大井ウエスト試合結果  

北岡杯争奪少年野球大会


上福岡イーグルス創設者北岡代表・監督(2002年12月8日ご逝去)のご功績を讃え、12月第1週の土日の2日間で行われ、頂点に立つチームは2日で4試合。旧上福岡のチームと、北岡さんと親交の深かった松本勝治顧問(旧代表)の鶴ヶ岡少年野球クラブは招待、旧大井のチームは抽選で当れば出られますが、今回は小川代表の朝霞ストロングスが出ないためか、ふじみ野市の全チームが出場します。大井ウエストはこの大会優勝したことが無く、準優勝が最高です。チャンスだった昨年は抽選で外れ、出れませんでした。ウエストにとっては、これが今シーズン最後の大会です。

組合せ

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第15回北岡杯争奪少年野球大会要綱】
1.日時:平成 29 年12月2日(土) [開会式] 試合1・2回戦
            12月3日(日) 準決勝・決勝戦 [閉会式]
      (予備日) 12月9日(土)
2.場所:ふじみ野市駒西小学校他
3.参加チーム:16チーム
4.参加費:4,000円(開会式当日、8時受付時支払い)
5.抽選:事前抽選(随時個別抽選)とします

6.大会諸事項 ・試合時間 1 時間 30 分 7回戦(4回 10 点差 5 回以降7点差以上コールド)
  ・チーム審判、各チーム2名
  ・雨天等で中止の時は午前 7 時に決定

開会式にはチームのプラカードを持参
車は乗り合わせで、最少台数にして車のダッシュボードにチーム名を書いた紙が見えるようにして貼り付けること
特にチームの応援に行く人にも、チームにて徹底すること
この提示がない場合は、入場を断わられる場合があります


開会式で選手整列

左端ふじみ野市少年野球連盟草田審判部長、その右:前回優勝の鶴ヶ岡少年野球クラブ、以下1回戦の対戦チーム順で整列;上福岡イーグルス−大井亀少クラブ、毛呂山イーグルス−大井少年ファイターズ、大井ウエスト−ニュー長瀬ドラゴンズ、大井ブルーウィングス−松山リトルファイターズ、上福岡JFG−上福岡パワーズ、富士見エンゼルス−上福岡第五クラブ、高階南ヤンガース(−鶴ヶ岡少年野球クラブ)、みずほ台ヤンガース−三芳ドリームズの計16チーム


1回戦12月2日(土)9時半 駒西小A面B-1

チーム 1 2 3 4 5 6 7
ニュー長瀬ドラゴンズ 3 1 0 0 0 0 5 9
大井ウエスト 0 0 0 2 0 0 5 7

敗戦投手:中嶋柊哉  本塁打:無し

戦況ウエストはニュー長瀬ドラゴンズとは今年毛呂山町長杯で対戦し、7-1で負けています。エースは剛速球投手でした。ところが試合前に毛呂山町長杯で顔馴染みの監督同士が話をして、この試合は背番号1鈴木投手ではなく、背番号6大野投手で行くというのです。冨士川監督は「二番手じゃなく三番手か四番手のピッチャーにしてよ」と言ってましたが、白石監督は「随分強くなってるんじゃないの?」と答えて、たぬきときつねみたいな会話をしていました。エースは二回戦にとっておくつもりかな?とも思いましたが、実際試合してみると、白石監督の心積もりが分かった気がしました。攻撃力の伸びが少ないニュー長瀬ドラゴンズにとっては、剛速球だがコントロールが悪い鈴木投手よりも大野投手でまずは試合を作っていくという作戦だったようです。毛呂山町長杯のときは3番鈴木選手は抑えたのですが、4番大野選手に1四球、右翼方向への2本塁打で2得点されています。他の選手にはセカンド内野安打2本とセンターへのクリーンヒットが1本だけで、四球とエラーで点を重ねられた形、すなわち大野選手に打たれた他は自滅でした。鈴木投手から3回までに7個も四球を頂いたのに塁上死、残塁の山、たった1得点、したがってミスが無くて打線がつながればそこそこ試合になるはずと思っていました。
ところがコントロールが良い柊哉が先頭打者キャプテンにデッドボール〜2盗、パスボールで3塁へ、暴投でホームイン、絵に描いたようなバッテリーエラーでアレヨアレヨという間に1点取られました。2番打者も四球から2盗、3番鈴木選手は強いショートゴロ、ヨシ!イタダキと思ったらポロ、アレ?ボールが手につかない、当然2盗して無死2、3塁、ここで恐怖の4番大野選手、力が入ったか高く打ち上げてライトフライ、ヨシ!イタダキと思ったらバンザイ、何なのコレ?2者ホームインして3-0、まだノーアウト、どうなることやらと思いました。5番浅いショートフライ、ヒットエンドランがかかっていて、捕って自ら2塁ベースを踏み2死ランナー無し、6番ピッチャーフライでチェンジ、なんとか3点で抑えました。四死球はあったものの自責点はゼロなのです。今期のウエストを象徴するような失点でした。その裏先頭打者柊哉はフルカウントから空振り三振、大野投手も速い、この時期の6年生しかも背が高くてがっしりした体型ですからこういう速い球は覚悟ですが、これは手強い投手です。続く2番俊は4年生、小さな体ですがしっかりボールを見ます。フルカウントから4本ファウルで粘ります。速球に良く着いて行くなぁ、と感心するウエストベンチ、しかし10球目ズバッと外角見逃し三振、これは参りました。大野投手素晴らしい、コレだけ粘られて、しかも小さい選手なのにストライクを続ける、これは只者ではないと感じました。期待の4割バッター5年生の蓮もサードゴロで三者凡退、ニュー長瀬ドラゴンズの守りは堅実で穴が無い感じ、これはキツイなぁ〜という立ち上がりでした。
2回表7番巨漢に左中間三塁打を打たれ、8番打者はセカンドゴロ、しかし前進守備で捕れない、1点追加されて4-0、2盗され、9番ピッチャーゴロ、柊哉が2塁ランナーを追ってタッチアウト、1番ショートフライで2アウト、しかし2番レフトへヒットして2死1、2塁、3番鈴木選手打ち上げてセカンドフライ、これはイタダキ、しかし捕れない、これはエラーで満塁、恐怖の4番大野選手、引っ張ってイイ当たりのライトゴロ、さっきのエラーの汚名挽回、1塁送球アウト!三者残塁でなんとか切り抜けました。4番からのウエストの攻撃はキャッチャーゴロ、セカンドフライ、空振り三振で三者凡退、この回大野投手わずか11球でチェンジ。
3回表ウエスト守備交代、ゴロ、フライいずれも拙い守備のセカンドをレフトに回し、レフトから洸がセカンドに入りました。ニュー長瀬ドラゴンズは5番から、サードゴロ、ファーストゴロで2アウト、しかしまたしても7番巨漢にレフト前ヒットを打たれ、8番打者はピッチャーゴロで切り抜けました。ウエストの攻撃は7番から洸ショートゴロ、和哉見逃し三球三振、9番大稀ガツンとライナーでレフト前、柊哉サードゴロでチェンジ。
4回表ウエスト守備交代、ライトに涼碧を入れました。エラーがあったし見逃し三球三振ですから仕方なし。選手に何故交替か、考えさせるためにも、監督は手を打っているわけです。ニュー長瀬ドラゴンズは9番から、3回裏からライトに入って初打席の選手見逃し三振、1番セカンドゴロ、洸が華麗にさばく、2番三遊間の当たり、俊捕れない、蓮が追い着いて踏ん張って遠投、しかし内野安打になりました。3番怖い鈴木選手ですが、打ち上げてレフトフライ、大丈夫か?捕った、捕りました。その裏ウエストは2番からの好打順、点を取るならここしかない、俊にボールが三球続きました。ヨシ、ここからいつもの粘りで歩きたいところ、ところが大野投手はストライクの連続、サードゴロで1アウト、3番蓮、ウエスト唯一の4割打者、それも4割後半ですから5年生なのにスゴイ打者です。やはりレフトへライナーで運びます。そして4番幸也の打席ですぐ2盗、4球目も外れ初めての四球、それもパスボールで蓮3塁へ、幸也も将吾への初球に2盗して1死2、3塁、大野投手はどうやらランナーが出ると気にするタイプみたいです。将吾結局歩いて1死満塁、里紅は2球ファウルから三球三振で2アウト、こうなったら待て、洸ボール、ストライク、ボール、ボール、振りません、四球、押し出し1打点、サードけん制悪送球で幸也ホームインして2点目、2死2、3塁、打席には涼碧、ストライク、ストライク、空振り三球三振でチェンジ。どうも大野投手は打者の気迫によってストライク、ボールが変わるようです。当初球数少なかった大野投手はついに柊哉を投球数で上回りました。
5回表ウエスト守備交代、ライトに大河を入れました。三球三振ですから仕方なし。ニュー長瀬ドラゴンズは4番大野選手から、セカンドゴロ、ピッチャーゴロ、ショートゴロで三者凡退、柊哉調子が出てきました。その裏ウエストは9番大稀から、柳の下のどじょうは居ません、空振り三振1アウト。1番柊哉がセンター右に落として久々のヒット、得点率8割ですから期待できます、自慢の足で2盗、3盗、俊がフルカウントから打ってイイ当たり!しかしセカンドライナー2アウト、ツキがありません。3番蓮、先ほどの当たりを見ていますからストライクが来ません、ストレートの四球、2盗して2死2、3塁、やはり打たれそうと感じるとクサイところを突くのでボールになる、しかも蓮はそれを見極めるので高打率になるわけです。打率の良い打者は四球も多いのです。ボールを振らないからですが、ストライクでも甘い球でないとなかなか安打にはなりません。甘い球を待つためにはクサイ球カット、ファウルで粘ることも必要です。したがって高打率の打者はこうしたことが出来る打者なのです。さあ打席には4番幸也、この試合がもし今シーズン最後の試合になるなら、1本ヒットを打たなければ3割陥落の崖っぷちです、何がなんでも打たねばならぬ、これがオトコの生きる道、1球目見送ってストライク、2球目引っ掛けてショートゴロ、ショートはキャプテン、上手い選手、二者残塁。ここで打ってれば同点でオトコになれたのに....
6回表ニュー長瀬ドラゴンズは7番から、三者凡退に切ってとって、柊哉絶好調、流れは完全にウエストに来ました。ウエストの攻撃は5番将吾から、期待にj応えてレフトへヒット、里紅の打席で2盗敢行しましたがタッチアウト、強肩のキャッチャーから良い球が行きました。少年野球では塁間が短いので、2盗は成功確率が9割以上と高いのですが、どうしたわけか...里紅にはとにかくストライクの連続、ピッチャーゴロで2アウト、洸は1球ボールの後の2球目デッドボール、8番大河三球三振。
さあ4-2で最終回、ニュー長瀬ドラゴンズは1番からの好打順、ライトオーバーの2塁打、3盗、2番フルカウントから歩かせて2盗、無死2、3塁、3番鈴木選手の打球は強烈にセカンドをゴロで襲う、捕れない、これはエラー、ライトも追い着けない、2者ホームインして6-2、鈴木選手は足が速い、2盗、3盗して無死3塁、マズイ、イケイケの雰囲気になってきた、なんとかこの流れを止めないと、迎えるは恐怖の4番大野選手、ファーストゴロ、これを捕って本塁へ投げようか、1塁に入ろうか、どうする?どうしよう?迷っているうちに3塁ランナーホームイン、打者走者も1塁へ、これは野選です。この場合、打者走者にタッチする態勢で、3塁走者が突っ込むなら本塁へ送球する、間に合わないならタッチアウトという守りをします。本塁方向を見ながらのこのプレーしかありません。7-2となって、5番打者への1球目に2盗、足に自信がある大野選手は2球目3盗を図りましたが幸也が3塁送球タッチアウト!ナメタライカンゼヨ。1年ぶりの坂本龍馬。しかし5番打者はファウル3本粘って四球、柊哉の球数ここまで120球、さすがに疲れが出ています。6番サードゴロ、俊が2塁送球して封殺2アウト、またしても7番巨漢にレフトにライナーヒットを打たれ、8番打者はライトへ打ってこれをナント!トンネル、記録は1ヒット1エラーになりますが一挙二人還って9-2、9番ピッチャーゴロでチェンジ、ところがどうしたわけか選手たちがホームベース前に集まります、誰か勘違いして7点差コールド試合終了と思ったみたいです、冨士川監督が慌てて「オイオイ、何してる、ウラがあるゾ、終わってないゾ」と選手を呼び戻し、「何考えてるんだ、表裏もわからないのかマッタク」とプンプン。負け癖が着くとこんなことになるんですね。その裏ウエストの7点差を追っての攻撃は9番大稀から、ストライク、ストライク、ファウル、サードゴロで1アウト、1番に還って柊哉、見せてくれキャプテンの意地、ボール、ストライク、ファウル、ボール、ボール、そしてボール!歩いた、俊への1球目ワイルドピッチ、やはりランナーが出て、しかも柊哉の足は先ほど見てるのでどうしても警戒する余りこういうことになります。実際は最終回7点差ですから、いくらウエストでも冒険はしません、ランナーをためることが大事、しかしピッチャーは忖度してこんなことになるのです。結局俊はストレートの四球、ダメダコリャと見てニュー長瀬ドラゴンズ白石監督はピッチャー交代、制球に不安の鈴木投手ではなく徳永主将をマウンドへ、打席にはウエスト期待の蓮、しかし初球ボールの後デッドボール、1死満塁となりました。さあ4番先ほどオトコになりきれなかった幸也、またしても打率3割をかけての打席、初球打って高くレフトへ上がる、ア〜〜〜ダメか、と思ったらバンザイ、打球が伸びて後ろへ落ちた、柊哉ホームインして9-3、将吾の当たりはピッチャーゴロ、ア〜〜〜ダメか、と思ったらホームゲッツー狙ってキャッチャーに投げた球が悪送球、捕手は慌てて後ろへ走り、ボールを拾って返す、しかし間に合わず俊ホームイン、9-4、蓮は3塁へ、幸也2塁へ、将吾も1塁到達、捕手が投げたボールが内野へテンテン...このボールを拾って返した球が投手と捕手の間へ...ボールデッドゾーンへ、これは野手の送球ですからテイク2ベース、蓮と幸也がホームインして9-6、将吾も3塁へ、いったいどうなってるの?目が回りそうです。里紅はピッチャーゴロ、1塁送球2アウト、この間に将吾ホームインして9-7、洸ピッチャーゴロで試合終了。
結果論ですが、5回に追い着いていれば分からない試合でした。柊哉が尻上がりに良いピッチングになっていたので、勝てたかも分かりません。最後にエラーが出て大量点になりましたが、6年生の試合に3年生を出しているのですから、これは致し方ないとしか言えません。良く頑張りました。年間27試合93得点300失点のチーム、1試合平均二桁失点のチーム、それも得点の3倍以上失点するチームが7-9と最後まで執念を持って追い上げたのですからヨシとしましょう。6年生二人が最後の最後で見せてくれました。今期一番の長い文になりましたが、これまで余りに大量失点、ボロ負けでしたから書けば愚痴になって書くに書けなかったのです。

大会結果

昨年決勝戦と同じ対決、鶴ヶ岡少年野球クラブにリベンジして松山リトルファイターズが優勝しました


昨年までは市の川野球スポーツ少年団が参加していましたが、2017年から東松山市の10チームがエリア毎に統合して4チームに編成替え、東松山市北部の小学校3校(市の川小学校・松山第二小学校・大岡小学校)で新チーム;松山リトルファイターズを作りました
ふじみ野市勢は、大井ウエスト、大井ブルーウィングス、上福岡イーグルス、大井少年ファイターズ、上福岡JFGが1回戦負け、大井亀少クラブ、上福岡第五クラブ、上福岡パワーズ、鶴ヶ岡少年野球クラブが1回戦突破して、上福岡パワーズと鶴ヶ岡少年野球クラブがBEST4進出、しかし上福岡パワーズと鶴ヶ岡少年野球クラブの準決勝は鶴ヶ岡少年野球クラブが勝ち、決勝は昨年と同じ顔合わせとなりました。今年松山リトルファイターズになった市の川野球スポーツ少年団は第12回大会で初優勝しています。第13回は水谷フェニックスが初優勝、昨年の第14回は後半神ってる旋風を巻き起こした鶴ヶ岡少年野球クラブが市の川野球スポーツ少年団を破って初優勝と、上福岡イーグルスが5年連続優勝した後の3年は初優勝が続いています。今回は松山リトルファイターズが鶴ヶ岡少年野球クラブに完封勝利、昨年のリベンジを果たしました