大井ウエスト試合結果  

埼玉南部大会

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第86回埼玉南部春季大会
 まん延防止等重点措置が3月21日まで延長になり、この日からの予定だった大会開催が無理なため5月に延期され、開会式なし、代理抽選で、5月15日から開催されます
主管: 朝霞市、抽選会(代理抽選)…4月29日、登録費2,000円、参加費5,000円はこの日までに各市町の南部連盟理事が集金します

ウエストは【F】志木ブロック30番、2回戦;5月29日(日)秋ヶ瀬運動公園第6球場(羽根倉橋南)でA-2 14時から、1回戦で31番:新ジャンビクトリーズ(新座市)に13-2勝利した32番志木ニュータウンズと対戦、若番なので1塁側です。志木の責任者はずっと宗岡ヤンガース代表の小山さん、澤藤の元会社同僚です。試合開始前後に、「やあやあ」と懐かしく会話しました。何故かウエストは志木ブロックになることが多く、相性が良いのです。

13時49分〜15時19分
チーム 1 2 3 4 5
大井ウエスト 1 0 2 0 0 3
志木ニュータウンズ 3 0 2 0 × 5

敗戦投手:池尻虎輝 本塁打:無し

戦況:ウエストは安打数で上回りながらも3-5敗北、2点差はどこで生まれたのでしょう?

大井ウエスト ニュータウンズ
安打数 3 2
四死球 2 5
エラー出塁 1 0
出塁計 6 7
得点 3 5
残塁数 2 1
塁上死 1 1
三振数 7 5
犠打飛 1 0
パスボール 2 1
暴投 0 1

 先攻ウエストは志木ニュータウンズ5年生投手の前に大和、城が連続空振り三振、良いピッチャーです。3番虎輝は高く打ち上げてセンターフライ、ダメダコリャと思ったら落球、打撃絶好調の蓮大が打席に入りました。ピッチャーはランナーを盛んに気にしてけん制しますが、やがて悪送球ボールデッドで虎輝2塁へ、ここで蓮大がストライク、ファウル、ファウルからレフトオーバーの三塁打、見たかこれが4番だ!1点先制、ここで畳み掛けたいところ、壮汰空振り三振(>_<) ウエスト先発は虎輝、捕手は壮汰、1、2番連続四球、相手投手とは正反対の立ち上がりです。ここで3番打者が右中間ライナーで破る二塁打で1-1同点、なお無死2、3塁、4番空振り三振1アウト、5番への初球パスボールで2点目、逆転されました。この打者はファーストゴロに仕留めましたが、その間に3塁ランナーホームインして1-3となりました。思い切ってゴロを処理して本塁送球〜タッチアウトできるような攻撃的な守りが出来るようになって欲しいなぁ〜。現時点ではアウトカウント増やしてヨシとしなければ行けないようです。6番打者はショートゴロ、大和ガッチリ処理してチェンジ。この1回の攻防が結果的に勝敗を分けました。ウエストは二死無走者から相手エラーに4番の長打で1点先制してなお走者3塁のチャンスながら残塁。志木ニュータウンズは2四球と長打で1点、パスボールで2点目、ファーストゴロの間に3点目、残塁無し。パスボールが無けレバ1点で止められて相手は残塁で1-1だったかもしれません。ファーストゴロ〜本塁送球タッチアウトできタラ同点止まりだったかもしれません。何よりノーアウトで連続四球が無けレバ失点はそもそも無かったかもしれません。このように、負けた時は、タラ、レバが付きものなのです。
 3回表には先頭打者大和がライトへヒットして、相手投手が代わりました。盗塁して、城に期待しましたが1打席目に続いて空振り三振、低打率にあえいでいるのは振りが大き過ぎてバットに当たらないからです。ただバッティングは難しいもので、思い切り振らないと当たらないし、小手先で当てようとしたらヒットになりません。耳元のグリップから最短軌道でボールに当てるのが最もヒット確率が高いと横森代表が常々おっしゃっています。今当たっている大和と蓮大はそれができています。3番虎輝も大振りですが、初球パスボールで大和3塁へ、ここで虎輝がレフトへ大きなフライ、大和タッチアップして1点、二死無走者となりましたが4番蓮大がボール1からの2球目、バット一閃、レフト右をライナーで破る三塁打、見たかこれが4番だ!バットに重さ調整のリングを付けて素振りを一生懸命やってるそうで、普段からの地道な努力の積み重ねでパワーが着いてきたようです。5番壮汰への初球ワイルドピッチでこの回2点目、相手もミスしてくれてるんです。壮汰はショートゴロ、大振りなのでバットの芯を食いません。芯を食うにはスパゲッティミートソースに限る、ナポリタンもペペロンチーノもダメよと当人には言ってるのですが... その裏相手も1番打者から、1打席目に続いて四球、パスボールで2塁へ、ここで2番打者がレフトへライナーヒット、これをレフトが止められず球は後方へテンテンテン...1ヒット1エラーで2塁ランナーホームイン、打者走者も2塁へ、3番打者はショートゴロ、1塁送球、ランナー3塁回ったのを見てファーストは本塁送球、これはGood、ちゃんと反省している証拠です。しかし残念ながらホームインを許し、打者走者も2塁へ、このランナーは2塁けん制でおびき出して1→6→5タッチアウト、4、5番は連続空振り三振でチェンジ。虎輝が失点(相手は得点)したのは1番2四球で2点、2番四球と安打で2点、3番二塁打で1点です。4番以降は完ぺきに抑えています。
 4回裏投球制限の関係でピッチャーが虎輝→蓮大と交代し、虎輝は捕手に、壮汰がサードに回りました。6番打者ピッチャーフライで1アウト、7番打者に2球投げて1ボール1ストライクのときに相手監督が出て来て球審に「スミマセン、代打言ってませんでした」と告げました。球審が冨士川監督に「了承してくれますか?」と言いました。本部席から「アピールが無かったから続行」という声が出て、冨士川監督は「分かりました」と言いました。結局この打者は四球出塁したのですが、このケースはどうなるの?と言われたものの分かりませんでした。打順間違いはアピールプレーで、以前真愛斗が間違えて相手から指摘されアウトになったことがありましたが、代打告げないことがアピールプレーだと言われても、ウエストベンチからは打者の背番号は見えなかったので、代打なのかどうかわかりませんでした。そこで調べたら、野球規則3.08に「交代発表のなかったプレーヤーの取り扱い」という項目があり、下記のように書かれています。
(a) 発表が無くても出場したものとみなす。
 代わって出場したプレーヤーは、たとえ発表がなくとも、次のときから、試合に出場したものとみなされる。
  (1)投手ならば、プレート上に位置したとき。
  (2)打者ならば、バッタースボックスに位置したとき。
  (3)野手ならば、退いた野手の普通の守備位置についてプレイが始まったとき。
  (4)走者ならば、退いた走者が占有していた塁に立ったとき。
(b)前項で、出場したものと認められたプレーヤーが行ったプレイ、及びそのプレーヤーに対して行われたプレイは、すべて正規のものとなる。

これにより代打として出場しようとしたプレイヤーは「バッタースボックスに位置した時点」で選手交替の通告がなくても自動的に代打として出場したものとみなされるわけです。監督が試合後に「気を付けてね」と注意を受けることはあっても、通告なしで交代することによるペナルティは何も無く、代打者のプレイはすべてが有効のままで、そもそもアピールすべき事項そのものがない、ということになるようです。当然ながら「ルール上有効な選手交代」なのでどこで指摘をされようが元の打者と交代させられることは無く、打撃完了後に指摘されてもすべての結果は有効のままなのだそうです。実に野球のルールは複雑ですね。
 さて続きです。7番打者は代打だったわけですが、ファウルで粘られて8球目歩かせ、8番打者もフルカウントから歩かせて9番打者の時2塁ランナーが走った、虎輝が3塁送球、壮汰タッチしてアウト、なめたらアカンゼヨ、坂本龍馬です。結局打者はサードフライ、チェンジ。
 5回表、時間的に最終回です。真愛斗空振り三振、1番に還って大和サードゴロ2アウト、城がストレートの四球で二死1塁、盛んにリードするので冨士川監督が「出るな、ここは大事なランナーだぞ」と言います。何度も何度もウエストベンチから山城ヘッドコーチ共々「出るな」の声が飛びますが、虎輝の打席で、3ボールからストライクをキャッチャーがぽろっと落としたのを見て城が走りました。後ろへ逸らしたわけではないので、キャッチャーはすぐボールを拾って2塁送球、タッチアウト、ゲームセット。試合が終わってから監督が城に「言った意味が分かってるか?どうして『出るな、ここは大事なランナーだぞ』と言ったのか、2点差だぞ、もう最終回でしかも2アウト、ランナー貯めなければいけない場面だよ、二人目のランナーがホームインしてやっと同点だ、おまえがホームインしたってまだ足りない、打者は3、4番だ、ここで追い着けるかもしれない、走っちゃいけない場面なんだ、頼むから野球を分かってくれよ」と言ってました。塁に出たからといって闇雲に走ってはいけないんですね、野球はチームプレーなのです。何事も勉強なので、失敗を繰り返さないようにしなければいけませんが、城が走ってゲームセットというのはこれで2回目です。
 結局敗因はお分かりになったと思います。負けたけれどがっぷり四つの試合でした。四球が減って、野球の基本を理解して、攻撃的な守りが出来れば勝てるはずです。頑張りましょう。
 試合が行われた秋ヶ瀬運動公園第6球場はソフトボールグラウンドで、レフト側は荒川の土手、ライト側は隣の球場との間の道路です。レフトからライトへ壕が掘られていて、ここに入ったらエンタイトル2ベース、ダイレクトに超えればホームランですが三塁打の心配は無し。荒川は水量多く、モーターボートの轟音が鳴り響きます・・・土手にはびっしりと紫色の綺麗な花が咲いていました。



ナヨクサフジです
 カラスノエンドウに似てますね。マメ科ソラマメ属でヨーロッパ原産ですが、マメ科なので空気中の窒素を固定化して土壌に蓄積します。すなわち土壌を肥沃化するのです。養蜂でも蜜源として有用とされますが、ほかの植物の生長を抑制する物質を出すアレロパシー効果があります。しかも繁殖が早いので、農水省の指定する「適切な管理が必要な産業上重要な外来種(産業管理外来種)」に指定されています。これは産業上は有益な種ですが、適切な管理を取らないと問題を引き起こすとされる外来種のことです。環境省と農水省の「生態系被害防止外来種リスト」をご覧ください。特に生態系に影響を及ぼす恐れのある「特定外来生物」が要注意です。植物でいえばアレチウリ、オオキンケイギク、オオハンゴンソウなどです

第87回埼玉南部秋季大会
開会式なし、主管: 三芳町、9月11日(日)代理抽選で、10月16日(日)から11月20日(日)の日程で開催されます 組合せ(PDF)
ウエストはGブロック(富士見市)
10月16日(日)富士見市第二運動公園B面A-2 11時59分〜13時17分 4回コールド負け

チーム 1 2 3 4
和光リバーツインズ 0 5 5 7 17
大井ウエスト 1 0 0 1 2

敗戦投手:加藤蓮大 本塁打:無し

戦況:今年のウエスト5年生は実に不思議です。打撃ではとにかく三振が多いのです。守りではとにかくエラーが多いのです。守備練習では過去強かった時代と比べてもそれほど違わなく見えるのですが、いざ試合が始まると、一つのエラーからガタガタッと崩れます。この試合が典型でした。失点17で自責点3ですから、先発:蓮大、リリーフ:虎輝の両6年生には気の毒な試合でした。1回表蓮大先発、見逃し三振、ファーストフライ、3番水越主将ショートフライ、わずか12球で三者凡退に仕留め、「おっ、今日は行けるぞ!」と思いました。その裏和光リバーツインズ先発はキャプテン水越りょうかさん、スラリとしたカッコイイ女の子、きれいなフォームで投げるので球が伸びてきます。しかし立ち上がり手元狂ったか、2球目大和にぶつけました。盗塁後、2番輝がレフトオーバー二塁打で1点先取、ところが輝の悪い癖、けん制アウトになってしまいました。虎輝空振り三振、蓮大サードゴロでチェンジ。2回表4番から、ナントこれまた女の子、3、4番が女の子のチームなんて見たことがありません。サードゴロで1アウト、5番はセンターへイイ当たりのヒット、6番セカンドゴロで2アウト、7番ライト線ヒットで同点、8番レフト線二塁打で逆転されました。ここまでは仕方ありません。9番サードゴロ、ヨシ!イタダキ!と思ったら、突っ込んで捕ろうとしてグラブにボールが入りません、レフトへ抜けました。強くない当りのサードゴロ、普通に待って捕ればなんちゅうことの無い当たりでした。これで2点止まりのはずがこの回5点となりました。2回裏真希がセンターへライナーヒットするも0点。ウエストのヒットは輝、真希の2本だけです。3回表また4番から、またサードゴロエラー、もうどうにも止まらない、レフト前ヒット、送りバントで一死2、3塁から7番ショートゴロ、前にファンブルして、拾って1塁送球、ちょっと本塁側に逸れましたが、ちょうど打者走者が走ってきた、3塁ランナーはホームイン、輝がランナーにタッチして2アウトだと思ったら、スルー、エッどうして?と思いました。多分2塁ランナーが3塁回って本塁を狙わないか心配したのでしょうが、ランナータッチアウトしてからでも十分本塁間に合うはず、記録は「野選」かなとも思ったのですが、送球が良ければ1塁封殺だったので、タッチ(英語ではタッグ)アウトを狙わなければならなくなったのでショートの悪送球エラーになります。8番打者はセカンドゴロ、間に合わない本塁へ投げてFielder's choise(野選)、9番打者はレフトへヒット、これを後逸して1塁ランナーまでホームイン、レフトの1ヒット1エラーです。冨士川監督たまらずピッチャー交代、バッテリー交換です。この回も結局5点、4回にもレフトとサードのエラーがあり7点、もう和光リバーツインズは笑いが止まりません、余裕で7、8番に代打を出す始末。しかも代打が同イニング2打席、どうなってんの?守備が良かったのはセンター真希だけでした。ライナーとフライのヒットは3本飛びましたが、センターライナーを余裕でキャッチ、なにせ正面でしたから。
 この後、西原小学校に戻り、冨士川監督が鬼のノック、平山コーチが一人ずつ交代で防具を付けさせて近くから球を投げつけて反応させる鬼の練習、これをやらないと直らない、結局はリラックスと緊張のリズムを体感させなければ向上しないということですね。

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