大井ウエスト試合結果

第55回埼玉南部秋季大会 −−→大会の結果は和光四小ベアーズのホームページ(大杉さんご苦労様です)

開会式は2006年10月22日(日)8時15分から鶴ヶ丘小学校で行われました。駐車場はスーパービバホームのご協力を得ました。

連盟旗を持って行進する佐々木誠太主将

 

朝日新聞社旗を持つのは4年生主将の青木一也

 

格好良い飯田審判員(みずほ台ヤンガース)を先導に前回優勝の朝霞ストロングスの入場

 

ふじみ野市大井のプラカードはまだ「大井町」、三吉悠月の凛々しい姿

 

ウエスト入場、賞は貰えなかったが阿部、櫻井は格好良い 井上、金子はよく手が振れている しかし前田の足から少しずつタイミングがズレている

 

船津会長挨拶 居並ぶ島田ふじみ野市長、神山県議会議員などご来賓と審判部の皆さん

 

 

選手宣誓は大井少年ファイターズ神木史哉主将             伊藤 勉審判員の前を横切るウエスト佐々木誠太主将

 

伝書鳩協会のご協力で鶴ヶ丘小学校の空に鳩が飛ぶ

 

 

      閉会挨拶はふじみ野市大井の平山審判部長   始球式で見事な吉野教育長の投球を受けた鶴ヶ岡少年野球クラブ新井翔太主将

 

進行を務めた皆さん アナウンスは鶴ヶ岡少年野球クラブ草野昌孝選手のお母さん、左端南部担当事務局の大槻さん、右端荻原さん

後方に船津埼玉南部少年野球連盟会長 さらに後方ではお母さんたちがお茶のお世話をしてくれている

 

1回戦は朝志ヶ丘ジャガーズと対戦・・・強力打線です。埼玉西部夏季大会では3回戦を勝ち抜き、9月の朝霞市内大会では朝霞ストロングスと接戦して3-4で敗れましたが、強いと思われます。しかし打撃は水物、ウエストとしては守備に漏れなきよう頑張りましょう。

と事前コメントしておりましたが、結果は?

ちなみに昨年は1回戦:水谷フェニックス、2回戦:野火止スターナインズ、3回戦:朝霞フレンズを撃破して迎えた準々決勝で和光四小ベアーズと7回3-3のサドンデス0-1で惜しくも敗退しました。そのときのメンバーが残る今年のウエストでしたが・・・・

[1回戦]10月22日(日) 西原小学校 10:52〜

チーム

1

2

3

4

5

6

7

 大井ウエスト 0 0 2 0 0 0 2 4
 朝志ヶ丘ジャガーズ 0 3 3 0 0 0 × 6

敗戦投手:松原令児

戦況ウエストはベストメンバーで臨んだ試合、ベンチスタッフも、いかなる強豪であろうと撃破できる自信を持っていた。選手たちも2回戦を気にする余裕があったが、監督は「まずは初戦だ、気を抜かずに声を出して行け」と指示していた。相手の情報は詳しく入っていなかったものの、大井クラブの朝霞ストロングスとの練習試合で補強選手として3名朝志ヶ丘ジャガーズから入っていた。1番サード古谷は引っ張りバッター、三遊間警戒、4番主将でショートの鶴田は走攻守揃った怪物なのでまともに行ったらやられる、四球で良いつもりで投げろとバッテリーに指示していた。5番ピッチャー竹林は練習試合で4、5回の2回を投げ鶴ヶ岡少年野球クラブの福島に左中間本塁打を打たれたが他は抑えている。鶴田はこのとき4打数で2本塁打、うち1本は軽く振って西原小学校のライトオーバーフェンスして駐車場に叩き込んだパワーを目の当たりにしている。5年生が2、3番と6番に入っている。守備はさしてうまくない。これだけの情報があれば十分だと思っていたが、結果は怪物鶴田はじめこの3人にしてやられた。

初回はお互いに三者凡退スタート。前田が初球セフティバント、うまく殺して行ける!と思ったが古谷が思い切り突っ込んで矢のような1塁送球で間一髪アウト。佐々木セカンドフライ、上條琢磨もサードゴロ。

ウエストは2回も松原サードゴロ、櫻井健太サードゴロ、金子大樹ショートゴロの三者凡退、ここまでの6人でわかったが、三遊間は突破できない。2回裏問題の4番鶴田、2球ファウルで粘られて7球目四球、撃ち取れればベストだがまあ仕方ない。この後が問題だった。パスボールで鶴田セカンドへ進み、5番竹林は痛烈にライトへ、青木捕って1塁送球、これが逸れてセーフ、1回先頭打者古谷はライトゴロで仕留めているが再現ならなかった。竹林盗塁して無死2、3塁から6番ファーストゴロ、前進守備なので鶴田は突っ込まず見ている、金子これをポロリ、鶴田スタート、金子すぐ拾って本塁送球すれば間に合う、しかしここで1塁へ向うランナーを見た、それから慌てて本塁送球したが間に合わない、野選となった。さらに2盗でまたもや無死2、3塁のピンチが続く。ここで7番は2球目スクイズ、松原前進して捕ったときはサードランナー3-本間真ん中を過ぎている、グラブトスかダイビングタッチでもしなければ間に合わない、本塁送球してセーフ、これまた野選となった。1塁ランナー当然のようにセカンドへ向う、監督の指示で前田セカンド送球、サードランナー本塁へ向う、板垣タッチアウトをとり本塁送球、しかし板垣の送球ではアウトは取れなかった。計3点、ノーヒットで与えた。8番も大きな当たりだったがセンター櫻井真正面。9番セカンドゴロ、板垣の守備は安定している、1塁送球でチェンジ。

3回表板垣がセンターへヒット、足を見てセンターゴロを狙った球がボールデッドで2塁へ、青木がサードの頭をライナーで越すレフト前ヒット、盗塁してこちらも無死2、3塁のチャンス、阿部はファウルで粘り8球目空振り三振。次の前田の当たりは高く上がった。ベンチから見ると上がってすぐテキサスヒットになるとわかる当たり、「落ちる、走れ〜!」と叫んだがサードランナー板垣は見ている、落ちて慌てて本塁へ、青木も同じで慌てて2塁からスタート、これだけ見ていたなら自重すべき場面、それより打球を見て落ちる前に走って良い場面、レフトが捕ってショート送球、青木慌てて2塁へ戻る、前田はもうセカンドへ来ている、塁審「セーフ」のコール、青木今度は3塁へ向った、サード送球タッチアウト。目がクルクル回ってしまった。低学年のゲームみたい、おっとそうだ青木は4年生だ。佐々木誠太の打球はボテボテ、投手お手玉、佐々木懸命に走る、投手拾って投げるより自ら1塁ベースへ、競争だ、佐々木の足がわずかに速くセーフ!前田は3塁へ進んでいる。2盗狙っている佐々木、投手牽制で1-2塁間に挟まれた、トリックプレー、こういうときサードランナー本塁へ走り、本塁送球〜セーフ、ランナー2塁へ進むというケースが少年野球では確率が高い。しかし前田躊躇している、佐々木はうまいこと1-2塁間に挟まれている、「来い、来い!」と監督が前田に叫ぶ、走って、しかし鶴田は本塁へは投げない、佐々木がアウトになる前に前田はホームイン。1点やっても良いという守備だった。3回裏朝志ヶ丘1番から、サードゴロで1死、2番もサードゴロ、地を這うゴロを佐々木ポロリ、拾って1塁送球、タイミングアウトだが逸れてボールデッド、いやな予感。4番鶴田に回ってしまう。3番三振で2死、1塁空いている、まともに勝負する場面ではないが初球鶴田打って、その瞬間それとわかる大きな打球が右中間ネットを大きく越して駐車場へ打ち込む、見たことも無い大ホームラン。これは痛かった。続く竹林もレフトへ大飛球、阿部スタート遅れ慌ててバック、ネットまで球は到達、中継の櫻井へ返球した球が高く、グローブを弾いて上條が本塁送球したが間に合わない本塁打。櫻井にキッチリ渡っていれば3塁打、もしくは本塁アウト。6番はサードゴロでチェンジ。

4回表上條1塁ファウルフライ、松原ショートゴロ、あ〜とため息出る。櫻井ファウルで粘って左中間をライナーで破る、西原小で一番深いところまで球は到達、櫻井俊足だ、「回れ、回れ〜!」と叫ぶ、助監督は「ヤバイ、ストップだ」と言う、中継に鶴田がいるからだ。しかしこの場面アウトになるなど考えられないと思ったが鶴田はストライクでキャッチャーへ送球、アウト!信じられないプレーだった。その裏朝志ヶ丘7番右中間へヒット、ネットへ到達する大きな当たりなので2塁へ走る、しかしセンター櫻井強肩だ、上條へ送球してタッチアウト!続く2打者は見逃し三振で結局3人で終わり。

5回表裏ともに三者凡退。

6回表阿部ライトフライ、前田もショートフライ、あ〜ダメだ、しかし鶴田グローブで頭を抱える、太陽光が目に入ったようだ、幸運なヒット。パスボールがあって前田2塁へ向う、キャッチャー拾って送球、アウト!これまた信じられない、ネットへ行った球を拾って送球アウト?佐々木は投ゴロ、結局3人で終わり。6回裏またもや鶴田から、初球ライトへ火を噴くような打球、そしてすぐ2盗、どんな捕手でもアウトにできないような速さだ。竹林の打球は高く上がる、上條突っ込む、鶴田は打球を眺めて自重している、上條走って走って、結局投手マウンドのすぐ後ろに落ちた。6番が投前内野安打、無死満塁、絶体絶命だ。ここは三振を取るしかない、松原気合でポンポンとストライク、見逃し三振を奪い、8番2球目をスクイズ、これが小フライとなって松原捕って3塁送球併殺というこれしかない無死満塁対策見事成功。

7回表4点差とはいえ、こんなチームに負けられないと気合を入れる。しかし上條センターへ打ち上げた、あ〜・・・っと、っとっとっと、センターの目に太陽が入ってこれまた生きた。天は我に味方せり、勝てと言ってくれている。期待の松原、セカンドゴロ、2塁ベースカバーの鶴田へ送球、あ〜・・・っと、っとっとっと、審判「セーフ!」のコール、審判も我に味方せり、勝てと言ってくれている?そんなことないか(^_^)。櫻井3球三振、見逃して「ボールだ」とつぶやきながら帰ってきた。金子は第1打席2球目ショートゴロ、第2打席初球ショートゴロ、この第3打席初球パスボールがあって上條3塁へ向う、送球されたがセーフ、こういうところが思い切りの良い上條の走塁のうまさだ。1死2、3塁、まだまだ諦めないぞ。2球目金子打ってショートゴロ、そこへ打ったらダメだって!2死だ。板垣も2球目ショートゴロ、あ〜万事休す、ところが鶴田打球をハンブルして慌てたか1塁送球が逸れた、上條に続いて松原思い切って走り本塁セーフ、2点返した。さあヒットを打っている青木だ。まだまだチャンスは続いている。2-3からファウルして粘る。投球と同時に板垣2塁へ走る、ハイボールだ、捕手は2塁送球、ところが主審は「ストライク!」のコール。ゲームセット、後味の悪い終わり方だった。いかに2ストライクとは言え、もしあのボールを振ってアウトになったらベンチから怒られたであろう高さだった。

結局冒頭に書いた「打撃は水物、ウエストとしては守備に漏れなきよう頑張りましょう」・・・ウエストの打撃が水物で、守備に漏れなき朝志ヶ丘ジャガーズに破れるという、180度逆の展開となった。警戒した3人に伸び伸びとプレーさせてしまって、残念無念、口惜しい敗戦。