大井ウエスト試合結果  

埼玉南部秋季大会


 組合せと結果   1回戦   2回戦   ブロック決勝 

■第83回埼玉南部秋季大会 ふじみ野市主管 埼玉南部少年野球連盟のホームページ
【主管連盟】 ふじみ野市少年野球連盟 抽選会:9月13日(日) 登録名簿3部、参加費5,000円
【大会期間】 10月18日(日)〜11月22日(日)
【開 会 式】  無し 【閉 会 式】ふじみ野市第二運動公園
【大会要項】 大会は8ブロック制とし、ブロック予選大会は各地域のチームの中から、各ブロック毎に代表チームを選出する。A、B;ふじみ野・三芳ブロック、C、D、E;新座・志木ブロック、F、G、H;朝霞・和光ブロックとし、本部決勝大会は、各ブロックを代表する8チームによるトーナメントで、A−E、B−F、C−G、D−Hとし、主管:ふじみ野市で行う。7回1時間30分、4回10点差・5回以降7点差コールドゲーム、30分前集合、試合開始後90分を過ぎたら新しいイニングに入らずタイブレークとする…無死満塁継続打順、2回行って同点の場合抽選(決勝戦は決着がつくまでタイブレークを行う)、球数制限1日70球、申告敬遠あり。詳しいことは→埼玉南部少年野球連盟大会要項
【表 彰】 第3位までの4チーム、個人賞…最高殊勲選手賞、優秀選手賞、優秀打撃賞、敢闘賞

組合せ表(PDF)


 [1回戦] 2020年10月18日(日)9時三芳町自然の森レクリエーション公園野球場東原小学校A-2 12時30分〜14時00分
チーム 1 2 3 4 5 6
三芳ホープ 0 1 0 0 0 0 1
大井ウエスト 1 0 2 3 0 1X 7

勝利投手:川井田流碧 本塁打:伊藤 翔、山ア 洸

戦況鈴木杯が雨の影響で準決勝、決勝がこの日になったため、自然の森で2試合、東原小で2試合の予定が、鶴ヶ岡少年野球クラブ、大井亀少クラブの試合が順延となり2試合だけになって、ウエストの試合会場は東原小になり、A-1からA-2に変更になりました。その鈴木杯一回戦敗退のリベンジ戦、ウエストは先発:涼碧、今回から球数制限(70球)があるため、5回から洸が投げました。1回表涼碧はホープの攻撃をキャッチャー(颯大)ファウルフライ、空振り三振、セカンド(陽稀)ゴロに抑えるこれ以上ない立ち上がり。1回裏ウエストの攻撃は前回抑え込まれた大戸主将の緩急付けた投球に対し、いかに対処するかがテーマでしたが、洸がセカンドフライ、やっぱりタイミング合わないか?しかし前回唯一のヒットらしいヒットを打っている2番陽稀が内野安打で出て、自慢の足を生かして2盗、3盗、3番舜はフルカウントから打ってライトオーバー、打球が倉庫に当たって跳ね返る、二塁打で先取点GET、ヨシ、これで前回とは違って打ち込めるぞと思ったら4番颯大がキャッチャーファウルフライ(>_<) 好調なので打順を5番に上げた大河はいい当たり、芯をとらえたライナーがセンターめがけてまっしぐら、しかし真正面、センターのグラブにスッポリ。三芳ホープの守備は堅いので、上げてはだめだけど、このライナーはちょっとでも方向がズレていれば長打になっただけに惜しい!2回表ホープは4番進藤選手から、前回颯大から2安打している攻守ともに要(かなめ)の選手、この打席は当たり損ね、ピッチャー横のゴロ、三塁線に転がった球を拾って涼碧が余裕を持って1塁送球しましたがセーフ!この選手、打つし、守備は上手いし、その上に足が速い、出してはヤバイ選手です。案の定2盗、3盗されました。5番をショートフライで1アウト、6番は前回決勝打を打たれたデカイ選手、颯汰という名前です。あのときは、レフト右にポトリと落ちて、舜が拾ってバックホームすれば良いものを、幸太郎に任せたために本塁間に合わなかったということがありました。颯大の球に押されてテキサスになったのですが、今回は涼碧の球だけにバシーンと打ってライナーがレフト一直線、しかし深く守っていた幸太郎が捕って2アウト、これまたチョットでもズレていればヤバイ打球でした。7番女の子、帆歌(ほのか)さん、初球サードゴロ、イタダキ!しかしこの日は涼碧がピッチャーなのでサードは大河、女の子だと思って優しく投げた?捕ってフワッと1塁送球、ビシッと来るだろうと思っていた翔は1塁前にコロコロ転がったボールにタイミング狂って後ろへそらし3塁ランナーホームインして1−1同点、8番ピッチャーフライでチェンジ。これはサードのエラーなのでピッチャーの自責点にはなりません。冨士川監督は選手を集めて「エラーしてもいいとは言ったけれど、思い切ってやれとも言った。1塁へ素早く投げない、力を抜いたような送球をする、そんなんじゃダメだ、思い切ったプレーをしろ」とハッパをかけました。2回裏ウエストはこのところ絶不調で6番に下がった翔から、2連続ファウルから空振り三振、涼碧も空振り三振、幸太郎ファウル3本粘るもセカンドフライ、三者凡退、相変わらず大戸投手に全く合いません。3回表ホープ9番から、ピッチャーゴロ、1番に還ってフルカウントから歩かせて、2番サードゴロ、これをエラー、どうもおかしい。3番セカンドゴロ、4→6→3のダブルプレーで切り抜けました。3回裏ウエストは夢和から、9番として、このところしっかり仕事して、守備も良く、頼りになる存在になりつつあります。この打席フルカウントからボールを見極めて四球を選び、洸への3球目に盗塁、結局洸も四球、大戸投手、なんか調子狂って来ました。陽稀はファウル、ボール、ファウル、ボール、というようにストライクは振り、ボールは見逃す、5球目ボールでフルカウント、6球目ファウル、このようにファウルで粘ることが出来るのでピッチャー根負けして四球となるのです。ましてや南部大会や西部大会は70球制限がありますから、粘られると球数が増えて、投手から見るとイヤなのです。ほかの選手もこの点は陽稀を見習うべきです。陽稀四球で無死満塁となり、打席には舜、ボール、ファウルからバシッと打って、行った〜〜と思ったらレフト真正面、芯を食った打球というのはしばしば正面を突くものです。夢和は飛び出していてタッチアップできず。颯大はボール1からショートゴロ、6→4→3の併殺コース、陽稀は2塁封殺となりましたが1塁送球がずれて、夢和に続いて洸(好)走塁でホームイン、こんな形で点が入るのは不本意ながら得点には変わりなし。3−1となって打席には大河、颯大2盗、大河ショートゴロ、颯大が3塁へ走り、それを見て進藤選手3塁送球、ヨシ野選だと思ったらアウトの宣告、颯大はベース上で手を広げている、封殺ならともかくここはタッチ(グ)プレー、3塁審判の見るべき位置はこの場合ファウルラインの外ですが、インナーのランナーの後ろ、ここではタッグ(チ)は見えるはずなし。3塁側のウエストベンチや応援団の目の前ですからよく見えました。しかし判定には従わなければなりません。4回表ホープ4番進藤選手2-2から打って強烈サードライナー、顔の横、レフトへ抜けて行きました。バッターが打つ瞬間というよりも、ピッチャーが投げる瞬間に守備側は自分のところへ打球が飛んできたら何をすべきか考えていて緊張するので、こういう打球は捕れるのです。しばしばエラーというのは緊張していないときに出るもの、ただし緊張しっ放しだと疲れて神経が保ちません。進藤選手は5番打者の初球に盗塁、3球目に3盗謀り、颯大が3塁送球、タッチ(グ)アウト。これはどうよ?審判がアウトと言えばアウトです。結局5番歩かせて、デカイ6番颯汰選手サードゴロ、2塁送球封殺、7番空振り三振でチェンジ。ここまで涼碧61球、もう次の回は交代ですね。4回裏ホープ先発大戸投手も3回までに60球なのでこの回から1⇔4チェンジ、飯塚投手となりました。打席には翔、初球打って強烈打球が三遊間ショート寄り地を這う、余りにも速い打球なので進藤選手追いつけない、さらにレフトもセンターも追いつけない、東原小学校の放課後児童クラブの建物の方向、最深部です。1塁コーチャーも3塁コーチャーも手を回しっ放し、ホームランとなりました。涼碧はサードフライ、幸太郎はフルカウントから、あれほど振るなと言われている低めボール球を振って空振り三振、つながりません。9番夢和、サードゴロ、ポロ、アレ?ポロ、アレレ?という間に1塁駆け抜け、エラー出塁、やはりラッキーガール、2打席2出塁、上出来です。1番に還って洸、ボール2から打ってセンターライナー、あ〜ダメかと思ったら、なんと颯汰選手のグラブを弾いてボールは後方へテンテンテン...先程は大河のセンターライナーを捕っています。左打者の打球はスライスして行くのでグラブタイミングがずれたか、緊張が緩んでいたかのどちらかでしょう。夢和もちろんホームイン、洸は回って回ってベース一周、ホームイン、6−1となりました。ただしこれはさすがにホームランにはなりません。陽稀はまたもや粘って四球、本人は打ってヒットが欲しいでしょうが、ベンチから見ると四球もヒットと同じ、ましてや陽稀の場合、四球は二塁打、いや三塁打も同じです。その通り、舜の初球に2盗、2球目に3盗、しかし舜は見逃し三振でチェンジ、チャンスにどうして?と思われるかもしれませんが、野球ではこういうことは良くあるのです。追い込まれて心の整理が付かないうちにズバッとストライクが来るとこうなります。野球は1球ごとに仕切りがありますから、「一球入魂」という言葉があるとおり、打席でも守備でも一球毎に緊張〜弛緩を繰り返す、実に心臓に負担のかかるスポーツです。だからこそ、リラックスが大事、打席でピッチャーと呼吸が合わない時は、相撲でもそうですが「待った」して良いのです。相手に合わせることはありません。血圧下げるには?そう、深呼吸することです。バッターが打席を外して深呼吸しているときにピッチャーが投げることはありません。逆にバッテリーからすれば、バッターが考えないうちにポンポンリズミカルに投げ込めば、抑え込める確率が高くなる、ただ打者がしっかり気迫を持って構えているな、と思ったら、わざとじらす、実にイヤラシイ・・・野球というのはメンタルスポーツなのです。一球ごとに心理戦を展開するのです。サッカーみたいに笛が吹かれない間は野性的に動き回らなければいけないスポーツと違って、相撲のように一球ごとに仕切りがある、だから日本人に向いているスポーツなのです。5回表マウンドには洸が上がりました。ショートにはセンターから舜が回り、センターには大河が入り、サードに涼碧です。ホープは8番打者から、空振り三振、セカンドゴロで2アウト、1番に還ってレフト右へ二塁打、2番センター右へライナーヒット、舜バックホーム、本塁タッチ(グ)アウト!見せました・・・野球で一番感動するのはこういうプレーです。洸はコントロールが良いので四球は少ないのですが、球威の面で打たれ易いのです。5回裏ウエストの攻撃は颯大から、引っ掛けてサードゴロ、大河ピッチャーゴロで2アウト、翔は前打席の本塁打で吹っ切れたと見えて、またしても強烈に左中間打って二塁打、レフトからの返球を見て3塁を盗みました。涼碧はいい当たりライトへ引っ張って、しかし当たりが良すぎてライトゴロ、チェンジ。ホープのライトの帆歌さんも、しっかり処理しますね。6回表ホープの攻撃はクリーンアップ、大戸主将をピッチャーゴロで仕留め、4番進藤選手センター前ライナーヒット、これで3打席すべて出塁、5番セカンドゴロ、2塁送球封殺、6番サードファウルフライでチェンジ。6回裏幸太郎から、ストライク、ファウル、ボール、ボール、そして・・・見逃し三振、前打席フルカウントから低めボール球を空振り三振しているので、そのトラウマを引きずって空振りはするまいと思っていたら見逃してしまったということですね。まだまだ修練が足りません。夢和に代えて陽斗も出してやろうと代打、ストレートの四球、1塁牽制アウト、本人はタッグ(チ)されていないとアピールしてますが認められません。ボーっとしているとチコちゃんにも審判にも叱られます。1番に還って洸、左中間バシッと流してこれはもう行ったな、今度は文句なしホームランです。陽稀はサードゴロエラーで出て、ここで球審がゲームセット宣言、タイムオーバー(時間切れ)です。
この試合の収穫は翔の復活です。夢和が2打席2得点、洸の4打席3得点というのも素晴らしい。この二人以外の得点は陽稀と翔です。舜も当たりが戻って来ました。ピッチャーとしては涼碧が4回1安打2四球ピッチング、洸は2回3安打無四球ピッチング、共に自責点ゼロ、ナイスです。しかしバッティングでは颯大、大河、涼碧、幸太郎が3打数無安打無四球、ここで打線が途切れたことがコールドゲームにならなかった要因です。まあ打撃は水物なのでこういうこともあります。気持ちを切り替えて、血圧コントロールして頑張りましょう。メンタル、メンタル...

 [2回戦] 2020年10月25日(日)8時57分〜10時53分 三芳町自然の森レクリエーション公園野球場A-1

チーム 1 2 3 4
大井ウエスト 0 0 5 4 9
大井ブルーウィングス 1 2 5 0 8

勝利投手:山ア洸 セーブ:笹山颯大 本塁打:笹山颯大

戦況:先攻ウエストは軟投のピッチャーが苦手です。マウンド上のピッチャー健太は、東入間大会準々決勝で鶴小ニュースカイヤーズを相手に4回1死無走者から登板して自責点ゼロに抑えました。チャンスを生かせればブルーウィングスが勝てた試合でしたが、ニュースカイヤーズ金子捕手の超ファインプレーなど投手を助ける守りに阻まれました。イヤな予感がしていた通り、1回表洸ショートフライ、陽稀ピッチャーゴロ、舜ショートフライ、10球でハイ一丁上がり。ウエストは大河が先発、1回裏1番四球、しかし2盗を颯大が阻止、ほっとするのも束の間2番死球、3番四球、どうなっているの?4番虎太郎バシーンとライナーでセンター前、舜は分かっていました、自分のところへ飛んで来たらどうするか、素早く2塁送球封殺、二死1、3塁となりました。5番の初球に虎太郎2盗諮る、それは合点承知の助、颯大が2塁へ送球、タイミング悠々アウト、しかし陽稀がベースの後ろで捕ってタッチ(グ)セーフ、上からではダメ、走者との激突覚悟で来るなら来い、ドスコイ、野球は時々格闘技なのです。ベース上で待つべきなのです。そうすれば早く捕球できますからランナーアウトにできます。この間に健太ホームイン、1点先制されましたが、2塁でアウトにすればチェンジですから、こういう攻撃的な守りは大切です。2回表颯大センター前ヒット、しかし2盗は虎太郎に阻止されました。お互いキャッチャー強肩、見せますね。大河はサードゴロエラーで出ましたが、翔、涼碧連続空振り三振、参った。速い球でなくても、バッターのタイミングをずらせば三振が取れるものなのです。2回裏6番ピッチャーゴロ、7、8番連続四球、1回1/3で四死球5個目、投球数33、これは野球になりません。ピッチャー交代、洸がマウンドへ、9番打者に対しいきなり暴投、珍しいこともあるもんだ、結局ストレートの四球、1死満塁、こうなればホームゲッツーだ、1番サードゴロ、本塁送球、2アウト、打者走者は足が速くて1塁には投げられない、2番ストライク1後の2球目サード後方のファウルフライ、涼碧がバックして捕った、ヨシ!ところがポロリ、エッ、ウソ、しょうがないけど、冨士川監督ヤナ予感、打ってセンターテキサスヒット、2者生還、3-0となりました。このファウルフライを捕っていればこの回0点で切り抜けられたので、結果は天国と地獄です。「九死に一生を得た」後は得てしてこうなるものなのです。3回表幸太郎がいきなり初球デッドボールで出塁、これで調子狂ったか9番夢和には3球連続ボール、これはもう待て、打ち気満々の打者は待ちきれず打ちますが、ツボに来ればヒットになるものの、このピッチャーのドロンとした球にタイミング合わせてバシッと打つのはなかなか困難、夢和への4球目ストライク、5球目ボールで無死1、2塁、絶好のチャンスで1番洸に回ってきました。今年のチームで唯一何でもできる打者で、出塁率1の首位打者、ボール1から三塁線コツンと転がした、セフティバント、サード突っ込む、「見ろ、見ろ!」とブルーウィングスベンチから大声、コロコロコロ、切れてファウル、3球目ボールの後の4球目、またもや三塁線コツンと転がした、セフティバント、サード突っ込む、「見ろ、見ろ!」とブルーウィングスベンチから大声、コロコロコロ、切れてファウル、サードとしては2塁にランナーがいるので前進守備できませんから、ここまできわどく転がさなくても左打者の洸の足なら内野安打になるのですが、どうしてもピッチャーに捕らせまいとすると洸なります。洸なってはもう打つしかありません、次の球バシーンと引っ張ってライト前ライナー、当たり良過ぎたか?ライト1バウンド打球ポロッ、拾い直してまたポロッ、捕って1塁送球、しかしこのとき洸は1塁を駆け抜けていました。こういう場合ライトのエラーではありません、内野を越えていますからヒットです。たまたまライトが素早く捕って1塁送球アウトにすればライトゴロ、これは少年野球ならではのことで、体がでかくなると打球も遠くへ飛ぶので、1塁が近いライトでもなかなかライトゴロにはなりません。無死満塁で陽稀、夢和に次いで四球率の高い選手です。何故?それはファウルで粘れるからです。ピッチャーが根負けして四球になるのです。しかしこのときはストレートの四球、押し出しで待望の1点が入りました。3番キャプテン舜、四球率と三振率が最も低く打点の多い3割バッター、つまり待たずに打つバッターです。これはいいところに回ってきました。1球目ストライクは見逃しました。自分のツボではなかったのでしょう。2球目ボール、そして3球目バット一閃引っ張って強烈な打球が三塁線を襲う、抜けた!夢和に続いて洸もホームイン、二塁打となりました。同点です。打席には4番颯大、ここでピッチャー交代9⇔1交換でピッチャー幸奈さん、伸びのある球で強打者を封じ込める作戦か?1球目ストライク振りません。ここから連続ボールで四球、1塁が空いていますからまともなストライクは投げてきません。無死満塁となって再びピッチャー交代9⇔1交換、ワンポイントリリーフでした。バッター5番大河、ブンブン丸の一方でバントも上手い打者です。同点に追いついてなお無死満塁、強気の冨士川監督ならどうするか、監督の意思を汲んで統率の取れたチームなら...なのですが、ピッチャー投球モーションに入った、大河がサッとバットを前に寝かせる、これを見て慌てて陽稀がスタート、コツン、絶好のスクイズ、ピッチャー捕って本塁送球、封殺!最も足の速い陽稀ならバットに打球が当たった頃には三本間中間まで来ていて、打球捕ったときにはもう間に合わない、サイン見逃さなければ悠々セーフだったのに...これは痛恨のミスでした。ドンマイ、まだ翔が居る。一死満塁、2-2から打って引っ掛けた、ボテボテサードゴロ、舜が本塁突っ込む、これは本塁間に合わないと見て1塁送球、これが逸れた、ファースト捕れない、ライトバックアップ、颯大もホームイン、大河三塁へ、翔も二塁へ、5-3と逆転です。この場合もし翔が1塁でアウトになっても1打点になります。颯大のホームインはエラーによるものなので打点にはなりません。7番涼碧、考える間も与えずセフティ、スクイズではありません、三塁線コツンと転がすか、セカンドの前に強いプッシュバントならヒットになったでしょうが、なにせピッチャー前、これは突っ込んだらアウトになる、ところが大河は突っ込んだ、本塁送球、タッチ(グ)アウト!ピッチャー前ですから、足に自信があれば、1塁送球と同時に突っ込む手はありますが、上手いピッチャーだと1塁へ投げる動作をしてクルリと振り向いて三塁走者を刺すということもあります。この場面はいきなり突っ込んだのでピッチャーは迷うことなく本塁送球、引き返しても良かったのです。こういう場面で慎重に1塁へ投げようとして悪送球するというのは稀にあるのです。まだまだ走塁にズルさが足りません。涼碧2盗して二死2、3塁、幸太郎はファウル1個含むフルカウントからの7球目サードゴロでチェンジ。ひところの幸太郎ならここでバシッとヒットしたのですが、至福の時というのはそう長続きしないものなのです。この後、3回裏にまた5点取られて再逆転され、4回表颯大の満塁ホームランで再々逆転し、9-8となって、こうなったら4回裏は颯大登板、ビシッと締めて...と行くはずっだったのですが、いきなり愛沙さんのヘルメットにあの速い球をガツンとぶつけて、これはイカン、大丈夫か?雲行き俄かに暗転、続きは後で


 [ブロック決勝] 2020年11月1日(日)12時35分〜14時14分 東原小学校

チーム 1 2 3 4 5
大井亀少クラブ 2 0 0 1 6 9
大井ウエスト 0 0 0 0 0 0

敗戦投手:笹山颯大 本塁打:無し

戦況東入間準決勝では颯大がナイスピッチングで、打線もつながりましたが、今年のウエストは珍しく6年生が8人いるとは言え、平均打率は過去の6年生と比べれば低いので、まだまだバッティングは不安、蓋を開けてみなければ分からない感があります。過去の強かったチームのときは動きがキビキビしていて、相手をゆさぶるあの手この手の攻撃を選手自ら工夫できるチームでした。今年は大砲があるものの、連射の機関銃が無いので、たまにドッカーンとぶっ放してはプッツンてな感じです。走塁もイマイチなので、機動力もまだまだです。さて強敵;大井亀少クラブに対してどう戦うか?
1回表亀少クラブは1番野中1ボール2ストライクからレフトへ流してポトリ、盗塁して、斉藤は粘るも7球目空振り三振1アウト、3番須藤の打席でパスボールがあり、四球で1、3塁から盗塁して1死2、3塁、4番田作は打ち気満々、2ナッシングとなってここからストライクは必要無いのに・・・打った〜〜〜!センター右への二塁打で2点先制、5、6番連続三振でしたが、不用意な一球でした。その裏亀少クラブ先発鍋倉の投球にわずか9球で三者凡退のウエスト、流れ悪過ぎ。2回表颯大のピッチングは気負い過ぎ、3四球出しながら無得点に抑えました。その裏ウエストも3四死球頂きながら無得点、どうなってんの?2回で40分経過です。3回表亀少クラブは4番田作から、フルカウントから歩かせ、5番鍋倉はライトフライ、夢和が処理し、6番空振り三振に仕留めて2アウトとなりましたがここで72球、投球制限数に達し、颯大は降板です。マウンドには涼碧が上がりました。颯大は捕手、大河がサードに入りました。涼碧はボークあり、四球出すもなんとか0点に抑えました。その裏ウエストは1番からまたしても三者凡退、どうなってんの?4回表亀少クラブ9番出牛選手がピッチャー内野安打で出て、ここでまたもやボーク、どうなってんの?1番野中の送りバントで一死3塁、2番斉藤のスクイズ成功、1点追加、これは効きました。その裏ウエストは4番颯大から、左中間二塁打、大河ピッチャーゴロ、翔四球で一死1、2塁となり、鍋倉まだ54球ですがピッチャー交代、野中がマウンドへ、二者連続三振でまたしても無得点。5回表亀少クラブは4番田作から、レフト前ヒット、ここから2本ヒットが続き1点とられて4-0、死球で無死満塁、2アウトにこぎつけましたが、1番に還って連続二塁打、ヒットで5点追加で9-0、勝負あり。

ページトップへ