大井町ライオンズ杯組合せと結果

 

大井町ライオンズ杯Aクラスの部

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[1回戦] 6月 25日(日)亀久保小学校 8時53分〜

チーム

1

2

3

4

大井少年ファイターズ 0 0 0 0 0
大井ウエスト 0 5 3 10

勝利投手:松原令児

戦況ウエスト投手は松原3回無四球2安打7三振、佐々木1回1安打で無失点。櫻井真弥が2打点3盗塁、三吉悠月もヒットを打ち青木一也四球で出てうまい走塁で進み暴投の間にスタート良くホームを陥れた。6年生よりランナーとしては良い。上條将希も内野安打と送球エラーで進塁、櫻井真弥の右中間ヒットで還ってきた。5年、4年が活躍すると6年の出番が無くなりそう。上條琢磨がレフト線へ、櫻井健太が左中間へすくいあげたバッティングでホームラン。9個も四球を頂いた。

[2回戦] 7月 8日(土)東原小学校A-2 15時30分

チーム

1

2

3

4

大井亀少クラブ 0 5 4 5 14
大井ウエスト 1 0 0 2 3

敗戦投手:松原令児

戦況1回表西脇デッドボール、星野四球でいきなりピンチ、松原投手力が入っていて球が上ずる。このピンチは永田ビュンビュン丸みたいな打撃でファーストフライ、木村三振、清水サードゴロで切り抜けてほっと一息。その裏前田四球で出たが佐々木見逃し三振、これは珍しい。五年生ながらボールに当てるのがうまい上積極的なので今シーズン1個しか三振の無い選手である。これは1ストライク2ボール、絶好の打撃チャンス、Run and Hitでも良い場面、3割バッターの佐々木なら1球あればOK、盗塁のサインを出したが前田が走らない。バッターからするとアレ?と思って心理的動揺があり、そこへフッと緩い球が来て手が出なかった。打者〜走者の連携というのはこういう微妙なところがある。この三振の間に前田は盗塁した。次は上條琢磨、チームの首位打者(4割超)だがあえなく空振り三振。このところ打つ瞬間体が沈むので目がぶれて球を捉える確率が低下してきている。4番松原は最近絶不調、積極性が足りない。1球目から好きな球なら思い切り振って来いと監督に言われて立った打席、初球は完全なボール、2球目ファウル、3球目強い当たりのサードゴロがエラーとなって前田生還して先制した。続く打者はこれまた3割バッター、ロングヒッターの櫻井健太、期待したがファウル、ファウル、空振りの3球三振。自ら招いたピンチをしのいだ後、打者〜走者の連携がうまく行かない消極性を4番が相手エラーを誘って弾き飛ばし先制した。このパターンは普通勝ちパターンである。ところがこれをひっくり返した選手がいた。亀少クラブ6番ショート小山である。まだ4年生、ズドンと投げ込む松原の球に当てるのが精一杯の打撃、しかし2-1から打った球は振り遅れながらもライナーでファーストの頭を越しライト線の2塁打、続く春日の打球を松原1塁悪送球、しかしこのくらいはファースト捕ってやらなければいけない。後ろへ行ってボールデッド、小山生還、打者走者も2塁へ、なんでもない打球を処理できずにあっという間の同点、しかも無死2塁が続く。立川は1→3で1死となったが走者3塁へ、9番富沢を2-1と追い込みファウル、ボール、ファウル、ボール、ファウルで2-3、ストライクには食らいつくがボールは打たない。松原根負けして四球、富沢盗塁して1死2、3塁、西脇はサードゴロ、佐々木打者見て1塁送球、左打者の上足が速い、これは野選となると思ったときサードランナー本塁へ、ファースト→キャッチャーへとボールが転送されて本塁タッチアウト、これは助かった。2死2、3塁だがよく守っている。ここで切ればまた突き放せる、しかし2番星野がこれまたファウル5個で粘り松原9球目根負けのフォアボール、先程の富沢と同じパターンだ。満塁となって永田の打席、強打者警戒し過ぎて1-3から押し出し四球で逆転。4番木村の打席ではポン、ポンとストライクを取り追い込む。こういうところが投手対打者の心理だ。しかし木村もファウル2本で粘る。簡単に三振はしない。このあと松原高投があって、足に自信のある西脇は本塁を狙う、しかし前田ネットから跳ね返ったボールを捕球してランナーをサードへ追い込む、2塁走者はもうサードへ来ている、慌てて2塁へ戻る、これを見て前田セカンドへ送球、これが高い、ボールはライトがバックアップしたが一挙2者生還。このあと木村はショートゴロ、1塁送球、金子ポロリ、難しくもない球を捕れないのでは野球にならない。永田生還してこの回5点、清水はセンターフライ。打者9人でヒット1本、3四球、3エラーで5点、確かに守りの破綻はあるにせよ3四球がまずい。逆に言えば富沢、星野の粘りが素晴らしい。投手はこういうときに根負けしてはダメ。打てるものなら打って見ろとド真中に速球を投げ込むぐらいの強気でなければいけない。投手の負けん気はバックの気合を生むが、根負け四球は守る選手の気力を削ぐ。2回裏ウエストは金子サードゴロ、板垣ピッチャーゴロ、青木キャッチャーファウルフライ、この永田捕手のスライディングキャッチは見事だった。こういうガッツ溢れるプレーはナインに勇気を与える。

 3回表打者はまたしても6番小山から、レフトへライナーのヒット、この打席ではもうタイミングを合わせて引っ張れるようになっていた。このあたりのセンスが素晴らしい。1打席ごとに成長する。ここからまたもや2連続四球の満塁、これはもうダメだ、無死満塁で代わる投手には気の毒だが5年の佐々木誠太へ交代、富沢への投球はいきなり3連続ボール、ここから2球ストライクを続けたが次はボールで押し出し、しかし強気の投球であることはベンチにも伝わってくる。西脇の打球はライナーでセンターへ、これは捕れる!と思ったが過去突っ込んで後ろへ逸らした苦い経験を何度もしている櫻井健太は消極的、待って捕って本塁送球、春日ホームイン、西脇が1塁オーバーランしているのを見て前田1塁送球が悪送球となって2者生還、西脇も3塁へ、「何やってまんねん」という展開となった。しかし強気の佐々木、めげずに星野、永田を連続空振り三振に切ってとり、木村もショートゴロ、大丈夫か?アウト!ショートの心配ではない、ファーストだ。投手とはこうでなければならないという佐々木のピッチングだった。大量リードされて迎えた3回裏、「元気を出せ、グラウンドが硬いから叩き付けろ、短く持って引き付けて絶対フライは上げるな」と冨士川監督が強く指示、しかし阿部ファーストフライ、前田も投手後方へ上げる、悪い打球の見本だ。ところがセカンド、ショートがお見合いしてポトリ、佐々木の打球はサードゴロ、これを木村2封狙って送球したが前田の足のほうが速くフィルダースチョイスとなった。このチャンスに3番上條琢磨、4番松原はいずれもサードゴロ、この回は木村のサードゴロ練習みたいだった。情けない。

 このままではエースの面目が立たない、打たれているわけではない、意地を見せろと監督に励まされて再び4回表松原マウンドに立つ。キャッチャーは不振の前田に代えてカツを入れるため上條へ、打者は5番清水から、センター前ヒット、続く小山は左中間きれいに3塁打、しかし3塁オーバーランして戻るときに滑って櫻井→松原→佐々木と転送、3-本間挟んでキャッチャー上條がタッチアウト。1点取られたが1死ランナー無し。ここからがいけなかった。春日死球、立川投ゴロを松原1塁へ高投、これまたジャンプすれば捕れたと思うが金子触りもできず春日生還して1死2塁、富沢サードゴロが1塁悪送球となって西脇の打席、1塁ランナー盗塁、強肩上條2塁へ投げる、これを見てサードランナー本塁へ、ショート前田本塁送球セーフ、2塁への送球がノーバウンドなら本塁で刺せたと思われる。ここからは打撃練習、西脇左中間シングルヒット、星野ライト前ヒット、永田右中間2塁打、木村ピッチャーフライ、清水センターフライ、打者10人5点の長い攻撃が終わった。4点以上取らなければコールドゲーム、櫻井健太サードのエラーを誘い、代打攻勢櫻井真弥、上野空振り三振の2死から上條将希叩き付けてセカンドへ、左打者で俊足だから余程2塁手が機敏な送球をしなければ間に合わない、セカンド突っ込んだ、その頭を越えて打球はライトへ、この後盗塁して2死2、3塁、阿部が右中間を破って2塁打、2者生還、しかしこのとき既に時計は1時間半を越えていた。前田セカンドゴロでゲームセット。

 この試合の敗因は松原投手の四死球が第一、前田捕手と金子1塁手の守備が第二、櫻井健太の突っ込まなかった消極的守備も頂けない。試合はほんのちょっとのことで流れが変わり、その原因はファイト溢れるプレーができるかどうかだ。佐々木誠太がサードファウルフライにダイビングキャッチを試みた、永田がキャッチャーファウルフライをダイビングキャッチした、こういうガッツ溢れるプレーを見習って欲しい。この日のウエストはまるでエラーが連鎖して守備位置交代してもうまく行かない今の巨人のようだった。大井春季大会決勝ではコールド勝ちムードから鶴ヶ岡少年野球クラブに逆転サヨナラ負け、東入間大会では上福岡イーグルスにリードした試合をエラーや野選で逆転負けし、西部大会ではBest4に残っている狭山ライオンズと3-4の接戦負け(狭山ライオンズは次の試合で上福岡イーグルスに7-3勝利)、このところ口惜しい試合が続いていたが、この日は唖然として口惜しさもなかった。恥ずかしくて人目を避けたい気分で帰路についた。それにしても小山倭誠選手の打撃には脱帽した。お兄ちゃんたちもうまい選手だったが、こうなると親の血を引いているとしか思えない。小山コーチはウエストの前身トライアングルの監督を務めた人なので、敬意を表して長い長い戦況報告となった。

 

大井町ライオンズ杯Bクラスの部

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[1回戦] 7月 1日(土) 西原小学校 9時 5回コールド負け

チーム

1

2

3

4

5

大井亀少クラブ 2 5 0 0 4 11
大井ウエスト 0 1 0 0 0 1

敗戦投手:佐々木誠太

戦況ウエストは佐々木投手好投だがバックが足を引っ張る。そのうち耐え切れず四球でランナー溜まり、押し出しなどで点が入る。悪い流れ。東入間春季大会と西部ジュニア大会で勝ち進みBEST4に進んでいる亀少クラブの選手たちは自信がついてきて打撃も走塁も積極的、対してウエストは元気が無い、それほど実力差は無いが結果が大差となったのはこの差だけである。