大井ウエスト試合結果  

第8回北岡杯争奪少年野球大会

朝霞ストロングス欠場で枠が空き、抽選で嵌りました、ヤッタね(^_^)
上福岡イーグルス創設者北岡代表・監督(2002年12月8日ご逝去)の功績を讃え、12月4日、5日の2日間で行われ、頂点に立つチームは2日で4試合
今年の1回戦は元福小学校、9:30ニュー長瀬ドラゴンズ、勝てば上福岡パワーズ対みずほ台ヤンガースの勝者と14時から対戦
昨年1回戦はみずほ台ヤンガースに直前完全試合で負けていたので、この大会でリベンジを誓い、見事に4-0で完封勝利した
ところが、毎回激戦となる上福岡パワーズに押しに押しながら3-4で負け、結局上福岡イーグルスが優勝した
理想は今年東入間春季大会2回戦で負けているみずほ台ヤンガースと、決勝戦で富士見エンゼルスまたは上福岡イーグルスにリベンジすること(^_^)

その通りみずほ台ヤンガースとの対戦となって、勝てるはずの試合を自滅で落し、今期最終戦は後味悪い結末となった
結局上福岡イーグルスが準決勝富士見エンゼルスを5-0、決勝でみずほ台ヤンガースを5-3で破り、昨年に続き優勝
やはり上福岡イーグルスは取りこぼしせずキッチリ勝つ。ベテラン監督がチームをまとめている強さ、素晴らしい
この強さは東海林監督が健在の限りず〜〜〜っと続くだろう

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第8回トーナメント表

[12月4日(土)] 1回戦 9時45分〜 元福小学校 

チーム 1 2 3 4 5 6 7
大井ウエスト 0 1 0 0 2 0 4 7
ニュー長瀬ドラゴンズ 0 0 0 0 1 0 0 1

勝利投手:伊藤壮志

戦況ウエストエース横田が体調悪く、1試合目は自宅に帰らせて休ませた。ウエスト先発伊藤は5回1失点、その後2回を前田がぴしゃりと締めた。なにしろ11四死球を頂いたから、これはもう勝って下さいという試合だった。これで今期20勝、目標は達成した。横田欠場で出番の回ってきた山口泰平、このところ出場機会が無くて溜まっていた鬱憤を晴らす2回の打席、1死から左打席振り切ってライト左ライナーで抜ける2塁打、その後ピッチャー制球ままならず青木のデッドボールで山口先制のホームベースを踏んだ。5回には前田がセンター前にヒットし、センターゴロを狙った送球が逸れてボールデッド、2塁へ進んだ。この後山崎がセンターオーバーの2ランホームラン。7回にも前田の右中間2塁打から盗塁で無死3塁、伊藤が四球で出て、山崎の打席2球目に伊藤が盗塁を図り、キャッチャーの送球がセンターに抜けるのを見て前田ホームイン、この日2安打の山崎は打たせてもらえず1、2塁で杉浦送りバント、ここで山口も1ストライク後の2球目をスクイズ、1塁線、捕ってもダメと見て内野手見極める、見極める、しかしオンライン、ボールは止まった、これはヒットだ。この後阿部の打席で山口2盗、2球目のストライクをキャッチャー後逸して山崎ホームイン、阿部がスクイズして山口もホームイン、この回一挙4点。5回裏の1失点はマウンド上の伊藤の投ゴロ1塁悪送球で出したランナーが2盗、次の打者も投ゴロ、これはアウトにしたが、9番打者の投ゴロをまたしても1塁悪送球で、2塁からランナー一気にホームイン。投手の一人舞台だったが、この1点自責点にならない。どう考えても投手の責任だが、投手も野手の一人なので、エラーによる失点は、たとえ自分が悪くても自責点にならないことになっている。


[12月4日(土)] 2回戦 14時02分〜 元福小学校

チーム 1 2 3 4 5 6 7 サドン1 サドン2 総計
大井ウエスト 1 0 0 0 2 0 0 3 0 0 3
みずほ台ヤンガース 0 0 0 0 1 2 0 3 0 1X 4

敗戦投手:横田冬馬

戦況ウエストは手中にしていた勝利をミスで逃がして、2010年の戦いを後味悪く終了した。今期のみずほ台ヤンガースには東入間春季大会で負けており、絶対リベンジしたいと思っていた。上福岡パワーズ戦で、あわや負けそうなところをなんとか1回戦勝ったヤンガース、春の勢いは無い。今期強いのか弱いのかバラバラのチームで、今の勢いから見て恐らく楽勝だろうと考えていた。初回野本が四球で出て、盗塁、青木主将の1塁進塁打で3塁へ、前田がスクイズのつもりがキャッチャー捕って突っ込んできた野本にタッチしようとして足が早く入りセーフ、ノーヒットで1点先制、ウエストの勢いはこんなもの、ところがこのところ絶不調の4番伊藤がピッチャーゴロで前田2封、伊藤は2盗を狙って2塁タッチアウト、このときに左手中指を痛めた。マウンドに上って投げて見たが制球ダメ、主審がヤンガースに了解を得て、マウンドには控えの横田が上がった。山口は結局守備機会の無いままベンチへ。横田はいつものオチョクリ投法で4回まで0点に抑える。ウエストは5回表山崎、杉浦連続四球、これを横田、阿部のスクイズで返し、ノーヒットで3点頂いた。ヤンガースから見たら頭に来るだろう。その裏ヤンガース7番打者が詰まったサードゴロ、これを前に落とし1塁に生かしたときイヤな予感がした。しかしピッチャーゴロでランナー2封、レフト前にヒット!と思ったら阿部から青木に送球してランナー2封、ますます頭に来るだろうナ、ヤンガース、ところが1番打者が右中間にヒットして1、3塁になった。ここで2番安田、警戒するバッター、その当たりはレフト・センター間にポトリと落ちて1点返された。次打者はサードフライでピンチを脱した。6回表野本ファーストフライ、青木ファーストファウルフライで2死となったが、前田が強い当たりのショートゴロ、これを弾いて1塁に生きた。しかしこれはエラー、相変わらずノーヒットのウエスト、伊藤がセカンドフライでチェンジ。折角相手のミスでランナー出したのに4番が簡単に凡退するなら流れは当然相手に行く。6回裏ヤンガース4番熊木はセカンド青木の右を抜きヒット、この打者は第1打席から第3打席まですべて1-2塁間におっつけた打球、青木にもっと右に守るよう指示すべきだったと後悔した。右にしか良い打球は飛ばないと分かっているのに指示出来なかったのはスコアラーの不徳。迎えるは5番當間、もっとも警戒する打者だ。その2球目にパスボールで進塁、まずい、浮き足立ってきた。當間は次の球ショートゴロ、ヨシ!、1塁送球、しかしなんでもない送球をファーストポロリ、無死1、3塁、野本監督たまらずタイム、1塁走者盗塁して無死2、3塁、6番空振り三振、ヨシヨシ、冬馬は気合十分だ、7番はライトフライで2アウト、ウエスト必死に守る、こういう守りなら流れは渡さないぞ!しかし、しかし、
8番打者ショートゴロ、モラッタ〜〜〜、1塁送球、これが悪送球、二者生還して同点、「ダメだ〜〜〜」と思ったのに、タナボタの2点を頂いて、ヤンガースベンチ・応援団は大喝采、こうなりゃ追う者の強み、ワッショイ、ワッショイ、先ほどまで冬馬にオチョくられてイライラ、ストレス溜まっていたのが一気に噴き出た、こうなると不思議なもので9番打者もセンターへヒット、2塁ランナー3塁回る、ところがウエストのセンターは山崎だ、本塁へ良い球が返って来た、おっといかん、とランナー3塁へ帰ろうとしたが、前田から永田へ送球して永田がランナー追いかけてタッチアウト!まずいプレー、良いプレー、それなりに頑張っている。この回の守備の破綻、當間のショートゴロ、1塁送球をガッチリ捕っていれば次のショートゴロ1塁悪送球は無かったであろう。捕球の上手い選手のミスはさざ波のように伝播する。しかしそれを払拭するような山崎→前田→永田の連携プレー、負けたくない、という選手の気持ちが伝わってきた。7回表山崎、杉浦が連続センターフライ、明らかにヤンガースの守りには勢いが出て来た。勝てる、と思ったとき、選手の動きは良くなるものだ。しかし力投の冬馬は負けたくない、打席でもガツンとレフトへヒットして、頑張ろう!というメッセージをナインに送る。しかし阿部はショートゴロで後が続かない。7回裏ヤンガースは1番から、ヤバイ、打順が良過ぎる。しかし冬馬の気力は十分だった、1番打者の当たりは難しいサード前、これを永田が見事にさばいて1塁送球、アウト!これは鳥肌立つようなナイスプレーだった。こういう好守備が出るとバッテリー奮起する、2番打者もショートゴロで2アウト、ヨシヨシ、しかし3番打者の当たりをショートエラー、まずい、また浮き足立たなければ良いが・・・、4番打者、また右方向の打球か?ところが引っ張ってボテゴロ、永田突っ込んでなんとかキャッチ、1塁へ矢のような送球、アウト!チェンジで、サドンデスへ、良く捕った、素晴らしいプレーだった、まだまだウエストにはツキがある。サドンデス1回目、3塁七海、2塁横田、1塁阿部で永田の打席、3球目のスクイズは見事に成功!と思った、ところが3塁ランナーは走っていない、横田は猛然と3塁へ到達、当然ピッチャー→キャッチャー送球で本塁封殺、これはいったい何が起きたのか、わからなかった。サインミスだろう。しかし、よりによって、こんなときに・・・。野本に期待したがセカンドライナーチェンジ。凡ミスで無得点のウエストにはきつい裏の守り、それでもマウンド上の横田の気力はみなぎっていた。5番怖い當間の打席、ショートゴロ本封で2アウト、6番ピッチャーフライでチェンジ、スゴイ、負けたくないという気迫を感じる。サドンデス2回目、3塁阿部、2塁永田、1塁野本という願っても無いランナーで打席は青木 ウエスト野本監督はあくまで得意のスクイズ戦法に賭けた。スクイズは投前、3塁ランナー阿部突っ込む、ピッチャー捕ってキャッチャーへトス、阿部は回り込んでベースタッチ、しかしタッチプレーではないから本封アウト、キャッチャー1塁送球して併殺、チェンジとなった。この場面、阿部は真っ直ぐキャッチャーのブロックに体当たりしてでも本塁へ足から突っ込むべきだった。タッチプレーでは無いのだから、かいくぐろうとした分だけ遅くなる。見ていた4年生には勉強になっただろう。一瞬にしてチャンスを失ったウエスト、打順的にはウエスト有利で、押せ押せで行きたい場面だった。その裏7番打者が1-2からスクイズ、青木が突っ込んで捕球、キャッチャーの目の前から送球したが、これは捕れない、サヨナラ負け。負けてはならない試合だった。選手は涙、涙、しかしスコアラーは不思議に口惜しさが無かった。自滅だから仕方ないということもある。それよりも、「負けたくない」という選手の気持ちが伝わってきて、仲間がミスしてもドンマイで頑張った選手たちの気持ちが嬉しかった。6年最終戦は頑張った選手、ミスした選手、チグハグな終わり方ではあったが皆良く頑張った。しかし、相手が隙の無いチームならいざしらず、今のみずほ台ヤンガースにだけは負けたくなかった、というのが本音である。

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