾(高知)と、ワクワクするような対戦がいきなり見られます。楽しみですね。初出場の埼玉・浦和実は変則左腕のエース石戸颯汰投手(3年)のピッチングがどうか?強打の浦和学院を完封し、秋季関東大会では宇都宮工、つくば秀英を撃破して準決勝で横浜に2-3惜敗ですから実力十分、期待できます。相手は昨秋近畿大会で、大阪桐蔭を破ってセンバツ出場を止めた滋賀学園、180センチ以上の野手が多く、隠れ優勝候補と言われています。有力と言われているのは、横浜、健大高崎、東洋大姫路、明徳義塾、高松商です。その健大高崎と明徳義塾が開幕日の第三試合で激突するのは一回戦屈指の好カードです。他に有力と言われているのは、智弁和歌山、早稲田実、日本航空石川、東海大札幌などです。このところ必ずBEST4に残る東北勢の名前がありませんね。秋の明治神宮大会に出場した聖光学院(福島)が東洋大姫路に一回戦10-0で負けたのですから仕方ありませんね。花巻東(岩手)、青森山田、聖光学院(福島)頑張れ! なお、有力校の1回戦激突は1カードの健大高崎(群馬)−明徳義塾(高知)の他、大会第4日の千葉黎明−智弁和歌山、大会第5日の早稲田実−高松商(香川)、大会第6日の日本航空石川−東海大札幌で、これが一回戦最後の試合です。
一回戦終了
一回戦終えてほぼ予想通りの結果となりました。「ほぼ」と書いた訳は勝敗結果ではなく点差が予想外の試合があったという意味です。沖縄勢は沖縄尚学とエナジックスポーツ共に勝ちましたが、初出場のエナジックスポーツが至学館(愛知)を8-0で破ったのには驚きました。完全に打ち勝ちました。滋賀短大付0-15敦賀気比(福井)もビックリ、6個のエラー、それもショート3、サード2、セカンド1では士気が落ちます。大垣日大(岐阜)0-6西日本短大付(福岡)も8安打対9安打なのにこの点差、併殺3個の拙攻では勝てません。横浜清陵2-10広島商も意外な大差、明治神宮大会準優勝の広島商が強いのは自明ながら、横浜清陵の3人の投手が失点4、4、2、自責点2、1、1で分かるように失策が出ては勝てません。広島商は残塁15ですよ、10点も取ったのに残塁15!横浜清陵も残塁8、乱れた試合で、こういう試合では真の強さは分かりません。千葉黎明−智弁和歌山は注目の試合でしたが、智弁和歌山の渡辺颯人投手が4安打1四球、9回90球のナイスピッチングで6-0の完封。
これまた有力校の激突;早稲田実−高松商(香川)は剛腕揃いの高松商速球投手陣を強打の早稲田実打線がいかに攻略するかが注目ポイントでしたが、蓋を開ければ凄まじい打撃戦、早稲田実が2回に7番中村心大のレフトタイムリー二塁打で先制、この回3安打集中で2点GET、4回には先頭打者渡辺侑真がヒット出塁、バントで送り、7番中村心大四球、二死となるも9番、1番連続四球で押し出し、これで先発投手から二番手へ、ところが死球でまた押し出し、4−0となりました。5回には渡辺侑真が四球で出てバントで送る4回同様の展開、ここで7番中村心大が今度はライトへタイムリーヒットで5点目、7回まで早稲田実エース中村心大の前に5安打で無得点の高松商は、8回3連続安打でやっと得点、しかし1点止まり。9回に中村心大のタイムリー含む4安打で3点のトドメを刺され、その裏中村心大から代った投手から1点取るも8-2の予想外の大差で早稲田実勝利。今やかつての花巻東・大谷翔平のような「エースで4番」というのは珍しくなりました。それは多彩な変化球を操る投手や速球投手が増えて、昔は140km/hなら速球投手だったのが今や150km/hの投手が何人も居て、中には大船渡高校の佐々木朗希のように160km/hなどというプロもビックリの剛速球投手まで現れる始末、投手が投げる方に力点を置いて打撃練習が少なくなる結果、「エースで4番」が少なくなったと思われます。もっとも今やドジャースで1番大谷翔平、2番ムーキー・ベッツ、3番フリーマンというように1〜3番のほうに強力な打者を置いて早く得点しようというのが近代野球なので、「エースで4番」の二刀流は時代遅れかもしれません。早稲田実のエース中村心大はこの日7番打者でしたが、実は「エースで4番」が本来です。あえて7番に置いているところが早稲田実打線の凄さです。5打席でレフトへ二塁打、ライトへヒット、センターへ三塁打とヒット、左右中と打ち分けてタイムリー連発、四球1で5打席すべて出塁、打率10割、打点も得点もたんまりの漫画みたいな大活躍でした。
1回戦屈指の好カード;健大高崎(群馬)−明徳義塾(高知)の激突は予想通りの大激戦、健大高崎・下重賢慎(背番号10)、明徳義塾・池崎安侍朗(背番号1)の両左腕の投げ合いで1-1のままタイブレーク突入、先攻健大高崎が6番伊藤大地がバントで送り、7番栗原朋希の二塁打で2点GET、その裏明徳義塾は1番からの好打順でしたが無得点でした。投手成績から言えば明徳義塾エースの池崎安侍朗は奪三振8、与四球1、被安打6で素晴らしいピッチング、しかしタイブレークの怖さですね。健大高崎絶対エースの石垣元気が投げないのは心配ですが、下重賢慎が5四球を与えながら3安打に抑えたのは見事でした。
常葉大菊川(静岡)−聖光学院(福島)は、常葉大菊川・大村昂輝(背番号11)、聖光学院・大嶋哲平(背番号1)の両左腕の投げ合いで互いに無得点のままタイブレーク突入、10回表常葉大菊川が犠飛と安打で2点GET、しかしその裏聖光学院は四球満塁から2点タイムリーで追い着きタイブレーク2回目、互いに投手が代わりました。常葉大菊川は犠飛で1点、聖光学院は代わった常葉大菊川エース佐藤大介(背番号1)から四球で満塁、タイムリーで同点に追い着き、なお無死満塁、これは決まったなと思ったら、中飛、左飛、右飛でタッチアップも出来ないままチェンジ。タイブレーク3回目、常葉大菊川は右飛とショートゴロ併殺で0点、聖光学院は右前ヒットで二塁ランナー3塁を回りましたが、ライトからの送球で本塁憤死、一死1、3塁で打順1番に還り、鈴木来夢は佐藤大介のスライダーをセンターへ打ち上げ、3塁ランナー仁平がタッチアップ、センターは本塁送球しましたがホームインして聖光学院サヨナラ勝ち、12回の戦いに決着を付けました。
1回戦最後の試合;日本航空石川−東海大札幌は逆転、また逆転の凄い試合、日本航空石川先発の蜂谷逞生投手、東海大札幌先発の矢吹太寛投手の両エースは共に失点5で自責点1、これでいかに乱れた試合か分かりますね。失策は東海大札幌5、日本航空石川2、9回に5-6から2点GETして7-6勝った東海大札幌ですが、こんな守りでは先が思いやられますね。
■ 一回戦で強豪;滋賀学園に完封勝ちの浦和実業
浦和実対滋賀学園は投手戦、注目の変則左腕エース石戸颯汰投手が散発6安打零封、分かっていてもタイミングが合わせにくいみたいですね。浦和実打線は4回まで初回の1安打だけ、ところが5回に4安打集中して打者8人で3点、ヒット数で下回っても石戸颯汰投手の安定感が上回りました。強打の滋賀学園ですら攻略出来ない、一躍今大会ナンバー1の注目投手となりました。

毎日新聞3月13日特集4ページでは、浦和実業に関する様々なデータや指導者、選手の紹介、埼玉県大野知事やさいたま市清水市長の激励メッセージが掲載され、中にはOGである佐藤栞里さんのメッセージもありました。OBで思い出すのは現埼玉西武ライオンズの豆田泰志投手(22)です。越谷市立千間台中学校軟式野球部出身で、4つ上の兄がウラジツの元エースだったこともあり、進学しました。1年秋にチームの県大会ベスト4入りに貢献し、2年春の県大会では全5試合に先発し、チームを準優勝に導くと、関東大会2回戦では猛打の山梨学院を相手に7回0/3を2安打11奪三振2失点と好投して「ウラジツに豆田あり」と注目されました。背番号20で迎えた2年夏は4回戦で浦和学院を相手に完封勝利を挙げ、続く市立川越との準々決勝でもリリーフ登板で3回無失点に抑えましたが、チームは敗退しました。エースナンバーを背負った2年秋は西武台に初戦敗退。3年夏は新型コロナウイルスの影響で県大会が中止となり、その代替大会では浦和学院との準々決勝で敗退したものの、同大会では18回1/3を投げて23奪三振を記録しました。このように近年ウラジツは埼玉県でも注目校になっていました。
浦和実業高校はさいたま市南区文蔵というところにあり、東側をJR東北本線・宇都宮線、高崎線、京浜東北線、湘南新宿ライン、上野東京ラインという5本のJR線が走っており、隣がうらわ自動車教習所、その南側には外環浦和インターチェンジがあります。高架の東京外郭環状道路(外環道)、その下を国道298号が走り、筆者が13年間勤めた戸田市美女木の社屋から3.9kmしか離れていなかったので、よく車でこの辺りは走りました。JR南浦和駅から1.1km、JR蕨駅から1.9km、JR北戸田駅から2.2kmなので、JR京浜東北線、武蔵野線、埼京線の各駅徒歩圏内です。従って埼玉、東京、千葉いずれからも通えるのです。この近辺はさいたま市、蕨市、川口市、戸田市が複雑に絡み合って、チョット歩けば蕨市、川口市、戸田市なのです。直ぐ近くに県立蕨高校や浦和南高校があります。
二回戦終了…BEST8揃う
二回戦終えてBEST8が揃いました。優勝候補健大高崎は初戦タイブレーク、二回戦1点差の接戦をものにしました。接戦で勝てるというのは強さの証明です。その原動力は堅実な守備、手堅くバントで送る攻め、さすが昨年センバツの覇者です。最速158キロのエース石垣元気が先発せずに勝ってきたところに余裕を感じます。同じく優勝候補の横浜は沖縄尚学と大激戦、安打では沖縄尚学13、横浜11と下回りましたが、3番阿部葉太が1回表3ランで先制、その後2度1点差に迫られながらピッチャー6人の継投で逆転を許さず8-7で逃げ切りました。こういう展開でも勝てるというのがこれまた強さの証明です。優勝候補と言われていた東洋大姫路の相手は明治神宮大会で3-4で横浜に敗れたとはいえ準優勝の広島商、東洋大姫路は準決勝で1-3で横浜に敗れています。驚いたのは2回表広島商4番からの攻撃、中前安打で出て、バントで送り、三塁内野安打、三塁ゴロエラーで一死満塁、右前安打で1点先制、ショートへの内野安打で2点目、1番に還って西村銀士がセンターオーバーの走者一掃三塁打で5-0、セカンドゴロの間に6点目、一挙6点のビッグイニングとなりました。1個のエラーの怖さ・・・東洋大姫路は6回2安打で1点、7回安打と犠飛で1点返し、その後も打ちまくった広島商の攻撃を必死に防いで追加点を許さなかったものの、11安打対5安打では勝ち目がありませんでした。西日本短大付は強力な打撃で2試合とも6点差の大勝、センバツは2回目の出場ですが、3、4、5番が本塁打を打って、初のBEST8進出です。不振の関西勢の中で唯一勝ち残った智弁和歌山は、2試合連続の2桁安打で前評判通りの強さを発揮、エースの安定感が光っています。花巻東は二松学舎大付、聖光学院は早稲田実と、東北勢が東京勢を破りました。注目の浦和実は有力と言われた東海大札幌に対し、8-2で圧勝しました

■ ウラジツ二回戦も突破
ウラジツ二回戦の相手は有力と言われた東海大札幌、2回2安打で1点先制したウラジツは、その裏二塁打2本で追い着かれましたが、3回3安打で2点GET、その裏3安打で1点返されましたが5回から先発駒木根に代って石戸颯汰がマウンドに上がると打者のタイミングが合いません。浦和実は1回戦もそうでしたが、散発安打ではなく、集中安打で得点するという特徴があり、8回に2番佐々木悠里の三塁打から、四球、4番三島陽之介のセンターオーバーの三塁打で2点追加、一死後6番工藤
蓮の左前安打でこの回3点目、代ったピッチャーに対し7番橋口拓真が三塁前にバントヒット、1塁悪送球で1、3塁となり、8番深谷知希がスクイズ成功4点目、9番石戸颯汰四球、1番に還って田谷野巽生がファウルで粘って8球目センター前タイムリーヒットして5点目、8-2となれば石戸颯汰は余裕しゃくしゃく、5回無失点、甲子園では14イニング無失点で勝ち投手。

準々決勝終了、関東勢3校がBEST4へ
準々決勝は3月26日(木)8時半から4試合、BEST4が揃いました。第一試合;花巻東1−9健大高崎、第二試合;横浜5−1西日本短大付、第三試合;広島商0−7智弁和歌山、第四試合;聖光学院4−12浦和実、4強に関東勢3校が入ったのは、帝京、東海大相模、浦和学院が4強入りした1992年以来だそうです。
第1試合は前年覇者の健大高崎(群馬)が花巻東(岩手)に16安打を浴びせて9―1と快勝し、2年連続のベスト4入り、史上4校目のセンバツ2連覇へあと2勝としました。3番手で登板したエース石垣元気(3年)が最速155キロの速球を披露しました。
第2試合は横浜(神奈川)が西日本短大付(福岡)を破り、優勝した2006年以来19年ぶりに4強に進出。先発右腕の織田(2年)が2回に先制を許したものの、5回を4安打5奪三振1失点と好投。打線は5回に同点に追いつくと、6回に2番・為永(3年)の右前適時打で勝ち越し、この回一気に3点を挙げると、7回にも1点を追加。6回から登板したエース奥村頼は4回5奪三振無失点のパーフェクトリリーフでした。
第3試合は智弁和歌山が広島商に快勝、準優勝した2018年以来、7年ぶりの4強進出を決めました。1、2回戦に続いて3試合連続で初回に先制して勢いに乗ると、2回には黒川(2年)の3バントスクイズ、奥(3年)の2点タイムリーで3点を奪い、リードを5点に広げました。その後は立ち直った広島商エースの前に0行進でしたが、8回に2点を加えてダメ押し、先発のエース・渡辺(3年)が8回4安打無失点の安定ぶりで、持ち前の制球力とテンポの良さで、危なげない投球でした。
■ ウラジツ準々決勝も突破
第4試合は浦和実(埼玉)が聖光学院(福島)を延長タイブレークの末、12−4で下し、初出場ながら4強入りを果たす快進撃です。ピッチャーはほとんどエース石戸と駒木根が投げますが、2回戦同様駒木根が先発し、3回表に3点先制、裏に1点返され、6回裏毎試合見事な守備を見せてきた聖光学院5番細谷丈に同点3ランを浴びました。7回から変則左腕のエース石戸(3年)が登板、4−4で延長戦無死1、2塁からのタイブレークに突入しました。ウラジツは6番工藤から、聖光学院は1番猪俣からの攻撃、普通に考えれば打順的に聖光学院有利、しかも聖光学院は1回戦で常葉大菊川とタイブレーク3回やって犠飛でサヨナラ勝ちした実績があります。無死1、2塁からのタイブレークはまず送りバントで一死2、3塁にするのが普通です。強攻して併殺にでもなれば得点が少なくなる、最低2点取りたいからです。10回表ウラジツ6番工藤は三塁側にバント、これが絶妙で内野安打となって無死満塁、ここからが凄かった!ウラジツ打線はあっさり凡退するかと思えば時折集中打でビッグイニングを作る、センバツ優勝した時の山梨学院がそうでしたが、眠れる獅子が突然起きるような打線です。健大高崎、横浜、智弁和歌山のビッグネームは、強力エースに大型打線といかにも強そうですが、ウラジツは120キロ台がせいぜいのエースと小粒な打者揃いで全く強そうに見えません。3番ライト山根大智(3年・戸田市立笹目中)が身長180cmで一番大きいのですが、1番センター斎藤颯樹(3年・川口市立安行東中)が身長170cm、2番レフト佐々木悠里(3年・朝霞市立朝霞第三中)が身長168cm、4番ファースト三島陽之介(3年・新座市立新座中)が身長170cm、5番キャッチャー野本大智(3年・宮代町立須賀中)が身長173cm、6番サード工藤蓮(3年・東京都文京区立本郷台中)が身長175cm、7番ショート橋口拓真(3年・さいたま市立上大久保中)が身長171cm、8番セカンド深谷知希(3年・川島町立川島中)が身長162cm、ピッチャー石戸颯汰(3年・草加市立花栗中)が身長177cm、同じくピッチャー駒木根琉空(3年・蓮田市立黒浜西中)が身長175cm、2回戦で活躍した田谷野巽生(3年・八潮市立潮止中)が身長163cm、キャプテン小野蓮(3年・千葉県松戸市立常盤平中)が身長167cmと、埼玉県の高校3年生の平均身長170.8cmに比べると、ここに名前を挙げた12人の平均身長が170.9cmですから同じです。ウラガクなどを見ても高校野球の選手はデッカイというのが第一印象なので、ウラジツの選手はフツーです。無死満塁から7番橋口拓真がセンターへ勝ち越しタイムリーで5-4、8番深谷知希がセンターへ走者一掃となるタイムリーツーベースで8-4、これは決まったなと思ったら、イヤイヤどうにも止まらない。スタンド応援団からは定番応援歌♪ウララ
ウララ ウラウラで ♪ウララ ウララ ウラウラよ ♪ウララ ウララ ウラウラの この世は私のためにある ヘイッ!というような歌が流れます。山本リンダ「狙い撃ち」です。明治大学の野球応援歌から高校野球の定番へと広まったのですが、♪ウララ
ウララ ウラウラの・・・が何故か♪ウラワ ウラワ ウラジツの・・・に聞こえました。9番石戸颯汰が追い込まれながら見事スリーバントを成功させ一死3塁、1番斎藤颯樹はセンターへタイムリーヒットして9-4、センターからの送球が逸れて一気に3塁へ、2番佐々木悠里もライトへのタイムリーヒットで10-4、3番山根大智は外角のチェンジアップをセンターへ打って一死1、2塁、4番三島陽之介はファーストゴロで二死となりましたが進塁打となって2、3塁、5番野本大智はフルカウントからレフトへのタイムリーヒットで12-4、打者一巡で6番工藤蓮セカンドフライでやっと攻撃終了、しぶとい打撃で一挙8点の猛攻撃でした。どこにこんなパワーがあるんだろう?という神がかり的攻撃でした。その裏変則左腕のエース石戸は1番から3人フライアウトでゲームセット、4回無失点の好リリーフ、今大会未だ失点しておらず、計18回無失点です。
1日休養日を挟んで準決勝は3月28日(金)11時と13時半、天気予報は朝まで雨、昼は雨ながら降水量ゼロの小雨、1日休養日を挟んで決勝は3月30日(日)12時半、天気予報は晴です。
準決勝終了、ウラジツ敗れる
準決勝は3月28日(金)行われ、第一試合;優勝候補同士の横浜と健大高崎は、関東地区秋季大会決勝の再現、この時は上記の通り4-3で横浜が勝ちました。互いに堅守と強打が持ち味、両チームとも第二エースが先発し、エースがリリーフするパターンでしたが、横浜は初回に1点先制して、なおも着々と加点して勝利、投打で上回って、強いな〜と実感しました。横浜は初回、小野の適時打で1点を先制、迎えた3回裏に阿部葉の適時打で1点を加えると、5回には阿部葉と小野の適時打などで3点を挙げ、リードを広げました。投げては、先発・織田が7回無失点の力投で勝利の立役者となりました。敗れた健大高崎は、最終回に反撃を見せるも及びませんでした。互いに無失策、安打は健大高崎9、横浜12でした。
■ ウラジツ準決勝敗退
第二試合では大会前から有力と言われていた智弁和歌山が順当に決勝に進出しました。智弁和歌山は今大会では初回に先制して出鼻をくじくパターンが続いていますが、今大会18イニング無失点の浦和実のエース石戸投手に対しても、初回、福元と荒井の連続適時打で2点を先制しました。そのまま迎えた3回裏には、荒井の犠飛で1点追加、何でもないファーストフライをタイムリーエラーして2点与えたのが痛かった...3点のままなら、その後立ち直った石戸投手の力投から違った展開になったかもしれません。ただこの失策は責められません。やはり劣勢に立つと得てしてこういうことが起きるもので、最終的に「タラレバ」が出るものです。序盤から試合を優位に進めた智弁和歌山、投げては、エース渡辺とリリーフ宮口の継投で9回無失点。ただ打球が足を直撃した渡辺が心配です。敗れた浦和実は7安打、智弁和歌山12安打、互いにエラーは1個でした。浦和実は、春夏初の甲子園、ここまで来ただけでも大したものです。目標は8強だったのに、4強入りを果たす快進撃でした。どことなくハリセンボンの箕輪はるかに似ている石戸投手は、試合前脇腹に痛みがあったそうです。そんな素振りも見せずにひょうひょうと投げました。4回以降無失点に抑えたことを見ても、「やはり打ちにくい投手」という智弁和歌山・中谷監督の感想でした。
決勝
決勝は3月30日(日)12時半、横浜と智弁和歌山の対戦、総合力ではどう見ても横浜が上と見ていましたが、ヤッパリ、11-4で勝って優勝しました。新チームになって無敗の20連勝、明治神宮大会、センバツと秋春連覇です。ただし13安打対9安打、智弁和歌山も頑張りましたが思わぬ大差になりました。つまり横浜が効率的に得点したということですが、横浜のエース奥村頼がリリーフを仰がなければならないなど夏に向けて課題も出ました。

2024年は2月が記録的に暖かく、3月になったら急に寒くなったため、前年の夏に形成され休眠していた桜の蕾の「休眠打破」が遅れた上に、3月の寒さで開花予想が遅れに遅れ、東京・靖国神社のソメイヨシノ標本木では当初予想の3月20日が29日になってしまいました。今年は当初予想は3月21日と昨年とほぼ同じでしたが、やはり寒の戻りで3月24日になりました。一昨年は桜の開花が史上最速で、3月中に散り始めましたが、菜種梅雨が続いて花が長持ちしました。
2025年3月25日の地蔵院の桜







大井ウエストは2000年2月に三角小学校の大井トライアングルと西原小学校の大井ニッショウが合併して発足しました。初年度の2000年度は6年生が男女各1名の2人だけ、横森代表・平山監督での始まりでした。ホームページは2001年度からスタートしました。2020年2月に満20年を迎え、21年目に入ることから、これを記念して2020年2月15日(土)『美可美』で、にぎにぎしく20周年祝賀会を行いました。また2025年2月8日(土)同じく『美可美』で25周年祝賀会を行いました
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