大井ウエスト試合結果

ファイブタウン少年野球大会…2003年12月13日(土)

所沢市8チームとそれに隣接する川越市、大井町、三芳町、富士見市の各市町から代表2チームずつ合計16チームを集め、4ブロックに分けて開催される第6回ファイブタウン少年野球大会が、2003年12月13日(土)航空公園少年野球場と並木東小学校の2会場4面で行われた。1日で消化するため各ブロック毎1回戦2試合と決勝戦、3位決定戦の4試合を行う。大井町からは三芳町が1チームのため3チームが出場、Aブロックでは大井ウエストが優勝!目標の年間公式試合20勝達成!大井ブルーウィングスもブロック優勝したが大井少年ファイターズは水谷フェニックスに敗れて残念ながら準優勝であった。試合時間は1時間30分または5回終了のいずれか早い方、ところが高階南ヤンガース対上安松ファイターズの3位決定戦がサドン2回やっても決着つかず抽選となったため、閉会式が遅れた。松本会長が日来て頂き、開会式、閉会式で挨拶を頂いた。

[1回戦]8:19   5回コールド

チーム

1

2

3

4

5

大井ウエスト

0 0 6 1 0 7

上安松ファイターズ

0 0 1 0 5 6

 勝利投手:宮澤悠太

戦況宮澤投手の安定したピッチングが光った。先発は今期66人、53人のパターンが多かったが、最終戦でもあり、オール6年でスタート、最後に5年生も出したが、この1年の6年生に感謝を込めてのメンバーだった。霜柱の立っていたグラウンド、陽がさして融けてくる。最初のうちは滑りこむと雪の上を滑るような音、次第にドロンコになって選手がベンチへ帰ってくるようになった。常に「滑れ!」と指示していることを忠実に守る選手。車に乗せたくない選手が続出。佐々木などは尻を汚した後に今度はヘッドスライディング、完璧だ!前も後ろも泥んこだ。1、2回はともに2四球を頂いたが、後続倒れた。3回表0-0の膠着状態を脱するために宮澤が考えたのが3塁前のセフティバント、これが見事に決まった。佐々木がバントで送り、松木主将は痛烈なサード強襲、バント、バントで2歩前進していた大型3塁手の金子がこれをエラー、1、2回を見たら本来うまくて強肩の3塁手だがこれで焦ったか、満塁から岡部、横山とサードゴロが続くが本塁送球が野選となり佐伯豊のサードゴロも本塁悪送球、三浦もサードゴロ、ところが今度はキャッチャーがポロリ、徹底的3塁攻撃でなんと6点のビッグイニングとなった。鎌田、津留はピッチャーゴロでチェンジ。その裏レフト前ヒットの走者を1塁に置いて、「お返しだい!」と放った金子の打球はレフトの頭上を越えてテンテンテン・・・。アーッ、ホームランだと思ったが、松木から球を貰った強肩佐々木→鎌田の矢のようなストライク送球がキャッチャー松原へ、捕球してブロックした松原がミットを上げて主審を見る。「アウト!」と手が上がった。見事な連携プレー、これで勝てる!と確信した。4回表には松木が左中間の大ホームラン、1点取られたら1点取り返す、相手の戦意を喪失させる見事なバッティングだった。肩慣らしに最終回だけ佐々木投手を出したらなんと5点とられて1点差、ヒヤヒヤ。肩ができていなかったためで、これはベンチのミス。

[決勝戦]11:43   

チーム

1

2

3

4

5

新所沢ラウンダース

2 0 0 0 1 3

大井ウエスト

0 2 1 2 × 5

 勝利投手:佐々木俊宣

戦況高階南ヤンガースとの1回戦を見ていたら2対1の接戦で勝利した新所沢ラウンダースは強い相手、特に34番の大型選手のパワーはすごい。さらにバッテリーも素晴らしい。投手は球が低めにコントロールされ四球を出さない。捕手のキャッチングも良い。勝てそうもないなと思っていたらなんと選手は思いのほか成長していた。佐々木投手が無四球の快調なピッチング、打たせたら鉄壁の守備陣がしっかり守ってくれる。結局宮澤を救援に出すまでもなく勝利した。1回表1番打者がカキーンと快音を残して右へ打ったが痛烈ライナーを三澤が余裕のキャッチ。2番打者は三遊間のゴロ、宮澤がバックハンドキャッチ、踏ん張って1塁送球、アウト!こういうプレーを見せられると「これは油断ならないチームだ」との印象を持つものだ。しかしやはり主将、投手の3番今村が打ったー、ライナーでレフトへ、ダッシュ良く前進すれば捕れるぐらいの当たりだったが松木は安全策でヒットにした。そして捕手で4番の新保がセンターオーバーのホームラン、これも迷わずダッシュすれば岡部の足ならバックハンドキャッチできそうな当たりだったがファインプレーを求めるのは欲張りというものか?2点先制された。しかしこのところ昇り調子のウエスト打線が2回から爆発。松木がまたも左中間の大ホームラン、2打席目は外角を逆らわずに右翼線へ流し打って、そのまま手を回せばホームランだったが3塁で止めた。打撃練習でも内角はレフトへ引っ張る、真中は左中間、右中間へ、外角は右へ流し打つという張本(古いかな?)のようなバッティングをする。平山コーチの指導が実った結果だ。このあと佐伯豊が松木を迎え入れるヒット。佐々木もレフト線を痛烈にライナーで破るホームラン、横山が2打席2安打、宮澤、三澤もヒットした。しかしながらこの強さの理由はなんといっても守備の良さにある。途中からセンターに入った佐伯豊も良い守備をした。四死球さえ出さなければ勝てる、それがウエストだが、残念、これが公式試合最終戦!